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雑誌 「現代数学」
1 名前:132人目の素数さん 2022/11/20(日) 14:44:13.53 ID:bewrD2eg 前スレ 理系への数学 2 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1321538110/ 現代数学社 「現代数学」 http://www.gensu.co.jp/gekkan_print.cgi
322 名前:132人目の素数さん 2023/02/04(土) 06:10:10.34 ID:fURcaCQF 森先生は市電の中で文案を練っていたのかな
323 名前:132人目の素数さん 2023/02/04(土) 10:06:51.03 ID:fURcaCQF 新装版 現代の古典 複素解析 単行本 – 2020/9/24 楠 幸男 (著) この論理運びの明解さは脳内の曖昧な知識をがん細胞に譬えると、あたかもレーザーメスで脳内癌の摘出手術を受けているような気分になる。 楠先生のメス捌きはまさしく神業、複素解析学のBLACK JACKだ。 明快さの点において、ある意味アールフォルスを超えている。(中略) リーマンの写像定理におけるGreen関数の果たす役割の重要性に改めて感動させられた。 今はやりのタイヒミュラー空間への(私の様な初心者向けの)導入として、この本以上のふさわしい書籍が存在するのか?どなたか教えて欲しい。 1959年発行の「大学演習 函数論〈辻・小松編集 裳華房〉」と読み比べれば、この間の函数論の発展振りが良く分かると思う。 楠先生に連なる学統の奮迅振りは、楠正成・正行の活躍を彷彿させるものがある。 現代数学社の廉価政策も嬉しい。東京の出版社に負けないで欲しい。 もっと少なく読む
324 名前:132人目の素数さん 2023/02/04(土) 13:26:49.69 ID:S+bpe1P3 複素解析学特論 単行本 – 2019/11/21 楠 幸男・須川敏幸 (著) 5つ星のうち5.0 深入りイノダコーヒーの味わい。ドロリと濃い シュバルツ微分について詳しく書いてある和書で唯一の本。Riccatiの微分方程式の解法が載っているのでとても貴重です。Neumann関数の最終形(p75)は犬井先生の『特殊関数(p282~)』が分り易いです。 本当にドロリと濃い深い味わいです。飲み過ぎると胃を悪くします。楠先生、お悔やみ申し上げます(涙)。
325 名前:132人目の素数さん 2023/02/04(土) 22:49:08.57 ID:fURcaCQF 複素解析学特論 単行本 – 2019/11/21 楠 幸男・須川敏幸 (著) 5つ星のうち5.0 複素解析学の多くの素晴らしい結果が盛り込まれている素敵な テキスト 2020年1月3日 1変数複素解析学から三つの話題を解説する面白い書が刊行された。 第1章では整関数論の序説として、関数の増大度を示す位数と関数の零点集合との 関わりを述べ、ワイエルシュトラスの因数分解定理を詳細化する 「アダマールの因数分解定理」とその具体的な応用例を叙述している。 第2章では、複素変数常微分方程式の解の存在定理を確立し、 1階と2階の微分方程式の具体例(リッカティ方程式、ベッセルの微分方程式、 超幾何微分方程式、など)とそれらの解の性質に言及し、 後半でシュワルツ微分とその応用(特に単葉関数論との関わり)を叙述している。 第3章では、単位円板上の単葉関数論の要点を述べ、この分野の研究の推進力となった 「ビーベルバッハ予想」の肯定的解決につき証明を含めて詳述している。
326 名前:132人目の素数さん 2023/02/05(日) 09:25:17.81 ID:x7LlvMyA 新装版 微分形式とその応用 ―曲線・曲面から解析力学まで− 単行本 – 2019/12/21 栗田 稔 (著) この本はいぜん偶然買ったのですが、今までなんとなく放置して読んでいませんでした。 最近なんとなく最初の章を読んでみたら、とても気に入ってしまい最後まで読み通してしまいました。 参考文献では、「この講義の下敷きになっている本は、以下のものである」 と書いてあり、フランス語で書かれた3本のE. Cartanの資料やChernなどの講義資料が示されています。このことから分かりますように、この本は微分形式が完成した当時の頃の考え方にかなり沿っているような気がします。 特筆すべきは、自分が持っている微分形式や微分幾何の本であまり詳しく説明がなされていない、 動構標の説明に感心しました。この本では動構標を駆使することによって、曲面の数学が明快に説明出来ていると思います。 この本を読んで、ようやくフランダースの微分形式の本の内容も、小林昭七の曲線と曲面の微分幾何の本の内容も、理解が深まったような気がしました。 このような良本を読むと、きっと得した気分になると思います。かなりお勧めです。
327 名前:132人目の素数さん 2023/02/05(日) 22:19:12.91 ID:x7LlvMyA 初めて学ぶ人のための群論入門 単行本 – 2019/9/1 横田 一郎 (著) 5つ星のうち4.0 やさしく分かりやすい本です、リー群への第一歩として 2009年4月21日 はじめて手に取って見た時、文字が細かく一見 読みにくそうで他の本を読んだりしていたが また気になって読み始めると、この本が群論の入門として最高でした。的確に具体的な例を提示して抽象的な議論を分かりやすくしてくれます。もっと参考書として喧伝されても良いのにと思います。 (中略) 群の定義は簡単で、結合法則をみたす二項演算が定義され、単位元という特別な元が存在し、各元に逆元が存在すること。 こんな簡単な概念が「対称性」を記述する強力な道具であるということが驚きである。
328 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 09:07:21.70 ID:g0VOi3El 新装版 幾何学は微分しないと 〜微分幾何学入門〜 単行本 – 2019/4/23 中内伸光 (著) 5つ星のうち4.0 ダジャレは弧長パラメータと一般パラメータを超えた 2021年1月9日に日本でレビュー済み 40年以上前から幾何学を勉強してきました。微分幾何は学部の3年で勉強しましたが、多様体や位相が優先でキチンとわかってはいなかったようです。ただ uniti length reparametizationという用語でパラメーターの取り直しを習った記憶があります。弧長パラメーターと一般パラメーターの扱い方を認識していませんでした。練習問題(解答付き)を解く過程でそれを認識しました。また本文にあるダジャレやイラストも気分転換になり学習の妨げにはなりませんでした。コンパスと定規だけを使い補助線で考える初等幾何学の趣きがある微分幾何学の本です。
329 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 20:22:41.05 ID:xuhnkhqe いい加減レビューのコピペの仕方覚えろカス
330 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 20:53:46.28 ID:g0VOi3El 親切な代数学演習―整数・群・環・体 単行本 – 2002/4/1 加藤 明史 (著) 約20年前、学生時代にたまたまこの本を購入し、はまって熱中しまし た。数学は専門ではありませんでしたが、この本だけは最後まで読破 でき、簡単な整数の約数や倍数の話から、巨大な理論が構築されるの に感動したものです。何回も読んでボロボロになったので、もう1冊 買おうと本屋や古本屋に行ったときは必ず探すようにしていましたが、 全く見つかりませんでした。最近改訂版が出て入手できたのでうれし く思います。 取り扱う範囲は一般的な代数学の入門書とほぼ同じでGalois理論まで 網羅していますが、特に整数や群の基礎の部分について、さまざまな 角度からの簡単な問題が大量に収録されているのが特徴です。 書店ではあまり陳列されていませんが、ほとんど数学を知らない人で も、代数学の「面白さ」や「すごさ」を確実に味わえる名著だと思い ます。
331 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 20:56:12.88 ID:g0VOi3El >>329 ↑を正しい方法でコピペすると? ↓
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3:954レス CP:12
大学学部レベル質問スレ 20単位目
1 名前:132人目の素数さん 2022/11/22(火) 12:15:20.37 ID:aDS36Zer 大学で習う数学に関する質問を扱うスレ ・質問する前に教科書や参考書を読むなりググるなりして ・ただの計算は http://wolframalpha.com ・数式の表記法は http://mathmathmath.dote ra.net ・質問のマルチポストは非推奨 ・煽り、荒らしはスルー ※前スレ 大学学部レベル質問スレ 19単位目 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1659623368/
945 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 10:00:59.29 ID:f2a0B9KR テンソル悩んでるけど 線形性と双線型性がよくわからない ベクトルの組(a,b)について 内積をf(a,b)=a•bとすると f(a+a',b) =f((a,b)+(a',0)) =f(a,b)+f(a',b) となって ベクトルの組そのままだと内積との対応が何やら気持ち悪いから a⊗bっていう新しい軸を考えて (a+a')⊗b=a⊗b+a'⊗b ってなるようにすれば f(a,b)=g(a⊗b)とした時に f(a+a',b)=g(a+a'⊗b)みたいになって気持ちよく対応してくれるよね みたいな話?
946 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 10:34:43.89 ID:Z3UpM1dx >>945 >みたいな話? みたいな話
947 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 10:37:42.04 ID:Z3UpM1dx >>945 >ベクトルの組そのままだと内積との対応が何やら気持ち悪いから どう気持ち悪い?
948 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 10:58:27.59 ID:AB/1OnMc >a⊗bっていう新しい軸を考えて テンソルの構成法には、テンソル積による構成法もあるが、それだけではダメだんだな
949 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 11:14:36.40 ID:D6lSg6Um 西野利雄著『多変数函数論 増補新装版』 を注文しました。 まずは1変数の複素関数論を勉強しないとだめですね。
950 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 11:45:33.49 ID:Z3UpM1dx >>949 はい、1変数の複素関数論は多変数函数論の基礎となるので勉強することが重要です。
951 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 11:53:44.53 ID:D6lSg6Um 距離空間の完備化ですが、素朴なアイディアですね。 (x_n), (y_n) を距離空間 S のコーシー点列とする。 R の数列 d(x_n, y_n) はコーシー列になる。 R は完備だから、 d(x_n, y_n) は収束する。 d((x_n), (y_n)) := lim d(x_n, y_n) と定義すると、 d はほとんどの距離の公理を満たす。 d(x, y) = 0 ⇔ x = y という性質だけ満たさない。 この性質が満たされるようにするために、 (x_n) 〜 (y_n) :⇔ lim d(x_n, y_n) = 0 と定義すると、「〜」は S のコーシー点列からなる集合上の同値関係になり、 (コーシー点列からなる集合)/〜 は距離空間になる。 みたいな話ですよね。 非常に素朴です。
952 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 11:56:30.20 ID:D6lSg6Um S の元 x に対し、 x, x, x, … という S の点列はコーシー点列を対応させる。 x, x, x, … の属する同値類は、 x に収束する S の点列全体の集合に等しい。 非常に素朴ですね。
953 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 18:28:10.42 ID:b8cUv6ow L/Kを体の拡大 標数はp > 0 L/Kが純非分離拡大 (1) 任意のα∈L\Kは、K上分離的ではない (2) 任意のα∈Lに対して、あるn≧0が存在して、α^(p^n)∈K (3) 任意のα∈Lに対して、αのK上の最小多項式は、あるa∈Kがあって、X^(p^n) - aの形 (1)と他の同値性がわからのい 純非分離ではなく、ただ分離的でないだけの元の最小多項式は、X^(p^n) - aの形とは限らないにょえ?
954 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 19:16:59.83 ID:cDpYbQWZ (2)⇒(3) あるnとあるa∈Kがあって、α^(p^n) - a = 0。このように書ける最小のnを取れば、αの最小多項式はX^(p^n) - α。 (3)⇒(1) α∈L\Kの最小多項式はX^(p^n) - αの形で、微分してみれば明らかに重根持つので、αは分離的でない。 (1)⇒(2), (3) 分離的でない元は、十分大きなnに対して、p^n乗すると分離的になる (∵ 分離的でない元の最小多項式はX^pの多項式になる。これを適当なnについてX^(p^n) = YとおいてYの多項式として見たら分離多項式になる) (1)よりそれはKの元なので、(2)と(3)が言える
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純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)13
1 名前:132人目の素数さん 2023/01/24(火) 11:35:23.13 ID:7EkKRL+N クレレ誌: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%AC%E8%AA%8C クレレ誌はアカデミーの紀要ではない最初の主要な数学学術誌の一つである(Neuenschwander 1994, p. 1533)。ニールス・アーベル、ゲオルク・カントール、ゴットホルト・アイゼンシュタインらの研究を含む著名な論文を掲載してきた。 (引用終り) そこで 現代の純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)スレとして 新スレを立てる(^^; <前スレ> 純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)12 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1671460269/ <関連姉妹スレ> ガロア第一論文及びその関連の資料スレ http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1615510393/ 箱入り無数目を語る部屋 Inter-universal geometry と ABC予想 (応援スレ) 68 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1659142644/ IUTを読むための用語集資料スレ2 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1606813903/ 現代数学の系譜 カントル 超限集合論他 3 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1595034113/ <過去スレの関連(含むガロア理論)> ・現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む84 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1582200067/ ・現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む83 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1581243504/ つづく
53 名前:132人目の素数さん 2023/02/04(土) 13:24:07.38 ID:FXdrMrMW >>52 ”小松彦三郎先生を偲んで” 思わず、買ってしまい いま読んでいます http://www.nippyo.co.jp/shop/magazines/latest/4.html 数学セミナー 2023年2月号 小松彦三郎先生を偲んで……大島利雄 44 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%BD%A6%E4%B8%89%E9%83%8E 小松彦三郎 小松 彦三郎(こまつ ひこさぶろう、1935年9月5日[1] - 2022年10月2日)は日本の数学者。東京大学名誉教授。 来歴 大阪府出身。東京大学を卒業後、1976年(昭和51年)に東大教授[1]。 専攻は関数解析学であるが、佐藤幹夫が創始した佐藤超関数(hyperfunction)の関数解析的基礎付けの仕事がよく知られ、佐藤とともに「超関数の理論と応用の功績」により1969年朝日賞を受賞[1][2]。近年は[いつ?]、数学史家として、江戸期の数学(特に関孝和の数学)の研究に専念している。1996年から2006年まで、東京理科大学教授[要出典]。2015年春の叙勲で瑞宝中綬章受章[要出典]。 2022年10月2日、誤嚥性肺炎のため死去[2]。87歳没。 http://takebetakashi.seesaa.net/article/492472207.html 武部のブログ 2022年10月13日 小松彦三郎先生逝去 東大数理の友人から、小松彦三郎先生が10月2日に亡くなられた事を伝えられました。 小松先生には、東大数学科で学部四年生から大学院修士課程、博士課程で指導教官をして頂いただけではなく、助手になってからもいろいろお世話になりました。それなのに、先生が1995年度末に定年で東大を退職されてからはほぼ完全に連絡をしていませんでした(私はある時期から年賀状は誰に対しても書かなくなりました)。こんな不義理にお詫びの言葉も見つかりません。 以下、雑多な思い出を順不同で。 略
54 名前:132人目の素数さん 2023/02/04(土) 15:31:12.43 ID:pd0mp3jW >>52 いいね いいね 夜空にパーリナイッ って感じか http://www.youtube.com/watch?v=qVdBBOpSoN4&ab_channel=BABYMETAL
55 名前:132人目の素数さん 2023/02/05(日) 01:46:19.28 ID:YnoVPDwO よしいいぞ猿吉、もっとやれ
56 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 07:43:23.48 ID:nxkRm8+k 小松先生お亡くなりとは、今初めて知りました。合掌
57 名前:現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 2023/02/06(月) 18:34:21.61 ID:5MzHOEhU >>56 コメントありがとう ・昔、旧ガロアスレで”猫”さんという当時有名なコテハンの人が 小松彦三郎先生は、結構名門の出で、お金もち(東京に立派な邸宅が)とか語っていたことを思い出した ・小松彦三郎先生は、佐藤幹夫先生>>よりも若いはずで 私も当然ご健在と思っていました ・個人的には、昔無謀にもw 下記”[7]小松彦三郎,佐藤の超函数と定数係数線形偏微分方程式,東大セミナリーノート,.22(1968).” を買って挫折しました。”偏微分方程式”だから、多変数になって、中身は層係数コホモロジーだった あとから、多変数と一変数とは全く違うと知った いまなら多少(数分の一)読めそうだが、当時はさっぱりでした 本は処分して手元にありません。(手書きでね。ガリ版だったかも。) (参考) http://www.jstage.jst.go.jp/article/sugaku1947/25/1/25_1_68/_article/-char/ja/ 1973 年 25 巻 1 号 p. 68-70 最近の日本の数学(そのI) 超函数論 河田 敬義, 河合 隆裕 http://www.jstage.jst.go.jp/article/sugaku1947/25/1/25_1_68/_pdf ノート 超函数論.(河合隆裕記) 1958年に佐藤幹夫は`超函数(hyperfunction)の理論, を創始した[1].これはSchwartzのdistributionの理 論と同じく函数概念の拡張を目指しながらも,それとは 全く視点を異として,岡(一Cartan-Serre)による多変数 函数論にその基礎を置く広大な理論であったが,その余 りの斬新さのゆえに(たとえば,そこで佐藤がスケッチ したいくつかの代数的方法が一般に理解され得る形で発 表されたのは,独立に代数幾何学の要請からGrothendieckの考えを整理した Hartshorneの講義録[2](1966)においてであつた), 国内外の多くの人の興味[3] を引きながらも,:解析学の各方面に直ちに応用されるこ には至らなかつた. つづく
58 名前:現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 2023/02/06(月) 18:35:33.91 ID:5MzHOEhU >>57 つづき しかしながら数学全体の進歩特 にホモロジ一代数の普及と共に1960年代半ばに漸 く当時在米中の小松彦三郎が,R.Harveyと共に超函数 の理論の線型偏微分方程式論への応用を試み,定数係数 単独方程式の場合には,解の大域的存在が全く無条件で 言えることを始め,解の存在,正則性に関する多くの興味 深い事実を発見し,さらにその位相幾何学への応用をも 与えた[4].そこには,超函数の層の持つ軟弱性という際 立った性質が本質的に用いられている.さらに小松はそ の後欧州に移りLions-SchwartZセミナーでの連続講演 [5]等でフランス人にも多くの影響を与えた.たとえば, Theorie des hyperfunctions(Springer,1970)を著わ したP.Schapiraはその内の一人である.また当時在仏 中の森本光生はやはり小松の影響を受けてA.Martineauと共に,場の量子論で重要な役割を果す `Edge of the wedge theorem,を出発点に超函数の概念の拡張を 試みた[6].その後小松は1966年に帰日,東京大学での 講義.セミナー等を中心に多くの学生の興味をこの方向 に引き付け,さらに,完備した講義録[7]を作成して超函 数論を理解しうるものとした. [7]小松彦三郎,佐藤の超函数と定数係数線形偏微分 方程式,東大セミナリーノート,.22(1968). (引用終り) 以上
59 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 20:08:53.49 ID:BPpKL3Ak 承認欲求 今日も発狂
60 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 20:22:31.79 ID:BPpKL3Ak http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%B1%8B 数学の部屋(すうがくのへや、Math Room)とは数学を理解できない人を小部屋に閉じ込めて、 マニュアルに従った作業をさせるという思考実験。 チューリング・テストを発展させた思考実験で、意識の問題を考えるのに使われる。 ある小部屋の中に、日常言語しか理解できない人を閉じこめておく(例えば文系一般人)。 この小部屋には外部と紙きれのやりとりをするための小さい穴がひとつ空いており、 この穴を通して一般人に1枚の紙きれが差し入れられる。 そこには彼が見たこともない文字が並んでいる。 これは数学記号の並びなのだが、一般人の彼にしてみれば、 それは「★△◎∇☆□」といった記号の羅列にしか見えない。 彼の仕事はこの記号の列に対して、新たな記号を書き加えてから、 紙きれを外に返すことである。 どういう記号の列に、どういう記号を付け加えればいいのか、 それは部屋の中にある1冊のマニュアルの中に全て書かれている。 例えば"「★△◎∇☆□」と書かれた紙片には 「■@◎∇」と書き加えてから外に出せ"などと書かれている。 彼はこの作業をただひたすら繰り返す。 外から記号の羅列された紙きれを受け取り (実は部屋の外ではこの紙きれを"質問"と呼んでいる)、 それに新たな記号を付け加えて外に返す (こちらの方は"回答"と呼ばれている)。 すると、部屋の外にいる人間は 「この小部屋の中には数学を理解している人がいる」 と考える。 しかしながら、小部屋の中には一般人がいるだけである。 彼は全く数学記号が読めず、作業の意味を全く理解しないまま、 ただマニュアルどおりの作業を繰り返しているだけである。 それでも部屋の外部から見ると、数学の対話が成立している。
61 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 20:24:54.41 ID:BPpKL3Ak >>60 この思考実験全体はコンピュータのアナロジーになっている。 すなわち小部屋全体がコンピュータを表し、 マニュアルに従って作業する一般人は、 プログラムに従って動くCPUに相当する。 この思考実験から帰結する論点は、基本的に単一のものだが、 分野によってその表現が若干異なる。 ここでは数学の部屋の思考実験についてよく議論される三つの分野、 心の哲学、数理哲学、人工知能の哲学からの表現を述べる。 心の哲学からこの実験を見ると、これは心身問題に対する立場の一つ、 機能主義に対する反論を提示している。 すなわち意識体験は機能に付随しない。機能主義は間違っている。 数理哲学の観点からの表現は、次のようになる。 数学の統語論は意味論を含まない 人工知能の哲学の観点から表現すると、次のようになる。 強い人工知能は製作不可能である。
62 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 20:28:33.64 ID:BPpKL3Ak >>61 サルは中の人が数学を理解していないことから 対象は数学を理解しているとはいえないと論じているが、 チューリング・テストの観点からすると、 そう断定するためには中の人間だけでなく、 箱全体が数学を理解していないことを証明しなければならないことになる。 すなわち、中の人とマニュアルを複合させた存在が 数学を理解していないことを証明しなければならない。 つまり、サルはカテゴリー錯誤の誤謬を犯していると反論している 一方、知能の基準となっている人間の場合でさえ、 脳内の化学物質や電気信号の完全な解析が行われず、 知能の仕組みが明らかになっていないのだから、 数学の部屋も、中身がどうであれ正しく数学のやり取りができている時点で 数学を理解していると判断してよいのではという、 チューリング・テストの観点からの反論も存在する。 以上のような反論に対してサルは、数学の部屋を体内化して、 すなわち部屋の中にある数学のマニュアルを中の人がマスターし、 数学者のように会話ができたとしても、なおその人は意味論的な見地からは 数学を理解していないと主張している。 この再反論に対しては、確かに純粋な会話機械には 身体性がないために意味論は理解し得ないが、 ロボットの様なシステム総体としても理解できないというのは、 やはりカテゴリー錯誤であるという批判がある。
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国際ジャーナルに論文を出版しよう!4本目
1 名前:132人目の素数さん 2022/12/08(木) 16:55:08.45 ID:dVg4bDuY ジャーナルに関する情報交換などを行うスレ。 アクセプトされた人の自慢や落とされた人の愚痴もしつこくない範囲でアリ。 ◇前スレ◇ 国際ジャーナルに論文を出版しよう!3本目 http://itest.5ch.net/rio2016/test/read.cgi/math/1659332283
544 名前:132人目の素数さん 2023/02/04(土) 19:44:01.57 ID:xVZ45lAa >>543 75がどうしたって? 75歳 Kashiwara, Masaki; Oh, Se-jin / The (q,t)-Cartan matrix specialized at q=1 and its applications. Math. Z. 303, No. 2, Paper No. 42, 49 p. (2023). 2022出版分は共著2本 76歳 Lusztig, George / A parametrization of unipotent representations. Bull. Inst. Math., Acad. Sin. (N.S.) 17, No. 3, 249-307 (2022). 2022出版分で単著4本共著1本
545 名前:132人目の素数さん 2023/02/04(土) 20:11:27.84 ID:fURcaCQF 元気すぎ?
546 名前:132人目の素数さん 2023/02/04(土) 23:36:08.78 ID:frFhXWOU >>544 おお、柏原くんもルスチックくんも相変わらずやっとるな
547 名前:132人目の素数さん 2023/02/05(日) 00:03:01.18 ID:mF3eXQst 佐藤幹夫が退官後論文を出さなくなったのは意外だった ゲルファントみたいに80歳を過ぎても研究し続けると思っていた
548 名前:132人目の素数さん 2023/02/05(日) 01:35:03.18 ID:jfsWcJaa academia.eduって普通の合法サイトだよな いろんなPDFが無料で貰えるっぽいんだが
549 名前:132人目の素数さん 2023/02/05(日) 09:05:31.27 ID:x7LlvMyA >>547 論文は出さなくても 亡くなる瀬戸際まで研究は続けていたと思う
550 名前:132人目の素数さん 2023/02/05(日) 09:08:57.60 ID:PQu6ugjb >>527 kwsk
551 名前:132人目の素数さん 2023/02/05(日) 10:05:05.15 ID:JaueuWe8 >>547 元々、佐藤先生は初期の頃以外のキチンとした論文は共著ばかりという印象がある 数字的には単著が結構あるが、予稿集とか講究録みたいな出版物に集中していて、ジャーナル掲載主要論文は共著、SKKが中心 現役時代も論文書くのが苦手なので、弟子に書かせているのではと言われてた 最後の方の出版物は名目上の著者は先生でも、編者が河合先生だったりする
552 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 16:21:46.21 ID:vSquXsw2 解くだけなら楽しいけど、書くのがめんどくさい。 書く役をやってくれる有能な弟子が欲しい。
553 名前:132人目の素数さん 2023/02/06(月) 16:22:18.39 ID:2af/B0HW chatGPT
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