◆タイム・トラベラー他〜NHK少年ドラマシリーズの特撮作品〜
昭和47年にスタートしたNHK少年ドラマシリーズの中の特撮作品を語る 1972年1月の放送開始から1973年3月までは毎週土曜18時枠、1973年度から1975年度は
月曜から水曜日、1976年度と1977年度は月曜から木曜日の18時枠の帯番組として放送され、
1978年度から1983年度までは特番として断続的に放送された。
SFからコメディ、海外作品などバラエティ豊かな作品群を提供している。
帯番組時代は大半が東京のNHK放送センター制作だが、1973年から1977年にかけて
名古屋放送局も一部の作品を制作した。名古屋市とその近郊でロケが行われたものも多く、
伊賀上野を舞台にしたものもあった。また、出演者が『中学生日記』と重複することもあった。
東京制作分はSFものを重視していたのに対し名古屋制作分は原作ものを重視していた。
1973年度から1977年度まで18時台の海外ドラマは独立番組として放送されず、
“少年ドラマシリーズ”の作品として放送された。
また、池上季実子や古手川祐子、紺野美沙子といった女優が少年ドラマシリーズで実質上の
デビューを飾っている。 滝田栄主演の『芙蓉の人』の時は,
ついでに撮影された映像を使って甲府放送局が富士山に関するドキュメンタリー番組を作った。
ナレーターは,滝田栄だった。 滝田栄さんはNHKの時代劇や必殺シリーズなどに出演されてるが特撮作品には出ていない
富士山がテーマの作品といえば、やはり石原裕次郎主演の「富士山頂」を思い出す
「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」の出だしにも、富士山をバックにガメラが飛ぶシーンあり 「夕ばえ作戦」
少年ドラマシリーズの1つとして1974年1月14日 - 1月23日に放映された。
笑点の座布団運びでおなじみの山田隆夫が主人公を演じ、アイドルグループ「ずうとるび」等で
後々に活躍する基礎を作ったという事も知られている。ずうとるびの仲間、今村良樹も共演した。
この時点ではまだ「ずうとるび」としての認知度は低かった山田が、コミカル・シリアスの両面で主役を演じていた。
原作と違い、茂は中学生から高校生へと年齢が上げられている。
また、風祭陽子は風魔洋子と名を変えられた。
あらすじは、ゴミ捨て場でタイムマシンを拾った主人公が過去の世界に行き、いろんな騒動を
巻き起こす。NHKにはVTRは現存していない。NHKアーカイブスでは視聴者に資料提供を
呼びかけているが、2017年現在、情報は寄せられていないようでこちらでも全く見ることは出来ない。
(登場人物)
砂塚 茂(すなづか しげる)山田隆夫
高尾先生(たかおせんせい)うつみ宮土理:当時は「うつみみどり」名義
茂の父(しげるのちち)長門勇:1人2役
小泉 右京太夫(こいずみ うきょうだゆう)長門勇:1人2役
風魔 洋子(ふうま ようこ)志摩みずえ
風魔 小太郎吉春(ふうま こたろうよしはる) 誠直也 ゴミ捨て場にあったタイムマシンは、銀色のお弁当箱みたいなものだった
山田君は当時、番組を録画とかしてなかったみたいね・・・ >>644
江戸時代の長門勇が「砂塚殿」と言っていたことぐらいしか覚えていない。 >>646
音声さえも全く残ってないみたいですね。なのでテーマ曲も覚えてない。
最終回、主人公がタイムマシンをどっかに捨てるのは覚えてるが・・・ 夕ばえ作戦のオープニングで流れたテーマ曲は、1976年にフジテレビ系列で放映された時代劇
「江戸の旋風U」のテーマ曲と同一のメロディーとなっているとのこと。共に作曲者は服部克久。 >>648
たしか記憶では、タイムマシンを橋の上から川に投げ込んだように思う 違うかも知れんが 「星の牧場」
1981年、福田勝洋主演、19歳のヴァイオリニスト千住真理子が準主役となり、NHK総合テレビで
ドラマ化され、少年ドラマシリーズとして11月2日・3日に前編・後編が放送された。
この作品はDVD化されている。
不可思議でファンタジックな作品であり、千住さんがとても可愛らしい。 「星の牧場」
キャスト モミイチ:福田勝洋、川津祐介、高田敏江、千住真理子、千住明、杉崎昭彦
麿のぼる、犬塚弘、ジプシー:湯沢勉、パンチョ加賀美、大畠條亮、岸部一徳
坂部文昭
スタッフ 脚本:別役実 演出:佐藤和哉 音楽:林光 >>654-655
いい番組だったな。
ビデオに録画してあるよ。
出演者の多くが音楽家。 人間の心のふるさとを探すような作品でしたね
リアルな人間ドラマの多い少年ドラマシリーズの雰囲気とはまた違う、ファンタジックなお話 『星の牧場』のロケ地は,日光の周辺だったと思うが,
リュックを背負ったもみいちがどこかの山を歩く場面では
尾根全体にニッコウキスゲが咲いていてきれいだったな。
たぶに霧降高原だと思うけど。 「けんかえれじい」
旧制第二岡山中学校の生徒・南部麒六(きろく)は夢見がちで柔らかい物腰の学生だったが、
憧れの女性・道子を馬鹿にした上級生たちとケンカになり、上級生を叩きのめしてしまう。
その様子を見ていた同校OBでケンカの達人・スッポンは、麒六のケンカの才能を見込んで、
麒六にケンカの極意を伝授。
麒六はたちまち学校の不良たちを制圧し、学校最大の勢力OSMS団(岡山セカンドミドルスクール団)
の副団長に祭り上げられてしまう。しかし、学校に軍事教練にやってきた教官と衝突し、岡山を
出奔することとなる。
この作品は高橋英樹の映画版が有名だが、少ドラ版の方は多少ストーリー展開が異なるようだ。
出演:竹下景子、山田政直、誠直也、織本順吉
脚本:須藤出穂ほか 演出:黛叶ほか 制作:柴田和夫 音楽:柳沢剛 少ドラの珍しい写真が載ってる本を発見
アスキーから出版された「懐かしのNHKこども番組コレクション」
写真はそんなに大きくないが、エネルギー・スクリーン装置を持ったおばあちゃんの横に
立ってるケンや和子、お巡りさんの写真や、夕ばえ作戦のカラー写真が珍しい 国宝級のお宝
・島田淳子ちゃんがタイム・トラベラーで着たセーラー服、及びパジャマ
・島田淳子ちゃんがタイム・トラベラーではいてたパンティと着けてたブラジャー
・伊豆田依子ちゃんがなぞ転ではいてたブルマー 少ドラ関係のスチール写真やシナリオなどは意外な所で売ってることも多く、以前、下北沢の
懐かし物店で明日への追跡、七瀬ふたたび、夕ばえ作戦の白黒スチールが売られてた
現在ではオークションで売ってる写真、シナリオなどに少ドラ関係のものが出ている
以前NHKで販売されてたのは、続タイム・トラベラー、ユタとふしぎな仲間たち、幕末未来人、
七瀬ふたたびのテレホンカードであったが、現在では売られていない つぶやき岩のやつ、内容はあまり覚えてないけど
石川セリの歌が妙に印象に残っている 「つぶやき岩の秘密」
原作者は新田次郎。1973年7月9日、7月10日、7月11日、7月16日、7月18日、7月19日の、
18時05分から18時29分30秒まで放映され、1974年3月11日から3月16日の同時間に再放映。
全編ロケによるフィルム制作だったこともあり、大部分の映像が残っていない少年ドラマシリーズ
としては珍しく全話がNHKに保存されており、2001年にはDVDが発売された。
石川セリ「遠い海の記憶」
作詞:井上真介/作・編曲:樋口康雄/歌:石川セリ
1974年8月・9月には『みんなのうた』でも紹介。38年後の2012年8月・9月にはラジオのみで再放送。
石川セリの2ndアルバム『ときどき私は......』に収録。
JOYサウンドのカラオケに収録されている。 俺は石川セリさんを荒井由美さんだと思い込んでいたよ 声と歌い方は似てますな この主題歌は少ドラ作品の中で最も有名な歌でしょう
大塚村小学校6年生の三浦紫郎少年は、早くに両親を亡くして祖父母に育てられていた。
彼は「海のつぶやき」を聞くのが好きだった。彼が生まれ育った大塚村は、三浦半島の
相模湾側にあって、富浜という海水浴場があり、その南に塚が崎という岬がある。
その岬の近くにある岩場では、大潮の日に岩に耳を近づけると、複雑な潮流によって
つぶやくような音が聞こえるのだ。紫郎はその岩を「つぶやき岩」と呼んでいた。 つぶやき岩の秘密
小林恵子先生役で、好き!すき!!魔女先生の菊容子さんが出演してたのも話題だった
菊さんは数年後に亡くなってしまい、当時はショックだったのを覚えてる つぶやき岩の秘密
新田次郎の原作ではラストシーンが異なる
金塊を元の場所に戻す原作より、海に沈める少ドラ版の方が好きだな 映像的に美しい
あの場面のナレーション、それに続く遠い海の記憶が実によろしい 「マリコ」
NHK少年ドラマシリーズ作品No.26 全6回
原作は肺がんで25歳の若さで亡くなった高谷玲子先生の処女作「静かに自習せよ〜マリコ〜」。
愛する父親の再婚をその一人娘が受け入れるようになるまでの心の葛藤を描いたドラマ。
「タイム・トラベラー」の浅野真弓と木下清が再び出演で話題に。
1974年(昭和49年)1月28日〜2月6日・月曜〜水曜、夕方6時5分〜29分30秒放送。
出演者
相川マリコ=浅野真弓、マリコの父・大介=根上淳、父の恋人=高田敏江
白石雅也=木下清 オークションにてつぶやき岩の秘密のハードカバー版の原作本、地獄の才能、明日への追跡
の原作本、まぼろしのペンフレンドの記事等が出てる 「少年ドラマシリーズ」は、1972(昭和47)年1月1日から放送された「タイム・トラベラー」を第1作と
してスタートした小中学生向けのシリーズドラマ。1983(昭和58)年の『だから青春泣き虫甲子園』まで
99作品が放送された。
SF、ホームドラマ、文芸作品、海外ドラマなど多岐にわたり、当時のティーンが夢中になった。
とくにSF作品では「タイム・トラベラー」を初め、伝説的になった作品も多いが映像が現存しない作品が多い。 少年ドラマシリーズ99作品は、次の通り、さまざまなジャンルがあった。
海外(20本)『ロンドン大追跡』『アルプスの少女ハイジ』ほか
青春(19本)『太郎』『あおげばとうとし』『けんかえれじい』ほか
SF(15本)『タイム・トラベラー』『なぞの転校生』ほか
ホームドラマ(15本)『家族天気図』『空中アトリエ』ほか
時代(6本)『快傑黒頭巾』『安寿と厨子王』ほか
コメディー(5本)『どっちがどっち』『気まぐれ指数』ほか
名作(5本)『二十四の瞳』『風の又三郎』ほか
推理ドラマ(5本)『ミルナの屋敷』『つぶやき岩の秘密』ほか
ファンタジー(5本)『怪人オヨヨ』『あなたの町』ほか
恋愛(4本)『悲しみは海の色』『マッティと大ちゃん』ほか 少年ドラマシリーズというと、第1作の「タイム・トラベラー」から、SFものが大看板のひとつ。
筒井康隆、眉村卓、光瀬龍、小松左京など、一流のSF作家の原作をドラマ化したものが
ずらりと並んだ。
また、池上季実子「まぼろしのペンフレンド」、紺野美沙子(当時は佐藤美沙子)「未来からの挑戦」、
古手川祐子「幕末未来人」、多岐川裕美「七瀬ふたたび」など、その後、第一線で活躍する女優たちの
初々しい演技も注目を集めた。 「幕末未来人」
1977年9月5日から9月29日の毎週月 - 木曜日、18:20 - 18:39:30放送、全16話。
少年ドラマシリーズの中では放送回数が多い作品。
眉村卓の短編小説「名残の雪」を原作に制作された。原作では「ぼく」が勤める雑誌社の
守衛である伊藤良平の死をきっかけに、「ぼく」が伊藤さんの妻から遺品を見てくれるように
頼まれ、遺品の中にあった70枚ほどのインク書きの原稿には、手記という形で伊藤と
その友人である和田隆が幕末にタイムスリップした経験が綴られていた…という導入部から
物語が始まる。
和田と伊藤の名前が違うことや、2人が原作では大学生であることを含め、原作にはない
登場人物が何人か設定されている。脚本の蓬莱泰三によれば、2人を高校生にしたのは、
少年ドラマという番組の性格上のことであり、また短編を16話に引き延ばす必要があったため、
原作から「アイディアをお借りし」て制作したためとのことである(後出のシナリオ集あとがきより)。
このことから、登場人物の生死や、最後に元の時代へ帰還できたかどうかについて違いがある。
また、幕末時代のことは、原作では伊藤の手記を「ぼく」が読む形で進むが、ドラマ版では主に
和田の視点でリアルタイムに描かれる。 キャスト
和田文彦:星野利晴 伊藤良:沢村正一 ゆき:古手川祐子 たか:万里昌代 仙吉:犬塚弘
樫岡:蟹江敬三 大津屋:田中明夫 番頭:坂本長利 桂小五郎:森下哲夫 幾松:日向亜希
沖田総司:市山登
放送データ
原作:眉村卓「名残の雪」(角川文庫『思いあがりの夏』所収)
脚本:蓬莱泰三 音楽:樋口康雄 制作:黛叶
演出:佐藤和哉(1 - 4、9 - 12話)、小山攻(5 - 8、13 - 16話)
「なぞの転校生」の星野利晴と「明日への追跡」の沢村正一の二人コンビが主役。
舞台のほとんどは過去の世界である。
DVD、関連書籍等
・DVD「NHK少年ドラマシリーズ 幕末未来人I・II・III」(2001年8月24日 - 10月26日発売、アミューズソフト)
・シナリオ集「幕末未来人」(大和書房) このシナリオ集「幕末未来人」(大和書房)が実にレヤな本で市場で見かけない
この本で貴重なのは巻末の「NHK少年ドラマ傑作選」の資料ページ部分
SF・ファンタジー作品をピックアップし、けっこう珍しいスチールが載っている
有名な、彷徨えるインド人の写真もある 当時、「ラベンダー」という不思議な響きの言葉が心に残った 「未来から来た先生」は1970年代に作っておいてほしかった NHKでやってるドラマらしいね 観たことないけど、少ドラっぽい作品でしょうか 未来から来た先生は少ドラ枠でやってほしかったなあ
そんな枠が今もあるかどうかは知らんけど 「その町を消せ!」
光瀬龍の小説を基にしたNHK少年ドラマシリーズのテレビドラマ。
1978年1月30日から2月23日まで、月曜日から木曜日の18:20から18:40放送、全16話。
光瀬龍の小説「その花を見るな!」と「消えた町」の2作品を基に制作された。
登場人物の名前は「その花を見るな!」を機軸としている。
放映話数はけっこう多い作品。リヤルタイムで観たがあまり覚えていない。
可愛い女の子がたくさん出てたことしか・・・w 「その町を消せ!」
キャスト
井上鉄(中学2年生):小山梓
白戸依(中学2年生):玉川砂記子
赤川二郎(中学2年生):熊谷俊哉
森田千鶴子(パラレルワールドの中学生):斉藤浩子
森田良吉(パラレルワールドの医師 千鶴子の父):柳生博
森田明子(千鶴子の母):真屋順子
島田春男:栗田久文
大島茂子(収容所の所長):原良子
白戸健一郎(博士 依の父親):内田稔
黒崎(本部の部長):石橋蓮司
赤川君江(二郎の母):阿部寿美子
井上秀彦(鉄の父):大矢兼臣
井上和子(鉄の母):大方斐紗子
杉野京子(収容所に入れられた少女):吉田しのぶ 11〜16話
倉沢:浅井一寿
店員:西口麻衣子
男:荒瀬寛樹
男:楠高宣
スタッフ
原作:光瀬龍「その花を見るな!」、「消えた町」(共に秋元書房刊)
脚本:山根優一郎
音楽:北爪道夫
演奏:コンセール・レニエ
制作:黛叶
演出:吉田治夫、峯岸透
主題歌:「季節」 - 作詞:立原あゆむ、作曲:チト河内、歌:トランザム 「その町を消せ!」 (あらすじ)
中学生の井上鉄(いのうえ てつ)は、肉屋へのお使いとレコード針を買うための外出途中に
同年代の少女・白戸依(しらと より)に出会った。彼女は自分の家に幽霊が出ると怯えており、
半信半疑のまま依の家を訪れた鉄だったが、家の中を歩き回るうち、二人は男の幽霊に
出会って衝撃を受ける。
幽霊の残した「あれはどこにあるんだ?」との言葉から、二人は前日から行方不明の依の父親との
関連性があると見て、父親の研究室のある倉庫に出掛ける。だが、今度はそこでやはり何かを
捜す女の幽霊に出会い、ショックで気を失ってしまった依を残し、幽霊を追いかけた鉄は
次元の穴からパラレルワールド(別次元の並行世界)に迷い込んでしまう。
それは鉄たちの町そっくりであったが、公園の水飲み場が断水し、母に頼まれたお使いで
精肉店に寄っても商品を売って貰えない異世界であった。
不審者とみなされて秘密機関の黒崎(くろさき)に捕まりそうになった鉄を助けたのは、
同じく、こちらの世界へ迷い込んでしまった赤川二郎(あかがわ じろう)であった。 出演者の中で、吉田しのぶちゃんという子がけっこう可愛かったな。
背が高くてショートカット、ミニスカートがまぶしかった。 その町を消せってどう見てもスターリン時代のソビエトに当て付けた話だな
ビートルズの扱いが如何にも冷戦真っ只中の雰囲気
て、劇中で使用されているのはもしかしてトランザムによるカバーだったりする? 長いこと観てないんで、トランザムがカバーしてるかどうかはよく分からない
主題歌「季節」は、作品のシリアスなイメージとは違ってほのぼのした歌だったけど 主題歌は,トランザムだったよ。
『俺たちの朝』の主題歌と混乱するw 主題歌は確かにトランザムだけど、主人公が斉藤浩子の家で聴いたイエスタディは、オリジナルのビートルズによる演奏じゃなかったようなので、もしかしたら主題歌のついでにトランザムが収録したカバーなんじゃないかなと思ったんだわ マニヤックなご見解ですな 作品を詳細にご覧になっておられるようですね >>705
歌詞を漢文訳して遊んだのは良い思い出
杜蘭山 >>706 主人公が斉藤浩子の家で聴いたイエスタディ
「『イエスタディ』は,こちらの世界ではクラシック(の扱い)なのよ。」という台詞があるが,
>>701が書いているスターリン時代のソ連では流行も政府が決めていたというから符号するな。 斉藤浩子ちゃんといえばパンチラの女王
特撮作品の仮面ライダーやバロム1、お猿の軍団などでパンチラを披露してくれてた
さすがに少ドラではパンチラはなかったけど、実に可愛らしかった
少ドラ同窓会にもいらしてたが、今でもお美しい 〇斉藤浩子ちゃん・エピソード
・子役を始めたきっかけは、小さい頃に体が弱かったため両親が習い事をさせようと考えたことによる。
・実兄も東映演技研修所に所属しており、潮哲也と同期で仲が良かったため、潮とはSFドラマ「 猿の軍団」で
共演する以前から面識があった。
・中学生の時には「猿の軍団」の撮影のために修学旅行に参加できなかった。
・「宇宙の勇者 スターウルフ」で共演した谷川みゆきや「ウルトラマン80」で共演した石田えりとは
高校の同級生であった。
・1960年代後半から活動。特撮をはじめ子役として多くのテレビドラマに出演。
70年代後半からは女優として活動するが、後に定岡徹久との結婚により引退。
主婦に専念し現在に至る。 斉藤浩子ちゃんはレコードも出している。どんな歌なんでしょね。
・「おへそ」 1970年 2月 クラウンレコード 「おへそ」はNHK『あなたのメロディー』より。
作詞・作曲:佐々木美子。
・「ゆめ」「おとなは悩んでる」 1970年 11月 クラウンレコード 昭和47年(1972年)
タイム・トラベラー(1月1日〜2月5日 第1回のみ6時20分〜50分 その他の回6時05分〜35分放送)
(再放送 7月23日(日)〜7月28日(土))
第1回 ラベンダーの謎(1月1日放送)
新番組、少年ドラマシリーズの第1回。理科準備室のフラスコの液の匂いをかいで以来、
過去や未来に飛べると言う超能力を持つようになった少女の、SFサスペンスドラマ。
原作は筒井康隆、演出は佐藤和哉。
第2回 ケン・ソゴルの謎(1月8日放送)
芳山和子(島田淳子)は不思議な匂いをかいで以来、タイム・トラベラーとしての能力を持つように
なった。その原因は、どうやら同級生の深町君(木下清)にあるようだ。深町君はいつ、どうして
クラスの仲間に入ったのか、どうしても和子は思い出せない。
和子に起こった変化を心配した福島先生(浜田晃)は和子を大学病院へ連れて行き、精神科の
診察を受けさせようとする。このままでは気違いにされてしまう。和子は病院を抜け出した。
深町君の家を訪ねるが、「うちには子どもはいない」と言われて混乱する。 第1話はとにかく謎だらけ フラスコの液体は何なのか 深町一夫とは何者なのか
タイムトラベルのシーン、和子の顔とバックがまっ黒になり、闇の中に落ちていくような
画面効果で描かれる これに和子のフェードがかかった絶叫「キャァ〜アッ〜」が合わさって
インパクト絶大 理科準備室へのドアがひとりでにバタンと閉まる。このあたりが実に怖い。
和子は準備室にあったフラスコの液体の匂いをかぎ、初めてのタイム・リープを経験する。
絶叫のあと、有名なナレーション。 「この時彼女は、時間の流れの中を跳んだのです」
和子が跳んだのは、彼女の教室。この時のナレーションも印象深い。
「そこは彼女たちの教室でした。誰もいません。放課後でしょうか・・・ いえ、それにしては空気が
ひどく冷たいのです。」 空気が冷たい理由は、すぐに分かった・・・ そこは何と、翌日の朝の教室だったのだ。窓を見ると雪が積もっており、そのため教室が
実に寒かった。その時クラスメイトが入ってきて、「早いわね和子。あなたきのう倒れたんだって?」
ということを言う。「きのう??」 混乱する和子。
その時、窓の近くで男子生徒の雪合戦を見ていた敬子だが、雪玉が飛んで来てガラスが割れた!
「きゃっ!」 その瞬間、和子は再びタイム・リープする。 和子は再び、「きのう」に戻った。倒れたと聞いて心配した友人や、理科担任の福島先生、
家庭科担任の山形先生らが来て、ことの成り行きを話す。念のため病院に行ってあったことを
話すが、「それは明日のことなんだね?」と信じてもらえない。
ところが翌日の朝、本当に雪が降った。窓ガラスが割れ敬子がケガをした。
和子が一度体験したとおりのことが起こったのだ。動揺する和子。彼女を冷静に見つめる
クラスメイトの深町一夫・・・ 福島先生は大学病院に行って先輩の望月博士に相談する。望月博士はタイム・リープの
可能性を示唆する。福島先生は昼休みに理科準備室へ和子を呼び、当日の様子を詳しく
聞くことにした。ところが、理科準備室のドアを開けた瞬間、彼女は再びタイム・リープする。
そして、そこに待っていた人物は・・・ そこにいたのは、深町一夫だった。和子はあわてて外の先生に知らせようと思ったが、
彼は「外には誰もいないよ。今日は「きのう」なんだ。」と言う。
机にはフラスコや実験器具が。
「あなただったのね。あのフラスコの液体は?」
「タイムトラベルする薬品だ。君はフラスコの液体の匂いをかいだ。そのために、君の中に
潜在していたタイム・トラベラーの能力が刺激された。君はきのうから今日へ、今日から
きのうへ行くことができた。君はタイム・トラベラーになったんだ。」と驚くべきことを言った。
「深町君、君はいったい何者なの?」
「今は言えない・・・」
和子は家に帰って、かたっぱしから修学旅行や運動会、文化祭などの写真を見てみた。
深町はどこにも写っていない。それなのに、彼はいつの間にかクラスの中にいる!
「深町君、あなたはいったい誰なの・・・?」
(タイム・トラベラー第1話「ラベンダーの謎」 おわり) 「タイム・トラベラー」を観たことがない方のために、記念すべき第1話をちょっと詳細に記述した。
このように、芳山和子は明日へ行ったりきのうへ行ったり何度もタイム・トラベルする。
タイム・トラベルの場面は真っ暗な中を絶叫と共に漂っていくような、ちょっと怖ろしい感じ。
物語はかなりミステリータッチで進む。時には怖さを感じる場面も。ドアがひとりでに閉まったり、
ドアを開けるとそこは別の空間だったりする、日常空間に潜む怖さをよく表現している。
しかも舞台はふだんでもちょっと怖い理科準備室。
出だしこそ原作「時をかける少女」と同じであるが、ファンタジックな原作に対して実に硬質で
ハードな展開となっていく。以降は原作を超えた独自の世界、「タイム・トラベラー」としての
世界が展開してゆく。「時かけ」とは別ものであると言ってもいいだろう。 「時をかける少女」は何度も映画化されているが、この「タイム・トラベラー」版は一度も
リメイクされていない。
望むならば、当時の映像が残ってる間に編集で「劇場版」を作ってほしかった。
そしたら映像も残っていたであろうにと思う。大迫力のタイム・リープ場面、ぜしとも劇場の
大スクリーンで観てみたかった。 「タイム・トラベラー」を実際に観た人が、歳を取ってどんどんいなくなっていく。
少ドラの中でも最高傑作とうたわれるこの作品が、歴史の中に埋もれていくのは寂しいことだ。
映像も最終回以外は発掘されず、「続タイム・トラベラー」に至っては皆無。
日本のどこかから映像が見つかることを願うが、もう無理なのだろうか・・・ タイム・トラベラー
本作を収録したマスターテープは他の番組制作に使い回されたために、NHKには映像が保存
されていなかったが、当時一般視聴者が録画していた最終回の映像が1999年になって提供された。
それ以前に音声のみは視聴者から提供された全話分が存在したため、提供された時点では
見るに耐えなかった映像は補修され、音声も追加されてほぼ完全な状態に修復された。
統一I型ビデオで録画されたこの最終回の映像は、NHKの「土曜スタジオパーク」にてその
一部が放送されたのをきっかけとして反響を呼んだ。その後、2001年11月18日には
「NHKアーカイブス」で放送され、約30年ぶりに再放送が実現することとなり、同年にはDVDも
発売された。
また、本作で使用された劇伴音楽の音源も現存していないと思われていたが、作曲を担当した
高井達雄氏のもとから一部の楽曲のコピーテープが発見され、2006年にサウンドトラックが
発売された。 あれ以来映像発掘の話はないね
まあ生きているうちにタイム・トラベラーが見えたのはよかったと思うけど、こうなったら
他の話や続タイム・トラベラーも観たいな〜と思ってしまうんだよねえ