【原案ありの】欅坂46orけやき坂46の物語【パクリ】 ★３
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この小説スレのルールは単純で、次の2つだけです。
１ 必ず欅坂46またはけやき坂46のメンバーが登場人物となること。
２ 原案ありのものを書くこと。また、物語が完了したら、その出典を明らかにしてください。
（原案の作品や作者についての情報も書いてもらえればありがたい。）
１は説明の余地はないので、２について補足しておきます。
インスパイア、オマージュ、パロディ、パクリ、何でも結構です。
その原案も小説、戯曲、映画、テレビドラマ、マンガ以外にも、ルポルタージュやテレビのドキュメンタリーとかでもかまいません。
テーマだけでもOK、冒頭だけでもOKです。
少しでもかすったから原案ありだと書いた当人が主張するのなら、そう見なしてあげましょう。
「『パクった』と言ってるけどさ、全然パクってなく、それはお前のオリジナルじゃん」という非難はやめましょう。
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvv:1000:512:----: EXT was configured しまった不完全だったm(_ _)m
訂正ね
【過去スレ】
【原案ありの】欅坂46orけやき坂46の物語★２【パクリ】
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1509198143/
【原案ありの】欅坂46orけやき坂46の物語【パクリ】
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1502756305/
お詫びにこのスレでも使えそうなテンプレ転記
【このスレにかかっている２つの呪い(笑)について】
◆文字数制限◆
スレの性質上、長文レスが多くなることが災いして、スレの途中から1レスあたりの文字数制限が発動します。
この制限はスレが進むにつれ更にどんどん厳しくなり、最終的には1レスあたり3〜5文字までになる予定(笑)
この呪いに対抗する術はありませんので、発動後は、長い作品の場合は適宜分割レスを活用してください。
また、この制限がある程度進んだところで次スレが立つかも。
◆埋め立てですか？◆
ある程度の長文のレスがいくつか続くと(目安としては4〜5レス程度)、このようなメッセージが出て次に長文レスが書き込めなくなる事態が出現します。
この場合は1回短いレスを挟むと、また書き込み可能になります。
自分自身で書き込んでもＯＫです。 >>3
>>4
協力ありがとうございますm(__)m ｢ねぇ、なんで一緒にサーフィン行かないの？｣
俺と流沙河でサーフィンを楽しむ気だった愛しの理佐ちゃん
理佐ちゃんがサーフィンしてる間に仕事の下準備に勤しもうとする俺に不満顔だ
｢すまない理佐ちゃん、この街でちょっとしたお店だそうかと思ってさ、物件を探したいんだ｣
なんてすっかり真面目な商売人な俺
｢お釈迦様からお金せしめたのにお店出すの？｣って疑問の理佐ちゃん
｢理佐ちゃんお金ってのはね使ったら減るし使わなくても物価は騰がるから相対的に減ってるのと代わらないんだよ
だからお金が入ってきたら賢く投資して確実に増やしていかないとね｣
って理佐ちゃんに資産形成の大切さを教えてあげる俺
｢難しいこと言ってんじゃねーよ｣ってドス効かす理佐ちゃん
｢ねぇ、私のビキニ見たくないの？｣なんて俺を挑発する理佐ちゃん
｢正直言えば･･･心の底から見たい｣って魂の叫びな俺
｢じゃあ、行こうよ｣って俺を誘う理佐ちゃん
｢そうだよ俺君、お師匠様の裸を堂々ガン見出来るんだから行こうよ｣って俺を誘う八戒
｢ちょっと水着のこと裸って言わないでよ！いやらしく聞こえんじゃん｣って八戒を怒る理佐ちゃん
｢いいじゃないっすか、お師匠様の体絶対にエロいに決まってんだから｣なんて清々しいくらいエロ目線で理佐ちゃんを見てる八戒
｢うわっ、キモい、あんた破門にしちゃうよ｣って八戒を脅す理佐ちゃん
理佐ちゃんと八戒の言い合いがヒートアップしてる隙に脱走の俺
｢物件を･･･ですか？｣って俺の頼みに戸惑う街の長老
｢うん、あんたの顔を立ててサーファーたちを執行猶予にしたよしみでさ、街が所有してる物件から良いの安く貸してよ｣
って長老にプレッシャーかける俺
断ったら直ちにサーファーたちは死刑執行ですよって言外に込められた俺の意図を察知してくれた長老
｢良い物件が手に入ったわい｣って高笑いしながらホテルに帰還の俺に
｢俺君帰ってくるの遅いよ｣
って超ビビりながら駆けよってきそうな理佐ちゃんだから好き 早速再開乙です
そういえば庭先生の作品群をブログでまとめてくれてた人のやつは今も更新されてるのかしら >>7
見にいったら更新どころかブログが消滅してました(><) "MI GENTE" - J Balvin, Willy William - Choreography by TRICIA MIRANDA
https://www.youtube.com/watch?v=Poacb8t5aNg
Love Galore | @MightyMykell | @DanceMillennium
https://www.youtube.com/w★atch?v=M★naGUyNeDXc
YANIS MARSHALL HEELS CHOREOGRAPHY "IN THE MIX" MIX MASTERS. LOS ANGELES MILLENNIUM DANCE COMPLEX
https://www.youtube.com/wat★ch?v=Zh6F★BlFSxIk
YANIS MARSHALL HEELS CHOREOGRAPHY "SHOW ME LOVE" ROBIN S. FEATURING STEVIE DORE.
https://www.youtube.com/wat★ch?v=qi2PJ★r2cWjM
G-Eazy (feat. A$AP Rocky & Cardi B) - "No Limit" | IMMASPACE EDITION | Nicole Kirkland Choreography
https://www.youtube.com/wat★ch?v=Y0oI★SNfFqig
Lion Babe - Rockets ft. Moe Moks | missTiff Choreography | DanceOn Class
https://www.youtube.com/wa★tch?v=TV★EFp2uHPdQ
Chris Brown - Strip - WilldaBeast Adams Choreography - Filmed by @TimMilgram #immaBeast
https://www.youtube.com/wat★ch?v=0RF★5CCAJZr4
Boots - Kesha | Brian Friedman Choreography | #DancingForPuertoRico
https://www.youtube.com/wat★ch?v=p2JjW1★PUuyY
#SoloShowcase | SONNY - Wrongest Way | Choreography by @NikaKljun
https://www.youtube.com/wat★ch?v=wWyU★ei_sWNo
SOLO SHOWCASE | SONNY - Do It | Choreography by @NikaKljun
https://www.youtube.com/wat★ch?v=00Epi★we3BB4
3番目のグループがすごい
Jhene Aiko - "While we're young" | Nicole Kirkland Choreography
https://www.youtube.com/wat★ch?v=Kgk★8sPEqG0Y
Love Galore | @MightyMykell | @DanceMillennium
https://www.youtube.com/wat★ch?v=MnaGU★yNeDXc
#SoundMoovz USHER - Love in this Club - Alexander Chung
https://www.youtube.com/wat★ch?v=_CNwQD★PkgTY
THEY. "U-RITE" Choreography by Kenny Wormald - #TMillyTV - #Dance
https://www.youtube.com/wat★ch?v=A9pW★h0u6rv0
Christina Milian - "Am to PM" - JR Taylor Choreography
https://www.youtube.com/wat★ch?v=qoquQ★KN5uDE
G Eazy Ft. Cardi B & ASAP Rocky - No Limit | Choreography With Phil Wright
https://www.youtube.com/wat★ch?v=KFfw★khaS17A 「俺君あの河はヤバイよ」って高級スウィートの窓から広がる流沙河を指差す愛しの理佐ちゃん
その理佐ちゃんをガードするように武器持って立たされてる悟空と八戒
「どうしたの？この厳重警備」って尋ねる俺
「どうしたのじゃないよ、サーファーに聞いたんだけどあの河には取経の旅に通りかかるお坊さんを殺して食べちゃう妖怪が住んでるんだって」って捲し立てる理佐ちゃん
「もう９人も喰われちゃってるらしいっすよ」って八戒
「それ聞いたお師匠様がビビっちゃってこの始末ですよ」って持たされてる武器を見せる悟空
「俺君怖いからもう出発しようよ」って超ビビる理佐ちゃんが可愛い
「流沙河の河童なら大丈夫だよ」って理佐ちゃんを安心させる俺
「なんで大丈夫なの？」って理佐ちゃん
「そいつ俺が三蔵候補探してる時に襲ってきやがったんだけど、そんときの俺の付き人の恵岸行者に逆にボコられちゃってさ
泣いて許しを乞うから三蔵法師の奴隷になるのを誓わせたんだよね」
って懐から河童の書いた誓約書を取り出す俺
「えっ！！じゃあ流沙河の人喰い河童が３人目の私の奴隷なの」
って驚きながらも悟空と八戒に対する本音がポロリの理佐ちゃん
｢やっぱり俺たちのこと奴隷と思ってたんですね･･･｣って哀しく呟く悟空
「人を食べちゃうような河童を仲間にして大丈夫なの？」って悟空を無視して不安を訴える理佐ちゃん
「めっちゃ反省して人生をやり直したいって言ってたから大丈夫だよ、それに恵岸行者に両手両足ぶち折られたあげく
なかなか三蔵法師の奴隷になるって誓わないから拷問されて奥歯３本抜かれた恐怖が染みついてるだろうからね」って高笑いの俺に
「お前本当に観音菩薩なのかよ」って雑にツッコミ入れる理佐ちゃん
「じゃあ流沙河に迎えに行きましょうよ」って言い出す悟空
「バカ野郎、これから手下になろうって野郎をご主人様の理佐ちゃんが迎えに行けるか！」って悟空を一喝する俺
「なんで迎えに行っちゃいけないんですか？」って俺に一喝されて不満顔の悟空
「河童から挨拶に来んのが臣下の礼ってもんだろ、それでこそ河童も理佐ちゃんの方が圧倒的に格上だって身に染みんだろ、頭使えよバカったれが！」
って悟空に王を支える宰相に必要な心得を諭す俺
「さすがは深謀遠慮な俺君だね」
って理佐ちゃんの格を高めるために思いを巡らす俺を褒めてくれる理佐ちゃんだから好き 「あ〜面倒くせぇ」
天に向かって思わず愚痴る俺
西洋人のくせに中国に伝わる仙道の奥義白日昇天して永遠の命を手に入れた俺
東に美人の女子大生が居ると聞けばセレブの集まるパーティに招待するよと口説き
西に亭主に先立たれて嘆いてる美人の未亡人が居れば寂しさにつけ込み口説き
南に住んでる美人OLには頑張ってる君も好きだけどそのままの君はもっと好きと口説き
北に住んでるババアにはさすがに年寄りは口説けんはと見下り半を突きつける
雨にも負けず風にも負けない悠々自適な日々を過ごしてたんだけど
ある日突然
所属してるフリーメーソンって組織から
「お前もたまには世界の役に立て」なんて言われて強制労働させられることになった俺
フランス革命でギロチンにかけられちゃう王妃が居るから助けろなんて無茶ぶりされたら愚痴もでるやね
なんだかんだ愚痴りながらも仕事先のベルサイユ宮殿にやって来た俺
そこで寝てたのがフランス国王ルイ16世の王妃マリーアントワネット理佐ちゃんだ
「うおっ!？めっちゃ美人じゃん」
嫌々ながらやって来たベルサイユ宮殿
そこで見た理佐ちゃんの寝顔があまりに可愛くて見惚れること数１０分・・・
この可愛さやべえな・・・なんてやっと我に帰った俺
「女王様起きてください」ってマリーアントワネット理佐ちゃんの耳もとで囁く俺
「全然起きねぇな・・・」ってスヤスヤ眠る理佐ちゃんにお手上げな俺
しかし、テレビつけっぱなしで寝ちゃうなんて・・・
浪費のし過ぎで国家経済を破綻させちゃいそうになっただけのことはあるな・・・
「あんた誰？」
俺が理佐ちゃんをどうやって救おうかと試案していたら目を覚ました理佐ちゃん
「初めてお目にかかります、女王陛下を未来の災いよりお救いするために参上いたしましたサンジェルマン伯爵ってぇケチな野郎です」
って目を覚ました理佐ちゃんのあまりの美しさと不機嫌な様子に土下座で挨拶する卑屈な俺
「サンジェルマン伯爵・・・あの不死の怪人って呼ばれてる・・・？」
俺の噂を聞いたことあるみたいなマリーアントワネット理佐ちゃん
「俺のこと知ってくれてましたか、理佐ちゃんみたいな世界一の美人に知ってもらえるなんて照れくさいな」なんて頭掻く俺に
「照れてんじゃねーよ」ってドス効かすマリーアントワネット理佐ちゃん
「フリーメーソンからの依頼で理佐ちゃんを守ることになりましたから、今日からそばに置いてもらいますね」
なんて早速仕事の主旨を説明する俺
「ウソついてんじゃねーよ」
俺の説明を聞くやドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、あんたさ魔術とか不死とか滅茶苦茶なこと言って女を口説く詐欺師だって評判だよ」
なんて俺の悪い噂を知ってる理佐ちゃん
「どうせ革命が起きて私が危ないなんてウソなんでしょ」
なんて全然俺を信じてくれない理佐ちゃんだけど好き 「あんたなんかに簡単に騙されないよ」
なんて俺をすっかり自分を騙しにきたと思い込んでしまったマリーアントワネット理佐ちゃん
「理佐ちゃんが将来ヤバイことになるのも本当だし、俺が永遠の命の持ち主なのも本当なんだよね」ってなんとか理佐ちゃんを説得しようと試みる俺
「ねぇ、王妃だからって世間知らずだなんて思われたくないんだけど」ってなかなか強情な理佐ちゃん
仕方ないな・・・
「理佐ちゃん国王と結婚してもう５年ちょいになるけどまだエッチしてねぇだろ？」
って理佐ちゃんと国王ルイ16世しか知らないはずの秘密を知ってる俺
これで俺が永遠の時を生きる超人サンジェルマン伯爵だって信じるべって理佐ちゃん見たら
「あんた・・・覗きもすんの・・・？」
なんてドン引きするマリーアントワネット理佐ちゃん
「覗きなんかするかい！」って思わず言い返す俺
なんて察しの悪い女なんだ・・・そりゃあ空気読めなくて刑場の露と消えるわな・・・
「あのね理佐ちゃんちょっとショッキングな映像見せるけど勘弁してね」
なんて理佐ちゃんに断りいれて空中にスクリーンを出す俺
「なにこれ、宮廷で見る手品より凄いじゃん」って驚くマリーアントワネット理佐ちゃん
「これ、もしかして私？」
スクリーンに映し出された自分を見て息を飲む理佐ちゃん
「うん、今から18年後の理佐ちゃんが馬車で刑場に連れてかれてるとこ」って説明する俺
「ウソでしょ・・・」さすがに処刑直前の自分を見て青ざめる理佐ちゃん
「37才の私こんなに老けちゃってんの」
なんて天然なこと言っちゃうマリーアントワネット理佐ちゃん
「理佐ちゃんそこじゃない！」って察しの悪い理佐ちゃんに思わずイラつく俺
「ちょっと、そんなにイラつかれたらもう話に付き合ってあげないよ」なんてクールに言い返すマリーアントワネット理佐ちゃん
「すいません、あまりに話が進まないもので、つい・・・」
理佐ちゃんの放つ王妃の貫禄に思わず土下座で謝る俺
「やだ、許してあげないからしばらくそのまま話してよ」
下手に出た俺をイジメにかかるドSな女王様理佐ちゃん
なんで救いに来てやってんのにこんな仕打ちを受けるんだって屈辱に震えながらリモコンで映像を再開する俺
「やだ！怖〜い」生まれて初めて見るギロチンに超ビビる理佐ちゃん
その姿はドSで少々性格に難有りだけど可愛いから好き 「え〜〜っ！？私これに首落とされちゃうの？」
思わず自分の首をさするマリーアントワネット理佐ちゃん
「うん、その映像も有るけど見る？」
って聞く俺に力の限り首を横に振って見たくないアピールする理佐ちゃん
「信じらんな〜い(泣)世界一の国だって聞いたからお嫁に来たのに、もっと花の都パリを満喫したかった〜」って号泣する理佐ちゃん
「理佐ちゃん落ち着いて、そんな未来から理佐ちゃんを救うために俺が来たって言ったろ」
理佐ちゃんを安心させるためにことさら優しく話す俺
泣き顔でこっち見る理佐ちゃん・・・やっぱり可愛い
絶対に守り抜いて俺の嫁にしようと決意する俺に
「こんな怪しげな詐欺師じゃ頼りんなんないよ〜」
ってますます泣き止まない王妃マリーアントワネット理佐ちゃん
「やれやれ、先が思いやられるよ」
天使な寝顔を見ながら呟く俺
泣くだけ泣いたら寝ちゃったマリーアントワネット理佐ちゃんを部屋に残し必要な物を調達しに行く俺
「何これ？」
俺が未来に行って調達してきたセカアイ衣装を見て怪訝な顔する理佐ちゃん
「ロココ調のドレスも似合うけど理佐ちゃんにはセカアイ衣装が良いかなと思ってさ」
「これを着るの・・・私フランス王妃だよ？」って難色を示す理佐ちゃん
「助かるためだから我慢して」って理佐ちゃんを拝む俺
「本当にこれ着たら助かるの？」って疑いながらも着替えてくれる理佐ちゃん
「どう？」なんてポーズとる理佐ちゃん
「やっぱり可愛いな、さすがnon・no専属モデルだわ」って感動する俺
「なに？non・noって」って聞いてくる理佐ちゃんを
「あっ、ごめんなんでもない」って軽くあしらうサンジェルマン伯爵な俺
「この服なら髪も短くしようかな」なんてどんどん欅坂46の理佐ちゃんになってくマリーアントワネット理佐ちゃん
「似合うかな？」
ショートカットとセカアイ衣装の自分を鏡に映して呟くマリーアントワネット理佐ちゃん
「はっきり言って過去も未来も理佐ちゃんよりショートカットとセカアイ衣装が似合う娘は居ないよ」って断言する俺
「俺君がそう言うんだったら・・・そうかな」
なんて時をかける旅人サンジェルマン伯爵な俺を信じてくれた理佐ちゃん
「さて、まずは近衛連隊あたりから理佐ちゃんを守る奴見つけるか」って用心棒探しの俺
「えっ、俺君そばに居てくんないの？」って俺が離れるのを不安がる理佐ちゃん
「俺もこう見えて忙しくてさ、でも理佐ちゃんのピンチには必ず現れるから心配すんなよ」って言いながら空間に溶け込む俺を
「話の途中で消えてんじゃねーよ」
って理佐ちゃんの声が追いかけて来そうだから好き 「話の途中で消えてんじゃねーよ」
なんてマリーアントワネット理佐ちゃんの罵声を背に受けて瞬間移動な俺
「あんまりイケメンは選びたくねぇな」
なんて考えながらぶらぶらしてたら将校さんに囲まれちゃう俺
「怪しい奴だな何者だ」なんて剣で俺を突っつく振りする愚か者
不動金縛りの術をかけてからボコボコにしてやっか？
「止めろ！どこの隊の者だ？」なんて俺を助けてくれる小声の優男
「隊長すいません、こいつが怪しかったもんで・・・」
慌てて隊長と呼ばれた優男に言い訳する将校さんたち
「助けてくれてありがとうございます」
って近衛連隊隊長のオスカルなぁちゃんにお辞儀する俺
そんな俺に手をあげて歩き去るなぁちゃん
この隊長もしかして・・・
そっとオスカルなぁちゃんのケツ触る俺
俺の予想通りに「キャー」なんて女の子な悲鳴あげるオスカルなぁちゃん
「やっぱり女の子でしたか」
なぁちゃんのケツの感触を永久に記憶に焼きつけながら呟く俺
「知られてしまったら仕方ない」なんて剣をぬくオスカルなぁちゃん
すかさずそこらに居る鳩をとっ捕まえて人質にする俺
「鳩は関係ないやろ〜卑怯やで」なんて怒るなぁちゃん
マリーアントワネット理佐ちゃんを救わなければいけない俺だ
生き延びるためには綺麗も汚ないも関係あるかの俺
「鳩を助ける変わりになんで男の格好してるか教えてくれ」ってなぁちゃんに頼む俺
それから数十分・・・
「そう、お父さんに男として育てられたんだ」
ってオスカルなぁちゃんの部屋で身の上話を聞いてる俺
しかし、こんな可愛くて華奢な娘を男として育てるなんて人類の損失半端無いな
なんてなぁちゃんのことどうにかなんねぇかな？
なんて思案してたらマリーアントワネット理佐ちゃんからSOSのテレパシーだ
「なぁちゃん、また明日会いませんか？あなたには俺のような男が必要だ」
なんて強引になぁちゃんとデートの約束取りつけて理佐ちゃんのもとへと瞬間移動な俺
「遅いよ！謝って！」
って空中から突然現れた俺にドス効かす理佐ちゃんだから好き ｢おい八戒、お前水商売の経験あんだよな？｣
取経の坊主を喰う河童に怯える理佐ちゃんを安心させて寝かしつけた俺は八戒と商売の打ち合わせだ
｢キャバレー理佐ちゃん！？｣って俺のやりたい商売に驚く八戒
｢そう、街の長老からさなかなか良い物件紹介してもらったから、そこでキャバレーやりたいんだよね
この街にはそういった類いの店が無いからよ、それに男の憧れじゃんキャバレー経営って｣
昔なんかで見たアメリカ映画でキャバレー経営するギャングが格好良かったのに憧れる俺
｢キャバレーは別に良いんすけど『キャバレー理佐ちゃん』なんて店名お師匠様怒らないですかね？｣って心配する八戒
｢怒るわけないじゃん、いくら引っ込み思案で謙虚な控え目理佐ちゃんだって女だぜ、それなりに自己顕示欲はあんだろ｣
なんて女性心理を読み尽くした俺の理佐ちゃん分析
｢お前に『キャバレー理佐ちゃん』任せるから店のレイアウトから女の調達まで頼むわ
なんたって神様カードが使えなくなっちゃったからには天竺までの旅費と理佐ちゃんに贅沢してもらう金は俺たちが稼がないとな、よろしく頼むよ｣って八戒に頭を下げる俺
｢わかりました、お師匠様のために頑張りますよ｣って快諾してくれる八戒
｢俺もなんかやらしてくださいよ｣って自分も仕事に参加したい悟空
｢悟空は理佐ちゃんに絡んできたサーファー脅してさキャバレーでただ働きするように仕向けてよ｣
って悟空にもちゃんと仕事を任せる優秀なプロジェクトマネージャーな俺
そして翌日･･･
｢あ〜気持ちいい朝だな｣
なんてのたまいながら部屋の掃除する整理整頓な理佐ちゃん
｢俺君、悟空ちゃんと八戒ちゃん何処に行ったの？｣なんてキョロキョロ辺りを見渡す理佐ちゃん
｢朝から張り切って仕事に出かけたよ｣って日本経済新聞読む形から入るビジネスマンな俺
｢なんか申し訳ないなぁ･･･私が神様のお気に入りNo.１から陥落しちゃったから皆に働いてもらわなきゃいけなくなっちゃって｣なんてため息まじりに呟く優しい理佐ちゃんだから好き 乙乙です
マリーアントワネット理佐ちゃんも復帰で嬉しいなあ(笑) >>17
マリーアントワネット理佐ちゃんの妄想が湧いてくるので書こうかと思いましてw ベルサイユめっちゃ進んでる！
いやーしかしセカアイ理佐ちゃんとは、伯爵もわかってらっしゃいますねw >>19
サマステでセカアイ衣装の理佐ちゃんが青空歌ってる時が人類の可愛いがピークに達した瞬間だと認識しとります
>>20
スレ立て乙であります
安定のお洒落な構成に敬意を表します 「遅いよ！謝って！」
理佐ちゃんからのSOSに瞬間移動で駆けつけた俺を怒るマリーアントワネット理佐ちゃん
理佐ちゃんのためにオスカルなぁちゃんとの楽しい時間を中断してきたのに・・・
しかも瞬間移動してきたからあんまり待たせてないはず
それなのにいきなり怒る理不尽極まりない理佐ちゃんにちょっと腹が立つも
「ごめんなさい」って平謝りする俺
「許さないよ、俺君のせいで笑われたんだけど」って謝る俺を嵩にかかって責めたてるドS理佐ちゃん
「うん・・・？俺のせいで笑われた・・・」って戸惑う俺
「察し悪いよ、俺君が持ってきたセカアイ衣装で舞踏会に行ったら馬鹿にされたんだけど」ってさらに俺を詰めるマリーアントワネット理佐ちゃん
「それは申し訳ありません」
TPOもわきまえずにセカアイ衣装で舞踏会に行っちゃう理佐ちゃんのセンスに愕然としながらも平静を装いながら謝る俺
「そのような場では社交界の慣例に従いドレスを着てヅラを被るのをお勧めします」って嫌みまじりにアドバイスする俺に
「嫌み言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、私はフランス国王ルイ16世の王妃だよ、その私がセカアイ衣装で舞踏会に来たら回りが気を使って同じ格好するのが筋じゃないのかな？」って急に王妃の権力を振りかざす理佐ちゃん
「それを下女みたいだなんて笑うなんて許せないよ、俺君が私のために選んでくれた衣装なのに」ってむくれる理佐ちゃん
｢ねぇ俺君、デュ･バリーねる夫人って知ってる｣って聞く理佐ちゃん
｢知ってるよ理佐ちゃんの義理のお祖父ちゃんになるルイ15世の愛人でしょ｣って博学で知られたサンジェルマン伯爵舐めんなよな俺
｢やっぱり知ってるんだ、あいつが一番笑っててさ、本当ムカつく｣ってデュ･バリーねる夫人の笑い顔を思い出してイラつく理佐ちゃん
｢理佐ちゃんがフランスに嫁いでからずっとデュ･バリーねる夫人のことガン無視してたのがいけないんじゃねぇの｣
ってくだらないことでSOS出されて拍子抜けして興味無くなっちゃった俺
｢だって仕方ないじゃんお母さんから田舎者とは喋るなって言われて育ったんだから｣
なんてのたまう茨城から嫁いできたマリーアントワネット理佐ちゃんだから好き ｢お店出す場所見たいなぁ｣
なんて愛しの理佐ちゃんが小首かしげて可愛いく言うもんだから案内する俺
｢お隣かっぱ寿司じゃん｣って目敏い理佐ちゃん
｢なかなか繁盛してるね｣ってやっぱり人の流れがある場所は商売向きだなぁと再確認な俺
｢すいません、今度隣にお店出すことになった観音様です｣理佐ちゃんに言われてかっぱ寿司に挨拶さに来た俺
挨拶してこいとか言うわりに自分は人見知りを発揮して離れたとこから見てる理佐ちゃん
｢観音さん･･･ですか？お珍しい名字ですね｣って愛想笑いするかっぱ寿司の若旦那
｢あっ、すいません、観音じゃなくて観音様までが名字なんで途中で切らないでもらっていいですか｣って腰低くお願いする俺
｢すいません、観音様･･･さん、でいいですか｣って戸惑いながら言い直す人の善いかっぱ寿司の若旦那
｢さんなんていらないですよ申し訳ない、観音様って呼び捨てにしてください｣人の善いかっぱ寿司の若旦那にさらに腰の低くなる俺
｢今でこそ噂を聞いて遠方からもわざわざ来てくれるお客様で賑わってますけど最初はお客さんが全然入らなくて大変でしたよ｣なんて気さくに話すかっぱ寿司の若旦那
｢苦労なさってお店を繁盛させて凄いですよ、僕もあやかりたいので色々教えてください｣って苦労話を聞かせる若旦那にお世辞を言う腰の低い俺
｢ここだけの話だけどね、大型チェーン店をパクってこの店名なんですよ｣って声を潜める若旦那
確かによく見るとロゴが微妙に変えてある･･･
｢味には自信があったんだけどどうやったらお客さんに来てもらえるか色々考えてかっぱ寿司パクってみたら大当たりですわ
もともと流沙河は河童で有名な河ですから｣って大笑いする似非かっぱ寿司の若旦那
こいつなかなかワルだなって感心する俺
｢末永く仲良くしてください｣なんて若旦那に挨拶してかっぱ寿司を辞去する俺
エステ行きたいって理佐ちゃんを街一番のエステ店にエスコートする紳士な俺
理佐ちゃんがエステの間に物件見に行くと八戒が看板のデザインで頭を悩ませていた
｢なんか良いアイデア無いですかね｣なんて俺に相談を持ちかける八戒
｢店名がキャバレー理佐ちゃんだからけやかけ卒アル回のただただ睨む理佐ちゃんをでっかく看板にしちゃえよ｣って的確なアドバイスする俺
｢それはナイスアイデアですね｣って俺と似た思考回路の八戒もノリノリだ
｢あとよ隣のかっぱ寿司の側にこんな看板頼むわ｣なんてかっぱ寿司の若旦那に教わった商売の秘訣を活かした看板を八戒に発注する俺
｢『入り口ここ↓』なんすかこの看板？｣
俺が描いた看板の素描を見て怪訝な顔する八戒
｢隣のかっぱ寿司さ遠方からの客も多いって言うからよ、この看板見てうっかり入ってくる客も居んだろ｣って商売人な俺
｢でも寿司屋じゃないって分かったら出てっちゃいますよ｣って勘の悪い八戒
｢１歩でも店に入った奴をただで帰しちゃう無能を責任者にした覚えないんだけどなぁ僕は･･･｣ってひとり言呟く俺
｢見づらい所にち小っさく入店しただけで５万って書いときましょう｣って有能な八戒
｢バカ、それじゃぼったくりじゃねぇか、３万にしとけよ｣って八戒ほどイケイケじゃない俺
｢そっか、今回は真面目に商売するんでしたもんね｣って俺の三方良しって商売理念を理解してくれる八戒だから好き ｢繁盛！繁盛！大繁盛！ですね｣
って『キャバレー理佐ちゃん』を繁盛店にした自分自身に大興奮の八戒
｢浮かれてんじゃねーよ｣って八戒を一喝する愛しの理佐ちゃん
キャバレー理佐ちゃんなんて店名と大看板になってるただただ睨む理佐ちゃんにまだご立腹のようだ
｢作っちゃったものはしょうがないですよ、お店作り俺君と八戒に任せて海で遊んでたお師匠様が悪いんですから｣なんて仲裁に入る悟空
｢うるさい！黙って！オレクンダイスキオレクンダイスキ｣
仲裁に入る悟空に緊箍児で八つ当たりする理佐ちゃん
｢お師匠様勘弁してください｣って頭を抱える悟空
｢真っ当な商売するって言うから油断してたら水商売なんだもん･･･｣って拗ねる理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんに目をつけられまいと長老や街の有力者たちの接待に精を出す俺
｢長老や皆さん方のお陰でこの街に根を張れそうですよ｣なんてもみ手の俺
｢なにを言ってるんですか、理佐ちゃん企画こそ街で与太ってるサーファーたちまで雇ってくれてありがたいですよ｣なんて言ってくれる長老や街の有力者たち
理佐ちゃん企画ってのはキャバレー理佐ちゃんを中核として建設業から風俗業までを視野にいれた事業体を作ろうと目論む俺がグループの中心にしようと立ち上げた企画会社だ
キャバレー理佐ちゃんの接待に盛り上がる長老や街の有力者たちの懐に八戒が手渡す金の入った封筒を忍び込ませる越後屋な俺
｢俺の提案した流沙河の埋め立て工事の方も是非我が理佐ちゃんグループにお願いします｣なんてちゃっかり街の利権に食い込む俺
｢ちょっと俺君、ムカつくんだけど｣なんてそんなことにはお構い無くやっぱり絡んでくる理佐ちゃん
｢キャバレー経営から初めてゆくゆくは理佐ちゃんコンツェルンを作るのが夢だったんだ許してくれ理佐ちゃん｣って土下座する俺
｢観音菩薩が野心ギラギラにしてんじゃねーよ｣ってドス効かす理佐ちゃん
｢それにあの看板恥ずかしいんだけど･･･｣ってただただ睨む理佐ちゃんの看板を指差す理佐ちゃん
｢でもあの看板は外せないよ｣って頑なに拒否な俺
｢なんでよ？｣って頑なな俺にむくれる理佐ちゃん
｢だってただただ睨む理佐ちゃんは俺が生まれて初めて見た理佐ちゃんだから大看板にして街中の人に見せびらかしたいじゃん｣って野心ギラギラなわりに意外と純情な俺に
｢バカだなぁ･･･｣って呆れながらも照れ笑いの理佐ちゃんだから好き 書き手が足りない問題勃発
誰か書きに来て･･･寂しい･･･ もん｢そう言われれば東京都先生はどうされてるのかな｣
てち｢新スレ立ったのをご存知ないのかもね｣
もん｢大阪府先生も小林マネージャースレで忙しいのかな｣
もん｢作品によってはこちらにも書いてくれそうだけどね｣
てち｢でもさ、今はその大阪府先生だけじゃなくて、ハコオシ先生の不良学園とか、Re:Mindを超えるスレとか、ニャンコ先生の家政婦スレとか、個人での小説スレが流行りでしょ｣
もん｢キャット空中３回転か！｣
てち｢愛川欽也さんが声優やってたんだよね｣
もん｢読者置いてけぼりの加齢臭ネタだな｣
てち｢話戻すけどさ、だからここも庭先生が個人でバリバリやってくのかと思ってたから｣
もん｢さびしんぼうなんだね｣
てち｢さびしんぼうと言えば富田靖子さんですけど｣
もん｢また古い映画を(笑)｣
てち｢いや、映画もですけど主題歌をですね｣
もん｢歌われてたんでしたね｣
てち｢その昔、試しに薬師丸ひろこさんに歌わせてみたら案外上手かったんで、以来、主演女優とかが映画主題歌を歌うのが流行りましてね｣
もん｢薬師丸さんの次の原田知世さんもまあまあで｣
てち｢で、富田靖子さんであれあれ？ってなって｣
もん｢安田成美さんがトドメを刺したと｣
てち｢こらこらこら｣ もん｢だから私たちはいい時代に生まれましたよね〜｣
てち｢21人分で歌唱力ごまかせますからね｣
もん｢音痴で目立つと恥ずかしいからみんなそーっと歌ってますけどね｣
てち｢それにライブは口パクでいいし｣
もん｢口パク前提の振り付けもありますからね｣
てち｢歌ってるとこなのにマイクを頭上に振り上げてたりね｣
もん｢いっそのことマイク無しでもいいんじゃないかと｣
てち｢フォアボール連発に怒ってバット持たずに打席に入った選手みたいだね(笑)｣
もん｢でもさ、実際使わないのにいちいちあんな重いマイク持たされたり、ヘッドセット付けさせられたりって、おかしくない？｣
てち｢たしかに…壊したら何万円もするんでしょ？あれ｣
もん｢おもちゃやレプリカでいいよね｣
てち｢でもちょっと待って…ＴＶはいいとして、コンサートのＭＣや煽りはどうすんのよ｣
もん｢それもあらかじめ録音しておいて…あ、ダメかな…？｣
てち｢でしょ？｣
もん｢ちゃぷてん、プレッシャーでリップシンク失敗しそう｣
てち｢そっちの問題かい｣
もん｢じゃあ、ＭＣ担当のちゃぷてんと煽り担当のもなだけ本物にして、あとはレプリカで｣
てち｢レプリカ作るのもお金かかるんじゃないの？｣
もん｢大量生産すればコスト下がるでしょ｣
てち｢そんなに大量に作ってどうすんのよ｣
もん｢市販するのよ。『前髪で目を隠してこれ持って口パクすれば、あなたも欅坂46！』って｣
てち｢…｣
―おそまつ― >>26
個人での小説スレがトレンドとは知らずに原案ありスレを再興してしまった俺って･･･
東京都さんどうしちゃったんでしょうね？
人間の業を描くあのドロドロした作風好きなんだよなぁ
>>27
てちもん漫才や〜 >>27
やっぱり漫才はいいですね
もしチワンさんもお立てになるようでしたら、応援しますよw
>>28
トレンドなんすかねｗ
小説本スレ（言い方わからん）の雰囲気も好きですけどね
東京都さん、戻ってきてほしいです >>29
小林マネージャースレの作品めっちゃ良いですね
あのシリーズは長く続けて欲しいです ｢ねぇ、私のボディーガード見つけたの？｣
ってデュ･バリーねる夫人のことはいったん脇に置くマリーアントワネット理佐ちゃん
｢見つかんない、やっぱり近衛連隊ともなるとなかなか醜男がいないんだよね｣ってお手上げポーズの俺
｢ちょっと！なんで醜男探してんの？｣って俺を咎める理佐ちゃん
｢スキャンダルとかヤバイじゃん、革命の機運を高めようとしてる連中にエサを与えるようなもんだよ｣
なんて最もなこと言っているが本当は理佐ちゃんにひとめ惚れした俺の切なさ故の醜男限定なのさ
｢革命勢力ってもう活動してんの？｣って顔をしかめる理佐ちゃん
｢原作のベルバラよく知らないから分からんけどそろそろ活動してんじゃないかな｣って詳しくは分からない俺
｢適当なこと言ってんじゃねーよ｣ってドス効かすマリーアントワネット理佐ちゃん
｢ねぇ、そんなんで私のことギロチンから助けれるの？｣ってまたもや俺への不信感再発の理佐ちゃん
｢俺が助けるんじゃなくて理佐ちゃん自身が変わることで運命をかえるんだよ｣って理佐ちゃんに本気の自己変革を求める魂の教師な俺
真剣な俺を見つめるマリーアントワネット理佐ちゃん
｢どう変わればいいの？｣
って理佐ちゃんに聞かれて気づく変わる必要もないぐらい完璧な神の最高傑作理佐ちゃんだったと･･･
｢うーん、ルックスも性格も完璧となると直すとこ無いな･･･｣って途方に暮れる俺
｢なんで完璧な私がギロチンの犠牲になんなきゃいけないのよ！｣って自身の理不尽な運命にキレるマリーアントワネット理佐ちゃん
｢きっと何かしら欠点があるのかもしれないけど･･･俺には理佐ちゃんの欠点なんて思いつかないよ｣って力なく呟く俺
｢それじゃ欠点直せないから私変わらないじゃん！運命変更どうすんのよ！｣って今度は俺にキレる理佐ちゃん
まいったなぁ･･･
理佐ちゃんに惚れちゃったから直すべき欠点が見えなくなっちゃうなんて盲点だぜ･･･
なんて考えこんでたら
｢俺君さぁ･･･もしかして･･･私のこと好きなの？｣
なんて突然聞いてくるマリーアントワネット理佐ちゃんにドキドキが止まらないから好き ｢私のこと好きなの？｣
マリーアントワネット理佐ちゃんの突然の問いかけにドキドキが止まらない俺
永遠の命を持ち齢4000年を数えるサンジェルマン伯爵な俺だがこんなに胸がときめいたのは初めてかもしれない･･･
｢好きなわけないじゃん、19才の理佐ちゃんと4000才の俺だぜ、どんだけ年の差恋愛なんだよ｣って心とは裏腹なこと言う俺
マリーアントワネット理佐ちゃんを革命の業火から救うために派遣されてる己が身ゆえに理佐ちゃんへの恋心を押し隠す俺
｢そうだよね･･･変なこと聞いてごめん｣ってちょっと淋しそうな理佐ちゃんに胸が痛む俺
｢それに理佐ちゃんには旦那さんいるじゃん、嫌いじゃないんだろ16世のこと｣ってフランス国王ルイ16世の顔を思い浮かべる俺
｢うん、優しくて良い人だからね｣って微笑む理佐ちゃんにまたも心が痛む俺
｢理佐ちゃんごめん、ちょっと用事思い出したわ｣ってベルサイユ宮殿を去り居酒屋でヤケ酒な俺
｢ちきしょう！なんで16世より先に出会わなかったんだ俺たち｣なんてくだ巻く俺
当然のごとく隣の席のアベックに絡みボコられて店から叩き出される俺
｢辛い役目を引き受けちまったかな･･･｣なんて満月見ながら自嘲な笑みの俺
｢俺君？｣そんな俺に声をかけてくれたのはオスカルなぁちゃんこと西野七瀬ちゃんだ！？
｢なぁちゃん･･･｣ってなぁちゃんの顔見たら堪えてた涙ちょちょ切れな俺はなぁちゃんの胸に飛び込む
｢そうなんや、辛い恋だね｣なんて連隊長なんてやってたってやっぱり女ななぁちゃんは優しく俺を慰めてくれる
｢うん･･･もう少しこうしててもいい？｣ってここぞとばかりになぁちゃんに甘える俺
理佐ちゃんも好きだがなぁちゃんも好きな恋の両立待った無しな俺に
｢甘えてんじゃねーよ｣って突然のドス声
なぁちゃんの胸から顔をあげるとそこには愛しのマリーアントワネット理佐ちゃん
見られたな･･･って冷や汗半端ない俺
｢理佐ちゃん待ってくれ浮気じゃないんだ｣ってついさっき理佐ちゃんのこと好きな分けないじゃんって答えたわりに必死な俺
｢なに焦ってんの？｣って言いながらなぁちゃんにくっついてる俺を自分の方に引き取る理佐ちゃん
｢うちの俺君がお世話かけまして｣ってジェラシー全開でなぁちゃんに挨拶する理佐ちゃんにちょっと嬉しい俺
｢じゃあ俺君明日な｣なんて可愛い関西弁で挨拶して手をふるなぁちゃん
｢なに？明日って｣ってなぁちゃんの言葉に反応する理佐ちゃん
｢実はさ理佐ちゃんからSOSがきた時になぁちゃんと話し合いしてる最中だったんだ、それで話の続きは明日にでもって約束したからさ｣ってしどろもどろになりながらも説明する俺
｢私とそんなに変わんない年なのにあの娘にはときめいてんだ？｣って焼きもち理佐ちゃん
出会った男は全員自分に惚れないと気がすまないマリーアントワネット気質全開の理佐ちゃんにたじたじな俺
｢明日は私と遊びに行くって約束してたよね｣って無茶言い出す理佐ちゃん
｢そんな約束･･･してましたっけ？｣って恐る恐る聞き返す俺に
｢してたよ！｣って言い残して舞踏会に行っちゃうマリーアントワネット理佐ちゃんだから好き >>35
清々しいぐらいエロトークな欅ちゃんが好きw ｢バカだなぁ･･･｣
何故に俺がただただ睨む理佐ちゃんの大看板にこだわるのかを知って照れる愛しの理佐ちゃん
｢俺君のそうゆうとこに弱いんだよなぁ｣なんてデレる理佐ちゃんもまた良し
｢俺君そろそろ相談なんですけど｣
なんて理佐ちゃんにデレられてご機嫌な俺にすかさず相談を持ちかける抜け目ない八戒
｢なに？店を増やしたい｣って目を剥く俺
キャバレー理佐ちゃんが繁盛し過ぎて店が手狭になってきたなんて嬉しい悲鳴の八戒
｢そうなんですよ、今は攻め時だと思うんでけやかけ連帯責任ゲームの時のぷく顔理佐ちゃんを大看板にして２号店なんてどうですか？｣ってとんでもなく魅力的な提案してくるプレゼン上手な八戒
｢物件探すか？｣
バケツ抱えた理佐ちゃんが水を口に含み過ぎてぷく顔したとこが大看板になるのを想像して即答の俺
｢ねぇ、いちいち私のこと看板にしなくてもよくない｣って照れ屋な理佐ちゃん
｢いや、理佐ちゃんの大看板で世界を埋め尽くすために店を増やすんだからそこは譲れないな｣って本末転倒な俺
長老や街の有力者たちが盛り上がるのを尻目にキャバレー理佐ちゃん２号店について協議を続けてると店の入口が騒々しい
｢どうした？｣ってボーイ姿のサーファーたちに声をかける店の用心棒悟空
｢あっ、悟空さん隣の似非かっぱ寿司の若旦那が怒鳴りこんで来まして｣なんて困り顔のサーファーたち
｢なんだと！叩き出しちまえい！｣って激高する短気猿の悟空
悟空の指図で若旦那をボコボコにしちゃうサーファーたち
｢ねぇ、可哀想だから話を聞いてあげなよ｣なんて優しい天使のような理佐ちゃん
｢あんたたち末永く仲良く商売しようなんて言ってたくせにあんな看板出しやがって酷いじゃないか！｣
って『入口ここ↓』看板にイチャモンつける似非かっぱ寿司の若旦那
｢うちは店を出したばかりだからお客さんが迷っちゃいけないと思ってね｣なんてとぼける俺と八戒
｢たったら間違えて入ったうちの客からぼったくるような真似しないでくれよ、お陰で悪い噂が広まって客足が遠のいちゃったじゃないか｣って熱く訴える若旦那
｢俺君、それ本当？｣って眉間にしわを寄せて詰めてくる理佐ちゃん
慌てて首を横に振る俺と八戒
｢ぼったくりなんてしたら街の警察に捕まっちゃいますよ｣って訴える八戒
｢ちょうど警察の署長さんが居るから白黒つけますか？｣って賄賂ばらまいて長老はじめ街の有力者は押さえてるから強気に出る俺
｢俺さんの店に怒鳴り込んできた罪でブタ箱に放りこんどけ｣って署長さんに呼ばれて駆けつけた部下に命じる超俺びいきの警察署長
似非かっぱ寿司の若旦那が連行されたのを見送りながらお開きにして営業終了のキャバレー理佐ちゃん
｢最近店が上手くいってなくてノイローゼ気味だったみたいだよ｣
お風呂上がりに最近取り入れたレモンパックに余念のない理佐ちゃんに話しかける俺
｢可哀想だね、俺君色々と相談に乗ってあげなよ｣なんて顔中レモンだらけで言いそうだから好き >>38
非道になればなるほど理佐ちゃんに怒られた時にカタルシスが大きいのでw なぁちゃんの器が大きいですね
何でも受け止めてくれる女性には甘えたくもなりますわな
理佐ちゃんのワガママ具合もすごい好きです ｢色々と相談に乗ってあげなよ｣
なんて愛しの理佐ちゃんの天使な言葉を胸にお隣のかっぱ寿司に顔を出す翌朝な俺
たまには観音菩薩らしく慈悲深く助けてやるかなんて店を覗きこむと
｢昨夜は主人が申し訳ありませんでした｣なんて若旦那が警察にしょっぴかれちゅって気が動転しながらも俺の顔を見るなり謝る若奥さん
あの野郎には勿体ない可愛い嫁さんだな･･･
｢気にしないでください、私の方からも署長さんに早く釈放してあげるように言っときますから安心してください｣なんて奥さんが可愛いから優しい俺
｢奥さん、ところでお名前は？｣
｢小林由依です｣って素直に教えてくれるゆいぽん
｢なんか困ったことがあったら遠慮なく相談してください｣
若旦那がうちの店と揉めてるかはゆいぽんに話してないのを確認してからかっぱ寿司を後にする俺
｢良かった、若旦那が俺のこと話してないからゆいぽんに嫌われてないや｣って安心する小心者な俺
早速キャバレー理佐ちゃんに帰って仕事始める働き者な俺
｢お隣どうでした？｣って帳簿見ながら聞いてくる八戒
｢奥さんのゆいぽんが可愛いかった｣って答える俺に
｢奥さんが可愛いのも良いんすけどお隣が引っ越してくれたら横にキャバレー理佐ちゃんの２号店出せて良いんすけどねぇ｣ってナイスアイデアな八戒
早速スマホで警察に電話な俺
｢あっ、もしもし署長さん？かっぱ寿司の若旦那なんだけどさ、１週間ほど放り込んどいてください｣って署長さんにお願いする俺
似非かっぱ寿司に立ち退いてもらってキャバレー理佐ちゃん２号店出店へ動き出す俺
｢八戒、隣のかっぱ寿司が入ってるビルも街のビルだったよね？｣
｢確か長老がそんなこと言ってましたよ｣って八戒の答えにうなずく確信な俺
｢もしもし？常夏の街の46才主婦なんですけどお宅の名前騙ってるお寿司屋さんに迷惑してるんですけど！キー！！｣ってヒステリーな主婦のふりして本家かっぱ寿司にチクる俺に
｢チクってんじゃねーよ｣ってドス効かせながら理佐ちゃん登場
｢ねぇ、なんでお隣同士なのに仲良く出来ないの？｣って俺を詰める理佐ちゃんだから好き >>40
マリーアントワネット成分を強めにしたらワガママ理佐ちゃんになってしまうんですよね ｢罰が当たっても知らないからね｣
お隣のかっぱ寿司さんをいじめるなと注意しても改心しない事業の鬼な俺に匙を投げる愛しの理佐ちゃん
｢オイラ観音菩薩だぜ罰なんて当たるかよ｣って心の中でうそぶく俺
理佐ちゃんが店を出て行くのを見計らって長老のもとへ赴く俺
｢似非かっぱ寿司なんだけど本家かっぱ寿司に名前騙ってるのバレたみたいですよ｣って長老に囁く俺
｢訴えられて裁判になる前に強制退去させちまいましょうよ、今なら若旦那は塀の中だから楽勝ですよ
なにより街の大切な物件を詐欺紛いの店に貸してたなんてことになったら次の長老選挙に響きかねませんや｣って悪魔の囁きな俺
そして夕方･･･
｢本家のかっぱ寿司からクレームがきてしまいまして｣って相談にやってきた似非かっぱ寿司の若奥さんゆいぽん
困り顔似合うわぁってゆいぽんの相談聞きながら心の中で呟く俺
｢それと契約違反なので即刻退去するようにって勧告状まできてしまって･･･｣って絶句するゆいぽん
この人は不幸になればなるほど愛おしくなるタイプだなって冷静に分析する店貰っちゃうついでにゆいぽんもなんて野心家な俺
｢こんな時に主人は留置場に入れられたままだし｣ってうつむくゆいぽん
｢おかしいな？即刻釈放するように署長に強く言ったんですけどね｣なんて白々しい俺
｢会いに行っても取り調べ中だからの一言で面会も出来ないんです｣って途方にくれるゆいぽん
どうやら署長の指示で面会もさせてもらえてないようだな･･･署長さん有能だな
｢本家かっぱ寿司の方はうちの弁護士に交渉させましょう、立ち退きの件は私が長老に掛け合いますよ｣ってゆいぽんの肩を抱き寄せる俺
｢よろしくお願いいたします｣なんて頭を下げるゆいぽんを見送りながら仕事終わりの俺は日課のヘソクリ数えへ
｢無い！どこにもないよ〜｣
理佐ちゃんと天竺旅行初めて以来ありとあらゆる場面を利用してちょろまかしたヘソクリ約１億円が消えてしまい泣き声な俺
不味いじゃないかいくちゃんの爺から横領した金も混ざってるからおおやけに出来んぞ
何よりセコくヘソクリしてたなんて愛しの理佐ちゃんにはバレたくない俺
｢愛する理佐ちゃんには小さな男だなんて思われたくないじゃん｣なんて健気な俺に
｢なに泣いてんのよ、早速罰が当たったの？｣なんてイジワルな笑顔を浮かべる理佐ちゃんだけど好き ｢なぁ八戒、俺ってさ観音菩薩じゃん｣って八戒に話しかける俺
｢そんなの知ってますよ、どうしたんですか？朝からそわそわして｣
なんて白々しく話す俺のヘソクリ横領事件の重要容疑者八戒
１億消えたんやぞ？そわそわすんに決まってんじゃねぇかバカ野郎！
そんな怒りはおくびにも出さずに話を続ける俺
｢観音菩薩な俺の信条はさ罪を憎んで人を憎まずなんだよね｣って八戒に自首を促す優しい俺
｢だから！なんなんすか？俺、朝忙しいんすけど｣って俺の慈悲を踏みにじる八戒
｢悟空頼むわ｣って八戒に自首する気がないの分かって悟空に合図する俺
いきなり如意棒で八戒の頭をひっぱたいて気絶させちゃう悟空
｢なにしてんすか！？｣って気絶から目覚めるも素っ裸で十字架にかけられてる自分に驚く八戒
｢うるせぇ〜バカ野郎！てめえ俺の１億に手を出しやがってただじゃ済まさんぞ｣って八戒を怒鳴る俺
｢なんのこと言ってんですか！？本当に知らないですよ｣ってまだしらを切るしぶとい八戒
｢とぼけてんじゃねぇ〜この野郎！嘘ばっりこきやがっててめえの舌何枚あるんだコラ！｣
って昨日みたアウトレイジの真似を始める俺
｢そうだてめえ！舌出せコラ｣って俺の台詞を横取りするアウトレイジを一緒に見てた悟空
この猿本当にKYでウザいな
｢悟空、お前のそうゆう所がいまいち理佐ちゃんに好かれない所だよ｣って悟空を諭す俺
｢私がどうしたの？｣
なんてナイスタイミングでお店にやってきた愛しの理佐ちゃん
｢悟空が俺の台詞盗るんだよ、理佐ちゃんからも注意してよ｣って理佐ちゃんに悟空のことチクる俺
｢オレクンダイスキ！オレクンダイスキ！｣ってすかさず緊箍児の呪文を唱えて悟空を懲らしめてくれる理佐ちゃん
｢ありがとう理佐ちゃん｣って抱きしめようとする俺を
｢ウザいよ｣の一言で金縛りにする理佐ちゃん
｢うわっ！？なにこれ？｣って素っ裸で十字架にくくりつけられてる八戒を見て驚く理佐ちゃん
｢なんかSMに目覚めちゃってこんな姿になっちゃったみたいだよ｣
ってヘソクリのことが理佐ちゃんにバレないように八戒の口にボールギャグつけて喋れなくする俺
｢うわっ、ド変態じゃん｣ってドン引きする理佐ちゃんだけど
｢ちょっとムチ探してくるね｣なんてどっか行っちゃうドSな理佐ちゃん
｢おい！ゆいぽんとこ行く時間だからこのへんで勘弁しといてやるから理佐ちゃんに余計なこと言うなよ｣って八戒の耳もとで凄む俺
｢俺君、ムチあったよ｣なんて目を輝かせながら戻ってきた理佐ちゃん
｢良かったね｣って慌てて八戒から離れる俺に
｢１回やってみたかったんだ｣
なんてムチで八戒を叩いちゃいそうな女王様理佐ちゃんだから好き ちょっとお邪魔してもいいですかね
続くかわかりませんけど… 『ティファニーで理佐ちゃんを』（１）
午前二時半にインターホンが鳴らされた。
無礼極まりない訪問者を無視することも出来たのだが、
結局ドアを開いてしまったのは、僕が彼女を好きだからだろう。
薄暗い蛍光灯の下に、紅い頬が定まらず動いている。
「管理人さ〜ん、カギ、なくしてきちゃった」
虚ろな目が僕に向けられることはなく、華奢な体は今にも倒れそうだ。
「植木鉢の下に隠してあるんじゃないですか」
「うえきばち〜？」
「そう、いつもそうですよ」
「あ〜、そっか〜」
彼女はおぼつかない足取りで隣の部屋へ歩いていった。
その途中で倒れ込み、ぐったりと動かなくなった。
「渡邉さーん、寝ちゃダメですよ」
「うーん…」
僕は植木鉢をどけて、隣の家のカギを開けた。
彼女の靴を脱がして、カバンを部屋の中へ入れてから、彼女の肩を叩いた。
「歩けますかー」
返事がない。仕方ないからお姫様抱っこで彼女を担ぎ上げる。
彼女の体は軽く、少し揺さぶるとアルコールの匂いが立ち上って鼻に届く。
呼吸により吐き出されたアルコール分だけ、目元が優しい弧を描く。
介抱は面倒くさくもあったが、この上ない喜びでもあった。
彼女をベッドに置くと、散らばっているチラシを拾って裏にメモを残す。
『お酒はほどほどに 管理人』
微笑む彼女は何を夢見ているのだろう。
飲んだくれの彼女ではあるが、きっと何かを夢見てる。
その夢の成功を願い、僕は夢見る彼女をブランケットで包み込んだ。 『ティファニーで理佐ちゃんを』（２）
その十二時間後の、午後二時頃にインターホンが鳴らされた。
彼女は腫れぼったい目を擦りながら、両腕には三毛猫を抱えていた。
「昨日すいませんでした。ほら、猫ちゃんも謝んなさい」
全く反省の意は感じられないが、それでも許すことに何の抵抗も感じないのは、
僕が彼女を好きだからだろう。
「今日はお仕事無いんですか」
「ええ、昨日ドラマがクランクアップして、休みです」
「それで飲んでたんですね」
「もうくたくたですよ。いっぱい飲まさされちゃって」
「なら、ホットリンゴ酢とかいいですよ。レモンとはちみつ混ぜたりして飲むと」
「管理人さん、家にリンゴ酢とかあるんですか」
「うん。この前リアム・ギャラガーが雑誌でおすすめしてたから」
「作ってくれませんか、買いに行くの面倒くさいし」
「まあ、いいですよ」
「女優は順調ですか」
僕はリンゴ酢の分量を調整しながら、聞いた。
「全然」
「でも引っ張りだこじゃないですか」
「何ででしょうね。演技下手くそなのに」
「魅力があるんですよ、きっと」
僕はテーブルにホットリンゴ酢を置いた。
彼女は両手を温めながら、匂いをかいでいる。
「たぶんそういうところですよ」
「何が？」
「一つ一つの仕草に魅力があるんですよ」
「そうですか…実は女優辞めようかなと思ってるんです」
「何でですか」
彼女が女優を辞めたいと言い出すのは初めてではない。
ドラマを撮り終える度に、もぬけの殻になったように情熱が消え去り、僕のもとにやって来る。
僕はただの管理人なのだから、引き止める義務も、励ます義務も、無いはずだ。
それでも励ましてあげるのは、撮影中の彼女が幸せそうな表情をしているからだ。
好きな仕事を捨てるのはもったいないし、天職なんて簡単に見つかるものではない。
そして何より女優としての彼女が、僕は好きだった。
「ほら、猫ちゃんこれおいしいよ」
三毛猫はぺろっと下を出すと、ホットリンゴ酢を舐めた。
ものすごい勢いで逃げていった。
「猫はね…猫舌」
「あ、そっか。ごめんね猫ちゃ〜ん」
少しずつ彼女に微笑みが戻ってきた。 >>47
俺の大好きな理佐ちゃんと敬愛するリアムがニアミスするなんて >>48
最近になって、ようやくリアムの声が戻ってきて嬉しい限りです 『ティファニーで理佐ちゃんを』（３）
粋に揺れるコニャックに透けた窓の向こうに、人の影が忙しなく動いていた。
取り残された青春の影が追いつこうとしているのか、そんな時空を超えた幻影が必死に窓を叩いている。
ただ、自分の青年時代にしては少し髪が長い気もする。あれは自分の影ではない。
僕はカーテンを引き退け、影の正体を確かめた。
バスローブを纏った理佐ちゃんが、必死にベランダの窓を叩いている。
僕が彼女を好きであることを差し引いても、窓を開けるのには充分過ぎる泣き方だった。
寒さと怖さによって肩が震えていると見えた。
「どうしたんですか」
「助けて」
「どうしよう、とにかく入る？」
「うん」
彼女はソファーに座り、たった今隣の部屋で眠っている男について話し始めた。
「あの人ね、お酒が入ると暴力を振るうの。普段はいい人なんだけどね。
今日はあんまりにもひどいから、首絞めて気絶した隙にこっちに逃げてきた」
「首絞めて…？」
僕の肩は恐怖で震えがっていた。
彼女が首を締めたという事実も、その男が目覚めた時に起こる出来事も、何よりそんな女を見隠ししている自分が怖かった。
冷え切ったコニャックーを一気に飲み干し、これからのことを案じた。
「私にも、ちょうだい」
膝まで捲くれ上がったバスローブから伸びる足が、僕のベットをバタバタと叩いている。
もうすっかり落ち着いた様子で、というかそんなに落ち着かれても困るのだが、
彼女はブランデーを指差している。
「ダメです、何歳？」
「何歳に見える？」
間違えれば首を締められること間違いなしだ。僕は小さい声で答える。
「19ぐらい？」
「おー、当たり」
「じゃあ、やっぱりダメですね」
「ブランデーはフランスだからオッケーだよ」
「じゃ、いっかとはならないよね」
それでもブランデーを注いでしまったのは、僕が彼女を好きだからだろう。
半分ほど残ったビンを彼女に明け渡し、僕は眠りについた。 そっか、一応これ原案スレだったのか
タイトルで分かるかと思いますが、トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』です
映画の方はオードリー・ヘプバーンが演じていますね
理佐ちゃんに演技力があれはヘプバーン超えられるんじゃないかと思う今日この頃です >>51
オードリー･ヘプバーンの可憐さはちょっと人類の限界越えてますからねぇ
演技は羞恥心を克服して感情を感じれるようになると劇的に上手くなるらしいけど
恥ずかしがり屋なとこも理佐ちゃんの魅力だから悩ましい問題ですよね 「１回やってみたかったんだ」
なんて八戒を相手に女王様ごっこを始めちゃった愛しの理佐ちゃん
「理佐ちゃん、俺商談あるから出かけるけど八戒のボールギャグ外しちゃダメだよ」って理佐ちゃんに注意する俺
「ボールギャグってなに？」なんて聞いてくる理佐ちゃんに安心する俺
「口枷のこと、それ外すと興奮した八戒にエロいこと言われるから気をつけて」って理佐ちゃんを威かす俺
「うわっ、キモいな」
なんて言いながらムチをしならせて八戒を威嚇する理佐ちゃんを残してゆいぽんの待つお隣へと急ぎ足の俺
「即刻店をたたむってことと賠償金を払うことで告訴は取り下げてくれるそうてす」ってゆいぽんにでたらめな報告する俺
店にくるなり本家かっぱ寿司が損害賠償に３億寄越せって言ってきたって俺のハッタリが効いたのか店をたたむことをあっさり了承してくれるゆいぽん
「このビルからも立ち退かなきゃいけないのでちょうど良かったです」なんて力無く笑うゆいぽん
「それと賠償金ですね・・・聞きにくいんですけど・・・蓄えなんて幾らぐらいあります？」ってわざとらしく心苦しい演技する俺
「お店の回転資金と貯金を併せれば500万円ほどはあると思います」って素直に答えるゆいぽん
若旦那の野郎意外と貯めてやがったなってその貯金戴いて少しでも消えたヘソクリの損失補填したい俺
「500万円ですか・・・」って大げさに悩むふりする俺
「足りませんか・・・？」って不安気に聞くゆいぽん
足りるもなにも本家かっぱ寿司は店をたたむって約束であっさり許してくれたから本当は賠償金なんていらないんだ、すまないゆいぽん
「足りない500万円は私が出しますよ」ってゆいぽんに恩を着せる俺
「若旦那さんやこの店に出すんじゃなくて奥さんに出しますよ」って意味深な俺
「どうゆう意味か分かりますよね」って黙り混むゆいぽんの肩を抱き寄せる俺に
「弱味につけ込んでんじゃねーよ」って突然ドス効かせながら乱入してくる理佐ちゃんだから好き 「いたたたた〜」
愛しの理佐ちゃんに思いっきり頬っぺたつねられ悲鳴をあげる観音菩薩な俺
「なんか様子がおかしいからあとつけてきたら浮気してたんだね」
ってあと１歩で似非かっぱ寿司の若奥さんゆいぽんを愛人に出来るってとこで踏み込んできた怒りの理佐ちゃん
「八戒相手にノリノリで女王様ごっこしてたんじゃないの？」って嘆きの俺
「するか！そんなこと、俺君を油断させようとノリノリのふりしてただけだよ｣ってニヤリと笑う小癪な理佐ちゃん
「ねえ、なに考えてんの？」なんて俺の浮気を詰める理佐ちゃん
「すいません出来心です」って平身低頭理佐ちゃんに謝罪する俺
「お前出来心ばっかりだな」って怒り冷めやらぬ絶世の美女理佐ちゃん
「思いもよらぬこととはいえ浮気なんぞしようとしまして・・・」地べた見つめながらさらに謝る俺
「変な条件つけないで助けてあげなよって俺に注文つけて帰ってく愛しの理佐ちゃん
「凄い綺麗な奥さんですね」なんて理佐ちゃんの美しさにやや呆然とするゆいぽん
「奥さんではないんですけど・・・一生添い遂げたいなんて勝手に押しかけてきて嫁気取りなんてす・・・」なんて懲りてない俺
「そんなこと言ったら悪いですよ、奥さんに」なんて決めつけるゆいぽん
「理佐ちゃんもああ言ってるんで足りない分は私が出して話つけときます」って似非かっぱ寿司を後にする俺
「ゆいぽんを愛人にしそこなったけど一銭も使わずに恩を売れたから良しとしよう」なんて自分を納得させて店に入る俺
八戒を拷問にかけてヘソクリ１億を取り戻さねば
「あれ？八戒どこ行ったの」ってもぬけの殻になった十字架を見て八戒探す俺
「私の用事でお出かけしたよ」ってまだ怒ってるみたいな理佐ちゃんだけど好き ｢私の用事でお出かけしたよ｣
って八戒の行方を教えてくれるもま不機嫌な愛しの理佐ちゃん
「そうなんだ」って軽い返事して口笛吹きながら仕事始める振りする俺
理佐ちゃん怖いから今日は１日良い子にしてる決意な俺
そして３日後・・・
「全て片付いたから若旦那出したげて｣なんて俺の電話で釈放された若旦那
「若旦那が捕まってる間に本家かっぱ寿司に訴えられるは家主からは契約違反をたてに立ち退き迫られて大変でしたよ」
なんて俺の言葉に憮然とした表情の若旦那
「引っ越しの挨拶に来た割りには愛想が無いですな」なんて俺まで憮然としちゃうわけだ
「あなた、俺さんには本当にお世話になったんだからお礼して」なんて若旦那に注意しながら申し訳なさそうに俺に頭を下げるゆいぽん
「じゃあ、お達者で」って愛想の悪い若旦那に気分を害した俺は謝るゆいぽんを残して仕事に戻る
「これからどうするんだろうね？似非かっぱ寿司の二人・・・」って理佐ちゃん企画の事務所に入ってくるなり呟く理佐ちゃん
「若旦那の態度しだいではキャバレー理佐ちゃん２号店で雇ってやろうと思ったんだけどね・・・」なんて慈悲の心はある俺
「２号店？」って訝しげな理佐ちゃん
「うん、似非かっぱ寿司の出てった跡を空けとけないからって長老に頼まれちゃってさ、真横に２号店なんて嫌だったんだけどね」なんて理佐ちゃんにウソ八百な言い訳する俺
「ふーん、そうなんだ」ってことさら興味無さそうな理佐ちゃん
「話し変わるけどさ、お部屋の掃除してたら１億円拾ったんだ」って急に楽しそうに話す理佐ちゃん
なに!？
「俺君心当たりある？」って可愛い顔で聞く理佐ちゃんに首を横に振る俺
１億もちょろまかしてたのバレたらシャレにならんわ・・・って理佐ちゃんの機嫌を損ねたくなくて１億を諦める俺
「俺君も心当たりないんだ、前のお客さんのかな？最高級スイート借りるようなお客さんなら不思議じゃないよね？」って無邪気な理佐ちゃん
力無く頷く俺に
「私が貰っちゃうから黙っててね」なんて笑顔で言いそうだから好き 「俺君ありがとうございます」
ってはしゃぎながら俺に握手を求める八戒
キャバレー理佐ちゃん2号店が自分の希望通りに似非かっぱ寿司のあった隣にオープン出来たのがよっぽど嬉しいのだろう
「ちょっと中の様子見てきます」なんてぷく顔理佐ちゃんの大看板を見てる俺を残してスキップしながら店へと消える上機嫌な八戒
俺のヘソクリ１億の横領犯に間違われて拷問されたのを逆怨みして口も利いてくれなかったくせに現金な奴だって苦笑いな俺
似非かっぱ寿司の若旦那とその奥さんであるゆいぽんが常夏の街から消えて２ヶ月
すったもんだの末、開店にこぎ着けたキャバレー理佐ちゃん２号店の大看板を見上げてほっとため息の俺に
「ため息ついてんじゃねーよ」なんてドス効かせながら飲み物持って来てくれる愛しの理佐ちゃん
「本当にこの写真看板にしちゃったんだ・・・恥ずかしいなぁ」って嘆く理佐ちゃんもまた良きかな
「水を含み過ぎたぷく顔理佐ちゃんほど可愛いものは存在しないことを啓蒙したいからね」って笑う俺
「啓蒙しなくていいよ」って呆れる理佐ちゃん
俺の１億をネコババした理佐ちゃん・・・
「ところでホテルの部屋から出てきた１億はどうしたの？」って諦めたとはいえ俺のヘソクリの使い途が知りたい俺
「１億なんてどう使っていいか分からないから寄付しちゃった」なんてこともなげに言う理佐ちゃん
｢寄付･･･かぁ･･･｣
俺のヘソクリ１億が憐れになって通りがかりの酔っぱらいに殴りかかる俺
「弱ぇくせにゴロまいてんじゃねえ」
なんて地べたに横たわる俺に捨て台詞吐いて歩き去るゴロマキ権藤
ゴロマキ権藤はジョーを苦しめたウルフ金串をボコボコにしちゃうケンカの達人だ
俺があっさり返り討ちにあっても当たり前恥ずかしくなんてないやいって強がる俺
「俺君大丈夫？」なんて心配してくれる理佐ちゃん
「うん、ありがとう」って理佐ちゃんに肩を貸してもらって立ち上がる俺
「浮気したバチが当たったのかも」なんて笑う理佐ちゃん
「未遂だけどね」って主張する俺に
「我が家のルールでは未遂も浮気なんです」
なんて嫁気取りの理佐ちゃんだから好き 常夏の街流沙河編は沙悟浄が主役なんだけど前振りが長くて未だ登場しないことに我ながら驚く 『ティファニーで理佐ちゃんを』（４）
テーブル上の紙が、朝日によって白く反射していた。
言葉が見えた瞬間、僕は呆然と立ち尽くした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
管理人さんへ
引っ越します
半年という短い期間ではありましたが、ありがとうございました
私は常に理想を追い求める女でなければならないのです
安定を手に入れるため、動かなければならないのです
私の理想はね…そう、ティファニーみたいなところ
貴婦人の集うような場所で、朝ごはんを食べてみたいなあ
あ、そうだネコちゃんにエサやっといてね
お世話さんでした
理佐
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
なるほど、いかにも彼女らしい去り方だ。
向かった先が何処であれ、僕は応援してるよ。
『ティファニーで理佐ちゃんを』（終）
理佐ちゃんをヒロインにすると、なぜか置き手紙ドロンになってしまうw >>55-58
ゆいぽんが登場しても、理佐ちゃんが好きで締めるところは流石ですね
恋のライバルや悪役って物語には必須ですけど、書いてる側としては心が痛むんですよね…
ヒロインの女の子がヤキモチ妬いてると、つい救ってやりたくなります（もちろんゆいぽんも） >>59
ということはまだまだ続くんですねw
楽しみです
マジで東京都さん戻って来ませんね…
なんか寂しい >>62
自分自身なんのために書き続けてるのか分からないままにまだ続きそうですw
2ちゃんは基本的に反応無いですからねぇ
時に書くことに虚しさを感じて間を開けたくなるもんですよ
東京都さんも他の皆さんも気が向いたら戻って来てくれるんじゃないでしょうか
それまでこのスレを維持したいものですなぁ >>60
理佐ちゃん照れ屋だから置き手紙ドロンは必然ですな 時計の針が、タイムリミット告げようとしている。
３月も終わりだというのに、降ってきた季節外れの雪が駅のホームを白く染めていく。
「東京で見る雪は、もうこれが最後なんだね」
由依ちゃんが、僕のダウンジャケットの肩にかかった粉雪を払いながら、
寂しそうにつぶやいた。
(つづく) ＿＿＿＿＿＿＿＿＿
由依ちゃんと出会ったのは、４年前の冬だった。
歌手に憧れ上京してきたばかりだったあの頃。
高校時代から使っているギターだけが僕の友達だった。
僕はいつものように、駅前のロータリーの噴水に座りギターケースを前に置き、
昭和の名曲を歌っていた。立ち止まる人はなく、たまに立ち止まったかと思えばすぐに去っていく。
その冷たい目が、僕は嫌いだった。
「クソみたいな歌、うたってんじゃねーよ」
突然、酔っぱらったおっさんがギターケースに唾をはきかけ、
エロ週刊誌を投げ入れて笑った。僕は悔しくて、でも何もできずに涙声になって歌い続けるだけだった。
それを見ていた、若い男女のカップルが憐みの目を僕に向けていた。
(つづく) もう今日は帰ろう。そう思い、歌うのをやめた時だった。
「もう、おしまいですか？」
顔を上げると、セーラー服でポニーテールの少女が僕を見ていた。
その目は、東京で初めて見る、あたたかい目だった。
彼女はしゃがむと、ポケットから缶コーヒーを一つ取り出して、
ギターケースにそっと入れた。
「私、昔の歌、好きなんです」
彼女はそう言って人差し指を立て、「もう１曲だけお願いします」と頭を下げた。
僕は思わず、ギターを鳴らしていた。
少女は、僕が歌う吉田拓郎を、体を揺らして聴いている。
そしてキラキラと目が潤んだかと思うと、涙が一筋頬につたったのだ。
純粋な少女に、僕は惹かれていた。
歌い終わると、ちょうど雪が降って来た。東京で見る、初めての雪だった。
「お空も泣いてますね」
彼女はそう言うと、涙をぬぐいながら八重歯を見せて笑ってみせた。
(つづく) 東京に受験に来ていた高校生の由依ちゃんと22歳の僕は、
その日から連絡を取り合うようになった。
やがて、大学生になり上京してきた由依ちゃんと同棲するようになり、彼女は僕の夢を支えてくれた。
大学に行きながらバイトをして、毎日ごはんを作って待っていてくれた。
オーディションで落ちるたび、由依ちゃんは言うんだ。
「○○くんの歌は、み〜んなを幸せにするよ。だって私が幸せなんだもん」
そして僕からギターを奪い、デタラメに弾いておどけるんだ。
僕は「このへたくそ」とからかう。由依ちゃんが顔を膨らませる。僕らの一連の儀式だ。
狭いアパートの一室で二人、ふざけ合っていれば僕たちは無敵になれた気がした。
(つづく) 由依ちゃんの異変に気付いたのは、彼女が卒業する年の冬だった。
いつもは無邪気な彼女が何日も笑っていない。
「私ね、やっぱり実家のお手伝いすることにしたの。いつまでも自分だけ好き勝手
させてもらってるのが、もう苦しいの」
それから少しの間をおいて、本音らしいことを言った。
「東京って、冷たいの」
僕は何も言わず、彼女の声が聞こえないように、ギターの調弦を延々とした。
「でもね。○○くんの歌だけはね。いつもいつも温かったんだよ。ほんとだよ」
本当は由依ちゃんを引きとめたかった。でも、夢を追いかけているだけの無職の僕に、
その資格はない……。由依ちゃんは知らない間に、僕なんかよりずっと大人になったんだ。
無邪気な子どものままなのは、僕だけなんだ。
(つづく) ＿＿＿＿＿＿＿＿＿
発車メロディーが流れる。アナウンスに促され、彼女は僕の手から鞄をそっと取り、
3号車に乗りこんでいく。
出会った頃、少女だった由依ちゃんは、
化粧もずっとうまくなったしずっとオシャレになった。大人になって僕の元から去っていく。
僕は出会ったあの夜の由依ちゃんをずっと、抱きしめていたかった。
動き始めた新幹線の窓に顔を付けて、由依ちゃんが何か言おうとしている。
僕は由依ちゃんの唇が「さようなら」と動くのが怖くて、下を向くしかできなかった。
窓を叩く音に思わず顔を上げた。
いつの間にかポニーテールになった由依ちゃんは、
涙をぬぐって八重歯を見せて笑ってみせた。
それはあの夜、出会った少女のままだった。
ホームの彼女が立っていた場所に、雪がそっと舞い落ちて、溶けて消えたんだ。
(おしまい)
出典「なごり雪」1974年 作詞・作曲 伊勢正三 御無沙汰しています。
みなさんのお話は、読ませていただいていました。
ゆいぽん可愛いすぎる問題が深刻になって来たので、妄想を書いて
鎮めてみましたｗ
歌の世界観にインスパイアーされて、書いてみました。
小説スレが何個か落ちてしまったのは切なかったですね・・・・・・。
大阪府さんの、ゆいぽんのスレ好きです。これからもさわやかな作品、
期待しています。庭さん、ぽんスレにスカートの書き込みありがとうございますｗ
また妄想が膨らんだお邪魔させていただきますね。 >>71
久しぶりの投稿を埼玉県民の日に合わせてくるとは流石ぽん民の鑑ですねw
また読めることを楽しみにしています >>70
ぽん民さんおかえりなさいませm(__)m
これ読んだらなごり雪を聴くたびにゆいぽんが浮かんできてしまいますね
>>71
ぽんスレはなかなか凄いことになってますねw Re:Mindを超える小説スレが落ちてしまいましたなぁ 手コキスレも落ちてます(笑)
最近また変なスレ立てが盛んなので最終書き込みから2日経たずにdat落ちするようになってますな ふるさとは美しい。
電車に長いこと揺られていただけに、より美しく見えた。
月日を経ても、自然だけは変わらずにいてくれる。流れる雲の少なさに、心も晴れやかになる。
少年の思い出がこの手に帰ってきたようだった。
電車は甲高いブレーキを鳴らして、駅へ入った。
僕はドアが開いてから、そう多くはない荷物を網棚から下ろした。
ホームの様子は六年前から変わっておらず、ペンキが塗り直された痕もない。
ロータリーには、タクシーはおろかバスさえも動いている様子がない。
僕は駅前商店街のアーケードをくぐった。シャッターの数が増えている。
歩いているのは老人ばかりで、活気はどこにも見当たらない。
寂しい気持ちで商店街を通り抜け、家へ向かった。
「あー、お帰り」
母ちゃんが水やりをしながら、何でもないように言った。
小学生の息子が学校から帰ってきた時のような口調だった。
「そうだ、あんた愛佳ちゃんに顔見せてきなさい」
「はあ、何で？」
「綺麗になってるよ。いま、町内会のお手伝いで公民館いるから」
「あっそ」
（つづく） 公民館からは人が帰り始めていた。
「お疲れ様でした〜」
特徴ある高い声が聞こえた。
館内に目を向けると、愛佳がおじいさん達にお辞儀をしていた。
モデルのような姿勢は、老人たちのなかで際立っている。
僕は片手を挙げた。愛佳も黙ってそれに応える。
横を通り過ぎ立ち止まると、「帰って来たんだ」とこっちも見ずに言った。
「うん、すぐ戻るけどね。ほら、これお土産」
「すぐ帰っちゃうんだ」
「明日には帰るよ」
「じゃあ、今日しか会えないね。明日は忙しいから」
まだ色づく前の梅を横目に、ただただ歩いた。愛佳はずっと道路を見ながら歩いていた。
「最近どう？」
僕は聞いた。
「六年も会ってないのに最近も何もないよ」
「そうだね…結婚とかは？」
「してないよ。そっちは」
僕は少し微笑んだ。愛佳がびっくりしたような顔をした。
「え、結婚したの」
「してないよ」
「何だ、よかった」
「何がよかったの？」
「ううん、何でもない」
愛佳がポケットに手を突っ込んで早く歩き出した。
「俺さ、愛佳のこと一度だけ好きになったことあったんだよ」
「愛佳のこと？」
愛佳が振り返った。
「うん、一人称直ってないね」
「ほんとだね。今、久しぶりに愛佳って言っちゃった」
「また帰ってくるよ」
「うん、ずっと待ってるよ」
そう、一度だけ…好きになってからは、一度だけ。
君はまだ覚えているかな？
ランドセルを背負いながら交わした結婚の約束。
都会にはない、甘酸っぱい風が吹いた。
（おわり） 乃木坂ちゃんより『あの教室』です
MVを見る限りでは、飛鳥ちゃんと堀ちゃんの女同士の関係を書いているようですね
歌詞だけで考えた場合は、どっちとも取れるので男女関係にしました >>71
日本語を丁寧に取り扱った歌は消えつつありますね
由依ちゃんの繊細さを表現するには持って来いの曲です
ゆいぽんスレはですね、もう発想が湧かなくなったのでお暇しようかと思っとりますw
また作品書いてくださいね
>>63
私も反応したいとは思ってるんですが、庭さんの創作スピードが早いものでね
>>75
まだ落ちてなかったことにびっくりですw >>79
ゆいぽんのスレうっかり挙げてしまいましたw
>>80
乙でありますm(__)m 「ねぇ、大事なこと忘れてない？」
理佐ちゃん企画の事務所で金勘定してる俺にファッション雑誌から顔をあげて問いかけてくる愛しの理佐ちゃん
「なにも忘れてないね、我が人生で大事なことと言えば理佐ちゃんと金、両方目の前にあるから忘れようがないやね」って超順調な俺
キャバレー理佐ちゃん２号店をオープンして早２ヶ月
八戒の卓越したマネージメント能力のお陰でキャバレー理佐ちゃんは２店舗とも素晴らしい収益をあげていた
「私とお金以外に大事なことが無いのも問題だけどさ、お供になる予定の河童のこと忘れてない？」って俺を再び問いただす理佐ちゃん
「そう言えば商売に忙しくて忘れてたけど挨拶に来てねぇなあいつ・・・」って首を傾げる俺
「俺君は商売じゃなくて悪事に忙しかったんだけどね」って小声で呟く理佐ちゃん
「午後から長老たちと流沙河の埋め立て計画の視察があるから様子見てくるかな」って理佐ちゃんの嫌味をスルーして呟く俺
「私も行っていい？」なんて食いついてくる川遊びしたい理佐ちゃん
「遊びじゃないからご遠慮ください」って丁重にお断りする俺に
「断ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、せっかく俺君がプライベートビーチプレゼントしてくれたのにまだ一緒に遊んでないんだよ」なんて拗ねる理佐ちゃん
プライベートビーチってのは流沙河の埋め立て計画のどさくさに紛れて理佐ちゃんのために俺が街から掠め取ったものだ
似非かっぱ寿司の若奥さんゆいぽん相手に浮気しそうになった俺を怒ってた理佐ちゃんだったけど
理佐ちゃんの機嫌を取るために危ない橋を渡ってまでプライベートビーチをプレゼントした俺の誠意に感動して許してくれたのは言うまでもない
「俺君、えいっ！」なんてはしゃぎながら河の水を俺にかけてくる理佐ちゃん
結局理佐ちゃんのおねだりに負けて長老たちとの視察はキャンセルして流沙河のプライベートビーチで理佐ちゃんと遊んでる俺
「理佐ちゃん、なんで水着じゃないんだい」なんてショーパンTシャツ姿の理佐ちゃんに抗議する俺
水に濡れたショーパンTシャツもそれはそれでエロいんだけどね・・・
「だって八戒ちゃんが私のことやらしい目で見るんだもん」って八戒を指差す理佐ちゃん
流沙河に遊びに行くと聞きつけて付いてきた邪魔者八戒・・・
「俺のことなんて気にしないでバーンと露出してくださいよ」なんて無神経な八戒
「俺君、あっち行こう」
なんてエロい八戒を無視して二人だけの世界希望な理佐ちゃんだから好き 「俺君、あっち行こう」なんて俺の手を引っ張る理佐ちゃん
無神経な八戒のせいで突然やって来た愛しの理佐ちゃんと二人だけのプライベートビーチ
「やっぱり濡れたTシャツから透けるビキニはなかなかエロいな」
なんて水着じゃない理佐ちゃんにがっかりしてたのがウソみたいに横に座る理佐ちゃんをチラ見な俺
「流沙河の埋め立て計画ってどんな計画なの？」
エロモードに入ろうとする俺の機先を制するように仕事の話を始める理佐ちゃん
「その話は理佐ちゃんには難しいから今度にして今は二人の未来について語り合いたいな」って理佐ちゃんにささやく俺
「お味噌扱いしてんじやねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、これでも理佐ちゃん企画の社長なんですけど」ってお飾り社長の反乱な理佐ちゃん
「実際の経営ってなると綺麗事じゃすまないからさ、理佐ちゃんにはそうゆう社会の裏側とか見て欲しくないんだよね」ってマジメな話の俺
「でも自分の会社のことぐらい知っときたいよ」って拗ねる理佐ちゃん
「理佐ちゃんランド作るんすよね」なんてさくっと会話に割り込む八戒
この野郎・・・俺と理佐ちゃんがエロいことすんじゃねぇかと勘ぐってつけて来やがったな・・・
「お前余計なこと言うなよ」って八戒をたしなめる俺
「理佐ちゃんランドってなに？」って怪訝な顔の理佐ちゃん
「理佐ちゃんをマスコットにしたテーマパーク作ろうと思ってさ」って照れながら答える俺
「恋人のためにテーマパーク作っちゃうなんてさすが俺君ですよ、やっぱり観音菩薩ともなると贈り物のスケールが違いますね」
なんて俺を持ち上げるお調子者八戒
「からかうなよ、完成するまでは理佐ちゃんに秘密だったのにバラしやがって」って苦笑いする俺
「やり過ぎてない・・・」って感心しきりな八戒とは正反対にスケールのでかい贈り物にドン引きする常識人理佐ちゃん
「やり過ぎじゃないよ、世界一の美人理佐ちゃんだぜ！テーマパーク贈ったぐらいじゃ足りないぐらいだよ
前から思ってたんだけど理佐ちゃんは自己評価が低いんだよね、人生から得られる物なんて自己評価しだいなんだぜ
もっと自分に自信持てよ！観音菩薩な俺が惚れてんだぜ」
って理佐ちゃんには世界一の美人に相応しい自己イメージを持って欲しい俺
「そうですよ、キャバレー理佐ちゃんの大看板だって会社の名前に理佐ちゃん企画ってつけたのだって
神様のお気に入りNo.１じゃなくなって落ち込んでるお師匠様を励ますためにやってんですよ俺君は」なんて俺の真意を喋っちゃう八戒
「そうなの？」ってちょっと戸惑いながら俺を見る理佐ちゃん
笑顔でうなずく俺に
「じゃあ、貰っちゃおうかな・・・」なんて控えめに言う理佐ちゃんだから好き 着々と更新乙であります
庭さんの更新があるとほっとする今日この頃 >>84
僕なんぞに暖かいお言葉ありがとうございますm(__)m >>83
男のロマンって感じですね
理佐ちゃんには、海水浴場ではなくプライベートビーチがお似合いです
チワンさんと庭さん、小林マネスレは放置で結構ですよw
もうアイデアがありませんw 『必然的恋人』（１）
「モテるでしょ」
「うーん、まあ可愛いとは言われてるけどね」
織田が軽くスキップをしている。廊下の先は暗いけど、恐れることなく進んでいる。
「用具室ってどっちだっけー」
織田が大声で言った。
「みぎー」と僕が答えると、織田が右へ消えた。
僕が用具室へ着いたころには、すでにスピーカーが運び出されていた。
「ごめーん、これ一人でもいけた。スピーカーってそんなに…」
織田はそこまで言いかけて言葉を切った。
片手でスピーカーを引きずり、もう片方の手で僕を引っ張った。
僕を用具室へ連れ込み、ドアを閉めた。
「しーっ！」
わけもわからず周りを見回していたが、しばらくすると下品な笑い声が聞こえてきた。
スパイクの金属音がカチカチと近づいてきた。織田は深妙な顔でうつむいている。
「この前ね…」
スパイクの音が通り過ぎると、織田が口を開いた。
「あの野球部の先輩のこと振ったの。そしたらなんか目付けられちゃってさ、もう大変」
「ああ…そう。そろそろ手離してもらっていい？」
「ごめんごめん。何か怖くてさ」
織田が手を離して、スピーカーを持ち上げた。
この日、幾度となく現れた恋のシグナルは、ほとんど織田には意味をなさなかった。
（つづく） 『必然的恋人』（２）
月曜日の朝、日が昇るよりも前に目が覚めた。
時計の針を待ちきれず、全ての行動が普段より早くなった。
いつもより二十分早く教室へ入ると、織田が本を読んでいた。他には誰もいない。
僕は静かにカバンを置き、適当に教科書を開いて勉強しているふりをした。
始業が近くなり、人が増えていくに従って、織田は陽気さを取り戻した。
グループの中心で会話に参加し、他の男子とも楽しそうに喋っている。
僕は安心して教科書を閉じ、ラジオ感覚でその会話を聞いていた。
僕は窓際の席に目を向けた。
楽しそうな織田とは対称的に、不気味な笑みを浮かべている女の子がいる。
それが長沢菜々香であり、僕のガールフレンドでもあった。
なぜ、僕と菜々香が付き合っているのかは、彼女の「ハサミ」に聞かねばならない。
三ヶ月前のことだった。
菜々香とは隣の席で、特に仲が良いわけでもなかった。
その日、菜々香が消しゴムを家に忘れたらしく、貸してと頼まれた。
「おかしいなあ」と菜々香は筆箱の中を探っていた。
その時、錆びついたハサミが目に入った。
「そのハサミ変わってるね」と言うと、「魔法のハサミなんだ」と菜々香が言った。
（たぶんつづく） >>86
ゆいぽんブログを真似るスレに参加していた頃を思い出して書いちゃいました(笑)
それではあちらは放置ということで(笑)
>>88
いつもながら思わず引き込まれます >>86
放置了解しました
>>88
続きが気になる >>89
どうもです
そういえば、そんなスレありましたね
>>90
俺もそもそも続くかどうかが気になりますw
実は登場人物は3人と決めていたんですが、
その3人目が思わぬ形で出現してしまいました 『必然的恋人』（３）
お昼休みに菜々香の工作授業が始まった。
菜々香はペンとルーズリーフ、ハサミを机に出した。
「ペンと紙は何でもいいんだ。まず、縦書きで二人の名前を書いてね、それからハートで囲む」
書かれたのは僕と菜々香のフルネームだった。菜々香はハートの形に沿って例のハサミで切った。
「これで終わり」
「何が？」
「これでこの二人は付き合うことになるんだよ」
「俺たちのこと？」
「うん」
「そりゃよかったね」
「信じてないでしょ」
「はい」
しかしこのハサミの威力は凄まじかった。
この日初めて喋ったのに、一緒に帰っていた。
冷たい風がおいしそうな匂いを運ぶ街中、制服姿で並んで歩くさまはカップル以外の何物でもない。
菜々香は頻繁に両手を擦り合わせ、寒そうにしている。
「手袋かしてあげるよ」
「え、いいの」
「俺は寒くないから」
菜々香は手袋を受け取ると、「は〜あったか〜い」と笑顔になった。
「ハサミのこと、聞いてもいい？」
菜々香がうなずいた。
「どこで買ったの？」
「小さい頃にね、よく大叔母さんの家に遊びに行ってたんだ。日本生まれの人じゃないんだけどね。女の人なのに物理学の博士やってたんだ。」
「名前は？」
「ライスバレー博士だよ」
菜々香があまりにも自信ありといった感じだったので、「ああ、あのライスバレー博士か」と言いたかったのだが、
残念ながら僕は名前さえも聞いたことがなかった。
（つづく） 『必然的恋人』（４）
ライスバレー博士は潔癖症だったらしい。
綺麗な身なりをしていたために、常に男から追いかけられ、それが耐えられなかったらしい。
そこで開発されたのがあのハサミだった。追いかけ回す男の名を書き、適当な女とくっつける。
そうすることで、ライスバレー博士は自身の純潔を生涯守り抜いたらしい。
「あ、そうだ」
菜々香は立ち止まり、厳しい顔になった。
「このハサミね、一ヶ月に一回しか使えないんだ。それと、ハートをギザギザに切るとそのカップルは別れちゃうんだ」
「あのさ、今の話が全部本当だったら、ノーベル賞取れたんじゃないの？」
「世の中にはね、どうやっても説明できないことがあるんだ。ハサミもその一つ」
今は亡き偉大な物理学者に敬意を示すとともに、正体の知れぬハサミに恐れを覚えた。
（続くかな？） 『必然的恋人』（５）
魔法のハサミを使ってしまうと、30日間ロックされて閉じたままだ。
それが今日、やっと解除された。
僕は菜々香にあるお願いをした。
「俺とオダナナをくっつけてくれない？」
菜々香はそれを受け入れた。一ヶ月前のハートの紙をファイルから抜き、ギザギザにちぎった。
ちぎる時は魔法のハサミでなくてもいいらしい。
僕の名前と、菜々香の名前が真ん中で別れた。
「ごめんね、俺なんかのために二ヶ月分も使わせちゃって」
「ううん、いいの」
菜々香は、淡々と織田の名前を書いている。
「これどうする？私が持っとく？」
「うん、持っといて。何か怖いし」
こうして、僕と織田は近づいた。
作り物の愛がハサミによって形作られた。
菜々香とは口を聞かなくなった。
そして、物語はスピーカーを運んだ日へ進むのである。
(たぶんつづく） なるほど。こう続くんですね(ﾜｸﾜｸ)
ちなみにライスバレー博士はダサくてなんぼですから全く無問題でしょw >>97
まあ、ライスバレーの出番はもう終わりなんですけどねw
>>98
これファンタジーなんですかねw 『必然的恋人』（６）
文化祭の準備でスピーカーが必要になり、手が空いていた僕と織田は用具室へ向かうことになった。
用具室で隠れて手を繋いで、野球部の先輩をやり過ごした後、織田が言った。
「あの野球部の先輩のこと振ったの。そしたらなんか目付けられちゃってさ、もう大変」
「ああ…そう。そろそろ手離してもらっていい？」
「ごめんごめん。何か怖くてさ…」
しばらく沈黙が続いた後、「あのさ」と二人は同時に言った。
「何？」
僕が聞くと、織田は少し笑みを浮かべた。
「別れよっか」
「そうだね」
とても自然なことに思われた。付き合いはじめて二ヶ月、お互い潮時のような感じもしていた。
スピーカーを織田に任せて、僕は用具室を出た。
頭では納得しているはずなのに、自然と涙が出てきた。
僕は階段を重い足取りで上った。
「ごめんね」と上で声がした。
踊り場に菜々香が立っていた。
両手には紙切れが握られている。暗くて字は読めないけれど、それが何であるかはすぐにわかった。
（たぶん次で終わるはず） 『必然的恋人』（７）
「ごめんなさい」
「いいよ、もう気にしてないから」
僕は菜々香の両手から紙を奪い取り、ぐちゃぐちゃに丸めた。
屋上を照らす太陽が、昨日の涙を拭い去った。
ちょっぴり風は冷たいけれど、光の強さが勝っていた。
見下ろした街角は、どこもキラキラ輝いていてダイヤのようだ。
「もしかしたら、必然だったのかもね」
僕の言葉に、菜々香はきょとんとした。
「菜々香ちゃんのことは好きだからもう謝んないで」
「え、まだ好きなの？」
「不思議だね、とっくに紙は破れてるのにね」
「実はね…」
菜々香はそう言うと、ポケットから紙を取り出した。僕と菜々香の名前が書かれている。
「ああ、また書いたんだ。だから…」
「違うよ」
僕は紙を受け取った。セロハンテープの継ぎ接ぎが太陽に反射した。
「ずっとポケットに入れてたんだ。お守りみたいに」
「そっか、ずっとごめんね。帰ろっか」
「うん」
愛の溢れる屋上のもっと上、頷いたライスバレー博士の眼鏡が光ったのは、たぶん気のせいだ。
（おわり） チワンさんは気付かれてたかもしれませんが、原案はHKTです
タイトルとハサミのアイデアは『必然的恋人』、
（２）と（７）の文章は『スキ！スキ！スキップ！』です
友情出演ぽい感じになってしまったライスバレー博士にはお詫び申し上げます 乙でした
なーこちゃんの健気さにキュンと来ました
妄想作家田島芽瑠先生推しではあるものの、実はHKT48の曲にはあまり詳しくなくて
スキップは歌詞をよく知らないし必然的恋人はたぶんまだ1回も聴いてないので、見事に気付きませんでした(笑) >>103
そうでございましたかw
たまたま、桜みんなで食べたを聞いたんですが、
歌詞がけっこう深くて驚いたんですよ
クソみたいなタイトルなんですけねw
それでちょっと聞いてみようかと
チワンさんはアイドルの応援の仕方が少し変わってますな
俺は楽曲至上主義なんで、欅ちゃんに辿り着いたのかもしれません >>104
私もAKB関係だと『てんとうむChu!』の楽曲に限っては全て擦り切れるほど聴いてるんですけどねw
7曲しかないけどw
君だけにChu!Chu!Chu!はたぶん歌詞見ないで歌えると思う
あとPerfumeさんも途中まではめっちゃ聴いてました
ところで小林マネージャースレをどなたかが良スレだってageてくださったみたいです(笑) 大阪府さん、楽しく読ませていただきました。
スキスキスキップの月曜の朝の感じって共感しちゃいますよね。HKTだと初恋バタフライもいいですよ。最近だとNGTの青春時計とか、昔だとAKBの重力シンパシーとか、片想いの切ない感情を描いた歌が好きです。
庭さんとチワンさんも欅だけでなく、48グループを経由されてきたんですよね。
やっぱみんなそうですよね〜 >>106
俺も青春時計はかなり好き
あっちゃんを神の如く敬ってた頃はAKBの楽曲全て好きだったけど選ぶならば桜の花びらたちとポニシュとビンゴかな
名古屋の至宝くーみんに仕えるくー民だった頃は選べないぐらいSKEの楽曲全部好きですな
そして神様の最高傑作理佐ちゃんをお慕いする今日この頃は
青空が違うを歌う理佐ちゃんこそ至高の存在だと認識しとります
かえすがえすもあの時期の理佐ちゃんで青空が違うのMVを作らなかったことは痛恨の極みです >>107
青春時計いいですよね〜
歌詞もですが、あのメロディが癖になるんですよ。懐かしい感じにさせてくれます。
庭さんのアイドルを神と崇めるところ、
自分に共通するところがありますね。
アイドルは神、偶像であり現実を忘れさせてくれる存在。妄想を掻き立ててくれる。
僕のしょうもない日常に現れた奇跡だと思っております。 >>105
マネスレまだ落ちてなかったのかw
>>106
ありがとうございます
青春時計はサビで盛り上がりすぎないとこがいいですね
急がずにしっかりと時を刻んでる感じがします
ラップ調の使い方も上品で好きです
>>107
セカアイ期の理佐ちゃんはもう戻って来ないんだなあ…
青マリはちょっと迷走してる感じがしますね
青空が違うを越える曲はもう作れないような気がします
アイドルの本来の意味って、庭さんやぽん民さんの言うようなことですからね
俺はその気持ちよくわかりませんがw 「お師匠様喜んでくれて良かったっすね」
ってサングラス越しに水着の女のケツを眺めながら話しかける八戒
「喜んでくれたから良かったけどお前のせいで理佐ちゃんランドがサプライズにならなくなっちゃったよ」
ってやっぱりサングラス越しに水着の女のケツを眺めながら嫌味を言う俺
合流した悟空とサーフィンやり始めた理佐ちゃんに隠れてプライベートビーチの外でくつろぐ俺と八戒
プライベートビーチだと他の女の水着が見れないのが玉に傷だ
「お陰で理佐ちゃんランド以外にも理佐ちゃんタワー作らなきゃいけなくなっちゃったから長老や有力者たちにワイロ配るから用意しとけよな」って八戒に命じる俺
「理佐ちゃんタワーっすか？」って俺のサプライズへの執念に気圧される八戒
「うん、流沙河の対岸に理佐ちゃんタワー作ってよ、巨大カジノにしちゃおうとおもってんだ」って愛しの理佐ちゃんを巨大プレゼントで驚かしたい欲が際限無い俺
俺の遠大な事業計画に驚く八戒を残して愛しの理佐ちゃんの元へ戻る俺
「俺君こっちおいで〜」なんて俺を見つけて河の中から手招きする理佐ちゃん
しばし理佐ちゃんと河の中で戯れる俺
「きゃっ！？」って悲鳴をあげて俺に抱きつくTシャツショーパン薄着の理佐ちゃん
「どうしたの？」ってここぞとばかりに薄着の理佐ちゃんに抱きつく俺
心地良い理佐ちゃんの感触に酔いしれる俺に
「抱きつくんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、愛しの彼女がお尻触られたのに呑気すぎない？」って痴漢にあった理佐ちゃん
「マジか！？」って俺の理佐ちゃんのケツを触られたショックで我に帰る俺
ここはプライベートビーチで俺と理佐ちゃんと悟空しかいない･･･
「どうしたんすか？」ってただならぬ俺と理佐ちゃんの気配に心配して近づいてくる痴漢容疑者悟空
慌てて俺の背後に隠れる可愛い理佐ちゃんだから好き 「てめえ、俺の女のケツ触っといてどうしたんすかじゃねえだろ！」
俺の背後で怯える理佐ちゃんを庇いながら悟空を睨む俺
「なに言ってんすか・・・？」って戸惑う悟空
「とぼけてんじゃねぇぞ！コラ〜！理佐ちゃんのケツはてめえごときエテ公が気楽に触れるほど安かねぇぞ」
ってとぼけようとする悟空を怒鳴る俺
「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ〜」って焦る悟空
「理佐ちゃん、緊箍児で痛めつけちゃいなよ」っ理佐ちゃんに指示する俺
「やだ」って意外な返事する理佐ちゃん
「どうした理佐ちゃん？いつも気軽に痛めつけてんのに肝心な時に緊箍児使わないでどうすんだ」って理佐ちゃんを焚き付ける俺
「やだよ、今日は俺君に守ってもらいたいから頑張ってよ」なんて可愛いこと言う理佐ちゃん
これが俺には分からない女心ってやつなのか理佐ちゃん？
どおりで馴れてる奴には強気な理佐ちゃんがわざとらしく俺の背後で怯えてるわけだぜ
このままでは痴漢犯罪者にされてしまうと思ったのか
「本当に触ってないですからね」なんて捨て台詞残して筋斗雲に乗って遁走する悟空
「怖かった」遠ざかる悟空を見送った理佐ちゃんがわざとらしく呟く
「プライベートビーチで俺たちしか居ないのによくとぼけられると思ったもんだよ」ってふてぶてしい悟空に怒り冷めやらぬ俺
「気分直しに俺君の好きな物飯食べに行こうよ」
なんて俺を外食に誘う理佐ちゃん
「遅えな理佐ちゃん、どうしたんだろ？」着替えたいなんて言い出した理佐ちゃんをホテルの前で待つ俺
心配で部屋に行こうかとエレベータのスイッチ連打してたら
「俺君ごめんね」なんてふらふらしながらエレベータから出てきた理佐ちゃんが俺にもたれ掛かる
めっちゃ良い匂いしそうだから好き 「俺君ごめんね」
なんて待たせたことを謝りながら俺にもたれ掛かる愛しの理佐ちゃんを慌てて抱きとめる俺
「理佐ちゃんどうした？」ってどさくさ紛れに強く抱きしめながら理佐ちゃんの顔を覗きこむ俺
なんだか疲れきった顔してるな・・・
いつもはどさくさ紛れに抱きしめるとめっちゃ抵抗すんのに今日はされるがままの理佐ちゃん
「うーん？なんだか分かんないんだけど力が入んない」ってダルそうに呟く理佐ちゃん
「流沙河ではしゃぎ過ぎた疲れが出たかな？」って理佐ちゃんのおでこに手を当てる俺
「熱はないね、どっか痛いとこある？」って聞く俺
「どこも痛くないかな」って答えながらも立ていられない理佐ちゃん
「部屋に戻ろう」
って理佐ちゃんをお姫さま抱っこしようとするもぎっくり腰が発生して理佐ちゃんと共に地べたに崩れ落ちる俺
「ぎっくり腰起こしてんじゃねーよ」ってドス効かすも起き上がれず地べたに横たわったままの理佐ちゃん
「ちょっと待ってて人呼んでくる」って腰を屈めながらキャバレー理佐ちゃんに向かう俺
「俺君助けて〜」腰を庇いゆっくり歩く俺を愛しの理佐ちゃんの悲鳴が呼び戻す
振り向くと地べたに横たわる理佐ちゃんが小学生にスカートめくられてる
「てめえ、ぶっ殺すぞこら〜！」って俺に気づいて逃げようとする小学生を追いかける俺
「俺君大丈夫？」
小学生を追いかけるもぎっくり腰のせいで捕り逃し腰を悪化させただけの俺を気づかう優しい理佐ちゃん
「大丈夫大丈夫、ちょっと休んでたら観音力で元に戻るから」って理佐ちゃんを安心させる俺
「何があったんすか〜？」って常連客から理佐ちゃんのピンチを聞いて駆けつけてきた悟空と八戒
「助かったよ、なんか理佐ちゃんが急に調子悪くなっちゃってさ」
悟空と八戒に理佐ちゃんを部屋に運んでもらい一息つく俺
「疲れちゃったんですかね」なんて俺と同じこと言う八戒
「とりあえず心配だから俺は理佐ちゃんの側に居るから店を頼むわ」って二人をキャバレー理佐ちゃんに帰す俺
「理佐ちゃん、ご飯作ったから食べて」って観音様特製精進料理を振る舞う俺に
「俺君食べさせてよ」なんて甘えてきそうだから好き 「甘えん坊だな〜」
俺が作った精進料理を食べさせてなんて甘える愛しの理佐ちゃんにデレデレな俺に
「勘違いしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「手を動かすのもダルいの」って億劫そうに呟く理佐ちゃん
「はい、ア〜ンしてぇ」なんて理佐ちゃんにご飯食べさせてる俺
「ねぇ、なんで精進料理なのにお肉なの？」って聞く理佐ちゃん
「理佐ちゃんに早く元気になってもらいたいから肉メインの特製精進料理だからね」って理佐ちゃんにウインクする俺
「キモいよ」ってクールに言う理佐ちゃん
「酷いこと言うからご飯食べさせてあげない」って拗ねる俺
「もう拗ねないでよ、はいア〜ン」って口開けるふりして俺に甘える理佐ちゃん
「じゃあ俺は仕事あるからちゃんと寝なよ」って理佐ちゃんに声をかける俺
「ダメだよ側に居てくれないと不安じゃん」って強気に甘える理佐ちゃん
「大げさだな、流沙河で遊んで疲れただけのくせに」って理佐ちゃんのわがままに困る俺
「いいじゃん、こんな時じゃないと素直に甘えられないんだから側に居てよ」って俺の方を見ないで呟く理佐ちゃん
「仕方ないな〜」って照れながらも素直な理佐ちゃんにまたもデレデレになる俺
「じゃあ、パジャマに着替えようか」って早くもデレデレからスケベなニヤニヤに変わる俺
「やだよ、このままでいいよ」って俺のスケベ心を察知して拒否る理佐ちゃん
「照れなくても平気だよ」って身動き出来ない理佐ちゃんに浮かれる俺
「やだ！やだ！やだ〜！」って泣いちゃいそうな理佐ちゃん
「すいません冗談です」理佐ちゃんのマジ泣き１歩手前にビビり慌てて謝る俺
「俺君のバカ」って拗ねる理佐ちゃん
ますます平身低頭謝る俺に
「もしもこのまま動けなくなっちゃったら責任とって一生面倒みてよね」なんて言いそうだから好き この快調な妄想の勢いから考えて
やはり200話も夢じゃないな(笑) 『ライスバレー博士の静かな世界』（１）
「平手くん、受かったと？」
真横にねるちゃんの顔があった。三週間前よりも丸い気がする。
「ああ、受かったよ」
「やったー、じゃあ一緒だね」
男の多い発表会場で、ねるちゃんの声は目立っていた。当時、理系の女学生は珍しかった。
平手は振り返った。校門の付近ではビラが舞っている。
健全そうなクラブもあれば、政治用語満載のプラカードも掲げられていた。
「ねるちゃん、大学って何だろね」
「勉強するところだよ」
「うん、そうだといいね」
平手は二年前と同じ場所に立ち、ねるとの出会いを思い出していた。
正確にはここで初めて出会ったのではなく、入学試験のときにねるちゃんから声をかけてきたのだった。
「ねえ、テスト中どこ行っとったと？」
「大学生協、暇だったから」
「何も30分であきらめることないじゃん」
「いや、全部解けたから出ていった…」
「え、ほんとに？」
「簡単だったよ」
それからの二年間、大学で勉強はしたけれど、学問はできなかった。
専門知識が増えただけで、やっていることは高校と同じだった。
ねるちゃんとは学部内で顔を合わせはしたものの、住んでいる世界が違った。
常に男友達に取り囲まれ、チヤホヤされていた。付き合っているかはわからない。
運良くねるちゃんと話している時も、数分もすれば男友達がやってきて、平手はそこから離れるのだった。
それでも、「平手くん、おはよう」とばったり出会ったときには声をかけてくれた。
「平手くん、研究室決めた？」
「え、何？」
「研究室だよ、期限明日までだよ」
「あ、そっか。今日見て回るよ」
「私、平手くんと同じところ行こうと思ってるんだ。やっぱり勉強したくなってきた」
三年目の大学生活は少し風向きが変わるかもしれない。
平手は少し笑った。
(まだライスバレー出てないので続く) >>113
すっかり大長編ですな
すごいです
しかも中身がしっかりしている >>114
沙悟浄編が終わった時に燃え尽き症候群にならなければ200話行けそうです
>>115
ライスバレーが主役に昇格しとるw
>>116
理佐ちゃんと西遊記の組み合わせがおもいのほか相性が良いらしく長編になってしまいました 「困ったよ〜」
流沙河を見下ろす高級スイートのリビングで頭を抱える俺
愛しの理佐ちゃんの体に異変が起きてもう３日がたつ
疲れのせいだとたかをくくっていたが理佐ちゃんは全然良くならまだに寝たきりだ
「医者も原因が分からないなんて不思議な話ですよね」って頭抱える俺に話かける八戒
「街中の医者全部集めたのに揃いも揃ってヤブ医者しか居ねぇのかこの街は」って苛立つ俺
「俺君、お師匠様がまた泣いてます」って俺を呼びに来る悟空
自分が原因不明の病気になってしまったんじゃないかと不安になり、情緒不安定真っ最中の理佐ちゃんの元へと一目散の俺
「理佐ちゃんどうした？」って努めて明るい声出す俺
「俺君・・・私きっと脊髄小脳変性症だよ」って泣きながらテレビを指差す理佐ちゃん
テレビ画面には懐かしい「１リットルの涙」が流れてる
「こな〜ゆき〜♪じゃねぇよバカ野郎！理佐ちゃん泣かしやがって」ってテレビ画面に物投げる俺
「わざわざ不安になるドラマ見ちゃダメだよ理佐ちゃん」って１リットルの涙の代わりに我が秘蔵のDVDをセットする俺
「なにこれ？」って泣き顔で聞く理佐ちゃん
「植木等の日本一シリーズの中でも名作の呼び声高い日本一のホラ吹き男だよ、明るい映画見た方が良いからさ」って理佐ちゃんに布団をかけ直してあげる俺
「やい！理佐ちゃんに１リットルの涙なんて見せたボンクラはどいつだ？」ってリビングに戻って来てわめき散らす俺
「俺っす、お師匠様が退屈しないようにと気を使わせてもらいました」って寝惚けたこと言ってんじゃねぇよこの野郎な八戒
「お前は本当にデリカシーが無えな、原因不明の病に怯えるいたいけな理佐ちゃんが１リットルの涙流して脱水症状起こしたらどうすんだバカ野郎
お前が思ってる以上に流されやすいんだぞ理佐ちゃんは」って八戒にお見舞い品のなんたるかを教える俺
「でも子供に見せたいドラマ第１位に選ばれたドラマですよ」って抗弁する八戒
「確かに１リットルの涙からタイヨウのうた辺りの沢尻さんは可愛いくて俺も尊敬してたけどなぁ
あの後エリカ様騒動起こして躓かなかったら俺もAKBのあっちゃんに出会うこともなく人生違ったかもしんないなぁ」
って振り返れば１つ１つ偶然が理佐ちゃんと出会うための必然だったと納得する俺
「そんなことよりお釈迦様がお昼に会いたいって言ってきてますよ」って沢尻さんから話題を切り替える悟空
「お釈迦様から面会希望かよ・・・」こんなタイミングのお釈迦様訪問に嫌な予感しかない俺
「俺君〜」って嫌な予感を打ち消す愛しの理佐ちゃんの呼び声
「どうした理佐ちゃん」って理佐ちゃんの居る寝室へ
「眠くなったからテレビのボリューム５にして」
なんてそのぐらいは出来るくせにここぞとばかりに甘える理佐ちゃんだから好き 「えっ･･･俺君出かけちゃうの？」
お釈迦様との会談のために出かけると告げたら案の定不安顔する愛しの理佐ちゃん
「すぐに帰ってくるからさ」って理佐ちゃんに優しく語りかける理佐ちゃん
「俺君が帰ってくるまでご飯食べられないじゃん」なんて拗ねる理佐ちゃん
「悪いけどお昼は悟空か八戒に食べさせてもらって」って理佐ちゃんに両手合わせて頼む俺
「やだ、出かけないでよ」ってすっかり子供帰りしちゃったわがまま理佐ちゃん
これが介護地獄ってやつか？って困り果てる俺
「俺君じゃなきゃあ〜んとか恥ずかしくて出来ないよ」
困り果てる俺に横向いて呟く理佐ちゃん
理佐ちゃんのいじらしさに思わず抱きしめる俺
「俺君・・・痛いよ・・・」俺に抱きしめられて消え入りそうな声の理佐ちゃん
「もしこのまま理佐ちゃんの体が動かなくなっても俺が一生守ってやるから何も心配すんな」って理佐ちゃんを抱きしめる手に一層力を込める俺に
「ありがとう・・・」なんて消え入りそうな声で呟く理佐ちゃん
「は〜い、あ〜んして」
なんて可愛い理佐ちゃんが大切なのでお釈迦様との約束をすっぽかす俺
「やっぱり俺君が食べさせてくれるご飯は美味しいよ」ってますます俺をおだてる理佐ちゃん
理佐ちゃんにお昼ご飯を食べさせてリビングに戻ってきたらお釈迦様が待ち構えてやがる
「どうせこんなことだと思って訪問させてもらったよ」なんて苦虫噛み潰したみたいな顔のお釈迦様
「すいやせん、どうしても理佐ちゃんが心配で」って頭下げる俺
「いいよ、好きな人を思う気持ちは分かってるつもりだから」
なんて生老病死に追われて妻子を捨てたくせによく言うよwなお釈迦様
「理佐ちゃんの調子どうなの？」って心配してくれるお釈迦様
「痛いとか苦しいとかは無いんですけどダルくて体に力が入らないみたいなんですよね」って理佐ちゃんの様子を話す俺
「そうか、じゃあ天竺への旅なんて無理だろうから理佐ちゃん三蔵法師解任ってことで話を進めていいかな？」って非情な提案するお釈迦様
三蔵法師解任されちゃいそうな理佐ちゃんだけど好き 無事に小林マネージャースレがdat落ちしたようなので保守 >>121
小林マネージャースレ無事に落ちましたか
ちょっと名残惜しいてすね 一時隆盛するかと思われた個人小説スレも、ReMindが落ちて小林マネージャーも落ちて
気がつくと残ってる小説スレはここと不良学園と道化師だけになりましたね… >>115（つづき）
『ライスバレー博士の静かな世界』（２）
「ライスバレー先生のとこ行ってみようよ」
ねるちゃんの一言に付き合うことになった。
平手がドアをノックした。返事が無かったので二人は中へ入った。
突如、明かりが消えた。前方からは煙が溢れ出ている。
「え、火事？」
ねるちゃんは後ろのドアを開けようとしたが、ロックされていた。
平手は煙を吸い込んだ。これは火事じゃない。
「大丈夫、炭酸ガスだよ」
噴射が弱まり、薄れゆく白さのなか、人の気配がした。
「オイデヤスー！」
平手の耳が確かならば、それは流暢な日本語であった。
「いやー、待ったわー」
「何ですかこれ」
「君ら、最初のお客さんやさかい、サプライズに決まってるやんか」
ねるちゃんの口が開いていた。
「ねるちゃん、帰ろっか」「うん」
「待たんかー、うちが学問教えたる」
その次の言葉を最後に、ねるちゃんは一切ライスバレー先生の研究室には行かなかったらしい。
「ええか、学問には王道しかない。この王道いうのは、歩くのが易しい近道いう意味やなくて、勇者が歩くべき清く正しい道のことや」
（つづく） 『ライスバレー博士の静かな世界』（３）
あれから何度目の春でしょうか。
桜の舞い込む教会で、エンゲージリングを受け取りました。
誓いのキスが頬にふれ、永遠の将来が約束されました。
彼は恥ずかしそうに下を向いています。
二人だけの結婚式、囃し立てる者はいません。
「あ、来た。」
白衣の博士と、小さな少女が姿を見せました。
彼は目を見張って驚きました。
「私が呼んだの。どうしても来て欲しくて」
彼の目つきが鋭くなりました。無理もありません。
彼は、博士のことをハサミ使いの犯罪者と思い込んでいるのです。
それは、彼が博士を愛していたという証拠でもありました。
「つもる話もあるだろから、二人だけで話しなよ」
彼は黙って頷きました。
「博士、お孫さん私が預かりますよ」
「ありがとう。でも孫じゃなくて姪孫。私の妹の孫でね、気が合うんよ」
「へえ、名前は何ていうの」
「ながさわななこ」
少女は答えた。
（強引におしまい）
原案は森博嗣『喜嶋先生の静かな世界』
なんですが、ストーリーは全然違います。 >>122
>>123
時々の保守ありがとうございました
>>118
早速、5の倍数出てきましたねw
そう言えば、理佐ちゃんってあんまり弱音吐かないですよね
嫌な顔も見せないし、「無理ー」とか「えー」とか聞いたことないような気がする >>126
理佐ちゃんは負けず嫌いと怖がりという究極の二刀流ですから
>>125
話に頭が追いつかないw
>>123
やっぱり長く続けるのは難しいんですかね？
俺みたいに口からでまかせ書いてると長く続くんですけどねw 「解任･･･ですか？」
嫌な予感が現実のものになり思わず立ち尽くす俺
「解任だね、厳しいこと言うようだけど天竺までお経を取りに行くなんて人類の運命を担う役目にありながら体調管理を怠るなんて三蔵法師失格だよ」
なんて仏とは思えないような無慈悲な言葉を吐く腐れ外道なお釈迦様
「まぁ確かに川遊びではしゃぎ過ぎてしまったかもしれません・・・」
愛しの理佐ちゃんを庇いたいけど正論で押してくるお釈迦様に何も言えない俺
「理佐ちゃんは故郷の茨城に帰して俺君たちは２代目三蔵のお供して天竺への旅をとっとと再開してくれ」
あくまで事務的に捲し立てるお釈迦様
「もう少し猶予ください」って土下座で頼む俺
「無理でしょ、俺君の熱意にほだされて理佐ちゃんのこと三蔵に任命したけどよ、冷静に考えたら普通の女の子には荷が重いよな
故郷の茨城に帰って両親に甘えたり友達と遊んでたら案外簡単に治るかもしんねぇじゃん」って一気に決めにかかるお釈迦様
「３日猶予やるから理佐ちゃんに引導渡してくれな」って帰る仕度しながら俺に命じるお釈迦様
「それによ俺君だって今回の取経プロジェクト成功させたら極楽界での地位も安泰じゃねぇか、出世のためにも早いとこ２代目三蔵連れてありがたいお経ゲットしてこいよ」って俺の肩を叩くお釈迦様
「はぁ・・・引導渡せったって理佐ちゃんになんて言えば良いんだよ」ってお釈迦様が帰るなり頭を抱えて苦悶する俺
「万が一取経プロジェクト失敗したら観音菩薩から降格して地獄の従卒に左遷だからね」なんて去り際にお釈迦様が残した言葉が俺の心を引き裂く
「地獄の従卒なんかに左遷されたら毎日罪人やら悪人やらの相手させられるじゃねぇかよ〜」って想像しただけで嫌だけど理佐ちゃんに三蔵を解任されたよなんて言えるわけない気弱な俺
「俺君〜テレビ点けて」なんて俺の気も知らずに呑気な理佐ちゃん
「なんチャン見たいの？」って理佐ちゃんに優しく聞く俺に
「う〜ん、別に見たいのないんだけどね」なんて暇つぶしに俺にチャンネル回さして遊ぶ理佐ちゃんだから好き 「もう飽きたからいいよ」
意味もなくチャンネル回させる遊びに満足したらしく俺を解放してくれる愛しの理佐ちゃん
「早く治って天竺への旅再開したな」って呟く理佐ちゃん
「天竺なんてつまんないとこだよ、旅だってこの先は砂漠ばっかりで多分楽しくないよ、理佐ちゃんにはもっと楽しいことあるんじゃないかな」なんてさりげなく理佐ちゃんに引導渡しやすいように予防線張る俺
「ねぇ、なに言ってんの？私は俺君が居て悟空ちゃんが居て八戒ちゃんが居れば楽しいよ、たとえ天竺がつまんないとこでも皆と旅してるだけで楽しい」って呟きながらうなずく理佐ちゃん
こんなこと言ってくれる理佐ちゃんにますます引導渡せんわい・・・って弱る俺
「なに浮かない顔してんの？病気の私がポジティブにしてんだから俺君も合わせてよ」って浮かない顔の俺に唇とがらせる理佐ちゃん
「うん・・・」ってますます弱る俺に
「焼きもち妬いてんじゃねーよ」って勘違いしてドス効かす理佐ちゃんだけど
「本当は悟空ちゃんと八戒ちゃんが居なくても俺君さえ居てくれれば楽しいよ私は」なんて俺を見つめながらささやいてくれる理佐ちゃん
俺を見つめる理佐ちゃんの美しさに戸惑う俺に
「これで良い？」って小首かしげる理佐ちゃんの可愛さに絶句する俺
焼きもち妬いてると勘違いしたとは言え理佐ちゃんから思わぬ言葉をささやかれてデレデレな俺
「寝たきりとは言えやっぱり人類史上最高の美人だわ」ってうなずきながらリビングへ
「お師匠様に解任のこと伝えられました」って心配そうな悟空と八戒
「無理だよ、だってさ・・・かくかくしかじか・・・」って理佐ちゃんの言葉を悟空と八戒に伝える俺
「そんなこと言ってくれてんすか！」って理佐ちゃんに感動する悟空と八戒
「そうなんだよ、そんなこと言ってくれる理佐ちゃんにお前解任されたからとっと茨城帰りやがれ！なんて言えねぇだろ」って気が重い俺
「でも言わないと地獄の従卒に降格なんすよね？」って悟空
「それに俺たちをお師匠様のお供に勧誘した時に天竺取経の旅を手柄に極楽界のてっぺん取って
お釈迦様を頂点に不透明不公正な極楽協会を改革したいって言ってたじゃないっすか、あの夢も諦めるんすか？」
ってコイツらを理佐ちゃんの奴隷にするための俺のウソ八百を信じてた純な八戒
「俺そんな貴乃花親方的なこと言ってた？」ってとぼける俺
「言ってましたよ！そのためなら己の命さえ惜しくないって！！」って感極まる八戒
「バカ！理佐ちゃん起きちゃうだろ」って理佐ちゃんの眠りを妨げる者は許さない理佐ちゃんファーストな俺
そっと寝室を覗いたら寝顔も可愛い理佐ちゃんだから好き 私たち読者に毎日のように小説を届け楽しませてくれている庭先生に勤労感謝の日♪
私は最近小説書きにはご無沙汰ですがこちらのスレでは暫定的に優勝をいただいております(笑)
欅の曲名イジって、一番おもしろくした奴が優勝
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1510913973/ 「つまんない」
テレビ見てた愛しの理佐ちゃんが不機嫌に呟く
いつも頭カクカクさせて爆笑しながら見てるお気に入りの番組なのに珍しいな
「ねぇ、どの番組見てもつまんないからDVD借りてきて」って俺に命じるご機嫌斜めな理佐ちゃん
DVD借りに駅前のTSUTAYAに走る俺
「これもつまんない」俺が借りてきた男はつらいよ見てもつまんない連発の理佐ちゃん
「うお〜どうしたら寝たきりの理佐ちゃんが楽しんで過ごせるんだ！？」
って理佐ちゃんに引導渡すのすっかり忘れてどうしたら理佐ちゃんの闘病生活の質をあげれるんだって悩む俺
悩み過ぎて知恵熱出ちゃって理佐ちゃんのベッドに潜り込む俺に
「添い寝してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
しかし、そのまま寝落ちしちゃって結局添い寝したまま目を覚ます俺
ちゃっかり俺の腕の中でスヤスヤ寝顔の理佐ちゃん
「ねぇ、寝たきりで飽きちゃったから散歩連れてってよ」
朝ごはん食べ終わってしばらくしたら悟空が用意してくれた車椅子を指差す理佐ちゃん
「やっぱり外の空気は気持ちいいな」って車椅子の上で伸びする理佐ちゃん
あんなに車椅子で出かけるの嫌がってたのにどういう風の吹きまわしだ？
「車椅子って結構重いんだね、自分で動かせるようになるかな？」
車椅子の車輪を指で突っつきながら呟く理佐ちゃん
「いつだって俺が押してあげるからそんな心配しなくていいよ」
理佐ちゃんの車椅子を押すために生まれた運命に目覚めてる俺
「ありがとう、俺君はときどき外道だけど本当は優しいんだよね」って笑顔の理佐ちゃん
改まって言われると照れるぜ理佐ちゃんな俺
照れる俺にますます優しい微笑みの理佐ちゃんがやおら深呼吸して
「なんかさ、つまんなくなっちゃったから茨城に帰りたいんだけど・・・」
なんていきなり呟いて横向いたのは絶対にそんなの本心じゃいからに決まってる
「なんで急に帰りたくなっちゃったの？」ってつまんないなんて理由に納得出来ない俺
「別に、気まぐれ起こしただけだよ」ってこっち見ないで呟く理佐ちゃん
「俺や悟空や八戒と旅するの楽しいって言ってたじゃん」って思わず語気が強くなっちゃう俺
なにも答えないで横向いたままの理佐ちゃん
理佐ちゃんが答えるのを待ちながら腹が立つくらい穏やかな流沙河の河面を眺める俺
「私が茨城に帰らないと俺君地獄の従卒に格下げされちゃうじゃん・・・」
って拗ねたように呟く理佐ちゃんだから好き 「俺君地獄の従卒に格下げされちゃうじゃん･･･」なんて呟き横向いちゃう理佐ちゃん
「聞いてたの？」って唖然とする俺
「八戒ちゃんの声は響くんだよ」ってぶっきらぼうに言う理佐ちゃん
「俺のことは気にすんなよ、地獄の従卒ったって運良く閻魔様付きになれば案外うま味もあるだろうからさ」って理佐ちゃんを慰める俺
「俺君が良くても私が嫌なの、大好きな俺君が私のせいで降格されちゃうなんて･･･」ってどさくさ紛れに俺のこと大好きとか言ってくれる理佐ちゃん
「ても茨城に帰るってことは大好きな俺と離ればなれになるんだぜ」なんて言いながら車椅子の取っ手を握りしめる俺
「なんか良い方法考えるから・・・」って言いかける俺
「もう決めたの・・・俺君とさよならしようって・・・」俺の言葉を遮るようにそう言って泣き出す理佐ちゃん
「ただいま〜」
さっきまであんなに泣いてたのに高級スイートに帰るなり明るく声かける理佐ちゃん
無理しやがって・・・って思いながらも理佐ちゃんの崇高な決意を前にどうしようもない俺
「お帰りなさい、久しぶりの外はどうでした」って明るい理佐ちゃんにつられて明るい悟空
「気持ち良かったよ」って楽しそうな理佐ちゃん
「それは良かったっす」ってうなずく悟空
「気持ち良すぎて俺君とさよならしちゃったよ」なんてさりげなく発表する理佐ちゃん
「さよならしちゃった！？」って目ん玉飛び出すほど驚く悟空
「なんでですか？」って分かりきったことを聞かずにいられない愚かな八戒
「うーん？飽きちゃったのかな、そろそろ茨城に帰って普通の女子高生に戻りたくなっちゃった」って笑う理佐ちゃん
「俺君は良いんですか？」って聞く悟空
悟空の質問に答えようとする俺を見つめる理佐ちゃん
「理佐ちゃんが決めたんだから俺は従うだけだよ」って答える俺に一瞬だけど寂しそうな顔した理佐ちゃん
そして別れの朝がやってきた
「お師匠様とお別れなんて嫌だよ〜」って駄々こねる八戒
「困らせてんじゃねーよ」って八戒にドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、悟空ちゃんも八戒ちゃんも２代目三蔵のこと頑張って守りなよ」って悟空と八戒を励ます健気な理佐ちゃん
理佐ちゃんの言葉に泣きながらうなずく悟空と八戒
「俺君・・・」って言葉を詰まらせる理佐ちゃん
「頑張って２代目三蔵を天竺まで送り届けるよ」って理佐ちゃんに誓う俺
俺の言葉に首を横に振りながら
「俺君は頑張んなくていいからさ・・・たまにでいいから私のこと思い出してよ」なんて言ってくれそうだから好き 庭先生が泣きながら書いている姿を思い描いております(;_;) >>134
自分で書いててなんですが悲しすぎて今日１日続きが書けませんでした
なんで理佐ちゃんと別れる展開になっちまったんだ･･･ 「たまにでいいから私のこと思い出してよ」
理佐ちゃんのお願いに涙が止まらない俺
「泣いてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃんも泣き顔だ
最後のつもりで理佐ちゃんの手を握りしめて別れを惜しむ俺
「そろそろいいですかね」なんて惜別の涙に暮れる俺と理佐ちゃんに無神経な声
振り向く俺の目に映るハゲ
「気安く声かけやがって張り倒すぞバカ野郎！」惜別の哀しみを怒りで紛らわす切り替え上手な俺
いきなり俺に腹を蹴りあげられうずくまるハゲ
「俺と理佐ちゃんの別れを邪魔しやがって！てめえのせいで理佐ちゃん歩けなくなっちゃったんじゃねぇのかコラ〜！！」
理不尽なこと言いながらうずくまるハゲを蹴り続ける俺
「ちょっと待ってください」って泣きながら手紙を渡すハゲ
「知るかこんなもん！てめえには俺の悲しみのはけ口になってもらうからな」
って渡された手紙を見もせずに八つ当たりを続ける俺
「俺君、お釈迦様からの紹介状みたいです・・・」
ハゲを後ろ手に縛って正座させた足の上に巨石を乗せて拷問する俺と悟空に手紙を拾った八戒が慌てて止めに入る
「お釈迦様からの紹介状！？」って驚く俺
「じゃあコイツが２代目三蔵法師ですか？」って悟空が如意棒の先でハゲの顔を指差す
「そうです・・・私はお釈迦様から三蔵法師に推挙された修行僧の澤部と申します」って泣きながら自己紹介する２代目三蔵法師こと澤部
「やべぇな・・・」って冷や汗かきながら理佐ちゃんをチラ見する俺
幸い俺との別れを邪魔した澤部がどうなろうと興味無いらしくファッション雑誌読んでる理佐ちゃん
「おい、この野郎はとりあえず倉庫に転がしといて理佐ちゃんを送り出すぞ」って悟空と八戒に声かける俺
「理佐ちゃん達者でね」理佐ちゃん専用列車に乗った理佐ちゃんに声かける俺
「俺君もね」って力が入らないのに一生懸命手を振る理佐ちゃんに号泣する俺、悟空、八戒の理佐ちゃん三銃士
こうして理佐ちゃんは聖地茨城へと帰ってしまったけど永遠に好き 「北関東軍の中にはお師匠様がなに不自由なく暮らせるように全力を尽くせって指示出しときました」って俺に報告する有能な悟空
「悟空ありがとう」って悟空に握手求める俺
「ところでさっきのハゲどうしますか？」って聞く八戒
「拷問しちゃったのお釈迦様にバレたらヤバイから舌抜いちゃいますか？」って提案する悟空
さすが野蛮な猿だけあってえげつないな・・・
「俺君！あのハゲ逃げようとしてます」
どうしたもんかと思案しながら倉庫に戻ってきたら後ろ手に縛られた澤部が俺たちの来る方向とは逆方向に逃亡しようとしていた
「待てコラ〜」怒鳴りながら駆け出す悟空
その姿に気が動転して転がる澤部
「お許しください」
悟空に捕まり再び倉庫に連れこまれ正座させられる澤部
「お前ごときが理佐ちゃんの代役とは片腹痛いけど理佐ちゃんから頑張って守りなよって言われてるから許さないこともないんだけどよ」
愛しの理佐ちゃんの代役が可愛い娘じゃないのがやや不満な俺
「ありがとうございます、私三蔵法師となりましたからには不退転の覚悟で取経の旅に取り組みますのでよろしくお願いします」って俺たちに挨拶する澤部
「そんなこと求めてねぇんだよバカ野郎！」怒鳴る俺
「すいません」慌てて土下座する澤部
「お前２代目三蔵だけど新入りなんだからパシリからだぞ」って念を押す俺
「わかっております」拷問された恐怖が染み付いちゃったらしく言いなりの澤部
「あと大事なことだけどよ、これからはこのユニットの最高責任者である観音菩薩の俺を通さないでお釈迦様や極楽の幹部連中と連絡とるなよ、お前の身の安全考えて先に言っとくからな」って親切な俺
「ありがとうございます、全て観音菩薩様にお任せします｣って素直な澤部だから好きになるかも >>137
愛する人を失った悲しみを、2代目にぶつける俺くんの心中お察し申し上げます
俳優澤部は、何を言わせても様になりますね
>>130
流石ですね
私はこういうの不得手です
力入れすぎてもすべるだけなんですよねぇ 『生憎の雪』
詩織はポール・セリュジエのように色彩の豊かな服装だった。
それでいて輪郭はぼやけておらず、細いシルエットに纏まっていた。
僕が手を挙げると、彼女のヒールの足音が早くなった。
詩織は辺りを見回してから言った。
「みんなまだ？」
雪の白地をベースに、赤い唇が動いた。
僕は答える。
「山手の方は、雪で電車が止まってるらしいよ」
グループメッセージの画面を開き、詩織に見せる。
予定ではあと三人来ることになっていたが、今のダイヤの状況では、大幅に遅れることになりそうだ。
「じゃ、先に行こっか」
詩織はバス乗り場へ歩き出した。
「美術館行き、まもなく発車します」とアナウンスが聞こえた。
詩織が走った。ヒールを物ともせず、僕から遠ざかっていく。
「危ないよー」
「大丈夫、慣れてるから」
軽快なステップで振り返ると、フィギュアスケーターのようにバスへ飛び乗った。
「『まもなく』ってどれくらいかな？」
発車する気配のないバスで、詩織はマフラーに顔を埋め、太ももの下に手を挟んでいた。
暖房のファンは大きな音で回っていたが、ドアの開いた車内には冷たい風が流れ込んでいた。
僕は彼女のスカートを見ながら答えた。
「もう出るんじゃないかな。それ、寒そうだね」
「これ？そうでもないよ、分厚いし」
彼女はスカートを引っ張って揺らした。生地が長い脚に沿った。
「詩織ちゃんって大きさどれくらい？」
「えっ、何聞いてんの」
「いや、座高低いなと思って」
「ああ何だ、身長の話か。たぶん160くらい」
バスが発車した。
詩織はもう一度座りなおす振りをして、コートの襟を下げた。
「ああ、寒かった」
（つづく） 「さっきから何書いてるの？」
詩織が聞いてきた。
僕はノートを見せながら言う。
「メモだよ。すぐに忘れるから」
「へえ、すごい。私なんか全部フィーリングで覚えてるよ」
「そっちの方がすごいよ」
美術館は空いていて、順路の途中で長い時間立ち止まることができた。
詩織はただ絵を眺めているだけで、メモはしていなかった。
それでも、ロビーでの会話は、僕よりも情報量が多かった。
美術鑑賞は午後四時で終了する予定だった。
が、しかし僕たちは大切なことを忘れていた。
グループメッセージには不吉な文章が踊っている。
『今日、打ち上げどうするの？』
パーティーピーポー齋藤冬優花からだった。
結局、美術鑑賞をしていない齋藤と尾関が打ち上げに参加した。
「おーい、みんな飲め！」
齋藤のペースに巻き込まれて、ビールやらチューハイやらを喉に流し込み続けた。
僕と齋藤は酒に強かったが、問題はあとの二人だ。
尾関は、ほぼ奇声に近い笑い声を上げ続け、レモンサワーに付属したレモンをしゃぶり回していた。
詩織は、半笑いのままテーブルに肘をついて眠っていた。
「ねえ、詩織ちゃん起きて。もう二人とも帰っちゃったよ」
僕は彼女の体を揺すった。
パーティーピーポー齋藤は、慣れた手順で尾関をタクシーに乗り込ませた。
「詩織ね、本当はお酒強いんだよ。じゃ、後はヨロシク」
そう言い残して、帰っていった。
（つづく）
原案から離れちゃってるww >>142
途中で送信しちゃった(><)
原案から離れて行けば行くほど大阪府さんワールド全開ですな ｢俺君ちょっといいですか？」
愛しの理佐ちゃんが俺たちの元を去って１ヶ月が経とうとしたある日
理佐ちゃん企画の事務所で陰陰滅滅と過ごす俺を八戒と澤部が訪ねてきた
｢なんだ八戒と２代目三蔵さんか、二人揃ってなんて珍しいね」って声かける俺
｢なにもわざわざホテル引き払ってこんな事務所で寝泊まりせんでも･･･」
理佐ちゃんが居た頃は掃除も行き届き整理整頓されていたが、今は散らかりっぱなしの事務所を見渡しため息つく八戒
｢ホテルは理佐ちゃんの思い出がありすぎてな･･･｣
１ヶ月経っても理佐ちゃんが恋しくて仕方ない俺
｢まだお師匠様のこと引きずってるんですか？全然顔出さないって長老や街の幹部連中も心配してますよ｣
理佐ちゃんが居なくなってからすっかり腑抜けた俺に呆れる八戒
｢引きずるに決まってんじゃねぇか！生涯女は理佐ちゃんだけって決めてた俺だぞ、これからの人生どうやって性欲処理すりゃいいんだよ！｣って慟哭する女々しい俺
｢風俗行くなりなんなりすりゃいいじゃないですか、だいいちお師匠様にだって性欲処理してもらってなかったんだから問題ないでしょ｣ってますます呆れ顔の八戒
｢当たり前じゃねぇか、結婚するまでは理佐ちゃんに指一本触れないって決めてたんだよ、俺は｣
色々エッチなイタズラは試みたけど、なんだかんだ言って一線は引いて理佐ちゃんの貞操は大切にしてた俺
｢大声出さないでくださいよ、せっかくお師匠様に会える口実を２代目三蔵さんが作ってくれたのに｣
なんて聞き捨てならないこと言う八戒に胸がドキドキな俺
｢２代目三蔵さんがですねお師匠様に頼んで悟空の兄貴の緊箍児を解約して欲しいらしいです｣
｢どうゆうこと？｣意味がいまいち分からない俺
｢なんでもお師匠様に解約してもらって２代目三蔵さんの考えた呪文にしないと２代目三蔵用にならないみたいです｣親切に説明してくれる八戒
｢てめえ！この野郎！緊箍児の権利まで理佐ちゃんから取り上げようってのか！｣
２代目三蔵法師を襲名しただけでなく緊箍児の権利まで欲しがる澤部に怒髪天を衝いちゃう俺
｢ちょっ、ちょっ、ちょっと待ってください｣俺の怒りに慌てる澤部
｢俺さんが先代に会える口実をと思いまして｣って俺のために緊箍児の権利を主張してくれた澤部
｢でもよ一般人になった理佐ちゃんに観音菩薩が会いに行っていいのかな？｣
極楽界に属する自分が理佐ちゃんに会うことで理佐ちゃんに迷惑がかかるのが心配な俺
｢それは私２代目三蔵からの指示だから問題ありません、お釈迦様や極楽の幹部連中には嘴入れさせませんよ｣
俺の心配を断ち切るようにきっぱり請け負ってくれる澤部だけどやっぱり理佐ちゃんの方が好き 『生憎の雪』（つづき）
「○○町の○番地までお願いしやす」
酔った口調で詩織が言った。タクシー運転手はアクセルを踏んだ。
「詩織ちゃんも○番地に住んでるんだ」
「いや、違うよ」
「え？」
詩織は運転手に方向を指図し、僕の家へ向かわせた。
僕がお金を払っている間に、彼女はフラフラと歩きはじめ、道の真ん中で寝転がった。
「詩織ちゃん、何してんの」
「もう動けなーい」
「ダメだよ、こんな所で寝ちゃ」
道路上は暗いとはいえ、人がいないわけではなかった。
通り過ぎる人に憐れな目を向けられた。
僕は詩織を抱きかかえ、エントランスへ入ろうとした。その時だった。
「人の女に手出してんじゃねーよ」
振り返ると、全身黒ずくめの小柄な人が立っていた。
右手にはナイフを持っている。
幼稚園の頃から学んでいる合気道の経験が活きるのは、この時が初めてだった。
口から息を吐き、相手の出方を窺った。
「おりゃー」
相手は右手のナイフを僕に突き刺そうとした。
しかし、その動きはあまりにも鈍かった。
僕は相手の背後に回り、背中を蹴り飛ばした。
落ちたナイフを拾い、相手の肘を曲げ背中に固定した。
「詩織ちゃん、警察呼んで」
詩織は笑いながら僕に言う。
「それ、ふーちゃんだよ」
詩織がナイフの人に近寄り、サングラスを外した。
まぎれもなく、パーティーピーポー齋藤だった。
「実はね、しーちゃんに相談されてたんだ」
齋藤は口ひげを取ってから、話を続けた。
「弱そうな男を好きになっちゃたんだけど、どうしたらいい？ってね。それでちょっと試してみたの」
「ごめんね」
愛を伝えるような顔で、詩織は謝った。
（つづく） 青い空に直線を引くようにカモメが飛んでいた。
翌朝になっても、僕はまだナイフの記憶を引きずっていた。
「何もそんなことして試さなくてもよかったのに」
詩織は大きめのバスローブを羽織り、眠そうに目を擦っている。
細い手首が裾から少し見えている。詩織がバスローブを広げた。
「広い空が怖かったんだ。翼はあるのに、心もとなく彷徨うだけ」
詩織が窓に向かって言った。
やっと東に昇った太陽が、そのまま東の空へ墜ちてゆくような気がしてならなかった。
（おわり）
この物語はフィクションです
未成年が飲酒する場面がありますが、パーティーピーポー齋藤は架空の人物です
原案はGARNET CROW『As the Dew』です >>143
私のワールドってどんな感じなんだろうw
自分じゃわかんないや >>147
あくまで私見ですが
恋愛関係１歩手前を丁寧に描写するのと風景や情景を丁寧に積み重ねることによって登場人物たちを包み込む世界まで描写するのが大阪府さんワールドかなとおもってます
東京都さんみたいに大阪府さんワールドを上手く解説出来ないのがもどかしい･･･ >>148
スカートめくりごっこの解説(注※他スレ)は明快だったのにw
私も書いてみたけどなんか長くなりそうだから自粛w >>148
褒め言葉だったんですかw
私の場合、文章を積み重ねるような書き方でないと、どうしても情報が断片的になってしまうんですよ
少し飛ばすような書き方ができないんで、段落やレスを分けてごまかしているところがありますね
庭さんはストーリー、文章ともに流麗でうらやましいです
>>149
長くてもいいから見てみたいw
最近チワン画伯シリーズを見ていて思うんですが、絵が上手な人は物事の捉え方も上手ですね
過不足無く伝達できる能力は、勉強して身につけられるものではないんだなあと感じさせられます >>150
お言葉に甘えて書いたけど長いだけで結局内容は庭先生と同じだと気づいたw↓
小説作品を映画に例えてみますね。
私の場合、最初のシーンは主人公またはメインのキャストの顔のアップから始まるイメージです。
ひどいとそのまま登場人物のアップだけで話が終わるという小津映画のパロディコントみたいになります(笑)。
それに対して大阪府先生は、最初から風景が描かれます。
今回の場合もあの短いスペースの中で、雪の降った駅前広場でバス停に２人の男女がいる情景が描かれています。
そして２人はその風景の中で会話をしています。
この姿勢は作品の中でずっと一貫していて、決して顔のアップだらけにはなりません。
そして同じ姿勢は登場人物の心理描写にも現れていて、恋愛感情を描く場合にも例えば｢理佐ちゃんが好き｣みたいな直接的な表現はほぼほぼ出てきません。
登場人物たちの行動、またはセリフの端々などから立ちのぼってくるニュアンス的なものから読者それぞれが感じ取れるように描かれています。
つまり｢直接的・直截的｣というよりは｢間接的・感覚的｣っていうんでしょうか。
そしてそれを可能にするだけの筆力を持っているんだと私も思います。
そしてこの大阪府先生の姿勢は、
人間の感情・感覚は｢好き・嫌い｣｢幸・不幸｣｢苦・楽｣といった２分法では割り切れない複雑で繊細なものだ
という視点が根本にあるからじゃないかなあっていう気がしてます。 >>149
スカートめくりごっこは私のライフワークですから
>>150
もっと褒めてくださいw
>>151
さすがチワンさん
おれの言いたかったことが完璧に表現されてます 「はるばる来たぜ茨城♪愛しの理佐ちゃん待ってろよ♪」
なんてもう会えないと思ってた理佐ちゃんに会える喜びをサブちゃんの函館の女の曲に乗せて歌う俺
２代目三蔵こと澤部の温情で愛しの理佐ちゃんに会うために電車に揺られてるってわけだ
「おい、理佐ちゃんに不便かけてないだろうな」って駅まで迎えに現れた北関東の若い衆が運転する車に乗り込む俺
「はい、組の総力をあげてお守りしています」
若い衆の言葉に満足して諭吉を１枚若い衆のポッケにねじ込む俺
「おい、理佐ちゃん家の手前の通りで止まれ、あんまり大げさに騒いで理佐ちゃんが疲れちゃうと身体に障るからよ」どんな時も理佐ちゃんファーストな俺の気づかいに尊敬の眼差し向ける若い衆
無言で若い衆のポッケにふたたび諭吉をねじ込む尊敬されて嬉しい俺
「俺も観音菩薩なんて立場だからよ、いくら理佐ちゃんとは言え一般人相手に長居出来ないから一時間もしたら迎えに来てくれや」若い衆に言い残して車を降りる俺
「こんにちは」期待と不安にかられながら声かける俺
「あら、俺君じゃない」なんて突然の来訪に驚くお義母さん
「実は２代目三蔵から頼まれまして理佐ちゃんに会いにきました」取り急ぎ要件を告げるものの理佐ちゃんがどこに居るか目で探しちゃう俺
「そうなの、あの娘きっと喜ぶわよ」ってさっそく理佐ちゃんの元へと案内してくれるお義母さん
「あの娘ね、この１ヶ月で面変わりしちゃったから驚かないであげてね」理佐ちゃんの部屋の前で改まって俺にお願いするお義母さん
「俺君！？」俺の顔を見るなり布団に隠れる理佐ちゃん
「何しにきたのよ？」なんてぶつきらぼうな理佐ちゃん
「実はさ２代目三蔵の澤部って野郎がさ・・・」
「ふーん、私が解約しないと緊箍児使えないんだ」
俺が来訪の目的を語る間も布団に隠れて顔を見せてくれない理佐ちゃん
いくらしばらくぶりでも恥ずかしがり過ぎだろ
「まぁそれもあるんだけど本当は理佐ちゃんに会いたくてさ」って照れながらも言っちゃう俺
「ありがとう」布団の中からぼそりと呟く理佐ちゃん
「せっかくだから世界一可愛い理佐ちゃんの顔見たいな」呟いてみる俺に
「やだ」ってにべもないお返事の理佐ちゃん
どうしちゃったんだ理佐ちゃん・・・
ここまで来てこの仕打ち、やっぱり筋金入りのドSだよ理佐ちゃん・・・なんて途方に暮れてたら
「せっかく会いに来てくれたんだから布団から出てきなさい」とか言って理佐ちゃんから布団を奪っちゃうお義母さん
「理佐ちゃん・・・少し劣化した？」
１ヶ月ぶりの理佐ちゃんは俺の知ってる理佐ちゃんよりブスになっていた・・・
「劣化したとか言ってんじゃねーよ」呆然と立ち尽くす俺にドス効かす劣化理佐ちゃん
顔は劣化したけどドス声は一緒に旅してた頃のままだから好き 三蔵な理佐ちゃん 第１３８話
「１ヶ月ぶりに会った彼女に言うセリフかな」
緊箍児を解約する書類にサインしながら俺にダメ出しする怒りの理佐ちゃん
「体を動かさないから筋肉が落ちちゃっただけだからね」ってブスになったわけではないと主張する愛しの理佐ちゃん
「劣化とか言ってすいません」平謝りの俺
「昨日から顔の体操始めたからさ、会いにくるタイミング考えてよ」っプンプンな理佐ちゃん
「俺君がいつ来ても良いように毎日俺君のお気に入りの服で待ってたのにねぇ」にやにや笑いながら理佐ちゃんに話しかけるお義母さん
「ちょっと、余計なこと言わないで」お義母さんの言葉に慌てて布団に隠れる理佐ちゃん
それでまだ徳誰の制服着てたのか・・・笑
「なに笑ってんの？」布団の中からこっち睨む理佐ちゃん
「さっき理佐ちゃんが１ヶ月ぶりに会った彼女って言ってくれてたのが嬉しくてさ、まだ彼女で居てくれたんだと思って安心した」って笑う俺
「劣化したとか言ったくせに喜んでんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、もしかしたら一生寝たきりかも知れないんだよ私、それでも良いの？」なんて不安そうに聞く理佐ちゃん
「見くびんなよな」ってそっぽ向く俺
「バカだな・・・」って言いながら布団で顔を隠す涙の理佐ちゃん
そのまま泣き寝入りしちゃった理佐ちゃんのそばでゴロゴロする俺
「やっぱり理佐ちゃんのそばは寛ぐわ〜」な俺
そんなこんなでしばらくしたら
「俺君お迎えが来たわよ」ってお義母さんの呼ぶ声
「これ常夏の街にいる八戒に届けてくれや」理佐ちゃんが書いてくれた緊箍児解約の書類を若い衆に渡す俺
走り去る若い衆の車を見送りながらこのまま理佐ちゃんと暮らし茨城に骨を埋める覚悟を固める俺
「えっ！？まだ一緒に居られるの」
俺が常夏の街に帰らないと聞いて喜びを隠しきれない理佐ちゃん
「うん、なんだか２代目三蔵の品格に問題があるから取経の旅自体を見直すからお役ごめんだってさ」理佐ちゃんにウソつく俺
本当のこと言ったら理佐ちゃんが心配するからな、ウソも方便ってな良い言葉だ
「じゃあ私も俺君が喜ぶように顔の体操頑張ろうかな」なんて張り切って美人に戻ってくれそうだから好き 「ねぇ、今日は雨だから畑は無理だね｣嬉しそうに呟く愛しの理佐ちゃん
理佐ちゃんと離れたくない俺の気持ちを理解してくれた悟空や八戒が送ってくれた金と理佐ちゃんの両親の好意を得た俺
さっそく理佐ちゃんの実家の隣を北関東軍の圧力を使い買い取り理佐ちゃんと一緒に暮らし始めて１週間
理佐ちゃんのルックスは顔の体操の成果か世界一の美人に戻っていた
そんな超美人な理佐ちゃんと暮らすという至福を得た俺は野心や欲が絶えてしまって晴耕雨読の穏やかな日々を過ごしていた
「ねぇ、本当に平気？」朝ごはんを食べ終えて食器を洗う俺に理佐ちゃんが声をかける
「何が？」もう何度となく同じ質問されてるせいか興味ない俺
「常夏の街に残してきた事業に未練無いのかなぁと思ってさ」やっぱり同じ質問する理佐ちゃん
「未練なんて無いよ、事業も悪事も理佐ちゃんを守るためにやってただけだからね」自分でも不思議なほど理佐ちゃんとの穏やかな生活に満足してる俺
「本当に理佐ちゃんファーストになっちゃったんだ」ちょっと嬉しそうな理佐ちゃん
そんなある日
穏やかな俺と理佐ちゃんの静寂を破る闖入者がやって来た
「俺君よぉ、職場放棄はシャレになんねぇよ」静寂を破る闖入者ことお釈迦様が俺を詰めてくる
「すいません、病身の理佐ちゃんを放って置けなくて」お釈迦様の足下に土下座して慈悲を乞う俺
「まぁ気持ちは分かるけどよ」呟いて隣の部屋でテレビ見てる理佐ちゃんをチラ見するお釈迦様
「まだ原因分からないのかよ？」
お釈迦様の問いに首を横に振る俺
しばし考え込むお釈迦様
「よし、俺君は明日から地獄勤めね、閻魔大王の秘書として頑張ってくれ」そう言って辞令書くお釈迦様
「そんな殺生な〜理佐ちゃん一人にして転勤なんて出来ませんよ」って泣きが入る俺
「おらっ!泣いてねぇで手伝え」めそめそしてる俺をどやしつけてドアを設置するお釈迦様
「なんなんすか〜勝手に俺と理佐ちゃんの愛の巣にドアなんてつけて」って文句言う俺
「ねぇ、どうしたの？」騒ぎを聞きつけた理佐ちゃんが声をかけてくる
「明日からコイツ地獄勤務になったんだけどさ、理佐ちゃん置いて転勤したくないなんて泣きやがるから『どこでもドア』設置させてもらったよ」なんて理佐ちゃんにウインクするお釈迦様
「俺君よ、わざわざ地獄の閻魔の秘書にしたのは俺の温情だからな肝に銘じとけよ」なんて念を押して帰るお釈迦様
「ほら、元気出して」お釈迦様が帰った後もめそめそしてる俺を励ましてくれる理佐ちゃん
「アイツ意地悪いんだよ、人のこと地獄勤務にしといて何が温情だよ」って文句言う俺
「でも凄いよね、『どこでもドア』なんてドラえもんしか持ってないと思ってた」って呟く理佐ちゃん
もう西遊記から離れ過ぎて訳わかんないけど理佐ちゃんさえ出てればOKだから好き 次から次に妄想が涌き出てしまいカオスな展開に･･･
もはや沙悟浄編とは言えないような気もするが妄想を信頼して書き続けるか！ 制御できるものは妄想とは言いませんからね(笑)
期待しかないっす >>157
確かに暴走してこその妄想ですよねw
しかし、そろそろ理佐ちゃんを健康体に戻して欲しいです
１リットルの涙を見ながら書いたせいで影響受けすぎてます･･･ 『チェリーガール』
張りつめたビニールに音色が跳ねて、固い土壌へ吸い込まれた。
そのわずかに漏れる音色の周りを、澤部はすでに五周も回っていた。
ビニールの中には、緑の葉っぱや赤い実が見えるだけだった。
一向に音が止まないので、澤部はビニールの暖簾をくぐった。
縮こまった自然の匂いが鼻を突き、温まった空気が坊主頭を包んだ。
音色があちこちへ反射して、音源がどこかわからない。
澤部は中央の方へ進んだ。
連なる緑の葉の向こう、バイオリンの弓が上下に動いていた。
「おはよー」
澤部の声はバイオリンに掻き消された。
三回呼んでも、バイオリンは止まなかった。
澤部はゆっくりと近づき、背後から肩を触った。
音が乱れた。
「おはよー、なして、振り向いてくれんの？」
「たまげた。どこおったんよ？」
「ずっと、ここおったよ。で、話ってなんだ」
「うちね、明日家を出ていこう思うとる」
「なして急にそんなこと…」
「みんな、うちのこと嫌いなんだ」
「そなことねえて、みんな菜々香ちゃんのこと好きだよ」
「ほんて？澤部くんも好き？」
「ん、それはわかんね」
菜々香が籠を持って立ち上がった。脚立に上り、さくらんぼを摘み始めた。
十個取る度に、一個つまみ食いしていた。
澤部がすることもなく突っ立っていると、「ほれ」と菜々香がさくらんぼを投げた。
もうこれが最後のさくらんぼかもしれなかった。
「菜々香ちゃん、東京でも頑張れよ。みんな、応援してるから」
菜々香は帽子を深くかぶり直して頷いた。澤部はさくらんぼを右手にきつく握った。
もうそれっきり菜々香が顔を上げることはなかった。
「ありがと…」
小さな声はビニールに響かなかった。
澤部はビニールハウスを後にした。
（おわり）
けやかけの自分ヒストリーの父親の一言、
「出てけ！」より妄想を膨らませた結果、なぜか澤部が出てきてしまいましたw >>151
てっきりスカートめくりの解説をするものかと思ってましたw
物語を書く上で、温度や匂い（物理的でないものという意味です）を意識してるのでそう言っていただけるとありがたいです
>>152
スカートめくりごっこの奥は深いんですね
人生なんて筋書き通りに行かないんだから、プロットなんて無用だ
ってスティーヴン・キングも言ってますし、そっちの方が面白いと思いますよ
私も筋書きは一応考えるんですが、結局完成形は全然違うものになってますw >>160
今回も大阪府先生ワールドを堪能致しました
そういえば自分は書くときに何を意識してるのかなと考えてみたら
『テンポ』かなと思いました
話のテンポとしての理想は、吉本新喜劇(笑)
それも特におもろい回限定で(笑) >>159
大阪府先生ワールドに澤部が馴染んでてワロタw 「行ってきま〜す」
隣に住むお義母さんが愛しの理佐ちゃんの相手しにやって来たのと入れ替わりに地獄へと出社する俺
「あっ、俺君待って」慌てて俺を引き留める理佐ちゃん
「どうしたの？」やっぱり俺が居ないと寂しいのかな？
「ネクタイ曲がってるよ」なんて枕元に俺を手招きする理佐ちゃん
「夫の身だしなみは妻の責任だからね」俺のネクタイ直しながら呟く理佐ちゃん
いつの間にか夫婦になってることに戸惑う俺
「ダメ？」って恥ずかしそうに俺のこと見る理佐ちゃん
「ダメなわけねぇじゃん、むしろ嬉しくて今日は仕事休むは」理佐ちゃんに夫なんて言われたら出社できるか！な俺
「初日からサボってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、遅刻したら閻魔様に舌抜かれちゃうよ」しぶしぶ出社の準備する俺に怖いこと言う理佐ちゃん
「『どこでもドア』があるから遅刻なんてしないよ」って言い返す俺に
「初めて見たけどスーツ似合ってるよ」なんて言ってくれる理佐ちゃん
「やっぱり似合ってる？」照れながら訊く俺に
「うん、カッコいい」って笑顔でうなずいてくれる理佐ちゃん
朝から最高の気分で出社させてくれるなんて理佐ちゃんは世界一素晴らしい嫁じゃないか！
どこでもドアをくぐるとそこは閻魔大王の執務室だ
「お初にお目にかかります、本日付を持ちまして閻魔大王様の首席秘書官を拝命しました」理佐ちゃんに上げて貰った最高の気分のまま挨拶する俺
「こちらこそよろしくお願いします」丁寧に頭を下げる閻魔大王に拍子抜けする俺
おいおい、俺より若いじゃねぇか、これはチョロそうだなってほくそ笑む俺
「早速俺さんのこと調べさせてもらいましたけど人間だったら即地獄送り間違いなしですね」なんてタブレット覗き込みながら失礼なこと言う閻魔大王
「俺のこと知ってるんですか・・・？」
「このタブレットは人の過去を全て見透してしまうんですよ、人にしたことも人にされたこともね」タブレットを差し出しながら笑う閻魔大王
「うわっ、とっくに忘れてたことも載ってますね」過去の悪事見せられて照れくさい俺
死ぬと閻魔大王から自分の人生を見せられるって噂は本当だったのか・・・
「しかし、閻魔様は噂と違って紳士ですね」閻魔大王に仕事前の紅茶を淹れる甲斐甲斐しい俺
「ありがとうございます」丁寧にお礼を言い紅茶を受け取る閻魔大王
「閻魔大王様の秘書になれって言われた時は怖くて怖くて・・・」なんてビビるふりする役者な俺
「とかく噂は当てにならないものですよ、人を裁く仕事に携わ・・・」話ながらティーカップ落としちゃう閻魔様
「やっと効いたね」なんて俺がこっそり仕込んだ眠り薬で完全に寝ちゃった閻魔大王に笑顔の俺
理佐ちゃんのためなら閻魔大王にだって眠り薬盛れちゃうから好き 「さて！理佐ちゃんの病気を治しに行くか」
完全に寝ちゃってる閻魔大王の机の引き出しから白紙の委任状をパクる俺
「おい、命のロウソクの部屋に案内しろ！」閻魔大王からパクった委任状を赤鬼に見せる俺
「やい貴様！早く連れてけ」前を歩く赤鬼を怒鳴り飛ばす俺
「理佐ちゃんの命のロウソク持ってこい」赤鬼に案内された命のロウソクの部屋の番人のやってる青鬼に命じる俺
「うわっ！？めちゃ短くなってる」青鬼が運んできた愛しの理佐ちゃんの命のロウソクが風前の灯火だ
やっぱり元気に見えるけど確実に寿命が縮んでんじやねぇか！って嘆きの俺
「おい、スペアのロウソクあんだろ？持ってこい」
閻魔大王の委任状を見せながら命じる俺
お釈迦様の温情に応えて愛しの理佐ちゃんの命のロウソクを新品に取り替える俺
「これで寿命どのぐらい伸びんだよ」命のロウソクの部屋の番人青鬼に訊く俺
「120才まで伸びました」俺の貫禄に敬語で答える青鬼
「おい、切りが悪いから200才まで伸ばせや」って大サービスの俺
よっしゃ！これで理佐ちゃんの病気も治るだろ、なんたって200才まで生きる健康優良児になったんだからな！って高笑いの俺
「すいません、せっかく俺さんの淹れてくれた紅茶をこぼしてしまいました」理佐ちゃんの寿命を伸ばして一安心した俺が部屋に戻ると一生懸命絨毯を洗う閻魔大王が
「閻魔大王様ともあろうお方が勿体ない」そう言いながら閻魔大王の持つ雑巾を取り上げ絨毯を洗い始める俺
そんな俺に尊敬の眼差しを向ける閻魔大王
「俺さんそろそろお昼にしませんか？」書類に片っ端から判子捺す俺に声をかける閻魔大王
「ちょっくら理佐ちゃんとこに行ってきます」お昼は理佐ちゃんと食べると決めてる俺
どこでもドアで一瞬にして愛しの理佐ちゃんの元へ
「治ってねぇ！？」
寿命を伸ばしたにも関わらず未だに寝たきりの理佐ちゃん
「ねぇ、どうしたの・・・閻魔様にいじめられた？」落ち込む俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん
「えっ！？私の寿命200才に伸ばしてきたの」って驚く理佐ちゃん
「うん、昨日お釈迦様が閻魔様の秘書にすんのは温情だって言ってたからさ、きっと理佐ちゃんの寿命伸ばしてこいってことだと思ってさ」
「そんなわけねぇだろ」
俺の言葉を打ち消すようにお釈迦様登場
「お前本当のバカか？どこの世界に200才まで生きる人間が居るんだよ、しかも寝たきりで」なかなかお怒りのお釈迦様
思わず理佐ちゃんに助け求める俺に
「余計なことしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「200才まで寝たきりで生きるなんてヤダ〜」なんて泣き出しちゃいそうだから好き 「ちきしょう！？なんでこんな修羅場になってんだ」
お釈迦様には怒られるは愛しの理佐ちゃんには泣かれちゃうわで頭抱えて嘆く俺
「だいたい閻魔大王に眠り薬盛っちゃう首席秘書官なんてありえねぇだろ、俺の温情を曲解しやがって」嘆く俺に追い討ちかけるお釈迦様
「そうだよ、俺君少しは反省しなよ」お釈迦様に同調して俺を詰る流されやすい性格の理佐ちゃん
「理佐ちゃんを助けたい一心で眠り薬を盛ってしまいました」ってお釈迦様に許しを乞う俺
「お前よ、いつも理佐ちゃんのためだと見境無くなっちゃうけどさ、そのうち理佐ちゃんのために犯罪犯すぞ」って警告するお釈迦様
お釈迦様に返す言葉も無い俺
「理佐ちゃんファーストも良いけどよ、あんまり依存してると振られた時に立ち直れないぞ」
なんて良い兄貴ぶるお釈迦様がウザい俺
「振らないよ」ってさりげなくお釈迦様に反論してくれる理佐ちゃん
「えっ？」て聞き返すお釈迦様
「俺君に振られることがあっても、私が俺君を振るなんて絶対に無いから」お釈迦様にきっぱり言いきって布団をかぶる愛しの理佐ちゃん
きっと照れてんだろうなってデレデレな俺
「俺だって理佐ちゃんに振られることがあっても、俺が理佐ちゃんを振るなんて絶対に無いよ」心から理佐ちゃんに語りかける俺
「うるさい！そんなのわかってるよ」照れ隠しにつっけんどんな口調になっちゃう愛しの理佐ちゃん
「ちょっと理佐ちゃん俺君借りるね」
ツンデレな理佐ちゃんにデレデレな俺を外に連れ出すお釈迦様
「どうしたんすか？」
「どうしたんすか？じゃねぇだろコラ！てめえらの為に骨折ってんのにイチャイチャしやがって、全然不幸じゃねぇじゃねぇか！」
俺と理佐ちゃんが羨ましくてめっちゃキレてる理不尽なお釈迦様
「すいません、理佐ちゃんのツンデレが世界一可愛くて・・・」謝る俺
「とにかくよう、閻魔の持ってるタブレットで理佐ちゃんのこと調べろよ、そうすりゃ理佐ちゃんの身に何が起きたのか分かんだろ」一気に捲し立てるお釈迦様
「お釈迦様の温情ってそっちでしたか」ってようやくピンときた俺
「鈍いぜ俺君、早いとこ理佐ちゃんを元の身体に戻してやれよ、あんなに身体動かすの好きだった娘なんだからよ」なんてちょっとカッコいいお釈迦様
そうと決まったらダッシュでどこでもドアに駆け寄る俺
「ねぇ待って」引き留める理佐ちゃんの声
「どうしたの？」って呼び止められてもどかしい俺に
「一緒にお昼ご飯食べたいんだけど・・・」なんて言いそうだから好き 「ふーん、そのタブレットで私の身体が動かなくなっちゃった原因が分かるんだ」
お昼ご飯を食べながら閻魔大王のタブレットについて俺から講義を受ける愛しの理佐ちゃん
「凄えんだよ、俺の過去の悪事もバッチリ出てくんだよ、まぁあれさえ見れば理佐ちゃんの全てはお見通しだよ」って理佐ちゃんのこと見る俺
「ちょっと、変なこと考えてんでしょ？」
理佐ちゃんを見る俺の目に邪な何かを感じて警戒する理佐ちゃん
「全然考えてないよ」堂々ウソつく俺
理佐ちゃんの女体の成長に興味津々なのは仕方あるまい
「ねぇ、絶対変なこと考えてる」どうやら全く俺を信じてない理佐ちゃん
車イスを指差してニヤリと笑う理佐ちゃん
「まさか・・・地獄に？」おっかなびっくり訊く俺
食いぎみに頭カクカクして頷く理佐ちゃん
「わぁ、びっくりした」いきなり閻魔大王とのご対面に思わず声出す理佐ちゃん
どこでもドアをくぐると直ぐに閻魔大王の執務室だって知らなかったから仕方あるまい
「俺さんの奥さんですか？」ぎこちない挨拶を終えて理佐ちゃんに確認する疑り深い閻魔大王
「はい」ってちゃっかり奥さん面する愛しの理佐ちゃん、めっちゃ閻魔大王のタブレットガン見してる
「ああ、これですか？」理佐ちゃんの視線に気づいた閻魔大王がタブレットをタッチし始める
おおっ！ラッキー！超美人の理佐ちゃんにタブレットを自慢したくて早速俺にして見せたみたいに理佐ちゃんを調べてやがる
「これは・・・」理佐ちゃんの過去を調べて絶句する閻魔大王
「どうしました？」思わず身を乗り出す俺
「尻子玉・・・」目に飛び込んできた文字に目が点の俺
「河童の好物ですね」理佐ちゃんと俺に紅茶を差し出しながら尻子玉について説明する閻魔大王
「尻子玉を抜かれると腑抜けになると言われてます、おそらく奥さんの症状と合致しますね」
閻魔大王の言葉を聞くまでもなく河童には心当たり大ありな俺
「ねぇ、どうしたの？」俺の様子が変なのに気づいた理佐ちゃん
「理佐ちゃんの身体がおかしくなったのは俺のせいかもしんない・・・」ポツリと呟く俺
「ねぇ、なんで俺君のせいなの」可愛い顔して訊いてくる理佐ちゃん
「理佐ちゃんが動けなくなっちゃった日だよ、流沙河で悟空にケツ触られたって騒いでたじゃん、あん時に尻子玉抜かれちゃったんだよ・・・」
「それがなんで俺君のせいなの？」なんて訊く理佐ちゃん
「俺が拷問しちゃった河童が仕返しに理佐ちゃんの尻子玉抜いちゃったんだよ、めっちゃイジメたから・・・てへっ笑」 なんてバツが悪くて思わずてへぺろな俺に
「てへぺろしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、俺君が原因なんだから流沙河の河童に謝って私の尻子玉返してもらってきてよ」なんて怒りそうだから好き >>166
ちゃんと話繋がってるじゃないですか(笑)
さすが妄想のファンタジスタですね(笑) >>167
やっと繋がりましたw
理佐ちゃんが尻子玉抜かれちゃう話を書きたくて沙悟浄編を書き始めたのでやっと念願が叶いました 「謝り行きたいのは山々なんだけど・・・」
理佐ちゃんから河童に謝罪して尻子玉を返してもらってこいと厳命された俺
しかし、今の俺は閻魔大王の首席秘書官
そう簡単に流沙河になんて行ける訳もなく・・・
「好きにしてくれて良いですよ」理佐ちゃんに睨まれながらチラチラ視線送る俺に気づいてくれる閻魔大王
「良いんすか!？」
「ええ、閻魔大王に眠り薬盛るような秘書は解任です」なんて言いながら解任状を書く閻魔大王
「知ってたんすか!？」って驚きの俺
「前もってお釈迦様の方から俺さんのこと聞いてましたから、そのぐらいのことするだろうなと・・・
もっとも必要以上にタブレットの説明してあげたのに命のロウソクを伸ばしに行ってしまったのは計算外でしたけどね」笑う閻魔大王
「あんた良い奴だな」って閻魔大王の優しさに感謝の涙を流す俺
「半日だけどお世話になりました」閻魔大王にお礼を言い理佐ちゃんの車イスを押す俺
「『どこでもドア』で行くなら私も常夏の街行きたいな」なんて言い出す理佐ちゃん
俺に異存が有るわけもなく二人でどこでもドアくぐる俺と理佐ちゃん
「うーん、やっぱり夏が好きだな〜」久しぶりの常夏の街に感激する理佐ちゃん
病気の原因も判明し尻子玉さえ取り戻せば元気になれると分かった理佐ちゃん
しばらくぶりに心からの笑顔の理佐ちゃんに涙が溢れちゃう俺に
「泣いてんじゃねーよ」って心なしかドス声まで希望に溢れる理佐ちゃん
「ねぇ、早く皆に会いに行こうよ」泣きべそかいてる俺を促す理佐ちゃん
「お師匠様お久しぶりです」感激して思わず理佐ちゃんに泣きつく八戒
「ちょっとキモ〜い」って悲鳴あげる理佐ちゃん
それ見て男泣きする悟空
「それじゃあ、尻子玉を取り返せばお師匠様は元気になれるんですね」俺の話に喜ぶ悟空と八戒
「うん、あの腐れ河童の野郎泣きながら理佐ちゃんの奴隷になるって誓いやがったくせに
挨拶に来るどころか復讐に理佐ちゃんの尻子玉抜くなんて真似しやがって、今度は奥歯だけじゃなく全部抜いて総入れ歯にしてやる」なんて全然懲りてない俺
「もう、そんなこと言ってないで河童さんに謝んなよ、奥歯抜いちゃった俺君が悪いんだからさ」
なんてなんだかんだ平和主義な理佐ちゃんだから好き 「ところで２代目三蔵の澤部は？」
愛しの理佐ちゃんに怒られて雲行きが怪しくなってきたので話題を変える俺
「それが・・・」何かを言いかける八戒
「あの野郎生意気なんで追い出しちまいやした」バツが悪そうに話す悟空
「えっ！？追い出しちゃったの？」って驚く愛しの理佐ちゃん
「実は・・・澤部がお師匠様から緊箍児を取り上げようとしたのを悟空の兄貴が怒りまして」悟空をチラチラ見ながら話す八戒
「俺の頭締めつけていいのは世界でお師匠様だけなんでね」照れ隠しに鼻ほじる悟空
「悟空ちゃん・・・」ウルウル瞳の理佐ちゃん
「澤部のことは後で考えるとしてお師匠様のためにパーティしましょうよ」ってはしゃぐ八戒
「てめえ、どこまで連れてくんだよ理佐ちゃんの車イス押す俺の身になってみろバカ野郎！」
キャバレー理佐ちゃんに行くかと思いきや、俺と理佐ちゃんに見せたい物があるって言う八戒に連れられてイライラな俺
「ちょっと、そんな言い方したら私が重いみたいじゃん」口を尖らせて文句言う理佐ちゃん
「だから俺が押すって言ってるじゃないすか」ってさっきから理佐ちゃんの車イスを押したくて仕方ない悟空
「うるせぇ！こんな幸せな役目俺の独り占めじゃ！ボケ！」理佐ちゃんの車イス押す役は誰にも渡さない覚悟の俺
「うるさい！いちいちケンカしないでよ！」ってキレる理佐ちゃん
「まあまあ皆さん怒んないで、あれ見てくださいよ」
ヘラヘラしながら仲裁に入る八戒が指差す先には
今週のけやかけで見たフライングダイナソー理佐ちゃんの大看板が！？
「キャバレー理佐ちゃん３号店です」笑いながら得意顔の八戒
「凄え！？この理佐ちゃん大好き」って感動の俺
「お師匠様と俺君が帰ってきたら驚かそうと思いましてね」もはや名経営者と言っても過言ではない八戒
「喜ぶの俺君だけじゃん」
またもや自分の大看板を掲げられて拗ねちゃいそうな理佐ちゃんだから好き 「皆さんありがとうごさいます」
愛しの理佐ちゃんの素っ気ない挨拶で始まる理佐ちゃん戻って来てくれてありがとうの会
理佐ちゃん帰還の報を聞きつけた長老や街の有力者も駆けつけて盛り上がるキャバレー理佐ちゃん３号店
「オレクンダイスキ！オレクンダイスキ！」うっかりお酒飲んじゃって酔ったせいか、持ちネタの緊箍児を披露する愛しの理佐ちゃん
「ちょっと勘弁してくださいよ、持ちネタなら右手が勝つ一人じゃんけんがあるじゃないですか〜」って頭抱えてうずくまる悟空
「うるさい！あれはもう封印しちゃったからやんないよ」ってキレる酔いどれ理佐ちゃん
「すいません、俺君宛に手紙を預かりました」買い物から帰ってきた従業員から手紙渡される俺
「なんですか？」手紙読む俺に訊ねる八戒
「なんか澤部を誘拐したから流沙河まで来いってさ」
「例の河童ですかね？」
俺から手紙を受け取り呟く八戒
「だろうね」って答えながら理佐ちゃんの方を見る俺
まだ悟空相手に緊箍児を披露してるドSな理佐ちゃんも可愛い
「お前さ、また理佐ちゃんと天竺目指す旅したくね？」
「そりゃあ、したいですけど、それが澤部の誘拐と何か関係あるんですか？」突然関係ない話を始めた俺に怪訝な顔する八戒
「あの河童さ俺と恵岸行者にボコられるまで坊主襲って喰ってたんだよ」
「それは聞いたことあります」って八戒
「理佐ちゃんが元気になったら三蔵法師に戻ってもらおうと思ってんだけどさ、澤部・・・邪魔じゃね」ニヤリと笑いながら手紙を燃やしちゃう俺
「そ、それって・・・」俺の描こうとしてる絵図に冷や汗の八戒
「澤部が河童に喰われちゃったらお釈迦様も諦めるべ、そうすればお釈迦様の命令無視して澤部追い出した悟空も庇えるしな」なんだかんだ悟空に仲間意識芽生えてきてる俺
そんな謀略を語り合ってる俺と八戒に
「お店の中で火遊びしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、皆で盛り上がってる時に二人だけでひそひそ話しないでよ」
なんて言いながら尻子玉抜かれて寝たきり設定のくせに
八戒の頭をカラオケのリモコンで殴っちゃう横綱並に酒癖の悪い理佐ちゃんだから好き 「理佐ちゃんやり過ぎ〜！」
車イスから身を乗り出し八戒を殴り続ける酒乱の理佐ちゃん
慌てて理佐ちゃんの車イスを押して店の外に連れ出して落ち着かせる俺
「理佐ちゃんはしゃぎ過ぎだよ」
「ごめんなさい」嗜める俺に泣きべそかく愛しの理佐ちゃん
今度は泣き上戸かよ・・・面倒くせぇ〜
「はぁ・・・やれやれ」泣き出しちゃった理佐ちゃんをなんとか宥めて寝かしつけた俺
しかし、なかなかの酒癖の悪さだな・・・成人してもお酒を飲ますのは止めようって決意の俺
理佐ちゃんの車イス押しながら店に戻る俺
「あっ、俺君頭がぱっくり行っちゃってますよ」八戒を介抱してた悟空が駆け寄ってくる
「マジか!？医者連れてく前に因果含めとけよ」ってアドバイスな俺
「それは大丈夫です、殴られたショックで前後の記憶が飛んでますよ」
「マジかよ、なんか店の若いのが預かってきた手紙あったんだけど八戒が読んで燃やしちまったんだよな・・・参ったな、内容分からんぞ」
八戒の記憶が飛んだと聞いてすかさず澤部誘拐の手紙の内容を俺は知らないことにする抜け目ない俺
これで万が一澤部謀殺がお釈迦様にバレても俺だけは安全圏に居れるってもんだ
「皆さん！お騒がせしました、どうも八戒君が僕に説教されてる最中にスマホを弄ったらしくてですね
その態度に日頃から八戒君を可愛がってる理佐ちゃんがお前それは違うんじゃないかと怒りまして、まぁ天竺旅行には付き物の『かわいがり』ってやつなんでお気になさらずに」挨拶と共に店の従業員に目配せする俺
俺の合図と共に客全員に金の入った封筒を配り出す従業員たち
どこぞの横綱みたいに愛しの理佐ちゃんを暴行事件で警察に引っ張られる訳にはいかないからな、金に糸目はつけんよ
そんな俺の苦労も知らないで幸せそうな寝顔の理佐ちゃん
そして翌朝
｢頭が痛〜い｣って人生初の二日酔いに苦しむ理佐ちゃん
｢調子に乗って飲み過ぎるからだよ｣
｢うるさいなぁ、頭痛いんだから優しくしてよ｣俺の冷たい視線に拗ねる理佐ちゃん
｢あれ？八戒ちゃんどこ行ったの？｣
なんて酒のせいで自分が病院送りにした記憶も飛んでる理佐ちゃんだから好き >>161
テンポとかリズムって大事ですよね
長い文章の場合は最後まで読ませることが重要ですから、
飽きさせないための緩急を織り込むことが必要ですな
>>162
馴染んでますかねw
ネットで山形弁を調べて書いてみたはいいんですが、
自分で読み返した時に理解できず
少し訛りを緩めた結果、中途半端になってしまいましたw >>174
連載に次ぐ連載、見事です
内容見るに、まだまだ続きそうですね
欅板のギネス記録狙っちゃってくださいw >>176
沙悟浄編で切りつけたらベルサイユの理佐ちゃんの続きも書きたいんですよね
ギネスは遠い目標過ぎるのでとりあえず200話目指しますかw
それまでスレがあるかな？ スレがあれば続きが書けるし
スレが無くなってれば続きで頭を悩ませずに済むし
どちらもいいですよね(笑)
全てのものには終わりがある
人生の糸だって永遠には続かない
オール・シングス・マスト・パス
今日は、ある意味我が恩人でもある、元ビートルズのサー・ジョージ・ハリスンの命日であります
というスレチ保守 ゆいぽん妄想ショートストーリー
第1話「好きって、引力」
「どうして、海の水は落ちないの？」
彼女は首を傾げながら、地球儀を何度もひっくり返して僕に質問した。
僕は机の上の消しゴムを手に取ると
床に落として見せた。
「僕たちの住む世界にはね、引力ってのが
あってね。質量を持つすべてのものは互いに
引っ張り合ってるんだよ。昔ニュートンって
偉い人がいてね…」
万有引力について、講義する家庭教師の
僕の話を彼女は目を丸くして聞いている。
二人だけの彼女の部屋には、僕の声だけが
響いていた。
「…というわけでね、海の水は地球から
落ちないんだよ」
「そうなんだ！ さっすが先生！ なんでも
知ってるね」
「由依ちゃんが知らなすぎるだけだよ。
どうせまた、授業サボってたんだろ」
「もう！そんなことないもん」
そう言って彼女は口を膨らませて、
拗ねてみせた。大学生の僕にとって、
高校生の彼女は妹のような存在のはずだった。だけどいつからか、僕は彼女の混じりっけの
ない純粋な無邪気さに惹かれていたのかも
しれない。由依ちゃんの拗ねる顔を愛おしく
感じていた。
「もう一つ質問していい？」
由依ちゃんが恥ずかしそうに顔を下に向けた。
「あのね。私が先生から離れたくないのも、
引力のせいなのかな？」
そう言って体を寄せてくる由依ちゃんを、
僕はそっと抱きしめてから、耳元で囁いた。
「それは、好きってことだよ」
【欅って、書けない？】
小林由依
「どうして水が落ちないのだろう？」より
気持ち悪い妄想、失礼しましたw >>179
乙でございます
いやいや、やはり愛もまた引力のひとつですね
君の使う引力 心を奪うの
いつも感じる引力 消えないよ
視線盗む引力 こぼれたその顔
こころ全て引力 君しか見えない未来
Perfumeさんの佳曲『引力』を思い出しました >>180
チワンさん、ありがとうございます。
おお！ 確かにPerfumeさんに、そのような
曲がありましたね。
愛は引力と言えばAKBの『ハロウィンナイト』にもそんな歌詞があるのを思い出しました。
夜明けになって
キスしてるのは
僕たち2人だけ
愛はいつだって強い引力
引力のように強く惹かれ合う恋がしてみたい
ものです。 >>179
ぎりぎりのところでキモくないラインを保ってますねw
まあ、引力には逆らえませんわ >>179
妄想は気持ち悪いぐらいが魂を揺さぶりますな じゃあ、俺もパフュームで参戦w
『If you wanna kiss me』
冷たい廊下に軸を置き、スカートが回った。
遅れて回る緑色の短髪が頬に振りかかった。
「あ、教室にマフラー忘れた」
落ち着いたトーンには反省の色が見られなかった。
僕は肩に手を置かれ、軽々と回された。
生活指導の呼び出しに付き合い、時刻はもう六時を回っている。
志田と僕は教室に向かって歩き出した。
教室からは黄色い光が漏れていて、志田は厳しい顔で中をのぞいていた。
僕が遅れて近づくと、志田はニヤつきながら人差し指を口に当てた。
ドアの隙間から中を見た。
窓際の机で、男子と女子が向かい合っていた。
男子の方は同じクラスの庭くんで、女子の方は誰だかわからなかったが、顔の小さな人だった。
その女子が顔を傾けて、庭くんの両肩に手を置いた。唇が触れ合った。
マフラーを忘れただけという理由だけで、熱い空気の中を割って入るのは難しそうだった。
志田のマフラーを教室に置いたまま、僕たちは校門を出た。
冷え込んではいたが、志田は寒くなさそうだった。
髪から突き出た大きな耳が赤くなっていた。珍しく、狭い歩幅で女の子らしい歩き方をしている。
「ああいうのいいなあ。ねえ、わたしもしてあげよっか？」
志田が手で顔を仰ぎながら言った。
「どうしてもしたいならすれば？」
僕が言うと、志田が顔をのぞきこんだ。
「やっぱしてあげなーい」
志田の顔が近くにあったせいで、僕は背後の足音に直前まで気づいていなかった。
「お願い、黙ってて！」
振り返ると、顔の小さな女子が両手を顔の前で合わせていた。
「何の話？」
志田が答えた。
「あれ、見てなかったの？」
「いや、庭くんと話してるところは見たけど…」
「なんだ、じゃあいいや。バイバイ」
女の子は手を振って、走り去った。
「何で嘘付いたの？てか、あれ誰？」
志田が信じられないというような顔をした。
「理佐だよ、ミス欅学園の。結構前に友達になったんだけどね、真面目で気にしすぎなところがあって」
「ふーん。そう言えば志田はコンテスト出なかったの？」
「だって、わたし可愛くないもん」
「そんなことないよ」
「えっ…」
志田の歩幅がまた狭くなった。そして下を向きながら言う。
「ねえ、もしわたしがキスしたかったらしてもいい？」
原案はPerfume『If you wanna』
一昨日、ベストアーティストで歌ってましたね
AM1:27トリオでパフュームカバーはやっぱ難しいかな？
雰囲気はイケそうなんですけどね >>184
いやあ、庭先生、役得ですなあ(笑)
もしも４人が同級生ならあり得る話にも思えてきました
モナ王の隠れた一面がまた魅力的です
ところで大変申し訳ないことでもあるんですが、実は私まだその曲は一度も見たことも聴いたこともなくて(笑)
代わりに最近もビタミンドロップとかリニアモーターガールとか聴いてます(笑) >>184
これはもう大阪府さんの最高傑作になりますね、言葉に出来ないほど素晴らしい
小説スレ立てて『ミス欅学園の理佐ちゃん』を妄想したくなってしまいました >>187
試し書きしてみたんですけど勘が鈍ってるらしくもう少し時期を待ちますw >>185
>>186
このスレの難しいところは、男の配役ですね
一人称、メンバーを性転換、澤部、土田、くらいしかないですもんね
福士蒼汰くんとかの俳優は、イケメンすぎて夢がないというか…
苦肉の策で庭さんの名前を借りましたw
んでまた借りるかもしれません
ていうかハコオシさんのスレ侵食してるw >>189
苦肉の策って…ww
庭先生が落ち込みませんように(-人-)ﾅﾑﾅﾑ 『She’s Electric』
1903年、オランダの学者アイントーフェンは、心臓が電気を発している事実を発見した。
心臓の筋肉が収縮と弛緩をするのは、電気によるものであり、この電気を測定する機械が心電図である。
「心電図の父」と呼ばれたアイントーフェンは、1924年にノーベル賞を受賞した。
そして今、僕は電流を感じた。明らかに静電気の感触ではなかった。
「まだ流してないよー」
真正面の齋藤が、人差し指を立てながら言った。
輪になった七人グループのなかで、実権を握っているのは彼女だ。
彼女がプラスチックコップからはみ出たアルミホイルに触れば、七人全員が感電する。
俗に言う「100人おどし」の実験だ。
電圧は一万ボルトに達するが、電気の量は少なく、一億分の一秒の間だけ体の中を流れる。
「じゃあいくよ」
齋藤がアルミホイルに触れると、彼女を含めた五人が悲鳴をあげた。
悲鳴をあげなかったのは、僕と、その隣りにいる女の子だけだった。
各グループが実験を終えて、それぞれの席に着いた。
「というわけで、人の体は電気を通します。人間の体の60%は水分で、イオンが存在するので…」
先生の説明に納得できず、隣の女の子を見た。丸い眼鏡を俯けて、ノートを取っている。
「なあ尾関、さっき電気来た？」
「あ…うん」
尾関はペンを止めて、裾で手首を隠した。
（つづく） 「誰にも言わないでね」の秘密が、秘密にされたままであったのを僕は見たことがない。
尾関は自身の体の秘密を明かしてくれた。
「私ね、人より強い電流が流れてるらしくて、調べたことはないんだけどね。心臓か手首に触わると感電するみたいなんだ。
始めのうちは静電気かなと思ってたんだけど、季節関係なく相手がビクってするから…」
人の少なくなった理科室で、尾関は塞ぎ込んでいた。
彼女の普段の言動からして、嘘をついているとは思えなかった。
「誰にも言わないよ。何かあったら相談くらい乗るから」
その次の日、尾関の目の下にクマが出来ていた。
「おはよう、寝不足？」
「うんちょっとね…何ていうか」
「いや、言いたくなかったら、別にいいよ」
「あ、うん。あとで言うよ。」
授業中、尾関がうつらうつらする度に、気になって仕方がなかった。
昼休みになる頃には、クマもなくなっていて、幾分か元気を取り戻したように見えた。
「別に今から言うことは信じなくてもいいからね」
尾関は周りを気にしてから、話した。
（つづく） 「理佐ちゃん、これおいしいよ」
教室の隅の方では、クラスメイトの庭くんが卵焼きを頬張っている。
理佐ちゃんは「まあね」と言って、腕組みをしていた。
「なあ、尾関。今の話さ、本当かどうか確かめてみようよ。」
「どうやって」
「いいから…おーい、庭！ちょっとこっち来て」
「あ、なにー？」
「あのさ、尾関が手相見れるらしいんだよ」
「え、マジ！？待っててね理佐ちゃん、すぐ戻るから」
僕は席を明け渡した。
尾関は庭くんにさりげなく手首を重ね合わせた。有る事無い事言って、できるだけ時間を稼いでいた。
僕は、一人で待っている理佐ちゃんの元へ向かった。
「あのさ、今日何か予定ある？」
「えっ、急になに？」
「いや無かったらいいんだ」
「あるよ、今日は二人で映画館行くんだあ♪」
なんて言ってこれから起こることも知らずに両手で頬を包んで楽しそうな理佐ちゃんだから好き
（たぶんつづく） >>193
乙であります
庭先生の運命が気になるww 目を離した隙にハコオシさんのスレが落ちてしまった･･･ どうも最近のクソスレ保守のあおりを受けて、現時点では最終書き込みから12時間でもう危険みたいですな 12時間かあ…気を抜けませんね
>>194
>>195
悪いようにはしませんから恐らく大丈夫ですw >>197
なぜクソスレ保守などという不毛な行為をするのか理解できかねますが･･･
このスレで長々と小説書いてる俺もなかなか不毛な行為してるのは同じかw
>>198
僕と理佐ちゃんをよろしくお願いしますm(__)m クソスレ立てクソスレ保守している人たちの中には
欅板にはびこるアンチスレをdat落ちさせて一掃するためだとか言ってる人もいるようですが
もちろん効果出てないしそのうち飽きるでしょうw
ハコオシ先生がここを見てくださるといいけど >>200
保守できずにハコオシさんには本当に申し訳ないですわ 「凄い！？もうくっついてるじゃん」
八戒の頭の傷を見て驚く愛しの理佐ちゃん
昨夜酔っぱらった理佐ちゃんに頭をぱっくり行かれた八戒
理佐ちゃんと俺がお昼にお見舞いにやってくる頃には傷口はふさがり元気を回復していた
「さすが妖怪の回復力だな」キャバレーの敏腕経営者に成りすましているが、やはり素性は豚の妖怪、半端ない回復力に舌を巻く俺と理佐ちゃん
「じゃあ、退院の手続きしてくるね」もう退院出来ると言い張る八戒の要請で退院の手続きしに行く理佐ちゃん
「押してあげなくていいんすか？」器用に車イスで移動する理佐ちゃんを見て訊ねる八戒
「もう治ったも同然だから思い出に自分でこぎたいんだってさ」押し役を解任されてちょっと淋しい俺
「おっ！俺を迎えにタクシーが来とる」俺たちの姿を見るなりトランク開けに走る運転手にいい気分の俺
「なんで俺君を迎えにくんのよ、八戒ちゃんのために優しい私が呼んだの」
いくら妖怪の回復力とはいえ頭に重傷を負った八戒を心配してタクシーを呼んでいた理佐ちゃん
冷静に考えたら自分で八戒の頭をかち割っちゃっといて優しいもないもんだな・・・
「ちょっと店に寄っていいですか？」退院したてにも関わらず店が気になる経営の鬼八戒
「お店の留守番なら悟空ちゃんに頼んでるから今日はのんびりしてなよ、かなりの重傷だったみたいだからさ」加害者とは思えないお言葉の理佐ちゃん
「気持ちは嬉しいんですけど悟空の兄貴に任せといたらキャバレー理佐ちゃんは倒産しちまいますよ」なんてごもっともな意見の八戒
案の定店を放ったらかしでどっか行っちゃってる悟空
「俺君これ」悟空の置き手紙を見つけて俺に手渡す八戒
「まだ早いわ！ボケ！」朝イチで理佐ちゃんの尻子玉を取り返しに流沙河に向かった悟空に怒り心頭の俺
昨日の今日じゃ澤部が喰われてねぇかもしんねぇじゃないかよって手紙を叩きつけて天を仰ぐ俺
「ねぇ、なんて書いてあったの？」車イスから手紙を拾おうと手を伸ばす理佐ちゃん
「なんで私の尻子玉を取り返しに行ってくれてんのに早いとか怒ってんのよ！」手紙を読むなり凄い見幕で俺に噛みつく理佐ちゃん
「すいません、まだ澤部喰い終わってねぇかと思いまして」怒りの理佐ちゃんにビビりうっか口滑らす俺
「ねぇ、なに言ってんの？」耳敏い理佐ちゃんの追求が始まり陥落寸前の俺
「お前は鬼畜か！」厳しい尋問に澤部謀殺計画をあっさり白状な俺に理佐ちゃんが怒る
「元気になった理佐ちゃんとまた天竺を目指したかったんだ」って男泣きの俺
「気持ちは嬉しいけど・・・誰かを犠牲にして幸せにはなりたくないよ」なんて天使なこと言う理佐ちゃんだから好き 「世界一美人なだけじゃなくて心まで世界一綺麗なのかよ〜」って感激のどさくさに紛れて理佐ちゃんに抱きつく俺に
「あ〜うざい｣って面倒くさがる理佐ちゃん
｢それより早く悟空ちゃん追いかけるよ」
愛しの理佐ちゃんの号令に駆け出す俺と八戒
「ちょっと！置いてかないでよ」慌てて叫ぶ理佐ちゃん
「理佐ちゃんも来るの？」面倒くさ顔する俺と八戒
「監視してないとあんたたちが澤部さんに何するか分からないからね」なんて俺達を信用してない理佐ちゃん
「このスピードで間に合いますか？」理佐ちゃんの車イス押す俺に心配する八戒
「難しいかもな」って答える俺
「お師匠様には後から来てもらうとして俺たちだけでも急ぎませんか？」
ごもっともな八戒の提案にうなずく俺
「そういうわけで理佐ちゃんは後から来てくれ」って頼む俺
「ひとりじゃ車イス動かせないからやだよ！」病院で器用にこいでたくせに今はこげないとか言ってのける理佐ちゃん
女ってのは本当に自分に都合よく生きてるもんだぜ・・・
しかし、世界一美人で気立ての良い理佐ちゃんには逆らうことなど出来ない俺
そんなこんなでのんびり流沙河にやって来た理佐ちゃん一行
「お師匠様も来てくれたんですか」理佐ちゃんまで置き手紙見てやって来たことに感激の悟空
その悟空の足元にボロ雑巾のようにうずくまる河童
澤部が見当たらないのを確認して「悟空が殴り込む前に喰われちゃったみたい」なんて喜びを隠しきれない俺
「沙悟浄君しばらくぶりだね」地べたにうずくまる沙悟浄を足で仰向けにひっくり返す俺
「ひぃ・・・」俺を見て悲鳴をあげる沙悟浄
「最初は俺君に復讐するつもりだったらしいんすけど拷問された恐怖が甦って的をお師匠様に替えたみたいです」すでに尋問も終えてる優秀な悟空
「理佐ちゃんを狙うなんて天地始まって以来の大悪党だな、その罪は極刑に値するが理佐ちゃんが三蔵法師に復帰するのをスムーズにした功績を考慮して罪一等を減じてやるから理佐ちゃんに感謝しろ」沙悟浄に判決を言い渡す俺
悟空と八戒に手伝ってもらって沙悟浄を流すボロ筏を作る俺
「罪一等を減じてあげてんのに河に流しちゃうの？」沙悟浄をちょっと可哀想になっちゃう優しい理佐ちゃん
「生涯奴隷として尽くしますからお許しください」地べたに頭を叩きつけて土下座する沙悟浄を後ろ手に縛りボロ筏の上に転がす俺
「うるせぇ、理佐ちゃん狙っといて許してもらおうなんて虫のいいこと言ってんじゃねぇ」って筏を流沙河に蹴りだす俺の姿を見て
｢コイツ本当に観音菩薩なのかな？｣なんて呟く理佐ちゃんだけど好き 「よし、理佐ちゃんの尻子玉出せや」
流沙河を流れて行く沙悟浄を見送りながら悟空に命じる俺
「あっ!？尻子玉はまだ取り返してませんでした」なんて迂闊な悟空
「え〜〜っ!？、私の尻子玉どうなっちゃうの？」なんて慌てふためく愛しの理佐ちゃん
見る見る遠ざかる沙悟浄を乗せたボロ筏
｢え〜ん、一生寝たきりになっちゃうじゃん｣って泣き出しちゃう理佐ちゃん
いったんは元の身体に戻れると期待しただけショックかでかいみたいだ･･･
｢理佐ちゃん心配すんな、俺が一生そばにいて着替えやお風呂は手伝うから｣って励ます俺に
｢お前この期に及んで着替えとお風呂とかよく言えるな｣ってキレる理佐ちゃん
｢ねぇ、献身的な愛のふりして自分のエッチ心が出ちゃってるよ｣俺の図星を突く鋭い理佐ちゃん
｢そんなくだらないケンカしてる場合じゃないですよ｣なおも俺を詰めようとする理佐ちゃんを止めてくれる悟空
｢俺君泳いで尻子玉返してもらってきてよ｣なんて無茶を言い出す理佐ちゃん
下向く俺
｢ねぇ、私のためならなんでも出来るんだよね｣下向く俺の顔を覗きこんで凄む理佐ちゃん
｢あっ！？筏がバラけ始めてる｣叫ぶ八戒
｢俺君が沙悟浄を確実に沈めようと丸太を結んでる縄に切り込み入れた効果が出てますね｣って空気を読まずに大声で喋る悟空
｢俺君、やり過ぎだよ｣って判決と違う刑を執行してた俺にマジ怒りの理佐ちゃん
理佐ちゃんが怖くて慌てて流沙河に飛び込むも力泳虚しくただ流されるだけの俺
結局悟空に筋斗雲での救出を命じる理佐ちゃんの機転で助かる俺と沙悟浄
｢理佐ちゃんありがとう｣って感謝する俺に
｢これに懲りたら仲良くしなよ｣なんて諭しそうだから好き 「立った！理佐ちゃんが立った」
アルプスの少女ハイジのクララが立ったなみに感動する俺
流沙河で溺れ死ぬところを愛しの理佐ちゃんの機転で助かった沙悟浄が
命だけは助ける約束で尻子玉を理佐ちゃんに返してくれたのだ
「俺君ありがとう」元の身体に戻れた感激で俺に抱きついてくる愛しの理佐ちゃん
ここぞとばかりに理佐ちゃんのケツを触る俺に
「触ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、せっかく感動してんのに台無しじゃん」拗ねる理佐ちゃん
「ごめん、尻子玉がちゃんと戻ったか確かめたかったんだ」って言い訳する俺
「でも本当に良かったですよ」雲行きが怪しくなって来たのを察知して大袈裟に喜ぶ悟空
「なにが良かったのよ、澤部さん食べられちゃってんじゃん」澤部を思い悲しむ心優しき理佐ちゃん
「なんのことっすか？」きょとん顔の何も知らない悟空
「俺君がね、また私と天竺旅行したくて澤部さんが誘拐されたの隠してたの・・・」俺の企みを悟空に話す理佐ちゃん
「怖っ・・・」ちょっとサイコパスな俺にドン引きな悟空
「すいません・・・」って話しに割って入る沙悟浄
「てめえの処分を忘れてたよ」って再び筏を作って沙悟浄を流沙河に流そうとする執念深い俺
「ちょっと待ってください、尻子玉返したら許してくれるって約束したじゃないですか」必死に抵抗する沙悟浄
「うるせぇ、理佐ちゃんの尻子玉をパクった貴様はどんなに減刑してもボロ筏であの世まで流れて逝けの刑だ」理佐ちゃんのケツ触って怒られた腹いせに沙悟浄を小突く俺
「まぁ澤部のことも喰っちゃったみたいだし仕方ないか・・・」なんて言いながら俺を手伝いだす悟空と八戒
「さっきから言われてる澤部って人のことも知らないんです」必死に抗う往生際の悪い沙悟浄
「俺君ちょっと待って、この人澤部さんのこと知らないって言ってるよ」慌てて俺たちを制する理佐ちゃん
「ねぇ、本当に澤部さんのこと知らないの？」
理佐ちゃんの問いかけに必死にうなずく沙悟浄
「本当に知らないみたいだよ」沙悟浄の言葉を信じるピュアな理佐ちゃん
「犯罪者ってのはやってないってとぼけるもんだよ」って理佐ちゃんを諭す俺に
「もう、仲良くしてって言ってんでしょ」
なんて俺の諭しを無視して勝手に手打ちにしちゃう理佐ちゃんだから好き 『She’s Electric』つづき
「ねえ、ちょっとどういうこと」
理佐ちゃんは泣いた。庭くんに映画館の約束を断られたのだ。
日没迫る公園の物陰に隠れて、理佐ちゃんと僕は、二人の動向を窺っていた。
庭くんと尾関は、二つ並んだブランコに、微妙な距離を隔てて座っていた。
「ねえ、あの二人どうなっちゃうの？」
理佐ちゃんが涙目で訴えかけた。
「もうすぐ別れると思うよ。」
「何でそんなこと分かるの？」
「雰囲気、あ、ほら、庭くんが立ち上がったよ」
遠くて声は聞こえないが、庭くんは尾関に頭を下げ、公園から出ていった。
理佐ちゃんは、それを必死で追いかけて行った。
僅かに揺れるブランコが、長い影を大きく動かしていた。
砂地の音を立てぬよう、静かに足を下ろしながら尾関に近づいた。
「思ったよりも効果あったね。あんだけラブラブのカップルを少しの間でも引き離せたんだから」
「ねえ、私の気持ち考えたことある？」
尾関の目が、一瞬だけキツくなった。
「無いよね、どんだけつらいか…」
「ごめん…」
「何が悪いか分かってないでしょ。今から教えてあげる」
（つづく） 「行き過ぎた愛って、どうなると思う？」
尾関がベッドの上の雑誌を片付けながら言った。
「親って子供に触れる機会が多いでしょ。だからそのぶん、愛されるはずなんだけどね…
結局、怖がられる。神聖視されて構ってもらえなくなる」
尾関はベッドに寝転がった。
「だからね、人を好きになれないんだ。行き着く先がわかってるから」
「じゃあ一回も付き合ったこと無いの？」
「うん、怖いからね」
「あのさ…俺でよかったら付き合うよ。触らないからさ」
「止めといたほうがいいよ。つらいのはそっちだし」
「でもいつか治るかもしれないよ。人を好きになったら治るかも」
「無理だよ」
僕は尾関の手を取った。
「たぶんね、誰でも恋は怖いんじゃないかな。俺だって怖いもん」
「私のは、そんな洒落っ気のある怖さじゃない」
「いや、同じだね」
尾関が強く手を握り返した。
「好きになってもいいのかな」
おわり
原案はオアシス『She’s electric』、『欅って、書けない？』#94カラオケ対決の罰ゲーム、
レコメンゆっかーの「好きになっても…いいかな？」より >>205
クララ理佐ちゃん、ちょっと毒があるものの可愛いですね
なぜか全く感動しませんでしたけどw >>205
冷静に読むと酷い話なのに(笑)それを忘れさせるほどに楽しめちゃうのがさすが庭先生の筆力の為せる業ですね
私だったら、尻子玉はシリコン製？みたいなダジャレを思わず入れそうになるなあと思いながら読みました(笑)
>>207
さすがの大阪府先生ワールドですが、とにかく配役の妙ですよ
この主人公は尾関しか有り得ない！っていうイメージを持ちました(拍手喝采) >>207
庭君と理佐ちゃんがラブラブに戻れて良かったです
それにつけてもラストの尾関の台詞が胸に残りますね
こうゆう心地よい余韻を残す作品は俺には書けないと脱帽ですm(__)m >>208
たまたまハイジのCMが流れてたので流用してしまいましたw
>>209
そろそろチワン先生のダジャレ漫談が復活ですかなw >>208
たまたまハイジのCMが流れてたので流用してしまいましたw
>>209
そろそろチワン先生のダジャレ漫談が復活ですかなw >>209
サンキューです
尾関ちゃんは初期の頃とか見てると、もっとグループ全体をかき回す存在になるかと思ったんですが、
すっかり落ち着いてしまった感がありますね
>>210
この後、エロ描写に持っていこうかと一瞬考えましたが、やっぱ止めましたw 「色々と心配かけましたが元気な身体に戻れました、乾杯」
照れ屋な理佐ちゃんらしい素っ気ない挨拶と共に始まる理佐ちゃん全快おめでとうの会
「はぁ･･･緊張した」なんて俺の隣に戻ってくるなり安心して虚脱状態になる愛しの理佐ちゃん
「立派な挨拶でしたよ」なんて理佐ちゃんに気を使う悟空
「あのう、私も自己紹介の挨拶した方がいいでしょうか？」恐る恐る俺にお伺いたてる沙悟浄
「これは理佐ちゃんの全快を祝う会だぞ、なんでてめえごとき奴隷が挨拶すんだよ、おこがましいこと言ってねぇで皿洗いでも手伝ってこいバカ野郎！」ってまだ沙悟浄を許してない俺
「悟浄ちゃんイジメないでよ」なんて言いながら俺の耳を引っ張る理佐ちゃん
「いたたたたた〜」って悲鳴あげる俺
「悟浄ちゃんも反省してんだから水に流してあげなよ」なんて俺を諭す理佐ちゃん
「わかりましたよ」って返事しながら理佐ちゃんの肩を揉んで機嫌とる俺
「この命尽きるまでお師匠様の為に働かしていただきます」理佐ちゃんの寛大さにひれ伏して誓う沙悟浄
ふん、調子の良い野郎だなってイライラしながらも理佐ちゃんの肩を揉みつつ胸チラを楽しむ俺
「胸チラをお楽しみのところすいません」余計な一言を付け加えて俺に手紙を差し出す従業員
「胸元覗いてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、人前では恥ずかしいから止めて」なんて二人だけの時はOKだよって含みをもたせる理佐ちゃんにデレデレな俺
「今度は誰からだよ」文句言いながらも従業員から受け取った手紙を開く俺
昨夜とまったく同じ内容の手紙を丸めて火をつける俺に
「手紙燃やしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、なんて書いてあったの？」俺を問いただす理佐ちゃん
「今はまだお話し出来ません」って貴乃花親方な俺
「なんで話せないの」って怒る理佐ちゃん
「ラブレターもらったら怒るかと思って」澤部を見捨てるためにウソつく俺
「なんでそんなことで怒るのよ、俺君が私以外を好きになるわけないのに」言葉とは裏腹に不機嫌極まりない焼きもち理佐ちゃん
しめしめ、嫉妬のあまり澤部誘拐の脅迫状だとは思い至らないみたいだぞってほくそ笑む俺
「焼きもち妬いてるわけじゃないけど特技披露しようかな」って悟空を見る理佐ちゃんだから好き 「痛いっすよ〜」
特技披露の名を借りた愛しの理佐ちゃんの八つ当たりで緊箍児攻撃を喰らう悟空
そんな悟空を見て盛り上がるキャバレー理佐ちゃんの来客たち
二夜連続で理佐ちゃんのために集まってくれた街の有力者たちを眺めて悦に入る俺
「ちょっと立ちション」八戒に声かけて外に出る俺
チンチン出してオシッコしてたらケツに走る鋭利な痛み
「痛ぇ〜」思わず転がる俺
「卑怯者なお前のことだから今晩も流沙河に来ないとふんで待ち伏せさせてもらったぜ」
出刃包丁握り締めて俺を見下ろす影
「なんなんですかいきなり、僕なんかしましたか？」よくわかんないけどいきなりケツ刺されて敬語になっちゃう気弱な俺
「猫被ってんじゃねぇや、この野郎！」激昂して怒鳴りだす影
「ちょっと冷静になってくださいよ」ってケツ押さえながら後ずさる俺
月明かりに照らされ影の顔に差す光
「て、てめえは・・・」俺のケツを刺した影の正体に驚く俺
「お前に嵌められて警察に捕まるは店は無くすは散々な目にあったぜ」驚く俺を見て笑いを浮かべる似非かっぱ寿司の若旦那
「あのう、なんか誤解してませんか？」俺を怨んでるであろう若旦那になんとか言い訳して逃げたい俺
「うるせえ！俺の店を踏み台にしてキャバレーは３店舗出して流沙河の埋め立て地に理佐ちゃんランドやら理佐ちゃんタワーだ建てる計画も順調だそうじゃねぇか？調子に乗りやがって子悪党が」って完全に俺を逆恨みしてる若旦那
いや、あながち逆恨みでもねぇか？って我が悪行に心当たり大有りな俺
「気持ちは分かるが待ちなさい、冷静になってそんな危険な物は置きなさい、暴力では何も解決しないよ、僕に出来ることならなんでもしようじゃないか」って出刃包丁振り回すような狂人には逆らえない根性無しな俺
「じゃあ、死んでくれ」俺の必死の説得虚しく出刃包丁の刃を上に向けて構える殺意ありありな若旦那
「ひぃ〜お助けください」って土下座して哀願する俺
「うるせえ、お前だけは許さねえ！」怒鳴ると同時に俺の方に歩きだす若旦那
もうアカン・・・俺が観念した瞬間
「止めて！」なんて叫びながら俺を助けるために飛び出してきてくれそうな理佐ちゃんだから好き 「止めて！」
俺を助けるために若旦那の前に立ちはだかる愛しの理佐ちゃん
「理佐ちゃん危ないからどいてろ」さすがに理佐ちゃんを盾には出来ない俺
「そいつの言う通りだ、あんたまで傷つけるつもりは無い、大人しくどいててくれ」出刃包丁ちらつかせながら理佐ちゃんに命じる若旦那
「どけるわけないじゃん」若旦那の握る出刃包丁を前に恐怖に震えながらも気丈な理佐ちゃん
「理佐ちゃん無理すんな、そいつはマジでヤベェ奴だ」必死に叫ぶ俺
「俺君のこと見捨てらんないよ」なんて言ってくれる理佐ちゃん
「いやいや見捨てろ、俺みてえなクズのために理佐ちゃんが傷つくことはねぇ、せっかく元気な身体に戻れたんだから自分を大事にしてくれ」って頼む俺
「元気な身体に戻ったって俺君が死んじゃったら意味ないよ、俺君が居なくなったら私はどうしたらいいのよ？」ってめっちゃ俺を愛してくれてる理佐ちゃん
場面も弁えずに感動する俺
その時、
「その人を傷つけちゃダメ」なんて左手をグルグル回しながら駆け寄ってくる若旦那の愛妻ゆいぽん
「邪魔するな」止めに入るゆいぽんを一喝する若旦那
「理佐ちゃんは傷つけないで私たちの恩人だよ」若旦那に必死にとりすがるゆいぽん
「お、恩人！？」ゆいぽんの言葉に戸惑う若旦那
「私が工面したって言ってた新しいお店を出す資金は理佐ちゃんが私にくれたお金なの」って衝撃の告白するゆいぽん
呆然と立ち尽くす若旦那
騒ぎに気づいて店から飛び出してくる悟空たち
気が抜けてへたりこむ理佐ちゃんを受け止める俺
「悟空ちゃん！手荒にしないで」俺の腕の中でぐったりしながらも悟空に命じる理佐ちゃん
「理佐ちゃん大丈夫か？」理佐ちゃんを抱きしめる俺
理佐ちゃんの温もりに生きてて良かったって心からな俺に
「俺君こそお尻大丈夫？」なんて俺に抱きしめられたまま優しく聞いてくれそうだから好き 「すころがった拍子に木の枝が刺さっただけだから大げさに騒がないでくんない」
愛しの理佐ちゃんに頼まれてかっぱ寿司の若旦那を庇うためにウソつく俺
「木の枝ってあんた・・・」騒ぎの一部始終を見ていた警察署長が絶句する
俺の目配せでお金を配る八戒
「まぁ俺さんもそう言ってるんで理佐ちゃんの全快祝いを続けましょうや」お金を懐にしまいながら皆を促す街の長老
「本当にすいません」未だ納得してない若旦那の代わりに謝るゆいぽん
「こちらこそ俺君のせいで色々迷惑かけてすいません」謝るゆいぽんを制して謝る理佐ちゃん
「理佐ちゃん、お金あげたってどういうこと？」理佐ちゃんに謝るように促されるもお金が気になって仕方ない俺
そんな俺を無視してそっぽ向く理佐ちゃん
「お店を失い街にも居られなくなって途方に暮れてた私たち夫婦に理佐ちゃんが１億円くれたんです」理佐ちゃんの代わりに答えてくれるゆいぽん
「なんですと〜！？」金額に驚きの悲鳴あげる俺
「たまたま拾ったお金だからあげただけだよ」自分の陰徳が世に知られてしまい照れる理佐ちゃん
１億って俺のヘソクリをパクった金じゃねぇか！丸々あげちゃったのかよ・・・って悔しがる俺
こうして若旦那とゆいぽん夫妻は新しい店がある街へと去って行った
「理佐ちゃんには感謝するけどお前は許さんからな」去り際、ゆいぽんに促されて感謝の言葉を言うものの俺を怨んだままの若旦那・・・
「人騒がせな野郎だったな」危機が去ってほっとする俺
「あんた理佐ちゃんに一生頭あがらんな」理佐ちゃんのお陰で命拾いした俺をからかう長老
「自慢じゃねぇが出会った頃からあがってねぇよ」って拗ねる俺に
「拗ねてんじゃねーよ」ってドス効かす笑顔の理佐ちゃん
「ねぇ、こういうの内助の功って言うんだよ」なんて得意顔しそうだから好き 「俺君早く起きて！」
元気になった愛しの理佐ちゃんから朝も早くから起こされる俺
「元気になったのは良いけど張り切り過ぎて朝から駆けずり回らなくても」って飲み過ぎな俺
理佐ちゃんの身体は元に戻りかっぱ寿司の若旦那とゆいぽんが新しい店を出して頑張ってると分かった昨夜
全てが丸く治まりキャバレー理佐ちゃんでは朝まで大宴会が続き二日酔いの俺
「もう、だらしないなぁ、こんな男を命懸けで守ったかと思うと泣けてくるよ・・・」なんて二日酔いの俺に呆れる理佐ちゃん
「ありがとう」理佐ちゃんの言葉に昨夜のことを思い出してお礼を言う俺
おそらく人類史上１位に可愛い美人が俺を守るために出刃包丁振り回す狂人に立ち塞がってくれたかと思うと自然に頬が緩むってもんだ
「ねぇ、なにニヤニヤしてんの？キモいよ」なんて照れ隠しにツンな理佐ちゃん出してくるけど手遅れさw
「照れんな照れんな、体張って助けるほど俺に惚れてるくせに」って高笑いの俺に
「調子に乗ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、そんなことより澤部さんのこと忘れてない？」照れ隠しと話変えついでにやっと本題に入る理佐ちゃん
澤部ごときのことで俺の眠りを妨げるなんて理佐ちゃんじゃなかったら八つ裂きだよ・・・・
なんて本音はおくびにも出さず慌てて探しに行くふりする俺
「俺君、私も一緒に行く」駈け足で俺についてくる理佐ちゃん
自分の足で走る理佐ちゃんに不覚にも涙の俺に
「ねぇ、どうしたの急に泣きだして」って思いきり不審がる理佐ちゃん
「いや、元気に走ってんなぁと思って」って呟く俺を何を当たり前なこと言ってんだってな顔を向ける理佐ちゃん
流沙河に着いて数刻
「見つからないね」早々と諦める俺
「諦め早くない」って苦笑いの理佐ちゃん
「だって２代目三蔵が見つからなくても代役居るからさ」むしろ澤部なんて居ない方が好都合な俺
「また薄情なこと言ってる」って呆れる理佐ちゃん
「じゃあ理佐ちゃんは俺と離ればなれになってもいいの？」
俺の言葉にうつむく理佐ちゃん
「やっと元気になった理佐ちゃんとこうしていられるのにお別れなんて俺は嫌だよ」って生な感情をぶつける俺に
「私だって俺君と離れたくない」って答えてくれる理佐ちゃん
「じゃあ、澤部は諦めちゃおうよ」って悪魔の囁きな俺
「うん・・・」なんとなくうなずく流されやすい理佐ちゃんだから好き 「うん・・・」
俺の囁きに催眠にかかったように素直にうなずく愛しの理佐ちゃん
「理佐ちゃんがうなずいてくれて良かったよ、これからも一緒に居たかったからさ」念には念を入れてさらに囁く俺
「うん、私だって俺君と一緒に居たい」小さな声で呟くと俺の方に手を差し出す理佐ちゃん
まるでファースト博士に悪魔の契約書にサインさせるが如く差し出された理佐ちゃんの手を握り歩きだす俺
「しあわせだなぁ、理佐ちゃんの手を僕は２度と離さないよ」なんて加山雄三な俺
「うん、離さないでね」なんて俺の肩にちょこんと頭寄せる理佐ちゃん
おそらく世界中の幸せを集めたとしても敵わないぐらい幸せ独占禁止法違反な俺
おもむろに理佐ちゃんにキスしようとした瞬間
「待てえい！」って野暮を絵に描いたような怒鳴り声
理佐ちゃんを抱き寄せたまま振り返ると後ろ手に縛られた人質スタイルの澤部
無言で澤部に近づきテトラポットの隙間に落とす俺
「ちょ、ちょっとなんで？助けに来たんじゃないのか〜い！」
理佐ちゃんの元に歩き去る俺に虚しく響く澤部の訴え
「理佐ちゃんごめんね、なんか幻だったみたい」理佐ちゃんに声かけて再び理佐ちゃんの可憐な唇を目指す俺に
「ウソついてんじゃねーよ」ってドス効かす催眠から覚めてしまった理佐ちゃん
「ねぇ、催眠かけんの止めて」なんて催眠禁止令な理佐ちゃん
催眠から覚めた理佐ちゃんに棒で突っつかれながらテトラポットの隙間から澤部を救出な俺
「澤部よ〜生きてて良かったな」救出した澤部を突き飛ばす俺
「澤部さんのことイジメないでよ」って怒る理佐ちゃんだから好き ｢澤部さんおんぶしてあげて｣
怒る理佐ちゃんに命令されて理佐ちゃん企画の事務所まで衰弱した澤部をおんぶさせられる俺
「てめえおんぶなんてさせやがって、理佐ちゃんの目を盗んで絶対に復讐してやるからな、覚えてろよ、」理佐ちゃんに聞こえないように小声で囁く俺
「聞こえません、全然聞こえません」って首を横に振る澤部
「おい八戒、今晩は理佐ちゃんが澤部を救出したのを祝って宴会だ！」
理佐ちゃん企画に帰り着いて一息ついたら復活の俺
「今日もですか！？お師匠様が帰ってきてから３日連続宴会じゃないっすか〜そうそうただで宴会なんて出来ませんよ」なんて泣きが入る八戒
「うるせえ！毎晩お祝いして理佐ちゃんを讃えるために、てめえにキャバレー理佐ちゃんの経営任せてんだろバカ野郎！」
この街に来た時の真面目な事業家になる志はすっかり忘れちゃったヤクザな俺
キャバレー理佐ちゃんで宴会の準備する俺と理佐ちゃん護衛隊の面々
「なんで俺たち理佐ちゃん護衛隊なんて呼ばれてんすか？」って不満そうな悟空
「だって沙悟浄と澤部まで増えてひとりひとり名前書くの面倒くさいじゃん」って答える俺
「うわっ！？今日も宴会の準備してる」店に入ってくるなり驚く理佐ちゃん
｢理佐ちゃん今日の宴会は理佐ちゃん澤部を救出してくれてありがとうの会だから挨拶考えといてね｣って理佐ちゃんにお願いする俺
「そろそろこの街も潮時かな・・・」なんて気になること呟きそうな理佐ちゃんだから好き 「なんで私が挨拶するのか分からないんですけど･･･お陰様で澤部さんが救出されました」
相変わらずぶっきらぼうな理佐ちゃんの挨拶で始まる理佐ちゃん澤部を救出してくれてありがとうの会
「だいたい肝心の澤部さんまだ事務所で寝てるよ」澤部そっちのけで３日連続のどんちゃん騒ぎに浮かれてる俺たちに呆れ顔する愛しの理佐ちゃん
そこにいつもの従業員が手紙持ってくる
「今度は誰が誘拐されたんだバカ野郎」ってくだ巻く酔っ払いな俺を素通りして理佐ちゃんに手紙を渡す従業員
「理佐ちゃん何の手紙？」って理佐ちゃんの手元を覗き込む俺
「お酒くさいなぁ、お釈迦様からだよ」俺の顔を押し退ける理佐ちゃん
「八戒ちゃんマイク貸して」気分良く歌う八戒からマイク取り上げる理佐ちゃん
「皆さん、お世話になりましたけど私たち三蔵法師一行は明日天竺へと旅立ちます、ありがとうございました」突然の理佐ちゃんの宣言にざわつくキャバレー理佐ちゃん
「俺君どうゆうことっすか？」事態が飲み込めずに慌てる八戒
「理佐ちゃんどうゆうこと？」八戒以上に訳分かんない俺
「澤部さんが２代目三蔵を返上したから私に復帰してくれって」お釈迦様の手紙を見せる理佐ちゃん
「マジか！？」って絶句する俺
澤部が２代目三蔵を返上するなんて、なんだかんだ俺の脅しが効いてたのかな・・・
「それにしても明日出発は急すぎない？」って未練ありありで翻意を促す俺
「うーん？このままここに居たら俺君がダメ人間になっちゃうからさ」って苦笑いの理佐ちゃん
「八戒ちゃんキャバレー理佐ちゃんはかっぱ寿司の若旦那とゆいぽん夫妻に無償で譲渡するから手続きお願い」八戒に命じる理佐ちゃん
「長老さん、理佐ちゃんランドと理佐ちゃんタワーは理佐ちゃん企画の管轄なんで理佐ちゃん企画ごと街に寄付しますからよろしくお願いします」って長老に頭を下げる理佐ちゃん
一部始終を呆気にとられて見てるだけの俺に
「これで良い？」なんて可愛く聞いてくる理佐ちゃん
「うん」って素直にうなずく俺
理佐ちゃんの可愛いの前には何もいらない無欲な俺に
「わがまま聞いてくれてありがとう、俺君大好きだよ」なんて最高の笑顔で言ってくれそうだから好き >>226
乙でございます
理佐ちゃんが元気になって良かった(笑)
しかし飛び交うお金が桁外れで(笑)
で、ついでに転載
顔を似せるのはハナから諦めてますorz
http://o.5ch.net/10vs5.png >>227
ありがとうございますm(__)m
お金に関してはリアルな数字だと良くも悪くも理佐ちゃんに俗なイメージがついてしまっては申し訳ないので荒唐無稽な金額にしてみましたw てち｢今日は誕生日ですね｣
もん｢何よその言い方(笑)｣
てち｢いや、おめでとうと言っていいものかどうかと｣
もん｢まだ誕生日が嬉しくない年齢じゃないわ(笑)｣
てち｢じゃあ、おめでとうございます｣
もん｢ありがとう(笑)｣
てち｢もうメンバーからプレゼントもらったりしたの？｣
もん｢うん。ぺーちゃんに写真集もらった｣
てち｢今日発売だっけね｣
もん｢理佐にはノンノもらって、オダナナはみかんをくれて、米さんが春雨スープ…｣
てち｢それってみんな、プレゼントっていうかお裾分けじゃないの？｣
もん｢長沢くんはレトルトのお粥くれた｣
てち｢本人の非常食やないかい｣
もん｢まあ、気持ちですからね。嬉しいですよ｣
てち｢じゃ、私も何かあげないと｣
もん｢いやいや気を使っていただいて(笑)｣
てち｢甘栗でいいでしょ｣
もん｢ずいぶん安上がりだなおい｣
てち｢いやいや、特選の甘栗ですよ｣
もん｢いやいや、だいたいどれでも書いてあるから｣
てち｢何で私にだけ注文が厳しいの｣
もん｢いや、実を言うとね、てちこからは欲しいものがあるんだ…｣
てち｢リクエストっすか。何ですか？｣
もん｢てちこの笑顔｣
てち｢えっ…？｣
もん｢いや、また最近見なくなっちゃったからさ…てちこの笑顔は人を幸せにするんだよ。だからまた見せて欲しいなって｣
てち｢…でも、高いっすよ｣
もん｢へ…？た、高いって何？｣
てち｢今はね、私の笑顔は1分ごとの時間契約になってまして｣
もん｢時間契約ぅ！？｣
てち｢1分笑うとこれぐらい…｣ﾋﾟｺﾋﾟｺ
もん｢こんなギャラとるの！？｣
てち｢私の笑顔は希少価値ってことで、風吹かのＴＶ収録が始まったときからこういう契約になったんです｣
もん｢ＵＦＯ映像の放映料みたいになっとるやん｣
てち｢で、最初のうちはその契約で笑顔でパフォーマンスしてたんですけど、最近ＴＶ局がお金無くなってギャラが払えないってことで、また仏頂面に戻ったという訳なんです｣
もん｢スマイル０円にしてくれ〜｣ >>231
保守&作品投稿乙でありますm(__)m >>232
今回の投稿を通じて学んだことは
ひとつの投稿のなかに｢プレゼント｣という単語が３つ以上含まれると、NGワードに引っかかるということです
以上報告おわり(笑) >>233
やっぱりプレゼント引っかかりますか
俺も以前に引っかかって苦肉の策で贈り物とか色々書き換えましたw >>234
なんか悪徳広告みたいに思われるらしいっすね(笑) 「ついこないだまでは贅沢な食事してたのにな・・・」
もったいなくも愛しの理佐ちゃんが作ってくれたカレーライスを前に愚痴る八戒
「食べたくないなら食べなくていいよ」つっけんどんな理佐ちゃんの言葉に場の空気が悪くなる
常夏の街を出て１週間
険しい山々をぬけて街にたどり着いたは良いけどわずかな路銀を節約するために具無しカレーの日々だ
自然team三蔵はギスギス感で険悪だ
「二人ともそんなにイライラしないで、具無しカレーとはいえ理佐ちゃんの愛情入りだから美味しいよ」って気を使う俺に
「愛情なんて入れてねーよ」って身も蓋も無いこと言うやさぐれ理佐ちゃん
「お師匠様がノリでキャバレー理佐ちゃんや理佐ちゃん企画を手放しちゃうから貧乏なんすけどね、愛情ぐらい入れて欲しいもんすよ」
皆が思ってるけど口に出さない禁句を言っちゃう八戒
食い物の恨みってやつは怖いな・・・
スプーンを置いて八戒を睨む理佐ちゃん
「ちょっと、食べ物ぐらいでギスギスし過ぎですよ」理佐ちゃんと八戒に割って入る悟空
「オレクンダイスキ!オレクンダイスキ!」間髪入れず緊箍児の呪文唱える理佐ちゃん
「なんで・・・」って頭抱えてうずくまる悟空・・・
瞬殺された悟空を見てたじろぐ八戒
やべぇ・・・連日続く具無しカレーに理佐ちゃんのイライラはピークだ
「おい、ハゲなんとかしろ」土間に置いたみかん箱でカレーを食べさせられてる沙悟浄に命令する俺
「なんとかしろって言われましても・・・」理佐ちゃんの醸し出す不機嫌オーラにビビる沙悟浄
「そんなに具無しカレー嫌だったらローズポーク使ったポークカレー作ってあげようか？」なんて八戒を脅す理佐ちゃん
理佐ちゃんに尻の肉をしょうが焼きにされたのを思い出したのか？青ざめた顔でカレー食べ始める八戒
「なんか金策しないとteam三蔵がバラバラになっちゃいますね」
理佐ちゃんの機嫌を取るために食後の片づけを買って出た俺を手伝いながら悟空が呟く
「うーん？仕方ねぇバイト探すか？」早速理佐ちゃんもCM出てるバイトルで仕事探す俺に
｢俺君、皿洗い終わったら肩揉んで｣
なんて胸チラチャンスくれる優しい理佐ちゃんだから好き 「じゃあ、こいつらのことよろしくお願いします」
翌朝、旧知のおっさんに悟空、八戒、沙悟浄の３人を預けて現金getな俺
「１ヶ月で帰らせてもらえるように頼んでやったから頑張ってダム作ってきてくれ」
ダンプの荷台に汚えおっさんたちに混ざって乗せられた理佐ちゃん護衛隊の面々に声かける俺
「俺君はどうするんですか？」別行動の俺を心配してくれる悟空
「俺はもっと大変な現場に送られるみたいだけど気にしないでくれ、一番辛いことこそ自分がやるべきだってのが俺の生きる筋だから、１ヶ月後に元気に再会しようや、達者でな」って手を振る俺
「俺君もお達者で〜」俺の男気に感激して大げさに手を振る３人
「ねぇ、こんな早くから皆どこ行ったの？」
ボロ宿に戻ってきて３人を売っ払って手に入れた金を数える俺に寝惚けまなこで訊く理佐ちゃん
「なんか理佐ちゃんのため働いてくるって言ってたよ」
「えっ！？昨日あんなにイジワルしちゃったのに」
俺の言葉に驚き眠気も吹っ飛ぶ理佐ちゃん
「八戒の奴が理佐ちゃんを責めたの反省しちゃってさ悟空とハゲを誘ったみたいだよ
俺も働きたかったんだけど理佐ちゃんが一人ぼっちになっちゃうから残ってくれって言われちゃってさ」立て板に水の如くウソをつく俺
「なんか悪いことしちゃったなぁ」猛反省の理佐ちゃん
「そう思うならエロい格好で出迎えてあげなよ」
「エロい格好って？」
俺の提案にドス効かすかと思いきや意外と乗り気な理佐ちゃん
「パジャマのズボン脱いで上はちょっとはだけて見ようか、いや、ちょっと待ってね・・・パジャマのズボンは好きな奴は好きだよな・・・」なんて本気で悩む俺に
「多様なニーズに応えさせようとしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「私のパジャマ姿どんな目で見てんのよ」って拗ねる理佐ちゃんだから好き >>237
なんか騒々しさがなくなったような…
一山越えたことで俺くんも大人になったんですかね 『お父さんの足音』
１
ダイニングテーブルには、ラップの掛かった野菜炒めとホウレン草のおひたしがある。
理佐は、その斜め向かいの席に座り、分厚い赤本とノートを広げて、文字を書き走っていた。
二階にある自分の部屋は、冬が近づくに連れて段々と寒くなり、暖房を付けていても足元が冷える。
その点、ダイニングにはコンロの火や暖炉の炎があるので、勉強するにはこちらの方が暖かくて都合がよい。
キッチンでは、お母さんがお皿を洗ったり、明日のお弁当を作ったりと、せわしなく動き回っていた。
赤本の長文問題に取り掛かり始めた時だった。
長文読解は、ただでさえ多大な集中力を必要とするものだから、
エンジン音が家の外から近づいてくるなか集中するのはさらに無理な話だった。
この独特な低音は、宅配のトラックや郵便のスーパーカブとは違っていた。
「お父さんかな」
そう言いながらも、お母さんはすでにご飯をよそい、お味噌汁を温め直している。
理佐は本を閉じて、二階の部屋へ戻った。 ２
不快なアラームの電子音は夢を現実へと連れ戻し、徐々に周りの音が大きく聞こえ始める。
パジャマ姿のままリビングに降り立つと、きまって「早くしなさい」とお母さんに急かされる。
朝ごはんを食べながらソファーの方に目を移すと、お父さんが悠々と新聞を広げている。
急いでごはんを食べ終え、メイクをするために自分の部屋へ戻った。
ファンデーションは透明に近いものを使い、チークは薄くぼかす程度、アイラインは部分的に留める。
メイクを最低限に留めるのは、厳しい校則を守る他に、自身が目立たないためでもある。
必要以上に飾ってしまうと、周囲の目を引いてしまい、面倒なことに巻き込まれることを理佐は身をもって感じていた。
カバンに教科書を詰め込んでいると、またあの独特なエンジンの音がして、理佐は階段を駆け下りた。
「学校どうなんだ」
お父さんがハンドルを握りながら、少しだけ助手席の方を見た。
「別に普通だよ」
理佐は一瞬だけハンドルを見て、歩道の並木へ視線を戻した。
「ちゃんと勉強してんのか」
「してるよ」
答えると、膝の上のカバンから単語帳を取り出した。
「ここでいいよ」
いつものように車を学校の少し手前で止めさせた。
ドアを開けようとすると、お父さんに呼び止められ、「合格祈願」と書かれたお守りを手渡された。
「明日、試験だろ。持ってけ」
理佐は何も言わずに、ドアを開けて車から立ち去った。
「理佐、おはよー」と背後から声がしたので、振り返った。
友達が近づいてくる向こうで、エンジンの音が遠ざかっていった。 ３
東京はもっとあたたかい場所であると思っていた。
理佐は土曜日の午前をベッドの上で過ごしていた。
雑誌を枕の上に置き、足をバタバタしては、何度も顔をうつむけた。
正午も近くなった頃、部屋の外から聞き覚えのある音がした。
理佐は窓へ駆け寄り、カーテンを開いた。
小さい女の子が、「おかえりー」と言って、父親の足元へ抱きついていた。
「私も昔はああいう風だったのかな」
お父さんに抱きついたことも、あるいは「お父さん」と呼んだことさえ、すでに遠く忘れ去られた記憶だった。
理佐はスマホを手に取り、電話をかけた。
「もしもし、お母さん？お盆に帰ろうと思うんだけど…うん、また帰る時に連絡する」 ４
理佐はホームに降り立ち、大きいカバンを椅子の上に置いた。
カバンの持ち手には、お父さんからもらったお守りが付いている。
受験で東京に出てきた時から、ずっと付きっぱなしになっていたのだ。
改札を抜け、けたたましい蝉の声のなか、車を探した。
まだ約束の時間には10分早かったが、すでに車は待機していた。
理佐は助手席側のドアを開け、顔をのぞかせた。
お父さんは、久しぶりに見る娘に何の感情も抱いていないように見えた。
理佐がシートベルトを締める前にキーを捻り、エンジン音だけが友達というようにただ黙っていた。
低い回転数に合わせるような声で理佐は言う。
「ただいま」
お父さんは微笑んで前だけを見据えている。
理佐はなぜだか沈黙が嬉しかった。
静かに動き出した車はやがてスピードに乗り、ただただ音を響かせていた。
原案
https://youtu.be/6EsaRW1kNJA >>231
お金があれば、てちちゃんの笑顔のスポンサーになりたいものです 心に染みる〜
大阪府さんのこの系統の作品集めて短編集出して欲しい >>241
私には見えたぞ
庭先生のみならず大阪府先生も理佐ちゃんのうつ伏せで本読みながら足バタバタに魅せられているということが(笑) >>246
男と生まれたからにはいつの日かうつ伏せで足バタバタ理佐ちゃんに熱視線を送る男になりたいものです >>246
やはりバレてしまいましたか
実はこの画像も原案ですw
https://imgur.com/VcOxkyD.jpg
>>247
全くその通りでございます
秒針が振れるように繊細な動きは、美脚が故に成り立つものでしょうな もん｢私もベッドの上でうつ伏せで足バタバタさせながら読書して男どもを魅了してやるわ｣
てち｢姐さんはその体勢だと間違いなく速攻で寝るから無理｣ >>249
寝ちゃったら寝ちゃったで触りまくります >>252
もん｢ん〜…そう？じゃ、しょうがないか｣ 「エッチな目で見られるから着替えてこよ」
俺の提案を拒否して徳誰制服に着替える愛しの理佐ちゃん
ふっ、その制服姿だってエッチな目で見られてるのに気づかない迂闊な理佐ちゃん
｢やっぱり理佐ちゃんは可愛いなぁ｣なんて独り言言いながらまたも諭吉数える俺
「ねぇ、そのお金どうしたの？」なんて俺が数えてる諭吉たちに気づいた理佐ちゃん
「なんか八戒たちが理佐ちゃんに美味しいもの食べさせてあげてくれって前払いで貰ってきたんだ」この金で理佐ちゃんにご馳走するつもりの優しい俺
「えっ、八戒ちゃんたちの気持ちは嬉しいけどなんか申し訳ないな」なんて一応言ってみたものの、言葉とは裏腹に笑顔が隠しきれない理佐ちゃん
理佐ちゃんの笑顔に妖怪３匹叩き売ってでも金を作ってよかったってしみじみ思う理佐ちゃん大好きな俺
「早く夜にならないかな〜」なんてご馳走を待ちわびながら角煮まんじゅうちゃんヨーヨーで遊ぶ理佐ちゃん
「ねぇ、なんでこんな汚いお店くんのよ、もっとお洒落なお店が良かったな」
お肉が食べたいなんて理佐ちゃんの願いを叶えるため焼肉屋にやって来たのに文句しきりの理佐ちゃん
確かに店内は汚え肉体労働者で溢れかえっているが・・・
「こうゆう店の方が美味しいんだよ」
なんて食い道楽みたいなこと言いながら拗ねる理佐ちゃんの機嫌を取るために七輪の網に肉を並べる健気な俺
「それにさ、こんな汚え連中ばかりの店だと理佐ちゃんの美しさが一段と引き立つからさ」
って理佐ちゃんの機嫌をさらにとる念には念を入れる俺
「また上手いこと言って誤魔化そうとしてるね」俺を睨むもちょっと機嫌良くなってる理佐ちゃん
「上手いこなんて言ってないよ、理佐ちゃんが美しいなんて当たり前過ぎるぐらい普通のことだよ」って大げさに手を振る俺に
「はいはい、ありがとう」なんてクールに返事する理佐ちゃん
俺からトングを取り上げてお肉を焼いてくれそうだから好き ｢ほら、焼けたよ｣
俺から取り上げたトングでテキパキとお肉を焼いてくれる愛しの理佐ちゃん
店の汚さに馴れたのか俺のお世辞が効いたのか？
すっかり機嫌が良くなった理佐ちゃんにひと安心な俺
「しばらくぶりの二人きりだね」理佐ちゃんが焼いてくれる肉を夢中で喰らう俺に甘い声で囁く理佐ちゃん
「うん」って肉に夢中でうわの空な俺
「たまにはこうやって二人だけで過ごす時間も作りたいよね」
汚え肉体労働者たちの騒がしさや七輪のせいでもうもうと煙る店内の雑多な雰囲気に負けずロマンチックなムードに浸ろうと頑張る理佐ちゃん
「うん、作りたいね」ってやっぱり肉に夢中で気のない返事する俺に
「動物みたいにガツガツしてんじゃねーよ」って半べそかきながらドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、お肉に夢中になり過ぎ」なんて注意する理佐ちゃん
そう言われたものの何日も具無しカレー食べさせられてた反動で肉の前には理佐ちゃんすら路傍の石状態の俺
「ちぇっ、つまんないな」肉の魅力に負けてしまい拗ねる理佐ちゃん
「ふっ油断だな、どんなときも自分が最優先されると思ってたら大間違いだぜ理佐ちゃんよ」って薄ら笑い浮かべる俺
「俺君がいつも理佐ちゃんファースト理佐ちゃんファーストうるさいからじゃん」って目を剥いて文句言う理佐ちゃん
と、そこに
「なんだよ、こんな店に珍しく美人が居ると思ったら俺君の連れかい」なんて俺から悟空たちを買った胡散臭いおっさん登場
いかにもヤバイ雰囲気のおっさんにビビって大人しくなる理佐ちゃんが可愛い
やべえ野郎に会っちまったなんて俺が心配してると
「俺君のお陰で儲かったよ、妖怪は体力あるから飯場じゃ喜ばれるからよ、また捕まえたら売りに来てくれよ」
なんて悪い予感が的中して理佐ちゃんの前で妖怪売買の裏マーケットの話を始めるおっさん
おっさんにビビりながらも俺を睨む理佐ちゃんだから好き 「ここは俺が持つからどんどん食ってくれや」
なんて言葉を残して自分のテーブルに戻ってくおっさん
「理佐ちゃん良かったね、おっさん奢ってくれるってよ」って早速愛しの理佐ちゃんの機嫌をとる俺
「ねぇ、どういうことか説明してよ」って眉間にシワを寄せる怒理佐ちゃん
「昔、警察に追われて山谷に隠れてた時に知り合った手配師のおっさんです」って説明する俺に
「そんなこと聞いてんじゃないの、悟空ちゃん達になにしたのよ」って俺を詰める理佐ちゃん
おっさんが去り俺と二人だけになったら強気に戻る理佐ちゃんにちょっと嬉しい俺
「何ニヤニヤしてんのよ？」って詰められてるのに嬉しそうな俺を不審がる理佐ちゃん
「いやぁ、俺には心許してくれてんだなぁと思ったら頬が緩んじゃって」って照れる俺に
「喜んでんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、正直に言わないと私の彼から解任しちゃうよ」
悟空たちを手配師に売っちゃったことをなかなか白状しない俺に切り札を出してくる理佐ちゃん・・・
「てめえ！いい加減にしろよ」理佐ちゃんの切り札に抗える訳もなく全てゲロっちゃう俺にめっちゃキレる理佐ちゃん
「すいません」ただただ謝罪な俺
「なんでこんなことになっちゃったの？」俺を尋問する理佐ちゃん
「はあ・・・なんと言いますか・・・妖怪はダム工事やトンネル工事の危険な現場に高く売れるって聞きまして・・・」
「それでさっきのおじさんに売っちゃったの？」拝金主義な俺に呆れる理佐ちゃん
「出来心でつい・・・」呆れながら聞く理佐ちゃんにお恥ずかしい俺
「ついじゃないでしょう」って俺のアホさ加減に天を仰ぐ理佐ちゃん
「ねぇ、ついでに聞くけどさ、なんで警察に追われてたの？」なんて好きな男の過去が気になる理佐ちゃん
「もんちゃんって子がさ、横になるとすぐに寝ちゃう子だったから寝た隙にめっちゃ触りまくったら痴漢と間違われちゃってさ」って冤罪被害告白な俺
「間違われてないけど・・・」
なんて俺の冤罪被害を遠慮気味に否定する理佐ちゃんだから好き 「そんな無茶な！」
愛しの理佐ちゃんに命じられて金返すから悟空たちを返せって交渉する俺に悲鳴あげる手配師のおっさん
「無茶なのは分かってるよバカ野郎！てめえ三蔵法師様の護衛隊にダム工事なんてさせやがってただじゃ済まさんぞ、こら！」
理佐ちゃんに嫌われたくない一心で無茶を押し通す俺
「理佐ちゃんやったよ、手配師のおっさんがOKしてくれたよ」っておっさんから取り上げた契約書片手に理佐ちゃんの胸に飛び込む俺
「うざい！」って身を交わす理佐ちゃん
「ちぇっ、手柄立てた時ぐらいは理佐ちゃんの胸に顔を埋めさせてくれたってよかろうに・・・」っていじける俺
「はいはい、今度の機会にね」なんていじける俺を軽くあしらう理佐ちゃん
「もう夜だから明日行こうよ」って俺の提案を無視して悟空たちを迎えに行っちゃう優しい理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんが心配で尾いてく優しい俺
「うわっ、めちゃタコ部屋やん」って物陰から覗き見たダム工事の劣悪な環境に驚く俺
「俺君、あのおじさんなんで殴られてんの？」木に吊るされ棒で殴られてるおっさんを指差す理佐ちゃん
「きっと脱走しようとして捕まったんだろうね、見せしめのためにことさら酷く殴られてんじゃないかな」
こんな最底辺なばしょに理佐ちゃんを連れて来たことを後悔する俺
理佐ちゃんにはこの世の素晴らしいとこだけ見てて欲しいって常日頃から思ってる俺なのに･･･
「思ったよりやべえとこみたいだから理佐ちゃんはここに隠れてて」理佐ちゃんを洞穴に隠し悟空たちを迎えに行こうとする俺に
「こんなとこで一人で待ってるの怖いよ｣なんて俺にしがみついてくる理佐ちゃん
｢理佐ちゃんごめん｣理佐ちゃんの鳩尾に当て身を入れて気絶させる俺
｢女に餓えてる連中に理佐ちゃんを見せたらエロい妄想されそうで嫌なんだ｣
気絶してる理佐ちゃんに語りかけながらスカートめくってパンツ見ても気づかないから好き 快調な怒涛の更新乙です
気絶した理佐ちゃんに対して体を触りまくることなく、パンティを覗くにとどめる俺君は意外と紳士的で感銘を受けました(笑) >>260
仕事が忙しく毎日投稿出来ないのが悩みです
ちなみに私は女性を『寝てる隙に触ってもいい女性』と『寝てる隙に触るなんて畏れ多い女性』にランク別けしてるんですが
女性であれば多少ブスでも性欲の対象になりうる私にとって
『寝てる隙に触るなんて畏れ多い女性』は中２の時に初めてデートした学年で３番目に可愛いかった娘を皮切りに好きになった娘は全員なんですが
アイドルみたいなおよそ手の届かない領域の女性では理佐ちゃんだけが唯一の存在です
人類史上最もニーハイが似合う理佐ちゃんはやはり別格なんでしょう
ちなみに昔書いてた中２の理佐ちゃんとデートして緊張しまくってた妄想は
初デートの思い出をそのまま理佐ちゃんに置き換えて書きました
かように『寝てる隙に触るなんて畏れ多い女性』に対しては神の如く敬う私ですが
『寝てる隙に触ってもいい女性』には結構無茶する方で
小４の時に初めてアソコを見せてくれた娘にはアソコに石を詰めるという暴挙に及んでしまい
その娘の親が我が家に怒鳴りこんできて親父に頭が割れるほど殴られた挙げ句
しばらく変な寮みたいなとこに預けられてしまったのは良い思い出です
私の歪んだ女性遍歴の続きはいずれ理佐ちゃん以外のメンをモデルに書きたいと思います
って、需要無ぇかwww >>262
絵とはいえ理佐ちゃんに好きなんて言われてしまったら紳士にならざるおえませんな 鼻くそは
不味くはないけど
ちょっとしょっぱい
虹花 心の俳句 >>260
仕事が忙しく毎日投稿出来ないのが悩みです
ちなみに私は女性を『寝てる隙に触ってもいい女性』と『寝てる隙に触るなんて畏れ多い女性』にランク別けしてるんですが
女性であれば多少ブスでも性欲の対象になりうる私にとって
『寝てる隙に触るなんて畏れ多い女性』は中２の時に初めてデートした学年で３番目に可愛いかった娘を皮切りに好きになった娘は全員なんですが
アイドルみたいなおよそ手の届かない領域の女性では理佐ちゃんだけが唯一の存在です
人類史上最もニーハイが似合う理佐ちゃんはやはり別格なんでしょう
ちなみに昔書いてた中２の理佐ちゃんとデートして緊張しまくってた妄想は
初デートの思い出をそのまま理佐ちゃんに置き換えて書きました
かように『寝てる隙に触るなんて畏れ多い女性』に対しては神の如く敬う私ですが
『寝てる隙に触ってもいい女性』には結構無茶する方で
小４の時に初めてアソコを見せてくれた娘にはアソコに石を詰めるという暴挙に及んでしまい
その娘の親が我が家に怒鳴りこんできて親父に頭が割れるほど殴られた挙げ句
しばらく変な寮みたいなとこに預けられてしまったのは良い思い出です
私の歪んだ女性遍歴の続きはいずれ理佐ちゃん以外のメンをモデルに書きたいと思います
って、需要無ぇかwww あと5分
5分でいいから
寝させてよ
すずもん 心の俳句 ハリネズミ
素手で触ると
血だらけよ
なーこ 心の俳句 >>268
俳句での保守ありがとうございますm(__)m 「良い子にしてるんだぜ」
気絶してる理佐ちゃんのスカートの中に声をかけてダム工事の親方んとこに赴く俺
「夜分にすいやせん、火急の用件ゆえやむなく参上つかまつりました」なんてそれっぽい挨拶する俺
「すぐに親方呼んで参りますのでしばしお待ちを」手配師からの委任状を読むとすぐさま俺を粗末な応接セットに案内してくれる頭に包帯巻いた人足頭
「あぁ、下手にパンツなんて見たから早く理佐ちゃんにエロいイタズラしたくなっちゃったよ」なんて親方を待つ間も愛しの理佐ちゃんのこと考えてる一途な俺に乾杯
「お待たせしやした」って現れた親方も頭に包帯まいててなんやねん？な俺
「逃げちゃった！？」ダム工事の親方の言葉に驚く俺
「今日の昼前には３人で暴れやがって現場中怪我人だらけですよ」っててめえの頭を指差す怒りの親方
「そうなんですか」って親方に相槌打ちながら返すつもりだったお金を懐に戻す俺
悟空たちが自力で逃亡したからには金は返す必要あるまい
そんな俺の気配を察したのか怪訝な顔で俺を睨む親方
「そっちの不手際で妖怪が行方知れずになっちまったんだから交渉決裂ですな」
不穏な空気に拍車をかけるように応接机に足を乗せてふんぞり返る俺
「そりゃあ無茶だぜお客人」って俺の方に身を乗り出す親方
「無茶かどうか試してみるか？言っとくけど俺は妖怪どもより100倍強えぞ！怪我人が増えるだけだ止めとけ」
金を返したくない一心で一世一代のハッタリかます欲張りな俺
「ラッキーラッキー超ラッキー♪」
一世一代のハッタリが効を奏してお金を返さず済んでスキップしながら愛しの理佐ちゃんの元へと帰る俺
当然理佐ちゃんにはお金を返さなかったのは秘密にするつもりな俺
浮かれ気分で山道を歩いていると耳をつんざく理佐ちゃんの悲鳴
普段はローテンションな声だけどピンチの時の声はきっと女の子っぽい声だろうから好き 「なんぞ！？」
山に響く理佐ちゃんの悲鳴に慌てて洞穴に駆けつける俺
ひぃ〜！？変なジジイが理佐ちゃんにのしかかってるじゃないか！
愛しの理佐ちゃんの貞操のピンチに慌てて石を拾ってジジイの後頭部殴る俺
「俺君！」って俺の名を呼ぶ可愛い理佐ちゃん
「よし！効いてる」よろめくジジイを引きずり倒しマウント取ってタコ殴りにする俺
「ねぇ、俺君！」
ってまたも俺の名を呼ぶ怖がりの理佐ちゃん
「てめえ、理佐ちゃんの大事なとこ触ってねぇだろうなコラ！」ジジイを木に逆さ吊して尋問を始める俺
「触ってません」ってウソくさいジジイ
「貴様！とぼけんのか？もし万が一これが理佐ちゃんのトラウマになっちまって俺と結婚した時に楽しい夜の夫婦性活出来なくなったらどうしてくれんだコラ！」
ジジイの足の裏に五寸釘打ち込んでその上にロウソクを置く俺
火に熔けたロウソクが傷口に染み込み悲鳴あげるジジイ
「悲鳴あげるんじゃない」ってジジイの顔に石を投げるサイドスローな俺に
「残酷過ぎんだろ！」ってツッコミ入れる理佐ちゃんだから好き 「なにもされてないの・・・？」
俺の言葉にうなずく愛しの理佐ちゃん
「うん、目醒めたらブサイクなお爺ちゃんが目の前に居たからびっくりしただけ」なんて人騒がせな理佐ちゃん
「そうなんです、その娘さんが急に悲鳴をあげたから何ぞ怪我でもしているのかと近寄ったら
パニック起こして暴れ出したもんだから落ち着かせようかとしたらあんたが急に襲いかかってきて・・・」逆さまに吊られたまま話すジジイ
慌てて土下座して謝る俺
快く許してくれるジジイ
「俺君、お爺ちゃん足痛そうだからおんぶしてあげて」許してもらったお礼にジジイの住んでる万寿山って山まで送るって言い出す優しい理佐ちゃん
「てめえジジイのくせに重てえな」山道をジジイをおぶる切なさで文句な俺に
「文句言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、分かってんの？俺君のせいでお爺ちゃん怪我してんだよ」なんて俺に罪の意識を植え付ける理佐ちゃん
「はいはい分かりましたよ、ちぇっ理佐ちゃんを守りたくて無我夢中だったからしくじったのにな」結果より動機を汲んで欲しい俺
「それは分かってるけどさ・・・」拗ねる俺に困る理佐ちゃん
「分かってたらもっと優しくしてくれてもいいじゃん」ってますます拗ねる俺に
「ありがとう、守ってくれて嬉しかったしカッコ良かったよ」なんて言いながら俺の頬にチューする理佐ちゃん
突然の出来事に呆然とする俺に
「機嫌直った？」なんて笑顔で聞きそうだから好き 「ねぇ、ちょっとひと休みしよう」
万寿山も見えてきたとこでジジイをおぶる俺を気づかってくれる優しい理佐ちゃん
「ジジイ人参果の生産者なの！？」なんの気なく聞いたジジイの素性に驚き大声になっちゃう俺
１万年にたった３０個しか実をつけないと言われる伝説の果実『人参果』
１個食べると４万７千年の寿命を得ると言われる伝説の果物だ
「まさか本当に存在するなんて・・・」伝説の果物が実在すると知って感動の俺
「なに急に大声出してんのよ！」お昼寝の邪魔をされてキレる理佐ちゃん
「だって理佐ちゃん人参果の生産者と出会ったんだぜ」って理佐ちゃんに説明する熱い俺
「なにそれ？聞いたことないから謝って！」って俺の感動なんか眼中にない怒理佐ちゃん
「４万７千年！？」俺から人参果のこと説明されて驚き大声出しちゃう理佐ちゃん
俺のこと怒ってたわりに凄い大声だな・・・
「なに見てんのよ」俺の冷めた視線に気づき照れ隠しにむくれる面倒くさい理佐ちゃん
むくれる理佐ちゃんに手を焼く俺を見かねて
「ちょうど今日が収穫の日じゃからご馳走しますわい」なんて優しいジジイ
「俺君休憩終わりだよ、お爺ちゃんおんぶしてあげて」
ジジイの言葉を聞いた途端に出発を急がせる現金な理佐ちゃんだから好き >>274
何か早くないすか？(笑)
まあ、今も1〜2日スレを放置すればdat落ちするという状況は変わってないみたいなので
庭先生のタイミングで次スレ立ててもらえれば、こちらは自動的にdat落ちの方向へ行くと思われます
前みたいにスレ埋めの苦労がない分、楽かも知れない(笑) ｢ほら！早く歩いて｣
１個食べると４万７千年の寿命を得る人参果をご馳走してもらえることになり大張り切りの理佐ちゃんが俺を急かす
｢これでも早歩きのつもりなんだけどね｣ってジジイおんぶしてんだ無茶言うないな俺
｢慌てんでも人参果は逃げませんわい｣なんてせっかちな理佐ちゃんに苦笑いするジジイ
｢あれ？誰か駆けてくるよ｣
かかり気味の理佐ちゃんをなんとかなだめつつジジイの人参果畑が近づいて来た辺りでこっちに駆けてくる人影を発見する理佐ちゃん
｢あれはワシの農園の従業員ですわい｣って訝しげに駆けってくる従業員に視線を送るジジイ
｢鎮元子様大変です！人参果の木が山賊たちに薙ぎ倒されてしまいました｣泣きながら鎮元子ことジジイに報告する従業員
｢え〜〜っ!？｣従業員の報告聞いてびっくりする鎮元子と理佐ちゃん
｢４万７千年の若さを手に入れるチャンスだったのにな･･･｣早くもガッカリする気の早い理佐ちゃん
｢兎に角農園に急ごう｣落ち込む理佐ちゃんと呆然とする鎮元子に声をかけて歩き出す俺
｢これは･･･｣荒れ果てた人参果農園を見て絶句する鎮元子
｢留守を護れず申し訳ありません｣立ち尽くす鎮元子に土下座で謝る従業員一同
｢相手は無法な山賊たちじゃ、お前たちのせいではない｣落ち込みながらも従業員たちを慰める鎮元子
｢次来るまでに金と女も用意しとけって言ってました｣鎮元子に山賊たちの伝言を伝える従業員
｢山賊に目をつけられてしまうなんて･･･｣頭抱えて嘆く鎮元子と従業員
｢なんかお取り込み中みたいなんで僕達はお暇しようか？｣巻き込まれちゃかなわんとばかりに理佐ちゃんを促し立ち去ろうとする俺に
｢俺君、助けてあげなよ｣なんてとんでも発言な俺
どうやら嘆く鎮元子と従業員たちに同情しちゃった優しい理佐ちゃん
｢山賊相手じゃ俺一人じゃ無理だからここは見て見ぬふりしたほうが吉だと思うんだけど･･･｣って君子危うきに近づよらずな俺に
｢日和ってんじゃねーよ｣ってドス効かす理佐ちゃん
｢ねぇ、お爺ちゃんに拷問しちゃったお詫びに頑張りなよ｣なんて言いそうだから好き >>277
すんませんw
昨日まで大阪府に居なかったもので(*ﾉω・*)ﾃﾍ ｢助けてあげなよ｣
なんて愛しの理佐ちゃんの無責任なお言葉から万寿山で人参果農園を営む鎮元子とかいうジジイのために山賊退治に巻き込まれた俺
｢だいたい悟空たち理佐ちゃん護衛隊が居ないってのに山賊たちとどう戦えってんだよ｣
誰も居ない畑に来て理佐ちゃんへの文句を言う気の弱い俺に
｢文句言ってんじゃねーよ｣ってドス効かす理佐ちゃん･･･尾行してたのか？
｢ねぇ、自信持ちなよ、俺君は自分で思ってるより凄い男なんだからきっとなんとかなるよ｣なんてますます無責任なこと言う理佐ちゃん
｢なぁジジイ、街に降りて傭兵を雇ってくるから有り金だせや｣なんだかんだ理佐ちゃんに乗せられて山賊退治に前向きになる俺
｢俺君一人でなんて心配だからついてくよ｣なんて言ってくれる愛しの理佐ちゃんに
｢傭兵の集まる街は愛も優しさも絶え果てた最果ての地、女の出る幕じゃねぇ大人しく留守番してな｣
って言い置いてジジイから預かった金を懐に街に繰り出す俺
そして夜の帳が下りる頃
｢やっちまった｣街に着くなりカジノの誘惑に負けて鎮元子に預かった金を溶かしちまった大王製紙な俺
｢バカ！バカ！バカ！俺のバカ！なんでキャバクラの金まで使っちまったんだ｣って預かった金をギャンブルとキャバクラに分散投資しなかった自分を責める俺
あてどなく街を彷徨うこと数時間･･･気づいたら丑三つ時だ
｢しくじったなぁ、カジノで熱くなる前にキャバクラの軍資金は分けとくべきだったよ･･･｣草木も眠る街角に佇みまだ後悔してる俺
｢黄昏てんじゃねーよ｣ってドス効かせながら現れた理佐ちゃん
｢ねぇ、どうしたの？帰って来ないから心配で探しちゃったよ｣なんて優しく言ってくれそうだから好き 俺君ワールドの安定さが見事であります
書けと叩き
書いたら書いたで
また叩く
てちこ 心の俳句 >>283
最近はマンネリ化が止まりませんw
やっぱり一人の人間が繰り返す妄想にはパターンがあるんでしょうね
そしてやっぱり情けなくダメ男な俺が理佐ちゃんにドスを効かされながらも慰めてもらうパターンが１番好きなようです ｢なんで預かったお金でカジノに行っちゃうのかなぁ･･･｣
傭兵を雇うために鎮元子から預かったお金をカジノで溶かしちゃった俺に頭抱える愛しの理佐ちゃん
｢預かった金じゃ10人ぐらいしか雇えないからさ、増やして100人ぐらいは雇おうかと思ったんだ･･･｣ことさら落ち込む演技をする俺
｢そうなんだ｣ってマジ落ち込みの理佐ちゃん
｢悟空たちが居ないからさ、少しでも理佐ちゃんの安全を確保するためには傭兵をたくさん雇うしかないと思って･･･｣さらに力無く理佐ちゃんを守りたい一心でカジノで勝負してしまったと主張する俺
｢俺君の気持ちは嬉しいよ｣って言ってくれる理佐ちゃん
｢助かった｣と心の中で呟くほっとひと安心な俺
理佐ちゃんにさえ怒られなければ鎮元子ごときの金なんていくら溶かそうが知ったこっちゃない俺
｢みんな心配するから帰ろう、お爺ちゃんには私が一緒に謝ってあげるよ｣なんて優しい理佐ちゃんに手を引かれて人参果農園に帰る俺
｢なんですと！傭兵を雇うために預けたお金をカジノで溶かしてしまったですと！｣理佐ちゃんから事情を聞いて絶句する鎮元子
｢うちの俺君が申し訳ありません｣絶句する鎮元子にさらに頭を下げる理佐ちゃん
｢謝られたところでどうしようも無いですわい｣って謝る理佐ちゃんを詰る外道な鎮元子
｢本当になんて言って謝ったらいいか･･･｣怒り冷めやらぬ鎮元子になおも頭を下げる理佐ちゃん
理佐ちゃんが頭下げてるから調子合わせて一緒に頭下げる俺
｢こんな男にお金預けんでそのままそっくり山賊に差し出せば良かったですよ｣って俺を睨むやっぱり外道な鎮元子
｢あぁすいませんね、役立たずなボンクラで｣ってふて腐れる俺
｢なんだその言い草は！人の大事なお金をギャンブルなんぞに使いおってからに｣ふて腐れる俺に怒る鎮元子
｢すいません、俺君は俺君なりに反省してるんで許してあげてください｣
怒る鎮元子から慌てて俺を庇ってくれる理佐ちゃんだから好き 理佐ちゃんいい人過ぎて感動(;_;)
ちゃぷてんに
つけてもらって
倍率アップ
はぶちゃん 心の俳句 ｢ふて腐れてるだけで反省してるようには見えませんがね｣
俺を庇う愛しの理佐ちゃんに冷酷に言い放つ鎮元子
｢それは･･･｣自分の背後に隠れて鼻ほじる俺を見て言葉に詰まる理佐ちゃん
｢取り敢えず倉庫にでも放りこんどけ｣鎮元子の指示で倉庫に閉じ込められる俺と理佐ちゃん
｢どうなっちゃうんだろ･･･｣不安がる理佐ちゃん
｢助けてやろうと思った理佐ちゃんをこんなとこに閉じ込めるなんてとんだ恩知らずだよな｣慰めながら理佐ちゃんの肩を抱く俺
｢俺君のせいで閉じ込められてんだけどね｣って俺の手を払いのけて距離をとる理佐ちゃん
｢悩んでも仕方ないからこっち来なよ｣って狭い倉庫で理佐ちゃんと二人きりの状況に辛抱堪らない俺
｢ねぇ、目が怖いんだけど｣って怯える理佐ちゃん
｢理佐ちゃん大好きだ〜｣怯える理佐ちゃんに欲望爆発で襲いかかる野獣な俺
｢え〜〜っ！？｣って悲鳴あげる理佐ちゃん
｢大丈夫、俺小さいから｣って初めての理佐ちゃんを安心させようと呟きながら抱きつく俺に
｢訳分かんねぇこと言ってんじゃねーよ｣ってドス効かせながら俺の金玉を蹴りあげる理佐ちゃん
｢ひぃ〜｣金玉抱えてうずくまる俺
｢ねぇ、こんな時に発情しないでよ｣ってうずくまる俺を棒で突っつき追い討ちかける理佐ちゃん
そんなことしてたらざわつき出す人参果農園
｢俺君、ちょっとこっち来て｣俺を小窓の下で四つん這いにさせる理佐ちゃん
｢何するの？｣またイジメられるんじゃないかと怯える俺
｢絶対に上向かないでよ｣なんて言いながら俺の上に乗り外の様子を伺う理佐ちゃん
当然のごとく理佐ちゃんのスカートの中をガン見する俺
｢俺君、山賊が来たみたいだよ｣小窓から外を覗きながら報告する理佐ちゃん
｢マジか〜｣って理佐ちゃんのスカートの中を堪能しながら適当な返事する俺に
｢パンツ見てんじゃねーよ｣ってドス効かす理佐ちゃん
返事ひとつでスカートの中を覗いてるのに気づく鋭い理佐ちゃんだから好き 着実な１日１話更新乙です
この状況で発情できるとは流石です(笑) >>288
これいいですね
セクシー
>>293
何だかんだ年末は忙しいですからね
私も妄想が湧いて来ず、腑抜けのようになっております >>294
ありがとうございます
大阪府先生も気分転換にお絵描きどうですか
http://o.5ch.net/118av.png >>294
ジョーみたいに妄想というリングで真っ白に燃え尽きてしまわれたんですねw
>>295
めっちゃお絵描き楽しんでますなw >>296
ちょっと事情で小説書く余裕がなくて
お絵描きばかりになってすんまへん
でも確かに絵も楽しいっよw >>297
チワンさんのお陰でスレが落ちないでむしろ感謝しとります
絵心がある人が羨ましいです ｢ねぇ、パンツ見てる場合？｣
山賊が人参果農園にやって来たせいか、いつになく真剣な愛しの理佐ちゃん
｢こんな場合だからこそ見れる時に見とかないとと思って･･･今生で理佐ちゃんのパンツ見れるのも最後かもしんないし･･･｣
｢うるさあ！黙って！｣って取りつくしまもない理佐ちゃん
俺が頼りにならないと分かって腕組みして名案を絞り出そうと頑張る理佐ちゃん
｢社長が呼んでるんでちょっと来てくれますか｣なんて頑張るわりに名案が浮かばない理佐ちゃんを呼びにくる人参果農園の従業員
｢ねぇ、やっぱり山賊と戦うのに私たちの力が必要なんじゃない？｣って能天気な理佐ちゃん
｢お金は用意出来ないんで取りあえず女だけでも差し出します｣理佐ちゃんの期待を裏切り山賊に理佐ちゃんを差し出す農園の社長鎮元子
｢女だけじゃダメだバカ野郎｣って厳しいこと言いながらこっち見る聞き覚えのある声の山賊
｢あれ〜お師匠様に俺君じゃないっすか？｣なんて驚く八戒
｢八戒ちゃん〜｣地獄に仏とばかりに八戒に抱きつく理佐ちゃん
ここぞとばかりに理佐ちゃんを触りまくる八戒
｢理佐ちゃんこれで助かるよ〜｣って八戒に便乗して理佐ちゃんに抱きつく俺に
｢どさくさ紛れに抱きついてんじゃねーよ｣ってドス効かす理佐ちゃん
｢え〜っ、そんなピンチにパンツ見てただけでなんもしてなかったんすか？｣理佐ちゃんの偏った状況説明を聞いて俺に白い目向ける八戒
八戒と鎮元子の掛け合いの結果、理佐ちゃんと俺は解放されることになり悟空たちと合流するために山道を歩く
｢お師匠様！お逢いしたかったです｣理佐ちゃんを見るなり理佐ちゃんに駆け寄る忠実なしもべ悟空
｢まさかお前らが山賊だったなんて思わなかったな｣感慨深い俺
｢たまたま腹減らしてる時にあの農園を見つけて果物やらの収穫物を食い散らかしたら山賊と間違われたみたいですね、それで山賊に成り済まして金と女も要求してみただけっす｣って説明してくれる沙悟浄
｢なんでやさぐれるかなぁ･･･｣ってすっかり悪党に成り果てた理佐ちゃん護衛隊の３人に頭抱える悩み多き理佐ちゃんだから好き >>302
これは誰やろか？
突然乃木坂３期生愛が高まってビンゴやら工事中やら見てたらこんな時間に･･･ >>304
理佐ちゃん以外だとゆいぽんぐらいしか詳しく知らないことに気づいてしまった･･･ >>300
かっこいい
>>303
私は乃木坂二期生にハマってますw
絢音ちゃん可愛いんだよなあ 『シャンソン人形』
近頃、人形に向かって話しかけることが多くなった。
自分でも危ない状態であることはわかっている。しかし止められない。
黙って聞いてくれる人形は、反抗などしない。まるで自分だ。
私はロウ人形、音の出る人形、中身は空っぽの人形。
前髪で眼鏡を隠して、下を見たまま街を歩く。
赤く光った地面に自分の影が落ちるだけ。
背中を刺す夕陽なんか振り返る気にもなれない。
手を繋がれた少年が、もう片方の手で戦隊人形を握っている。
眩しい陽に目を背けず、真っすぐ歩いている。
彼はどこまで行けるのだろう。
突然、前の自動ドアが開いた。自分が開けたのかもわからない。
小さなモニターの周りに、軽い文句のポップ字が貼り乱されている。
積み上げられたCDが売れ残っていた。
すぐ側を通り過ぎた男子中学生の噂と一緒に数枚のCDが連れ去られていった。
CDは鏡、私は一度に色んな所へ現れて、大勢の人が私を見ることが出来る。
粉々に割れた私の声を聴くことが出来る。
日が落ちてすっかり凍てついた道路に戻ると、あとは吸い込まれるように歩くだけだ。
手をポケットに入れても冷たいままだ。湿気った雪が頬をかすめていく。
鼻から入った冷気がどんどん喉に侵入し、声帯が動かなくなってくる。
駅のホームまで、咳払いを繰り返す。今のうちに温めておかないと、収録で声が出ない。
スタッフが重い扉を開けた。
「平手さん、入られます」
中で待っているのは、全員が私より年上の人間だ。
ネクタイを詰めて、大きく深呼吸をする。
スタジオに足を踏み入れた瞬間、授業中の教室に入っていくような感じがして、やっぱり下を向いてしまった。
また別のスタッフが駆け寄ってきて、一枚の枯れ葉を手渡す。
周りの笑い声が消えていき、靴の音がそれぞれのポジションにつく。
軽く息を吸って、葉っぱを飛ばした。
あとは踊るだけ。
（つづく） 「厳しいこと言うけど、全然ダメ」
「わかってます」
「なら、なぜ変えようとしない？」
大人が私を見つめる。
みんなは楽屋に帰って、きっとワイワイ騒いでいる。
「訳もなく恋を歌うのが嫌なだけです」
「そういう問題じゃない」
「いえ、そういう問題です。男の子のことを知りもしないで、何を歌ってるんだろうって」
「はぁ、まあ好きにするといいよ」
自分の部屋へ戻った。人形に話しかける。
今、自分が感じていることを支離滅裂に述べていく。
涙が出てしまうこともある。今日は怒りの涙だった。
そうして、明日にまた溜まるものがあると知りながら暫く眠るのである。
やがて朝は来るが、カーテンは開けない。
少しでも感情を抑えておくことで、今日いっぱいの活動に備える。
財布とレッスン着を持って街へ出た。最近、財布の中身が増えてきた。
これは意図的なものであり、そうでもしないと自身が持てない。
持っているお金の分だけ、劣等感を埋め合わせることが出来た。
レッスン場の少し手前で、のんびり歩くねるを見つけた。
「おはよ」と背後から声をかけた。
ねるは笑って片手を上げるだけ。ほとんど人形も同然だった。
しばらく黙って歩いていると、ねるはそわそわしはじめる。
会話の糸口を探っているのか、私のほうを何度も見ている。
不意をつくなら今だ。
「ねる、センターやりたい？」
もしねるが「やりたい」と答えれば、その座を譲るつもりでいた。
「私には無理だよ」
「そっか」
何度も聞いてきたみんなと同じ答えだった。
「私には…」とか、「てちの方が…」とか、謙遜した答えしか返さない。
（つづく） お昼前にレッスンが終わった。大人が近寄ってくる。
「ちゃんとしてくれないと、困るのは俺なんだよ」
「すみません」
「謝るなら行動で示せよ。あんまり酷いようだとセンター外すぞ」
そう言って、大人は大人の巣へ帰っていく。
それを確認してから、小さな声で呟いた。
「外してみろよ」
次の日、レッスンを休んだ。
今年になってから休む機会が増えた。
大人から電話がかかってくる。
「大丈夫か？紅白が近いんだから頼むぞ」
「わたし、センターやらなきゃダメですか？」
「は？当たり前だろ。今更、なに甘えたこと言ってんだ」
「すみません」
ベッドの上の人形を眺めた。
やっぱりだ、やっぱり私のことなんか心配してないんだ。
この世界では「Yes」と言うしかないのだ。「No」と言えるのは曲のなかだけ。
机の上のメモ用紙を千切った。
ブログを書くために、自分の考えをまとめる。
ペンは動くのに、出てくるものは文章ではない。
丸めたメモを机の下に捨てた。
その時、インターホンが鳴った。モニターには誰も映っていない。
チェーンを掛けて、ゆっくりドアを開けた。
「わっ！」
ねるの顔が前に来て、思わず尻もちをついた。
「わたしね、代わりにセンターやることになったの」
ねるの持ってきたクッキーをかじっていると、衝撃の一言が飛び込んできた。
咄嗟にねるの眼を見る。
一年半前の四月に、「前歯折れたんだよね〜」と嘘を付かれて以来、人の眼を見ることが多くなった。
ねるの顔は笑ったままで変わらない。ある意味ではポーカーフェイスだ。
私は私なりにポーカーフェイスを作る。
ねるは、わずかに口角を挙げると、「うそだよ〜」と言った。
（つづく） ねるは帰った。
すぐに、小型スピーカーを机の上にセットした。暖房を出来るだけ高い温度に設定した。
今年の表題2曲をリピートで流す。
かのマイケル・ジャクソンは、部屋に水たまりが出来るほど練習したらしい。
私からセンターを取ったら何も残らないかもしれない、そう思うといつまでも踊り続けることができた。
寝る前に人形を握った。
外は真っ黒だ。私の髪の色みたいに真っ黒だ。
今は音の出る人形でしかいられないのだから、紅白では思いっきり笑ってやろう。
ある曲ならば狂気の笑みで、ある曲ならば少年のように。
私は歌の中に生きている。
でもいつの日か、歌みたいに生きてみたい。
（おわり）
原案 フランス・ギャル『夢見るシャンソン人形』
https://www.youtube.com/watch?v=hs22Smspn9w
なんとなく似てますね
https://www.youtube.com/watch?v=WqAGACYJiNM >>310
大作投稿乙でありますm(__)m
ちなみに２期生だと最近はかりんちゃん推しであります
もっとも乃木坂はほぼ全員好きですがw >>305
ゆいぽんのポーズは難しくって…m(_ _)m
>>310
久しぶりの大阪府先生ワールドを堪能しました
裏を返すと燃え尽きた先生にまた火をつけるほどに深刻な事態ってことでしょうか…
ちなみに自分は乃木2期だとやっぱり堀ちゃんですかね
去年乃木坂板で下ネタ書いてたときは堀ちゃん・まいちゅん・きいちゃんが大活躍でした(笑)
という保守 「理佐ちゃんは世界で一番可愛い山賊と言われた美人♪」
なんてエノケン風に理佐ちゃんを讃える山賊の歌を歌う俺
悟空たちと感動の再会を果たした俺と愛しの理佐ちゃん
そのままなし崩しに山賊になってはや半年、
近隣の山賊どもを糾合した俺は理佐ちゃんを山賊女王に祭り上げて万寿山周辺に君臨していた
｢ねぇ、呑気に替え歌歌ってるけどいつまで私に山賊続けさせんのよ？｣
俺に不満をぶつけるわりに山賊女王の玉座に座るちゃっかり理佐ちゃん
「やってみたら案外と性に合ってるらしくてさ、このまま山賊稼業も悪くないと思ってんだけど」
鎮元子から献上された人参果を喰らいながら理佐ちゃんに返事する俺
悟空たちと合流してすぐに鎮元子の人参果農園を襲った俺
愛しの理佐ちゃんを山賊に渡そうとした落とし前として鎮元子が所有する万寿山と人参果農園を取り上げた俺
「理佐ちゃんも寿命延びるからお食べ」一つ食すと４万７千年の寿命を得ると言われる人参果を差し出す俺
「赤ん坊の形した果物なんて食べらんないよ」生きた赤ん坊がごとき人参果に眉をしかめる理佐ちゃん
「せっかく鎮元子がお詫びにって持ってきたんだから食べなよ、ともに４万７千年の時を面白おかしく刻もうよ」って理佐ちゃんを誘う俺
「キモいから絶対に無理」人参果に嫌悪感丸出しの理佐ちゃん
と、そこにやって来る八戒
「俺君、俺たちが送り込まれたダム工事の親方が会いたいって訪ねて来ましたよ」
｢なに！？｣ダム工事の親方には色々話されたらマズイ俺
｢私も会いたい｣あんな地獄のタコ部屋の主宰者に興味津々怖いもの見たさの理佐ちゃん
｢いや、あんな外道の面を見るなんて天使の理佐ちゃんには眼の汚れだよ｣って慌てて止める俺
｢あんたなんか隠し事してんでしょ？｣慌てる俺見てピンと来る理佐ちゃんだから好き ｢隠し事してんでしょ？｣
慌てる俺になにかを感じとった愛しの理佐ちゃん
｢なにもないよ｣ってとぼける俺に
｢とぼけてんじゃねーよ｣って再度ドス効かす理佐ちゃん
｢ねぇ、私は好きな人のこと見抜けないほど鈍くないよ｣
なんて言ってくれる理佐ちゃんに感動のあまりダム工事の親方にお金を返さなかったことをゲロっちゃう素直な俺
｢なんでそんなに意地汚いのかな･･･｣なんて途方に暮れながら俺からお金を徴収する理佐ちゃん
｢私はお昼寝してるから静かにしててよ｣思いかけなく大金をせしめて満足したのか？
ダム工事の親方のことはすっかり忘れてお昼寝しちゃう理佐ちゃん
「ほう、ダム工事のためにうちの万寿山に道路を通したいと」
ダム工事のために万寿山を通らせて欲しいと頼みに来た親方
「人参果農園のジジイに聞いたらあんたに聞かなきゃ分からんって言うからよ
まんざら知らねえ同士じゃねえんだ、よろしく頼むわ」って図々しい親方
「てめえ、うちの可愛い舎弟をタコ扱いした分際でよくそんなこと頼めたな」って凄む俺
「タコ扱いもなにもあんたんとこの妖怪どもは半日も働いてねえだろ、それに金だって返してもらってねえぞ俺は」
勢い余って余計なこと口走る親方
「うるせえ！そんなあぶく銭は可愛い顔して中身はドSな悪魔に取り上げられちまったよバカ野郎！
万寿山に道路通したかったら俺の機嫌とれやクズ野郎！」
理佐ちゃんに金を巻き上げられた腹いせに親方を怒鳴る俺に
「大声出してんじゃねーよ」ってお昼寝の邪魔されて不機嫌にドス効かせながら理佐ちゃん登場
「ごめん」って慌てて謝る俺
「せっかく俺君とデートしてる夢見てたのにな･･･」なんて残念そうな理佐ちゃんだから好き >>314
推しメンでも下ネタを書けるチワンさんのアナーキーさが好き >>317
昨日分もあわせての２話更新乙です
前にも書きましたが下ネタはエロとは違うので、さほど抵抗はありません（笑）
堀ちゃんはスプラッター映画（テキサスチェーンソー）を平然と紹介するときと同じノリで下ネタを平然と投げる役として活躍してもらいました（笑）
話し変わって今日は一応ゆいぽん関連の絵にしてみました
｢理佐ちゃんごめん、いま大事な掛け合いの最中だから｣
俺とデートしてる夢を中断されて不機嫌な理佐ちゃんに耳栓を渡して寝室に送り返す俺
そしてダム工事の親方と交渉すること数時間
「じゃあ、取り敢えずダンプが通れるように道路作らせてもらうからな」結局俺の言い値で年間契約を結び帰ってく親方
「人々に安定的に水を供給するためだから気持ちよくダンプ通らせてやってくれ」さっそく鎮元子を呼びつけて通達する俺
それを玉座から眺める山賊女王代理の俺
「そんなことしたら土地が荒れて農作物に悪い影響が出てしまいます」ってそれは勘弁な鎮元子
「てめえバカ野郎！もう契約しちまったんだ仕方ねえだろ、百姓ごときが国家百年の計たるダム工事にウダウダぬかすんじゃねえ！｣抵抗する鎮元試qを怒鳴り付けｂ驩ｴ
「ねぇ、なにやってんの？」俺の怒鳴り声に夕飯を作る手を休めて様子を見に来た理佐ちゃん
「なんでもないよ、地域の人たちの陳情を聞いてあげてただけだから」慌てて誤魔化す俺
「本当に・・・？」そんな俺にめっちゃ疑惑の眼差し向ける理佐ちゃん
｢うん、それよりお味噌汁が煮たってるよ｣って誤魔化す俺
｢えっ！？大変だ〜｣って走り去る理佐ちゃん
｢話は変わるけど人参果の大量生産化なんだけどよ｣って理佐ちゃんの後ろ姿に見とれながら切り出す俺
｢大量生産なんてしたら品質が落ちますけん無理です｣断固拒否な鎮元子
｢お前のそういった旧態依然とした経営方針が人参果を幻の果実なんて呼ばれる不名誉な果物にしちまったんだ！経営者失格だよ｣鎮元子に言い放ち指を鳴らして合図する俺
｢お任せください｣俺の合図とともに子分を引き連れて乱入してきた悟空が鎮元子を連行する
そして翌日
｢疲れました、あとは俺君に全部お任せします･･･どこぞでコーヒー豆でも栽培して暮らします、探さないでください｣
俺の用意した鎮元子の置き手紙を読みあげながら涙ぐむ優しい理佐ちゃんだから好き >>318
いいですねぇ
チワンさんの書くずみこちゃんが好きです
>>321
私が疲れてるのか、高度な社会メッセージを含んだ物語に見えてしまうw
たまに考えさせられるのが庭さんワールドですね 「おい、あいつはどこにいるんだ？」
ポールがシャワールームから出てくると、ジョンの姿は消えていました。
というか、部屋の中には誰もいませんでした。
ポールは煙草をくわえ、周りを見渡します。
ふと、バルコニーにつながる窓が開いているのに気が付きました。
窓の外では、ジョージがギターをぶら下げ、リンゴはカメラを構えています。
「おい、ジョンはどこだ？」ポールが聞きました。
リンゴがカメラをポールに向けました。
「お前、ジョンのこと好きだなあ」ジョージがペグを回しながら答えます。
「好きじゃねーよ」
ポールは部屋の中に戻り、煙草に火を付けました。
しばらくすると、マーティンプロデューサーが部屋を訪れました。
知る人ぞ知る、凄腕プロデューサーです。三人の背筋も自然と伸びます。
「進んでるのか」
「それがですね、ジョンが見当たらないんですよ」
「また遊びに行ったのか、困ったやつだな」
と、そんな話をしているとき、ジョンが帰ってきました。
階段を駆け登ってきたようで、肩が上下に揺れています。
「おい、いいアイデアを思いついたぞ」
ジョンは嬉しそうな顔をしています。
「ある女の子の話でさ…」
（つづく） 少女の名を、オダナナという。
「〜・オダナナ」であるか、「オダナナ・〜」であるか、はたまた「オダ・ナナ」であるかはわからない。
とにかく、ジョンはその女の子を「オダナナ」と呼んでいた。
ある日、ジョンが港を散歩していると、ベンチに一人の少女を見つけた。
ベンチの上で体育座りをして、小説を読んでいた。
ちょうど煙草を吸いたくなったので、ジョンはその子の隣に座った。
珍しく天気が良かったためか、ベンチはどこも埋まっていて、そこしか空いていなかったのだ。
「横に座ってもいいか」
すでに座っていたが、念のため聞いた。
「あ、いいですよ」
少女は答えると、視線を本に戻した。
ジョンは煙草に火を付け、広がる海を眺めた。
海の広さに比べれば、少女までの半馬身差など大した事ない距離に思われた。
「名前は？」
「オダナナ」
（つづく） その後、オダナナはジョンの部屋に入り浸るようになった。
毎朝10時頃に顔を見せ、ベッドの上で足をバタバタさせながら本を読み、昼前には一旦帰る。
また2時頃になると部屋へやって来て、4時半には帰っていった。
ジョンはどうにかして口説き落とそうとしたが、オダナナは軽い女ではなかった。
「今日も可愛いね」と軽く褒めると、「まあね」と当然だというような顔をする。
本を取り上げてキスを迫ろうとすると、オダナナは窓を開けて「みんな、ここにジョンレノンがいるよー」と叫び出す。
「悪かったよ」と慌ててジョンが止めると、再び本を読み始める。
出会って数ヶ月経ったある日、ジョンは別れを切り出そうとした。
本を読むオダナナに、ジョンは近づく。
「オダナナ、俺たちもう潮時じゃないかな」
オダナナは本を閉じ、ジョンを見上げた。
「わたし、やっぱり可愛くないよね」
オダナナは泣いていた。
「そんなことないさ、ただ俺には合わないんじゃないかと思って」
「じゃあ、わたしを捨てるのね」
そう言って、ベッドに突っ伏す。
しかし、夕方になるといつも通り帰っていくのだ。
そんなことが一年間も続いた。
「で、今日、彼女は日本に飛んだのさ。見送ってきたところだよ」
ジョンの話を聞いているのは、ポールだけでした。
話の間ずっと、ジョージはギターの調律を合わせるのに苦労し、リンゴはカメラのレンズを拭いていました。
「曲調は物悲しい感じがいいな」
ジョンがプロデューサーに言いいました。
すると、ポールが割って入りました。
「ところでジョン、その女の子おっぱいは大きかったか？」
「さぁな、tit tit tit…」
さあ、この曲は何でしょう〜
と言っても、見てるの二人だけかな？w >>325
見えました！
オダナナにも足バタバタさせて喜んでいる大阪府先生の姿が(笑)
肝心の答えは最後の大ヒントでやっとわかりました(笑) >>326
これが不思議なもので、メンバーには足バタバタさせても似合わない子がいるんですよ
バタバタを思い描いてから書くことが大事ですね
>>327
答えはビートルズ『ガール』です
詳細はウィキペディアをご参照下さい
ところで紅白は不協和音ですね
シャンソン人形のラストを空白にして発表を待っていたんですが、
含みを持たせる形で投稿してしまいましたw
もう二日待てばよかった… >>328
曲途中に入るﾃｨﾃｨﾃｨﾃｨというスキャットが作品最後に出てきたのでわかりました(笑)
ちょっと出張しちゃった↓
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1504706229/541
元ネタはもちろんあのコント >>329
そう言えば中山競馬場は千葉県でしたね
朝から顔を見せない庭さんは有馬記念を見に行ったんじゃないかと予想
普段競馬とか見ないけど、キタサンブラックが引退らしいのでテレビで見てみようかな >>330
今日はヤボ用が入ってたので場外でささっと馬券だけ買って来ました
ブレスジャーニーが俺を裏切ったせいで中々の大金を溶かしてしまい涙目です(泣) >>331
あ、マジっすか
男は大きな賭けに出たいものですが、やっぱ王道を忘れない事も大事ですね
と、心の中でキタサンの単勝に賭けていた競馬はド素人の夢の欠片もない者からのアドバイス >>333
大きな賭けに破れた俺は｢遠くの理佐ちゃんより近くのおっぱい｣という格言に従いヤケおっパブからの友達の家族団欒の邪魔してきやした
なんてクリスマスイブだ！ >>334
なんかすげーですね
リアル俺くんみたいじゃないっすか
>>335
トムは品があって良いですよね
そして猫といえばこの人
http://i.imgur.com/uBLHP7O.jpg クリスマス
なーこちゃんと
出かけたよ
ぺーちゃん心の俳句 『Your Guts』
テニスボールは月に届くことなく地面に落ちてきた。
数回のバウンドのうちに弾む力は弱まっていく。
止まったボールには誰も手を差し伸べようとしない。
僕はボールを拾って、また月へ向かって投げる。
「帰るよ」と茜ちゃんがラケットを仕舞いながら言った。
慌ててボールを拾いに行き、茜ちゃんに投げようとした。
どうやっても届かないような気がした。
「ボーっとしてないで。帰るよ」
テニスボールを奪われ、手首を掴まれた。
ポリエステル製のシャツが伸び切って千切れそうだ。
「わかったよ、自分で歩くから」
腕を振り払うと、茜ちゃんが僕の額にボールを当てた。
「ほらね、前向いてないと危ないでしょ」
茜ちゃんは大きな声で笑っている。
「ここテストに出るって言ってなかったじゃないですか」
茜ちゃんがテストを持って、土田先生に突っかかった。
「文句言う暇あるなら勉強しろ」
「ちゃんと勉強しましたよ」
「嘘つけ、昨日は遅くまでグラウンドに居ただろうが」
茜ちゃんは泣きそうな顔で僕のところへ戻ってきた。
「ダメだったね」
「どうしよう、赤点かもしれないよ」
「今日は勉強だね」
「ああ嫌だ」
茜ちゃんは、ベッドで単語帳を読んでいた。
バタバタと足が動いているだけで、ページはそのままだ。
スカートが少し捲り上がっている。
「進んでないね」
脚を見る口実を得るために僕は話しかけた。
茜ちゃんは疑っているような眼差しで僕を見た。
なぜだか分からないがこういった場合、こちらの心中が知れてしまう。
「あ、わかった脚見てたんでしょ」
「はい、すみません」
「せっかく集中してたのに。責任取ってもらうからね」
茜ちゃんが笑っている。カバンからラケットが出てきた。
数秒後、ガットが僕の頭にめり込んで、血飛沫がそこら中に散った。
（つづく） どうしよう、なんか展開がヤバイことになってしまった… 『Your Guts』（つづき）
夜中のグラウンドにテニスボールが落ちていた。
「帰るよー」と後ろから茜ちゃんの声がした。
僕はテニスボールを握りしめ、思いっきり茜ちゃんに投げつけた。
頭に命中してしまい、「何すんのよ！」と迫られた。
「あ、ごめ…」
ラケットが飛んできた。
ガットが頭にめり込んで、グラウンドを黒い液体が染めていく。
月灯りのもと、テニスボールが転がっていた。
僕はボールを慎重に摘み上げ、こっそりポケットに入れた。
「帰るよー」と茜ちゃんが言った。
「はい」
「え、何で敬語なの？」
「あ、いや…」
「まあいいや、帰るよ」
道を歩いていると、茜ちゃんがため息をつく。
「どうしたの？」と僕が聞くと、「テスト」と短く答えた。
「土田先生は範囲外のところも出すらしいよ」
「何で知ってるの？」
「ん…、ああ先輩が言ってた」
「あれ、今年から赴任じゃなかったっけ」
僕は茜ちゃんのラケットを取り上げ、自分の額に打ち付けた。
月とテニスボールは似ている。色は黄色で、形は丸い。
それは、僕と茜ちゃんの関係にも言えることだ。
僕はちっぽけな人間だけど、茜ちゃんも人間だ。
どんなに大きさが違っても、手が届かない存在でも、同じところはある。
僕はテニスボールを拾いながら、どこか親近感を感じていた。
「帰るよー」
茜ちゃんが言った。
僕は茜ちゃんの手のひらにテニスボールを置いた。
手と手に挟まれたボールが、僅かにかすめる皮膚の感触を演出する。
ボールが渡った。
「月が綺麗だね」
「もう、急になに？」
茜ちゃんのラケットが僕の頭をコツンと叩いた。
月照らす蒼白い顔に、赤黒い薔薇が散っていた。
（つづく） 『Your Guts』(つづき)
茜ちゃんを見るたびにしっかりしているなと思う。
月のように綺麗で、中身もある。
それに比べて僕はどうだろう。
テニスボールみたいに小さく、中身は空っぽだ。
「帰るよー」と背後で茜ちゃんが言った。
「俺、帰りたくないからさ、先に帰ってなよ」
茜ちゃんが僕のもとへ来て、ひざまずく。
「じゃあ、私も帰らないよ」
「俺はいいから、先に帰ってなよ」
「そう？じゃあ一人で帰るね」
「あ、待って。ラケット借りてもいい？」
「うん、いいけど」
茜ちゃんが空っぽのケースを背負って帰っていった。
僕はラケットの網目の隙間から月を見た。
それから思いっきり何度も顔に打ち付けた。
何度目だっただろうか、腕を掴まれたような気がしたが、もう気力は残っていなかった。
（つづく）
これ終わんのかなw えっと…大阪府先生の足バタバタの好みは理佐ちゃんとオダナナと軍曹っと…(ﾒﾓﾒﾓ 『Your Guts』（つづき）
拾ったテニスボールを眺めながら、決心をした。
茜ちゃんはカバンにラケットを仕舞っている。
僕はボールを握って、歩み寄る。
「あのさ、茜ちゃん、ちょっと話があるんだ」
「やっと気づいたみたいだね」
茜ちゃんはラケットを取り出し、僕を殴ろうとした。
僕は頭を抱える。
「もう、大丈夫だよ」と茜ちゃんが笑った。
「どういうこと？」
「ノーガッツ、ノーグローリー。根性無くして栄冠無し。好きな言葉なんだ」
茜ちゃんはそう言って、僕を優しく叩いた。
「帰るよー」
気がつくと、背後から茜ちゃんの声がしていた。
僕はボールを拾った。
胸を三回叩き、茜ちゃんのところへ走った。
告白するために。
（おわり）
原案『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 >>345
足バタバタさせたい症候群末期かもしれん… >>347
理佐ちゃんの足バタバタを後ろからガン見出来たら何もいらない！ ｢理佐ちゃんこれはどう｣
沙悟浄が開発した量産型人参果を愛しの理佐ちゃんに差し出す俺
｢赤ん坊から動物にモデルチェンジして大きさも一口サイズにしたので食べやすいと思います｣
俺の差し出す量産型人参果を訝し気に見る理佐ちゃんに商品説明する沙悟浄
｢大きさと形は食べやすいけど･･･味はいまいちかなぁ｣ってなかなか商品化にゴーサイン出さない理佐ちゃん
｢もともと寿命が延びるのだけが取り柄の果物だから味は気にしなくて大丈夫だよ｣
理佐ちゃんのダメ出しに落ち込む沙悟浄をフォローする俺
｢でも不味いのはやだなぁ、どうせキャバレーの時みたいに私の名前を大々的に使うんでしょ｣ってなかなか鋭い理佐ちゃん
動物の形はダミーで本物の量産型人参果はケヤキセのチビ理佐なのは秘密のサプライズなのだ
｢とにかく食べたら４万７千年の寿命を得る幻の果実ってネームバリューがあるから味には目をつむろうよ｣
早く流通経路に乗せたい俺の鶴の一言に仕方なく頷く理佐ちゃん
｢理佐ちゃんの許可が出たからよ、安心してくれや｣執務室に戻ると来客に声かける俺
｢ありがとうございます｣
人参果の独占販売権を手に入れるために俺に多額のバックマージンを約束してる大手ドラッグストアチェーンの専務が深々と頭をさげる
｢理佐ちゃんに感謝しろよ、本当はコンビニからスーパーまで無差別に展開する予定だったのを、
薬局でバイトしてたからドラッグストアで独占販売するって理佐ちゃんが言ってくれたんだからな｣って専務にクンロク入れる俺
｢俺君、大変です｣専務と入れ替わりに執務室に駆け込んでくる八戒
｢どうした！？｣八戒の慌てぶりに気色ばむ俺に
｢お師匠様にサプライズの計画バレました｣って告げる八戒 またも改行に引っかかってしまった！
書き直すの面倒くさいからぶつ切りw >>349
匂い嗅ぐだけで360年ですからね…欲しいです
>>348
大丈夫ですよ、理佐ちゃんが好きなのは十分伝わってますからw
というか、小説スレが年の瀬まで続くとは思わなんだw >>351
俺もこんなに続くとは思いませんでしたw
そもそも移り気な俺が理佐ちゃんからいまだに推し変してないのが不思議でなりません 「ねぇ、なんで私が食べらんなきゃいけないのよ？」
サプライズがバレて喜ぶかと思いきや、駆けつけた俺を問い詰める愛しの理佐ちゃん
「より食べる人の気持ちになったら味が悪い分見た目だけでも最上級をと･･･
皆と相談した結果、理佐ちゃん以外ないということになりまして」平伏しながら説明する俺
「ねぇ、それじゃまた見た目だけの無能って2ちゃんに書かれるじゃん」って以外と気にし屋な理佐ちゃん
「言いたい奴には言わせておけば良いよ、世界一綺麗な河と言われてた頃のセーヌ河にも立ちションするアホは居たらしいからね」
「訳わかんないこと言ってんじゃねーよ」って俺の慰めを間髪入れないドス声で封殺する理佐ちゃん
「せめて味は美味しくして欲しいな」って上目遣いで俺を見る理佐ちゃん
「おいハゲ！もっと味に気を配れクズ野郎！」
愛しの理佐ちゃんのために早速沙悟浄に指示を出す俺
「そんな無茶なぁ、味よりビジュアル重視でって俺君の指示でしたやん」って泣きの入る沙悟浄
「うるせえ、やる前から白旗あげてんじゃねえ！」
啖呵切って沙悟浄を人参果の開発主任から外し自ら陣頭指揮をとる俺
｢だいたいお前は難しく考え過ぎなんだよ｣
沙悟浄に偉そうに講釈垂れながら人参果に蜂蜜を塗る俺
｢そんなんで良いんですか？｣俺の味対策のシンプルさに拍子抜けな沙悟浄
｢女の味覚なんて単純だから甘けりゃ美味しいと思うからこれぐらいが丁度良いんだよ｣って理佐ちゃんの味覚をみくびりまくりな俺
｢そんな単純なもんですかねぇ･･･｣首を傾げながらも理佐ちゃんに試食してもうために人参果を運ぶ沙悟浄
数分後、理佐ちゃんが蜂蜜に誤魔化されて美味しい連発したのは言うまでもない ｢ひぃ〜お助けくだされ｣
俺の足にしがみついて必死に助けを乞う鎮元子
｢うるせえ、人参果も無事に商品化されて従業員たちもお前より俺についてくるって言ってからよ｣
理佐ちゃん型人参果の売れ行きが好調なお陰で大幅な給料アップを餌に人参果農園の従業員たちの心を掴むことに成功した俺
｢お前を人質にしてる意味が無くなったからダム工事に売っちゃったんだよ、諦めてくれい｣って鎮元子に引導渡して親方に引き取らせる俺
｢ちょっと可哀想ですね｣って鎮元子を見送る俺の横で鼻くそほじる八戒
｢仕方ないよ、企業が飛躍的に伸びる時には犠牲がつきもんだからな･･･｣綺麗事だけでは通じない経営の現実にため息の俺
｢それにあいつ理佐ちゃんを山賊に差し出そうとしやがったからな、天罰だろ｣
幸い山賊が悟空や八戒だったから助かったが万が一を考えると背筋が寒くなる俺
｢本日はお集まりいただきありがとうございます、皆様のお陰で人参果農園も本日無事に上場出来ました｣
上場記念パーティで照れ屋な理佐ちゃんに替わり挨拶する俺
４万７千年の寿命を得るという言ったもん勝ちな謳い文句のお陰で爆発的に売れ続ける人参果
あれよあれよと言う間に東証二部に上場するまでに成長してしまった人参果農園
｢なぁ悟空、そろそろダム工事の方に因縁つけて親方の会社を乗っ取っちまおうぜ｣
挨拶を終えて席に戻るなり悟空と次の計画の打ち合わせ初める俺 ｢今さらあんなちっぽけなタコ部屋にちょっかい出さなくても･･･｣俺と悟空の計画に異議を挟む沙悟浄
｢これを機会に万寿山を理佐山に改名したいからさ目障りだろ、
あたり一面全て理佐ちゃんの所有物にするのが企業理念ってもんだからよお前も協力してくれ｣
企業家としての俺の野心を沙悟浄に熱く語る俺に頷く悟空と八戒
さすがに理佐ちゃんと付き合いの長い二人は素晴らしい
理佐ちゃんのためなら何でもしてあげるのが当たり前だと思ってるから話が早い
｢やいやい！責任者出せこの野郎！！｣
翌日、さっそくダム工事の現場に山賊部隊を引き連れて殴り込む理佐ちゃんの特攻隊長悟空
｢おたくの工事のせいでうちの畑の用水路が使えなくなっちまいましてね｣
自分で用水路に汚水流し込んだのに悟空が拐ってきたダム工事の元請けである大手ゼネコンの責任者に損害賠償を求める俺
｢そう言われましても･･･｣俺の要求を言葉を濁してかわそうとする責任者
｢てめえ！とぼけてんのかこの野郎｣いきなりキレて事務所の花瓶を如意棒で叩き割る悟空
｢客人の前で止めんか！｣ってすかさず悟空を一喝するチームワークばっちりな俺
｢すいませんね、若え者はどうにも山賊やってた頃のクセが抜けねぇみたいで、私も抑えるのに苦労しとるんですわ｣工事責任者の目に自分の目を据えながら謝る俺 ｢じゃあ、のちほどうちの弁護士行かせますんで宜しくお願いします｣
俺と悟空の芝居が効いたのか莫大な慰謝料請求を引っ込める代わりに
親方の会社よこせって俺の要求にあっさり頷いてくれた工事責任者にお礼を言う俺
｢やっぱり西遊記の世界は警察が無い無法地帯だから楽勝だな｣
首尾よく会社乗っ取りに成功して悟空と乾杯する俺
そもそもそんな世界を救うために理佐ちゃんと天竺にお経を取りに行くはずの本末転倒な俺
｢えっタコ部屋も私のになっちゃったの｣
知らない間に山賊女王から複数企業の社長に成り上がった愛しの理佐ちゃん
｢タコ部屋だけじゃなくてそのうちここら一帯は全部理佐ちゃんの物にしてあげるからね｣って恋する俺の精一杯の愛情表現に
｢うん、私のために天下取って｣なんて欲張りな理佐ちゃんだから好き 文字数に引っかかって書き直してるうちに全然違う方向に話が進んでしまってる(泣) >>360
いつの間にか180話超えてるw
200話、現実味を帯びてきましたね
いよいよ明日は紅白だぁ〜
1年前の紅白はちょうどピークで、そこから年末に至るまで下り坂気味だったので（興行的には成功してましたけど）、
今回の紅白は未来に希望を持てるようなパフォーマンスを期待したいですね
と、苦手な年末の大掃除が未だに終わらず、気分転換がてらの大阪府でした >>360
乙です
以前も書きましたが、ここは大体1〜2日放置すればたぶん落ちますから
次スレ立てて移動してもええんやで〜(悪魔のささやき) ｢天下取ってね｣
愛しの理佐ちゃんの言葉に発奮した俺
順調に業績上げてる人参果農園は八戒に任せタコ部屋のテコ入れに乗り出したってわけだ
｢おい、今日から枕は廃止で丸太に頭並べて寝かせろ｣
｢そりゃどういった訳でですかい？｣
俺の恩情で小頭として会社に残ることを許された元親方が怪訝な顔して聞いてくる
｢お前鈍いな、そうやって寝かしとけば丸太ひっぱたきゃ全員一発で起きるだろうが｣
｢そいつあナイスアイデアですな｣
俺のアイデア聞いてタコ共の寝坊や遅刻に悩んでた元親方は感心しきりだ
｢それからよ、沙悟浄にインチキサイコロ作らしてるからよ、今晩からタコ共集めて賭場を開けや｣さらなる改革案を元親方に提示する俺
｢そんな娯楽させてタガが弛みやせんかね？｣なんてまたまた鈍い元親方
｢てめえは本当に鈍いな、インチキ賭博でその日の日当を取り上げちまえば働くしかねぇだろが、それで弛むようだったらビシビシ締め付けんのがお前らの役目だろうが｣
鈍い元親方にきっちりタコ部屋の常識を仕込む俺
そしてひと月もすると理佐山のダム工事は地獄より地獄だと噂が広まり人夫が集まらなくなり困る俺
｢ひ〜タコ部屋経営難しいよ〜理佐ちゃんどうしよう｣って頭を抱える俺
｢悪どいことしてるからだよ｣困る俺を冷ややかに見る理佐ちゃん
｢ちきしょう、インチキ賭博でタコ共から取り上げた金はいっぱいあんのにタコを増やせなきゃ事業拡大どころか人手不足で現場に穴空けちまうよ、理佐ちゃんなんとかして〜｣って理佐ちゃんに抱きつく俺を
｢甘えてんじゃねーよ｣って突き飛ばす理佐ちゃんだから好き ｢ねぇ、タコさんたちのこと大事にしてあげる？｣
タコ部屋経営に行き詰まり助けを求める俺に聞いてくる愛しの理佐ちゃん
｢うん、大事にする｣理佐ちゃんに甘えたい一心で頷く俺
｢は〜い、良くできました｣って膝枕で良い子良い子してくれる優しい理佐ちゃん
｢おい、隣の現場に来てるタコ共に難癖つけてこっちの現場に引っ張ってくるぞ｣
理佐ちゃんの膝枕&良い子良い子で自信を回復した俺
さっそく元親方と悟空に人手不足解消のために強行手段に出ることを告げる
それから１週間
｢人手不足解消したんだぁ、良かったね｣
強行手段を使い難局を切り抜けた俺を一緒に喜んでくれる理佐ちゃん
｢幸運の女神より美人の理佐ちゃんのお陰だよ｣って理佐ちゃんに抱きつく俺
｢あ〜ウザい｣って俺を邪険に追い払う理佐ちゃん
｢理佐ちゃんがタコ部屋に来るなんて珍しいね｣理佐ちゃんに邪険に扱われてもめげずに話しかける俺
｢俺君がタコさんたちをイジメてないか様子見に来たんだ｣ってタコ部屋の方を眺める理佐ちゃん
｢悪いけどだけど理佐ちゃんはタコ部屋には立ち入り禁止だよ｣
｢なんでよ？せっかく見に来たのに｣って俺の言葉に目を剥いて怒る理佐ちゃん
｢タコ共はさ女に飢えてるから理佐ちゃんのこと見たら絶対リサニーするから立ち入り禁止です｣愛しの理佐ちゃんがエロい目で見られるなんて耐えられない俺
｢リサニーってなに？｣って超怪訝な顔で聞いてくる理佐ちゃん
｢いやぁ、答え難いんだけどさぁ｣って困りながらも答えようとする俺に
｢やっぱりいいや｣なんて慌てて耳を塞ぐ理佐ちゃんだから好き >>366
変な質問で申し訳ないんすけど、
欅ちゃんって性的対象になりますか？
もちろんエロさを感じることもあります
でも、「なんか違うなあ〜」で終わっちゃうんすよ
大晦日なのにすみませんw すずもんが写真集出してから回答してもいいですか？
…って、お呼びでないね(笑)
こらまた失礼しました(笑) >>367
難しい質問ですな･･･
例えば僕の場合で言いますと理佐ちゃんとはエッチしたいけどそれは生涯添い遂げようと誓い合ったうえでのエッチでありたいと
これは僕にとっては性的対象ではなくて何か崇高な物への祈りみたいなもんなんですな
かたや乃木坂のなぁちゃんや白石さんはただただひたすらエロいことするだけの関係性で良いからエッチしたいと
これはモロに性的対象と見てますね
結論としては嫁の理佐ちゃんとは誠心誠意尽くすエッチをしながら
愛人のなぁちゃんや白石さんとは自分の快楽だけを追求するワガママなエッチがしたいと言うことです
>>368
これは分かる！
俺もねるちゃんの水着見てからエロ目線に引っ張られて好きになってきてますからw >>369
俺は大晦日に何を真面目に答えてるんだろうか･･･ >>368
すずもんのすずもんは見たいですねw
>>369
丁寧なご回答どうもw
ニュース明けにいよいよですね
なんか緊張してきたな
皆さん良いお年を〜 もんちゃんを心配してたら年が明けてしまった･･･
しかし紅白の乃木坂ちゃんの美しさには心奪われましたな
理佐ちゃんが居なかったら乃木坂箱推しに戻るところでした 僕も心配です
それ加えて、愛しの南沢奈央ちゃんの熱愛発覚で死にかけましたが、
相手がオードリー若林で逆に高感度上がってます
あけおめ 鏡餅も無く餅も雑煮も食べていないお正月を迎えつつ保守 >>375
チワンさんあけおめでございます。
新年の初漫才、期待してますよw ぽん｢ん〜…そう？じゃ、しょうがないか｣
ずー｢急に何言ってるのよ｣
ぽん｢いや、大阪府先生がリクエスト下さったから返事をと思って｣
ずー｢てちもん師匠はまだ静養中ですからね｣
ぽん｢一方ずみこ師匠は復帰ということで｣
ずー｢漫才はね(笑)｣
ぽん｢新年明けましたからね｣
ずー｢明けたね〜お正月だね〜｣
ぽん｢ねえねえ、お餅何個食べた？｣
ずー｢小学生かよ｣
ぽん｢いやいや、基本でしょ｣
ずー｢そういうゆいぽんはお正月にお寿司何個食べたの？｣
ぽん｢バカにしてるだろ｣
ずー｢だって、ゆいぽんと言えば(笑)｣
ぽん｢今年はおせち食べましたよ｣
ずー｢ええぇぇ…！？｣
ぽん｢驚きすぎだろ｣
ずー｢キャラ崩壊じゃん｣
ぽん｢どんなキャラやねん(笑)｣
ずー｢自分で作ったの…？｣
ぽん｢何その物欲しそうな目は(笑)…もちろん買ってきたのよ｣
ずー｢なぁんだ…でも、人生初なんでしょ？｣
ぽん｢まあね(笑)でもね、いいこと教わったから。1月1日にスーパーに行くと売れ残ったおせちセットが安く売ってるの(ﾆｺﾆｺ)｣
ずー｢貧乏キャラは変わってないね…｣ >>377
新年を飾るにふさわしいゆいちゃんず漫才乙でありますm(__)m 寒くなると思い出すんですけど親戚に美人のお姉さんが居たんですよ
私が小６の時にそのお姉さんのお父さんが病気で亡くなったんですね
それでお通夜に親戚中集まったんですけど、
盛り上がってそのまま大広間に皆で雑魚寝したんですね
私がまだ小６だと油断したのかその美人のお姉さんが横で寝ててですね
思わず手を伸ばして身体をめっちゃまさぐったら回りを気にして大して抵抗しないんですよ
それで勇気出ちゃってお姉さんの蒲団に潜りこんでアソコ弄りまわしながらキスしたんですよ
お父さんのお通夜なのに親戚のガキにイタズラされてる状況に興奮してしまったのか、
はたまた声が洩れるのが恥ずかしかったのかは分からないんですけど、
めっちゃ舌からめてきてくれたんですね
気づいたらパンツ履いたままお姉さんの股間にめっちゃチンチン擦り付けてました･･･
小林由依です♪ >>379
小説を書いてる時間が無かったのでゆいぽんのブログ風に昔やった悪事を書くスレに投稿したやつの転載です
ちなみにこの親戚のお姉さんは加藤あい似の美人でこの後も会うたびにイタズラさせてもらってました
当時は怖い組織に所属してる人の彼女だったので、そういう意味でもドキドキでしたねw 【2017年度】アイドルグループ抜きの年間シングルヒット曲ランキングベスト１０
http://youtubelib.com/single-ranking-2017
1.1 10位 氷川きよし『男の熱唱』
1.2 9位 QUARTET NIGHT『God’s S.T.A.R.』
1.3 8位 B’Z『声明?Still Alive』
1.4 7位 Mr.Children『ヒカリノアトリエ』
1.5 6位 Mr.Children『himawari』
1.6 5位 BOYS AND MEN『帆を上げろ!』
1.7 4位 星野源『Family Song』
・
・
・
・ ｢ねぇ、私の評判めっちゃ下がってんだけど｣
久しぶりに街にショッピングに出かけた愛しの理佐ちゃん
｢どうしたの？またもなちゃんとどっかにロケ行ってやらかしてきたんでしょw｣
笑顔で理佐ちゃんをからかうザ･クールの炎上には慣れっこな俺
｢なんでロケしたぐらいで炎上すんのよ｣
不機嫌な顔で街に貼り出されていたビラを俺に差し出す理佐ちゃん
｢なになに･･･山賊女王理佐様の傲慢な素顔だって･･｣理佐ちゃんの差し出すビラを読み始める俺
霊峰万寿山の名前を己れの名前を冠して理佐山に替え、
鎮元子を監禁し人参果農園を乗っ取り幻の霊果人参果を己れの姿を模して虚栄心と金儲けの道具に堕とし･･･
遂にはタコ部屋経営に乗り出し人夫を虐待する悪逆非道な振る舞い
これで救世主三蔵法師とは片腹痛い･･･
｢理佐ちゃんが社長になってるせいか俺の悪事が全て理佐ちゃんのやったことになっとるw｣肝心な要点を外して理佐ちゃんを批判する怪文書に思わず笑っちゃう俺
｢笑ってんじゃねーよ｣って呑気な俺にドス効かす理佐ちゃん
｢ねぇ、それにお爺ちゃんのこと監禁してるって書いてあるけど、どうゆうこと？｣
理佐ちゃんに指摘されて読み返すと確かに鎮元子監禁のことが書いてある･･･
｢お爺ちゃんの置き手紙にはコーヒー豆作りたいって書いてあったよね？｣
なんて俺をめっちゃ疑ってそうだから好き ｢鎮元子の野郎どうしてる？｣
愛しの理佐ちゃんに鎮元子失踪事件と怪文書の監禁について追求されて不安になった俺
理佐ちゃんに真実がバレる前に鎮元子には本当にコーヒー豆作るためにブラジル移民になってもらおうとタコ部屋にやって来たわけだ！
｢３日ほど前に怪我して使い物にならないんでリリースしました、社長の理佐ちゃんからタコ共には優しくしてあげるようにとお達しが出てますんで｣
優しくすんのは俺にだけでいいのに困った理佐ちゃんだぜ･･･
このぶんじゃ怪文書も鎮元子の仕業だな･･･
｢てめえ！なにを勝手にリリースしてんだバカ野郎！ここのタコ共は全員俺の奴隷だぞコルｱｱｱｱー！｣
理佐ちゃんには腹が立たないけど元親方には怒り沸々で八つ当たりな俺
｢あの野郎、街でこんな怪文書配ってやがんだ、すぐに取っ捕まえて俺の前に引き摺ってこい、ぼさっとしてやがるとてめえもタコに降格だぞコラ！｣
野面晒してる元親方に喝を入れる俺
｢なに見てんだこの野郎！｣様子を見守る元親方の子分たちを怒鳴り飛ばしながらタコ部屋を後にする俺
｢俺君大変です！怪文書のせいで人参果の不買運動が始まっちゃいました｣俺が理佐山に帰るなり嫌な知らせ伝える八戒
｢マジかよ･･･｣って踏んだり蹴ったりで落ち込む俺に
｢どうせハチミツ塗って誤魔化してただけだからそのうち売れなくなっちゃってたよ｣
なんて慰めるつもりだけど慰めになってない理佐ちゃんだから好き >>383
ぽんちゃんスレのやつやっぱりチワンさんだったw じゃあ保守で自分も他スレから
・・・・・・
コンビニでトイレを借りたときの話。
トイレだけ使ってそのまま出てくるのも心苦しいって考えてしまいませんか？
お店側もそういう心理を巧みに利用している面もあるのかもしれませんけど。
私もやっぱりそういうのが気になっちゃう性質なので
そういう場合には店内のATMで残高照会をして出てくるようにしています。
ちょっと小声で｢あ…足りない…｣みたいに付け加えると説得力が増しますよ(笑)。
小林由依です♪ 『部屋』
一
永遠に終わりそうもない課題の山が机の上に広がっている。
下校を知らせるチャイムがすでに鳴り終えていたため、今すぐこの図書室から出なければならなかった。
「じゃあさ、平手の家に行こうよ」
この日最も仕事量の少なかった志田が言った。
澤部もその言葉に頷いた。
「おお、そうしよう。平手のところ、まだ親帰ってないだろ」
持ち前の爽やかさを振りまいている。
彼はバスケ部のエースであり、それなりに人気も高く、好意を持つ女子も多い。
たった今、隣で見せかけのクールな表情を作っている志田もその一人である。
「じゃあ決まりだね」
志田が、本人の意志も確認せずに早口で決着をつけた。
澤部の援護射撃に気を良くしているらしい。
「本当にいいの？」と僕が小声で聞くと、「うん…いいよ」と平手もまた小声で答えた。
決して快諾しているようには見えなかったが、志田と澤部がすでに図書室を出ていたので、僕たちも付いて行った。 二
キッチンの薄暗い明かりの下で、平手はジュースを注いでいた。
僕ら三人を部屋に案内したきりなかなか戻ってこなかったので、心配して僕が様子を見に行ったのだった。
「何か手伝おうか？」
僕が言うと、平手は「ううん、もう出来たから」とペットボトルを冷蔵庫に仕舞った。
「じゃ、これ持っていくよ」
僕はお盆を持ち上げて、部屋に向かおうとした。
「あ、ちょっと待って」
平手が僕の肩を叩く。
「ん？」
「あの…相談があるんだけど」
「何、聞くよ？」
三
「あの二人まだかな？」
志田はバタバタさせていた足をベッドに落ち着けて、澤部に聞いた。
澤部は部屋の隅の時計に目をやった。外からは物音ひとつ聞こえてこなかった。
「わたし、ちょっと寝るわ」
志田が、紺色のソックスを内股気味にクロスさせ、目を閉じた。
ソックスとスカートとの間には白い膝が光っている。
やがて白いブラウスが規則的に波打つ。
澤部はドアの隙間をそっと閉めた。 四
「私、自分の部屋が嫌いなんだ」
「はあ…それが相談？」
「なんか腐っていく感じがして」
「へえ、俺は落ち着いて好きだけどね」
「ごめんね、しょうもない相談で。行こっか」
平手がお盆を持ち上げた。
「相談なんてしょうもないものばっかりだよ。それに今のは別に…」
暗い廊下の先から、悲鳴にも似た怒号が聞こえてきた。
「最低！そんな軽い女じゃない！」
僕と平手は目を見合わせた。
五
僕たちは机の下に隠れて、志田が出ていくのを見守った。
澤部は「待ってよー」と言いながら、カバンを二つ持って出ていった。
「帰ったね」
「うん、帰ったね」
なぜか笑っている平手のせいで、事態はそれほど深刻ではないかと思われた。
しかし、部屋に入るとシャツのボタンが三つほど落ちていた。
「あ、これ愛佳のボタンだ。何で置いていったんだろう」
「え？」
平手がボタンを一つ拾って不思議そうに眺めていた。
六
「何か怖い」という理由で、僕は平手に引き止められ、キッチンの机で課題をしていた。
「そう言えばさっきの相談だけどね」
僕の言葉に、平手がレポート用紙から顔を上げた。
「さっきの平手とは逆のことを言う人がいるんだ。」
「誰？」
「パスカルって言う人でね。彼はこう言ったんだ。
『人間の不幸は部屋でじっとしていられないから起こるんだ』」
おわり 平手×マー君のインタビューで、部屋の話が出ていたので、
パスカル『パンセ』の一三九、気を紛らすこと。と絡めてみました。
志田ちゃんの軽い女発言はBINGOですね >>389
チワンさんも参戦してたんですか、このスレ面白いですよねw
>>390
絵のタッチが深化して独特な味が出てきてるw >>393
てちの部屋なんだからスカートめくってパンツ鑑賞するくらいにしとけば良かったのに澤部のやつアホだな〜w ｢ちきしょう〜天は自分のために頑張るやつを助けてくれるんじゃなかったのかよ〜｣
昔読んだ自助論の通りに頑張ったのに思うに任せない我が人生を嘆く俺
｢理佐ちゃんの評判が下がっちゃったのはともかく人参果の不買運動だけは痛いな｣って思わずこぼす俺
｢なんで私の評判下がるのはいいのよ？｣って目敏くむくれる理佐ちゃん
｢理佐ちゃんの評判下がって困るのは理佐ちゃん一人だけど人参果は従業員たちも困るからさ｣って言い訳な俺
｢俺君変わったね、前はどんな時も理佐ちゃんファーストだったのに｣なんて俺を睨む理佐ちゃん
｢まさか･･･俺の日課がサマステの青空理佐ちゃん鑑賞から夜会のステーキ吉岡里帆鑑賞に変わったのを知ってしまったのか？｣冷や汗の俺
｢そんなこと知らないよ、頭きたからクレープヤケ食いしてくる｣
そう言い放って八戒連れて出てっちゃう理佐ちゃん
｢出てっちゃいましたね｣って唖然とする沙悟浄
｢見た目は大人っぽく見えるけどまだまだ子供だからな｣って肩をすくめて苦笑いする俺
数時間後にクレープを食べ過ぎて八戒に抱えられて帰ってきた理佐ちゃん
翌日、クレープを買い占めてる山賊女王理佐様なんて文春砲くらっちゃいそうだから好き >>397
よく考えたら状況が滅茶苦茶でしたねw
>>398
ある特定の人物を描くには入念な人間観察が欠かせませんので、
ここ最近理佐ちゃんのチャームポイントを考え続けていたんですが全く分かんないんですよね
しかし性格上のウィークポイントもこれと言って見当たらないので、どんなステレオタイプにも当てはまらない
評判が跳ね上がることもなければ、非難されることも少ない、常に一定の高い評価を受け続けている
例え恋愛関係で文春砲喰らったとしても、彼女なら許されるような気がします
そういうところなんでしょうね、心移りやすい庭さんが結局理佐ちゃんに戻ってしまう理由は
と、庭さんの理佐ちゃん崇拝心理を観察してみる >>399
崇拝心理の分析ありがとうございますm(__)m
まさに大阪府さんの分析の通り
｢何があっても信じられるのが菅井様だとしたら何をしても許されるのが理佐ちゃん｣状態であります
理佐ちゃんのチャームポイントを一言で表すのは難しいですね
理佐ちゃんは存在自体がチャームポイントみたいなとこあるから点で探すと迷宮にはまりこんでしまうんですよね
性格的にはザ･普通と言っていいくらい普通の女の子ですかね
人より飛び抜けて良いところや悪いところが見当たらないんですよね
良いところも悪いところも常に理佐ちゃんより上の子が居るみたいなw
まぁそこが凄く好きなんですけど私は･･･
理佐ちゃんの普通の女の子が故のバランス感覚は欅坂という集合体に絶対寄与するとこ多だと思うので一刻も早く発揮出来るようになるのを祈ってます
ウイークポイントを敢えて言えば自分に自信が無いことと回りの雰囲気に流され易いところですかねぇ
たまに悪ノリしちゃうみたいだし
体育会気質だからなぁ理佐ちゃん･･･
もっとも日々の人間関係や仕事をこなすことで自信や人生観が確立されれば
本来の性格の良さや親御さんの躾の賜物が安定的に発揮出来るようになると思います
本当はいつまでたっても自信持てなくて人の後ろにくっついて歩いて流され易いままの理佐ちゃんとか
とんでもない悪女な理佐ちゃんもそれはそれで可愛いんですけどねw
以上、大阪府さんの崇拝心理観察に乗っていつか纏めようと思ってた俺なりの渡邉理佐論の一部を書いてみましたw >>402
さすがです(笑)
皆さんの勘だけが頼りです(笑)
実は個人的にゆいぽんの顔は難題のひとつでして…
というのもいろんなシチュエーションで顔がずいぶん変わって見える印象があって
普段のけやかけの顔とセカアイの椅子机の山の写真の顔とゆいちゃんずコントの顔とBRODY限定表紙の顔とこの顔が全部別人のように見えてしまうんです(笑) >>403
ゆいぽんあるあるですね
ゆいぽんは顔の高低差が結構あるんですよねw
子供っぽい時と大人っぽく見える時もあるし
それがじわりじわりと離れられなくなるゆいぽんの魅力なんですけどね ｢ひぇ〜なんで私が文春砲食らわなきゃいけないの〜｣
前回の俺をトレースするかのように頭を抱えて嘆く愛しの理佐ちゃん
｢やっぱりクレープの買い占めは反感買っちゃったんじゃないの？｣って理佐ちゃんをからかう俺
｢誰のせいで文春に狙われるほど悪名が鳴り響いてると思ってんのよ！｣
俺を怒った勢いで何故か俺の部屋に籠る理佐ちゃん
怒りで方向音痴になったのかな？
｢やれやれ困ったもんだな｣ってため息の俺
｢そろそろ潮時ですかね？｣八戒が呟く
｢今なら鎮元子に山を返しても赤字にならないけど１ヶ月後だと赤字に転落しますね、はっきり言って理佐ちゃん型人参果は失敗です｣
八戒に併せるように冷徹に予測される事業推移を述べる沙悟浄
｢マジかよ、もうちょい粘れば理佐山に高速道路作るから国から毎月莫大な賃貸料入る予定なんだけどな〜｣って諦めきれない俺
｢それは鎮元子への置き土産にしてあげましょうよ、このまま居座ってたらそのうちお師匠様吊るされちゃいますよ｣さらりと怖いこと言う沙悟浄にちょっとビビる俺
｢それにまた旅を始めるって言えばお師匠様の機嫌も直りますよ、俺君が悪事に夢中でかまってくんないって昨日も文句言ってましたからね｣さりげなく俺をゆさぶる八戒
確かに旅をしてる最中は理佐ちゃんにべったりの俺ではあるが･･･
｢お前理佐ちゃんに頼まれたろ｣って八戒に言いながらアゴをしゃくり理佐ちゃんの部屋の方を指す俺
ドアの隙間から覗いてそうな理佐ちゃんだから好き ｢声をかけんなよ、理佐ちゃんバレてるって気づいてないからそっとしといてあげてくれ｣
慌てて理佐ちゃんに声をかけようとする八戒を制する優しい俺
｢ふーん、旅を再開するんだ｣
八戒を唆したのもドアの隙間から様子を伺ってたのもバレてるのも知らないで
素っ気ない顔で俺の部屋から出てくる愛しの理佐ちゃん
なんだかんだすっとぼけてはいるが･･･
めっちゃご馳走作ってくれる嬉しさを隠しきれない可愛い理佐ちゃん
｢ねぇ、もっと食べなよ｣お腹いっぱいになっちゃった俺にもっと食べろと促す理佐ちゃん
｢うーん、無理です｣って泣きの俺
｢もう、せっかく俺君の好物作ってあげたのになぁ｣なんてむくれるふりする理佐ちゃんだけど上機嫌ではある
そんな理佐ちゃんを見て俺に力強く頷く八戒
男の野望を捨ててまで理佐ちゃんの機嫌を取るのが是なのだろうか？
苦悩する男
苦悩してても仕方ないので理佐ちゃんが夕飯の後片づけしてる隙に
日課の夜会のステーキ吉岡里帆を堪能しようと部屋に戻る俺
｢なんじゃこりゃ〜｣録画リストからステーキ吉岡里帆が削除されてるのに驚愕して思わずジーパン松田優作になる俺
｢どうしたの？｣俺の悲鳴に様子見に来る理佐ちゃん
｢録画しといた夜会のステーキ吉岡里帆が消えちゃってんだよね･･･｣理佐ちゃんの方を見るのが怖くてひとり言みたいに呟く俺に
｢ごめんね、間違えて消しちゃったぁ｣ってわざとらしく演技する棒な妬きもち理佐ちゃんだから好き >>406
理佐ちゃん、わざと消したんですかねーw
意外と嫉妬深いのかも
>>403
確かにゆいぽんの顔は見る時によって印象が違いますね
てっちゃんぺーちゃんもよく変わりますね（この二人は演技的な表情の変化かも）
ずーみん理佐ちゃんはあまり変わらないような気もします
そう言えば、>>310でも題材にさせていただいたフランス・ギャルさんが、昨日、70歳で亡くなられました
R.I.P. >>407
最近理佐ちゃんとイチャイチャする妄想を書いてなかったので取りあえず妬きもちやいてもらうところから始めようかとw
ギャルさん亡くなってしまわれましたね
大阪府さんが題材にした直ぐあとに亡くなってしまうなんて不思議ですよね
かって宗教や心の世界に深く傾倒した俺にはなんか考えさせられる物があります 200話突破へ向けて着実な更新乙であります
>>407
なるほど〜
ていうか人の見方ってやっぱり違うんだなあって思います
なぜなら自分にとっては理佐ちゃんは顔が変わるグループであり、ぺーちゃんは変わらないグループだからです(笑)
自分が特殊なのかな？(笑) >>409
言われてみると理佐ちゃんは髪型によって凄く可愛いかったり凄く美しかったりけっこう変わるかも ｢急な話なんだけどよ、旅に出ることになったからタコ部屋お前に返すからよ｣
愛しの理佐ちゃんが寂しがるので商売の整理して天竺への旅を再開するために元親方にタコ部屋を返してあげる俺
｢マジですか！？｣俺の言葉に驚きながらちょっと喜ぶ元親方
｢理佐ちゃんがお前に返してやれって言うからよ、感謝しろな｣
｢理佐ちゃんの名前を汚さないように人夫に優しい健全な経営を心がけます｣って俺に抱きつく元親方がウザい
｢ただいま、タコ部屋の方は片づいたよ｣って家に帰るなり理佐ちゃんに報告する俺
｢親方喜んでた？｣ご飯の仕度をしながら笑顔で聞いてくる理佐ちゃん
新婚さんみたいで悪くない
｢泣いて感激してたよ、理佐ちゃんの名前を汚さないように頑張るってさ｣
返事しながらソファーに腰を下ろす俺
｢お疲れ様でした｣なんて言いながらビール注いでくれる理佐ちゃん
｢八戒たちは？｣俺の横に座ってニコニコしてる理佐ちゃんに聞く俺
｢事務所でお爺ちゃんと引き継ぎの打ち合わせしてるよ｣答えながら俺にくっついてくる理佐ちゃん
やっぱりむっつりスケベって噂は本当なのか？
2ちゃんのむっつりスケベスレが頭をよぎる俺
｢ねぇ、どうしたの？｣なんて俺の顔を覗きこむ理佐ちゃん
その理佐ちゃんがあまりに可愛い過ぎてオオカミになって襲っちゃう俺
｢え〜〜っ！？｣ってびっくりしそうな理佐ちゃんだから好き ｢やっと引き継ぎ終わ･･･！？ってどうしたんすか？その包帯｣
鎮元子との打ち合わせを終えて帰ってきた八戒が俺の頭に巻かれてる包帯を見て驚きの声をあげる
愛しの理佐ちゃんの可愛さに負けて襲ってみたは良いものの･･･
びっくりした理佐ちゃんに咄嗟に硝子の灰皿で殴られ大量出血の俺
｢それでお師匠様はどこ行ったんすか？｣悟空がキョロキョロと理佐ちゃんを探す
思いがけない大量出血にビビりながらも俺の頭に包帯を巻いてくれた後は部屋にとじ込もってしまった理佐ちゃん
｢お師匠様〜俺君の怪我も大した事ないから一緒にご飯たべましょうよ｣
なんて悟空に呼ばれて申し訳なさそうに部屋から出てくる理佐ちゃん
｢大丈夫？｣下向いたまま俺の方を見ないで聞いてくる理佐ちゃん
｢全然平気だよ｣って強がる俺に
｢ごめんなさい｣って謝る理佐ちゃん
｢謝んなよ、俺の自業自得なんだからさ、俺の方こそ心配かけてごめんだよ｣理佐ちゃんを励ますためにおどけながら言う俺
｢ううん、私のせいだよ｣かぶりをふりながら謝る理佐ちゃん
｢気にすんなって、ビール飲んでたから大げさに血が出ただけで本当に大したことないんだから｣なおも理佐ちゃんを慰める健気な俺
｢どっちも悪いってことでいいんじゃないですか？仲良しなの確認出来たんだから｣謝り合いを止めない俺と理佐ちゃんをからから八戒に
｢確認しなくても仲良しなのは分かってるの｣なんて小声で拗ねる理佐ちゃんだから好き >>409
例えるのが難しいんですけど、
てちちゃんぺーちゃんゆいぽんは1オクターヴ低い表情が出来るように見え（元の音の高さは関係ない）、
あかねんもなちゃんはその逆の1オクターヴ高い表情が出来るように見え、
理佐ちゃん（低音得意）ずーみん（高音得意）は1オクターヴ内で様々な表情が出来るように見えます。
でもチワンさんの言うことも感覚的に分かります あ、途中で書き込んじゃった
ゆいぽんの場合、地声の音域が狭い代わりにオクターブ低い所での表情が豊かですね 190話突破してますます快調乙です
>>413
わざわざ返信ありがとうございます
でもおかげ様でひとつ気付いたことがあります
この件に関する大阪府先生と自分との印象の差異の原因のひとつは
おそらく
自分が徳誰も残客もﾘﾏｲﾝﾄﾞもＭＶ類もライブ映像もほぼほぼ見ていないことではないかと思われます(笑) >>412
ドラマでも灰皿が凶器になることは減りましたね
200話までもう少しだあ(^o^) >>415
先入観は印象に大きく影響してしまいますね…
という私も残客はゆいぽんのスカートひらり以外一切見てないです 残客は脱落した人が多かったですからね
乃木坂姉さんみたいな単純なドラマが見たいんだけど何故か欅坂はこねくり回すんですよね
アイドルのドラマに求めてるのは長尺のPVなのに
ドラマのたびに理佐ちゃんにひねた役ばっかりやらせやがって
ひとつ屋根の小雪みたいな役をやらせてみろってんだバカ野郎 「ねぇ、早く起きてよ」
世界一の美人嫁理佐ちゃんの声に眠い目をこする俺
時計の針は６時半、いつもなら出社時間にちょうどいい時間だ
だがしかし、会社のお得意さんを怒らして追放されたプウな俺には出社時間なんてもう関係ない
それにしても頭が重い・・・昨日ヤケ酒飲んだせいで二日酔いだよ
「ねぇ、本当に朝ごはんパンでいいの？」
「うん、なんだか食欲が無いんだよね・・・」
理佐ちゃんに会社をクビになったことを話そうと弱ったふりする俺
「大丈夫？」心配そうにこっち見る理佐ちゃん
「理佐ちゃん、俺さあ・・・」って話そうとした矢先
理佐ちゃんが作ってくれた愛妻弁当が机の上にあるのを見て口ごもる俺
「うーん？、どうしたの」聞き返しながらトーストにバター塗り始める手際のいい理佐ちゃん
「いや、なんでもない・・・」慌てて手を振る俺
やっと手に入れた理佐ちゃんとの幸せな家庭を壊すのが怖くて会社をクビになったことを言えない情けない俺
「ねぇ、どうしたの？昨日も珍しくお酒飲んで帰ってきたし」
いつもと違う様子の俺に何かを感じとった理佐ちゃん
こんなダメな俺のこと愛してくれてるみたいだから好き >>419
西遊記が俺の悪事を綴った半生記になってきて2ちゃんで個人史晒すのはさすがに怖いとビビった俺
ついでに西遊記にも飽きちゃったから息抜きとばかりに理佐ちゃんとの新婚妄想に走る俺
原案は過去に書いた自分の妄想ってのは反則やろか？悩みに悩む俺
しかも過去の妄想もほとんど覚えていない体たらく
それでも理佐ちゃんとのラブラブが主体の妄想したいんや
続くかは分からんけどm(__)m >>420
事情はともあれ(笑)字数制限も進む中あえて新シリーズ(予定)を投入する庭先生の心意気に敬意を表します 1月11日、ワンワンワンで今日は犬の日かと思って調べたら
犬の日は11月1日のほうでした
http://o.5ch.net/11xxl.png >>419
嫁にしたら会社クビになったこと言えない欅ちゃんメンバーランキング2位ですね、理佐ちゃん
ちなみに1位は茜ちゃんですね、即離婚だろうから
実は新シリーズを密かに待っていたんですが、三蔵が面白かったので言えませんでしたw
期待してまーす
>>422
今年は戌年ですね〜
毎年12月、母親の実家の近くにある動物園では干支の引き継ぎ式という恒例行事がありまして、
その年と、翌年の動物を檻から出してきて、その動物の前で地元の小学校の子が引き継ぎ証を手渡すんですよ
私はボランティアで、「ワンダフル！」ステッカーや年賀はがきを配りました
そして2017年は酉年でしたから、酉年生まれの子が戌年生まれの子に証を手渡すんですね
それは微笑ましい光景なんですけど、問題は動物でしてね…
ニワトリは用意できたんですけどね、犬って動物園にはいないことが多いんですよ
で、代用で連れてこられた動物が何とタヌキ、名前は「どん兵衛」
まあ一応同じイヌ科ではあるんですが、ニワトリとタヌキって…
でもやらないよりはマシです
今年はワンダフルな一年にしたいですね
謙虚！優しさ！絆！キラキラ輝け欅坂46！
ワン！
小林由依です♪ >>421
西遊記に沿って登場人物増やしたら肝心の理佐ちゃんと俺がイチャイチャするという主題から逸れてしまって妄想が枯れてしまいました...泣
>>422
絵がシンプルイズビューティフルな方向になってきてるw >>423
なぜにゆいぽんブログ風w
新シリーズとはいえ原案が自分の過去の妄想とか、ただの焼き増しじゃねぇか！なんですけどね･･･
幸い過疎スレの中の過疎スレなので自己満足に浸ろうかと ｢なんでもないよ、ただの二日酔いだから心配しないで｣
俺を心配してくれる優しい理佐ちゃんに後ろめたさが募ってきて玄関に急ぐ俺
｢俺君、お弁当忘れてるよ｣慌てて俺を追いかけてくる理佐ちゃん
｢ねぇ、本当に大丈夫？｣
｢うん大丈夫だよ、理佐ちゃんは心配性だな｣って誤魔化し笑いの俺
｢だって私が作ったお弁当忘れたことなんてないじゃん｣なんか隠してそうな俺に拗ね始める理佐ちゃんも可愛い
｢ごめん、せっかく作ってくれたのに俺としたことが｣慌てて理佐ちゃんの機嫌とる俺
｢もういいよ｣そんな俺にますます拗ねる理佐ちゃんやっぱり可愛い
｢遅刻したら不味いからごめん｣
ご機嫌ななめな理佐ちゃんのペースにハマってうっかり会社をクビになったのを喋ったらヤバイとばかりに玄関ドアに手をかける俺
｢ねぇ、大事なこと忘れてる｣なんて呼び止める理佐ちゃんの声に振り向いたら
ご機嫌ななめのくせに行ってきますのキス待ちしてくれてそうだから好き 混迷する極道社会を収拾するために集まった３人の侠たち
司組長 ｢ワシの盃は飲めんけどゆいぽんの盃なら飲める言うんかい！｣
井上組長 ｢１度割った盃戻そう思ったらそれなりの大義名分がいりまんのや｣
織田代表 ｢こんだけ血流しとんのやから、元の鞘に収まろう思ったら７代目にゆいぽん担ぐくらいのことせんと下の者も納得せんですわ｣
司組長 ｢そりゃワシかてぽん民のはしくれやから、ゆいぽんが７代目受けてくれる言うんやったら喜んで引退するけど、６thでセンターやるかもしれんゆいぽんが簡単に７代目受けてくれるか？｣
井上組長 ｢そこは大人の事情やから呑んでもらうしかありまへんな｣
司組長 ｢てち推しのお前にしたらゆいぽん居なくなった方がてちのセンター安泰ゆう腹ちゃうんかい｣
井上組長 ｢なに言うてんねん、菱の代紋守るためにはゆいぽんの可愛いの下に結束するのが一番や思って言うてるだけや
それにそんなことせんでも６thもてちがセンターに決まってますがな、そもそもゆいぽんが６thのセンターなんてあんたらぽん民の妄想ちゃうんかい」
司組長 ｢なんやワレ、ワシらぽん民の悲願を妄想呼ばわりするんかい！」
井上組長 ｢どっからどう見ても妄想やろがい！だいたい誰が欅坂ここまでにした思うてんねん！みんな聖帝てちの力やろが！」 司組長 「織田！お前からもなんか言うたれ！そのためにてちから推し変して組割ったんやろがい！」
井上組長 「なんやお前、てちからゆいぽんに推し変しとったんかい？」
司組長 「織田はおのれと違って器量抜群やからな、ゆいぽんのセンター適正とっくに見抜いとった言うこっちゃ」
井上組長 「なんやて・・・」
織田代表 「二人とも落ち着いてくださいよ、確かに平手のカリスマ性も小林の欅坂の裏ストーリーはゆいぽんの成長物語感も認めますけど、俺んとこはあくまでねる推しですから巻き込まんでくださいよ」
司組長 「どうやら話は決裂みたいやのう」
井上組長 「こっちはてち推したいのを呑んで７代目にゆいぽんを言うてんのにおのれから決裂言うんかい？」 司組長 「７代目にゆいぽん担ぎたい言うんやったら組ごとそっくりぽん民になって出直してこんかい」
井上組長 ｢ぐっ･･･｣
織田代表 「うちは暫く様子見させて貰いますよ、幸いねるは写真集爆売れなんで６thでセンターやらんでも余裕なんで」
司組長 「裸商売出来る逞しい推しを持つと言うことも変わるのう」
織田代表 ｢まあ、何とでも言うてください」
司組長 ｢おい！客人のお帰りや！｣
ゆいぽんの可愛いをもってしても収拾不可能な極道社会
３人の侠たちの混迷はまだまだ続くのであった 原案はゆいぽんスレの893にインスパイアされてしばらくぶりに個スレ書いてしまった長文なんですけど
それに加筆修正してみました
理佐ちゃん以外で長文書くのは久しぶりw ゆいぽんスレだと１レスなのがこっちでは３レス･･･
思ったより文字数制限が進行してますね >>424
なぜ絵がシンプルかと言うと、いつものＰＣじゃなくてスマホからだったんで画面が小さ過ぎてw
字数制限も厳しくなってきたし庭先生のタイミングで新スレ立ててＯＫだと思われます
パクリスレじゃなくて元祖の続きでもいいんじゃないですかね？ネタ元を探すのが大変ならば >>432
書き手も減ってしまったし統合スレで立てますかね >>434
理佐ちゃん以外のメンに疎すぎて全然誰か分からないw ｢理佐ちゃんにバレる前に仕事見つけないとなぁ｣
愛しの理佐ちゃんに行ってきますのキスをして外に出たものの宛もなく街をさ迷う俺
とりあえずハローワークで仕事を紹介してもらうも良い仕事がない...涙
お弁当食べようかと思ったらお弁当忘れて泣きっ面に蜂な俺
お昼からは仕事探す気力が失せてパチンコで適当に時間潰す俺
｢ただいま｣お弁当忘れて怒ってるかな？なんてビビりながら帰宅する俺
｢おかえり〜｣なんて怒ってるどころかいつもよりテンション高めで出迎えてくれる理佐ちゃん
なんか良いことあったのか？
｢お弁当忘れてごめんね｣理佐ちゃんが機嫌の良いうちに謝る機を見るに敏な俺
｢うーん、朝なんかバタバタしちゃったから仕方ないよ｣なんて言ってくれる優しい理佐ちゃん
｢明日からはお弁当要らないかなぁ｣お弁当を断ることで遠回しに会社をクビになったことを匂わす俺
｢えーっ、なんでよ｣って頬をふくらませて拗ねる理佐ちゃん、可愛い･･･
｢理佐ちゃんも早起きしなきゃいけないから大変かなと思って｣ってさすがに無職なくせにお弁当作らせるのは良心が痛む俺に
｢嫁に気使ってんじゃねーよ｣ってドス効かす理佐ちゃんだけど
｢ねぇ、私には甘えても良いからね｣なんて言いながら抱きついてきてくれそうだから好き >>436
いえいえ僕のほうこそ勉強不足ですいませんm(__)m ｢俺君、早く起きてよ｣
甘えてよなんて愛しの嫁理佐ちゃんに言われて甘〜い夜を過ごしてしまって寝過ごす俺
｢うん、今日もゆっくりで平気なんだ｣
結局会社をクビになったことは言い出せずに会社に行くふりをするダメな俺
｢今日は忘れないでよ｣
後ろめたさからそそくさと靴を履き出かけようとする俺に駆け寄りお弁当渡す理佐ちゃん
｢作ってくれたんだ･･･｣
昨夜お弁当を断ったにも関わらず作ってくれた理佐ちゃんに思わず涙ぐむ俺
｢朝から泣いてんじゃねーよ｣
なんて苦笑いしながらドス効かせる理佐ちゃんだけど
｢ねぇ、本当になんかあったの？｣
なんて聞きながらエプロンの裾で優しく涙拭いてくれそうだから好き もん｢どうも〜欅家もんたで〜す｣
もな｢欅家クロエで〜す｣
もん｢今日はてちこが療養中ということでクロエ師匠に来てもらいまして｣
もな｢私たち『失神ガールズ』で〜す！よろしくお願いしま〜す｣ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
もん｢痒い〜の〜｣ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ
もな｢その湿疹やないがな｣
もん｢アレルギー持ちなもんで｣
もな｢こらこら、せっかくオヤジ世代にアピールできるようにコンビ名を考えたんですから｣
もん｢でもＣＣガールズなんて覚えてる人、いますかね(笑)｣
もな｢とにかく私たちといえば今や失神芸で有名ですから｣
もん｢芸とか言うな(笑)｣
もな｢アイドル界のYOSHIKIを目指して｣
もん｢こらこらこら(笑)｣
もな｢じゃあ、他にどんなコンビ名が良かったのよ｣
もん｢そうね…栗太郎と愛佳で『栗もなか』とか｣
もな｢あま〜い！｣
もん｢スピードワゴンさんには悪いけど、そのネタももう…｣
もな｢ダジャレのもう死語ですから｣ｴﾍﾝ
もん｢申し子だろ｣ もな｢しかし、一気に暇になりましたね〜｣
もん｢武道館がね〜(苦笑)｣
もな｢でもまあ辛いリハーサルが無くなってみんなテンションアゲアゲですけどね｣
もん｢こらこらこらこら(笑)｣
もな｢ま、でもね、てちこ師匠には早く回復してもらわないと｣
もん｢ちょっと原因が不明なのが気になりますけどね｣
もな｢え？でもファミレスに行って体調不良になったって公式発表されてますけどね｣
もん｢ファミレス？？そんな話あった？｣
もな｢『ジョナサンで栗きんとんを炒めた』のが原因って聞きましたよ｣
もん｢え？ジョナサンに栗きんとんあるの？｣ﾜｸﾜｸ
もな｢そっちかよ｣
もん｢栗きんとんは炒めちゃダメでしょ｣
もな｢話が進まないよ(笑)｣
もん｢(笑)…『ジョナサン栗きんとん』じゃなくて『上腕三頭筋を傷めた』んでしょ｣
もな｢やっと台本に戻ったか(笑)｣ もん｢で、調べたらですね、上腕三頭筋だけじゃなくて上腕二頭筋ってのもあるらしいですよ｣
もな｢どう違うの？｣
もん｢この二の腕の外側のこっちが三頭筋で、内側のこの力こぶつくるほうが二頭筋｣
もな｢なるほど〜じゃあ、『さんとう』『にとう』っていう筋肉があるなら『いっとう』もあるのかな｣
もん｢もちろんです｣
もな｢へぇ〜それって何処にあるの？｣
もん｢どこにって…昔から筋(金)はいっとう(一等)って決まってますがな〜｣
もな｢またダジャレかい！もうええわ〜｣
２人｢ありがとうございました〜｣ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ >>439
俺くん、まだ言えてないw
でも分かるなあ〜変なプライドが邪魔をする感じ
かっこ悪いところを見られたく無いですもんね
>>442
『も』が多すぎて目眩が…
『な』んてね、やっぱり面白いですね
『も』っとチワンさんの漫才見たいので、次スレは統合でいいかもしれませ
『ん』ね
『さ』て、武道館は残念でしたが、
『い』つの日か、てちちゃん抜きでも成り立つように
『こ』のチカラを高めて欲しいですね
『う』ルトラソウル！
縦読みムズいな…w >>444
お久しぶりですm(__)m
愛しの嫁理佐ちゃんではごく平凡な日々を理佐ちゃんと共に過ごせる幸せを描こうかと
それにはゆっくりした時間の流れが良いのかなと思いまして幸い文字数も限られてるのでw
凄く平凡な妄想になりそうなんでわざわざ2ちゃんに書かなくてもとは思うんですけど
そこは過疎スレなので自己満上等ってことでご容赦ください 書き忘れ
今、欅坂のNo.1美人を考えるスレで理佐ちゃんのプレゼンしたり
理佐ちゃんのスレで2017の理佐ちゃんコンテスト開催してたのでなかなか小説が進んでませんw >>448
ありがとうございます
調子に乗って個スレにも貼っちゃったw
ちなみにこれで一番苦戦したのは漢字の部分です >>448
このスレ立てたの大阪府さんだったんですねw 「はぁ・・・まずいなぁ」
愛しの嫁理佐ちゃんになんかあったの？なんて聞かれたにも関わらずとぼけてしまった俺
「優しくされちゃうとかえって打ち明けらんないんだよなぁ・・・」
などと会社をクビになったことを打ち明けないのは理佐ちゃんのせいだと
勝手な自己弁護のひとり言かまして駅に向かう人の群れに紛れ込む俺
「しかし、世の中には俺の意に添う仕事ってのは無いもんだな〜」
ハローワークでの仕事探しが徒労に終わり空を見上げながら呟く俺
このご時世に会社をクビになった分際でいい機会だから楽して儲かる会社を探す俺
『人生なんとかなる』が信条な俺は仕事探しを半日で切り上げパチンコへ
「ただいま〜」
人間ダメな時は何をやってもダメなもんでパチンコでオケラになり帰宅な俺
「おかえり〜」
そんなダメな俺を今日も優しい笑顔で迎えてくれる優しい理佐ちゃん
そんな日々の中
理佐ちゃんに優しくされると後ろめたさが募り
仕事探しに出れば楽して儲かる仕事が見つからないと居直るという
めまぐるしく変わる精神状態から情緒不安定になり荒む俺
そんな俺にも優しい理佐ちゃんは毎日お弁当作ってくれそうだから好き >>452
他の先生の絵を間違えて貼っちゃったorz
ちょいと絵が増えすぎた気がしたのでこんなスレ立ててみました
今までの記録用にもしようと思いまして
↓
お絵描きスレ@欅坂板
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1516157955/ >>454
ありがたいお言葉m(_ _)m
ちなみに貼ろうと思ってた絵は本当はこちらでした
http://o.5ch.net/123uj.png >>453
僕も理佐ちゃんのブラ紐になって理佐ちゃんの美乳を支える仕事の合間に保守要員させていただきます(￣▽￣)ゞ >>455
少女漫画にこれが載っててもおかしくないレベルですね
>>451
私小説のような主人公の葛藤に親近感を覚えます >>457
妄想を書き始めた頃のように俺自身の人生が投影されてるからですかねw ｢ねぇ、ちょっと来て！｣
クロネコヤマトのドライバーさんから荷物を受け取った理佐ちゃんの玄関からの怒声
会社をクビになって以来理佐ちゃんにバレたら怒られるとビクビク暮らす俺
そんな俺を心配して優しくしてくれてた理佐ちゃんだったのだが･･･
ヤバイ！？バレたのか･･･
｢なんでしょうか？｣半ば土下座しながら玄関に馳せ参じる俺
｢なんでしょうか？じゃないでしょ、なんで同じ雑誌５冊も買ってんのよ｣
俺に届いた宅配便を勝手に開けてなおかつ怒る理不尽な理佐ちゃん
迂闊も迂闊･･･コンビニ受け取りにしたつもりが･･･
｢なんで同じ雑誌何冊も必要なのよ｣しばらくぶりに愛しの理佐ちゃんに詰められる俺
｢りさぽん表紙だったからつい買ってしまいました｣って謝る俺
｢ねぇ、私が単独表紙の時は何冊買ってきたの？｣
｢理佐ちゃんが単独表紙の時は保存用、鑑賞用、お出かけ用の３冊･･･かな？｣素直に答える俺
｢お出かけ用とか変な名目つけてんじゃねーよ｣ってドス効かす理佐ちゃん
｢ねぇ、なんで私の単独表紙よりりさぽんの方が冊数多いのよ｣
なんて同じ雑誌何冊も買ってきたことより、りさぽんの方が冊数多いことに怒ってくれてそうだから好き >>460
理佐ちゃん出てるやつは通常は３冊買うんですけどりさぽんはコンビニ幾度に買ってたら５冊になってしまいました
前田のあっちゃん以来色々なメンを推してきたけど雑誌複数冊買ってるのはくーみんと理佐ちゃんだけかなぁ
くーみん懐かしいなw ｢ねぇ、なんで荒んでんの？｣
りさぽん表紙のマガジンを５冊買ってしまった俺の暴挙についに理佐ちゃんが確信を突こうと動き出した
｢マガジンのこと？｣とぼける俺
｢ううん、違う｣首を横に振る理佐ちゃん
｢最近なんか変だよ、悩み事があったらちゃんと言ってよ｣唇を尖らせて文句言う理佐ちゃん
｢別に･･･なんもないよ｣素っ気なく答える俺
｢ねぇ、私そんなに頼りない？｣
一転優しく聞いてくる理佐ちゃんに心が揺れる俺
｢本当、ごめん心配かけて、でも本当になんでもないんだ｣
理佐ちゃんが優しくなればなるほど理佐ちゃんを不安にさせたくなくてウソつきになれ俺
｢もういいよ｣
言い残すとエプロンを荒々しく外して寝室にこもっちゃう理佐ちゃん
優しくしてくれてたのは自供を促すエサだったのかな･･･？
｢理佐ちゃん？｣寝室のドアを開けようとする俺に
｢開けてんじゃねーよ｣ってドス効かす理佐ちゃん
｢ちょっとムカついたからしばらく寝室は別々だからね｣なんて言いそうだから好き >>462
庭さん意外とマゾなのかな
窮地を楽しんでますね そろそろまたベッドの上で何か読みながら足バタバタしてそうな予感…w >>463
理佐ちゃんと結婚したら男はみんなこうなりますw
>>467
足バタバタ書きたくなる〜 ｢なんでや〜！｣
理佐ちゃんの籠る寝室の前で大声で嘆く俺
昔、推してたくーみんが気になってググった俺の目に飛び込んできたくーみん結婚の文字
｢ひぃ〜ウソだろくーみん･･･｣
呟きながらくーみんスレに常駐してた日々
マジ、なんもやる気しねぇ！って寝室の前で脱力の俺
｢夜中に大声出してんじゃねーよ｣ってドス効かせながら寝室から出てくる理佐ちゃん
｢うわっ！？なんで生ける屍みたいになってんの？｣廊下でくたばる俺を見てびっくらさ
｢理佐ちゃん、くーみんが結婚しちゃった･･･｣ってスマホ差し出す俺
｢くーみん？｣怪訝な顔してスマホを覗きこむ理佐ちゃん
｢え〜〜っ、こんなことで落ち込んでんの｣ってちょっと引く理佐ちゃん
｢想像してみろよ理佐ちゃん、世界で一番好きだった娘が結婚しちゃったんだぜ落ち込むだろ｣って理佐ちゃんに共感して欲しい俺
｢分かんないよ｣ってにべもない理佐ちゃんだけど
｢だって私は･･･世界一好きな俺君と結婚しちゃってるしさ･･･｣
なんて照れながら言ってくれそうだから好き ｢世界一好きな俺君と結婚しちゃってるしさ･･･｣
なんて自分で言ったくせに照れて真っ赤になる理佐ちゃん
｢ちょっと手伝って｣照れ隠しに早口で言う理佐ちゃん
俺に手伝わせて押し入れから布団を廊下に運ぶ理佐ちゃん
いい感じになったから寝室に入れてくれるかと思ったら･･･あくまで廊下で寝かせるつもりかな
｢はい、ひけたよ｣元気よく俺に声をかけて寝室に消えてく理佐ちゃん
理佐ちゃんの背中を見送りながらうつ伏せで布団に転がりくーみんの結婚について調べ始める俺
｢お布団の上で足バタバタさせてんじゃねーよ｣なんてマクラ抱えてドス効かす理佐ちゃん
｢ほら、寒いんだからずれてずれて｣
俺を急かしながら布団に潜りこんできそうだから好き スルーパスを見事にさばいたのは流石ですけど
俺君の足バタバタはちょっと…(笑) ｢ねぇ、早く持ってよ｣
真っ青な空にかかる飛行機雲を見上げてる俺に声をかけてきたのは隣の席の理佐ちゃんだ
理佐ちゃんはおそらく学校一いやこの街一番の美人だ
これでもまだ控え目に言ってるほうで本当は世界一の美人だと俺は思っている
｢ねぇ、いつまで空見てんの？授業始まっちゃうよ｣
そう言いながら先生に頼まれた教材を俺に持たす理佐ちゃん
｢学級委員なんてこんなに忙しいと思わなかったね｣
教材を運びながら慌てて理佐ちゃんに話しかける俺
｢俺君は立候補だからまだ良いよ、私なんて学校を休んでる間に学級委員にさせられちゃったんだよ｣なんてこぼす理佐ちゃん
すまない理佐ちゃん･･･
理佐ちゃんと少しでも仲良くなりたくて立候補したついでに理佐ちゃんを推薦してしまったんだ･･･
｢ねぇ、どうしたのぼーっとして？｣
心の中で詫びるために黙りこむ俺を心配する理佐ちゃん
｢うん？なんでもないよ｣って理佐ちゃんの綺麗な瞳に己れの企みを見抜かれそうで教材で顔を隠す俺に
｢しっかりしてよね｣なんて声かけて歩き出しそうだから好き 隣の席の理佐ちゃんと仲良くなりたくて理佐ちゃんと共に学級委員になった甲斐あってそれなりに仲良くなった俺
だが、付き合うとなると中々ハードルが高くてこんな風に学級委員の雑事を一緒にやるのが関の山だ
告白しようにも人類史にも名を刻むレベルの可愛さと綺麗さを併せ持つ理佐ちゃんだけに振られたら立ち直れないから無理な俺
そうこうしてる間にも超美人な理佐ちゃんは色んな奴に告白されてて気が気じゃない俺
今日もうじうじとして理佐ちゃんの隣の席に座ってるってわけだ！
｢俺君、数学の教科書ちゃんと持ってきた？｣
１時間目の始まる直前、いつものように聞いてくれる理佐ちゃん
｢忘れちゃった｣いつものように照れ笑いの俺
理佐ちゃんと隣の席になってからずっと続いてる儀式のようなものだ
｢ねぇ、わざと忘れてんでしょ？｣ちょっとイタズラっぽく聞いてくる理佐ちゃん
｢何のことかな？｣って横向く俺に
｢とぼけてんじゃねーよ｣
ってドス効かせながら机を寄せて教科書を見せてくれる理佐ちゃんだから好き ｢ねぇ、次の授業は教科書見せてあげないよ｣
休み時間に意地悪な笑みを浮かべる隣の席の理佐ちゃん
｢そんなこと言わないで見せてよ〜｣わざとらしく困るふりする俺
｢やだ、絶対見せてあげないよ｣困るふりする俺にますます嬉しそうなドS理佐ちゃん
困ったふりしながら理佐ちゃん以上に嬉しい俺
これが二学期の初めから共に学級委員をやって仲間意識を培ってきた成果ってやつだ
なんていつかは理佐ちゃんと結婚するという壮大な野望を持ちながら第一歩も踏み出してない段階なのに満足感を味わっちゃうダメな俺
｢だって俺君思ってたより頼りないんだもん｣って拗ねるふりする理佐ちゃん
｢えっ！？俺に頼りになる男なんてイメージあった？｣
｢うん、覚えてないの？私が定期落として駅で困ってるの助けてくれたじゃん｣
覚えてない訳が無いけどそれは高校に入学したばかりの頃の話だぜ理佐ちゃん
｢１年の時のことよく覚えてるね｣って本当は理佐ちゃんが覚えてくれてて嬉しいけどさりげなさ装う俺に
｢覚えてるよ、本当に嬉しかったんだから｣って素直に言ってくれそうな理佐ちゃんだから好き >>474
乙でございます
最近は観測が難しいのですが最終書き込みから最大で3日〜4日放置でdat落ちするようです
ここらで書き込みをストップすれば埋め立てせずとも無事に移行できますね
皆様、新しい作品はぜひ新スレへm(_ _)m 美人の素養を持って生まれても気づけばブスに育つと言われる美人不毛の地茨城に生まれながら
そのハンデに負けず人類史上一番の美人に育った理佐ちゃんが好き 美人って言葉は形容詞と思われてるけど遥か古代に理佐ちゃんが現れるのを直感した古代の賢者たちが残した予言詩なんだって
理佐ちゃんが現れるまで嫌々たいしたことない女を誉めるのに使われることにうんざりしてた形容詞美人が
理佐ちゃんが生まれた時にやっと本気で形容出来る娘が現れた！ってガッツポーズした伝説があるぐらい美人なのが理佐ちゃん ここまで盲目に誉め上げると個スレだと引かれてしまうからな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
