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【原案ありの】欅坂46orけやき坂46の物語★2【パクリ】
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0001名無しって、書けない?(東京都) (2級) (ワッチョイ ee6c-nE1B)
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2017/10/28(土) 22:42:23.49ID:UQrgjUu90
前スレ
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1502756305/
この小説スレのルールは単純で、次の2つだけです。
1 必ず欅坂46またはけやき坂46のメンバーが登場人物となること。
2 原案ありのものを書くこと。また、物語が完了したら、その出典を明らかにしてください。
(原案の作品や作者についての情報も書いてもらえればありがたい。)

1は説明の余地はないので、2について補足しておきます。
インスパイア、オマージュ、パロディ、パクリ、何でも結構です。
その原案も小説、戯曲、映画、テレビドラマ、マンガ以外にも、ルポルタージュやテレビのドキュメンタリーとかでもかまいません。
テーマだけでもOK、冒頭だけでもOKです。
少しでもかすったから原案ありだと書いた当人が主張するのなら、そう見なしてあげましょう。
「『パクった』と言ってるけどさ、全然パクってなく、それはお前のオリジナルじゃん」という非難はやめましょう。


原案がないと書いた当人が考える物語は、↓の最新スレ(現在は6)に書いてください。
(共有すべきマナーは同じなので、その注意書きも参考にしてください。)
【物語】欅坂46の小説 ★7【エロも可】
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1507808924/

【物語】欅坂46の小説 ★6【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1499810853/

【物語】欅坂46の小説 ★5【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1498988596/

【物語】欅坂46の小説 ★4【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1496452705/


【物語】欅坂46の小説★3【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1493391840/

【物語】欅坂46の小説★2【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1489546278/
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0002名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 09:47:54.28ID:U+EEaoTKa
スレ建て乙でありますm(__)m
0003名無しって、書けない?(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 13:40:46.48ID:U+EEaoTKaNIKU
早速投稿させていただきます
0004三蔵な理佐ちゃん 第96話(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 13:45:31.90ID:U+EEaoTKaNIKU
「ねぇ、いつから見てたの?全然気づかなかった」
無事お祓いを終えて俺の方を振り向いて笑う愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃんこそ急にどうしたの?」あまりに白々しい理佐ちゃんに見捨てたことを詰ることも出来ずに聞き返す俺

「うーん、やっぱり三蔵法師としては放っておけないからさ」なんてますます白々しい理佐ちゃん

「お師匠様お疲れ様です」って恭しくおしぼりを差し出す悟空

「ありがとう〜朝からずっとお経唱えてたから疲れちゃった」朝からずっとなんて堂々ウソを言ってのけるワル理佐ちゃん

理佐ちゃんの言葉に一瞬キョドる悟空
そんな悟空をひと睨みするワル理佐ちゃん

お昼に俺と一緒に銀行に居たよな・・・この人・・・

「朝から?」聞き間違いかな?そんな願いを込めて聞く俺を

「うん、朝から」って強気に黙らせるワル理佐ちゃん

「そうだよね、朝からご苦労様でした」愛しの理佐ちゃんが強気に出てきた以上はひたすら恭順するしかない理佐ちゃんファーストな俺

「一緒にどっか出かけてましたよね?って小声で俺に聞いて来る悟空

しかし、次の瞬間頭を押さえてうずくまる
どうやら余計なこと聞いたから緊箍児で理佐ちゃんに制裁されたらしい・・・

「今日は疲れたから夕飯はどっか食べいこうよ」なんて理佐ちゃんの一言で叙々苑游玄亭で肉にがっつく三蔵一行

「やいやいやい!呑気に焼肉食ってんじゃねぇや」なんて怒鳴り声あげて楽しい家族の食事会を壊す乱入者八戒

「どうしたいきり立って?」って驚く俺たち

「どうしたじゃねぇだろが、この怪文書あんたらの仕業だろ」なんて怒りながら怪文書を叩きつける八戒

「なにこれ!?八戒ちゃん酷いこと書かれてるよ」相変わらずのわざとらしい演技で怪文書を初めて目にした振りをする棒理佐ちゃん

「俺たちは家族同然だろ、こんなことする訳ねぇよ、それよりお前誰かに恨まれてんじゃねぇのか?」って理佐ちゃんの棒演技をすかさずフォローする俺

「俺を恨む・・・」呟いて自分を恨んでる相手を考える八戒

「まぁ考えるのは後にしてとりあえず飯食えよ」って勧める俺

「そうだよ、ご飯食べればなんか思いつくよ」って八戒に肉を焼いてあげる優しい理佐ちゃん

「俺君、バレませんかね」オシッコしようとトイレに来た俺に問いかける悟空

そんなこと聞くためにわざわざトイレまでついてくる真面目な悟空

「お師匠様の酷い演技が出た時はひやひやしましたよ」って理佐ちゃんの棒をディする悟空

まぁ理佐ちゃんの棒に対しては同感ではある俺

「大丈夫じゃないかな」ってとりあえず悟空を安心させる俺

トイレから戻ったらめっちゃイビキかいて寝てる八戒

「なんだか疑われて気分良くないからお酒に眠り薬仕込んじゃった」なんて無邪気に笑う理佐ちゃんだから好き
0005三蔵な理佐ちゃん 第97話(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 13:47:52.07ID:U+EEaoTKaNIKU
「お姉さんお会計はこの豚が払うからもう少し寝かしといたげて」
游玄亭の払いを八戒に押しつけて帰途につく三蔵一行

爺の別宅に戻ると爺といくちゃんが待っていた

「理佐さん本当にありがとうございますじゃ」
なんてお礼をするふりして理佐ちゃんの手をにぎにぎするスケベ爺

「俺君、ちょっと話があるんじゃが」
理佐ちゃんの手を堪能して満足した爺が真面目な顔になって俺の方に向き直る

「ここに書いてあるのは本当かね」
爺の部屋で二人っきりになると怪文書を出して訊く爺

「俺も知り合ったの最近なんでよく分からないんですけど・・・
ストーカーしてたのと北関東あたりでヤクザ紛いのことしてブイブイいわせてたのは本当ですね
あと覗きの常習者ってのもたぶん・・・」
「覗きまで・・・」絶句する爺

「はい、今でもしょっちゅう理佐ちゃんのお風呂覗いてますから」
「なんてことだ・・・」頭抱えてため息をつく爺

「このこといくちゃんも知ってるんですか?」
「いや知らない、何故かワシの会社の中で出回ってるみたいなんじゃよ」
「お爺様の会社の中だけでですか・・・」ってわざとらしい俺

「最近の八戒君の横暴さに危機感を抱いた会社の者たちの仕業だろうな」さすがに名推理な爺

「俺君から見て八戒君の絵梨花に対する気持ちは本物だと思うかね?」
「金目当てってのが俺と理佐ちゃんと悟空の共同見解ですね」って告げる俺

「なんとかしてくださらんか・・・」って俺に頼む爺

こりゃ八戒と八戒派追い出したら俺の天下やんって弱々しい爺を見て喜びを隠しきれずに困る俺


「俺君、お爺ちゃんの話ってなんだったの?」
隣のベッドから聞いてくる理佐ちゃん

「怪文書のことだったよ」って理佐ちゃんの方に寝返りうちながら答える俺

こっち向いてる理佐ちゃんの顔が飛び込んできてドキドキな俺

「ドキドキしてんじゃねーよ」って笑う理佐ちゃん

「理佐ちゃん、そっち行って良い?」って堪らず訊く俺

「うーん?どうしようかな・・・」
なんて思わせぶりなこと言って俺をからかいそうな理佐ちゃんだから好き
0006三蔵な理佐ちゃん 第98話(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 13:49:55.10ID:U+EEaoTKaNIKU
「どうしようかな」
なんて思わせぶりなこと言ってる愛しの理佐ちゃん

次の言葉を期待してドキドキしながら待って俺
しかし、いつまで経っても次の言葉が出てこない理佐ちゃん

「理佐ちゃんどうしたの?」
さすがに待ちきれずに様子みたらスヤスヤ寝ちゃってんじゃねぇか!?

寝顔はたしかに天使だけどやることはエグいな、おい!

どんなに揺すっても声をかけても起きてくれない理佐ちゃん

結局朝まで頑張ったけど起きてくれない理佐ちゃんに
「せめて寝てる間にイタズラしたれ」
なんて思いついて布団に潜り込んだ途端に目を覚ます理佐ちゃん

「ちょっと寝てる隙に何やってんのよ」なんて朝から理佐ちゃんに怒られる俺

昨日の流れでこりゃないぜ!ってさすがに不機嫌になる俺

「ごめんね、ちょっと寝ぼけてて怒っちゃっただけだから機嫌直してよ」なんて謝る理佐ちゃん

「あんな思わせぶりなこと言ってたくせに怒るなんて酷いよ」って謝る理佐ちゃんに拗ねる俺

「だからごめんね、私だって寝ちゃってがっかりしてんだから」って呟く理佐ちゃん

「えっ!?それって理佐ちゃん・・・」

「うん、私もそろそろかな・・・なんて思ってた」って照れて横向く理佐ちゃん

「俺君のこと・・・大好きだし・・・」なんて追い撃ちかけてくるラブラブ理佐ちゃん

「機嫌直った?」
ニヤニヤが止まらない俺に聞いてくる理佐ちゃん

「うん、直った!」って理佐ちゃんのベッドに突撃再びな俺

「朝からさかってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「昨日はそろそろかなって思ったけど今は違うんだよね」
なんて結局気紛れ偏屈が炸裂する理佐ちゃんだけど好き
0007三蔵な理佐ちゃん 第99話(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 13:53:58.03ID:U+EEaoTKaNIKU
「ちきしょう!なんて女だ!結局俺のことからかって遊んでるだけじゃねぇか!!」
なんて愛しの理佐ちゃんの文句言いながらコンビニに向かう徹夜明けな俺

なんたって今日は八戒への文春砲が炸裂する日だ
昨日悟空が録ってきたインタビューが今日には雑誌になって発売される
実世界ではあり得ない時系列だがなんでもありの末法な世の有り難さ

「乃木坂生田絵梨花の婚約者のストーカー被害者の手記」なんて大見出しにほくそ笑む俺

そりゃあ街は大騒ぎさ

「ちきしょう、やっぱり怪文書も月の超美人の仕業だったか〜」って嘆く八戒

いくちゃんにも正体がバレてしまい晴れて婚約破棄の八戒
おまけに怪文書も月の超美人の仕業と勘違いしてますますラッキーな俺

「お前にストーカーされたトラウマで今でも男とちゃんと付き合えないなんて可哀想過ぎるな」
悟空のインタビューを元に俺が大げさに書き足した記事読んで八戒を責める俺

「自分が苦しんでるのに八戒ちゃんが幸せになるのが許せなかったのかな?」って呟く理佐ちゃん

本当は美貌を活かして色々な男と恋を楽しんでる月の超美人だけど・・・
そんなこと知らない理佐ちゃんは俺の書き足した記事を信じてくれてるようだ

「これって・・・」
自分が月まで行って録ってきたインタビューが原形をとどめないほど改変されてるの見て愕然とする悟空

「ちょっとこっち来い」って悟空を裏に連れてく俺

「ああゆうインタビューはよ内容より本人に直接聴いたってのが大事だからよ、あんま深く考えるなよ、
こんな苦い真実なんて理佐ちゃんに教えるなよ、理佐ちゃんにはずっと綺麗でいてもらうために汚れ役の俺やお前が居るんだからよ」
って悟空にクンロク入れる俺

「八戒ちゃん、私たちが応援してあげるから禊のためにも一緒に天竺に行こうよ」
なんて八戒を慰める優しい理佐ちゃんを見て俺にうなずく悟空

「さて、あとは腑抜けた爺を上手く操って私腹を肥やすだけだぜ」ってニヤニヤが止まらない俺に

「悪巧みしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、そんなことばっかりしてると俺君も怪文書書かれちゃうよ」
なんて俺のこともちゃんと心配してくれる優しい理佐ちゃんだから好き
0008三蔵な理佐ちゃん 第100話(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 14:00:13.99ID:U+EEaoTKaNIKU
「社内派閥の権力闘争ってのは容赦ないっすね」
って反八戒派に属する社員が俺に報告するのを横で聞いてた悟空が呟く

八戒が失脚した翌日から反八戒派による八戒派への粛清が始まり
爺の会社はすっかり親爺派で占められてしまったようだ
俺の絵図どおりの展開に笑いが止まらない俺

「まず粛清された八戒派の中から八戒の言いなりになる奴に会社を作らせてと」
「追い出された奴なんか拾ってどうすんすか?」って俺の意図が読めない鈍い悟空

「鈍い野郎だねお前も、会社追ん出された奴だから拾ってやったら感謝してますます言いなりになるんじゃねぇか」って悟空を諭す俺

「それから親爺派の中から俺の言いなりになる奴を子会社の社長に出向させて、その子会社に八戒派の奴に作らせた会社から架空請求を・・・」
なんて熱心に私腹を肥やすために熱心に策略練る俺

「1つの会社でガッポリやるとヤバイからこのパターンで子会社20個作らせるか・・・

それから架空請求するために出向させる会社も10個ぐらいに分散させて・・・」なんてこと黙々と試行錯誤してる俺を

「詐欺師みたいなことしてんじゃねーよ」ってドス効かせる理佐ちゃん

悪巧みに夢中で全然相手してくれない俺にご機嫌斜めな理佐ちゃん
これも愛しい君のためなんだ許してくれ理佐ちゃん


「俺さんありがとう」って突然訪ねて来て握手を求めてくる爺

「僕の方こそお役にたてて良かったです」って爺の手を握り返す俺

「いくちゃんの様子どうですか?」
っていくちゃんを心配する女性らしい細やかな心遣いする理佐ちゃん

「八戒君が外道だと分かってすっかり心変わりしとりますわ、ああ見えて聡明で切り替え上手な娘じゃから」って笑う爺

「それから新たに解雇することになった社員のリストですじゃ」って俺にリストを手渡す爺

「新たに・・・?」爺の言葉に戸惑う俺

そんな予定あったっけかななんて訝しみながらリストを覗き込む俺

俺の言いなりになる社員たちの名前がずらりと並ぶリストに愕然とする俺

この爺・・・腑抜けになってたんじゃなかったっけ?

呆然と立ち尽くす俺

「お爺ちゃん解雇なんて可哀想だから止めなよ」
なんて理佐ちゃんの呑気な声が遠くに聞こえそうだから好き
0009名無しって、書けない?(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 14:06:20.88ID:U+EEaoTKaNIKU
100話達成w
0010三蔵な理佐ちゃん 第101話(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 14:06:37.87ID:U+EEaoTKaNIKU
「前から悩んどったんじゃよ、年寄りのワシを追い出して私腹を肥やしたい勢力が社内に居ることに」 
なんて苦笑いしながら理佐ちゃんに話始める爺

「それで解雇しちゃうの?」なんて素朴な疑問する愛しの理佐ちゃん

「仕方ないんじゃよ、そうゆう連中を蔓延らせておくと結局はサービスの低下や料金の不当な高騰に繋がってしまうんじゃ、
ああいった連中は真っ当ね工夫や努力をせんでお客様に迷惑をかける方向で儲けようとするからのう」
なんて理佐ちゃんに説明する振りをしながら俺を睨む爺

やっぱり死んだ振りしてやがったのか・・・

「八戒君と絵梨花が婚約したお陰でワシを追い出したい連中が八戒君を担ぎ出したんで一機にケリをつけれたわい」
なんて余裕綽々に話す爺

「そうなんだ、会社の経営も大変だね」って爺に丸め込まれちゃって解雇やむなしな理佐ちゃん

「ついでに俺を利用して今は親爺派だけど簡単に転びそうな奴もあぶり出したって訳か?」
爺に重たい口を開く俺

「俺君が紛れ混んできたお陰で将来の不安の芽も綺麗に摘めたよ、君はなかなか遣り手だったからね」って俺を褒める爺

「たかだか人間の分際で観音菩薩な俺を手玉にとるなんて業の深え爺だな」って爺を睨む俺

「そう遠くない未来に孫の絵梨花に会社を譲らなければなりませんのでな、早いうちに掃除を済ましておきたかったんじゃ、許されよ」
なんて潔く俺に頭を下げる爺

「敵わねぇや完敗だよ」っていくちゃんのために毒も喰らっちゃう爺に降参の俺

「いやぁ、なかなか苦労しましたわい、理佐さんの協力が無かったらとてもとても・・・」って頭を掻きながら謙遜する爺

なぬ!?

理佐ちゃんの協力・・・

驚いて理佐ちゃんの方を振り向く俺に

「ごめんね」って謝る理佐ちゃん

「なんで・・・?」って唖然な俺に

「だってさ、俺君悪いことし始めると私のことかまってくれなくなっちゃうんだもん」
なんて可愛く拗ねる理佐ちゃんになんも言えないから好き
0011三蔵な理佐ちゃん 第102話(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 14:10:40.39ID:U+EEaoTKaNIKU
「ちきしょう、オイラは生田家の財産取りっぱぐれるし俺君は会社の乗っ取り失敗するし、踏んだり蹴ったりだよ」って愚痴る八戒

「うるさ〜い!愚痴ってないで働きなよ」って八戒を怒る愛しの理佐ちゃん

天竺へ旅立つ前に世話になった爺の別宅をお礼がわりに大掃除する三蔵一行
掃除好きな理佐ちゃんの発案なのは言うまでもない

「たいだい散らかしてたの俺君と八戒ちゃんだけなんだからね」って八戒を詰める理佐ちゃん

「俺君が甘やかし過ぎるからあんな気が強くなっちゃってるんすよ」って俺に八つ当たりする八戒

「爺の会社を乗っ取り損なったのだってお師匠様が裏切ったからじゃないですか?
もっと怒り狂えよ、お師匠様の風呂覗いたぐらいでオイラの目玉潰そうとした恐い俺君はどこに行っちまったんだよ」
って俺を煽る八戒

「だってお前、『悪いことしてるとかまってくれなくなっちゃうんだもん』なんて言われたら怒るどころか嬉しくなっちゃってよ」
って理佐ちゃんの一言で腑抜けになっちゃった俺

「なんだよこの人」ってニヤニヤが止まらない俺に匙を投げる八戒

「色々してくれたうえに家までこんなに綺麗にしていただいて・・・」なんて俺たちにお礼を言ういくちゃん

「お前拗ねてないでいくちゃんに謝れば、それなりに迷惑かけてんだし」
俺に促されても拗ねて横向く八戒に

「八戒さん、ちゃんと天竺行って禊済まして帰って来てくださいね」
なんてのたまういくちゃんに全員目が点

「いくちゃんどうしちゃったの?八戒ちゃんの正体知って嫌いになったんじゃないの」
ってパニクる理佐ちゃん、そりゃそうだ

「あ〜っ、記事は読んだんですけど、私が魅かれたのは八戒さんの才能だから問題ないです」
ってやっぱり浮世離れした価値観のいくちゃんに度肝を抜かれる俺たち

「天竺で禊済ましてついでに人間にしてもらって帰ってくるから」
なんていくちゃんに感動して泣きながら誓う八戒

そんなこんなで天竺への旅を再開した三蔵一行

「さすがに俺君の神推しだけあって良い娘だったないくちゃん」
って外道な八戒を待っててくれるいくちゃんに感無量な悟空

「悟空ちゃん、良いこと教えてあげようか?」って馬上から囁く理佐ちゃん

「良いことってなんすか?」

「その神推しのいくちゃんより上なのがガチ恋の私なんだよ」
って嬉しそうに悟空に話す理佐ちゃんだから好き
0012名無しって、書けない?(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 14:12:31.78ID:U+EEaoTKaNIKU
いくちゃん編を綺麗に100話で終われなかったのが悔しいっす
0013名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ 1357-20SA)
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2017/10/29(日) 20:32:20.12ID:wy9V1hcF0NIKU
>>1
スレ立てありがとうございます

>>12
夢の大台に乗りましたねw
0014名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ 1357-20SA)
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2017/10/29(日) 20:34:41.53ID:wy9V1hcF0NIKU
『踏切を開ける女』

通り過ぎる電車の窓に白い亡霊が映った。
低い朝日の逆光により、顔が半透明に透けていた。
風に吹かれた髪が覆いかぶさっている。首より下が見えなかった。

遮断器の上昇から間髪入れず、亡霊が横を過ぎる。もしかしたら電車より速いかもしれない。
スカートの柄が僕のズボンと同じであるから、同じ中学に通っているはずだ。
たぶん名前は長沢さんだ。直接聞いた訳ではないけれど、名札に書いてあったから、たぶん長沢さんだ。
ダイヤが遅延していた時に、確かめた。彼女が止まるのは、電車が遅れているときだけだ。

中学校の三年間、不思議な現象を目にしながら過ごした。
学校で何度か見かけたものの、同じクラスになることはなかった。
少なくとも名札の色はずっと同じであったから、彼女も今日から高校生のはずだ。


僕は亡霊を待った。
電車が通り過ぎる。が、彼女は窓に映っていない。
「やっぱり違う高校かな?」そう諦めて、踏切を渡った。
踏み固められた花びらが散らばっている。やがてこの花びらも夏になればどこかへ消え失せる。
曲がり角を見た。先には平凡な毎日が待っているようだ。

「おい、お前2組だぞ」
学校に着くなり、友達が肩に手を回してきた。掲示板の前は人がごった返している。
騒ぎたいわけではなかったから、友達のネタバレに感謝した。
一人で階段を上りながら、友達に貰ったクラス表に目を通した。覚えある名前が散らばっている。
「長沢」という名前に気がついた。廊下の途中でしばらく止まっていると、彼女に追い抜かされた。
(つづく)
0015名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ 1357-20SA)
垢版 |
2017/10/29(日) 20:35:20.58ID:wy9V1hcF0NIKU
翌日の朝は雨であった。踏切の警報音がより切迫した音に聞こえ、赤いランプが水蒸気に余韻を残している。
通常ダイヤで電車が通った。窓にはビニール傘の白い先端が映っていた。
少し待っていると、長沢さんが横を通った。右手に傘を持っているため、煩わしそうに何度もペダルを踏み変えている。
そしていつも通りに角に消える寸前、変な音が聞こえた。チェーンの外れる音だった。
選択肢は二つ。助ける、或いは助けることが出来るのに無視するかだ。

まだ時間に余裕はある。しかし、僕の心に余裕は無い。
不思議なもので、心に余裕のない方がかえって心が広くなったりする。
何が言いたいのかというと、結局助けることにしたのだった。

「大丈夫?」と僕が声を掛けると、「壊れちゃった」と涙ぐんだ目で返された。
彼女の瞳を初めて見た。不思議な女感が満載の、気を抜くと異世界にでも連れて行かれそうな瞳だった。
彼女に傘を持っていてもらい、作業をした。チェーン修理はお手のものだ。
「自転車構造主義」という父親の提唱する謎理論に基づいた子供の頃の練習が、今になって活きた。
上手く乗るには、自転車の構造からという、構造主義の意味を少しも理解していない父親のオリジナル理論だった。
おかげで、周りの子よりも上達が遅れた。

チェーンカバーがフルカバータイプでは無かったため、単純な行程で済んだ。
まだこの時間なら、学校に遅刻することもなさそうだった。
「長沢さん、ちょっと聞いていい?」
「あ、お金とか?」
「いや違う。あのさ、長沢さんていつも踏切で止まらないよね」
「そう言えばそうかな」
「どうやってるの」
「たまたまだよ。朝ドラ見てから家を出たら、いい感じに行けるの」
必ず目を見ながら話を聞いてくれて、トーンが単調な割には、受け答えが早かった。

「ありがとう。じゃあね」
長沢さんは駐輪場に自転車を置くと、足早に消えていった。
彼女の自転車を見た。降りしきる雨の中、浮足立つこと無く落ち着き払った様子で構えている。
3年前に初めて見たときよりも、色の重みが増していた。
彼女はどうだろうか。3年前と変わっているだろうか。ただ後ろ姿を追うだけの中学時代を少し後悔した。
でもこの気持ちは決して恋心なんかじゃない、自分にそう言い聞かせることで果てのない感情を眠らせた。
(つづく)
0016名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ 1357-20SA)
垢版 |
2017/10/29(日) 20:36:29.36ID:wy9V1hcF0NIKU
通常と違うことが起きると、人は動揺する。
腕時計を見た。踏切に着いた時刻は昨日と変わらない。しかし、長沢さんが待っていた。
僕は少し離れたところでブレーキをかけ、横から顔を覗き込んだ。
髪や制服に、いつものような乱雑さがなかった。顔は元から整っている。
僕が軽く会釈をすると、「あ、おはよう」と気づいてくれた。
「今日、早いね」
「うん、朝からお菓子作ってたんだ」
「へえ、何作ったの?」
「チョコレート。あ、よかったら食べる?」

用意されていたかのように、前かごから綺麗な包みが一つ出てきた。
そのわざとらしさに、チェーン修理に対する彼女なりのお礼を感じた。
「お礼ならいいよ」そう言ってしまえば簡単だろうが、少しのチャンスを不意にするのはもったいない。
「昨日、ありがと」彼女がそう言わなかったことに、単なる贈り物としての可能性を信じた。

「食べていい?」
「え、今、食べるの!?」
「あ、ダメ?」
「うーん、まぁ」
どうせ学校では周りの目が気になって話せない。今日は金曜日だから、次に会うのは月曜日だ。
少しでも積極的でいたかった。
僕が包みを開けると、警報音が鳴った。長沢さんが遠くの電車に目線を外した。
包みの中には3つのチョコレートと、小さなメモが入っている。だから今ここで食べて欲しくなかったのだ。
メモは見なかったことにして、チョコを口に放り込んだ。
遮断器が上がり、長沢さんがいつものように曲がり角へ消えていった。
メモは至って普通であった。
『昨日助かったよ。ありがとう』


「おいお前、長沢と付き合ってんのかよ」
下校のチャイムが鳴り、教科書をカバンに入れていると、友達が来た。
「もっと静かに喋れよ、聞こえるだろ」
「じゃ、やっぱり付き合ってんだ。でも止めといたほうがいいぞ、あの噂知ってるだろ」
「だから付き合ってねーよ。それにあんな噂、絶対ウソだろ」
(つづく)
0017名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ 1357-20SA)
垢版 |
2017/10/29(日) 20:37:57.92ID:wy9V1hcF0NIKU
「あいつ、宗教やってるらしいぞ」
まあ、よくある話だ。親が新興宗教の信者であれば、子供が信者であってもおかしな話ではない。
信教の自由が認められる日本において、そのことを避難するつもりは毛頭ない。
ただ、自分自身が教祖だというのはどうだろう。まだ成年に満たない少女であればどうだろう。
もちろん単なる噂に過ぎないが、長沢さんに人を惹き込む魅力があるのも事実だ。
純真な瞳に、どこか卑弥呼を思わせる顔立ち、お経のようなトーンで放たれる言葉の数々、教祖としての資質は備わっている。


「じゃ、あんまり入れ込みすぎんなよ」
「だから違うって」
「あ、あそこにいるぜ、じゃあな」
「おう」
踏切の手前で友達と別れた。しばらく、曲がり角の影から長沢さんの様子を窺った。
ちょうど上り電車が通り過ぎ、遮断器が上がった。と、お婆さんが線路の窪みに躓いた。
もう警報機が鳴ってい。下りの警報ランプが赤く光っていた。
長沢さんは線路上に自転車を置き、お婆さんを助けていた。周りに人がおらず、危ない状況になっていた。
僕は走り始めた。非常ボタンを押し、二人の元へ向かう。お婆さんを奪い上げて、彼女に叫んだ。
「自転車!」
「あ、ほんとだ」
その落ち着きように錯覚を覚えたが、電車はかなり近づいていた。
ドラマのようにギリギリではなかったが、寸前のところで事故を防ぐことができた。

『女子高生、踏切内で人助け』
翌日の地方面の見出しだ。警察は、お婆さんの証言を元に調書を取ったらしく、事実とは大きく異なっていた。
僕に関する記述は一切なかった。しかし、あたかも二人がカップルのように噂されるよりは、そちらのほうがよかった。
(つづく)
0018名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ 1357-20SA)
垢版 |
2017/10/29(日) 20:38:21.06ID:wy9V1hcF0NIKU
お婆さんを助けてから数日後、長沢さんは学校のヒーローになった。
長沢さんは今期の朝ドラを見限ったらしく、踏切で待つようになった。

「どっからそんな噂立ったんだろうね」
長沢さんは笑いながら言った。
「よかった、教祖じゃないんだね」
「うん、昔から避雷針みたいに私のところに人が集まってくるんだ」
「いいことじゃん」
「悪い雷も落ちてくるんだよ」
「じゃあ俺も悪い雷かな?」
「ううん、そんなことない」

目の前の遮断器が上がった。

いつだって悪意からの避雷針になってやるよ、君はそのまま愛の避雷針でいればいい。

(おわり)
0019名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエ 1357-20SA)
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2017/10/29(日) 20:40:11.23ID:wy9V1hcF0NIKU
『避雷針』の世界観をロマンチックに表現しようかと思ったんですが、
話があらぬ方向に逸れてしまいましたw
0020名無しって、書けない?(庭) (ニククエ Saed-h0Xw)
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2017/10/29(日) 22:25:45.92ID:U+EEaoTKaNIKU
>>13
理佐ちゃんと西遊記の相性が良いらしく気づいたら大台に乗ってしまいましたw

>>19
なーこちゃんが登場するだけで物語が不思議な雰囲気になるのは彼女の個性のなせる業ですかね

しかし、色々なメンバーで書けるのは大阪府さんの卓越したテクニックあればこそですな
0021名無しって、書けない?(大阪府) (ニククエWW 1357-ZLF9)
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2017/10/29(日) 23:06:22.54ID:EE0rejA10NIKU
>>20
こんな小手先のテクニックを褒めて頂きありがとうございます
特定メンバーの名前を使う以上、出来るだけその子の良さを引き出したいと思ってはいますが、
実在する人物ゆえに書き手と読み手の間にイメージのズレが生じてしまい、
なかなか苦戦しております
0022三蔵な理佐ちゃん 第103話(庭) (アウアウカー Saed-h0Xw)
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2017/10/30(月) 18:49:19.89ID:hZuJGKaha
「おかしいな・・・?」って神様から貰ったカード見て愛しの理佐ちゃんが呟く

いくちゃんと爺の住む常冬の街を後にして1週間

明日には常夏の街にたどり着く予定の三蔵一行
三蔵法師こと愛しの理佐ちゃんの新しい夏服が欲しいの一言でショッピングしていざお会計

「俺君、神様カード使えないって言われちゃった・・・」
店員に腹の中で笑われてるんじゃないかと恥ずかしそうに呟く理佐ちゃん

「神様カードは限度額も無いし永久に使えるはずだよ」って観音菩薩な俺が訝しんでいると

突然鳴り出す理佐ちゃんのスマホ

「あっ、理佐ちゃん着信八代亜紀の舟唄じゃん」って驚く俺

「俺君が好きな歌だからさ・・・」なんてうつむく照れ屋な理佐ちゃん

「お師匠様、照れるより先に電話出たほうが・・・」すかさず理佐ちゃんをフォローする孫悟空

慌てて電話出る理佐ちゃん

電話切って首を傾げる仕草がめっちゃ可愛い理佐ちゃん

「美浦の堀先生がね・・・」って戸惑いながら話そうとする理佐ちゃん

「リサハオレノヨメのローテーションならダービー以外は全て先生にお任せでいいよ」
って話始める理佐ちゃんを遮って捲し立てる俺

なにしろ期待に違わぬ能力で新馬戦と東スポ2歳Sを余裕でぶっこ抜いたリサハオレノヨメ、俄然力が入ろうってもんだ

「そんな話じゃなくて、預託料が振り込まれてないって・・・」って神様カードを指差す理佐ちゃん

「困ったな、神様カード使えないとなると一気に一文無しだね」って哀しみの三蔵一行

そんなこんなで途方に暮れてたら、しばらくぶりにお釈迦様がやって来た

「ご無沙汰してます」
直接の上司の登場に直立不動な俺
現世で観音菩薩だなんて意気がってみても仏教界じゃ所詮ただの中間管理職だよ切ないぜ

愛しの理佐ちゃんの前だってのにパンチパーマな元祖ヤクザルックなお釈迦様にペコペコしてる俺
そんな俺を哀れむような目で見てそうだけど好き
0023三蔵な理佐ちゃん 第104話(庭) (アウアウカー Saed-h0Xw)
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2017/10/30(月) 19:51:52.06ID:hZuJGKaha
「ちょっといいかな?」
ってお釈迦様のために地面に赤い絨毯敷いてる俺を裏に引っ張ってく愛しの理佐ちゃん

「ねぇ、なに卑屈になってんの?」って俺の態度に苛立つ理佐ちゃん

「いや別に卑屈になんかなってないよ、ただお釈迦様に嫌われると出世に響くって言うか・・・
天竺への旅を終えて職場復帰した時にパワハラ受けないように機嫌を損ねたくないだけだよ」
って理佐ちゃんの顔を真っ直ぐ見れずに横向きながら答える俺

「それが卑屈だって言ってんだけど」ってさらに詰めてくる理佐ちゃん

「いざとなったらさ、天国の神様に頼んで移籍させたげるよ」
なんて神様のお気に入りNo.1の力で俺を天国に移籍させてくれる気満々の理佐ちゃん

「無駄だよ」
そんな理佐ちゃんに囁くお釈迦様

「盗み聞きしてんじゃねーよ」ってお釈迦様にまでドス効かす理佐ちゃん

神様のお気に入りNo.1だからって天狗になり過ぎじゃねぇか!?

「天国のパパに言いつけちゃうよ」なんてお釈迦様を脅迫する神様の愛人みたいな理佐ちゃん

「神様カード」って呟いてニヤリとするお釈迦様

「神様カードがなによ?」って強気な態度が逆に内心の動揺を表しちゃってる理佐ちゃん

「使えなくなっちゃってるんだよね」って笑うお釈迦様

「だからなんなのよ」って笑うお釈迦様に苛立つ理佐ちゃん

「お釈迦様なんか知ってるんですか?」って堪らず二人に割り込む俺

取り合えず理佐ちゃんに気を鎮めてもらうためにクレープ食べる三蔵一行とお釈迦様

「えっ!?理佐ちゃんが神様のお気に入りNo.1じゃなくなっちゃたんすか?」
ってお釈迦様の話しに耳を疑う三蔵一行

「確かな筋からの情報だから間違いないと思うよ」ってクレープ食べながら話すお釈迦様

「マジかよ・・・」って愕然とする俺

理佐ちゃんより神様に気に入られる女が存在するなんて信じらんねぇよ・・・

ショックがでかかったらしく悟空も八戒も一言も発しない

「そう言えば神様から何日か前にメール来てたよ俺君」なんて呟く理佐ちゃん

「どんなメール?」
ってどうせ神様カードが停止になる予告メールだろうなって分かっていながら聞いちゃう俺

「興味無かったから読んでないよ」
って迂闊にも程がある理佐ちゃんだけど好き




 
0024三蔵な理佐ちゃん 第105話(庭) (アウアウカー Saed-h0Xw)
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2017/10/30(月) 20:34:47.83ID:hZuJGKaha
「こんな一方的なやり方ムカつくね」
神様のお気に入りNo.1から陥落してしまった愛しの理佐ちゃん
照れ隠しにことさら怒ったふりして暴れてみせてる

「そこで俺君に相談なんだけどさ」
って怒ったふりしてる理佐ちゃんを遠目に見ながら俺にすり寄るお釈迦様

「なんの相談ですか・・・?」って猫なで声出すお釈迦様に警戒心MAXな俺

「リサハオレノヨメの預託料やこれからかかる費用全額俺が出すから権利を半分譲ってくんない?」

なんて野郎だ・・・リサハオレノヨメが無傷の2連勝を飾り将来有望と分かった途端に権利半分寄越せだと
しかも、理佐ちゃんの神様カードが使えなくなって金に困ってるの見越して交渉に来やがって
お釈迦様のくせに人の弱味につけこむなんて流石は俺の上司だぜ

「勘弁してくださいよ、いくらしたと思ってんすかあの馬手に入れるのに」って難色のポーズ示す俺

「頼むよダービー馬のオーナーになるって夢を叶えさせてくれよ」 
なんてダービーなんて全然興味無いくせにウソつくお釈迦様

「ダメですよ、リサハオレノヨメが種馬になったら幾ら稼ぐと思ってんすか?」ってカマかける俺

「それがさイスラム教のアラーって神様通じてさアラブの王様が引退したら種馬として手に入らないかって言ってきてんだよ」
俺のカマに乗って本音がポロリなお釈迦様

「買った時は1億2千万だったけど今は3億まで価値が騰がってるから1億5千万で権利半分譲りますよ」
「1億5千万だと!なんぼなんでもまだ先か分からない馬に1億5千万は無えだろ、ボリ過ぎだお前」って俺の提示額に憮然とするお釈迦様

「じゃあ、この話は無かったことに、世界が欲しがるディープインパクトの良血馬ですからねリサハオレノヨメは
この先ダービー買って凱旋門勝ったら種牡馬価値半端ないですよ、それこそ今日1億5千万が30億になってるかも?そん時にアラブの王様が幾ら出すか楽しみだな」
って笑いながら交渉の席を立つ俺

「待て、キャッシュで1億と預託料に必要経費いっさいがっさい持とうじゃねぇか」
ってやっと決断してくれるお釈迦様だから好き
0025三蔵な理佐ちゃん第106話(庭) (アウアウカー Saed-h0Xw)
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2017/10/30(月) 21:17:44.94ID:hZuJGKaha
「これでしばらくは金の心配しなくて済むな」
って目の前に積まれた1億5千万円を見てほっとする俺

リサハオレノヨメの権利を半分譲るのは嫌だったけど愛しの理佐ちゃんに贅沢旅行をさせてあげるためには断腸の思いで決断した俺

「ねぇ、お釈迦様は仏様カードとかくんないの?」って悔しげに帰り仕度するお釈迦様の感情を逆撫でする理佐ちゃん

「残念だけど俺は同じワタナベでもぺーちゃん推しなんでね、絶対にべリサにはあげない」って憎まれ口叩いて極楽に帰ってくお釈迦様

「お釈迦様のくせにアイドル追っかけってんじゃねーよ」ってお釈迦様に靴投げる怒りの理佐ちゃん

「まあまあそんなに怒らないで、お釈迦様のお陰で1億5千万円手にはいったんですから」って理佐ちゃんの機嫌をとる八戒

「俺君が交渉上手で良かったね」って直ぐに笑顔になる切り替え上手な理佐ちゃん

「神様カードが使えなくなった時はどうしようかと思ったけど、欲にかられた馬鹿が舞い込んで来て助かったよ」って大笑いの俺

「でもこの金を元手にして大儲けするまでは極力節約生活で頼むよ」
なんて商売に精出す気満々な俺


「やっと理佐ちゃんの好きな常夏の街だぜ」
お釈迦様から金をせしめてから3日後にして流沙河の畔に発展した常夏の街にたどり着いた三蔵一行

「俺君、海あるかな?」なんてはしゃぐ理佐ちゃん

「そう言えばお師匠様は常夏の街では絶対に人を指差しちゃいけないってローカルルール知ってますかね?」って心配する悟空

「念のために教えといたほうがいいんじゃね」なんて理佐ちゃんに近づく八戒を制する俺

「そんなローカルルール三蔵法師な理佐ちゃんに教えなくていいよ」って俺に戸惑う悟空と八戒

「でも殺されないまでもケンカになっちゃいますよ」って心配する悟空

「3日前に極力金は使わないって言ったの忘れたのかよ、向こうからケンカ売ってきたら慰謝料貰えんだろ・・・」って悪魔の囁きを悟空と八戒に吹き込む俺

「さすがですね」って感心する悟空と八戒

そんな悪巧み3人組の耳にも

「海が見えてきたよ」なんて嬉しそうな理佐ちゃんの声が響いてきそうだから好き
0026三蔵な理佐ちゃん 第107話(庭) (アウアウカー Saed-h0Xw)
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2017/10/30(月) 21:40:13.44ID:hZuJGKaha
「わぁー海だよ」
目の前に広がる大海原にテンション揚がる海が大好きな愛しの理佐ちゃん

神様カードが使えなくなったピンチを乗り越えてようやくたどり着いた常夏の街

そこは見渡す限りの水の都だ

「理佐ちゃんごめん、ここ海じゃねぇんだよ」って大河流沙河を海と勘違いしてテンション揚がる理佐ちゃんに謝る俺

「ウソついてんじゃねーよ」ってテンションあげあげでドス効かす理佐ちゃん

「ほら見てみ、サーフィンやってる人だって居るよ」って早速俺の期待通りにサーファーたちを指差す理佐ちゃん

「やい!なにを指差してんだてめぇ」
なんてこれまた俺の期待通りに絡んでくるヤカラなサーファー

慌てて悟空の陰に隠れる理佐ちゃんと俺

「ちょっと、私三蔵法師なんだけど下手に絡んでくると怪我するよ」なんて悟空の背中から意気がる強気な理佐ちゃん

「なにを!三蔵法師の名前出されたぐらいでビビって波に乗れるか許して欲しかったら裸みせろい」
って悟空の恐ろしさに気づかず理佐ちゃんに失礼なこと言うサーファーたち

数分後、悟空に手もなく捻られ許しを乞うサーファーたち

「俺君どうしますか?」って俺に尋ねる悟空

「そうだね、理佐ちゃんに裸を見せろなんて言った罪は万死に値するわな」って冷酷に告げる俺

「じゃあ、早速首を跳ねちゃいますか?」って青龍刀を研ぎ出す八戒

「ちょっとお待ちを」なんてたまたま通りかかった街の長老が八戒に待ったをかける

サーファーよりも上等そうなカモに歓喜の俺

「街の長老の頼みでも聖人三蔵法師様に裸を見せろなんて言っちゃう極悪人は見逃せないよ」って譲らない俺

「そこをなんとか、今日はこの流沙河の祭りの日なのです、ご容赦ください」なんて平謝りする長老

「よし分かった元より俺たちもイスラム国じゃねぇから斬首は勘弁してやろう」
なんて慈悲を見せるそこは観音菩薩な俺

八戒と悟空に命じてサーファーたちに油を塗る俺

「観音様いったい何を」って戸惑う長老

「うむ、サーファーなんてのは葉っぱキメて乱交パーティやったりするろくでなしばっかだからよ
古式にのっとって油塗って海に沈めて海神様の生け贄になってもらうんだよ、祭りに丁度良いじゃねぇか」ってサーファーへの偏見半端ない俺

「それもお許しください」ってまたも土下座する街の長老

「お前さぁ、さっきから頼み事ばっかりだな、こいつら助けても俺になんのメリットも無ぇじゃん」ってやっと本題切り出す俺

俺の一言で何かを察した街の長老ハ話が早そうだから好き
0027三蔵な理佐ちゃん 第108話(庭) (アウアウカー Saed-h0Xw)
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2017/10/30(月) 21:57:50.92ID:hZuJGKaha
「凄い景色だね」
海と見間違うほどの大河流沙河を一望出来る最高級スイート
ホテルの支配人に自ら案内されるVIP待遇に喜ぶ愛しの理佐ちゃん

「いやいや景色のほうが凄い美人だねって驚いてるよ」
なんて話が早い長老のお陰で理佐ちゃんが喜んでくれて俺まで饒舌になるってもんだ

「もう、すぐ大げさに褒めるんだから」
って頬を赤らめる照れ理佐ちゃんはやっぱり可愛い

「しかし俺君の掛け合いはなかなかですよね」なんて調子の良い八戒

「いやぁそんなことないよ、理佐ちゃんがアイツらを指差して絡まれたのが一番のお手柄だよ」
さりげなく手柄を理佐ちゃんに譲る俺

「やめてよ〜私は指差しただけだよ、そんぐらいで裸になれなんて言われると思わなかったもん」って褒められて満更でもない笑顔の理佐ちゃん

「でもこの街だと人を指差すのがぶん殴られても仕方ないぐらい相手を侮辱する行為だって
お師匠様に黙ってろって言ってたの俺君だからやっぱり俺君の手柄ですよ」
褒め合いの輪に入りたくてまたも余計なこと言っちゃう悟空

理佐ちゃんの前に正座させられる理佐ちゃんの下僕3人衆

「ねぇ、私に万が一があったらどうすんの?それにサーファー君たち可哀想じゃん」
って知らないうちに恐喝の片棒を担がされてたことにご立腹の理佐ちゃん

「すいません、この街で何か事業を始めるために少しでも節約出来ればと思いまして」って謝る俺

「出来心なんですすいません」って声を合わせる悟空と八戒

「じゃあ、事業が軌道に乗ったらちゃんと長老さんにお金返すの?」って生真面目な理佐ちゃん

「もとよりこの街では真っ当な商売をする以上は、そのつもりなので安心してください」って誓う理佐ちゃんの下僕3人衆

「じゃあ、お説教はもうおしまいにしてサーフィンしたいな」
なんて俺をサーフィンに誘ってくれそうだから好き
0028名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Saed-h0Xw)
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2017/10/30(月) 21:59:05.11ID:hZuJGKaha
やっと流沙河までたどり着いたw
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