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688コメント708KB
【物語】欅坂46の小説 ★5【エロも可】 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001名無しって、書けない?(庭) 転載ダメ©2ch.net(6級) (アウアウカー Sa8d-hZWA)
垢版 |
2017/07/02(日) 18:43:16.04ID:VdBgmUcOa
素人レベルからでも投稿できる小説スレです
ただし投稿作品に対するすべての中傷は禁止です

投稿者は多大な時間と労力をかけて
作品を投稿していますのでご協力をよろしくお願いします

またこのスレの投稿される作品はすべてフィクションであり
実在する人物や団体や建物等との関係は一切ありません

★過去スレ★

【物語】欅坂46の小説 ★4【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1496452705/


【物語】欅坂46の小説★3【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1493391840/


【物語】欅坂46の小説★2【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1489546278/


【物語】欅坂46の小説【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1487327352/
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0002名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sae9-hZWA)
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2017/07/02(日) 18:50:49.85ID:VdBgmUcOa
新スレ立てました
投稿よろしくお願いしますm(__)m
0003名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sd62-TXXx)
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2017/07/02(日) 19:00:11.34ID:6vbi9eBqd
スレ立てお疲れ様です。
なにやら最近、創作意欲のある人が増えてるような。
0004『にじねる』其の壱(1)(チベット自治区) (ワッチョイ 3e76-lonu)
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2017/07/02(日) 23:26:07.88ID:BRm0kyE80
今宵は満月……。

馬に揺られる女がひとり……。
その馬乗袴は真紅。衣は輝くばかりの白である。

女は、ゆっくり、ゆっくりと馬を歩ませていた……。

女の影が、前にいる百姓風の男の背中にかかる。
「お待ちなさい……」

男が振り向く。

「うまく化けましたね。……“ねる”を返しなさい」

女の顔を見た男が叫ぶ。
「て、てめえは菅井!」

それを聞いた女が眉をしかめると、男の姿は徐々に人でないものに変わっていった。

女は持っていた馬鞭をゆっくりと男に向けた。
次の瞬間、馬鞭の先が輝き、光が男の身体を貫いた。

男の身体は砂となって崩れ、あとに赤い玉が残された。

女は馬から降りて玉を拾うと言った。

「怪奇ごときに菅井などと呼ばれたくございません……」
「“菅井様”ならば許してあげましょう……」

女は長い髪をかき上げた。

その女の名!
―菅井友香―
0005『にじねる』其の弐(2)(チベット自治区) (ワッチョイ 3e76-lonu)
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2017/07/02(日) 23:28:38.36ID:BRm0kyE80
今宵は満月……。

荒れ果てた家で、ひとり、酒を飲む男……。

「……うまいかい?」
男が声の方を見ると、女が立っている。

「よく味わって飲みなよ……」

「ああん!?」
男は女をにらみつけた。

「落ち着きな。あたしはゆっくり待っててあげるからさ……さあ、飲みなよ」
男が怒って立ち上がると、徐々に人でないものに変わっていった。徳利は転がり、酒は畳に広がった……。

「あーあ……」
女は男の姿に全く動じずに言った。

「こぼしてんじゃねぇよ……あんたの最期の酒を」

男は女に飛びかかった。

「“ねる”を返しな!」

女が背中に背負っていた筒を男に向けると、筒から光の弾が飛び出した。

弾は男を貫き、その直後、男は砂となって崩れた。

「一発必中……」

あとには黄色の玉が残され、女はそれを拾い上げた。

その女の名!
―渡邉理佐―
0006『にじねる』其の参(3)(チベット自治区) (ワッチョイ 3e76-lonu)
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2017/07/02(日) 23:30:39.71ID:BRm0kyE80
今宵は満月……。

誰がが走る音がする。

男が振り向くと、なんとも不気味で気持ちの悪い走り方で向かってくる女がいた。

「うっ、うわぁ!」
「気持ち悪ぃいいい!」
「バケモンだぁあああ!」
男は逃げ出した。
女は不気味で気持ちの悪い走り方でそれを追いかけた。

一刻も走った頃だろうか。
「助けてくれぇぇぇ……」
男は泳ぐように両手を動かし、よたよたと走って……いや、歩いていた。
女もふらふらと歩いていた。

「ああ! もう!」
女が声をあげた。
「なんで……怪奇に……気持ち悪いとかバケモンとか言われなくちゃならないの!? イーッ!」

女がぐるぐると右腕を回すと、手袋が輝いた。女は跳び上がって、男の身体の中にその手を突っ込んだ。

「“ねる”を返して!」

女が男の身体から右手を引き出すと、そこには緑色の玉が握られていた。

男は砂となって崩れ落ちた。

「なんかこれひどくない?」

その女の名!
―尾関梨香―
0007『にじねる』其の肆(4)(チベット自治区) (ワッチョイ 3e76-lonu)
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2017/07/02(日) 23:33:03.29ID:BRm0kyE80
今宵は満月……。

夜のしじまを風が吹きぬけた。
「…………」
風と共に誰かの声がした。

笠をかぶった男は、周囲を見回した。
「何者……?」
誰の姿もない。

男が正面に目を戻すと、女が仁王立ちになって行く手をふさいでいた。袴の色は紺。衣は輝くばかりの白である。

女は呟いた。
「……怪奇」

男の顔に恐怖の表情が浮かんだ。
「お、お前は……!」
男の姿は徐々に人でないものに変わっていった。

男の姿を真っすぐ見たまま、女は鉢巻をほどいた……。
一本の白い布がたらりと垂れた。

男は叫びながら女に走り寄る。

女は再び何かを呟いた。
すると、女の右手に握られていた白い布は、あたかも芯が入ったように一直線になった。
女はその布で男を薙いだ。

横一線の残光と共に男は倒れ、砂となって崩れ落ちた。

女は砂の中から青色の玉を拾い上げた。
「“ねる”奪還……」

「…………」
女は手に持ったその玉をじっと見つめていた。

……風が吹いた……。

女は鉢巻を巻き直すと、ゆっくりと何処へと歩いて行った。

その女の名!
―平手友梨奈―
0008『にじねる』其の伍(5)(チベット自治区) (ワッチョイ 3e76-lonu)
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2017/07/02(日) 23:37:40.47ID:BRm0kyE80
今宵は満月……。

距離をあけ、にらみあう女と男。
寄っては離れ、寄っては離れの状態。

均衡を破ったのは女だった。

女は走って前進し、伸び上がって、持っていた羽子板を振った。男を目掛けて光の弾が飛んだ。
「散れ!」
女は叫んだ。

弾は男を貫いた。……はずであった。
しかし、弾は男をすり抜けた。

見ると、男は自らの腹を裂き広げ、穴を開けていた。
「!!!」
読まれていたのか!?

今度は男が走って前進し、女との距離をつめた。

男の左腕が鞭のように伸び、女の右腕を掴む。
引きずられ、地面に倒れた女。
男は高笑いして女に迫る。

直後、女は跳び、右膝蹴りが男の胸に命中した。
女の膝当てが輝き、光が男を貫いた。

「……ば……馬鹿な……次の手を仕込むとは……」
男は砂となって崩れ落ちた。

「“ねる”は返してもらうからね」

残された紫色の玉を手に取ると女は言った。

「負けるのは嫌いなんでね……」

その女の名!
―守屋茜―
0009『にじねる』其の陸(6)(チベット自治区) (ワッチョイ 3e76-lonu)
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2017/07/02(日) 23:40:11.26ID:BRm0kyE80
今宵は満月……。

野原を歩む男の先に、六尺棒を右手に持ち地面に突き立てた女が立っていた。
袴の色は黒。衣は輝くばかりの白である。

「…………」
女は何も言わなかった。

「お前、何者だ……」
男は構えた。

「…………」
女は答えなかった。

「油断ならぬやつ……」
男はすり足でじわりじわりと横に動きながら女を警戒した。

「…………」
女は同じ姿勢のまま黙っている。

「うぬぬ……」
男は女をにらみつけた。

「…………」
女は微動だにしない。

「うーん?」
男は首を傾げた。

男は女に歩み寄ると言った。
「……なぁ……なんだお前は? 立って寝てるのか?」

女は突然叫んだ。
「革命!!!」

男の身体は投げられたように宙に舞い、空中で独楽のように回転した。
女は六尺棒でその回転する男を突いた。
棒の先が輝き、男は砂となって崩れ落ちた。
女は藍色の玉を手に取った。

女は小さな声で言った。
「……“ねる”……」

その女の名!
―渡辺梨加―
0010『にじねる』其の漆(7)(チベット自治区) (ワッチョイ 3e76-lonu)
垢版 |
2017/07/02(日) 23:42:17.47ID:BRm0kyE80
今宵は満月……。

女は、正体を現した怪奇と対峙していた……。その異形の姿、誰もが目を背けるであろう……。

……が……。

「うふふ」
女は表情を変えずに笑っていた。

(なにがおかしい! ながさわななか!)
怪奇の“念”が伝わってくる。

「あはははは」
「あはははは」
「あはははは」
女は無表情のまま、あははははと“言って”いた。

(だまれ!)
怪奇から鞭状のものが伸びて女の首を狙った。
女はそれを全く避けようともせず“絞められた”。

「もっと」
女は言った。

(なにをかんがえている! ながさわななかぁ!)
怪奇から次々と鞭状のものが伸びた。女は全身を絞めつけられて糸巻きのようになってしまった。

次の瞬間、女の着物が輝いた。光が鞭状のものを伝わって怪奇の本体に達し、怪奇は爆発した。
あとに残されたのは砂。

女は呟いた。
「ひっかかった……」

「あ、“ねる”だ……」
女は橙色の玉を手に取って、砂に言った。
「私、“ななこ”だから……」

その女の名!
―長沢菜々香―
0011名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKd6-qvWP)
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2017/07/03(月) 21:29:34.05ID:JJD3DKZtK
規制に引っかかって書き込みできない間に
改めて皆さんの作品を読む楽しさを知ったのであります♪

>>10
なるほど!滝沢馬琴のアレがヒントですね
あと1話も楽しみです
0012名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sd62-TXXx)
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2017/07/03(月) 21:32:18.54ID:Sj1mjuDid
>>11
あっそういうこと!?

チワンさん教養あるなあ。
0013『にじねる』其の捌(8)(チベット自治区) (ワッチョイ 3e76-lonu)
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2017/07/03(月) 21:40:06.09ID:9uKPkxx10
今宵は満月……。

寺の本堂に七人の女が集った。
そこに現れたひとりの比丘尼。

「虹花様」

その女の名!
―石森虹花―

「“ねる”を取り返しましたね……」

女たちは七色の玉を取り出した。

比丘尼は祈った。
「怪奇に呪われ……奪われた“ねる”……」

「七色の玉よ……さあ……ねるに……還りなさい……」

女たちの持つ玉は、あたかも虹を思わせる光となり、天に向かって伸びた。
光はからみあいひとつとなり、まばゆく白い光の柱となった。

光の柱に浮かんだのは、女の赤子の姿だった。

その女の名!
―長濱ねる―

女たちは喜びの声と共に、ねるを抱き上げた。

今宵の星は……美しい……。

『にじねる』(完)
0014名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW cdd8-+k/C)
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2017/07/03(月) 23:14:05.29ID:ZsRtwops0
>>13
スッキリしていて、すごく読みやすい…
乙です
0015『○○ねる』系の人(チベット自治区) (ワッチョイ 3e76-lonu)
垢版 |
2017/07/03(月) 23:19:45.40ID:9uKPkxx10
お読みいただきありがとうございました。
欅坂メンバーを使った時代劇が書きたくなって書き上げました。

>>11
「八犬伝」は全く意識していませんでした……。
ヒントは「どろろ」の百鬼丸の設定です。

【つぶやき】

・其の肆(4)の「横一線」の誤用はお許しください。削ったはずが残っていました。

・実は今回は平手さんは外すつもりでした。下書きでは上村さんだったのですが『てくねる』で重点的に描写したため、ネタ被りが著しく、没にしました。

・このくらいの長さのものがちょうどよさそうです。

・「埋め立てですか」規制に阻まれて八話目が投稿できませんでした。
0016名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKd6-qvWP)
垢版 |
2017/07/03(月) 23:46:27.59ID:JJD3DKZtK
>>15
なるほど
どろろはタイトルしか知らなかったので…m(_ _)m

あと、埋め立てですかが出たときは短いレスをひとつ挟めばまた大丈夫になります
自分でやってもOKです
今後の参考になれば
0017名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sae9-hZWA)
垢版 |
2017/07/03(月) 23:55:25.62ID:wto7BbaGa
>>15
長編投稿乙であります

『にじねる』完全版読めてスレ立てた甲斐がありました
これからもどんどん投稿お願いしますm(__)m
0018欅学園の理佐ちゃん14(庭) (アウアウカー Sae9-hZWA)
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2017/07/04(火) 00:52:32.46ID:eoYbx/b3a
「ねぇ放課後買い物付き合ってよ」
「うん、いいよ」
理佐ちゃんからのお誘いには絶対にNOを言わない忠実な俺

彼女である理佐ちゃんにまで絶対服従しちゃうのは
自分以外は全員女なんてふざけたクラスに放り込まれた俺が身に付けた哀しい処世術ってやつだ

そして放課後

「理佐ちゃん何処行くの?」
「うーん、ちょっとね」って適当な返事する理佐ちゃん

「何しに行くの?」
「さっき、買い物って言ったよ」って素っ気ない返事の理佐ちゃん

「何買うの?」って聞く俺

「うるさい!ちょっと黙って!」
3度目の質問にキレる理佐ちゃん・・・

短気過ぎんだろ!って拗ねる俺に

「拗ねてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「夏休みに海行きたいと思ったからさ、俺君に水着選んでもらおうと思って・・・」
なんて恥ずかしそうに言ってくれそうだから好き
0019欅学園の理佐ちゃん15(庭) (アウアウカー Sae9-hZWA)
垢版 |
2017/07/04(火) 19:02:24.37ID:YtwmmgX+a
「ねぇ顔赤くしないでよ」
理佐ちゃんが不審者を見るような顔で俺を見ている

「思った以上に女の人が多くて恥ずかしい」ってたどたどしく答える俺

「毎日女しかいない教室で授業受けてんのに今さら恥ずかしいの?」

神の最高傑作の呼び声高い理佐ちゃんとてやはり女・・・

男にとって女性だらけの水着売場がどれほど照れる場所なのか分かるまい

「ねぇ水着売場で顔赤くしてると、かえってヤバい人だと思われるよ」
って理佐ちゃんも回りの目が気になりだしたようだ

そんな理佐ちゃんの心配をよそに「理佐ちゃん鼻血出ちゃった」って情けない俺に

「のぼせてんじゃねーよ」ってドス効かすくせに
優しい理佐ちゃんはティッシュで鼻栓作ってくれそうだから好き
0020欅学園の理佐ちゃん(パラレル編)(庭) (アウアウカー Sae9-hZWA)
垢版 |
2017/07/04(火) 20:22:27.81ID:YtwmmgX+a
「ねぇなんで昨日鼻血出ちゃったの?」
視聴覚準備室のドアの鍵をかけながら理佐ちゃんが俺に聞いてくる

「えっ!?どういう意味?」
理佐ちゃんの質問の意図が分からず戸惑う俺

「私の水着姿を想像したのかなぁなんて思って・・・」
照れ隠しに横向いて呟く理佐ちゃん

今までの理佐ちゃんの行動パターンから分析するに・・・
下手にうなずこうものなら
「私のことエロい目で見てんじゃねーよ」ってドス効かされたあげく
「きもーい、きもーい」って逃げてかれるパターンだな

「全然違うよ、綺麗なお姉さんがエロい水着を手にしてんの見てたら想像しちょってさ」
なんて苦笑いまじりに上手いウソつく俺

「え〜〜っ!?」
予想外の俺の返答に目ん玉飛び出すほどの驚き理佐ちゃん

「俺君・・・それってさぁ・・・浮気だよ」冷たく呟く理佐ちゃん

「えっ!?なんで〜」
理佐ちゃんのぶっ飛んだ論理に今度は俺が驚きの叫び

「彼女と一緒に水着見に行って他の女の人の水着姿を想像して鼻血は浮気だよ」
ってちょっと悲しそうな理佐ちゃん

「俺君が鼻血出ちゃったせいで昨日は水着も買えなかったし・・・」
さらに悲しそうな理佐ちゃん

「ごめん」ってよく分からないけど謝る俺に
「じゃあ今日も水着見に行っていい?」って聞く理佐ちゃん
「うん、いいよ」って快諾する俺
「ねぇ頑張ってエッチな水着に挑戦するから、今度はは私で鼻血出してね」
って恥ずかしそうに言う理佐ちゃん

「理佐ちゃんのエロい水着姿だったら全身から血が噴き出しても後悔しない自信あるわ」ってヤル気満々の俺に

「ウソだよバーカ」って笑いながら言いそうだから好き
0021欅学園の理佐ちゃん(パラレル編2) (庭) (アウアウカー Sae9-hZWA)
垢版 |
2017/07/04(火) 21:04:15.25ID:YtwmmgX+a
「呼び捨て禁止だよ」
なんて理佐ちゃんに呼び捨て禁止令を出されたものの・・・

やっぱり理佐って呼び捨てしたい俺

理佐って呼ぶことで俺の女感が沸き上がるはずだど夢想すればするほど
美人の中の美人と言われる理佐ちゃんを
呼び捨てしたくなって暴走する俺の独占欲

とりあえず校舎の裏にいるノラ猫を理佐と名付けて見る俺

「理佐、理佐、良い娘だからこっちおいで」
なんてノラ猫に呼びかける俺

「ねぇなにやってんの?」
振り向くと理佐ちゃんが呆れた顔で俺を見ている

「いやぁなんかお昼休みは教室に居づらくてさ」
なんてクラスに男ひとりの気まずさを声高に主張して誤魔化す俺

「俺君、その猫さぁ・・・オスだよ」って教えてくれる理佐ちゃん

「わざわざそれ教えに来てくれたの?」
「そんなわけねーだろ」
って笑いながら俺にお弁当箱手渡す理佐ちゃん

「たまたまお弁当箱余ってたから・・・」
なんて照れ隠しに下手な言い訳する理佐ちゃん

「凄ぇ嬉しい、理佐ちゃんありがとう」って喜び爆発の俺に

「オスのノラ猫は理佐って呼んでんのに彼女の私はちゃん付けなんだ・・・寂しいな」
なんてわざとらしく棒演技で言ってくれそうだから好き
0022名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW cdd8-+k/C)
垢版 |
2017/07/04(火) 23:26:34.29ID:iOEKVyDx0
群青島の日常2
彼は基本的には場を和ませるキャラだ。
そんな彼だ。かといって社交的でもない。内気でもない。
彼はそんなキャラにも関わらず、相手の言葉を注意深く聞く耳と簡潔に相手に質問する知性を持っている。
私はそんな彼を特に嫌いでもない。どちらかというと好意的だ。
彼と五分や十分話したなら、多くの人が好意的に思うだろう。
そんな彼は言った
お母さんは私の声が"嫌い"なんだよ___と。
私はうつむき、考えた。
チクタク、チクタクと時計の針が動く音がこの部屋に響く。
私達は三日月荘というところに住んでいる。
もちろん男女別だ。
私は、ココ最近ずっと彼、井口眞緒を部屋に呼んでいる。
彼の話を聞くためだ。
私はソファに腰を下ろし、真獅ヘ勉強机の備え付けの椅子に座っている。
彼は下を向き、こう続けた。
「私には、違うのか、わからない。けれど、みんなが言っても怒らないようなことを私には怒ってくるんだ。おはよう、とかおやすみ、とかね。」
こんな話、私は聞きたくなかった。今にでもトランプをしていたかった。彼もこの話をするのは辛いだろう。一言ずつ、心の傷をえぐっていくのだろう。
だけど彼はそれを我慢して、言ってくれているのだから、私はその言葉を信じて、彼の中の繊細な心の傷に入っていく。
このことは正しい。なんて言いきれるわけでもない。私はなにかに目覚めたわけでもない。正義感もない。ただ、彼に一種の優しさを捨てたのだ。
私は彼に問いかける。
どうして、お母さんは真獅フ声が嫌いなのかな?と。

続く
0023名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW cdd8-+k/C)
垢版 |
2017/07/04(火) 23:28:16.96ID:iOEKVyDx0
>>22
訂正
私はソファに〜の所の真?は真獅ナす。
すみません
0024『○○ねる』系の人(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
垢版 |
2017/07/05(水) 04:27:20.20ID:ebrgM7nn0
『てくねる』【ここまでのあらすじ】(前スレッド 『てくねる』23まで)

転校生の平手友也は、長崎ねるという不思議な女生徒に声ではない波長(こえ)で話しかけられる。(この学校は危険……)と。
すると、友也の転校早々、クラスの女生徒が3階から落ちる事故が起きた。長崎は友也に(落ちたんじゃない……落とされたの……)という謎めいた言葉を告げる。

長崎は、クラスをまとめる菅井由香になにかと攻撃的な態度をとっていて、彼女の周囲で起きる“怪奇現象”も相まってクラスで避けられている存在だった。
友也は長崎の波長に答えるべきか答えずに無視するべきかを悩んでいたが、長崎の挑発によりつい返事をしてしまった。

友也には他人の心の声(波長)を聞く能力があった。他人の本心や記憶を探る事もできる能力……。
その能力により、前の学校で周囲の噂に悩まされ、恋人とも別れる事になった友也は、能力を使う事をやめていたのだ。
しかし、長崎の説得により、再び能力を使う事を決意する。

--------
・注1 『てくねる』ここまでは欅坂46ネタを入れていましたが、ここから先のストーリーは人物名以外、欅坂46とほぼ関係がなくなります。
・注2 ラストまでいくので、かなりの連続投稿になります。連続ものを書いている方、ご迷惑をおかけします。
0025『てくねる』24(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
垢版 |
2017/07/05(水) 04:29:09.70ID:ebrgM7nn0
翌日、僕はある人物に会う事にした。

「君が、米谷さんが窓から落ちるのを見た人?」
「あっ……石ノ森虹花(いしのもりにじか)です……」
僕は話を聞く事にした。

「石ノ森さん、状況を教えてくれないかな?」
「私、その時、校庭にいたんです」
「それで、友達が校舎から『虹花ぁー』って呼んで手を振ってきたので私も手を振り返したんです」
「その時に3階の窓から人が落ちるのを見ました。私、驚いて声も出ませんでした」

「落ちる時に米谷さんはどんな姿勢だった?」
「こう……窓枠に座っているような状態から、後ろに倒れるようにして……」

僕は突き落とされた可能性について考えてみた。
「その時、窓の近くに誰かいた?」
「私が見る限り、いませんでした」

石ノ森さんが何かもじもじしている。
「えっと……あの……」
「ここまでは警察の方にお話しした事と同じような事なんですけど、ちゃんと説明できるかわからないんですけど……こう……」
「えっと……」
石ノ森さんはその大きな目で何度もまばたきをした。

石ノ森さんには悪いけど、波長を聞いてみる事にした。彼女は素直でシンプルな思考のため、レベル1で充分だった。

(……信じてもらえないかな? バカな子って思われるかな?)
(あれ……あんなことあるのかな?)
(どうしよう……言えない……誰にも……)
(……怖い……)
(あんな事……あるのかな?)
(落ちてる途中……)
(落ちてる途中……一瞬……止まったの……)

僕はふと、野球のボールの事を思い出した。

「石ノ森さん、ごめん。何だか困らせてしまったみたいだ。話しにくい事、説明しにくい事ってあるよね。どうもありがとう」
僕は石ノ森さんにお礼を言うとその場を立ち去った。
0026『てくねる』25(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
垢版 |
2017/07/05(水) 04:32:06.23ID:ebrgM7nn0
僕は自分の教室に戻った。

授業を受けていると、すかさず長崎さんの波長が聞こえた。
(他人の波長を聞いた……?)
(ああ……)
僕は答えた。
(不思議な事が聞けたよ。米谷さんが落下する途中に一瞬止まったそうだ……)
(……そんな事、どうでもいい……)
そんな事? こんなに不思議な事はないのに……。
(……てく……)
(君はまだ、聞くべき人の波長を聞いてない……。そして、まだ想定すらしてない事がある……)
(想定って?)
僕が尋ねた。
(……現段階の君には突飛すぎる……)
それだけ言うと長崎さんは黙ってしまった。

僕は目の前にいる菅井さんの背中を見た……。美しい長い髪……。

昼休み。
原口さんが僕のところに小走りでやってきた。
「ねぇねぇ! てく!」
何か興奮しているようだ。
「うーんとぉ、私、チョー重要なもの、見つけちゃったかもしれない!」
「警察に届けた方がいいのかなぁ?」

原口さんが取り出したのは一通の封筒だった。
表に「米谷みなみさんへ」と書いてある。
「封がしてないから私、読んじゃった!」

僕も読んでみた。
そこに書かれていたのは、米谷さんへの恋心を打ち明ける文と
『××時に美術室に来てくれないか。返事を聞かせてほしい。―土生善治―』
というものだった。

「でも、いまどき紙のラブレターなんてすごいね!」
「告るのまでメール使う人多いんだって!」
「告るなら、蒼はやっぱり直接かなぁ……」
原口さんは一気にまくしたてた。

「原口さん、これ、どこにあったの?」
「えーとぉ……」
原口さんが少し考えたあと言った。
「……下駄箱の上……ちょこっと角が見えてた……」
僕は違和感を覚えた。
この手紙、あまりにわざとらしくないだろうか……?

これは、警察に証拠品または参考資料として渡さなければならないのだろうか?
この、不自然な手紙を……。

「原口さん、これは僕が預かっていいかな?」
0027『てくねる』26(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 04:35:08.32ID:ebrgM7nn0
僕にはいくつか明らかにしておきたい事があった。

僕は土生君の席に歩いて行き、目の前に立った。
「土生君……聞きたいことがある」

土生君は端正な顔立ちを僕に向け、静かな声で言った。
「なんだい?」
「別の場所で話そう……」
僕たち二人は誰もいない音楽室に行った。

「土生君……米谷さんが窓から落ちた事をみんなに知らせてくれたのは君だ。別な言い方をすれば、君は教室にいなかった」
「そうだね」
「いくつか質問をしていいかい?」
「…………」
「米谷さんが落ちた時、君はどこにいた?」
「…………」

まず、単純なストーリーでの土生君関係説はこうだ。

土生君が美術室に米谷さんを呼び出して恋愛の話をしたとする。
そして、何らかのトラブルがあり、土生君が窓枠に座っていた米谷さんを突き落とした。これがストーリー1。
だが、このストーリー1は土生君を強引に被疑者にしてしまうし、室内に人は見当たらなかったという石ノ森さんの目撃情報とも矛盾する。
もうひとつ、土生君にふられて一人残された米谷さんが失望して窓の外に倒れこんで落ちた。これがストーリー2。
しかし、好意を示す手紙で呼んでおいてふるというのは酷い嫌がらせだ。「返事を聞かせてほしい」との内容とも矛盾する。
これは完全否定要素を明らかにする必要がある。

事故の後、原口さんからこう聞いた。
「自殺の疑いなんてひどいよね……でも、よねさん……成績の事で何か悩みがあったのかな? 部活も恋愛も興味がなくて勉強一筋だったのに……」
恋愛に興味がない……。

実は僕が本当に土生君に聞きたいのは「君は美術室にいたか?」ではない。

僕はもう一度聞いた。
「土生君……米谷さんが落ちた時、君はどこにいた?」
土生君はちょっと考えてから答えた。
「……どこって言ったら廊下だね」
「米谷が落ちたって話もそこで聞いた。もう、騒ぎになりかけてたよ」
「うん。ありがとう。この質問は終わりだ」
「えっ?」

土生君が心を緩めたので、すかさず波長を聞いてみた。まず、レベルは1だ。

(……不思議なやつだ……)
(俺はてっきり、美術室にいたのかと聞かれるかと……)
(廊下で……に「お前のクラスの米谷が……」って言われたんだよな……)
0028『てくねる』27(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 04:38:15.93ID:ebrgM7nn0
もう少し探らせてもらおう。レベル2だ。
(俺……行かなかっ……)
(…美術室に…行け…って言わ…たり…くなと言……たり)
(わからな……)
(なんで…あんなこ……に…)

土生君が美術室に行っていないのは事実のようだ。しかし、行かなかったとは? 行くはずだったという事か。
誰かの指示を思わせる言葉も出てきた。これについては後で聞く事にしよう。

「次の質問。米谷さんの事を、君は女性としてどう思ってる?」
「あっ! ええっ!?」
意外な質問に土生君は素っ頓狂な声を上げた。
「えっ、俺!? 俺が? 米谷を?」
ここも重要だ。レベル1。

(な…だそれ……?)
(なん…それ……?)
(米谷を? 誰が? ……俺が?)
(うーん……別に……)

このレベルでは出てこないようだ。レベルを2に上げてみた。

(…谷…怪我して……かわ…いそ……)
(おと…は……不潔……嫌い……て…いつも……)
(極度……潔癖症……)
(…には…他の子が……)

ノイズが増えて聞き取りにくくなってしまったが、僕の知りたい事が出てきた。

米谷さんは土生君を、土生君は米谷さんを恋愛対象として考えていないようだ。

土生君がラブレターを渡したとしても米谷さんは行くだろうか?
恋愛意識もないし、悪戯の手紙と思うかもしれない。

それから、意図的に手紙を使ったのかという点も気になる。
確かに電子メールでなく手紙を使うと、真の送り主が誰かがより不明瞭になる。巧妙に文字を偽装すれば素人には筆跡鑑定などできない。

原口さんが言っていた。
(「告るのまでメール使う人多いんだって!」)

「いろいろと聞いて悪かった……」
「……ん? ああ……まるで探偵みたいだったね」
土生君はホッと一息ついて言った。

僕はポケットから手紙を取り出した。
「そもそもこれが悪いんだよ。ひどいだろ、こんな悪戯手紙……」

土生君は封筒の表と裏を見た後に、中身を読んだ。
「俺の名前が書いてある……で、なんだよこの内容! 悪戯にも程があるよ!」

土生君、ごめん。最後に聞かせてくれ。波長で……。

(なんだよ……悪戯にも…程があるよ……)
(おいおい、本当に美術室に行ってたら、俺メチャメチャ疑われてたよ……)
(ひどいよなぁ、どういうことだよ……@…#Z……あれ? 誰だっけ?)
(おお……セーフ! サンキュ! ……P…?#……あれ? 誰だっけ?)

おかしい……レベル1ですでに奇妙なノイズが出ている。土生君の様子もおかしい。
まるで伏せ字だ……。
0030『てくねる』28(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 04:43:29.86ID:ebrgM7nn0
レベル2に上げた。

(……どういう……ことだ……>…<…L=………誰…???)
(おお……セーフ……サンキュ……%…EEE……誰…???)

肝心な部分がわからない……でも、これは絶対に知っておくべき事だろう。
しかし……僕は……レベル3は使いたくなかった。

レベル3は、僕が能力をコントロールできなかった過去の苦痛と同じものを再体験する事になる。
騒音、強烈な頭痛、吐き気。
だから、使ったとしても聞ける時間は短い。

僕は覚悟を決めて、レベルを3に上げた。
大きなザーッ音と鐘の音が響く。頭が……痛い……。

(…&…ス…ガ…%)
(C…ナ@…ガサ…)

……僕は…意識を……失った……。

目覚めると、そこは保健室で、土生君と織田君、原口さんと菅井さんがいた。それと……林田さん。
「おい、大丈夫か? てく!」と、織田君。
「どうしたんだよ!? 俺に手紙を見せた後、急に倒れたんで驚いたよ!」
土生君が興奮した口調で言った。土生君が織田君たちを呼んで運んでくれたみたいだ。

「ねぇ、てく! 平気なの? 平気なの? 蒼、すごく心配したよ!」
原口さんはなぜか僕の頭をポンポンと叩いた。
「…………」
菅井さんは、心配そうに僕の顔を見ている。
「……てく……」
林田さんはそれだけ言うと保健室を出て行ってしまった。ちらっとしか見えなかったけど……彼女の目に光るものがあった……。

僕は横たわったまま土生君から聞いた波長を思い出していた。
「スガ」
「ナガサ」
土生君が美術室に行くように仕向けたのが「スガ」、美術室に行かないように止めたのが「ナガサ」という事になる。
普通に考えて該当者は二人しかいない。

わからないのは、僕がレベル3を使わなければならないほどそこが伏せられていた点だ。土生君本人にそんな事ができるとは思えない。
僕はじっと見つめた。……菅井さんの顔を……。
君の波長を聞く時がきたのかもしれない……。

「土生君、君だけ残ってくれないか?」
土生君以外の人が、僕の様子を気にかけつつ出て行った。
「質問ばかりして悪いけどいいかな?」
「なんだい?」
「実は僕は、君が美術室に行くようにした人と行かないように止めた人がいるのを知っている」
「えっ!?」
ここからの反応が重要だ……。
「それは誰と誰だい?」

「……ごめん。俺、それ黙ってた。言わなくてごめん……。
 それは…………あれ? 誰だっけ? ごめん。えーと……あれ? 誰?
 おかしい……俺、記憶喪失になったのかな?」
それは予想通りの反応だった。
0031『てくねる』29(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 04:46:07.82ID:ebrgM7nn0
「時間としては平手がみんなに紹介される前だ。……登校直後、誰かが俺に“××時に美術室で女の子が待っている”って言ったんだよ。それで、俺、何の覚えもないけどなんとなく行こうと思ってたんだ。
 そしたら別の誰かが“あれは罠だから行ってはだめ”と言ったんだ。
 そっちの意味もわからなかったから、俺、時間になってもまごまごして廊下に突っ立ってたんだ。そうしたら、米谷の事が起きた」

「えーと、ホント、誰と誰だったかなぁ……」
土生君がまだ首を傾げている。

僕は土生君と一緒に教室に戻った。

みんなが心配して、僕の状態を聞いてきた。
ざわめきの中、聞こえてきたのは長崎さんの波長だ。
(レベル3に上げたの……? 急に倒れたからそんな気がした……)
長崎さんがまるで見ていたかのように言った……。
どこで見たのだろう? 音楽室には僕と土生君しかいなかった……。

放課後。
僕はある人物を美術室に呼び出していた。

「何かしら? 平手君……」
菅井さんは僕を真っすぐに見つめて言った。
「実は……」
僕は言いよどんだ。
「…………」
僕はまだ言わなかった。
「僕………」
僕はまだ言わなかった。
「あの……」
「君の事が好きなんだ! 出会った時から!」
「…………」
僕は彼女の反応を見た。
「そう……嬉しいわ……」
僕は彼女の波長を聞いてみた。
(………………)
えっ?
僕はレベル2に上げてみた。
(………………)
彼女の波長が聞こえない……。

「……付き合ってくれないか?」
僕はもう一度揺さぶってみた。
「うふふ。困ったわ……」
レベル1。
(………………)
レベル2。
(………………)
……なんだ……これは……。
普通、しゃべっていて何も考えない人間はいない。
こんな人に会った事はない……。

「その返事はあとでもいいかしら?」
菅井さんは右手を軽く振ると部屋を出て行ってしまった。

波長が聞こえないのでは、知りたい事を知ることができない……。

僕が呆然としていると、廊下に誰かの気配がした。
僕は菅井さんが戻ってきたのかと思い、覗いてみた。
そこには、一人の男子生徒……佐藤聡君がいた。
0032『てくねる』30(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 04:50:16.35ID:ebrgM7nn0
佐藤君は黙って部屋に入ってくると、スケッチブックが積んである棚をごそごそといじりはじめた。
「や、やあ……」
佐藤君に声をかける事自体初めてだ。

佐藤君が僕の方を見た。
彼は一冊のスケッチブック……おそらく、自分のものを取り出すと部屋を出て行こうとした。

「佐藤君……絵が好きなんだよね?」
「きっと、うまいんだろうな……僕も見てみたい」
僕はある意味いいかげんな発言をした。佐藤君との会話のきっかけが全くつかめない。
佐藤君は何も言わなかった。

林田さんの言葉を思い出した。
(「佐藤は誰とも口をきかないんだ。ああやって、絵ばっかり描いてる……」)

「そのスケッチブック見せてくれないかな?」
佐藤君は意外とすんなりとスケッチブックを見せてくれた。
そこには、疾駆する馬の絵、自然の風景、椅子に座って微笑む女性などが鮮やかに描かれていた。
「すごいじゃないか!」
僕はお世辞でない感嘆の声を上げた。
佐藤君は照れたように下を向いた。

しかし、僕はある事に気が付いた。
この……微笑む女性……。

「佐藤君……これ、菅井さんを描いたものかい?」
「…………」
佐藤君はうなづいた。
モデルに菅井さんを選んだ……それ自体は全く不自然なものではない。

しかし、今、僕は菅井さんに関わる事はどんな小さな事でも知っておきたい。
「菅井さんがモデルを引き受けてくれたんだね」
「…………」
佐藤君は黙っていた。
誰とも口をきかないという噂の佐藤君……。
しかし、僕には波長の能力がある。

だから、ごめん。佐藤君、君の波長を聞かせてくれ。レベル1。

(うれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいこの人はボクの事を避けないボクの事をいじめないボクに話しかけてくれたボクの絵をほめてくれたうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしい
うれしいボクの事を避けないボクの事をいじめないボクの絵をほめてくれたうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいボクに話しかけてくれたうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしい
うれしいボクに話しかけてくれたボクの絵をほめてくれたうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいうれしいこの人はボクの事を避けないボクの事をいじめない)

うわっ! なんだこれは!?
早回しした音声のように佐藤君の波長が一気に聞こえてきた。

(菅井さん菅井さん菅井さんきれい優しいきれい優しいボクの絵をほめてくれたボクの絵をほめてくれた優しい優しい優しい菅井さん菅井さん菅井さんきれいきれいきれいモデル引き受けてくれた優しい優しい
優しいモデル引き受けてくれたきれい優しいボクの絵をほめてくれた)

こんな状態に出会ったのは初めてだ。
ただ、“菅井さん”という言葉が出てきたので、僕はレベル2に上げてみた。
0033『てくねる』31(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 04:53:55.20ID:ebrgM7nn0
(………………)
何も聞こえなかった。
えっ?
もしかして、菅井さんと同じ……。
と、思った時だった。
(……菅井さん……)
(ボク…見…た……)
(米…さん…会ってた……)
(ここで……楽しそう……)
今、僕は極めて重要な事を聞いているんじゃないか?
(菅井さん……と……米谷…んが……)
(昼…み…こ…で……話し…て……)
(米谷さ…楽しそ……)
(次の日……米谷さ……落ちた……)
パズルのピースがはまってきた。

「佐藤君、ありがとう。いい絵だね」
僕は佐藤君にスケッチブックを返した。

「……あの……」
僕は初めて佐藤君の声を聞いた。
「ありがとう……」
佐藤君はそう言うと去っていった。

佐藤君の見た事をまとめると「米谷さんが落ちる前日に、美術室で菅井さんが米谷さんと会っていた。そして次の日に米谷さんは落ちた」となる。
これは推測の域を出ないが……米谷さんには、その人との約束なら絶対に守るという相手がいた。
「明日、また同じ時間、ここで会いましょう……」とでも言われたら必ずそうするという相手。
その相手の名前はもう既に出ている。

次の日の放課後。
僕は長崎さんと一緒に校庭にいた。

(菅井由香の波長を聞いてみた?)
(ああ……でも……)
僕は言葉を濁した。
(あんな事ありえるのかわからないけど……何も聞こえなかった……)
(てく……)
(波長の“レベル0”ってわかる?)
長崎さんが言った。
(レベルが……0?)
僕は首をかしげた。
(何も聞こえない……つまり、普通の状態じゃないのか?)
(違う……何も聞こえないんじゃない……)
長崎さんが否定した。
(“何も聞かせない”の……)
僕はまだよく飲み込めなかった。
(レベル0が使える者は、自分の波長を閉ざす事ができる)
彼女が僕の顔を覗き込んだ。

菅井……さん……。
菅井さんが能力を持っている……。

話している最中、長崎さんがもたれかかっていたポールの上の旗が急に燃えた。
それを見た人が「なんだあれは!? 燃えてる!」と騒ぎ出した。
(……これは……なんだ?)
長崎さんが悔しそうな顔をしてどこかを見た。
0035『てくねる』32(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 05:01:43.33ID:ebrgM7nn0
翌日の朝。
「米谷さんの意識が戻ったそうです!」
斉藤先生が嬉しそうに声をあげた。

「ただ……」
斉藤先生が言った。
「事故の状況について、覚えていない事があるようで……」
「“誰かと待ち合わせをして窓のところに立っていたらいつの間にか落ちていた”そうです」

「よねみ……頭を打ったから……」
鈴木さんが言った。
「かわいそう……」
原口さんが言った。
「……自殺なんて言って悪かった……」
織田君が自分の発言を反省したように言った。

これか……。
これが……長崎さんの言っていた僕の選択ミスか……。

事故直後、菅井さんを教室から出した事……。
米谷さんのところに行かせた事……。

しかし、もう、米谷さんのところに行ってレベル3を使って探るまでもない。
あとは、長崎さんの言っていた“突飛な発想”のピースだ……。
突然割れたガラス……一瞬止まった落下……弾かれた野球のボール……。

(てく……)
長崎さんだ。

(レベル0の能力は自分の波長を閉ざすだけじゃない……)
(レベル0を“かけられた”人、もうわかったでしょ?)
(……かけられた?)
……土生君と米谷さん……。

(どういう状態になるかもわかったよね……)
記憶の……封印……。
土生君は美術室について誰と誰に言われたか思い出せなくなっていた。
米谷さんは誰と待ち合わせ、美術室で何が起きたのか思い出せなくなっていた。……おそらく、前日に美術室で会った相手の事も……。

他人の波長を閉ざす事でそんな事が……できるのか?
(わかった……)
僕は答えた。
(長崎さん……最後の詰めだ……)

その日は落ち着かない一日だった。

夜になって、僕は長崎さんと一緒にある場所に向かった。

菅井さんの家は高級マンションだった。
僕はその高い建物を見上げて言った。

(長崎さん、ここで待っててくれないか?)
(…………)
(まずは、彼女と二人だけで話したい事がある……)

僕は集合玄関に行き、彼女の部屋のナンバーを押し、「呼」を押した。
「はい……」
菅井さんの声がした。
「平手です。突然訪ねてきて悪いけど、入れてもらえませんか?」
意外なほどすんなりと扉は開いた。
0036『てくねる』33(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 05:04:50.36ID:ebrgM7nn0
彼女の家の中は豪華なものだった。
しかし、僕は室内を見物している余裕はない。
「ご家族は……?」
広い部屋に彼女しか見当たらないので尋ねた。
「一人暮らしですから……」
菅井さんは答えた。
「紅茶でいいかしら?」
菅井さんは言った。
「失礼。何もいらないよ」
僕は断った。
「君に話がある……」
「また、『君が好きだ』なんて冗談を言うのかしら?」
菅井さんはにっこりと笑った。
「いや……違う」
僕はふかふかすぎるソファーにかえって座り心地の悪さを感じながら言った。
「真面目な話だよ……」
僕はポケットから手紙を取り出した。
「この手紙に覚えはないかい?」
僕は菅井さんに、土生君が出したように偽装された手紙を見せた。
(…………)
菅井さんは何も言わない。
「菅井さん、米谷さんが落ちた“前日”の同じ時刻に彼女と美術室にいたね」
(…………)
菅井さんは何も言わない。
「君は、米谷さんを“翌日”もう一度美術室に行かせたんだ」
(…………)
菅井さんは何も言わない。

僕はある意味確信を持って、最も重要な質問をした。
「全て、君が……やったんだね?」

菅井さんは首を横に振った。
「何を言っているの? 平手君……」
レベル1。
(………………)
彼女の波長は聞こえない……。

レベル2に上げた。
(………………)
彼女の波長は聞こえない……。

僕は覚悟してレベル3に上げた。ザーッと音がする。鐘の音が響く。激しい頭痛がする。吐きそうだ……。
(………………)
彼女の波長は聞こえない……。

これ以上となると……レベル…4か?
レベル4なんて使った事もない……。
でも、ここで使わなければならないんだ。
僕はもうどうにでもなれという気持ちでレベルを4に上げた……上げた…上げ…た。

自分の頭蓋骨が破裂したような感覚に襲われた。同時に、バリンと何かが割れるような音がした。
ガラスが砕けるような映像が見えた。

壁を破ったがごとく、菅井さんの波長が、意図したようにはっきりと聞こえた。
(……おつかれさま……ビンゴです……)
0037『てくねる』34(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 05:09:23.62ID:ebrgM7nn0
身体がふらついて今にも倒れそうな僕を見ながら菅井さんは言った。
「波長でお話ししましょうか……?」

(ここで高笑いして、悪者は正体を現したほうがいいのでしょうか……?)
(な……に……?)

僕の持っていた手紙が突然燃えた。
(そんな駒はもう不要……)

(……複数能力所持者がこんな身近なところに二人いるなんて……)
僕は言った。
(念力<サイコキネシス>、発火<パイロキネシス>、遠隔視<リモート・ビューイング>、僕と同じ波長の能力……おそらく、君と長崎さんはこれらの能力を持っている)
(能力の目覚め……あれは……中学生の頃でした……苦しい思いをしましたわ……)
菅井さんの表情が曇った……。僕にはよくわかる……まして、複数の能力だとしたら……想像を絶する。

(転校初日、僕に林田さんが言っていた。
 “長崎……あいつが行く先ではいつもおかしな事が起きる。突然ガラスが割れたり、火の気のないはずのゴミ箱が急に燃えたり……”って。
 僕はあれはてっきり長崎さん本人の能力で起きたのかと思った。事実、僕自身が似たような現象を見た)

(あれは菅井さん……君が長崎さんを追い込むためにやっていたんだね?)

(だから?)
(それがどうかしましたか?)
彼女の長く美しい髪が逆立っているように見える。
(一手一手の詰めです)

(波長レベル0が使える君は、波長を閉ざして僕のレベル3までを完全に封じた)
(レベル0……面白い芸でしたでしょう?)

(……さらに……君はレベル0を他人に施す事ができる。君に妨害された部分は思い出そうとしても出てこなくなる)
(一部にしか使いませんけどね……全部伏せてしまったら……謎解きになりません。それでは少しも楽しくありません)

長崎さんが、走って部屋に入ってきた……。
遠隔視で僕らを見ていたらしい。オートロックはおそらく、内側のセンサーに念力で何かをかざした……。

(ある子が教えてくれた。米谷さんが落下中、一瞬止まったって。米谷さんが落ちた……つまり、念力で君が落としたのを念力で止めた)
(邪魔な一手ですね……でも一瞬です)
(長崎さんが米谷さんを救おうとしたんだ)
(救う? うふふふ)
(いくらなんでも、落下する人間は支えられません……)
それを聞いた長崎さんは、悲しげに下を向いた。

(米谷さんは待っていた。前日とは違って、××時に現れない君を……)
(君には遠隔視で美術室が見えていた……)
(前日のように窓のところに立って待っていた米谷さんを、念力で……窓の外に押し出した……)
(君は教室にいながらも米谷さんを落とす事ができたんだ……)
(君の波長を聞いた長崎さんも遠隔視で美術室を見たが、米谷さんはすでに落ちていた……支えようとしたが……君の言う通り無理だった)

(さらに、君は土生君を陥れようとした。長崎さんはそれを防いだ)

(全ては私と彼女の……ゲームです)
菅井さんは長崎さんを指して言った。
0038『てくねる』35(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 05:11:18.08ID:ebrgM7nn0
(ゲーム?)
(最初のゲームは彼女を異質な者として追い込むゲームです。ゲームは私が優勢でした……)
(次のゲームはトリックゲーム。奇妙な落下事故。当然、私は無関係。……米谷さんには気の毒でしたけど)
(それに途中参加してきたのが平手君……あなた。……あなたはゲームを実に楽しくしてくれました……)

(ゲーム……だと!?)
(それで人を傷つけたのか! 菅井さ……菅井由香ぁ!!!)

突然、塊のようなものがぶつかった感覚があり、僕は床に倒れこんだ。
(男性に呼び捨てされるのは好きではありません……)

(こんな大きな能力があるなら、なんでいろいろと小細工するような真似をしたんだ!?)
僕は立ち上がりながら言った。

(だって、それではゲームが楽しくありませんもの)
菅井由香は小さく笑った。
(チェスの勝負をしている最中に、勝ちたいからといって相手を殴るの? あなたは……?)

(だからといって、能力をあんな事に使うなんて……)
僕は怒りというよりも疑問を抱いて菅井由香に言った。

(使い道がわからないからゲームにしたのよ……)
菅井由香は苦しげに言った。
(能力を使わずに“普通の人”でいればいいと思うでしょう? でも、私と彼女は複数能力所持者……能力たちが身体を蝕む……それぞれの能力を全て使用しなければ……)

(体温の急激な上昇……視力は失われ……最終的には脳が破壊される……)
長崎さんが恐ろしい事を言った。

(私はそういう人を知っています……)
(……私の……母です……)
菅井由香は言った。

(それに……能力を使って“ガス抜き”をしても……そう遠くない時期には……)
長崎さんが……菅井由香の……そして、自分自分の……この先を語った。
長崎さんの近くにもそういう人がいたのだろうか?

(私は……)
菅井由香の顔色が変わった。
(私は要らない……)
菅井由香の身体が震えている。

「私はこんな能力、要りませんでした!!!」
菅井由香は思わず声に出して叫んだ。

同時に菅井由香の背後の窓ガラスがはじけ飛んだ。
僕は菅井由香がガラスを飛ばして僕らを攻撃してくるのだと思った。

違った。
0039『てくねる』36(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
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2017/07/05(水) 05:14:20.09ID:ebrgM7nn0
彼女は窓の外に後ろ向きに落ちて行った。ゆっくりと……。

(高さは充分……)
菅井由香の波長が聞こえた……。

長崎さんは、落ちる菅井由香を見て激しく声をあげた。菅井由香の落下が一瞬止まった。
ロープが切れたように、菅井由香は再び落下していった。
僕は菅井由香の言葉を思い出した。
((いくらなんでも、落下する人間は支えられません……))

地上から……小さく……聞きたくない音がした。

長いのか……短いのか……とにかく、時間が経った。
いくつものサイレンの音が聞こえてきた。
僕と長崎さんは、呆然として互いを見つめていた。

現場にいた僕と長崎さんは、警察に話をいろいろと状況を聞かれる事になるだろう。

僕は長崎さんに話しかけた。
(まだ、わからないことがある……)
(なに?)
長崎さんが答えた。
(菅井由香はレベル0で波長を閉ざす事ができた。現に僕には聞こえなかった……)
(そうね)
(菅井由香はなぜ、レベル0で君に波長を聞かせないようにしなかったんだろう?)
(……それがルールだから……)
長崎さんは意味がよくわからない事を言った。

(それに、長崎さん……最初から僕に全て話してくれればよかった……)
僕が長崎さん……ねるに言った。

(てく……)
その時、ねるは僕に初めて笑顔を見せた。

(だって、それじゃゲームが楽しくないじゃない?)
(ダッテ、ソレジャ ゲーム ガ タノシクナイジャナイ?)

僕はその言葉、その笑顔に、とてつもない恐怖と不安感をおぼえずにはいられなかった……。

『てくねる』(完)
0041『○○ねる』系の人(チベット自治区) (ワッチョイ cd76-lonu)
垢版 |
2017/07/05(水) 06:32:44.46ID:ebrgM7nn0
【つぶやき】

・頭から再投稿した方がわかりやすかったでしょうか? 不具合も直してありますし(菅井由香の外出時間、事故発生が休み時間の間だと短すぎるので昼休みに変更した……など)。

・結局、長すぎるので、公開はダイジェスト版になっています。申し訳ございません。具体的には第二・第三の事件が中抜きになっています。
 そのため、ひどい目にあわなくて済んだ人がいます。蒼ちゃんとか……。逆に尾関君は活躍できなくなりました。「下から上に落ちた」というフレーズは気に入っているのですが。
 米谷さん落下事故のみ用に書き換えてあるので、流れとしては違和感がないはずです。

・前スレッドで書いた、林田さんのセリフの中にある余計な情報(設定)とはパイロキネシスの事です。ちょっと強引に入れ込みました。

・フィクションですが、菅井友香さん推しの方、すみません。しかし、終盤の展開と菅井由香の運命についてはかなり初期に決まっていたのでお許しください。
 林田愛佳(志田さん)の扱いも悪かったので、少しだけ救いを入れました(保健室)。

・この後、また『よねねる』みたいなエロを書いたら、みなさん驚くでしょうね。
0042名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sd62-TXXx)
垢版 |
2017/07/05(水) 06:34:57.08ID:UFM6Nw9ad
朝起きたらすごいことになってた笑
0043名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW cdd8-+k/C)
垢版 |
2017/07/05(水) 07:03:29.45ID:yFO5U4S90
>>41
なんか、怖い終わり方でしたね(笑)
てくねる、すごい面白かったです!
途中でやめたのに書いてくれて感謝です
お疲れ様でした。
0044名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sae9-hZWA)
垢版 |
2017/07/05(水) 07:04:22.11ID:+9Bdz4aQa
朝から投稿乙ですm(__)m

よくこんなストーリー思いつくなぁって驚嘆しながら最終話まで一気読みしてしまいました
0046名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KKd6-qvWP)
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2017/07/05(水) 23:03:50.93ID:etjsU6T5K
なー「ちょっと神秘的でちょっと悲しみも秘めた傑作だったね」
ぺー「夢中で読んじゃった」
なー「超能力ってすごいね」
ぺー「なーこちゃんありそう」
なー「え?そう?どうしてそう思ったの?」
ぺー「いっぱい食べて消化も良さそうだから」
なー「腸能力じゃねえよ」
ぺー「…(ウマクボケラレタカナ?)」ニコッ

なー「ぺーちゃんだったらどんな超能力が欲しい?」
ぺー「…どんなのがあるの?」
なー「透視能力とか」
ぺー「…お金儲かりそう」
なー「投資能力じゃねえよ。リモートビューイングのほう」
ぺー「あ、それはいらないかも。ときどき実家に帰れるし」
なー「いもうとビューイングじゃねえよ。物とかが透けて見えるやつ」
ぺー「ああ…じゃあ、CD買うときに誰の生写真が入ってるかわかるから便利だね」
なー「もっと他の活用の仕方は無いんかい」
0047名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdbf-3CgV)
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2017/07/06(木) 02:38:37.83ID:pbfdcwl2d
>>46
サンドウィッチマン型の言葉でつっこむタイプの漫才かな?
0048『ねるねる』1(チベット自治区) (ワッチョイ f776-OACE)
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2017/07/06(木) 04:36:29.75ID:ozNRSUNs0
私が目を覚ますと、そこは白い空間だった……。

白い壁に囲まれた、箱のような部屋……。
天井も白、床も白、私に着せられたドレスも真っ白だった。

私は自分に何が起きたのかを把握できないでいた。

私は長浜ねる……。
鳥居坂46というアイドルグループで、一応、アイドルをやってる。
“ねる”という名前は変わってるけど、芸名じゃなくて本名……。
出身は長崎県。ちゃんぽんが好き。腕の肘の関節が変な方向に曲がる……。
うん。いろいろと思い出せる。

ただ、ここの部屋に来るまでの事が思い出せない……。
直前にどこにいて、その時何をしていて、どういう経緯でここにいるのかが……。

その部屋は6メートル四方くらいの広さで、全方向から光が射している。だから、影がない。
それに、その部屋には物が何もない。何一つない白い空間……。

私がちょっと前まで出演していた『文字だけの観衆たち』というテレビドラマで、学校の教室に閉じ込められるというシーンがあった。
撮影は楽しくて、そこには共演する仲間がいた、スタッフさんもいた……こんな、実際に1人で閉じ込められるなんて……。

(何かの撮影?)
(テレビ番組のドッキリ企画?)
次に思いついた理由が私の身体をこわばらせた。

(……誘拐……)
私はその自分の考えに恐怖を覚えた……。

起き上がった私は、壁や床を何か所も叩いてみた。声をあげてみた。
返事どころか叩いた音すらろくにせず、そのやわらかい材質は私の手をゆっくり跳ね返すだけだった。

次の瞬間……。

まるで、壁を突き抜けるように、じんわりと影が現れた。影は人間の姿となり、その人は床にストンと降り立った。
私と同じドレスを着ている。……ただし、ドレスの色は真っ黒。

私は思わず、その顔を見た。

それは……。
“私”……だった……。

真っ赤な口紅を塗った“彼女”は、私を見つめて微かに笑った……。
私、こんな笑い方するんだ……。

“彼女”は、私のあごに手を添え上に向けると、私に突然キスをした……。

私は飛びのき口を拭うと、驚いて“彼女”を見た。

「何を驚いてるの? 挨拶よ……ねる」

「私も……“ねる”……よろしくね……」

私と同じ顔をした“彼女”は、にっこりと笑った。
0049『ねるねる』2(チベット自治区) (ワッチョイ f776-OACE)
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2017/07/06(木) 06:54:58.83ID:m/gOUTPn0
「ねる!」「ねぇ、ねる!」「しっかりして!」
声が……聞こえる……。

私が目を開けると、鳥居坂46のメンバーたちがいた。
「……ねるぅ……」「大丈夫!?」「ケガは……ない?」と、口々に私を心配する言葉をかけてくれた。
みんな、涙を流している。

スタッフさんの説明では、番組収録中に急にセットの一部が倒れて、私は頭を打ったようだ。
まだ、意識が朦朧としている……。

ああ、あの白い部屋の事は夢だったんだ……変な夢……。
私はホッとして少し笑った。

……でも、私はおかしな事に気が付いた。“セットで頭を打った”?
……私、痛くない……。ケガもしてないし、コブすらできてない……。

……………………


「長浜さん!」「長浜さん、聞こえますか?」
声が……聞こえる……。

私が目を開けると、そこは病院のベッドだった。いろいろな管や機械が私につながっている。

「長浜さん……」お医者さんが声を出した。
「長浜さん!」看護師さんが喜びと驚き半分半分の声をあげた。

お医者さんの説明では、歩道を歩いていた私に、スマホを見ながら運転をしていた車が突っ込んできたそうだ。
まだ、意識が朦朧としている……。

「長浜さん、しばらくは絶対安静です」
お医者さんが言った。
絶対安静……。

やっぱり……あの白い部屋の事は……夢……。

でも……まただ……私……。苦しくもないし……痛くもない……どうして……。

目の前の景色が歪んだ……。

……………………

そこは、例の白い部屋だった。

“黒い私”がにっこり笑ってる……。
「どう? ねる、今の気分は?」

私は言った……。
「ねぇ……もしかして……私……もう、しんでるの……?」

「それで、あなたは……あっちの世界にいざなう者……?」
私は“黒い私”を指さした。

「ふっふっふっ……その通り! ……じゃないよ……ねる……」
“黒い私”は首を振った。
0050『ねるねる』3(チベット自治区) (ワッチョイ f776-OACE)
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2017/07/06(木) 13:02:48.47ID:LurscJqX0
……今日は鳥居坂46の握手会……。

ファンのみなさんとの交流の日だ……。
一人一人とはほんの少しの時間だけど、みなさんと握手をして言葉を交わす日。

最初の人だ……。
「こんにちは」
私はにっこり笑って挨拶をした。

「ひめのちゃん、『TORIBINGO!』の仮装、笑っちゃったよ!」
……えっ?
「うふっ、ありがとうございます。がんばりました! ……あの……」
「お時間です」
次の人の番になってしまった……。

次は女の子だった。
「わぁ、女の子だぁ! 来てくれてありがとう! 嬉しいです」
「女子でも、ひめのちゃん推し多いんですよ。また来ます。C.N いちごみかんジ……」
「お時間です」
……えっ……。

ひめのって誰? ファン間で通じるあだ名?
そういう名前のメンバーもいない……。

次の人……。
「こんにちは!」
「ひめのちゃん、ドラマでいつも“たくらみ役”っぽいよね、ヒロイン待ってます」
「色んな役をいただけるように演技をがんばりまーす!」
「お時間です」
……やっぱりだ……。

時間が過ぎ去っていった。私のレーンに並んだ人はみんな私の事を“ひめの”と呼んだ……。

次の人……。
「ねるちゃん、いつも応援してます」
「あっ! はい! どうもあ…………」
ねるちゃん……!

私がその人を見ると……。
黒いドレスを着た“私”だった……。

目の前の景色が歪んだ……。

……………………

そこは、例の白い部屋だった。

「ねるちゃん、いつも応援してます」

「……ふざけないで!」
私は“黒い私”に怒鳴ったあと、床に伏せて泣いた。
0051名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/06(木) 14:24:21.49ID:ry415ozta
>>50
連日で投稿乙でありますm(__)m

今回もなにやらミステリアスなお話しになりそうでワクワクです
0052欅学園の理佐ちゃん(パラレル編3)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/06(木) 14:27:20.26ID:ry415ozta
「理佐、帰ろう」
理佐ちゃんの好意に甘えてさっそく呼び捨てするも緊張から声かうわずる俺

そんな俺をちらっと見て歩いてっちゃう理佐ちゃん

なんだ?やっぱり呼び捨てダメなのか・・・

だいたい呼び捨てダメだよとか言ってみたり呼び捨てじゃなきゃ寂しいとか言ってみたり

あの女気紛れ過ぎんだよ!

センス無ぇって言うか
声の抑揚とか表情の上げ下げが乏しいから冗談か本気か戸惑うんだよなぁ

超絶美人だからってそうそう機嫌とってられるかってんだい!

なんて亭主関白な決心しながら校門まで来てみたら・・・

「遅いよ!」って待っててくれた優しい理佐ちゃん

「ごめんね、理佐ちゃん脚長いから差がついちゃうのかな・・・」
なんて理佐ちゃんが待っててくれた喜びで決心を忘れて愛想笑いする弱い俺

「それよりなんで理佐ちゃんなの?」
「うん?」
「さっきは理佐って呼んでくれてたじゃん」
「なんか返事してくんなかったからダメなのかと思って」

「みんなが居たから照れただけだよ」
「あっ、そうなんだ」ってほっとする俺

「やっと呼び捨てしてくれたから嬉しくてさ、ニヤニヤしちゃいそうだったから慌てて教室出ちゃったんだよね」
なんて言ってくれそうだから好き
0053名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/06(木) 14:28:54.83ID:ry415ozta
欅学園の理佐ちゃんが水着買いに行ってる話の続きに戻れない(泣)
0054『ねるねる』4(チベット自治区) (ワッチョイ f776-OACE)
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2017/07/06(木) 16:04:10.17ID:LurscJqX0
……白い部屋の中……。
お腹もすかない……トイレにも行きたくならない……。
やっぱり、私……もう……事故で……。

……………………

大音響のオープニング。
いよいよ、今日から鳥居坂46のコンサートツアーがはじまる。
私は、とりいざか46も兼任しているので覚える曲が多い。

イントロが流れた。
私たちは手を振ってステージに出て行った。

他のメンバーへのコールに混ざって聞こえるのが、
「ひめの!」「ひめの!」「ひめのちゃーん!」コール。
ああ、私を見て呼んでるんだろうな……私に声をかけてるんだろうな……。

これは……現実なんだろうか?
……また……夢?
……夢の中でみてる夢……。

衣装替えをしようとして、私は小さく声をあげた。
その衣装は、白い部屋の中で私が着ている白いドレスだった……。

「時間! 早く!」
スタッフさんに促されてステージに戻ると、他のメンバーはいなかった。
ステージの両側にピンスポットが当たって、私と、反対側からゆっくりと歩いてきた子を照らした。
黒いドレスの……“私”。

「ねるちゃーん!」
「ひめのー!」
歓声があがる。

“黒い私”は“ねる”と呼ばれている。

「ねるちゃーん!」
「ひめのー!」

「ねるひめのー!」
「ねるひめのー!」
「ねるひめのー!」

イントロが流れる。
ユニット曲……。
でも、私、この曲を知らない……。

目の前の景色が歪んだ……。

……………………

そこは、やはり、例の白い部屋だった。

“黒い私”はステップを踏みながら鼻歌を歌っている。
「…………」
私は、言葉もなく床にへたり込んだ。

私を見て、“黒い私”が歩いて来てキスをした。
私は、もう避けなかった……。
0055名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdbf-3CgV)
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2017/07/06(木) 17:49:21.56ID:pbfdcwl2d
>>52
理佐ちゃんの物語は安心しますね
>>54
う〜んミステリアス(_ _)
0056『ねるねる』5(チベット自治区) (ワッチョイ f776-OACE)
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2017/07/06(木) 18:57:18.98ID:LurscJqX0
私の名前は、桜沢姫乃……。
高校三年生で受験生……。

通っているのは女子校で、勉強一筋。彼氏もいない。
かなりの難関大学を目指しているため、いろいろな娯楽を封印している状態。

日曜日……夕食後、つい寝てしまったため、変な時間に目を覚ましてしまった。
私はテレビをつけた。こんな時間にテレビを見るのも久しぶりな気がする。

女の子たちが、司会の人にツッコまれて困ったり、笑ったりしていた。
私はその子たちの名前を知らないし、初めて見る子ばかりだった。
鳥居坂46というアイドルグループらしい。

司会の人が言った。
「なぁねる」
ナーネル?

その後の話を聞くと、司会の人が話しかけた髪の長いたれ目気味の女の子の名前が“ねる”というらしい。
“ねる”
変わった名前……。

私はちょっと興味を持って、スマホで検索してみた。
「鳥居坂46 ねる」

私はその子、“長浜ねる”の情報をいろいろと流し見した。
すると、かなりの高偏差値の高校に通っていた事が書いてあった……その子がアイドルに……?
私には理解できなかった。

……でも、いろいろな夢を追う人がいてもいいと思い直した……半ば無理矢理に。
……でも、でも、それはかわいいから選択できた夢……。

私はなんて嫌な子だろう……。
私はテレビを消した。

……………………

私は彼女たちの出ているテレビ番組を見るようになった。
最初は見分けがつかなかった彼女たち全員の顔と名前もわかるようになった。

私は鳥居坂46のコンサートや握手会にも行くようになった。
親戚にファンの男の子がいたのでいろいろと教えてもらい、連れていってもらったのだ。
「勉強が疎かになっている」と親に叱られないようにいろいろとごまかした。

かわいい人、きれいな人、面白い人、大勢いたけど……私の目当ては長浜ねるさん……“ねる”……だった。
私はねるが気になって仕方がなかった。最初は単に名前と学歴で気になったくせに……。

私は握手券をいつも1枚しか持っていけないので、せっかく彼女に会える握手会でもただ黙って彼女の手を握るだけだった。
たくさん話をしてみたい……。私は……ねるが……。
0057名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/06(木) 20:45:10.70ID:3s1b4UWi0
無彩色を有彩色に。


ドラゴンクエストビルダーズ【アレフガルドを復活せよ】×欅坂46




貴方は無彩色と有彩色というものを知っていますか?
無彩色とは白や黒等の色味が感じられないもの。
有彩色は赤や青等の色味が感じられるもの。
そんな無彩色の世界から
有彩色の世界にしたとある少女のお話_。


登場人物紹介 1話はこんな感じです。
2話目で1人増えます

尾関 梨香 オゼキ リカ
このお話の主人公
とあることから生き返る。

菅井 友香 スガイ ユウカ

主人公尾関梨香を復活させ、この世界を元に戻したいと願う神
0058名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/06(木) 20:51:13.42ID:3s1b4UWi0
第1章〜始まりの時〜 (第1話)

「___!__き!起きなさい!」

尾関「……ここ、どこ?」キョロキョロ

あたりを見回すと土でできた壁とお墓が一つ立っていた。

「起きましたね。尾関、聞いてほしいことがあります。」

「貴方は、1度死んでいます。ですが…………」

尾関「……要は私が物を作る能力を持っているから物を作りながら敵を倒せって事?」

「そうです。この能力は貴方しか持っていないのです。」

尾関「でも、この使命が終わったら、私の命は尽きるんだよね?」

「…そうです。貴方は、そのために生まれた生命ですので。」

尾関「……そっか。でも私が、やらないとダメなんだよね…。私、やるよ。皆の、ために。」

「それはそれは。ありがとうございます。とりあえず、拠点となるところに"光"を当てておきましたので、この旗を持ってある所まで進んでください。」

「それと、貴方はものを作る以外の能力を持っていません。くれぐれも、無理をしないでくださいね。」

尾関「は、はい。」

「では、旗を持ってそこまで行くのです。」

オゼキ リカ は旗のような物を手に入れた。

尾関「ここから、土を積んで上に登らないと……。」

尾関「うんしょ……どっこいしょっと……」ポン…ポン

尾関「できた!早速行ってみよう!!」タッタッタッ


尾関「わぁ………?」

階段を登ったその先にはまさに無彩色…白と黒のような世界が広がっていた。
0059名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/06(木) 20:52:28.48ID:3s1b4UWi0
〜始まりの時〜第2話
尾関「何、これ。木が枯れてて、野原?も灰色みたいに、なってる……」

尾関「っ怖い……やっぱり…無理だよ……」

尾関「……ダメッ。私しか、この世界を救える人はいないんだから……。」

尾関「あ……綺麗な、光だ。あそこに、行けば……」タッタッタッ

尾関「……着いた。えっと…ここに、旗?をさしてっと。」

旗を刺した瞬間…辺り一帯と言っていいのか分からないが、その場所だけが、元の綺麗な色に戻った。

尾関「……綺麗。」

尾関「さっき見た景色とは違って、草は緑になったし……土の色も元通りになってる。」

尾関「ここを、拠点にしよう。!」

尾関「幸い寝れるところもあるみたいだし……」
0060名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/06(木) 20:54:12.50ID:3s1b4UWi0
「尾関、聞こえますか?」

尾関「ん??」

「尾関、ここには魔物が寄り付きません。ただ、敷地として周りと区切った方がよろしいかと思います。」

尾関「うん。」

「あと、部屋の作り方ですが、縦にブロック3個置いて、囲めば部屋と認定されます。」

尾関「はぁーい。」

「では。」

尾関「さて、作ろうかな」

尾関「…………」ポン…ポン

小さな部屋ができた

尾関「よしっ。これで、寝る所は出来た!」
0061名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/06(木) 21:01:20.92ID:3s1b4UWi0
〜始まりの時〜第4話

???「……すごい……」

とある人物が光に寄ってきたようだ。

尾関「…?あの子誰だろう……聞いてみよう!」

尾関「あの、ちょっといいですか?」

???「!?わ、私ですか?」

尾関「うん。名前、聞いていいかな?」

???「私は…莉菜。上村莉菜です。」

尾関「……上村莉菜ちゃん?」ズキッ

尾関(なんか、聞いたことある名前……。)

尾関「うっ……そっか!私は尾関。えっと……下の名前は…………分かんないや。ごめんね?」

尾関「………、尾関!よろしくね!」

この娘には何かありそうだ。


尾関「うん、よろし……」グゥーー

「!」

尾関「あはは、何か食べれるもの、持ってない?」

莉菜「これ、なら」スッ
0062名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/06(木) 21:05:36.02ID:3s1b4UWi0
無彩色を有彩色に。
登場人物紹介
尾関梨香 オゼキ リカ
このお話の主人公
とあることから復活する。

菅井 友香 スガイユウカ
主人公尾関梨香を復活させ、この世界を元に戻したいと願う神。

上村莉菜 ウエムラ リナ ꫛꫀꪝ
第1章の鍵となる人物。
彼女はいたずらが好き。
そんな彼には尾関と何かがあるようだ。
0063名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/06(木) 21:09:46.65ID:Uo6f9aI1a
>>62
おっ!壮大な物語が始まりましたね

楽しみにしてます
0064名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/06(木) 21:13:24.27ID:3s1b4UWi0
尾関「…これ、何?」

莉菜「これはね、蔓苔桃って言うんだ。」

http://imgur.com/mkb67IG.jpg

尾関「ツルコケモモ?」

莉菜「うん。生で食べれるの。昔"は"お酒とか、ジャム?を作っていたの。」

尾関「へーー」

莉菜「食べる?」グイッ

尾関「ありがとう!」パクッ

尾関「………!!!」

莉菜「クスクス」

尾関「すっぱぁ!!!何これ!?」

莉菜「……くっ……ハハ!!!」

尾関「むっ……」

莉菜「だま……wされ……wてるwwww」ククク

尾関「……」ムスッ

莉菜「ごめんごめんw」

莉菜「これ、よく沼で見かけるの。」

莉菜「私は、もう酸っぱいのに慣れてるからいいんだけど……やっぱりダメかぁ。」
0065名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/06(木) 21:18:17.28ID:3s1b4UWi0
〜始まりの時〜 第6話
尾関「もっとマシなやつ、頂戴よ……」

莉菜「じゃ、これは?」

尾関「何これ、美味しそ……っ!?」

莉菜「説明聞いてから食べないとダメだよ?尾関。」

尾関「はぁーい……。」

莉菜「これは、ヤマボウシって言うの。」
http://imgur.com/wMvMkxf.jpg

莉菜「とっても甘くて美味しいんだけど…外のゴツゴツして、ピンクのところは皮だから、剥いて食べてね。ちなみに、黄色いところが出てくるから、そこが身ね。あ、あと、種の周りが一番美味しいかな?」

莉菜「はい。食べてみて?」スッ

尾関「…ワクワク…」ムキムキ

尾関「……!!!」アム

尾関「美味しい!!甘くてとっても美味しい!」

莉菜「!なら良かった。あ、ねぇねぇ、これを使って、飲み物とか、作れたりしないかな?」

尾関「?作れると思うけど。」

莉菜「本当!!じゃあ……って、もう日が暮れかかってるね。」

尾関「今日は、疲れたし、もう寝よう?」

莉菜「うん!」

もうそろそろ書き溜めがなくなります。
書き溜めが新しくなったらこの物語は更新しますね
0066名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/06(木) 21:23:51.56ID:3s1b4UWi0
尾関「あ!!ベット…一つしかない。」

莉菜「えぇ??」

尾関「そうだ!ベットで2人で寝よ?」

莉菜「…うん。」

尾関「ほらこっち〜」ポンポン

莉菜「失礼しまーす。」

尾関「じゃあ、おやすみ。」

莉菜「尾関、おやすみ。」


尾関「すう………すぅ……」

莉菜「……尾関。すきだよ。」ボソッ

莉菜「おやすみ。」

書き溜めがなくなったんで適当に出来たらまた書きますね。
なんか、尾関が莉菜を呼ぶ時の名前とか、口調とか違ったら教えてください
0067名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdbf-3CgV)
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2017/07/06(木) 21:24:42.33ID:pbfdcwl2d
新しい作家さん?
すげえ。
0068名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/06(木) 21:31:35.31ID:C/o1rytQ0
ブレーンワールド(その1)
「ねる、行くな!行ってはいけない!」
全身を震わせ、力の限り俺は叫んだ。
「ごめんなさい、でも私どうしてもアイドルになりたいんです、今までありがとうございました」
ねるは次元の裂け目に消えた。
まだ残暑の厳しい2017年の9月のはじめだった。

ねると最初に出会ったのは2017年の春だった。
大学4年生になって、希望していた研究室への配属が決まった。
新学期が始まる前に、配属された研究室の教授の手伝いをすることとなった。
新刊の発売記念に際し、池袋の本屋Jで教授がトークイベントをするので、その司会をするようになぜか直々に仰せつかった。
目的地に向かう途中で二人組の女から声をかけられた。
「さーせん、Jって本屋はこの辺にありますか?」
そのなれなれしい口調にイラっとなったが答えてやった。
「この道をこのまま進めば長蛇の列が並んでいるラーメン屋がある。この大きい道路を挟んだ向かいに見えるよ」
尋ねた女は礼も言わずそそくさに立ち去ろうとしたが、連れの女性は深々と頭を下げた。
頭を上げたその顔を見ると、びっくりするくらいの美少女だった。
それが長濱ねるだった。(続く)
0069名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/06(木) 21:48:32.81ID:C/o1rytQ0
ブレーンワールド(その2)
トークイベントはJの5階にあるカフェの中で行われた。
OHPに映す資料の順番を間違うヘマはぜず、司会も無難にこなし、後は観客からの質問タイムが残るだけとなった。
「は〜〜い、は〜〜い、は〜〜い」と騒がしく手を上げる者がいた。
視線を向けると、さっきの二人組がいた。
ウザ女が美少女の手首をつかみ無理やり手を挙げさせている。
「では、そちらの方どうぞ」と美少女の目を見ながら俺は言った。
「あの、あの、質問忘れてしまいました」と美少女は顔を赤らめた。
「じゃああ、私が質問しま〜〜す」といっそうバカっぽい声でウザ女が口を開いた。
「ねえ、パラレルワールドってあるんですかああ?」
拙劣な質問に勘弁してくれというような顔をし、どうにかしろというアイ・シグナルを教授は俺に送った。
予期せぬ事態に焦ったが、何とか言葉を紡いだ。
「えー、最先端の物理学でパラレルワールドと呼ばれるものに関わるのは3つありますね。
1つは、エヴェレットによる不確定性原理の多世界解釈、もう1つは宇宙創成時のインフレーションが起こることによるマルチバース、
最後の1つが超弦理論の予言する余剰次元の新しい解釈のブレーンワールドです。
今日のイベントのテーマは超弦理論についてなので、最後のことについて先生にお話してもらいましょうか」
さっきまで平易な言葉使いから一転し、ソリトンだのディレクトリ型境界条件だのといった専門用語を無造作に使って教授はやっつけで説明を終えた。
おそらく理解できた客は一人もいないだろうなと俺は思った。(続く)
0070名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/06(木) 22:14:58.67ID:C/o1rytQ0
ブレーンワールド(その2)
イベントに締めとしてサイン会が行われた。
カフェの外にある本屋内の通路に細長いテーブルが置かれ、
教授がサインした新刊にペンのインクがにじまないように和紙を挟んで手渡すのが俺の役割だった。
最後の客があの美少女で、本を渡そうとしたとき、突然、両手で左右の耳を押さえ悶絶しながらしゃがみこんだ。
「大丈夫ですか?」
「心配させてすみません。ちょっと耳鳴りがしただけです」
「後のことはいいから、その人の面倒を見てあげなさい」と教授は告げた。
テーブルの配置も元に戻され、通常営業となったさっきのカフェで座らせ様子を見ることにした。
なんともなく無事なようだ。
当然のようについてきたウザ女も安心したのか、次から次に脈絡のない話を一方的に話し続けた。
美少女はその様子を隣で微笑みながら見聞きしていた。
さすがに話し疲れたのかようやくウザ女が口を閉じた。
見計らったように美少女はゆっくりと口を開いた。
「そういえば自己紹介がまだでしたね。私は長濱ねるといいます。長崎県出身です。この人は高校のときの同級生です。
今年からお茶の水大学の理学部に通うことになりました」
しばし休んだウザ女の口がまた復活した。
「ねえねえ、鳥居坂46って知ってるでしょ!このコはその最終オーディションまで進んだよ」
鳥居坂46というのはわずか1周年ちょいしか経っていないのに、いま日本中を席巻しているアイドルグループである。
アイドルには疎い俺にまでその情報が否応なく入ってくるほど勢いがある。
「俺が審査員なら、最終でも落とさなかったな」
「違うよ。このコ、いろいろあって最終審査は受けてないんだよ」
なぜ?と訊こうとしたが、ねるが目を伏せて暗い表情となったので尋ねられなかった。(続く)
0071名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/06(木) 22:17:18.54ID:C/o1rytQ0
以上、初めての投稿です。
大枠のストーリーは決めているもののディテールは定まってないので、
1日おきくらいに1話か2話を続きとして投稿する予定です。
0072名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/06(木) 22:22:58.97ID:PxVBOhK8a
>>71
投稿ありがとうございますm(__)m

楽しみに待ってます
0073名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ b757-zXdO)
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2017/07/06(木) 22:27:01.12ID:iq7WG1vL0
>>66
ほんわかのなかに冒険心が垣間見えていいですね

>>71
歴史のifを紐解くようでおもしろいです
色んな奇跡が重なって生まれたのが欅ちゃんですね
0074欅学園の理佐ちゃん(パラレル編4)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/06(木) 22:31:29.38ID:PxVBOhK8a
「ねぇ土曜日私ん家くる?」
理佐ちゃんと手を繋いで歩くいつもの帰り道いつもの風景

理佐ちゃんからの誘いはそんないつものありふれた日々から脱け出し
目眩く大人への階段へと続く扉なのか!?

エロい期待にとりあえず股間は放っといて心だけ膨らます紳士な俺

「ひとりでぶつぶつ言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ大人の階段ってなに?」
ニヤニヤしながら聞いてくる理佐ちゃん

迂闊にも心の声を理佐ちゃんに聞かれてた俺

「理佐の聞き間違いじゃない?」ってとぼける俺

「ふーん、やっぱり誘うのやめた」ってスタスタと歩いてっちゃう理佐ちゃん

「ごめんなさい、言いました」って理佐ちゃんに追い縋って謝る俺

「はーい、素直に言えたね」って良い子良い子してくれる理佐ちゃん

悪くない!こういう理佐ちゃん悪くないぞ!!

「理佐ちゃん大好きだ〜!!」
突然理佐ちゃんへの思いが爆発して理佐ちゃんに抱きつく俺

「え〜〜っ!?」
って叫びながら俺の金玉蹴り上げる理佐ちゃん

悶絶してる俺に「なんでまた理佐ちゃん呼びに戻ってんのよ!」って怒る理佐ちゃん

ちょっと怒るポイントがズレてそうだから好き
0075名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/06(木) 22:32:46.18ID:PxVBOhK8a
>>73
大阪府さんが戻ってきたー!!!
0076『ねるねる』6(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/06(木) 22:33:03.32ID:6fH9F2th0
……白い部屋の中……。

私は膝を抱えて座っていた。

「ねぇ……あなたはなんなの?」
私は“黒い私”に聞いた。

「私? 私は、ねる……」
“黒い私”が答えた。

「じゃあ、あなたはなんなの?」
と、“黒い私”が聞いてきた。

「私は、ねる! 長浜ねるよ!」
私は大声で答えた。

「ねぇ、ねる……」
“黒い私”は私の顔を見つめて言った。

「ちょっと、ねるのお話しでもしましょうか」

私は自分のプロフィールを語り始めた。
ねるとねるがねるの話をしているという奇妙な時間が過ぎていった……。

「……さっき言ってた猿腕だけど……」
急に“黒い私”が言った。
「やって見せて」
自分もねるなのに変な事を言う“黒い私”。

私は腕を伸ばしてみせた……。
???
えっ?
普通の腕……普通の肘……。

……………………

「姫乃! どこ行くの!?」
お母さんが言った。
「今日は一日、奈々美の家で勉強!」
私は振り向いて答えた。

今日は鳥居坂46の握手会だ。
私は小さく笑いながら数字を数えた。
今日は私は握手券1枚の人じゃないのだ!
これで少しは……ねると話せる!

それで……もし、もっと長く話せるなら……。
聞いてみたい事がたくさんある……。

……………………

「……どうして???」
私は自分の腕を見て言った。

「ねる……それは、あなたが、知識でしか理解していないから……」
“黒い私”が言った。

「いろいろと意地悪して悪かったわ……」
“黒い私”が少し悲しそうに言った。
0077『ねるねる』7(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/06(木) 22:51:45.78ID:6fH9F2th0
「………………」
“黒い私”……ねるは何か言った。

彼女……ねるは私にキスをすると、出てきた時のように影になって消えた。

私は白い部屋に一人になった。


長い時間が経った……。


男の人の声が聞こえた……。
「お時間です」

液体が落ちた……。

私は両手を見た……。
……赤い……。

次に、目の前が赤くなった……。
私が額に手をやると、何かが流れるのがわかる。
血だ……。

下を見た……。

私は、白いドレスが徐々に赤く染まるのを見て悲鳴をあげた。

床に大きく広がる血。
白い部屋の床一面が赤くなった。

床に映った顔を見て、私はもう一度悲鳴をあげた。
それは、長浜ねるの顔ではなかった……。


……………………


『こころのブログ』

昨日、最愛の娘・姫乃が天国に旅立ちました。
娘は、あるアイドルグループの大ファンで、そのイベントに向かう途中に交通事故にあい、昏睡状態が続いていました。
私は、受験生である娘がアイドルグループに夢中になっているのを知っていながら黙認していました。
娘の表情が変わってきたからです。
勉強に追われて暗く沈んだようになっていた娘の表情が、幼い頃のように明るく輝いているように見えたからです。

私は、娘の笑顔を奪った加害者を許す事はできません……。
娘は、おそらく、心躍らせてイベントに向かっていた事でしょう。
そして、まさか歩道に車が飛び込んでくるなどとは思っていなかったでしょう。
私は、このような事態が再発しないように…………



『ねるねる』(完)
0078名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/06(木) 23:16:35.56ID:PxVBOhK8a
>>77
本当に残酷な結末だったw
0079欅学園の理佐ちゃん(パラレル編5)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/06(木) 23:32:26.22ID:PxVBOhK8a
「発情しちゃってたせいだと思う」
理佐ちゃん呼びに戻っちゃった理由を冷静に分析する俺

「まだ呼び始めたばかりだもんね」って慰めてくれる理佐ちゃん

「まだ痛い?」
小首かしげながら聞いてくる理佐ちゃん
可愛過ぎて金玉痛いとは言えない俺

「万が一潰れてたら責任とって理佐のお婿さんにしてもらうからね」って冗談言う俺

「冗談言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「もう心配してあげないよ」って拗ねる理佐ちゃんも可愛い

理佐ちゃんに心配かけまいと冗談言ったものの金玉を庇うあまり変な歩き方になっちゃう俺

「やっぱり痛いんじゃない?」
なんてそんな俺を気づかってくれる優しい理佐ちゃん

「理佐がチューしてくれたら痛くなくなるんだけどなぁw」
って理佐ちゃんの気持ちを軽くしたいからまた冗談言う俺

「またそんなこと言ってる・・・ほんと優しいんだから・・・」って困り顔の理佐ちゃん

駅に着いてそれぞれのホームへと向かう別れ際

「俺君!」っていきなり俺のほっぺにチューしてくれる理佐ちゃん

「痛くなくなった?」
驚く俺に聞いてくる理佐ちゃん

何度もうなずく俺に
「意外と冗談通じないんだよね・・・私」
なんて恥ずかしそうに言いそうだから好き
0080名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdbf-3CgV)
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2017/07/07(金) 02:27:19.08ID:Csw5uVepd
二人ぐらい作家さんが増えた・・・?
一体何が起きてるんだ・・・。
0081名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-nkaJ)
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2017/07/07(金) 05:39:07.61ID:s09p4T4mK
前スレから強制IP表示が無くなって皆さん書き込みしやすくなったってのはあるんじゃないですかね
0082『○○ねる』の人(チベット自治区) (タナボタ 7f76-OACE)
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2017/07/07(金) 07:03:25.79ID:HaEeMkjG00707
お読みいただきありがとうございました。

・当然、『ねるねる』はフィクションですが、話の中にさらにフィクションがあります。『ねるねる』3の握手会のくだり(>>50)です。ねる(姫乃)の幻想なのでご容赦願います。

・書きたかったのが『よねねる』(えっ、あのエロを!?)、『てくねる』10〜12の屋上での神村莉菜とのシーン、『ねるねる』5の桜沢姫乃のシーン(>>56)なので、当面、ネタがなくなってしまいました。

・『よねねる』での、ねるのDID(Dissociative Identity Disorder)は面白いので、いつかまた使うかもしれません。

・『よねねる』『てくねる』『にじねる』『ねるねる』4作で全く出ていない人がいます。小池美波さんです(今泉佑唯さんはご本人がお休み中なので未登場)。『てくねる』で米谷みなみとして二人で一人になっています。
 名前のみの登場ですと、『てくねる』の小林由依さんもそうです。『○○ねる』の人が、キャラクターとして使い道を見つけられていないのが理由です。お二人を推している方々、ご容赦願います。

・ねるさんって本当になんでもやらせられますね。ご本人には迷惑な話かもしれませんが。
0083名無しって、書けない?(大阪府) (タナボタ b757-zXdO)
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2017/07/07(金) 07:49:39.82ID:AV2y7cJv00707
>>75
ご無沙汰ですw
帰ってきました
0084名無しって、書けない?(大阪府) (タナボタ b757-zXdO)
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2017/07/07(金) 07:50:48.90ID:AV2y7cJv00707
「皆さんこんばんはー、欅坂46の菅井友香です。見てくださってありがとうございます。
これから配信するので、是非最後まで見てください。ねぇ、みんな早くー!ねぇ何で…

友香「しーちゃん、気をつけて帰ってね」
詩織「うん、ばいばーい」
友香「今日も疲れたなあ。あっ、ボード消さなきゃ。でももったいない…」
冬優「残しとけば?私も帰るねー」
友香「冬優花、今日ありがとう」
冬優「どういたしまして。友香も早く帰りな」
友香「うん、片付けたら帰るよ。ばいばい」

友香「そうだ、馬の眼を閉じさせてあげよう。トムは夜行性だから、そのままでいいや」
友香「電気を消して…忘れ物はない。よし、帰ろう」

??「にゃーー」
友香「誰かいるの?」
??「にゃー」
友香「ネコかあ。ちょっと待ってね、いま電気つけるから」
??「おい、電気つけんな。ワシ、夜行性やから消えてまうねん」
友香「そうですか。ていうか今、しゃべった?…」
??「ワシ、トムやで」
友香「すごい!トムがしゃべった」
トム「わりとすんなり受け入れたな」
友香「電気つけてもいい?」
トム「アカン言うてるやろ。それより、自分は願いないんか?」
友香「願いかあ…何でもいいの?」
トム「ただし一つだけや」
友香「じゃあ、メンバーからの信頼が欲しい!」
トム「あ、それは無理やね。お金で買えへんし。ハイ終わり」
友香「そんなー、ひどいよー。もういい、電気つける」
トム「あ!アカン言うたや‥」
友香「あれ?やっぱ、誰もいないじゃん。帰ろ。あ、電気消さなきゃ」

トム「あらま、友香帰ったがな。電気消せば、ワシ復活するのにな。
メンバーからの信頼、確かにお金では買えへんねんけど、それだけやない。
君はとっくの昔に信頼なんか得てる。だから、今更願わなくてもいい。もっと、自信持っていけや。
さて、友香が家につく前に、ワシもはよ帰ろ」
0085名無しって、書けない?(茸) (タナボタ Sdbf-3CgV)
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2017/07/07(金) 07:57:20.42ID:Csw5uVepd0707
久しぶりー!
0086名無しって、書けない?(庭) (タナボタ Sa2b-5SoX)
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2017/07/07(金) 12:12:44.23ID://Vb5pU4a0707
>>82
お疲れ様ですm(__)m

エロいのからミステリアスなのまで楽しませていただきました
ネタたまったらまた投稿お願いします
0087名無しって、書けない?(庭) (タナボタ Sa2b-5SoX)
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2017/07/07(金) 12:48:54.46ID:s9hyFbLea0707
>>83
引退してしまわれたのかと心配していましたm(__)m

>>84
さっそくチャプのSRネタですかw
0088織姫の理佐ちゃん(庭) (タナボタ Sa2b-5SoX)
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2017/07/07(金) 18:21:16.78ID:s9hyFbLea0707
遥か大昔

凄ぇ働くって評判の牛飼いだった俺

そんな真面目さを神様のねぇ三郎に見込まれて
機織り名人と名高いねぇ三郎の娘理佐ちゃんの婿にむかえられて超ハッピーな日々のはずが・・・

理佐ちゃんみたいな超美人で気だての良い嫁と一緒に暮らしてすっかり腑抜けた俺

「理佐ちゃんといちゃいちゃしたいから仕事しない」って怠け者になっちゃった俺
「駄々こねてんじゃねーよ」
なんて言いながらも俺を甘やかしちゃう新婚気分の理佐ちゃん

本来は生真面目な理佐ちゃんだけど流されやすいとこがあるらしく
自堕落な俺のペースに引き込まれそのままズルズルと面白おかしく過ごすことに

そんな俺と理佐ちゃんを見るに見かねたねぇ三郎が
年に1回しか俺と理佐ちゃんを会えなくしちゃったせいで切ない俺

「年に1回しか会えないんじゃ夫婦っていえねぇよ」って愚痴る俺に
「愚痴ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「あのさ、働き者だけが唯一の取り柄で婿にしたのに怠け者になっちゃった俺君が悪いんだよ」
なんて俺を詰めてくる理佐ちゃん

「でも理佐ちゃんだって全然機織りしなくなっちゃってたじゃん」って言い返す俺に

「うるさい!謝って!」ってキレる理佐ちゃん

ちぇっ、自分だって毎日俺とイチャイチャ生活してたのに・・・って拗ねる俺に

「拗ねてんじゃねーよ」って再びドス効かす理佐ちゃんだけど

「せっかく1年ぶりに会えたんだからいっぱいイチャイチャしたいんだけどなぁ・・・」
なんて結局甘えさせてくれそうだから好き
0089名無しって、書けない?(大阪府) (タナボタ b757-zXdO)
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2017/07/07(金) 18:58:47.55ID:AV2y7cJv00707
>>85
お久しぶりです
>>87
欅ちゃんが解散する時まで、私も引退できませんw
0090名無しって、書けない?(大阪府) (タナボタ b757-zXdO)
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2017/07/07(金) 19:00:10.91ID:AV2y7cJv00707
>>88
こういう七夕もありですなw
0091名無しって、書けない?(茸) (タナボタ Sdbf-3CgV)
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2017/07/07(金) 19:07:26.52ID:Csw5uVepd0707
>>88
ダメ男笑

でもなっちゃうかー。
嫁だったらもう、残業とか絶対しない。
0092名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (タナボタ KK4f-nkaJ)
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2017/07/07(金) 20:19:19.59ID:s09p4T4mK0707
>>91 ていうか
仕事に行かなくなるおそれもw
0093名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/07(金) 23:11:32.97ID:s9hyFbLea
>>90
>>91
>>92
ありがとうございますm(__)m

理佐ちゃんみたいな美人と結婚したら理佐ちゃん欲以外の欲が無くなるから男としてはヤバいかもw

結果、
貧乏人の子沢山みたいな負のスパイラルに入る未来が容易に想像出来てしまうw

そんなギリギリの生活なのに理佐ちゃんが一緒に居るから
脳内麻薬が出まくって多幸感につつまれてるから
ますます働かなくなってしまう俺

「ねぇ怠け者のくせに子作りだけは熱心ってどういうこと?」
両手に子供2人を抱え、余った1人をおんぶした理佐ちゃんが聞いてくる

愛しの理佐ちゃんと結婚して3年・・・

理佐ちゃんの側を片時も離れたくない俺は仕事行かないでいたらあっさりクビに

それ以来理佐ちゃん欲だけに邁進した結果
毎年理佐ちゃんが子供を生んで5人家族になってた俺と理佐ちゃん

「子作りに熱心なのは俺のせいじゃなくて理佐ちゃんのせいだよ」
「なんで私のせいなのよ、ムカつくなぁ」って怒る理佐ちゃん

「だって理佐ちゃんが美人で可愛すぎるからじゃん」って反論する俺

「ちょっと・・・照れさせないでよ」
なんて頬染める理佐ちゃん

結婚して3年たっても新婚みたいな初々しい理佐ちゃん 

こうして貧乏人の子沢山が加速しちゃいそうだけど好き
0094欅学園の理佐ちゃん(パラレル編6)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/07(金) 23:15:11.53ID:s9hyFbLea
正直、俺以外全員女子という異常な環境のクラスに放り込まれた時は
自主退学しちゃおうかななんて思った俺だけど

今は心の底から退学しないで良かったと思っている

昨日の放課後

理佐ちゃんから金玉蹴りからほっぺにチューという必殺技を喰らった俺

「もう彼女とか飛び越して嫁ですよ愛しの理佐ちゃんは」
なんて感激のあまり浮かれまくる俺

そんなわけで今日も駅で待ち合わせする俺と理佐ちゃん

「ねぇなんでニヤニヤしてんの?」
さりげなく俺の手を握りながら聞いてくる理佐ちゃん

「俺を待ってる理佐の姿が嫁だなぁって思ったらニヤニヤになっちゃった」
照れ笑いする俺

「意味わかんないからちゃんと説明して」って困惑の理佐ちゃん



「金・・・蹴りとほっぺにチューで?」
なんだか恥ずかしそうに聞いてくる理佐ちゃん 

「うん?金・・・なに?」聞き返す俺

「だから・・・金・・・」頑張って言おうとするも顔が紅くなりうつむく理佐ちゃん

恥ずかしがる理佐ちゃん・・・可愛い・・・

「金・・・なに?」って理佐ちゃんの恥ずかしがる姿がもっと見たいから聞き返す俺

「ねぇわざと恥ずかしがらせようとしてない?」
って小首かしげて俺の顔を覗きこむ理佐ちゃん

顔が近い・・・

ドキッとするぐらい綺麗な理佐ちゃんに胸の鼓動が高鳴る俺

「恥ずかしがる理佐が可愛過ぎるから・・・」
照れ隠しに横向いて呟く俺

「なんで俺君まで照れてんのよ」
って俺の手を振りほどいて歩いてっちゃう理佐ちゃん

「ごめん理佐」
って慌てて追いかける俺の方振り向いた理佐ちゃん

「イジワルしたからまだお嫁さんにはなってあげないよ」
なんてイタズラな笑顔で言いそうだから好き
0095名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-nkaJ)
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2017/07/08(土) 16:09:13.83ID:3/fw7WugK
>>94
コンスタントな掛け持ち乙です
しかも安定のクオリティ
0096名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/08(土) 22:13:19.87ID:Jp/AnaUp0
ブレーンワールド(その4)
外に出て、横断歩道を渡った。
「さっきよりさー、列、短くなってんじゃない」とラーメン屋を見ながらウザ女が言った。
「ああ、池袋はたまに来るけど、ここが土日にこんなに人少ないのは珍しい」
「ちょっとお腹すいたし、並びません?」とねるが誘った。

列に並んでいるとき、ねるが話しかけてきた。
「物質を細部化していった究極はクォークだと教えられていたんですが、それにも内部構造があるかもしれないというのは驚きでした。
でも、その後の余剰次元のお話はちんぷんかんぷんでした」
「その弦が振動する方向は3次元空間だけだと不十分で、理論上もう6次元必要だと言われている」
「時間の次元はその6次元の中に入っいるんですか?」
「いや空間次元だけでもう6次元必要。つまり通常我々が想定しているのは空間3次元と時間1次元の計4次元で、
超弦理論が必要とするのは空間9次元と時間1次元の計10次元。
9から3を引いた6次元が余剰次元となる」
「でもその余剰次元って本当にあるんですか?」
「従来の理論では電子顕微鏡で見ても見えないほど小さく折りたたみ込まれているとされていた。
その後、むしろ我々の3次元空間が9次元空間に浮かぶようなものだという逆転した新しい解釈が出てきた。それがブレーンワールド。」
「ブレーンというのは脳の意味ですか?」。
「そうではなく、ブレーンというのはエムブレーンを略した言葉で、膜という意味」
「ん?膜というのは2次元でしょ。私たちが住んでいるのは3次元空間だからずれているようにも思えますが?」
「鋭い!ただ物理ではよくやること。
我々は4次元以上の空間を認識することはできないので、あえて次元を少なくして比喩的な見方をする」
「なるほど、3次元空間に浮かぶ膜のような2次元平面なら私たちは簡単に想像できますね。
だから、9次元空間に浮かぶ3次元平面もそのようなものだとしてその関係性を比喩的にとらえるんですね!」
ねるの頭の回転の速さに感心した。(続く)
0097名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/08(土) 22:25:28.01ID:Jp/AnaUp0
ブレーンワールド(その5)
店内は窓側と厨房側の両側にカウンター席があり、我々は窓側に座らされた。
三人の真ん中にはねるが座った。
食べ終わり、そろそろ席を立とうとしようとしていたときだった。
また、突然、ねるが両耳を押さえ、苦しそうにうなだれながら、「やっぱり、あのコがいる!」と言った。
ねるを心配して半身になって向いていた俺とウザ女は後ろを振り向いた。
ウザ女は店の奥のほうに、俺は店の入り口のほうにまずは必然的に視線を送ることとなった。
大学生と思われる女性がこちらに振り向いて凝視していた、とても綺麗なコだった。
ウザ女が首を回し入り口のほうを見る前にその美人は姿勢を前に正した。
「ねえ、先にねるを外に連れ出してくれない。確かめることが済んだらたらあたしもすぐに続くから」
外に出てもねるは立つのがやっとなくらいぶるぶる震えている。
支えるため背中に手を当てたら、薄い服の上からのブラ紐の感触があった。
店内を見ると、呆れたことにウザ女が客の顔をそれとはっきりわかるように覗き込んでいる。
ただし全員ではなく、どうもターゲットは若い女性だけに絞っているようだ。
外に出てきたウザ女は、俺の手をパチーンと叩いた。
「なれなれしすぎ」
一方でねるには心配そうに優しく言った。
「アイツ、いなかったよ」(続く)
0098名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/08(土) 22:41:54.59ID:Jp/AnaUp0
ブレーンワールド(その6)
駅までの道を歩いた。
ウザ女に俺は尋ねた。
「なあ、あのコとかあいつとかって誰のことなんだ?」
「ねる、話していい?」
ねるは首を縦に振った。
「あたしの趣味にねるが付き合ってくれて、サッカー観戦に行った。
ハーフタイムのとき、ねるにさっきと同じような症状が起こったの。
辺りを見回したら、中学生くらいの女の子がジーッとこちらを見てたの、とても可愛らしく聡明そうなコだった。
そしたら意を決したようにこちらに歩み寄ってきた。
5メートルくらいまで近づいて来たら、『やめて、それ以上、近寄らないで!』とねるが叫んだの、この温和なねるが。
そしたら驚いて逃げていった。
怒りがこみ上げてあたし追いかけたけど、家族連れで来ていてその中に入ってしまったのでそれ以上何もできなかった」
「怒り?そのコは見つめる以外にはなにもしなかったんだろ?追いかけて捕まえて何をする気だったんだ?」
「人の顔をジロジロ見るなんて失礼だよ!それにねるがそうなったのもソイツのせいだし!」
「そういえば、今日、長濱さんが苦しんでいたとき、2回とも彼女を凝視していた女性がいたな」
「アンタ、何でそんな大事なことなぜ黙ってたの!」
「お前さ、もうちょっと口の利き方に気を付けろ。だいいち事情を全く知らないのに、何が大事は分からんだろ」
「まあ黙っていたことは勘弁してあげる、で、どんなコだったの?」
「ラーメン屋のほうは入り口近くにいてラーメン本を手にした幼児体型の女子大生風のコだった」
「ああ、あの人ね。で、サイン会のときのほうは?」
「あのときにはお前さんは傍から離れていたから見てはいないかもしれんが、
やはり女子大生のような感じで、人懐っこそうな感じだった。
それと、あの本や専用の買い物かごにインドネシア語の教本を入れていたのは覚えている」
「二人は同一人物?」
「二人ともとても美人さんだったが、明らかに別人」
「ラーメン屋さんのほうはまだいるわね。事情聴きにあたし行ってくる」
「事情?ただの偶然だろ。そのサッカー場のコはともかく、今日の二人は後ろから凝視していただけで長濱さんとは目が合っていないんだから」
言い終わる前に駆け出した。
しばらくして戻ってきた。
「いなかった・・・」
不安一杯そうだったねるはほっとした表情となった。(続く)
0099名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdbf-3CgV)
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2017/07/08(土) 22:48:09.80ID:Lulnf/4dd
ひらがな中心に展開するのかな?
楽しみ。
0100名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/09(日) 02:12:41.03ID:VZ6OK9ffa
>>98
ミステリアスな展開になってきましたね
0101名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/09(日) 02:50:31.37ID:VZ6OK9ffa
>>95
チワン族さんみたいに完全なスレチネタを書く勇気が持てない俺はまだまだです(照)
0102欅学園の理佐ちゃん(パラレル編7)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/09(日) 02:53:24.79ID:VZ6OK9ffa
「ねぇ明日の約束大丈夫?」
お昼休みに理佐ちゃんが聞いてくる

「明日の約束?」
理佐ちゃんが作ってくれたお弁当を食べながら聞き返す俺

「やっぱり忘れてる」唇を尖らせて拗ねる理佐ちゃん

明日は土曜日だ
そう理佐ちゃん家にお呼ばれする日だ

もしかしたら未来のお義父さんとお義母さんになるかもしれないお二人と初顔合わせする大事な日だ
忘れるわけないぜ理佐ちゃん

忘れたふりしたのは理佐ちゃんの部屋で二人きりになるかもしれないという
そこはかとないエロへの期待がバレないように誤魔化したい心理ってやつさ


「私との約束忘れちゃう人には、もうお弁当作ってあげないよ」
なんてそっぽ向く理佐ちゃん

初めてお弁当を作ってくれた時に
お弁当箱がたまたま余ってたからなんて無理な口実言ってたわりに
毎日お弁当作って来てくれてる理佐ちゃん

「ごめんごめん、照れ隠しに忘れたふりしただけ」
って拗ねる理佐ちゃんの可愛さにデレデレの俺

「本当に忘れたふりしただけ?」
ってなかなか疑り深い理佐ちゃん

「理佐ん家にお呼ばれの日だろ、楽しみ過ぎて忘れるわけないじゃん」って胸を張る俺に

「威張ってんじゃねーよ」って呟いたあとに

「俺君が私との約束忘れるわけないって最初から分かってたけどね」
なんて負けず嫌いな強がり言いそうだから好き
0103欅学園の理佐ちゃん(パラレル編8)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/09(日) 20:06:30.40ID:0jlOYYEXa
「ちょっと待って」
理佐ちゃん家のある駅で電車降りた途端に理佐ちゃんから待ったをかけられる俺

「ネクタイ曲がってるよ」
なんて制服のネクタイを直してくれる理佐ちゃん

「首がキツいんだけど」って文句言う俺に

「普段からだらしなく着てるからキツく感じるんだよ」
なんてネクタイどころか俺の制服の着こなしにまでイチャモン付けてくる理佐ちゃん

だが今日の俺はそんな挑発には乗らない

何故なら理佐ちゃん家にお呼ばれしてるからだ

ひたすら理佐ちゃんの機嫌をとり続けて
あわよくばおっぱいぐらいなんてささやかな希望の俺

「夏までネクタイ着用なんて固い学校だよね、クラス編成はメチャクチャなのに」
さりげなく話をすり変える俺

「そうだねクラスに男子1人なんて無いよね、男女別々のクラスだよね普通は・・・」
俺の話に乗ってくれる優しい理佐ちゃん

「でもそのお陰で世界一美人で可愛い理佐と仲良くなれたんだけどねw」
なんて理佐ちゃんの機嫌とる俺

「世界一美人とか言ってんじゃねーよ」
って照れ隠しに俺の手を引っ張って歩き出す理佐ちゃん

信号待ちしてても手を繋いだままの理佐ちゃんにドキドキしてる俺

「私はクラスが別々でも仲良くなってたと思うよ」なんて突然呟く理佐ちゃん

ますますドキドキが止まらない俺に

「入学した時からずっと好きだったから・・・俺君のこと」
なんて言ってくれそうだから好き
0104『りかねる』1(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:42:25.71ID:OKmK/q210
「長崎……ねる……です……」
その転入生は元気なく……いや、悪い言い方をすると陰気な感じで言った。

(……ねる?)
(ちょっと変わった名前……)
(……いや、かなり変わってるでしょ……)

みんなこそこそと話している。

ここは、欅坂女子学園。

私の名前は尾関理科(おぜきりか)。父親が自然科学関係の仕事をしているのでこう名付けられた。
音はいいけど、漢字がよくない。
小学校の頃「国語・算数・理科・社会」とよくからかわれた。

その影響ではないかもしれないけど、高校2年生の現在に至っても、いじられ役だ。
私自身も意図的に道化を演じている。

私の友達は原口蒼(はらぐちあおい)。
蒼は童顔……というよりも小学生にも見えるため“子供高校生”が転じて“コドモ”とからかわれている。
蒼とはいじられ役同士なんとなく気が合った。

「はいはーい! 静かにする!」
齋藤冬美(さいとうふゆみ)先生がざわめきを止めた。

私は、長崎さんに興味を持った。同じように名前でからかわれているであろう長崎ねるさん。
少し話をしてみたくなった。

休み時間……。
私は待ちかねたように長崎さんの席に行った。
「長崎さん! 私、尾関! 下の名前は理科! “国語・算数・理科・社会”の理科!
 父親がねぇ……」と私の名前の由来を説明した。
しかし、長崎さんは全くのってこず、「……りかさん……」と言うだけだった。
「えーと、これは私の経験上の事なんだけど、自分の名前の由来を言うと興味持ってもらえるきっかけになる事もあるよ。
 友達になるためのつかみはOK! ……みたいな!」
しかし、長崎さんは気のない様子で、「……そう……」とだけ言った。

「長崎さん……」
菅井由香(すがいゆか)さんが長崎さんに近づいて来て言った。2年生ながら圧倒的な支持を受け生徒会長をつとめている。
生粋のお嬢様で、趣味は乗馬だとか……。“菅井様”と呼ばれている。

「長崎さん、前の学校で成績学年トップだったんですって?」

この学校は、相応の成績をクリアしないと入学できない。私もそうとう頑張った。
「……はい」
やはり長崎さんは短く答えるだけだった。

「……そう……」
菅井さんも短く言って戻っていくと自分の席についた。
菅井さんはこの学年の成績トップだ。要するに、ライバルが現れた事になる。

授業開始のチャイムが鳴った。
でも、私は長崎さんと話すのをあきらめなかった。
0105『りかねる』2(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:43:01.14ID:OKmK/q210
昼休み。
学食に行く人が多いけど、教室で食事をとる人もいる。
私と蒼は教室で食事組だ。

「ねぇ、理科。今日のお弁当もおいしそうだね」
席を向かい合わせた蒼がサンドイッチを食べながら言った。
母が仕事をしているため、私は自分でお弁当を作っている。
「へっへー、そうでしょ!」
私が答えた。

「ねぇねぇ……」
鈴本美由紀(すずもとみゆき)さんが近づいてきて私にささやいた。
「あれ……冒険じゃない?」
鈴本さんは、一度「私はリンゴより梨が好き」と言ったばかりに、あだ名が“梨太郎”になってしまった。
鈴本さんが指さした方向を見ると、長崎さんの席の前に神村さんが立っていた。

「長崎さん、クラスの雰囲気に慣れた?」
神村莉菜(かみむらりな)、前髪ぱっつんのロングヘア。蒼ほどではないけど童顔だ。
神村さんは吹奏楽部でトランペットを担当しているが、あまり上手ではないため、あだ名が“ヘタッピ”になってしまった。
「…………」
長崎さんは答えない。
「牛乳だけで大丈夫?」
神村さんが聞いた。
長崎さんの目の前にはパック牛乳しかない。
「…………」
長崎さんは黙っている。
「無口さんキター!」
神村さんは長崎さんを指さした。
「…………」
長崎さんは笑わない。

「ねぇ、ヘタッピ! 午後の授業だけど……」
神村さんは長崎さんの方を振り返って見たが、呼ばれた方に向かって歩いて行った。

「……やっぱりね……撃沈」
鈴本さんが言った。
「あなもさっき休み時間に話しかけてたけど、もうやめたほうがいいよ」
……“あな”……それが私のあだ名だ。理科の“科”は“あな”とも読む。
もうわかったもしれないけど、ほとんどの人にあだ名がある。決して好意的でないものも……。

岸田愛佳(きしだまなか)さんが、長崎さんの方を見て言った。
「あいつのあだ名、“牛乳”で良くない?」
岸田さんは、バレーボール部部員で積極的な性格。
美人と言っていい顔立ちだが、ちょっときつめの目つきをしている。あだ名は“もなか”。

「岸田さん……ちょっと……」
学食から戻ってきた菅井さんが、それを聞いて岸田さんを呼んだ。菅井さんは他人をあだ名で呼ばない。
菅井さんは岸田さんを廊下に連れて行った。
岸田さんは教室に戻ってくると、黙って自分の席に座った。

私は昼休みに長崎さんに話しかける機会を逸してしまった。
0106『りかねる』3(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:44:21.22ID:OKmK/q210
放課後。
「長崎さん!」
帰ろうとしている長崎さんを私は呼び止めた。
「長崎さん、勉強できてすごいね! てへへへ……私なんかいくら頑張っても数学の成績がのびなくて……」
長崎さんは、数学の授業で難解な問題をたやすく解き、黒板を見たクラスのみんなを驚かせた。
「…………」
長崎さんは何も言わない。
「私、長崎さんといろいろ話してみたい!」
私は言った。
「……りかさん……」
それだけ言うと、長崎さんは帰ってしまった。

次の日……。
私がトイレで手を洗っていたら、誰かが入ってきた。
鏡を見ると、長崎さんが立ち止まって私の方をじっと見ている。

私が振り向くと、長崎さんは恥ずかしそうに微笑んだ。
長崎さん! こんなに素敵な表情するんじゃない!
「……りかさん……私の名前の“ねる”はね……」
長崎さんは名前の由来を教えてくれた。
「へぇ! そうなんだ!」
私は嬉しくなった。これから色々な事を話して長崎さんと友達に……。
そんな事を考えていると、長崎さんはうつむいてしまった。
顔を上げた長崎さんは満面の笑みだった……。
でも、私はさっきのように好ましく思えなかった。
どことなく……不気味さを感じる……。
長崎さんは急に幼い感じの口調になって言った。
「ねぇ……ねると遊ぼうよ♪」
「ねるは、遊ぶのが大好き」
……えっ?
何か様子が……。

すると、長崎さんは急に胸を押さえると、ビクンと動いた。
まるで跳ね上がったように……。
えっ!?
私の頭をかすめたのは、心臓の……発作……。
「長崎さん! 具合悪いの?」
トイレには他に誰もいない。廊下にも人影は見えない。
「誰か……」
と、言いかけた私の腕を長崎さんは掴んだ……痛いほどの力で……。

「……るな」
乱れた髪の向こうにある長崎さんの表情は、恐ろしいものだった……。
「これ以上、オレに人を近づけるな……」
「お前も、オレに近づくんじゃねぇ!」
それだけ言うと、長崎さんは気を失ってしまった。

私はすぐに齋藤先生を呼びに行った。
先生とトイレに戻ると、すでに何人もの人が集まっていた。

「救急車を呼んだ方がいいんじゃない?」
他のクラスの子が言った。

「何が起きたの? あな、知ってる?」
鈴本さんが聞いてきた。
私は経緯を話す事にした。話せない部分もあったので、トイレに入ってきた長崎さんと話をしていたら急に胸を押さえて気を失ったと言った。

みんなが心配して見ていると、長崎さんは意外なほど早く目を開けた。
0108『りかねる』4(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:46:55.35ID:OKmK/q210
「長崎さん! 大丈夫!?」
私は尋ねた。
「……りかさん……」
長崎さんはそれだけ言った。

齋藤先生が心配そうに尋ねた。
「長崎さん……もしかして、あなた、心臓の持病があるの?」
「……ありません」
長崎さんが答えた。

鈴本さんが言った。
「病院に行った方が……」
「……いい」
「“いい”って!」
鈴本さんが声を上げた。

齋藤先生が聞いた。
「尾関さんと話をした事は覚えてる?」
「……はい。でも、あとは覚えてません」
あとは覚えてない? ……私はあの不気味な笑顔、恐ろしい表情を思い出した。
齋藤先生が強い口調で言った。
「長崎さん、状態が落ち着き次第、私の車で病院に行きなさい」
それを聞いた長崎さんは、スッと立った。
「病院はいいです……」
そのままトイレから出て行こうとした長崎さんを齋藤先生が止めた。
「いけません!」
手をひかれ、長崎さんは連れていかれてしまった。

翌日、長崎さんは休まず学校に来た。
「長崎さん大丈夫?」
神村さんが聞いている。
「…………」
長崎さんは答えない。
「…………」
神村さんは悲しそうな顔をした。
保健委員の石ノ森虹花(いしのもりにじか)さんが近づいて来た。あだ名はレインボー(虹)が転じて“ボー”だ。
「長崎さん、みんなに心配をかけたんだから何か言ってもいいと思うけど」
「ボー……」
神村さんが石ノ森さんの顔を見た。

齋藤先生がやってきた。
結局、心臓の検査と……脳のMRI検査を受けたようだ。どちらも長崎さんの異常を特定するには至らなかった。

昼休み。
長崎さんの姿が見えなかった。牛乳でも買いに行ったのかな?
牛乳しか飲まないから倒れたのかな? いや、全然違う。あの状態、普通じゃない。

すると、誰かが教室に駆けこんできた。
「神村さんが怪我をしたみたい!」
土生瑞希(はぶみずき)さんが慌てて言った。

「ヘタッピが!? ヘビ! マジ!?」
岸田さんが大声を上げた。
土生(ハブ)だから、あだ名が“ヘビ”だ。そのままハブでいいと思うけど……。私もリカでいいのにあなと呼ばれてるわけだけど。

みんなが出て行こうとした。

「待って」
菅井さんが止めた。
0110『りかねる』5(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:49:10.21ID:OKmK/q210
「土生さん、神村さんは今どこに?」
「保健室に運ばれていきました……」

「みなさん……」
菅井さんが言った。
「保健室に大勢で押しかけても迷惑です」
「代表して私と石ノ森さんが行ってきます」
菅井さんの言葉は有無を言わせぬものがあった。

二人は保健室に向かった。

神村さんが怪我……。気になるけど、興味本位で見に行くわけにはいかない。

そこに、長崎さんが戻ってきた。
長崎さんは自分の席に座った。

蒼が近づいて来て言った。
「怪我ってどのくらいなんだろうね? 軽いといいけど……」

時間が過ぎ、菅井さんと石ノ森さんが戻ってきた。
菅井さんは次の教科の先生に頼んで、授業開始を遅らせてもらった。

「神村さんは、階段の踊り場で両手の拳を壁に何度も打ち付けました。皮膚が割れ、出血しており、骨折した可能性も極めて高いため、齋藤先生が病院に連れて行きました」
菅井さんが言った。

石ノ森さんが言った。
「壁に拳を何度も打ち付けた後、崩れるようにひざ立ちになり、横に倒れこんだそうです。右半身……肩が床に当たりましたが、ゆっくり倒れたため、そちらは大丈夫です。頭部への衝撃もないようです」

菅井さんが続けた。
「やや奇妙な状況に思えるかもしれませんが、神村さんの様子を見た生徒が複数いますので、おおむね正しいと思われます」

「ちょっとわからないのは……彼女はその時……」
石ノ森さんが言いかけたのを菅井さんが制した。
「それはいいでしょう」

……何かあった?
みんな落ち着かない気持ちのまま、授業の時間が過ぎていった……。

放課後……。
その場所……2階と3階を結ぶ一番西寄りの階段の踊り場に行ってみた。

「うわぁ、まだ血が付いてるよ……」
壁を見て、渡辺里紗(わたなべりさ)さんが言った。渡辺さんは隣のクラスの生徒。あだ名は“ベビー”。……といっても赤ちゃんではなく、渡辺Bが略されてベビーになったのだ。
渡辺さんが二人いるため、もう一人の渡辺さん、渡辺里佳子(わたなべりかこ)さんが渡辺A……“ベエー”となっている。

渡辺さんが私の方を見て言った。
「あな、これ見なよ。痛々しいねぇ……」
渡辺さんが二つの赤い跡を指さした。
「あたし、現場にいたんだけどさ……階段に来たら、ヘタッピが一人でボクシングみたいに壁を殴ってたんだ。何度も何度も……」
私は自傷行為を疑った。
「なぁ……あな……」
渡辺さんが声をひそめた。
「ヘタッピのやつ……ここ、大丈夫かな?」
渡辺さんが自分の頭を指さした。
「えっ?」
私は渡辺さんと壁を交互に見た。
「笑ってたんだよ……ヘタッピ。何かすごく楽しい事をしてるみたいに……」
0111『りかねる』6(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:50:32.84ID:OKmK/q210
翌日の休み時間。
神村さんの事はまだ話題になっていた

「笑いながら壁を殴るなんて……ヘタッピ、異常だよ……」
私と同じように生徒の目撃情報を聞いた鈴本さんが言った。
「でも、直前の神村さん、普通だったよ……?」
私が鈴本さんの言葉をやんわりと否定した。
「ヘタッピがなんだって……?」
岸田さんが聞いてきた。岸田さんは神村さんが笑っていたという部分は知らないようだ。
「ねぇねぇ! 私、すごい事聞いちゃったかもしれない!」
蒼がやって来て興奮気味に言った。
「昨日、神村さんが長崎さんと話してたんだって!」
えっ?
「しかもしかも! 長崎さん、すっごい笑顔だったんだって!」

まるで、それを聞いていたかのように長崎さんが教室に入ってきた。
相変わらずというか……元気がない……。

鈴本さんが言った。
「私も聞いた。ヘタッピが長崎と話してた事……。しかも、それが、ヘタッピがあんな事になる直前……」

長崎さんの顔を見て、私の頭をある事がよぎった……。
熱心に長崎さんに話しかけていた神村さん……。
同じくたびたび長崎さんに話しかけていた私……。
「オレに近づくんじゃねぇ!」の声……。
「ねると遊ぼうよ♪」の笑み。

「長崎さん!」
蒼が長崎さんの席に行って言った。
「私も、長崎さんが笑うところ見てみたい」
長崎さんが蒼の顔を見た。
「長崎さんが楽しそうに笑うの見た子がいるよ!」
「…………」
長崎さんは何も答えない。
「やめなさいよ、コドモ!」
鈴本さんが止めた。
「……知らない……」
長崎さんが蒼に言った。
「蒼!」
私は走って行き、蒼を連れ戻した。

3時限目……。
体育の授業だ。
着替えの時、蒼がはしゃぎながら言った。
「ねぇ、理科。さっきねぇ……!」
「なに?」
「長崎さんから私に話しかけてくれたの! でね! すっごくかわいい笑顔だったよ! それに、話し方までチョーかわいかった! 長崎さん、何かかわいい!」
「…………」
私は黙ってしまった。トイレでの出来事……神村さんの事……。
「…………」
菅井さんが黙ってこっちを見ている……。

私たちは体育の授業を受けるために校庭に出た。
0113『りかねる』7(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:52:31.54ID:OKmK/q210
「あははは! 相変わらず、あなの走り方は面白い! 超ウケる!」
岸田さんがお腹を抱えて笑っている。

私は子供の頃から走り方が変で、いつも笑われている。
“気持ち悪い走り方”とまで言われている。
まあ、みんなが楽しんでくれるならそれもいいか……。

「あははははは!」
私を見ていた蒼が急に笑い出した。
おい、蒼。キミが笑うのは許さん。私は心の中でツッコんだ。
「あはははははははははは!」
えっ、蒼……? 私は立ち止まった。
「あはははははははははは!」
蒼は笑い続けた。おかしい……ちょっと……普通じゃない……。
蒼は立ち上がると、校庭の端の方にすごい速さで走って行った。
笑い続ける蒼は、正面の樹に何度も激しく体当たりをすると、そのままへたり込んでしまった。
「蒼……」

私たちは蒼を保健室に運んだ。いくら蒼が小柄と言っても弛緩した人間を運ぶのは大変なのでシートを持って来て四人で運んだ。菅井さんもついて来た。
「両肩と両腕を相当強く打ったみたいね……しかも、何度も打ったんでしょう?」
保健室の先生、織田奈々未(おだななみ)先生が言った。

体操服を脱がされた蒼。肩と腕のところが青黒くなっているのが見える……。
「胸を打たないでよかった……女性にとっては急所だから……」
石ノ森さんが言った。
「……コドモ……」
岸田さんが心配そうに言った。蒼を運ぶのも手伝ってくれた。なんだかんだ言って、岸田さん……いい人だ。
「……奇妙な事が続くわね……」
菅井さんが言った。
「ねぇ……さっきのコドモの様子、変じゃない……?」
鈴本さんが言った。

−−− 神村さん −−−

そうだ。神村さんが笑っていた事を知らない岸田さん以外の人は同じ事を思い出したに違いない。
笑いながら自らを傷付ける……。

「えーとぉ……」
目を開けた蒼が言った。
「私、何してたの?」
「コドモ! さっきかなりおかしかったよ!?」
鈴本さんが言った。
私が蒼に状況を説明すると、蒼は言った。
「みんなが走ってるのを見てただけだよ?」
急に笑い出した後の事は覚えていないらしい。

「菅井さん、あなたのクラス、昨日も怪我した子が出たでしょう?」
織田先生が菅井さんに言った。
「……はい」
菅井さんが答えた。
「両方とも状況的に普通とは思えないんだけど……」
織田先生が言うまでもなく、ここにいるみんなが思ってる。
0114『りかねる』8(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:53:35.41ID:OKmK/q210
昼休み。
「ちょっと、長崎さん……いいかしら?」
菅井さんが、席に座って牛乳を飲んでいる長崎さんに声をかけた。
「ここではないところで……」
菅井さんは長崎さんを教室の外に連れて行った。

おそらく、菅井さんも気付いてる……。
怪我をした二人が、直前に長崎さんと話していた事。
しかも、長崎さんが普段の様子と違っていた事……。

でも、その時の私は想像していなかった……。
菅井さんまであんな事になるなんて……。

午後の授業。
昼食後でちょっと眠くなる時間帯……。

ふと、窓際の席を見ると、菅井さんが机に伏している。
菅井さんが持っていた筆記用具は床に転がった……。
菅井さんが居眠りだなんて……。
私はちょっと違和感を抱いた。

すると、菅井さんの身体が椅子ごと倒れた。ゴツンと鈍い音がした。
「……今、頭打たなかった?」
教室がざわつき始めた。
床に倒れた菅井さんの身体が小刻みに揺れ始めた。
「……うふふふ……」
私の頭の中に嫌な考えがよぎった。
菅井さんは身体を起こすと、笑い始めた。
「うふふふふふ……」
クラスのみんなは何が起きたのか把握できない状態だ。
先生も唖然としている。
菅井さんは大声で笑いはじめた。
「あはははははははは!」
次の菅井さんの行動はみんなを驚かせた。
菅井さんは、自ら床に激しく頭を打ちつけたのだ。それは何度も繰り返された。
周囲の生徒があわてて近づき、菅井さんの身体を押さえて動きをやめさせた。

教室の中はまさに蜂の巣をつついたようになった。

近づいていった石ノ森さんが、菅井さんの呼吸などを調べている。菅井さんは意識を失っているようだ。
腕時計を見て時間を計っていた石ノ森さんが叫んだ!
「救急車を!」

その後は授業になどならなかった。
どう考えても異常な事態がこのクラスで3件起こったのだ。
特に菅井さんの件は“あの人が”という点でも衝撃が大きかった。

「菅井様が……」
「あれ……怖かった……」
みんな口々に語っている。

私は長崎さんを見た。
あなたは菅井さんと何を話したの……いえ、それはいい。菅井さんに何をしたの?
0115『りかねる』9(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:55:25.15ID:OKmK/q210
放課後の教室。
みんな散り散りに教室を出ていってるけど、私は長崎さんを待っていた。
「音楽室に来て欲しいの」
私は言った。
無視されるかもしれないと思ったけど、長崎さんはやって来た。

「長崎さん、菅井さんと何の話をしたの?」
私は一応聞いてみた。
「……知らない……」
長崎さんが言った。
「知らないわけがないじゃない……」
私が声を押しころして言った。
「……わからない……」
長崎さんはしゃがんで泣き始めた……。
泣く彼女を見るのは初めてだ。

すると、長崎さんが急に立ち上がった。

立ち上がった長崎さんは満面の笑みだった。
そして、幼い口調で言った。
「ねぇ、ねぇ! ねると……遊ぼう♪」
「ひぃ!」
私は思わず声を上げてしまった。
長崎さんは笑顔で私の方に近づいてくる。その無邪気な笑顔が……怖い。

私が後ずさりすると、長崎さんは急に胸を押さえると、ビクンと動いた。跳ね上がったように……。
まただ……乱れた髪の向こうの恐ろしい表情……。
「これ以上、オレに人を近づけるな!」
「オレは“三人目”……」
「“二人目”に気をつけろ……」
長崎さんは気を失った。

倒れた長崎さんを見て、齋藤先生と織田先生が話している。
「本当に、この子、心臓や脳の病気はないんですか?」
と、織田先生。
「病院の検査では……」
ちょっと困ったような齋藤先生。
私が、長崎さんが倒れた経緯について、また同じような事しか言えなかったので混乱を招いている。

スッと長崎さんが起き上がった。
「帰ります……」

「待って! 長崎さん! 私の車で送ります。尾関さん、あなたもちょっといいかしら」
私は齋藤先生が運転する車で長崎さんの家に向かった。後部座席には長崎さんが何も言わずに座ってる。

長崎さんの家に着いた。
呼び鈴を押すと、長崎さんのお母さんが出てきた。
私と先生は挨拶をした。

私たちはリビングに通された。長崎さんは2階にある自分の部屋に行ってしまった。
0116『りかねる』10(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:56:23.02ID:OKmK/q210
「ご心配をおかけしています……」
長崎さんのお母さんが言った。
「今日もねるさんは何かの発作を起こして倒れたのですが……」
齋藤先生が言った。
「検査結果では……原因が特定できなかったと……」
長崎さんのお母さんが困ったように言った。
長崎さんが最初に発作を起こして倒れて病院に連れて行かれた時、齋藤先生はお母さんを呼び、一緒に検査結果を聞いたようだ。
「あっ、この子……この生徒ですが、長崎さんが最初に倒れた時に知らせてくれた子です」
齋藤先生が私を紹介した。
私は長崎さんが倒れた状況の事を説明した。またしても、変貌の事は言えなかった……。
「以前から急に倒れる事はあったんですか?」
私が聞いた。
「いえ……転校してからです……」
長崎さんのお母さんが言った。

私には聞きたい事があった。
「学校以外でこうなった事はあるんですか?」
「……ありません……」
私にはある仮定があったので、発作の話に混ぜて聞いてみる事にした。
「長崎さんがすごく小さな頃に、胸を強く打ったり、頭を打ったりしませんでしたか?」
この質問自体はどうでもいい……別に知りたい事がある。
「ねるが小さな頃……ですか……」
長崎さんのお母さんは言葉を濁した……。
「私たちは、ある時期以降のあの子しか知りません……」
「実は……」
「……私たちは継親で……あの子の実の両親ではないんです……」
齋藤先生が遮った。
「長崎さん……その件は……」
「構いません。お友達にも聞いていただいて……」
齋藤先生が私に念を押した。
「尾関さん、これから極めてデリケートでプライベートな話を聞くかもしれない……あなたはそれを誰にも言わない自信はある?」
私は頷いた。

「ねるはかわいそうな子なんです……。児童養護施設のかたから、あの子が以前酷い虐待を受けていた事を聞きました。
 心の傷がひどかったのか、うちに来た時はほとんど口をきかず、ずっと本を読んでいました」
「でも……その後、少しづつ笑顔を取り戻して、話もするようになりました……。
 小学校、中学校、高校……友達もできて、学校の成績も良く、とても素直ないい子でした」
「ところが……そう、欅坂女学園に転校させる前の事です……」
長崎さんのお母さんは最近の事を語り始めた……。
「前の学校で、ねるの友達が怪我をしたんです……それが、ちょっと不思議な状況で……」
私は大体の状況が想像できた。
「それで、教室でその怪我の報告を受けていた時に……」
長崎さんのお母さんは下を向いて首を振った……。
「あの子……ありえない態度をとったらしいんです……」
「ありえない……」
私が言葉を繰り返した。
0117『りかねる』11(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 21:57:35.77ID:OKmK/q210
「あの……」
「…………」
長崎さんのお母さんはすごく言いにくそうにしている。
「笑ったらしいんです……あの子……大きな声で……」
私は、それは長崎さんであって長崎さんでない“何か”の仕業のような気がした。
「その後、無視と嫌がらせ……いじめが始まって……」
「あの子は暗く、元気もなく……まるで、私たちが引き取ったばかりの頃のように……」
「いたたまれなくなった私たちはねるを転校させる事にしたんです……」

「尾関さん、どうして長崎さんの子供の頃の話を聞いたの?」
帰りの車の中で、齋藤先生が聞いた。
先生は何か勘づいたようだ。
「感心しないわね……ああいうやり方……」
「それと、私が言った事、忘れてないわよね?」
「はい。個人情報は守ります」

私は同時に、自分の犯した失敗を後悔していた。あまりにも奇妙な出来事なので伏せた事があだになった……。
最初のトイレでの出来事は“ありのまま”話すべきだったのだ。長崎さんが別人のように変貌した事を……。
長崎さんが受けるべきだったのは……精神科医の診察だったのだ。

翌々日。
私は、図書館にいた。
(「オレは“三人目”……」)
あの言葉と、長崎さんのお母さんが言っていた事、私の中でこのふたつが結びついていた。
私は精神に関する本を何冊か読んだ。
長崎さんの状態に類似すると思われるのは、人格の交代だ。同一人物であるのに、性格ががらりと変わることがある。
一例としては、幼児虐待を受けていた人が、つらさなどを分離するために、自分の中に別人格を形成する事があるという。

基本人格と交代人格……。この基本人格(本来の人格)であり主人格(最も意識を所有する人格)が、つまり、いつもの長崎さんだ。
仮に“一人目”とする。時々出現する交代人格が“二人目”“三人目”。
“一人目”は“二人目”と“三人目”が現れている時の事は覚えていない。

私の体験上“二人目”と“三人目”側は基本人格である長崎さんを“見ていて”、長崎さんの記憶を共有している。
本の解説と違って、三つの人格が別々の記憶を持っているわけではないのだ。
“一人目”が会った相手、例えば私の事を“二人目”と“三人目”は知っている。
さらには、“三人目”は“二人目”の行動を“見ていて”知っている。

ただ、まだはっきりとわからないのは、あの恐ろしい目の“三人目”が言っていた言葉。
「“二人目”に気をつけろ……」の意味だ。
あの奇妙な出来事3件に“二人目”、幼い口調の長崎さんが関わっているのは間違いなさそうだ。
でも、そこからがわからない……。

もうひとつの疑問点。
神村さん、蒼、菅井さんの時には“三人目”が現れていないのではないか? という点だ。
私の経験では、“二人目”が現れたあと、長崎さんは胸をおさえてビクンと跳ね上がり、“三人目”が現れる。そして、その後、長崎さんは失神する。
失神騒ぎは私の前でしか起こった事がない……。
0119『りかねる』12(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 22:00:17.50ID:OKmK/q210
次に登校した時。
昼休み、私は屋上にいた。
一人で色々と考えたい事があったのだ。
神村さん……蒼……菅井さん……。
すると、金網のところに立っていた私に背後から誰かが声をかけた。
長崎さん? ふと、振り返り、顔を見ると……満面の笑顔だった……。
「ねぇ、お話ししましょ」
長崎さんじゃない……。
“二人目”だ……。
ついに、来た……!
「あのね……ねる……さみしかったの……」
「でもね、今は遊んでくれるおねえちゃんがいっぱいいるから楽しいの……」

私は叫んだ。
「“三人目”出てきて!」
長崎さんは胸を押さえると、ビクンと跳ね上がるように動いた。
「…………」
長崎さんがすごい目つきで私を見ている。
「今日は“がんばって耐えて”、私と話をしてちょうだい」
「オレがなんだか……わかる……のか?」
「ええ……初めて見た時は驚いたけど……」
私は続けた。
「教えてちょうだい。長崎さん……そして、“二人目”の事を……」
「…………」
“三人目”は話し始めた。
「“一人目”は……虐待されていた……。
 両親を早くに事故で亡くして、遠い親戚に引き取られたんだが、それが酷い連中だった……。
 殴る蹴るの暴行を受けた上、檻みたいなものに閉じ込められて……メシも与えられずに、牛乳だけ皿に入れられて……犬みたいに一日過ごした事もあった」
牛乳……だけ……。
私は学校の昼食風景を思い出した。
「……そんな事が繰り返されていた時、不審に思った近所の連中の通報で“一人目”は助け出された……。その時にもう“二人目”はいた……」
「“二人目”は長い間眠っていた……“二人目”が出てきたのは……前の学校で、身近な人間に怪我をさせた時だ……」
怪我を……させる? やっぱり“二人目”は何かができる……。
「“二人目”は何ができるの!?」
「……精神……を……が……」
時間の限界が来てしまった?
「あなたが、私の前でしか出てこないのはなぜ……!?」
私が慌てて聞いた。
「……オレ……は……」
と言ったきり、“三人目”は黙ってしまった。
長崎さんは失神した。

私は、人を呼ぼうとしたが、長崎さんは少しの時間で目を開けた。
……だけど!
「おねえちゃん……♪」
長崎さんではなく“二人目”が戻ってきたのだ。

私は“二人目”に言った。
「ねるちゃん……ケガをしたおねえちゃんたちに何をしたの?」
「???」
“二人目”は不思議そうな顔をしている。
「遊んでもらった♪」
0120『りかねる』13(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 22:01:34.46ID:OKmK/q210
……もう、だいたいわかった。“三人目”が言っていた断片的な言葉、「精神を……」。今までのみんなの行動と症状。
“二人目”は、任意の相手の精神に影響を与える能力を持っている。

「おねえちゃん……この世界には“愛”しかないんだよ。みんないい人なんだよ……みんな、ねるを愛してくれるんだよ……ねるをいじめないんだよ……」
「だから……おねえちゃん……ねるを愛して……」
風が……私の身体を吹き抜けていった……。
私……は……。

次の瞬間、長崎さんは胸をおさえて跳ね上がり、“三人目”が現れた。
「最後の手段……“四人目”を……呼んだ」
「“四人目”をどう使うかは……」
そこまで言って、“三人目”は沈黙した。
長崎さんは失神しなかった……。

すると、そこには……今までで最も恐ろしい姿の長崎さんがいた……。
四つん這いになり、髪を振り乱し、首を不規則に振っている。
「あああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
長崎さんが叫んだ。これが……“四人目”……? 人外(じんがい)人格……。

“四人目”は私に襲いかかると同時に右手をすごい勢いで振った。私の顔を爪がかすめ、痛みがはしる。
こんなの……どうすればいいの?
私、逆に大ピンチだと思う……。
その時、“三人目”が、言った事を思い出した。
「“四人目”をどう使うかは……」
使う?
……まさか……。
私の予想が正しければ……これから私がやる事は長崎さんの人生に多大な影響を及ぼす……。
どんなに小さく見積もっても、長崎さんはもうこの学校に二度と来る事はできないだろう……。
私は迷った。
しかし、“四人目”は激しく襲いかかってくる。
なんとか攻撃を避けながら考えた。
長崎さんの生い立ち、長崎さんの笑顔……。
おそらくは、“一人目”だったであろう、トイレで自分の名前“ねる”の由来を語ってくれた長崎さん。

「がああああああああ!!!」
“四人目”が私の周りを回っている。
ごめん、長崎さん……。
ごめんね、長崎さん……。

私がする事は、戦う事じゃない……。
ひたすら……逃げる事!
私は走り出した。
0121『りかねる』14(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 22:03:08.29ID:OKmK/q210
“四人目”が追ってくる。
「ぎゃおわあああああああああ!!!!!!!」
“四人目”は両手を激しく振り回し、廊下の掲示物を裂いた。

すぐにみんなの悲鳴が上がった。
「きゃあああ!」
「何あれ!」
「誰? 誰?」

私は廊下を走り回った。階段を上り、階段を下りた。

石ノ森さんが何か叫んでる「……を呼んで!!!」
「今度は長崎が……!?」
「きゃあ! あれ、長崎!?」
「ウソでしょ! 化け物?」

私はひたすら走った。

「あな! 逃げてぇぇぇ!」
「……は、まだ来ないの!?」

“四人目”はますます暴れ、校内のいろいろなものを倒したり破壊したりした。
学校は大混乱だ。
私が、もう疲れて走れなくなりそうになった時……。

“四人目”は、駆けつけた大人の人に取り押さえられた。

それと同時に“四人目”は沈黙したらしく、長崎さんの顔つきが変わった。

本来の長崎さんだ……。
「長崎さん……」
「……りかさん……あなたと友達に……」
長崎さんが私に話しかけている途中……満面の笑みになり言った。
「おねえちゃん、バイバイ♪」
“二人目”だ。
次に、長崎さんが、胸を押さえてビクンと跳ね上がった。
「……オレは……お前を……守りたかっ……た……」
“三人目”が苦しそうに言った。

長崎さんはそのまま気を失い、運ばれていった。
0122『りかねる』15(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 22:04:45.84ID:OKmK/q210
……数時間が経った……。

夕日が沈み、もう夜になろうという時間……。
私は学校近くの歩道橋の上で、行き交う車のライトを見ていた。

私は、長崎さんの事を思い出して、とても悲しい気持ちになった……。

どうして?
こんなに楽しい事はないじゃない……!

えっ、何それ……?
私、何を考えてるの?

そう! 世界は愛に満ちてるんだよね! みんないい人!
みんな大好き! 私はねるちゃんが大好き!
うん! なんだか、どんどん楽しくなってきた!

えっ、私、何を考えてるの?

ねるちゃんと遊びたい!

えっ? えっ? どういう事?

楽しいだろうなぁ、早くねるちゃんと遊びたい!

えっ、私は私の事がわからない……。

笑い声がする……。
誰の?

私だ……私の声だ……。
私……笑ってるの……?

笑い声はどんどん大きくなっていく……。

次の瞬間、私の意識は途切れた……。


『りかねる』(完)

--------
注1・作中のDID(Dissociative Identity Disorder)の解説は実在のものと異なる部分があります。
注2・作中、MRIを含めた脳検査で異常が発見できないといった表現がありますが、設定上のフィクションです。
注3・(おまけ)『てくねる』と共通・類似したシチュエーションやセリフがありますので、読み比べすると楽しめます。
0123名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdbf-3CgV)
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2017/07/09(日) 22:05:47.51ID:2z7oI2ZBd
SPEC的な…なんかこう…
ゾクゾクする怖さ希望。
0124名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/09(日) 22:10:30.96ID:dn8amZBRa
めっちゃダークw
0125名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-nkaJ)
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2017/07/09(日) 22:13:36.27ID:49cjwYiCK
>>122
大作お疲れさまでした
思わず引き込まれてリアルタイムで追いながら読んだ(笑)

それにしても
四人目の姿を皆の前で現して捕らえられたねるがその後どういう措置をうけるか
そして歩道橋の上で精神の変容を来した主人公がなぜ意識を失ったのか
想像すると…(;_;)
0126名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/09(日) 22:51:10.57ID:AvbvKgM/0
ブレーンワールド(その7)
「長濱ねるさんのお兄さんですか?」と寮の管理人のオバサンは興味なさそうに言った。
嘘がばれないかとひやひやして落ち着かず俺は周りを見渡した。
後ろを振り返ったとき、門の外にはサラリーマン風の男がこちらを怪訝そうに見ていた。
そりゃーそうだろうな女子寮の中に若い男がいる現場に遭遇したら。

あの日、メール交換してから二人とは池袋の駅で別れた。
がっついていると思われたくないため、1週間はあえてこちらから連絡するのはよそうと心掛けていた。
この日の朝、ねるからの表示でスマホが鳴った。
喜んで勇んで出ると、ねるではなくウザ女が名乗りもせずいきなり言った。
「ねるがストーカーに狙われてんの。あんたさ、今日、暇だったらうちらが住んでいるとこ来てくれない?」
え?またあの美人たちか?それとも別の?何にせよ可愛いコが必ず絡んでいるようだから、
ねるには思いが届かなくても、そういうコたちと何らかのつながりが持てるかもしれない。
俺に異存はなかったので二つ返事をした。
しかし、ねるとウザ女は二人とも長崎県人会が運営する女子寮に住んでいて、そこに来てくれという申し出を知って断ろうとした。
「大丈夫!目付のおばさんはいるけど、関係者であると名乗って、寮の中にいる本人がOKすればフリーパスだから。アンタ、今日からねるのお兄ちゃんね!」

受付にやって来たねるにオバサンが確認したら、すんなり通ることができた。
3階の東南の角部屋でねるとウザ女は同居しているとねるは教えてくれた
部屋に入ると、閉め切ったカーテンの隙間からウザ女が外を見ていた。
俺の姿を見ると、挨拶もなしにいきなり言った。
「いまストーカーがいたのよ、アンタ、見なかった?」(続く)
0127名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/09(日) 23:04:11.54ID:AvbvKgM/0
ブレーンワールド(その8)
「いや、今日はこの間の二人も、それらしき女性も見ていない」
「はは〜ん、アンタ、あの時の二人に会えると踏んでここに来たというわけね」
なんでもストーカーというのは若い女性ではなく、中年のサラリーマン風の男だという。
「もしかしたら会ったかもしれない。受付にいるとき、振り返ったら、それらしき男と目が合った。だけど、ストーカーのようには見えなかったが」
「どういう感じの人でした?」とねるが訊いた。
さっき会ったばかりの男の顔を頭の中で描こうとしたができなかった。
「どこでも見かけるような平凡なスーツ姿で特徴のないような顔をしていたかな」
二人は目を見合わせて、ウザ女が口を開いた。
「ソイツよ、間違いない。しかもそういうのが何人もいるの!最初、それを聞いたときにはねるの勘違いだろうと思った。
でも、カーテンの隙間から見張っていたら、たしかにそうだとわかった。この部屋の方向に一瞬だけ怪しい男が目をやっていることを何度も確認したんだ。
特徴のない顔をしているけどよく見ると別人だというのがわかる。そういうのが3、4人でいつも見張っている」
「ねるちゃん、ピザ屋さんが来たわよ」と部屋内のインターホンから管理人のオバサンの声が聞こえた。
「もうお昼ですね、ゴハンにして、その話はあとでまたしません」
ねるはそう言って部屋を出て行って、ピザを持って戻ってきた。(続く)
0128『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/09(日) 23:17:47.61ID:OKmK/q210
>>123-125
お読みいただきありがとうございました。

【つぶやき】

・『てくねる』でサブヒロインだった神村莉菜を真っ先に酷い目にあわせる事で、この展開、このラストの覚悟をしました。

・志田さん(今回の名前は岸田さん)の扱いが相変わらずよくないですが、他意はありません。

・ねるさんって本当になんでもやらせられますね。ご本人には迷惑な話かもしれませんが。と、また同じ事を……。

>>125
最後、鈴本美由紀のセリフがあったのですが、フィクションとはいえ実在人物をベースにしている以上、それはないだろうという事でカットしました。最後に主人公がいた場所が関係します。

『○○ねる』の次があるとしたら、長崎ねるには明るくて元気な人の役を演じさせたいです。『てくねる』『りかねる』と二作、暗い人だったので……。
0129名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/09(日) 23:21:41.97ID:AvbvKgM/0
ブレーンワールド(その9)
食事時にストーカーの話はまずいと思ったのか、ねるが別の話題を振った。
「この間の質問タイムの先生のお話はちょっとぶっきらぼうな感じがしました」
「ああ、あのセンセ、超常現象なんかは疑似科学であるといつも切り捨てている。パラレルワールドなんて論外」
「パラレルワールドの存在は信じていらっしゃいません?」
「俺がどうかってこと?個人的には信じていないな。あったほうが面白いだろうし、地下室民の尊厳のためにはあったほうがいいだろうけど」
「チカシツミンってなに?」とウザ女が訊いた。
「この間、ねるさんがアイドルオーディションを受けたと知ってちょっと興味が出て、2ちゃんのアイドルのスレッドを覗いてみた。
そしたら、あるアイドルのスレッドにすごい罵詈雑言が書かれていて、その原因となる行動の動画もそこに貼られていた。
何かよっぽどのことをやらかしたんだろうと思って見てみたが、仲のいいアイドルどうしが戯れているだけ。
たしかに『もう歳だよ』とか、相手が言ったことを受けて流すということもあったが、微笑ましい光景にしか思えなかった。
ところが、地下室民は狂ったように糾弾を繰り返している」
「だからチカシツミンって、何?」
「ドストエフスキーの『地下室の手記』の主人公と同じように、恨み言や繰り言を重ねる連中のことを言う。ある評論家がそう名付けたんだけどね」
「何も悪いことしていないアイドルさんがなぜそんな酷い目に遭わないといけないでしょうね?」とねるの目に悲しみの色が浮かんだ。
「いろんな要因があると思う。人は自分が発した言葉に影響を受ける、承認欲求、屑どうしの連帯感、屈折した達成感などなど。
おそらく切っ掛けは自分でもどうでもいいと思っているようなことだったんだけど、たまたま悪口を書き込んで、その自分の言葉に影響を受けてしまう。
そいつと同レベルの知能の追随者が現れると自分が承認されたかのような恍惚感が生まれる。
そういうのを何人か呼び込んで、増幅され、共鳴してうなりがつくられる。
一度集まって団結力が出ると、絶対に許さないとなって苦情ユニオンをつくってしまい、ブログで謝罪しろなどと身勝手な要求を貫き通こうとする」
「かわいそうに」とねるはいっそう悲観した。
「ああそういうキチガイクレーマー集団に狙われたアイドルはホントかわいそうだよね」
「そのアイドルさんもですが、苦情を言う人たちが哀れでなりません。もし私が狙われたなら、その人たちを救うため喜んで謝罪します」
「ねるさん、・・・。あえて言うけどそれは間違っていると思う。
理不尽な苦情に屈すれば、苦情を持ち込むことが趣味のクレーマー集団に達成感を与え、
その恨みがましい魂に膿が分泌され、また新しいターゲット叩きが始まる。
さらに悪いことにその苦情を勝ち取ったということを素晴らしいと錯覚した地上民の一部を地下室民に転落させることになるかもしれない」(続く)
0130名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/09(日) 23:35:03.81ID:AvbvKgM/0
ブレーンワールド(その10)
「そうですね、その通りだと思います。私が間違っていました。
でも、パラレルワールドの存在がそういう人たちに尊厳を与えるというのはどういうことですか?」
「ねるさん、こういうこと考えたことない?あの時の人生の分岐点で別の選択肢を取っていたらといったような。
大小さまざまな選択の繰り返しで、いつの間に思っていた方向と大きく食い違っている所に来てしまったというような」
ねるの唇がピクっとかすかに動いたが、話を続けた。
「もしパラレルワールドが存在し、たとえ行き来できなくても、その様子が見られるとする。
この世界では惨めである自分だが、その分身が別世界では成功している。
また、この世界ではエスタブリッシュメントである者が別世界では零落している。
そうすれば自分と成功者の差異なんてただの偶然にすぎないというように尊厳を保つことができる」
「でもさ、いくら分身が成功していても、現実はビンボー人の生活苦だよね、そんなんで本当に尊厳なんて保てる?」
ウザ女にしては鋭いな。
「今の日本で餓死することのほうが難しいと思う。
それに連中にとっちゃ、訳の分からない高級料理とカップ麺やコンビニのおにぎりの味の区別はつかないさ。
豪華客船の世界一周よりも部屋に閉じこもってプレステ4をやるほうを好むだろうし。
生活面の充足感は問題ないんだから、あとはパラレルワールドを見てオナ(絶句)」
ウザ女がはニヤリとしたが、ねるはどうしたのというようにきょとんとした。
「あとはパラレルワールドを見て自己満足していればいい」
調子に乗りすぎたな。ねるが顔を赤らめないで済む言葉を慎重に選ばないと。
それ以前に、攻撃的でダークなことを言い過ぎた。ねるに軽蔑されていなければいいが。(続く)
0131名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ ff6c-jTKI)
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2017/07/09(日) 23:50:47.69ID:AvbvKgM/0
ブレーンワールド(その11)
荒んだ雰囲気を変えようとしたのか、ねるはテレビを点けた。画面には鳥居坂46が映し出された。
あわててウザ女がチャンネルを変えようとしたが、ねるは止めた。
「もう大丈夫。今はあのときの私を俯瞰で見ることができる。自分は入りたかったんだったけ?という感じで、あのときの私はもう他人」
人の心の微妙なあやを読むことができない無神経なウザ女は鳥居坂を話題にし始めた。
「このセンターのコ、そんなに可愛いって思う」
これだけ席巻している鳥居坂を話題にしなければならない場にねるが出くわす機会は今後も多いだろう。
その度いちいち落ち込んでいたら、生活にも支障が出てくる。慣れてもらったほうがいい。そう思って、その話題に乗った。
「一般人としてならかなり可愛い、でも、この美少女集団の中で目立つかというとクエスチョンマークかな」
「そうなんだよね、このセンターの原田まゆってコ、そんなに可愛くないんだよね。なんでもアツツの鶴の一声で急に決定したんだって」
「アツツ?」
「知らない?鳥居坂をはじめとしていくつものアイドルグループのフィクサーをしている安本敦。
親んでいるのか軽んじているのかヲタからはアツツって呼ばれている」
「ああそれなら知っている。『握手御殿』と揶揄されている総額10億以上にもなる大邸宅を建てたとかいうのを聞いたことがある。
そういえば、その安本敦が関係するアイドルグループは毎週のように週刊誌にスキャンダルが載っていたのに、最近は全くないなあ」
「それはよく話題になる。不思議なことにちょうど鳥居坂がデビューした前後でそうなったんだよ。
そうそう思い出した、当初は中学二年生の女の子がセンターに決定していたという噂もあった」
「そのコの今のポジションは?」
「辞めちゃった。なんでも不動のセンターという確約をそのコにもその親にもして、逃げないように囲い込みしたんだけど、
確約したほうが約束破れば、そりゃー怒って辞めるよ。逸材だったらしいけど」
「なぜ、そんな逸材を辞めさせるような事態を招いてまで、その原田まゆをセンターにしたんだ?」
「知らないの?有名な話だよ」
そのとき、黙ってやり取りを聞いていたねるは持っていたグラスを手から滑らせ、その破片とコーラが床に広がった。
あわてて二人は掃除することになったので、再び原田まゆを話題にすることはなかった。(続く)
0132名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/10(月) 00:21:32.59ID:aB1CqM20a
>>131
乙でありますm(__)m
0133イタコの理佐ちゃん9 第57話(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/10(月) 00:25:03.79ID:aB1CqM20a
「そのダンボール箱って・・・もしかして?」
前を歩くWワタナベを見ながらもなちゃんが聞いてくる

「うん、軍人さんが許嫁に戦地から出してた手紙」
「持ってきたんすか?」
「なんとなく軍人さんに見せてやりたくてさ」

そんなこと話ながら軍人さんと初めて会った桜の木の下へ

ここで軍人さんと出会ったせいで理佐ちゃんが俺の記憶失っちゃったんだよな・・・

桜の木を見上げながら感慨に更ける俺

それから色々あってちょっとだけ俺の記憶が甦りそうになったけど・・・
結局未だに俺の記憶は失くしたままの理佐ちゃん

しかも、新聞やなんかで守護霊になる前の生前の俺の悪党人生を知っちまった理佐ちゃんが
ちょっと俺に距離を取り始めて冷たいのも切ない俺

「俺君!そっちじゃないよ」
理佐ちゃんが俺の見上げてる桜の木とは違う桜の木を指差してる

「みんな同じ桜だから分かんなくなっちゃうよ」って照れ笑いする俺

「俺君が観察力無いだけだよ」
ってやつぱり冷たい理佐ちゃんだけど好き
0134イタコの理佐ちゃん9 第58話(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/10(月) 00:29:00.29ID:aB1CqM20a
理佐ちゃんの指差す桜の木の陰から軍人さんがこっちを覗いてる

「軍人さんどうしたんだろ?」
なかなか近づいてこない軍人さんに理佐ちゃんが不振がる

「やっぱりババアになっちゃってるからガッカリしちゃってんのかな?」
って梨加ちゃんのひいおばあちゃんを指差す俺

「ババアとか言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「俺君連れてきてよ」
って理佐ちゃんに言われて軍人さんの元へ

「なにやってんすか?」
桜の木の陰に隠れる軍人さんに声をかける俺

「連れてくるなんて思わなかっから心のの準備が・・・」なんてモジモジしてる軍人さん

「心の準備って・・・もう70年以上準備してたんじゃないんですか?」
「分からん、自分でも何がなんだか分からん」って首を振る軍人さん

なんやこいつ?てめぇが連れてこいって言うから連れてきてんのに・・・

「ちょっと冷静になりましょうよ」って軍人さんを落ち着かせる俺

「よく見てくださいよ、相手もうババアですよ?緊張するほどのもんじゃないですよ」
「貴様!めくらか?どっからどう見てもあの頃のままの許嫁じゃないか!」
怒声と共に軍刀を引き抜く軍人さん

え〜っ!?こいつまさか梨加ちゃんとひいおばあちゃんを勘違いしてんのか?

「ちょっ、ちょっと危ないからそんなもの振り回さないで〜」って逃げる俺

「帝国軍人の刀の切れ味思いしれ」なんて叫びながら軍刀をふり下ろす軍人さん

ヤバい!と思った瞬間

理佐ちゃんが俺の前に飛び込んできそうだから好き
0135イタコの理佐ちゃん9 第59話(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/10(月) 00:44:05.01ID:aB1CqM20a
「俺君!」
って叫びながら理佐ちゃんが俺を庇って軍人さんの前に立ち塞がる

「ねぇちゃんと見て!俺君の言う通りババアだよあんたの許嫁」
って梨加ちゃんの隣のひいおばあちゃんを指差す理佐ちゃん

「あのババアが私の許嫁?どう見ても隣の美人が許嫁に見えるんだが・・・」って呟く軍人さん

「図々しいこと言ってんじゃねーよ」って軍人さんにドス効かす理佐ちゃん

「軍人さん幽霊だから若いけど実際は凄いお爺ちゃんなの、そんなお爺ちゃんが若い女の子の方が許嫁に見えるとかキモいよ」

理佐ちゃんの飾らない言葉に冷静さを取り戻す軍人さん

「取り乱したようだ、すまない」
素直に理佐ちゃんに謝る軍人さん

「戦地で苦労したわりに短気が治っていませんね」
いつの間にかひいおばあちゃんが近づいて軍人の話しかける

「俺君に怪我させたら理佐ちゃんに何されるか分かりませんよ、聞いた話だと綺麗な顔してかなり乱暴なお嬢さんなんですから」
なんて笑いながら軍人さんと理佐ちゃんを見比べてる

「お久しぶりです」
改まって軍人さんに挨拶するひいおばあちゃん

いつの間にか姿が若い頃に戻ってる
軍人さんが間違うのも仕方ないかってぐらい梨加ちゃんそっくり

「約束を守れず申し訳ない」
そう言って頭を下げる軍人さん

涙を流しながらそんな軍人さんに首を横に振るひいおばあちゃん

「私の方こそ幸せな人生で貴方に申し訳ないって思ってたの」
「何を言ってるんだ、貴女が幸せな人生を歩んだのがせめてもの救いだったんだよ私には・・・」

俺のこと刀の錆にしようとしたくせしやがって浸ってんじゃねぇやって
軍人さんの手紙捨てちゃう俺

「捨ててんじゃねーよ」って止める理佐ちゃん

「ねぇ私が乱暴ってどういう意味」って俺を詰める理佐ちゃん

命がけで俺を庇ってくれた別人のように恐い理佐ちゃんに謝る俺

理佐ちゃんの機嫌が直る頃には軍人さんもひいおばあちゃんも姿が消えていた

「梨加ちゃんありがとう、お陰で軍人さん成仏出来たみたいだわ」
って梨加ちゃんお礼言う俺

理佐ちゃんから状況を説明されてもぽかーんとしている梨加ちゃん

「あっ、私ここで降ろして」
神保町の駅の前で車降りると言い出す理佐ちゃん

「えっ、一緒に梨加ちゃん送ってかないの?」
「ごめん、手紙さんと約束してたんだ」
って手紙男とデートの理佐ちゃんだけど好き
0136イタコの理佐ちゃん9 最終話(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/10(月) 00:51:29.41ID:aB1CqM20a
「理佐ちゃん・・・軍人さんの桜の木覚えてましたね」
梨加ちゃんを送り届けた帰り道
突然もなちゃんが呟く

「俺君関係の記憶みんな無くなってたのに・・・」不思議そうに呟くもなちゃん
「理佐ちゃんの記憶戻ったのかな?」
「うーん、どうだろ?戻ってたらまたイチャイチャするから戻ってないのかなw」
って結局笑い出すもなちゃん

「それより理佐ちゃんと手紙さんどうなってんですかね?」
「さぁ正直知りたくもないんで全然分かんない」って守護霊失格な俺

もなちゃんを送り届けてヤクザの幹部をサウナに置いてくる
いつものルーティンをこなして理佐ちゃんの部屋に戻ってきた俺

どうせ理佐ちゃんは手紙男が茨城の実家に送り届けるだろうから心配あるまい

本当なら俺も茨城の実家に瞬間移動したいとこだが今日は理佐ちゃんに会いたくない気分だからとぼけちゃう俺

「ねぇ帰り遅くない?」
って理佐ちゃんが部屋で待ち構えていた

「実家に帰ったんじゃないの?」
「ううん、明日から仕事復帰するから」
「そうなんだ」

「俺君大丈夫?」
唐突に聞いてくる理佐ちゃん

「なにが・・・?」
「なんか元気ないからさ」
「そんなことないよ」って強がる俺

「ねぇヤキモチ妬いてんでしょ?」
って俺をからかう理佐ちゃん

「今日手紙さんと会ったのはデートじゃないからね、誤解しないでよ」
「えっ、デートじゃないの?」ってちょっと嬉しい俺

「やっぱり誤解してた」って笑う理佐ちゃん

「俺君のこと色々調べてもらってたの手紙さんに」
「俺のこと?」
「うん、私の知ってる俺君と新聞やニュースの俺君のギャップが謎すぎるからさ、それに私も記憶の空白埋めたいし」

やっぱり俺の記憶戻ってないのか・・・

でも今はそんなことより理佐ちゃんの俺への思いやりに感動する俺

「あとさ、今日から俺君は寝室出禁ね」
って突然言い出す理佐ちゃん

やっぱり冷たくなってるけど好き
0137反省の弁(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/10(月) 01:01:34.39ID:aB1CqM20a
イタコの理佐ちゃん9は前スレの文字数制限の影響で意図してたのと全く違った話になってしまいました
1話1話刻んだ結果グダグダな展開になってしまい非常に不本意な終わり方に後悔です(泣)

もっと梨加ちゃんの場面あったはずなのに名前だけ使ったみたいになってしまって
梨加ちゃん推しの方に申し訳ない気持ちでいっぱいですm(__)m
0138名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-nkaJ)
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2017/07/10(月) 15:48:54.56ID:oyE/5g8dK
>>137
大丈夫やで。大丈夫やで。
また1から書き直してもええんやで。←悪魔の囁き
0139名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdbf-3CgV)
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2017/07/10(月) 16:02:26.98ID:zZaPM3gSd
>>137
>>138
そうですそうです。また一から書きはじめたっていいんです。

それか、アレやってくださいよ。
バッドエンド回避のために何回も時をループするやつ。
0140名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/10(月) 20:12:00.52ID:+A437lTQ0
>>139
題材的には僕だけがいない街みたいなやつですよね。
ああいうの、書いてくれたら面白そうですよね
0141名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ b757-zXdO)
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2017/07/10(月) 20:56:21.36ID:9XEnQ7VP0
>>139
俺もそういうの見たい
0142名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ b757-zXdO)
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2017/07/10(月) 21:05:47.43ID:9XEnQ7VP0
『べーかりーぺー』

ある日のこと、確かフランスパンの生地の発酵が終わって、これからその生地を伸ばそうとしていたときだったと思う。
ひとりの女の子が店に入ってきた。
その日は大雨のせいで、客足が遠のいていたから、パンがまだ売れ残っていた。
彼女は店に入るなり濡れた長い髪をタオルで拭い、横にあるトングに見向きもせず突っ立っていた。
キョロキョロと周りを見回し始めたので、何か目当てのパンでも探しているのかと思ったが、視線がちょうど私のところで止まった。

「いらっしゃいませ〜」
私は生地を片手に言った。その時は彼女がただのお客さんだと思っていたので、再び生地を捏ね始めた。
3回ほど生地をプレスしたところでまた顔を上げると、彼女はこっちを見ていた。
私と目が合うと、彼女は何か言いたげに口を少し開けた。
「あの‥何かお探しですか?」私は聞いた。
彼女は黙って首を振った。そしてギュッと両手を握って、ようやく口を開いた。
「あの、アルバイトの募集ってしてますか?」
「ああ、アルバイトですか。座って」

私の店は開店して半年の個人経営であるため、アルバイト制度はとっていないはずだった。
ところが、なぜか彼女を目の前にして、「今、立ち去ってほしくない」という衝動にかられたのだ。
彼女の動きには何か特別なものがあった。
上手く説明できないが、言動、仕草、雰囲気が何となく異様で、何かが特別だった。
そして、彼女と私の間に何かしらのシンパシーを感じた。

私は彼女を厨房の隅のテーブルに案内し、メロンパンとフランスパンを皿にのせて、紅茶と一緒に彼女に差し出した。
「実を言うとね、アルバイトは募集していなくてね。見ての通り、この規模でほそぼそとやっているから。」
「そうですか‥」
「でもせっかく来てくれたんだ、せめて志望動機だけでも知りたいな。何でまたこんな小さな店に?」
「このパンが好きだからです」
彼女は笑顔で目の前のパンを指差した。
私は嬉しかった。
フランスパンというのは、小麦粉、水、塩、イーストだけの単純なつくりだが、奥が深い。だからフランスパンを褒められれば、パン屋としてこれほど嬉しいことはない。

「なるほど。まあ、食べて」
「いただきます」
彼女は小さい声でそう言うと、メロンパンの方を手に取った。
どうやら、先ほど彼女が指差したのはフランスパンではなくメロンパンの方だったらしい。
「メロンパンが好きなの?」
「はい!」
これまでの小さな声は何だったんだというくらいの、大きな返事が帰ってきた。
そして、その輝いた瞳を見た時、彼女がとんでもない美人であることに気がついた。
途端に彼女の一挙手一投足が愛おしく見えた。メロンパンを食べる仕草はとてもかわいいし、紅茶を飲む所作はある程度の品格が伴っている。
やはり、私に似ている。
彼女はメロンパンを食べ終わると、財布から小銭を取り出し私に差し出した。

「いいよ。これはプレゼント」
「ホントですか!ありがとうございます。じゃ、そろそろ‥」
「待って。名前は?」
「みなみです」

これは、わたし「べーかりーぺー」店長渡辺梨加と、とある少女みなみちゃんとの、ちょっとした出会いのエピソード。
0143名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/10(月) 21:34:11.06ID:+A437lTQ0
尾関梨香×平手友梨奈
愛のないエロが含まれておりますので閲覧割とマジで注意です。



また、今日もだ。
今日も、てちこに呼ばれる。
『今から体育館倉庫に来て。』
私は今までなにか勘違いをしていた。
彼女は、てちこは、心の闇がないと思っていたんだ。
でも、彼女と深い奥底まで関わっていると、脆くて、すぐ壊れそうだけど、怖い、闇があったのだ。
そんなことを考えているうちに体育館についた。
「てちこ??」

「尾関、遅い。」

「ごめんね。ちょっと用事があって。」

「そっか。じゃあ__脱いで?」
毎回、この言葉に私はためらいを感じる。もう、慣れたはずなのに。


とりあえず寝るのでまた明日か金曜日に。
0144名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/10(月) 21:58:22.03ID:MZZsrKtFa
>>138
確かに悪魔の囁きだ〜w

>>139
>>140
>>141
タイムリープ使えばイタコの理佐ちゃんをハッピーエンドに出来そうですねw

次で試してみます
0145名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ b757-zXdO)
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2017/07/10(月) 22:55:28.62ID:9XEnQ7VP0
『高2の軍曹』 第27話

紺色のワンピースが笑顔で迫ってきた。
不器用なスキップと髪をとめる大きなリボンがカンガルーを連想させた。
僕は身構えた。
万が一、前蹴りでもかまされて、後ろにある噴水にでも落とされたら、その時点で楽しいお買い物も終了だ。
ワンピースから伸びる足は次第に速度を上げ始め、今度は彼女自信が噴水に突っ込むのではないかと心配になった。

「買ってきたよー!どっちがいい?」
茜ちゃんは、噴水の向こう側の人が振り返るほどの大声でそう言った。
右手にいちごクレープ、左手にバナナクレープを持ち、目線はいちごを捉えている。
「どっちでもいいよ」
僕がそう言うと、茜ちゃんはバナナクレープを差し出した。
数時間、振り回された挙句、買ったのはこのクレープ二つだけ。
このままでは、電車賃のほうが高くつき、何のために遠出をしたのかわからない。

「こんなことして、楽しい?」
バナナクレープをじっと眺めて、僕は聞いた。
「私は楽しいよ」
お手本のように鼻先にクリームをつけた茜ちゃんが答えた。
「鼻についてるよ」
「とってよ」
僕は薬指で茜ちゃんの鼻先を軽くこすり、「ほら」と言って茜ちゃんの前に差し出した。
すると、茜ちゃんがその僕の指を舐めた。そして、僕に向かって照れ隠しのビンタをした。
理不尽にも程がある。

それだけのお話。
0146名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/10(月) 23:12:34.02ID:MZZsrKtFa
>>145
理不尽過ぎるやろ〜w

>>143
ドキドキしてたらまさかの肩透かしワロタwww

>>142
最後までぺーちゃんがお客さんだと思ってました
0147欅学園の理佐ちゃん(パラレル編9)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/10(月) 23:34:57.72ID:MZZsrKtFa
「入学した時からずっと好きだったから・・・俺君のこと」

そんなこと言う理佐ちゃんと手を繋いだままドキドキが止まらない俺

「クラスに男が俺しか居ないからかな?」
なんて訳の分かんないこと言っちゃうほど恋のドキドキに支配されてる俺

「違うよ、俺君だから好きになったんだよ」
俺の目を真っ直ぐ見て言う理佐ちゃんにますますドキドキが止まらない俺

胸の高鳴りが理佐ちゃんへの恋心を募らせて思わず繋いだ手に力が入る俺

「痛いんだけど・・・」
なんて困りながらも繋いだ手を振りほどこうとしない優しい理佐ちゃん

「ごめん」慌てて理佐ちゃんのその手を離そうとする俺

「離さないでよ」って唇を尖らせて拗ねる理佐ちゃん

「あっ、ごめん」って再び謝る俺に

「何回謝ってんのよ」
って苦笑いしながら俺の手を握り直す理佐ちゃん

理佐ちゃんの手から伝わってくる柔らかい温もり
ヤバいぐらいに理佐ちゃんを好きになってくのが分かる

手を繋いで歩くだけでこんなに幸せにしてくれる理佐ちゃんは
どうしようもない俺に降りてきた天使なのかもしんない

なんて思わず理佐ちゃんの手をギュッて握っちゃう俺に

「汗ばんでんじゃねーよ」
って可愛く笑いながら俺の手を握り返してくれそうだから好き
0148名無しって、書けない?(空) (ブーイモ MMfb-aO8v)
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2017/07/10(月) 23:57:28.89ID:X5/aIWOEM
『Step outside, summertime's in bloom』

海と部屋とを隔てる明障子が白み始めた。星辰が皓々と瞬く紺色の帳はいよいよ西の空に引き摺られつつあるようだ。
薄暗い室内に目をやると、幾人かの学友とともに齋藤が幸せそうな顔で眠っていた。
俺はその顔がよく見えるように、その障子戸を少し開けて早晨の柔らかい光を注ぎ込んだ。
陰影を得た彼女の生き生きとした寝顔が、磁器のように白い頬が、静かに聳やぐ鼻梁が、しかし、俺に予期せぬ悔恨の念を与えた。
ああ、どうして俺はこんな単純な思いをさえ伝えることができなかったんだろうか。

大学最後のこのゼミ合宿に俺は懸けてきた。海沿いの最高のロケーションは教授を説き伏せることで何とか実現した。
夜の浜辺での花火を企画したのも俺だ。ここでロマンティックな雰囲気を演出して一気に事を運ぶ手配も整えた。
準備は万端、シミュレーションは何度も、あらゆる場合に分けて綿密に行って完璧に仕上げた。
人事は尽くしたと思っていた。だが、最後の一手、ほんの少しの、大いなる勇敢さだけを持ち合わせていなかった。

その後の宿での自棄酒にも関わらず、絶望は俺を睡下に留めようとしなかった。
窪んだ眼窩の裡に不快な苦痛を覚えながらぼんやりと外の海を眺めた。
東の波に未だ沈んでいる旭光に赤らめた空では、明星が過ぎゆく時から逃げるように忙(せわ)しく輝いていた。
星の声が聞こえてくる。「日出までまだ時間はある!そのときまでは輝くことを許してくれ!」
何だか不意に夏の黎明を抱きしめたくなった俺は、ホテルから抜け出して海沿いを散歩した。

つづく
0149名無しって、書けない?(空) (ブーイモ MMfb-aO8v)
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2017/07/10(月) 23:58:07.96ID:X5/aIWOEM
つづき

浜辺は夏の予感に満ちていた。蒸しているのに涼しい。だが、その紗の向こう側では、ほどなくやって来るであろう喧騒の影が嬉しそうに小躍りしている。
かつては大好きだったこの感覚が、なんだか今は急に余所々々しく感じられた。
波が砂を撫でる音が静かに響いていた。その伴奏の上を走っているらしい足音が背後から近づいてきた。
振り向くと齋藤が、そこにいた。駆けてきたからか少し汗ばんだ額をハンドタオルで拭っていた。
「散歩?出て行くのが見えたから、、、。一緒に歩いていい?」
「もちろん。いいよ」
突然の僥倖に心ときめいたが、しかし、何故だかそれ以上言葉を発することができなかった。
いや、あるいは彼女が俺に自覚させる惨めさがそうさせたのかもしれない。

しばらく歩いた。日出はとうに過ぎた。朝焼けが凪の海にそのまま映っていた。横から射し込む光に彩られた齋藤は、いつにも増して魅力的だった。
そのとき、左手に何か温かいものが触れた。彼女の手らしかった。俺は黙ってその手を握った。

相当歩いた。凪の時間は終わって、波が再び砂を削り始めた。
俺たちは手をつないだまま無言でホテルとは反対側の浜まで歩いてきた。
「・・・そろそろ戻ろうか」
俺が切り出すと、それを言い終えるか終えないうちに齋藤はつないだ手を解いて二十歩程駆けた。
そして、少しむっとした顔でこちらを振り向いた。いや、ひょっとすると照れていたのかもしれない。
そんな顔で振り返らないでくれ!何かに急き立てられるように、俺は意を決して、昨日言えなかった言葉を叫んだ。
しかし、俺の小さな心臓は十分な声量を与えてくれなかった。
浜のすぐ背後まで迫った林からどよめす蝉の声がすべてをかき消した。
彼女は一緒きょとんとしたが、少しして笑い始めた。
これでよかったのかもしれない。
沖ではケープサイズのバルカーが黒い煙を吐きながら商港を目指して波を切っていた。

おわり
0150『るねねる』1(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/11(火) 01:43:34.51ID:cuzhWmju0
私は長崎ねる。今、就職面接に向かっている最中だ。
今日、私が受けるのは芸能関係の会社。

実は私は就職活動の序盤、本命だった大手商社の役員面接で落ちてしまったのだ……。
偉いおじさまたちの質問に緊張していたらダメになってしまったのだ。
大学まで勉強一筋で来たため、彼氏すらいた事がない。恥ずかしながら告白すると……男性がちょっと怖いのだ……。

その後、何十社も受けていいところまでいくも最終的にダメ。

結局、就職先が決まらないまま、大学卒業になってしまった。
完全に負けタヌキだ……どうしよう……。

『Zelkova』(ゼルコバ)
比較的新しい会社だが、モデルやアイドルのプロデュースを手掛ける会社だ。扱っているのは女性のみ。
私は、なんでもやるつもりでこの会社を受ける事にした。この会社はスタッフも全員女性だ。志望動機としてはそこも大きい。
大学の受講内容とは別に勉強をしたのでネットコンテンツ作成もある程度は大丈夫だ。

「すつれいします!」
私は緊張のあまり、失礼しますをかんでしまった……。
クスリとも笑わない20代後半くらいの女性二人に着席をうながされた。

「社長の菅井由香(すがいゆか)です……」
わぁ……美人……かぐや姫みたいな人だ……。
「副社長の森谷茜(もりたにあかね)です」
こっちも美人……モデルさんみたい……。

「長崎ねるです! よく、珍しい名前と言われます。ねるの“ねる”は眠るの“寝る”ではなく……」
「……それは、そこまでで結構」
森谷さんが私の言葉を遮った。
「ねるさん……いいお名前ですね……」
菅井さんが微笑んで言った。
「仕事と関係のある事を話してもらえるかな? まあ、あなたが珍名だという事で、営業トークのきっかけ程度にはなるかもしれないけど」
森谷さんが右手に持ったボールペンを振りながら言った。
一刀両断だ……。
「うちが、なぜ女性だけで構成されているかご存知?」
菅井さんのほうから質問してきた。
「あの……女性ならではの感性を活かして……」
私が答えていると、森谷さんがバインダーを置いて言った。
「男性の感性も取り入れた方がいいよね……当然……」
「…………」
私は黙ってしまった。
続けて森谷さんは私の履歴書に目を落とした……。
「長崎さん、高校・大学とすごいところに通ってたんだね。この履歴書をおでこに貼って面接に回ったら?」
うわぁ……これ、すごい圧迫面接……。
その後の私は、言う事答える事、ボロボロだった……。

帰りの足取りは重かった……。夜の電車の窓にしょぼくれたタヌキが映ってる……。
0151『るねねる』2(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/11(火) 01:45:03.52ID:cuzhWmju0
「お姉ちゃん、面接どうだった?」
妹の蒼(あおい)が言った。蒼は小学校4年生。私とはちょっと年齢が離れている。
「……蒼、今それ聞かないでくれる!?」
私がちょっとイラッとして言った。
「べぇー、落ちちゃえ!」
むぅーっ、生意気なやつ。
落ちちゃえじゃなくて、落ちるの確定なんだけどね……。

私はその晩、友人の渡辺里紗(わたなべりさ)に長いメールを送った。
返事が届いた。
「グチこぼしてんじゃねーよ」
むーっ、他に書く事ないのかこいつは!? 里紗のメールはいつも超短文だ。

一週間後……。
私が履歴書を書いていると、郵便が届いた。

『Zelkova』からだ……。
いいよ……もう、いいよ……。負けタヌキの私は封を開けた。
「選考結果のご連絡」
ああ……はいはい。

「……採用する事に決定いたしましたので……」
ええええーっ!?

私は別の友人の神村莉菜(かみむらりな)をファミレスに呼びだした。
「不思議なんだよ……面接は散々だったんだよ?」
「ネガティブさんキター」
莉菜は私を指さした。
「それは、きっとねるの未知の可能性が認められたんだよ」
莉菜はパスタを食べながら言った。
そうなのかなぁ……? あの面接の中に何か秘密でもあったんだろうか?

……………………
数日後。
私は駅を出て『Zelkova』に向かって歩いていた。

まず、試用期間は雑用からだな。がんばろう!
私はいろいろな事を考えた。鼻歌を歌いながら歩いていたら、変な歩き方になってしまった。

ウキウキ気分で出社すると、菅井さんが言った。
「長崎さん、あなたにお話があります……」
なんでしょう???

「実は、今度……新しいアイドルを売り出す事になりました。名前は“長崎ねる”」
えっ、言われてる事の意味がよくわからないんですけど……?

「“よんほんけやき”という4人組のメンバーでリーダー……」
どえええええええええええええええええええええええええええええ!?

「あたす、22歳なんすけど!」
思わず、変な言葉になってしまった。

「そのくらいの年齢のアイドルはいるよ。でも、まぁ……あなたじゃないんだけど……」
森谷さんがさらにわけのわからない事を言った。
「ああ、あなたが面接で言った事、再確認したいんだけど……」
森谷さんが聞いてきた。
「何の事デスカ?」
「『なんでもやる気でいます……いえ、なんでもやらせてください! がんばります!』ってやつ」
0153『るねねる』3(チベット自治区) (ワッチョイ 7f76-OACE)
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2017/07/11(火) 01:50:19.59ID:cuzhWmju0
ノックの音の後、一人の女の子が入ってきた。
16歳…17歳くらい……かな? セミロングヘアでたれ目っぽい顔立ち、おっ、タヌキ顔仲間!
「相沢ひめのです……」

えっ? そんな名前のアイドルいなかったっけ? たしか、桜沢ひめの……。

「この子、名前がかぶってるんだよね……」
森谷さんが髪の毛の先を指に巻きつけながら言った。

「だから、あなたの名前を借りる事にしたの……“長崎ねる”」
菅井さんは微笑んで言った。
「あなたは彼女たちのマネージャーを務めてください……見習いですけど……」

森谷さんが言葉の後を引き継いだ。
「だから、あなたのビジネスネーム、考えておいて」
げえええええええええええええええええええええええええええええ!?

森谷さんが私の顔のすぐ前に顔を寄せて言った。
「それと……マネージャーなんだから、いろんな人に会うし……」
はぁ……。
「男性恐怖症、治してね……」
うぇえええ! いつ見抜いた!


<今後の展開・ダイジェスト>

・平手友也という男性と出会い、土田広海(長崎ねる)、初めて恋をする。
・メンバー急病により、よんほんけやきのステージに支障が生じ、謝るためにステージに出ていた土田広海、何かする事になる。
・歌を歌い、その下手さがかえって受ける。

・視聴率がふるわず、この“漫画原作のドラマ”は8話に短縮され、実質打ち切りになる。


『るねねる』(完)
0155名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW b757-Yl52)
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2017/07/11(火) 08:14:33.99ID:xyaS6fr30
>>148
>>149
オアシスですね。解釈が凄い上手いです
サリーちゃんが待っていたように、ふーちゃんも待っていてくれたのかな
ノエルの詞は抽象的で情景が思い浮かばないはずなんですけど、
あのメロディーラインが人の心を動かすんでしょうね

全く余談ですが、アルバム曲がQUEEN、ジャミロクワイを意識していて、
私としては嬉しい限りです

>>146
また、下手な叙述トリックですw
0156名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/11(火) 17:28:21.20ID:eQ6x0XgC0
>>143
の続きです。
「尾関、遅い。」

「あ、えっと……ごめん」

「もういいよ。脱がすから。」

シュルル。プチ、プチ、パサリ
リボンを取られてボタンを外されて、スカートを脱がされた。
私はいま、下着だけの姿になったのだ。
「ねぇ、いい?」

「うん。」

「口、開けて。」

「あー。」

そうやって口を開けていると彼女は深いキスを落としてきた。
「ちゅる……ん……」

ギュッ…キュ…

「…っ!んぁ……や、…」

首を絞める。
限界になって肩を叩いても彼女はやめない。
「…っ!!」ドンッ…

苦しくて、思わず肩を弾いた。
彼女は黒い笑いを浮かべた。
0157名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/11(火) 17:29:02.42ID:eQ6x0XgC0
「…本当は、好きなんでしょ?尾関。」

「なわけっ……」

彼女は私の秘部に手を入れ、こう言った。
「じゃあ、なんで濡れてるの?」

「っ…。」

「ねぇ、痛くしていい?」

「…」
私は答えなかった。
NOと言っても、彼女は痛くするから。結果がわかっていたから。

「いいっていう事ね。じゃあ、いれるよ…♡」

ズプッ……グチュリ

「いだっ、…いだい。やめで……てちお……」

痛すぎて、呂律が回らなかった。
頭が、チカチカする。
こんなの、初めてだ。

「ふふっ……尾関、可愛いね。もっと虐めたくなっちゃうよ……?」
グチュリ、グチュリ。

痛いのに。痛いはずなのに、身体は、反応してしまう。

「てか、尾関、処女だったんだぁ……。ふふっ、捧げてくれて、ありがとう。尾関。」

「いやっ…やめてっやめで……なんか、くる…頭、カチカチするの…やめてよっ、てち……」

「イっていいよ?」グチュッ

「いやぁ……っ……」

「ふふ、イケたね。よく頑張りました。」チュ

私は、彼女が最後に落とすキスだけが、好きだった。いや、これからも好きなんだ。唯一、彼女は優しくなるのだから。
それだけのために、私はてちこに何もかもを捧げるんだ。
だって。てちこのことが___。

END


ごめんなさい適当でした。
0158名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/11(火) 19:48:57.07ID:z6i9SkbMa
>>148
>>149
お久しぶりでありますm(__)m

>>154
乙ですm(__)m

>>155
ギャラガー兄弟のクズっぷりが好き

やっぱり叙述トリックに騙されてたのかぁ・・・

>>157
まだ夕方なのに何書いてんすかwww
0159名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdbf-3CgV)
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2017/07/11(火) 20:56:04.67ID:9SVLQ6h1d
>>142
ちょっと、夢のコラボなんですけど。
0160名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdbf-3CgV)
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2017/07/11(火) 21:07:13.30ID:9SVLQ6h1d
気づかぬうちにスレがすごく盛り上がってた。
各人の個性のぶつかり合い。
0161名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ b757-zXdO)
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2017/07/11(火) 21:12:20.15ID:xyaS6fr30
>>157
予告編から壮大な物語を想像していましたが、
ホント夕方から何書いてるんですかww

>>159
パン好き以外にも、色々似ていますからね
みなみちゃんもいつの間にか大人になったなぁ
0162欅学園の理佐ちゃん(パラレル編10)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/11(火) 22:23:45.20ID:xtjYD1nMa
「ほら、早く行くよ」
握り返してきた理佐ちゃんの手のひらに感動する俺を引っ張り歩き出す理佐ちゃん

「早くしないと花火始まっちゃうじゃん」って焦る理佐ちゃん

「花火?」
「うん、七夕の次の日がうちの町内会の花火大会なんだよね」
俺の問いかけに答える理佐ちゃん

「それで理佐ん家に誘ってくれたんだ」
「うん、私の部屋からだと良く見えるから」

理佐ちゃんと花火を見れるなんて素晴らしい夏じゃないか!
って盛り上がる俺

「ねぇ、いちいち立ち止まらないで」
って盛り上がる俺に文句言う理佐ちゃん

「ごめん、理佐と花火見れるなんて嬉し過ぎて立ち尽くしちゃった」
なんて照れ隠しに大げさな俺

「ねぇ本当に嬉しい?」
目をキラキラさせて聞いてくる理佐ちゃん
「うん、嬉しいに決まってんじゃん」って即答の俺に

「勇気出して誘って良かった」
なんて健気なこと言ってくれる理佐ちゃん

「おっ、珍しく健気だね」って笑う俺に

「珍しくとか言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ごめんね、珍しく健気な理佐に戸惑っちゃった」って言い訳する俺

「健気になったぐらいで戸惑わないでよ」って苦笑いする理佐ちゃん

それでも戸惑ってる俺に

「私は凄く好きな人には健気になっちゃうんだから・・・早く慣れてよ」
なんて照れながら言いそうだから好き
0163欅学園の理佐ちゃん(パラレル編11)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/11(火) 22:25:23.34ID:xtjYD1nMa
「照れさせてんじゃねーよ」
って自分で勝手に凄く好きな人とか言って照れてるくせにドス効かす理佐ちゃん

「あれ?誰も居ない・・・」
玄関の前で戸惑う理佐ちゃん

「どうした?」って理佐ちゃんに声かける俺

スマホを覗きこむ理佐ちゃん

「お母さんとお父さん町内会の手伝いだって」
ってスマホの画面を俺に見せる理佐ちゃん

俺とイチャイチャするのに夢中でお母さんからのLINEに気づかなかった理佐ちゃん

「理佐と二人で花火か・・・」思わず呟く俺

「ねぇ顔がえっちぃんだけど・・・」
理佐ちゃんが警戒心丸出しの視線を俺に向けてくる

「失礼だな、えっちぃってどんな顔だよ」って切り返す俺

「変なこと考えてない?」
ってそんな俺を無視して聞いてくる理佐ちゃん

聞いてくる時に小首傾げる仕草する理佐ちゃんに堪らなくなった俺

「理佐、好きだよ」って抱き締める俺

「親が留守だって知った途端に迫らないでよ」
って俺を突き飛ばす理佐ちゃん

「なんか怖いから家に入れない」
なんて殺生なこと言い出す理佐ちゃん

「ごめんなさい、絶対に変なことしません」って謝る俺

「ねぇ本当に変なことしない?」って聞いてくる理佐ちゃん

「しません、花火見たいだけ」って邪心が無いことをアピールする俺

「本当に?」ってちょっと安心したみたいな理佐ちゃん

「うん、でも花火見たらキスぐらいしたくなるかも・・・夏だから」
ってちょっとだけ可能性を残して置きたい俺に

また変なこと言ってる!って怒るかと思いきや

「まぁ・・・キスぐらいは・・・私も・・・」なんて真っ赤な顔でモジモジする理佐ちゃん

理佐ちゃんの言う変なこと・・・

まったく無しでもないみたいだから好き
0164欅学園の理佐ちゃん(パラレル編12)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/11(火) 22:26:57.10ID:xtjYD1nMa
「理佐、隣の窓から子供がこっち見てる」
モジモジしてる理佐ちゃんに声かける俺

「えっ!?」ってやっと正気に戻る理佐ちゃん

慌てて玄関の鍵を開けて家の中に俺を招き入れる理佐ちゃん

「お邪魔しま〜す」ってついに理佐ちゃん家に初上陸の俺

「もう!俺君のせいで隣の子にモジモジしてるの見られちゃったじゃん」
って理不尽に怒る理佐ちゃん

「でも真っ赤な顔でモジモジする理佐可愛いかったから大丈夫だよ」
って適当なこと言って慰める俺

「適当なこと言ってんじゃねーよ」ってドス効かせながら
玄関に脱ぎ散らかした俺の靴をちゃんと揃えてくれる理佐ちゃん

「俺君にスイーツ作ったんだ」
って俺を自分の部屋に残してキッチンに消えてく理佐ちゃん

めちゃくちゃ理想の嫁だなぁ理佐ちゃんは・・・

そんなこと思いながら理佐ちゃんの部屋を物色する超健康的男子な俺

おっ!理佐ちゃん七夕だからって笹の葉に短冊なんて飾ってんのか?
見た目は大人っぽくて綺麗なお姉さんだけど中身はまだまだ高1だな
なんてちょっと安心する俺

「ねぇ何やってんの?」って手作りスイーツ持って戻ってくる理佐ちゃん

「あっ!?見ちゃダメだよ!」って叫ぶ理佐ちゃん

「えっ!?」って理佐ちゃんの叫びに反応しながら短冊見る俺

『2学期も俺君と席が隣になりますように』
なんて控え目な願い事を書いてる理佐ちゃん

「なに願ってんだよ理佐w」って笑っちゃう俺

「笑ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ席替えで俺君と席が離れるの絶対に嫌なんだけど・・・」
なんて泣きそうな顔で言ってくれそうだから好き
0165名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ b76c-jTKI)
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2017/07/11(火) 22:57:40.99ID:ytCv2CTp0
ブレーンワールド(その12) 
「明日、日曜か。朝食のための食材を買ってくる」と言って、ウザ女が出ていった。
ドアが閉まるのを確認して、ねるが口を開いた。
「大切なお話をしたいんですが」
二人切りになったときに大切な話?と俺の胸は期待で高鳴った。
「ブレーンワールドとパラレルワールドがの関係なんですが・・・」
ああ、なるほど、ウザ女が話しの輪に入れないことを気遣ってこの状況を見計らかって質問しようとしたのか。
「三次元空間の中に二次元空間が浮かんでいるという比喩的な見方で言えば、
上下に離れた二次元平面、つまり、ブレーンがお互いにパラレルワールドになるという理解でよろしいのですか?」
そういえばそういったことの説明はなかった。自分で考えて答えだしたんだな。やっぱりこのコは賢いな。
「うん、その通り。付け加えて言えば、その二次元平面上に二次元人が住んでいるとする。
その平面上にあるなら100億光年先でも望遠鏡を使えば、二次元人は見ることができる。
ところが、2つの平面間の上下の距離が1ミリメートルでも、行き来することはおろかその存在さえわからない。
なぜなら、上下方向の認識ができないから」
「それと同じように、第4、第5、・・・、の空間次元方向にたった1ミリメートル離れていても、三次元空間に住む私たちは別の三次元空間を認識できないというわけですね。不思議〜」
ねるの可愛らしさに押し倒したいという衝動が起こったが、悟られないように話した。
「実は重力だけがその壁を超えることができるかもしれないと言われている。もともと超弦理論が生まれたのは、他の3つの力に比べ、重力は極端に弱く、その理由付けするためだと言われている」
「他の3つの力というと、強い力、弱い力、電磁気力ですね」
「で、とても難しい話になるけど簡単に言うと、他の3つの力は一つのブレーン上で固定されているからそれなりに大きい。
ところが重力は一つの場所に固定されず動き回るから極端に小さくなってしまう」
ブレーンワールド(その
「なるほど、その動き回るというのがあるブレーンから別のブレーンへということなんですね。
あ!もしかして、重力はおよぼすが目に見えないというダークマターの正体は異次元のブレーンにある物体ですか?」
「そういう説を唱える一流の科学者がアメリカにはいるみたいだね。
でも、あくまで一つの説。それも有力ならざる説といったところかな」(続く)
0166名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ b76c-jTKI)
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2017/07/11(火) 23:17:54.13ID:ytCv2CTp0
ブレーンワールド(その13)
ウザ女が戻ったら、自然とストーカーの件を話し合うことになった。
「本当にあの男の人たちには身に覚えがないんです」と心配そうにねるは語った。
「では、池袋での二人の女性とサッカー場で見た女の子というのは?」
「それも身に覚えがないんです、池袋のお二人は見てはいませんが、身の覚えがないというのはおそらく同じだと思います」
その後、「ただ・・・」と言って、急に黙り込んでしまった。
「ただ?」
「ある意味、あの男の人たちよりも怖いんです。なにか得体のしれない不安がおそってくるんです」
「耳を押さえていたけど、何か聞こえたの?」
「なにか人の声のような気がするんですが、うなるような感じで、はっきりとした音声にはなっていませんでした。
鼓膜を通して聞こえるというよりは、直接、頭の中で響くといった感じで・・・」
「なんの手がかりもなしか。もう一つ教えて。あなたが鳥居坂の最終オーディションを受けなかったのはなぜ?」
「そんなこと関係ないでしょ!」とウザ女が怒鳴った。
関係ないだろうなとは俺も思った。ねるが秘密を打ち明けてくれれば、俺との距離が縮まるだろうという打算からだった。
「聞いてみないと関係ないかあるかはわからない」と強弁した。
「あの日、お母さんから電話がかかってきました。羽田空港にいるから急いで来るようにと。
お父さんもお母さんも私は大好きですし、尊敬もしています。だから、お母さんが言うことには何の疑いも持たず従順に従ってきました。
どういう要件かは想像がついたので、空港に着くまでは針のむしろを歩くようでした。
逆らえないな、命令通りに長崎に帰ることになるんだろうなと諦めていました。
対面したら。優しくもきつい口調でオーディションを受けるのをやはり禁じられました。
ところが、私自身にも意外だったことに、激しく抵抗してしまいました。
『お母さん、今まで一度も逆らったことはないじゃない。今後もそうします。だけど、今回だけは一生に一度のわがままを聞いてください』と泣き叫びました。
アイドルになりたいという強い夢があったのは自覚していたけど、そう思っていた以上に果てしなく強い気持ちだと悟りました。
そんな私の態度に驚いて、お、お、お母さんは・・・」とねるは嗚咽した。
「ねるのお母さんはそれ以来、ときどき目覚めるけど昏睡状態が続いて・・・」とウザ女がささやいた。
「じゃあ、アイドルになるという夢は?」とウザ女に耳打ちしたが、ねるにも聞こえた。
「持てるわけないでしょ!」とねるは叫んだ。
出ていくようにとウザ女は視線をドアに向けた。俺は出ていった。
0167名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ b76c-jTKI)
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2017/07/11(火) 23:52:44.18ID:ytCv2CTp0
ブレーンワールド(その14)
ねるとの仲は自然と深まっていった。この日も映画を観るという約束をした。
銀座のシネコンの前での待ち合わせ場所にねるはすでに到着していて、上空を眺めていた。
その視線の先を見ると、上昇気流を捕まえて鳶が空高く回っている。
俺の姿を見つけると、「映画より海行きません?」と言ってきた。

お台場の人口砂浜に二人で直に腰を下ろしてから聞いた。
「ねえ、突然、海を見たいと言い出したのは、トンビが関係しているのかな?」
「トンビは私にとって異界からの使者なんです。あの甲高くピーッヒョローと鳴く声も好き」
「異界からの使者?」
「私は長崎県の五島列島の中にある小さな島で生まれました。
それについては言えば、生まれたいと私が思う場所で私は生まれたという単純な感想があるだけです」
ねるは砂浜をキャンバスにし、上下に二つの島を描いた。
通常の地図通り、上が北で、下が南となっていた。 (続く)
0168名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ b76c-jTKI)
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2017/07/11(火) 23:54:58.78ID:ytCv2CTp0
ブレーンワールド(その15)
「私の生家はこの南の島の北端にあり、流れの速い緑色の海流を挟んで北側の島が私の家からいつも見えていました」
「ああ緑色か。伊豆の城ヶ崎海岸のようにそういう色した海はあるな」
「二つの島の間は100メートルもないのに簡単には行けないんですよ。
南側の島の船着き場は南端にあり、北側の島の船着き場は北端にあり、直接便はなく、いったん九州本土に渡って乗り換えてからしか行けない。
しかも両方の島ともに不定期便しかなかった。だから、北の島は私にとって異世界でした」
「トンビはそこを自由に行き来することができる。だから、異界からの使者というわけか」
「ええ、島にあった天主堂で神父様から天使のお話をよく聞いたものですが、私のイメージの中では天使の羽は白ではなく、トンビの羽になっていました」
自分で描いた地図を見ながら、深い記憶に浸るようにねるは話を続けた。(続く)自分で描いた地図を見ながら、深い記憶に浸るようにねるは話を続けた。
0169名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 976c-jTKI)
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2017/07/12(水) 07:12:08.11ID:87EHc0KU0
すいません、昨日、連続投稿したら、スレに異常が起こったようです。
一応、次スレ↓をつくってみました。
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1499810853/l50
【物語】欅坂46の小説 ★6【エロも可】

当スレが機能するようであれば、新しくつくったスレは無視してください。
0170名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/12(水) 07:19:46.18ID:kcRRuOrna
>>169
乙ですm(__)m

長文を何本か連続投稿すると埋め立て規制が発動するみたいですよ

規制かかったら短文を挟むとまた長文を投稿出来るようになります
0171名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-nkaJ)
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2017/07/12(水) 07:26:38.82ID:cPTrnBIJK
>>169
お疲れ様です

想像ですが、小説を投稿しようとすると「埋め立てですか?」的なメッセージが出て書き込めなかったんでしょうか?
これは長文投稿が4〜6個続くとよく出ます

だとすれば、そういう場合は短いレス(1〜数行程度)をひとつ挟めばまた投稿可能になります
“〇〇ねる”の方もそれを実践されていたようです

それ以外のケースであれば、今後の参考にまた教えてくださいm(_ _)m
0172名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 976c-jTKI)
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2017/07/12(水) 07:31:10.14ID:87EHc0KU0
>>170
>>171
ご指摘の通りです。
>>169の新しいスレは無視して、当スレを使ってください。
0173名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-nkaJ)
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2017/07/12(水) 07:34:00.66ID:cPTrnBIJK
庭先生とかぶっちゃったw

せっかくだから次スレも保守しとくのもアリ?

ちなみに前の“りかねる”シリーズの>>112とか>>118とかが、意識して挟みこまれた短レスです
0174名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/12(水) 07:56:53.81ID:kcRRuOrna
>>172
>>173
せっかくだから保守しておきましょう
0175名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ bf8e-aO6B)
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2017/07/12(水) 09:20:50.63ID:aTFo47vL0
「線香花火」

「最後に思い出、作ろうよ!」
僕はわざとらしく明るい声で言った。
ゆいちゃんが遠くへ行ってしまうのを知ったのは
夏休みが始まって、すぐのことだった。
「隅田川の花火大会に行きたいな」
ゆいちゃんは昔を懐かしむように言った……


「ねえ、なに読んでるの?」
甘い香りがした。顔を上げると、小林さんが僕の顔を覗き込んでいた。
「えっ、あの、これだけど」
「『愛と幻想のファシズム』……?」
僕が見せた本を、首をかしげて不思議そうに見つめている。
「うん。好きなんだ」
「そうなんだ。すごい難しそうな本だねー」
僕の手から本を取ると、興味深そうにページをめくる。

彼女はクラスの人気者だ。
男子だけじゃなく女子からも好かれる。僕とは正反対の人間だった。
「○○くんっていつも本、読んでるよね」
「うん」
「わたしも本読むのは、好きなんだ」
「そうなんだ」
「今度いろいろ教えてほしいな!」
八重歯を見せた笑顔で僕に本を手渡すと、走って友達のところへ行ってしまった。
夏服のセーラー服のスカートが揺れるのを、
僕は初めて感じる不思議な気持ちで見つめていた。
(つづく)
0176名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ bf8e-aO6B)
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2017/07/12(水) 09:21:35.62ID:aTFo47vL0
「そういうの苦手で……」
「もう!大丈夫だから!」
小林さんは僕の右肩をぽんっとたたいて、『隅田川花火大会』のチラシを机においた。
「人混み苦手なんだ」
「花火とっても綺麗なんだよ!○○くんにも見てほしいんだ!」
「でも……」
「じゃあ……、すぐ帰ってもいいし!」
「それなら……」
「よかったあ!今度の土曜日だからね!約束だからね!」
本当はすごくうれしかった。ずっと本だけが友達だったから。
女の子と花火大会に行くなんて、考えられなかった。
しかも小林さんと一緒だなんて。
(つづく)
0177名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ bf8e-aO6B)
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2017/07/12(水) 09:22:39.02ID:aTFo47vL0
「あっ、来てくれたんだね!!」
駅に着くと、小林さんは先に来ていた。
花柄模様の水色の浴衣にポニーテール。学校で見る小林さんとは別人のようだった。
「みんな〜 ○○くんがきたよ〜」
小林さんが手を振る先に5、6人の集団がいた。
僕が話したことのない同じクラスの女子や男子たちだ。
『なんでいるの?』
そう言いたげな顔で、みんなが僕の方を見ている。
「○○君って凄いんだよ!難しい本いつも読んでるんだから!」
小林さんの弾むような声にも、誰も反応しなかった。
(つづく)
0178名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ bf8e-aO6B)
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2017/07/12(水) 09:24:26.01ID:aTFo47vL0
カップル、親子連れ、会社帰りのサラリーマン。
隅田公園沿いには屋台が並び、たくさんの人で賑わっている。
僕たちは穴場スポットに向かって歩いていた。
「ゆいは、ほんと可愛いよなあ。可愛すぎる問題だよ!」
サッカー部の男子が小林さんに話しかける。
「もう、そんなことないよ〜」
小林さんは、男子の背中をかるく叩くと照れくさそうに笑った。
名前で呼び合うんだ……。付き合ってるんだろうか……。
僕は初めての嫉妬を覚えていた。
「おい、○○。ちょっとは喋れよ」
「そうだよ、さっきから黙って。気持ちわりーんだよお前。
せっかくの綺麗な花火が台無しになるだろ」
二人の男子が僕の目を見ないで言った。
「ちょっと!そんな言い方やめて!」
小林さんのその言葉を遮るように、今度はしっかりこっちを見て罵声をつづけた。
「大体、なんで来てんだよ?お前」
「ほんとに。学校でも本ばっか読んで、お前みんなと違っておかしいんだよ。
帰れよ。お前には、線香花火がお似合いだよ!」
みんなが化け物を見るような眼差しで僕を見ているように感じた。
居たたまれなくなって、その場から逃げるように駆けだした。
打ち上がる花火に、歓声を上げる人たちをかきわけて走る。
溢れてくる涙で、前が見えなくなっていた。
(つづく)
0179名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ bf8e-aO6B)
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2017/07/12(水) 09:25:27.98ID:aTFo47vL0
改札に入ろうとしたときだった。
「○○くん、待って!」
息を切らした小林さんだった。
「あっ、なんで……」
「ごめんね。わたしが無理に誘ったから……」
「ううん。小林さんは悪くないよ。僕がダメなんだ」
「そんなことないよ!」
「僕は普通じゃないから」
「そんなことないよ!○○くんは、○○くんでいいんだよ」
「小林さん……」
安心感と嬉しさの混じる感情がこみ上げてきて、何も喋れなくなってしまった。
「これ、買ってきたんだ!二人でやろうよ!」
小林さんはそう言うと、袋いっぱいに入った線香花火を見せた。
「こんなにいっぱい……全部できないよ」
僕が泣きながら笑うと、
「ほんとだね」
小林さんは袋に入ったたくさんの線香花火を見て、
片手で口を押さえながら笑った。
(つづく)
0180名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ bf8e-aO6B)
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2017/07/12(水) 09:33:21.14ID:aTFo47vL0
隅田川花火大会は2年前と変わらなかった。
屋台、人混み、空に上がる色とりどりの花火。ゆいちゃんの花柄模様の水色の浴衣。
違うのは二人が付き合っていることだけだ。

僕たちは帰り道、コンビニで花火を買うと、小さな公園に行った。
あの夜、二人で線香花火をしたのも、ここだった。
公園には誰もいなくて、コオロギの鳴き声だけが聞こえてきた。
「懐かしいね」
「うん」
僕たちは公園のベンチに座り、手持ち花火をしながら、
思い出話をした。

「これで、おしまいだね」
僕は最後に残った線香花火に火をつけた。
パチパチという小さな音とコオロギの鳴き声が混じり合う。
オレンジ色の火花が散るのを二人でじっと見つめていた。
「綺麗だね」
「うん」
頷くゆいちゃんの横顔が、線香花火の光に照らされると、
頬に涙がつたっているのが見えた。
線香花火は火花を散らすのをやめ、一瞬、強く輝くと火の玉を落とした。
あたりが暗くなり、コオロギの鳴き声に包まれる。
「○○と会えてよかったよ」
「ゆいちゃんのこと、忘れないよ」
僕はゆいちゃんを抱きしめると、最後のキスをした。
0181名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/12(水) 12:32:26.55ID:cRgQ/oHpa
>>180
これは良い!
恋愛小説のスタンダードをきっちり描ききるストーリー
そして理佐ちゃん原理主義の俺までぽん民に戻って嬉しくなるラストシーン

なにもかもが素晴らしすぎる
0182名無しって、書けない?(空) (アークセー Sxcb-6IqB)
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2017/07/12(水) 17:42:28.88ID:2LOtqO2ox
>>181
庭さんご無沙汰しております。
ずっとみなさんの作品を見ていました。
雑誌のゆいぽんの浴衣姿があまりにも可愛く、
つい妄想しちゃいました笑
ぽんスレではスカートの中に入る人も居なくなり寂しい限りなので、たまにこちらで妄想さ
せていただきますね笑
0183名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/12(水) 17:43:09.90ID:UYLvC1w80
>>161 >>158
ただの時差ボケですw気にしないでくださいw
0184名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW f7d8-Wxq/)
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2017/07/12(水) 18:08:18.83ID:UYLvC1w80
ずーみんのグリカみてちょっとこれどうかなって思った短編物語です。
アレフガルドのやつがなかなか進まねぇ…。
ではどうぞ

私は、4月の半ばぐらいから欅坂を休業していた。
その理由は公では"体調不良"となっているが、実の所は精神がまいってしまったからだ。
もちろんファンの人たちと関わるのは楽しい。その反面、違う期待に応えなければならないという苦痛が私にはのしかかってきたのだ。
その結果がこのザマだ。
3ヶ月休んでやっとグリカを更新できたのだ。
ファンの方はどう思うのだろうか。
メンバー達はこんな私をまた、仲間に入れてくれるのか。
そんな不安に押し潰れそうになっていた。そんな時、メンバー達とやっているLINEでこんなメッセージがきたのだ。
『やっとずーみんと歌える。すごい楽しみにしてたんだよ。ゆいちゃんず、復活!!!✨』
『ちびーずとして、またやっていけるね。復帰してくれてありがとうずーみん。』
『みんな、待ってたよ。また、一緒に練習できるね。ありがとう。大好き。』

私は涙が思わず零れてきた。
1人で、欅のなかの友達は本当の友達でもないのに、欅のみんなは、待っててくれたんだ。
この時、私は誓ったんだ。
最後の最後まで私は欅坂46のメンバーと。そしてファンの方々に支えられて、みんなを支えて、坂を登っていくと。

〜END〜
0185※大阪ですが、文才ぽん民さんとは別人です(大阪府) (ワッチョイ b757-zXdO)
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2017/07/12(水) 20:29:09.57ID:V7g+lAr70
>>180
梅雨明けが待ち遠しい展開ですね
最近、ようやく私もゆいちゃんの良さに気づき始めました

>>184
温かく見守っていきたいものです
0186名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ b757-zXdO)
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2017/07/12(水) 22:27:34.88ID:V7g+lAr70
『The Third Pear』

多種多様な植物が乱立する我がクラスのなかで、特に目立つこともなくひっそりと立つ木がある。
それは別段背の高い木でなく、まだ3つしか果実をつけていない。
しかしながら、その3つの果実は美しい薄緑色の表皮を身に纏い、
恐らく純白であろうその中身はしっかりと内容のあるものでいて、どこか身軽さも感じさせるのだ。

「ねえ、何考えてるの?」
話しかけてきたのは『第一の梨』、尾関梨香だ。
良くも悪くも目立つ存在で、時に意味不明な言動も見受けられるが、根は真面目だ。
「何か考えているように見える?」
「うん。どうせ好きな人のことでも考えてたんでしょ」
「ああ、当たりかも」
「ごめん、何か悪いこと聞いちゃった?」

尾関はいつの間にか遠慮がちになった。少しさみしい。


その尾関が去った後、トントンと右肩を叩かれた。
振り返ると、絶世の美女が何やら財布の中を探っている。
『第二の梨』、渡辺梨加だ。
彼女の隣には、水墨画チックな花の絵を描く少女もいるが、これはまた別の木になる梨である。

「昨日ありがと」
梨加はそう言うと、財布から500円玉を取り出した。
「ああ、別に返さなくていいのに」

昨日のお昼休みのことだった。
お弁当を食べ終わって、この世で一番キライな科目である数学の課題に取り掛かろうとした時、斜め後ろの席で梨加のお腹がなった。
少し辛かってやろうと思い後ろを振り向いた。梨加は若干涙目になっていた。
「どうしたの?」
「お弁当忘れた…」
「お金も?」
「うん」
別に泣くほどのことではないだろうと思ったが、少し可哀想だったので、500円玉を机に置いた。

梨加はしばらく椅子に座ったままだったが、やがて教室を出て、購買でメロンパンを買ってきた。よく見ると2つ買ってあった。
梨加は横に座ると、「はい、あげる」と言ってひとつ差し出した。
どう考えても「あげる」という言葉はおかしいはずだが、メロンパンを頬張る笑顔を見たら、そんな矛盾も吹き飛んだ。
チャイムが鳴ると同時に、後ろの席で水墨画チックな花の絵が完成した。
下手くそだった。


「いいよ、返さなくて。メロンパン買ってきてくれたし」
そう言って前を向こうとすると、梨加に無理やり手首をつかまれ500円玉を手に押し込まれた。
「ありがとう」
いつもより少しだけ低い声、触れ合う肌、威嚇気味の笑顔、全てが計算された上に成り立った演技のようで怖かった。
「友梨奈ちゃん、優しいね」
梨加はまだ自分の方を見つめている。
嫌味なほどの美しい笑顔が挑戦状のように見え、これに応えねば負けを認めてしまうようで悔しかった。

「どういたしまして」
沈黙に溶け込むどこまでも深い声で『第三の梨』は答えた。
0187名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/12(水) 23:14:03.93ID:ug3KMp1Ma
>>182
ゆいぽんのスカートの中の詩人たちは何処に立ち去ってしまったんでしょうね?
たまにはぽんスレに行ってみようかな

>>184
そろそろ戻って来てくれんのかな
ずーみん居ないと俺の好きな欅ちゃんにならんのよなぁ

>>186
まさかてち視点の物語だったとは・・・
0188欅学園の理佐ちゃん(パラレル編13)(庭) (アウアウカー Sa2b-5SoX)
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2017/07/12(水) 23:20:12.21ID:ug3KMp1Ma
「ねぇ早く帰って来て!」
電話でお母さんに早く帰って来てくれと懇願する理佐ちゃん

お母さんと電話しながら俺をチラ見する理佐ちゃん

家に男と二人だけで居ることに不安を感じてしまったのだろうか

「理佐!花火上がってるよ早くこっち来て見なよ」
理佐ちゃんを安心させようと花火に夢中な振りする優しい俺
伊達に女しか居ないクラスで揉まれてない俺の気づかいってやつだ

「うーん、ちょっと待ってて」
って理佐ちゃん俺のこと警戒してんのか?

「ただいま」ってお母さん帰って来た!

「初めまして」ってお母さんに挨拶しようとする俺

「俺君、お母さん忙しいから今日は挨拶いいよ」
って俺を廊下に待たせてお母さんを急かして部屋に籠る理佐ちゃん

なんだこれ?

やっぱり俺のこと警戒してたのか?

ちょっと覗いちゃおうかなってドアをそうっと開ける俺

「覗いてんじゃねーよ」って俺の行動を読んでた理佐ちゃんがドス効かせてくる

行動読まれて腰抜かしそうになってる俺の前に
 
「ねぇ似合う」
なんて聞きながら浴衣の理佐ちゃんが現れた!

浴衣の理佐ちゃんに言葉失う俺に
「見惚れてんじゃねーよ」って超笑顔の理佐ちゃん

「俺君に浴衣姿見せたいから早く帰って来てってうるさかったのよ」
って笑いながら理佐ちゃんをからかうお母さん

「なんで言っちゃうのよ!」
って照れ隠しに拗ねる理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんに見惚れてる俺に

「本当はね花火じゃなくて浴衣姿見せたかったんだ」なんて言いそうだから好き
0191アナザー『りかねる』=『りなねる』1(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/13(木) 05:23:18.96ID:T/nYyGdB0
「長崎……ねる……です……」
その転入生は元気なく言った。あいさつだけで、みんなに“暗い子”のイメージを与えてしまったみたい……。

(……ねる?)
(ちょっと変わった名前……)
(……いや、かなり変わってるでしょ……)

みんなこそこそと話している。

ここは、欅坂女子学園。

「はいはーい! 静かにする!」
齋藤冬美(さいとうふゆみ)先生がざわめきを止めた。

私は、長崎さんに興味を持った。内気そうな長崎さんが新しい環境に溶け込めるように手助けしてあげたいとも思った。

私の名前は、神村莉菜(かみむらりな)。高校2年生。アイドルグループ“外苑東46”の齋藤明日菜ちゃんに似てると時々言われるので嬉しい。
……でも、あだ名は“ヘタッピ”。
どうしてこんなあだ名が付いたかというと、私は吹奏楽部で、演奏がかなり下手なので“ヘタッピ”になってしまったのだ。
いくらなんでも、ヘタッピはないでしょ。私なりにトランペット頑張ってますよ。プンスカ!
それに、可愛く「りなちゃん♪」って呼ばれたいのが乙女心でしょ?

でも、それもちょっと無理なのだ。なぜなら、同じクラスに平手梨奈(ひらてりな)という子がいて、りなりなでかぶってしまうのだ……。

「りな二人いてまぎらわしいから、神村はトランペット下手な“ヘタッピ”な!」
“もなか”……岸田愛佳(きしだまなか)が言ったのが始まりだ。

平手梨奈はヒラテリナから文字を抜いて“ラテ”というあだ名。……イタリア語だと牛乳って意味だけど、語感はラテアートを思わせてとてもいい……。
あだ名を付けているのが一人ではないのでこういう不公平が生じる。

それにしてもヘタッピとは……。しかし、私はすぐにヘタッピ呼びに慣れてしまった。可愛さすら感じられるようになってきた。
しかし、冷静に考えると、もう一人のりな……平手梨奈にラテってあだ名が付いたなら、私は「りな」でよくない?

休み時間……。
あなが長崎さんにしきりに話しかけている。……尾関理科(おぜきりか)……あだ名は“あな”。
私はそのあだ名の意味がわからなかったけど、理科の“科”が“あな”と読むらしいのだ。
そのあだ名考えた人、かなり頭がいいか変人じゃない? そのまま、りかでいいじゃないかとも思う。みんながあなあな呼ぶから私も使ってるけど。

「長崎さん! 私、尾関! 下の名前は理科! “国語・算数・理科・社会”の理科!
 父親がねぇ……」と名前の由来を説明している。
珍しい名前同士で気が合うといいんだけど……。
でも……長崎さんは全くのってくる様子もなく「……りかさん……」と言うだけだった。
0192アナザー『りかねる』=『りなねる』2(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/13(木) 05:25:14.33ID:T/nYyGdB0
「長崎さん……」
菅井由香(すがいゆか)さんが長崎さんに近づいて言った。2年生ながら、なんと生徒会長だ。
生粋のお嬢様で、趣味は乗馬だとか……。みんなから“菅井様”と呼ばれてる。……少女漫画の世界みたい……。

「長崎さん、前の学校で成績学年トップだったんですって?」

この学校は、相応の成績をクリアしないと入学できない。私はギリギリセーフ組だ。それゆえ、入学後に苦しむ事になった。
「……はい」
やはり長崎さんは短く答えた。
「……そう……」
菅井さんも短く言って戻っていくと自分の席についた。
菅井さんはこの学年の成績トップ……これは火花バチバチかな? ……いや、長崎さんの側があれじゃあ……ないなそれ。

昼休み。
私は長崎さんの席に向かった。

私は意を決して長崎さんに話しかけてみる事にした。
……まずは……無難な話題から……。
「長崎さん、クラスの雰囲気に慣れた?」
「…………」
長崎さんは答えない。
「私の名前は神村莉菜! あだ名はヘタッピ!」
「……ヘタッピ……」
そっちに食いつくのか……。

私はふと、彼女の机の上を見た。
お弁当やパンといったものは見当たらず、パック牛乳がひとつあるだけだ。

思わず私は聞いてしまった。
「牛乳だけで大丈夫?」
聞いたあとで思ったけど……もしかして、彼女の健康状態に何か原因があるのかと思い、配慮に欠けた質問だったかなとちょっと後悔した。
「…………」
長崎さんは黙ってる。表情にも変化がない。

「無口さんキター!」
私は長崎さんを指さしながら言った。
私は人や物、あるいは単に空間を指さす癖があって、ついやってしまう。
「…………」
長崎さんは笑わない。……まったく……クスリとも……。
「……りなさんヘタッピ……」
むぅー。何か言ってくれたと思ったらそれか!

「ねぇ、ヘタッピ! 午後の授業だけど……」
私は教室の入口あたりから友達に呼ばれ、呼ばれた方に向かって歩いて行った。一度、長崎さんの方を振り向いてみた……彼女は同じ姿勢で前を見て座っている。

次の日……。
教室が騒ぎになっていた。

「長崎がトイレで倒れたって!」
私がどこのトイレか人に聞いて行ってみると、もう、壁のように人が集まっていた。
私は身長が152センチしかないので、ぴょんぴょん跳び上がっても何が起きているのか見えない……。
0193アナザー『りかねる』=『りなねる』3(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/13(木) 05:26:40.03ID:T/nYyGdB0
あなが説明している声がする。
「私がトイレで手を洗っていたら、長崎さんが入って来て……二人で話をしていたら、長崎さんが急に胸を押さえて気を失ってしまって……」

(心臓発作?)
私はそう思った。

すると、みんなが安心したような声をあげた。長崎さんの意識が戻ったらしい。
私からはその様子は見えない……。

齋藤先生が心配そうに尋ねている。
「長崎さん……もしかして………心臓の持病…あるの?」
「……ありませ……」
長崎さんが答えている。よく聞こえない。

長崎さんの近くにいるであろう……“梨太郎”……鈴本美由紀(すずもとみゆき)の声がする。
「病院に行……ほうが……」
「…………」
長崎さんが何か言った。
「“いい”って!」
梨太郎が怒ったように声を上げた。

齋藤先生が聞いた。
「尾関さんと話を……事は覚えて……?」
「はい……でも……覚え……ません」
長崎さんの声は小さい。というか、周囲が騒ぎすぎて聞こえない。

齋藤先生が強い口調で言った。
「長崎さん、状態が落ち着き次第、私の車で病院に行きなさい」
長崎さんの声がした。
「……いいです……」
そのまま人をかき分けてトイレから出て行こうとした長崎さんを齋藤先生が止めた。
「いけません!」
手をひかれ、長崎さんは連れていかれてしまった。

翌日、長崎さんは休まず学校に来た。

私は真っ先に長崎さんの席に向かった。
「長崎さん大丈夫?」
私は長崎さんの体調が気になった。……でも、翌日普通に登校してくるなんて……。
「…………」
長崎さんは答えなかった。
「……りなさん……」
長崎さんが私の名前を呼んだ……。
「…………」
それきり、長崎さんは黙ってしまった。
私は少し悲しい気持ちになった……。
保健委員のボーが近づいて来た。石ノ森虹花(いしのもりにじか)。レインボー(虹)が転じてあだ名が“ボー”だ。
「長崎さん、みんなに心配をかけたんだから何か言ってもいいと思うけど」
ボーの表情はやや厳しかった。
「ボー……」
私は改めてボーの顔を見た。
0194アナザー『りかねる』=『りなねる』4(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/13(木) 05:28:39.72ID:T/nYyGdB0
昼休み。
私は階段の踊り場にいた。長崎さんを呼び出したのだ。
彼女は意外とすんなりとこの場所に来てくれた。

「来てくれてありがとう」
私が言った。
「……りなさん……なに?」
「いきなり本題で悪いけど、私はあなたと仲良くなりたい! ビシッ!」
あ、また指さしちゃった……。
「りなさん……」
「最初に見た時から長崎さんが気になってたの」

……………………
長崎さんは顔を上げた。
「うれしい、りなちゃん♪」
「ねぇ……ねると遊ぼうよ♪」
長崎さんは満面の笑顔……。
???
……………………

あああ、今のは私の妄想だ……。

「それに、長崎さん……私って成績ビリのほうなんだ……長崎さんに教えてほしい」
……すると……。
長崎さんが恥ずかしそうに微笑んだのだ。なんて素敵な表情! もし、私が男なら惚れる……。
「……私で……いいの……!?」
「素敵な笑顔キター!!」
私は長崎さんを指さした。

私は笑いがこみあげてきた。
「うふふふふふ!」
何か、長崎さんがかわいくて、笑いながら壁をポカポカ殴った。

次の瞬間だった……。
長崎さんが急に胸を押さえてうずくまったのだ。

「えっ、えっ? 長崎さん……大丈夫!」
そのまま、長崎さんは気を失ってしまった。

----------------------------------
◆『りかねる』ストーリーから分岐
----------------------------------

私は人に知らせるために階段を慌てて駆け下りた。

階段の下にいた誰かに声をかけた……。
ラテ……平手梨奈?

「今はすぐ起きる……」
ラテは短く言った。
私が上……踊り場を見上げると、長崎さんはもう上体を起こしていた。

ラテは不思議な人だ。
中学生時代は天真爛漫な女の子だったらしい。
それが、高校生になってから、変わったとか……。
長かった髪をショートボブに切り、前髪から覗く眼光は鋭い。
話し方はちょっとぶっきらぼう。彼女のまなざし……何かかっこいい……惚れる……。
……って、惚れてばかりか私は!
0195アナザー『りかねる』=『りなねる』5(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/13(木) 05:31:05.26ID:T/nYyGdB0
ラテは階段を上ると、長崎さんに声をかけた。
「苦しい?」
長崎さんはゆっくり首を振った。
「そうだろうね……」

階段を下りてきたラテに私は声をかけた。
「念のため、もう一度病院へ……」
「いや……この状態に病院は無意味……」
そう言うとラテは立ち去ってしまった。

放課後。

私は踊り場で起きた事が気になり、あなのところに行って聞いてみた。
「トイレで長崎さんが倒れた時の事なんだけど……」
あなが答えてくれたけど、私の知っている事と同じだった。

「それから、あな……トイレで長崎さんと何を話したの?」
あなは左上の方に視線を泳がせた。
「……んっー、二人だけの秘密……」

「その秘密、教えなさい!」
私はあなを指さした。それはもうビシッと。

「もう! わかりました! “ねる”っていう名前の由来を教えてくれたの!」
あなは右手のひらをひらひらさせて言った。
「その時の彼女の微笑み……とってもかわいかったよ……」
私は踊り場での微笑みを思い出した。
あなの前でもあの表情見せたんだ……私はちょっと嫉妬した……嫉妬? なんで?

次に私は廊下に立っているラテのところに行った。
「ねぇ、長崎さんの事何か知ってるの? 何かわかるの?」
「…………」
ラテは黙っている。

「答えなさい!」
私はラテを指さした。それはもうビシッと。

「……あの子は気の毒な状態なんだ……」
ラテは目線を下に落として言った。
「仲良くしてあげてほしい……」
ラテはやっぱり何かを知ってる……。でも、それを言いたがらない。
ラテは去って行った。

翌日の朝。
私は性懲りもなく、長崎さんにつきまとっていた。
話している途中で長崎さんが倒れてしまったけど、長崎さんが少しだけ私に歩み寄ってくれた気がしたからだ。

「体調がいい時にでも勉強を教えてもらえれば……」
と、私が話している時だった。あなが長崎さんの席に向かって来た。
「尾関もよろしくお願いします! なにとぞ! あなたの尾関です!」
選挙カーかい……。

「おーい! 理科ちゃーん!」
離れたところからコドモ……といっても、本当の子供ではなく“コドモ”というあだ名の原口蒼(はらぐちあおい)さんの声がした。
あなは戻って行った。
0197アナザー『りかねる』=『りなねる』6(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/13(木) 05:33:53.31ID:T/nYyGdB0
「……りなさん……」
長崎さんのほうから私に話しかけてきた。
「私に……近づかないほうがいい……」
「尾関さんにも……言って……」
えっ、それはどういう事?

それきり、長崎さんは黙ってしまった。

休み時間。
私はあなのところに行った。
「話があるんだけど……」
「何? トイレ行きたいんだけど……」
あながあせって言った。
「では、お供しよう!」
私はあなを指さした。
「本気!?」
あながびっくりして言った。

“音姫様”の音の後、水が流れる音が響いた。

「神村さん、おしっこくらいゆっくりさせてほしいんだけど……」
あながハンカチで手を拭きながら不満そうに言った。
「あな……長崎さんが変な事を言ってたんだ……『私に近づかないほうがいい』って」
「何それ? 『近づいてほしくない』じゃなくて?」
「あなにもその事を伝えてほしいって……」
私は、よくわからないまま長崎さんの言葉を伝えた。

その言葉をすごくシンプルに考えてみた。
孤立しがちな雰囲気を持つ長崎さんと親しくする事で、長崎さんと仲良くする人もまた学校の人間関係から外れる。
はたして、そんなシンプルな答えなのかな?

「私たちが一緒に仲間外れにされるのを心配してるのかな?」
あなが同じ事を言った。
「もしかして……前の学校でいじめにでもあったのかな……? それで臆病になってるとか?」
私はシンプルな考えのまま疑問を口にした。
「でも、転校して人間関係も一新されてるし、まだいじめなんて起きてないし……」
あなが言ったあと、二人で同じ事を言った。
「転校……?」
「転校……!」

放課後。
「長崎さんが転入……というか、前の学校を転出した理由が知りたいんです」
私が聞いた。
「ちょっと! ……そういうの教えられないのよ!」
齋藤先生は即断った。

それなら本人だ。
私たちコンビは暴走していた。プライバシーへの配慮や長崎さんの気持ちへの思いやりがなかった。
「長崎さん……『私に近づかないほうがいい』ってどういう事?」
あなが言った。
「もしかして、私たちが長崎さんと一緒に仲間外れになるのを心配してるの? この学校でそんな事起きてないよね?」
「嫌な気分になったらごめん。前の学校で何かあったの?」
私が言った。

「…………」
長崎さんは黙ってる。
「……知りたいなら調べて……」
長崎さんはポツリと言った。
「きっと……すぐわかる……四本木高等学校……」
0198アナザー『りかねる』=『りなねる』7(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/13(木) 05:36:06.42ID:T/nYyGdB0
翌々日。
「あな、長崎さんの事を調べに行こう!」
「うん! 神村さん!」
「欅坂!」
「探・偵・団!」
はたから見たら、アホな子が二人いるようだろう。
悪ノリしてごめん。長崎さん……。

私たちは、長崎さんが前にいた学校……四本木高等学校に向かった。
校内には入れないので、校門からちょっと離れたところの歩道で人を待った。

「あのーっ、ちょっとお話しよろしいですか?」
あなが制服の襟の色(学年)を確認した上で、帰りがけの生徒二人組に声をかけた。
一人の子が振り向いた。ちょっとあなの事を見ていたけど、にっこり笑って言った。
「ああ、大丈夫やでぇ」
関西出身の子かな? 米谷菜々子(よねたにななこ)さんと名乗った。
その横の女子……米谷さんと話していた口調からして、この子も関西の子だ。
南恵子(みなみけいこ)さんだそうだ。

「尾関理科と申します。実は私たち、欅坂女学園の新聞部なんですけど……」
えっ!? あな、何言ってんの?

「(関西弁) 制服を見たらわかったよ。独特のデザインだものね。かわいい制服」
と南さんがちょっとうらやましそうな口調で言った。

男の人が話しかけるのと違って、女子高校生同士だとあまり警戒しないようだ。
「私は神村莉菜です。特集記事のために、取材してまわってるんです」
私も乗っかってみた。いかにもな感じで鞄からノートを取り出した。

「この学校は、関西の人が多いんですか?」
と、あなが聞いた。

「(関西弁) ううん、違うよ。私たちは気が合うから一緒にいるだけ」
米谷さんが答えた。

「(関西弁) この学校には強い部活があるから、遠くからも転入してくる人がいるの」
と、南さん。

「ああ、よく野球部とかでありますよね。そういうの」
と私が言った。

「(関西弁) そーれそれそれ。私たちもそういう感じ」
「“そーれそれそれ”って……「お祭りマンボ」か!?」
うわぁ、ツッコミだ……。

「実は、今回の特集は『話題のあの人』という記事なんです……」
あなが何か切り出した。

「先日、そちらから転入してきた、長崎ねるさんの記事なんですが……」
「今、うちの学校で、たいへん話題になっていて、すっかり人気者なんですよ」
あな……何をしようとしてるの?
長崎さんが人気者だなんて……。
あなの目つきが変わった。ここは流れに従っておこう……。

「私たち二人も、長崎さんとは初日からお友達になって……」
と、私は言った。

米谷さんと南さんの表情があきらかに変わった。
0199アナザー『りかねる』=『りなねる』8(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/13(木) 05:37:30.99ID:T/nYyGdB0
「(関西弁) ありえないでしょ……あの暗い子が……」
「(関西弁) あなたたち、人違いしてない?」
「(関西弁) ……でも、ねるなんて名前、他にいない……」
「(関西弁) それに、あの子……」

「えっ、長崎さん……こちらの学校で何かあったんですか?」
あなが驚いたように言った。……こいつ……!
「うちの学校では、“成績バツグンで笑顔がかわいい転入生”と……」

「(関西弁) あなた、冗談もそのくらいにして! あの子が笑顔?」
米谷さんがあなの言葉を遮った。
「(関西弁) 確かに成績は学年トップだったけどね……」
南さんはため息交じりに言った。

「(関西弁) あんな……化け物……あっ!」
米谷さんが自分の言葉に驚いた。
「(関西弁) ……だめよ、その呼び方! ……それに、それ……」
南さんが何か言いかけてやめた。

「あの……ここからは新聞部の立場を離れて言いますけど……」
「長崎さんは私たちの友達なんです……前の学校で悪く言われてるなんて残念です……」
あなの言葉は、多分……全て計算ずく。

「(関西弁) 私……こんな事、言うつもりじゃなかった……」
「(関西弁) ここの生徒ならほとんど知ってる事で……」

「気になるので、ハンバーガー屋さんあたりでもう少しお話を……おごります」
あな、あんたすごいよ……。
……ああ、それから、作戦は事前に私に教えておきなさい。

夕方。
私とあなはハンバーガー屋で、四本木高等学校の生徒から聞いた事をまとめた。
長崎さんは“化け物”として恐れられていた。もちろん、スポーツ界などで用いる“怪物”みたいな驚愕や称賛の意味ではなく、そのままの意味だ。

なぜ、長崎さんが化け物扱いされていたかというと、長崎さんの周囲で起こる怪現象が原因だった。
ガラスが急に割れた、廊下中の掲示物が突然真っ二つに切れた、誰も触っていない椅子が窓から放り投げたように落下した……目撃例に事欠かない。

最初は無関係と思われていたものも、あまりに連続すると意味を持つ。現場に必ず長崎さんがいるのだから。
噂が噂を呼び「あいつは超能力者で、その能力で悪さをしている」という珍説まで出た。
南さんが言った「……それに、それ……」の続きだけど「それ……うちの生徒だけの秘密でしょ」だった。

教師……学校側は、長崎ねるという生徒が“必ず”怪現象に関わってるという事は把握できていなかったようだ。
0200アナザー『りかねる』=『りなねる』9(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/13(木) 05:39:39.39ID:T/nYyGdB0
駅までの帰り道、繁華街をあなと歩いていると、男の人が声をかけてきた。
「あのーっ、“外苑東46”の齋藤明日菜ちゃんと生田絵理子ちゃんですか?」
えっえっ? それ、私たち?
あなと互いの顔を見た。
「明日菜ちゃんがセンターだったシングル『二人で裸足の夏の季節』買いましたよ!」
ふふふ、明日菜ちゃんに見えるかねキミは。
「これからちょっと遊びに行きませんか?」
あああ! そんな事だろうと思った!

翌日の昼休み。
私とあなは音楽室にいた。他には誰もいない。

「いじめどころか……さらにすごい話が出てきちゃったね」
と、あなが言った。
「私、化け物呼ばわりされたら学校いられない……」
私はちょっと震えた。
「原因を長崎さんとは別に考えるとしても……聞いた怪現象だけで十数件……」
あなが指で空中に何か書くような仕草で言った。
「全て生徒たちの作り話って事もないよね?」
私はそう言ったものの、実際に見ていないのでなんとも判断できなかった。

すると、声がした。
「……それはたぶん事実だよ」
ラテが立っていた。
えっ、いつの間に入ってきたの?
それに、なぜ断言できるの……?
「もし、彼女に異変が起こったら……」
異変?
「私に知らせてほしい……」
ラテが言った。
「異変って……失神?」
あなが言った。
「違う……」
ラテがすぐに否定した。
「もっと怖くて……たぶん、信じられない状態……」
ラテが意味深な事を言った。
「……もし何が起こっても……」
ラテはうつむいた。
「彼女を大切に考えてあげてほしい……」
ラテは出ていってしまった。

私たちも音楽室を出た。

……………………

教室に戻ろうとしたら、ちょっとした騒ぎが起きていた。
大勢の生徒たちが廊下で何かを拾ってた。
廊下の壁に貼ってあった掲示物だ……。

「風で飛んだのかな?」
と私が言ったら、あなが掲示物を指さした。
「あれ、剥がれたんじゃないよ……切れてる……」
通りながら見ると、廊下の壁の掲示物が全て真っ二つになっていた……。
「ひどい悪戯だね……」
と、みんなが口々に言っていたけど、私とあなは目の前で起きてる事の意味がわかっていた。

そして、見つけてしまった。
廊下の一番奥に立ってる長崎さんの姿を……。
0203アナザー『りかねる』=『りなねる』10(チベット自治区) (ワッチョイ 6e76-I67b)
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2017/07/13(木) 06:02:39.35ID:LXBz3hzI0
放課後。
私は大急ぎでラテを探した。
ラテは下駄箱のところにいた。
「ラテ! 廊下の掲示物が真っ二つに切れて……」
「知ってる……」
ラテはすぐ答えた。
「あれは、私の言う“彼女の異変”じゃない……」
「もう今日は何も起こらない……」
ラテは帰ってしまった。

次に登校した時。
昼休み、私は屋上にいた。
一人で色々と考えたい事があったのだ。
長崎さんに付きまとう怪現象……明らかに何かを知ってるラテ……。

すると、金網のところに立っていた私に背後から誰かが声をかけた。
長崎さん? ふと、振り返り、顔を見ると……涙がこぼれていた……。

「神村さん……どうしよう……私……どうしよう……」
「せっかく新しい学校に来たのに……もう……どうしたらいいの?」
「神村さんや尾関さんとも……仲良くなれる気がしたのに……」
「また同じ事の繰り返し……もう……私、自分が……」

長崎さんがたくさんしゃべってる!
……いや、そうじゃなくて……。

「……掲示物が切れた件?」
私は聞いてみた。
「あれは始まり……」
始まり?
「これからまた……」
長崎さんは泣きだした。まさに、号泣だった。

私が長崎さんの背中に手をやろうと近づくと、長崎さんが急に胸を押さえてうずくまった。
ふわっと長崎さんの身体から力が抜け、長崎さんは気を失った。

「長崎さん!」
と私は声をかけた……。

長崎さんはすぐに起き上がった……。

そこには……恐ろしい姿となった長崎さんがいた……。
四つん這いになり、髪を振り乱し、首を不規則に振っている。
「あああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
長崎さんが叫んだ。
あわわわ! こ、これが“異変”!

ラテに知らせなきゃ!
でも、どうやって?

そこに、あながやってきた。
「神村さん、さっき長崎さんがここに……あああああっーーーーーー!!!」
あなが叫んだ。

「あな! ラテを探して呼んできて!」
あなはうなずき、大急ぎで下りていった。
0204アナザー『りかねる』=『りなねる』11(チベット自治区) (ワッチョイ 6e76-I67b)
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2017/07/13(木) 06:05:30.10ID:LXBz3hzI0
どうしよう……私。
すると、長崎さんは跳躍して、同時に右手をすごい勢いで振った。
私の顔を爪がかすめ、痛みがはしる。
私は襲いかかってくる長崎さんを避けながら、ずっと屋上を走り回っていた。
……疲れた……もう、捕まりそう……。

その時……。
「静止せよ!!!」と声がした。

ラテだ!

長崎さんは固まったように動かなくなっている。
ラテのあとを追いかけて、あなが屋上に上がってきた。
「尾関さん! 扉を閉めて!」
「今の彼女の姿を他の人に見せちゃだめだ!」
ラテは叫んだ。
あなは扉を閉めると、扉の前にベンチをふたつ移動した。

「離すのは今……」
ラテがつぶやくと、左手首に巻いていた白い布をほどき始めた。
「包帯?」
私が聞くと、ラテが答えた。
「ちょっと違うかな……」
「これから、彼女に憑りついているものを離す……」
憑りついてる……?
「長崎さんに何かが憑りついてるっていうの?」
ラテは答えた。
「たぬき……」
はぇ? それは彼女の顔立ちそのままで言ってませんか?
「冗談……」
ラテは全く表情を変えずに冗談を言った。
「怪奇……」
私はそれも意味がわからずラテに聞いた。
「かいき? 怪奇現象の怪奇?」
「簡単に言えば妖怪のようなもの……」
ラテは布をほどき終わって答えた。
「妖怪……?」
あながつぶやいた。

ラテは白い布を持ち、何か唱え始めた。
すると、白い布が波のような動きをして、長崎さんに巻き付いた。

「離れろ!!!」
ラテが叫んだ。

長崎さんの身体がぱたりと倒れた。
呼吸は激しく、目はうつろだけど、いつもの長崎さんの顔だ。

その代わり……。
何だかすごいのが現れてしまいました。

赤くて半透明のブヨブヨグニョグニョが浮かんでる。3メートル四方くらい。
「すごいのキター!」
私はグニョグニョを指さした。
次の瞬間、シュッと風が吹いた。
私の制服の袖が切れ、髪の毛がはらりと落ちた……。

これ……知識として知ってはいたけど……見るのなんて当然初めて……。
「鎌鼬(かまいたち)……」
私は震える声でつぶやいた。
0205アナザー『りかねる』=『りなねる』12(チベット自治区) (ワッチョイ 6e76-I67b)
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2017/07/13(木) 06:09:03.65ID:LXBz3hzI0
掲示物真っ二つはこれね……。
おそらく、他の怪現象もこのグニョグニョの仕業……。

「ゲームで言えばラスボス登場ってところ?」
あなが怖がりもせずに言った。
「いや……」
ラテが否定した。
「こんなものはラスボスじゃない……」

ラテがまた何か唱えると、白い布は芯が入ったように真っすぐになった。刀のようだ……。
「怪奇斬!」
ラテが布を振り下ろすと白い布はグニョグニョの真ん中に食いこんだ。
「斬りきれないか……」
ラテが悔しそうに言った。

「神村さん、尾関さん……」
「……協力……してくれないか?」
えっ? ナニ?
「この布を一緒に持って……」
「念じてほしい……」
ナンデスカ? 私たちに? 何が? 何を?
「愛と……勇気かな……」
ええっ!?
「冗談……」
またこのヒト、冗談言ったよ……。
「とにかく、握って!」
私とあなは、ラテの言った通りにした。
「長崎さんの……笑顔を思い出してほしい……」
ラテは言った。

私は思い出していた。

……………………
「……私って成績ビリのほうなんだ……長崎さんに教えてほしい」
恥ずかしそうに微笑んだ長崎さん……。なんて素敵な表情! もし、私が男なら惚れる……。
「……私で……いいの……!?」
「素敵な笑顔キター!!」
……………………

あなの思いも流れ込んできた。

……………………
恥ずかしそうに微笑んだ長崎さん……。
「……りかさん……私の名前の“ねる”はね……」
長崎さんは名前の由来を教えてくれた。
「へぇ! そうなんだ!」
嬉しい! これから色々な事を話して長崎さんと友達に……。
……………………

「斬!!!」
ラテが叫ぶと、白い布が輝き、グニョグニョは真っ二つになった。
同時に……霧のように消えてしまった。

私たち四人は、しばらく屋上の床に座り込んでいた。

「長崎さん……」
ラテが言った。
「……はい……」
ようやく起き上がれるようになった長崎さんが返事をした。
「どこか……例えば、山の中で変わった石を拾わなかったかい?」
0206アナザー『りかねる』=『りなねる』13(チベット自治区) (ワッチョイ 6e76-I67b)
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2017/07/13(木) 06:11:18.34ID:LXBz3hzI0
「???」
長崎さんが考えている。
「あっ!」
何かに気がついたようだ。
「家族で山登りした時に……珍しい形の赤い石を見つけた……」
「……じゃあ、それを手に取った時だな……」
ラテが空を見上げて言った。
「それが、怪奇の門だよ……」

あの……私、話についていけてないんですけど。

「長崎さんが石を手に取った時、あの……怪奇が憑りついたという事?」
あなが聞いた。
「そう……」
ラテが答えた。

「あのぉ、ラテ……そもそもあなたはナニ?」
私が尋ねた。バタバタしてたので色々な事を無条件に受け入れてた……。
「私の家系は“ああいうもの”を滅する力を持っていてね……」
「私も高校に上がった頃に、見え始めた……」
ラテが変わった頃だ……。
「長崎さん……キミの怪奇も見えてたんだけど……」
「……はい」
長崎さんが言った。
「……キミから離す機会を待っていた……」
「…………」
長崎さんが少し安心したように息を吐いた。

私はラテに話しかけた。
「ねぇ、ラテ……」
「なんだい……?」
「前の学校で、長崎さんのあの姿……見られちゃってるかな?」
私は四つん這いになって髪を振り乱して吠える長崎さんの姿を思い出した。あれを見られたら本当に“化け物”として見られてしまう。
ラテが言った。
「それは、たぶん大丈夫……」
「怪奇があんな風に表に出てくるのには……」
ラテが二回セキをした。
「きっかけがあるんだ……」
「心を許した相手の前で、彼女の心が激しく揺れた時……」

私は、号泣した長崎さんの事を思い出した。

「あの状態になった時……同時に、怪奇を分離する機会でもある……」
0207アナザー『りかねる』=『りなねる』14(チベット自治区) (ワッチョイ 6e76-I67b)
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2017/07/13(木) 06:14:13.96ID:LXBz3hzI0
再び時間が経った……。

私はラテの言葉を思い出していた。
(「心を許した相手の前で、彼女の心が激しく揺れた時……」)
心を……許した……相手……。

私はゆっくり立ち上がった。
「長崎さん、改めてだけど、私はあなたと仲良くなりたい!」
私は長崎さんを指さした。

「尾関! 尾関もよろしく! あなたの尾関です!」
あなが高く手をあげた。

「あとぉ……」
私は横目で彼女を見た。

「ん? ……私?」
ラテが顔を向けた。

「うれしい……新しい学校で、いっぺんに友達が三人も……」
長崎さんが泣いている……笑顔で……。

「友達……か……」
ラテ……梨奈が照れたような顔をしている。

「これからもっとできるよ! たくさんの友達!」
あなが笑顔で長崎さん……ねるに言った。

「いい言葉キター!」
私は、あな……理科を指さした。

屋上をさわやかな風が吹き抜けていった……。


アナザー『りかねる』=『りなねる』(完)
0208『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ 6e76-I67b)
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2017/07/13(木) 06:50:54.01ID:LXBz3hzI0
お読みいただきありがとうございました。

【つぶやき】

・『りかねる』があまりにバッドエンドだったので、ハッピーエンドのストーリールートを作りました。序盤は神村莉菜の視点の『りかねる』シーンになっていますので、見比べると楽しめます。

・『りなねる』は、もっと短かったのですが、神村莉菜と尾関理科のコンビを書くのが面白くて『りかねる』と同程度に長くなりました。

・ストーリーに分岐がかかった関係上、菅井さんをはじめ『りかねる』ルートのキャラクターは顔見せ程度になりました。

・無理矢理ですが、ようやく小池美波さん(南恵子)を出しました。(関西弁)についてはお察しください。あと、キャラクターとして出ていない漢字欅メンバーは今泉さんと小林さんです。
0209名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/13(木) 06:59:55.17ID:jIb0C1eKa
>>208
埋め立て規制と戦いながらの連続投稿乙でありますw
0210名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/13(木) 09:57:54.71ID:cyAYLh4cK
何か残客が最終回迎えたのに評判がさんざんなようですね

マジでこのスレや関連スレの作品を映像化したほうが絶対に評判になりそう
0211名無しって、書けない?(SB-iPhone) (ササクッテロラ Spd7-wb3X)
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2017/07/13(木) 13:44:33.83ID:WnPr8xNup
>>185
お久しぶりです。いつも作品楽しみにして
います。
大阪府さんの創作力で ゆいぽんを主人公に
したミステリーものを見てみたいですね笑
0212名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW 8b57-WLQd)
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2017/07/13(木) 16:24:43.63ID:9mPlkirJ0
>>187
>>189
ありがとうございます

>>211
お久しぶりです
残念ながら、ミステリー大嫌いなんすよw
必ずと言っていいほど人が死にますからね
それに、ゆいぽんの良さを引き出すことに関しては、
ぽん民さんに永遠に敵いません

>>210
もっと普通の物語で欅ちゃんを見たいですね
0213名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 5e6c-HRoc)
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2017/07/13(木) 22:12:34.74ID:ZlXLUHN10
ブレーンワールド(その16)
「で、ですねその北側の島には島の風景には似つかわしくない紫色の壁のお家があり、子供どうしでそれについて話したものです。
『実は、あの家は張りぼてになっている』とか、『あの中に入れば長崎市内でも東京でも海外でも一瞬でワープすることができる』とか。
でも、真実を大人に求めても『そういえば紫の家はあるな、でもそれがどがんかしたのか?』というそっけない返事だけでした。
ある日、島で一番ご高寿の90過ぎだというお爺さんに尋ねました。
そしたら、『ああ、あの家か。あれは希望の光たい』と仰いました。私は興奮しながら話の続きをせがみました」
ねるはその老人の口真似をしながら話しだした。(続く)
0214名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 5e6c-HRoc)
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2017/07/13(木) 22:28:05.96ID:ZlXLUHN10
ブレーンワールド(その17)
おいが15んなったときたい、見習いとして初めて兄貴ん船に乗った。
まん丸かお月さんが煌々と輝いて、波一つなか日やった。初めて漁に出るおいに気使ってそぎゃん日を選んでくれたんやろもん。
なんもやることもなく、おいは海に映ったお月さんば眺めとったたい。
そしたら、急にや、そんお月さんが二つに割れたと思ったら、船が横倒しんなり、おいも兄貴も海に投げ出されとった。
バスケットボールくらいの大きさの浮きをおいの方に投げて、『そいば服ん中に入れて、絶対、離すんやなかぞ』って叫んだ。
兄貴は別の浮きは持っとらんやった。15ん身で死んでしもうたら無下らしかと思うたんやろ、おいに浮きば譲ってくれたと。
服ん中に浮きば入れたそん後たい、海面が小山んごと大きゅうなっった。
宙に跳ね上げられた後ん海面にたたきつけられたと思うたら、今度は潮がおいの体ば海底近くまで叩きつけた。
そがんことが何回も繰り返されて身も心もへとへとんなとった。
ようやく海が治まった。それもものすごく静かんなった。先まであぎゃん荒れ狂っとた海がぞ、信じらるっか?
兄貴ば探そうと思って、辺りば見回したけど、なんも見えん。
波の飛沫が細こう飛び散って、霧ん中にいるんごたった。一寸先はなんも見えん。
海は静かやったけど、そぎゃん様子やったから、おいは死ぬのを覚悟しとったたい。
そしたら、どぎゃんしたことか、お月さんの光が当たって霧が銀幕んごとなって、そん中にそん紫か家が現れた。
急に力が沸いて、そん方向に泳げば助かるような気になっとうた。
そしたら、そん紫か家は逃げていくったい。砂漠でいう逃げ水のごたった。
ばってん、そんときはそがんこと考えんで、とにかく必死で紫か家が見える方向に泳いだ。
そしたら無人島が見えて、そこに上がってほっとした。
ようやく兄貴んこと考える余裕ができた。浮きば海ん中に投げて、「神さん、兄貴ば助けてやらんね」と叫んだたい。
0215名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 5e6c-HRoc)
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2017/07/13(木) 22:40:04.91ID:ZlXLUHN10
ブレーンワールド(その18)
次ん日、通りがかりの漁船に助けてもろて、おいはこん島に戻ってきたとう。そしたら、兄貴はもうすでに帰っとった。
兄貴が無事んとこ見て、おいは泣ぎだして、兄貴に抱き着こうとした。
そしたら、おいの頬ば平手で殴って、兄貴が言うたとう。
「こん馬鹿があんほど浮きば離すなと言うたのに。おいは生きとっても、わいが死んだら何にもならんやなかか」
なんのことかわからず、昨日んこと話したら、兄貴は驚いた顔しとった。
兄貴にも海面の上にあん紫か家が見えて、そっち泳いだらおいが投げたそん浮きが兄貴んとこに流れ着いて、そんため助かったと言うとった。

「よくできた話ばってん、ねるちゃん、そん爺さんに担がれたんやなかか」と長崎弁を真似して、ねるに笑いかけた。
「イントネーションがなってないですね、長崎弁スピードラーニングで勉強が必要ですね」と笑い返しながら、砂浜に着いていた俺の手にねるは自分の手を重ねた。
仕合せな瞬間だった。この時間がいつまでも続けばいいと思った。(続く)
0216名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 5e6c-HRoc)
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2017/07/13(木) 22:49:06.88ID:ZlXLUHN10
ブレーンワールド(その19)
その直後だった、両耳を押さえ、ねるが悶絶の表情となった。その苦しい状態が数分続いた間中、ねるは俺の手をしっかり握った。
しばらくしてねるは顔を上げ、全てを悟ったような表情となった。
「どうした、何か気づいたことでもあるの?」と俺は尋ねた。
「いいえ」とだけねるは無表情で答えたが、左眉が少し跳ね上がるのを俺は見逃さなかった。
「負ぶっていこう。道に出たらタクシーを捕まえよう」
「もう大丈夫です。それよりあの人たちを止めておいてくれませんか?動悸が落ち着いたら、私も続きます」
「あの人たち?」と言いながら、周りを見渡した、逆光となる方向に女性の集団がいた。
手をひさしにして、目を細めて見ると、その中にはあの日に池袋にいたあの二人もいた。(続く)
0217名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 5e6c-HRoc)
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2017/07/13(木) 23:14:15.85ID:ZlXLUHN10
ブレーンワールド(その20)
近寄ってみて、俺は驚いた。11人いたが、例外なくその全員がかなりの美女ばかりだったからである。
ねるのいる方向を指さし、彼女が面会を望んでいるから、しばらく待ってほしいと言ったら、全員がそわそわしだした。
ねるを見たら、まだ立ち上がる様子がなかったので、「あなたたちのほうにも何か事情があるんじゃない?」と言って、話を聞いた。
自分たちは乃木坂三期生のオーディションで知り合った。年齢も出身地もバラバラなのに自然と仲良くなった。
最終オーディションの前日に11人で集まったとき、そのうちの一人が切り出した。
たしかに自分はアイドルを渇望しているが、でもこのまま乃木坂に入るのは違うような気がする。
そしたら、「私も、私も」となって、誰もが同じような不安を持っていることが分かった。
このまま一緒に話していたら、重大な進路にお互いに干渉しかねないと思って、すぐに解散し、最終を受けるかどうかは個人個人の判断に委ねることにした。
結局は誰一人も受けなく、全員が当日に断りのメールや電話を入れた。
そういったことを教えてくれた。
「全員で当欠したのなら、運営側は相当に不審がったんじゃないの?」と俺は訊いた。
「ええ、私たちを他のプロダクションの偵察部隊か嫌がらせ要員かと思われたんでしょうね、
文面は丁寧ながらも、この世界ではアイドルには絶対になれないといった内容のお怒りのメールが全員に来ました」と美女軍団の一人が苦笑した。
「そういう事情はわかったけど、なんであいつのことがそんなに気になるの?」と、
肉食獣が狩った獲物の占有宣言するように、ねるは俺のものだという意味を込めて、「あいつ」に力を込めて俺は言った。(続く)
0218名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 5e6c-HRoc)
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2017/07/13(木) 23:33:30.96ID:ZlXLUHN10
ブレーンワールド(その21)
彼女たちの一人が答えた。
「実は、私たちはもっと大きな不安も共有しているんです。生きているという実感が薄いといったような。
子供の頃の記憶はもちろんありますが、昔の自分の様子を俯瞰で見ていて、
あの記憶の中の子供は本当に自分なの?という感じで今の自分と地続きではない気がするんです。
その過去の自分の記憶は一応は背負ってはいるんですが」
美女軍団の中で最も年少に見えるコが口を開いた。
「ある日、家族でサッカー観戦に来ていたときです。その日は気持ちが落ち着かずずっとそわそわしていました。
その不安の原因がグラウンドを挟んだ反対側の客席にあるような気がしたんです。
ハーフタイムのときにそちらに行ったら、全身に電流が走りました。不安の原因となる主(ぬし)をついに見つけた!と」
「その話の続きはあいつから聞いている」と言ったら、池袋の本屋にいたコが口を開いた。
「あの日、池袋にいた私も引き寄せられるように本屋さんに入り、あの人を見たとき、何か私という存在があの人を中軸にして組み立て直されるような気がしたのです」
「私もです。あの人を見たとき、日の光も色を変え、時の流れも単一ではなくなりました」とラーメン屋にいたコが低音ボイスで話した。
「で、何が言いたいの?」と少し気味が悪い話を振り払うように俺は言った。
「私たちはあの人の想像の産物にすぎないんじゃないか、あの人の気まぐれによって私たちの存在は左右されるんじゃないかということです」
「そんなことないよ」と俺の後ろからねるの声が聞こえた。
ひとりひとりの名前を口にしながら、11人全員をねるは優しく抱きしめた。
彼女たち全員の顔が安らいだ。(続く)
0219名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/13(木) 23:49:41.84ID:xbX7pIKDa
>>210
人数多いから脚本書くのも難しいんですかね

あのドラマは理佐ちゃんの台詞の不安定さを楽しむドラマと割り切るしかないと思って見てます
0220名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/14(金) 00:20:47.64ID:jHLvlogya
>>218
だんだん核心に迫ってきましたね
0221名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/14(金) 00:24:33.80ID:jHLvlogya
>>182
今日しばらくぶりにぽんスレ行ったら全然ぽんスレじゃないみたいでびっくりしてしまいました

もうぽん民同士のネタの掛け合いみたいな伝統無くなっちゃったんですね(泣)
0222欅学園の理佐ちゃん(パラレル編14)(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/14(金) 00:29:38.69ID:jHLvlogya
「浴衣の理佐はすすきのかんざし♪」

理佐ちゃんの家で見た理佐ちゃんの浴衣姿があまりに綺麗で可愛いくて
月曜の朝から幸せいっぱいで鼻歌気分の俺

「変な歌歌ってんじゃねーよ」っていきなりドス効かす理佐ちゃん

「俺の大好きな吉田拓郎の旅の宿を変な歌呼ばわりは失礼だな・・・」
「違うよ、俺君の替え歌のこと言ってんだけど」って苦笑いする理佐ちゃん

「替え歌にしたいぐらい美しい浴衣姿だった・・・」照れながら言う俺

「褒めてくれるのは嬉しいけど替え歌は恥ずかしいから禁止ね」
「理佐が浴衣姿になるたびに歌おうと思ってたんだけど・・・」
「そうなの?」って眉をひそめる理佐ちゃん

「それは早めに禁止しといて良かったかもね」なんて笑いながら歩き出す理佐ちゃん

「ねぇさっきは替え歌にびっくりして流しちゃったんだけど・・・」
「うん?」
「吉田拓郎好きって言ってたけど・・・何がいいの?」
「音楽の良さは言葉じゃ説明出来ないよ、聴いてくれとしか言えないね」
なんて嘯く俺

「やだ、聴かないよ」ってにべもない理佐ちゃん

「なんで?」
「うーん?俺君のセンス・・・ダサいかな」
って遠慮気味に言う理佐ちゃんに落ち込む俺

俺の音楽のセンスはダサいのか・・・?

翌日
力仕事手伝えって先生に居残り命じられる俺
クラスにたったひとりしか居ない男子の辛いところだ

先に帰ってて良いよって言ったのに教室で待っててくれる理佐ちゃん

先生の用事を片付けて急ぎ足で理佐ちゃんの待つ教室へ

「なんでこんな古いの聴いてんの?」
ってクラスメイトの志田さんに聞かれてる理佐ちゃん

ドアの陰から聞き耳たてる姑息な俺

「俺君が吉田拓郎好きだからさ」って答える理佐ちゃん

理佐ちゃん吉田拓郎聴いてくれてるんだって感動の俺

「そんな理由で聴いてんのwww俺君のダサいセンスにあわせて?超ウケるんですけどwww」

やっぱり俺のセンスはダサいのか・・・

笑いが収まらない志田さんにお手上げの理佐ちゃんだけど

「俺君が好きな音楽だから私も好きになりたいんだよね・・・」
なんて苦笑いしながらも言ってくれそうだから好き
0223『GATE』1(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/14(金) 05:53:28.85ID:X3pTABh70
私が目覚めた時、目の前にある半透明の壁のようなものに私の顔が映っていた。
湾曲しているので、映る私の顔も歪んでいる……。

私は眠っていたらしい。横たわった身体のまま、頭だけ起こして上下左右にゆっくり振ってみた。
(これは……ベッド?)
横たわっている部分は弾力のある白い材質で、左右……足元は青い金属でできた、ほぼ人間の身体がぴったり収まるようなもの……。

私は半透明の壁を押してみた。ほとんど抵抗もなく、片開きドアのようにスッと開いた。
(……蓋……?)
私は身体を起こした。

そこは、青い照明が微かに灯る薄暗い部屋だった……。足元を照らすライトの光が線のように続いている……。
私は自分が横たわっていたものから出てみた。

カプセル……。SF映画でよく出てくる、蓋つきのカプセルだ……。
部屋を見回すと、私が入っていたカプセルと同じ形をしたカプセルが一列に並んでいる。
私は指でカプセルの数を数えてみた。32……。いや……31……。

私はおかしな事に気づき、床を歩いていった……。
整然と並ぶカプセル。だけど、一か所だけ、そこにあるはずのものがぽっかりとない。

私はさらに観察してみた。
両側のカプセルの上部に「No.13」「No.15」と刻印がある……。つまり、「No.14」のカプセルがない。
私は奥の「No.32」まで見たあと、小走りで戻って自分のカプセルを見てみた。そこには「No.3」と刻まれていた……。

私は自分の状況について、整理してみた。
私の名前は、内村渚……。

内村渚……? 違う。それは、私の本当の名前じゃない……。私の名前は……。
軽い頭痛がした。
思い出せない……。私は自分の名前が思い出せずにいた。

私は、生徒たちが学校に閉じ込められるという設定のミステリー学園ドラマに出演していた……はずだった。
はずだった……というのは、今ここにいる事を考えるとどう考えても記憶が繋がらないからだ。

私は撮影の合間、控室で仲間とお菓子を食べていた。そして、ちょっと用事があって控室のドアを開けた。
そこから先の事を覚えていない。
0224『GATE』2(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/14(金) 05:55:26.24ID:X3pTABh70
ふと見ると、私の隣の「No.2」のカプセルに人が入っている。

さらに「No.1」を見てみたが、人は入っていない。
つまり、「No.2」「No.3」以外のカプセルは無人という事になる……。

私は「No.2」の子に呼びかけてみた……岩本エレナ……。
岩本エレナ……? これも違う。この子の本当の名前じゃない……。この子の名前は……。
また頭痛がした。

名前以外の事を思い出してみた。ギターと歌が上手で、なんでもない事でよく笑って……。ハッピーという名前の犬を飼っている……。
「No.2」の子は微かな笑みを浮かべたように眠っている。
カプセル上部……頭側にいくつかの数字と波形が表示されたパネルがあって、数字と波が変化している。

私はやや強引だけど「No.2」のカプセルの蓋の一部に手をかけて引っ張ってみた。
開かない……。内側からしか開かないのだろうか? それとも、何か必要条件がある?

私は改めて室内を見回した。
……カプセルが並んでいる、青い照明が微かに灯る薄暗い部屋……。

そして、「No.1」の近くにある壁の色が周囲と違う事に気がついた。
(これは、出入り口?)
私はその壁を触ってみた。横にスライドさせようとした。押してみた。……無駄だった。
スイッチやレバーの類も見当たらない。……まさに、壁だ。

私があきらめかけた次の瞬間、その壁に、明るい光の文字が浮かび上がった。

------------------

「GATE 1」

『汝の名を答えよ』

 難易度:EASY

------------------

……これ……何……?
……どういう……事?

私は、壁の前でただ茫然と立ちつくしていた……。
0225名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/14(金) 08:07:28.01ID:XGTjerVka
>>224
新しいシリーズ始まりましたね
0226名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/14(金) 09:47:46.84ID:Dol+yCXmK
あの評判悪いドラマの再生の物語ですか

期待age
0227欅学園の理佐ちゃん15(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/14(金) 12:41:18.69ID:acP4Vc2xa
「ねぇ最近帰るの早くない?」
理佐ちゃんとの放課後デートを早めに切り上げようとする俺に
駅の改札口で疑問を呈する理佐ちゃん

「そうかな?あんま変わんないと思うけど」ってとぼける俺

本当は理佐ちゃんの誕生日が近いんでバイト始めたからだけど
理佐ちゃんを驚かすためにも絶対秘密にしなきゃいけないから超とぼける俺

「変わんないわけないじゃん、いつもはもう少しもう少しって私のこと付き合わすくせに」
ってクチビル尖らせて不満顔の理佐ちゃん

「気のせいだよ、理佐は時間感覚ユルいからそんな気してるだけだよ」
「なにそれ?毎朝待ち合わせに遅れる俺君に言われるとムカつく」
ってますますご機嫌斜めの理佐ちゃん

「もう一緒に帰ってあげないよ」
って繋いでた手を振りほどいて俺とは反対側のホームに歩き去る理佐ちゃん

機嫌取ろうと反対側のホームから手を振る俺

すぐに気づいて一瞬手を振り返しそうになるも
横向いて拗ねてるポーズとる理佐ちゃんの可愛さが半端なく可愛いくてヤバい

あぁ理佐ちゃんの機嫌損ねちゃったなぁってブルーな気分でバイト頑張ってたら

「さっきは拗ねてごめんね、俺君と
もう少し一緒に居たかったから・・・」
なんてLINE送ってきてくれそうだから好き
0228『GATE』3(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
垢版 |
2017/07/14(金) 19:12:05.82ID:eoThiJYA0
……汝の名を答えよ……。

つまり、私の名前を言えばいいはずだ……。
でも、私は自分の名前が思い出せない……。
私は壁の前で、どうしたらいいか考えていた。

私は壁の文字を何度も見た。簡単な言葉だから他に解釈のしようもない。ヒントも書かれていない……。
……ヒント?

−−−「難易度:EASY」−−−

私の頭に、ある考えが浮かんだ。
ワンチャンスの可能性があるので、リスクが伴うものの、難しく考える必要はないのかもしれない……。
私は自分の名前を口にした。

「……内村……渚」

『解錠』
壁にそう表示されると、壁の色が違っていた部分が光って消滅した……。

ゲートは開かれたものの、私は落胆した。
わかったのは、これが何かの撮影ではないという事だ。
私は、これは大掛かりなセットを用いた撮影で、カメラが各所に設置されているものとどこかで期待していた。
否定理由は目の前で起きた現象だ。光と共に壁が瞬時に消滅する……。そんな事は……。

次に私が気になったのは「No.2」の子の事だ。
彼女を放置して先に進んでもいいのだろうか?
私は「No.2」のカプセルに戻り、再度語りかけ、乱暴なくらいカプセルの蓋を叩いたりしてみた。
何の反応もなく、蓋が開かれる事もなかった……。

私は、先に進む事に決めた。
だが、そもそも、先に進むのは正しいのだろうか?
私は、薄暗い通路を歩きながら考えていた……。

通路の突き当りは壁だった。
私がしばらく様子を見ていると、壁に光の文字が浮かんだ。

『返却』

返却……?
私が何の事かわからずにいると、かき氷を一気に食べた時のようなキーンという頭痛がした。
(上村莉菜……)
……上村莉菜、私の名前だ。そして、さっきの部屋の「No.2」は、今泉佑唯……ゆいちゃん……。
ひとつだけなかったカプセル……「No.14」……永嶺みこ……。
???
えっ、何かおかしい気がする……そうだったろうか?

私が戸惑っていると、『返却』の壁は光って消滅し、次の部屋が見えた。
0229『GATE』4(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/14(金) 19:16:56.73ID:eoThiJYA0
カプセルの部屋同様、青い照明が微かに灯る薄暗い部屋……。
そこには、楽器がたくさん置かれていた。

突き当りの壁に光の文字が浮かび上がった。

------------------

「GATE 2」

『一度だけ奏でよ』

 難易度:NORMAL

------------------

私は、その文字を見て考えた。今回は明確に“一度だけ”と書かれている。
つまり、手当たり次第という訳にはいかない。
また、さっきのGATE 1では考えなかった事……失敗のペナルティは何なのだろう?
とはいえ、わざと間違うわけにもいかない……。

楽器の種類は豊富だった。管楽器……弦楽器……打楽器……。
これだけの種類の楽器……私には演奏できないものもある。
つまり、曲である必要はない。“音”を鳴らせばいい。

ふと思った事……これはあまりに偶然の要素が大きくはないだろうか?
特定の楽器に絞り込む要素が欠けている。

私は、なんとなくトランペットを手に取った。
しかし、これを無意味に吹くわけにはいかない……。トランペットを置いた。

次に私は、一番奥にあるグランドピアノのところに行ってみた。
思わず鍵盤に触れそうになって慌てて手を戻した。
ピアノに楽譜が置いてある……。

楽譜……。
楽譜!

私は目の前の壁をじっくりと見た。壁の模様のように見えたもの……。
ヒントどころか、答えが目の前の壁一面に書かれていたのだ。

私は、ある楽器を探した……。

そして、その楽器のところに行くと、弦を弾いた。

『解錠』
壁の色が違う部分が光って消滅した。

縦に漢数字や○が並んでいる楽譜……あれは、琴の楽譜だ。
私は次の部屋に向かって歩き出した。

通路の突き当りは、やはり……壁だった。すぐに『返却』の文字が浮かび上がった。
キーンという頭痛がした。

「……2番も3番もいなくなっだろう!」
男の人の声だ……。ドラマの……セリフ?
「本当だ……3番もいない……」
女の人の声だ……聞き覚えのある声。

……ゆいちゃんと私がドラマで演じていた役……出席番号2番と3番……。
「No.2」「No.3」……私はカプセルの番号を思い浮かべていた。
0230『GATE』5(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
垢版 |
2017/07/14(金) 19:24:10.87ID:eoThiJYA0
次に聞こえてきた声も女の人の声だ……これも聞き覚えのある声……でも、名前が浮かばない。
「ここにいるのって20人だよね……19人分しかない……」
ドラマのシーンを思い出した……。
20人の生徒がいるのに食べ物は19人分しか用意されていなくて、1人は飲み物だけというシーンだ……。

私は次の部屋に入った。

次の部屋はこれまでの薄暗い部屋と違い、明るく照らされていた。
部屋の中心に白い出っ張りがある。それを囲むように四つの白い立方体がある。
テーブルと椅子?

ふと、右を見ると、壁にくぼみがあり、飲み物と食べ物がのったトレイが横一列二段に並べてある。1人分ではなく、かなりの数がある。
そういえば、のどがかわいてお腹もすいた……。
カプセルに入っているゆいちゃんは大丈夫なのだろうか?
それとも、カプセルに入っている間は飲まず食わずでも平気なのだろうか?

飲み物や食べ物も気になったが、私には別に気になる事があった。
今まであったものが、ここにはない。
壁の色が違う場所……つまり、ゲートだ。

私は食事をするため、飲み物と食べ物のトレイを手に取った。
しかし、ある事を考えて、トレイを戻した。
私はトレイの数を数えた。1・2・3……20。20枚のトレイがある。
そして、さっき思い出したドラマのシーンと同じように、1枚のトレイには飲み物しかのっていない……。

これには、何か意味があるのだろうか?

今度こそ食事をしようと、私はトレイを手に取った。
テーブルがあるなら、それを使おう。
私はテーブルに近づいた。
すると、テーブル……白い出っ張りの上に光の文字が浮かび上がった。

------------------

「GATE 3」

『置く数を考えよ』

 難易度:NORMAL

------------------

ここなの!? これがゲート……。

この文字を見て、ひとつわかった事がある。
あの20枚のトレイ……やっぱり意味がある……。
0231『GATE』6(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/14(金) 19:26:40.68ID:eoThiJYA0
メッセージ自体は、GATE 2の時のように漠然としている。

私は仮説を立ててみた。
まず、置く……つまり、トレイを置く場所は元の場所とここ(テーブル)しかない。床に置くのはありえないと思う。

そして、数。
椅子の数が4なので、4人分のトレイを置く……それでは簡単すぎる。
これがGATE 3である事から、3人分のトレイを置くというのも考えられる。
いずれにしても、数を絞り込む材料が欲しい……。

あとは、あの飲み物しか置いていない1枚のトレイだ。
ドラマのシーンを再現しただけなのだろうか?
何か意味があるように思えた。

私は、テーブルにトレイを置く事を避け、椅子に座って食事をとった。トレイは膝の上に置いた。

−−−「難易度:NORMAL」−−−

NORMAL……か。
GATE 2のように、答えがどこかに書いてある……。

……まさか……。

……私は、馬鹿にされたような気にすらなった。

私は棚のところに歩いて行くと、コップだけのトレイを手に取った。
そして、右手にコップを持ち、左手でトレイを裏返した。
そこには大きく数字が書かれてあった……「6」……。

答えは……6人分……。
この数字がダミートラップでないなら、テーブルに6枚のトレイを置けば『解錠』となる……。
でも……それではおかしいのだ……。
なぜなら、仮に私がもっと大きな数字を想定してトレイを置き始めた時、6枚目で偶然正解になってしまうからだ。

つまり、もうひとつ探さなければならないのは「私の導き出した答えはこれです」と決定するための何かだ。
トレイを置いた時点で自動判断されるのではないのだ。
どちらかといえば、それがGATE 3の謎解き……。

しかし、私はその“何か”も大体わかっていた。
さっきまで私は“それ”に座っていたのだから……。

私はテーブルのところに戻り、四つの椅子……立方体を調べた。
ひとつだけ、上下に動くものがあった……つまり、押しボタンだ。

私はテーブルの上にトレイを6枚並べると、押しボタン椅子に座った。

『解錠』
テーブルは光って消滅した。

上に置いてあったトレイは大きな音をたてて落ちた。

床には、下に通じる階段があった……。
0232名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sd70-/Qlt)
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2017/07/14(金) 22:16:36.40ID:wV9rLN2Wd
やり手が続々登場。
刺激されるね。
0233名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/14(金) 22:26:53.35ID:Xn65/a24a
>>232
小説スレがこんなに盛り上がってるの初代管理人さんにも見せたかったですね

あの人俺の恩人だから
0234『GATE』7(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/14(金) 22:33:27.08ID:eoThiJYA0
階段を下りると、また通路だった。
今回の通路はひときわ暗い……。

行き止まりだ……。これまでの事を踏まえ、私はしばらく待った。
壁に『返却』の光の文字が浮かび上がった。
キーンと頭痛がした。

女の子たちがタブレットに表示された文字を見ている。よく知っている子たち……アイドルグループの仲間だ。
その文字は……「体育館へ移動せよ」……。
これもドラマのシーン?

もうひとつ……。
「……今泉も上村もいなくなっただろう!」
男の人の声……。でも、GATE 2のあとで聞こえたものと内容が違う……。
「本当だ……りながいない……」
これも内容が違う……。

次の部屋は今までの部屋と比べてとても広くて高さもあった。さっき見えた映像の文字を思い出した。
そう……さながら、“体育館”だ。

まず、私が気になったものがふたつある。
ひとつは、正面奥にあるバスケットゴールだ。部屋の中心付近には籠に入ったバスケットボールもある。
そして、もうひとつは入ってすぐ右方向に横たわっているもの……。
……カプセル……。

私はカプセルに歩み寄った。
カプセルの刻印は「No.14」……最初の部屋になかった、あのカプセルだろう。

カプセルの中に人が入っている……。
私は「No.14」の子に呼びかけてみた……永嶺みこ……。
永嶺みこ……? 違う。この子の本当の名前じゃない……。この子の名前は……。

そう思っていた矢先、突然、カプセルの蓋が開いた。
そして、中に入っていた子がカプセルから出てきた。
その子は何度か首を振ったあと、私の方を見て言った。

「待ってたよ3番……私は14番……」

「……私の名前は……上村……」
「えっ、3番……でしょ?」
「それは、演じていた役で……」
「演じていた?」
No.14の子は、不思議そうに私を見つめた。

カプセルからかなり奥に行ったところに色の違う壁がある。
私は右の壁の近くに走って行った。

光の文字が浮かび上がった。

------------------

「GATE 4」

『ゴールせよ』

 難易度:EASY

------------------
0235『GATE』8(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/14(金) 22:51:28.12ID:eoThiJYA0
なんだろうこれは?
しかも……。

「なんだろうね、これ?」
No.14の子……みこが近寄って来て言った。

「あれと何か関係あるのかな?」
みこは例のバスケットゴールを指さした。

あれにシュート(ショット)しろという事?
そんな単純な……。

「1回で決めるのは難しそうだね……」
みこが言った。
「私が代わりにやってみていい? 『スラムダンク』は全巻読んだよ」

……この子が言う言葉……少し気にかかる。

……ミスリード……!

みこは私にバスケットボール以外の考えを持たせないようにしているのでは?
体育館ほどの広さの部屋に、わざとらしいほど目立つバスケットゴール……。

「難易度:EASY」……。
私が最も疑問を抱いたのは、この“難易度”。

「シュートしないの?」
みこが言った。
ちょっと頭を傾けて、私の顔を覗き込んでいる。

私はもう一度考えた。

−−−「難易度:EASY」−−−

私は別の意味を考えてみる事にした。
「ゴール」
誰でも簡単にできるゴール。
確実に一回でできるゴール。

……!!!

私は正面の壁に向かって走り出した。

「どうして走るのー?」
みこの声が後ろから聞こえる。

私は正面の壁に手をついた。

『解錠』
後方の壁が光って消えた。

私の足元……壁から40センチほど離れた床には、一本の長い横線が引かれていた。
つまり、ゴールとはこういう事……。

私は次の部屋に向かう事にした。

「バスケットボールじゃなかったんだ……」
後ろを歩くみこが言った。

ついて来るの? この子……。
0236名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sd70-/Qlt)
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2017/07/14(金) 22:54:20.99ID:wV9rLN2Wd
>>233
そうなんだ。
継いで繋がって、ていうことなのかもね。
0237『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/14(金) 23:07:39.39ID:eoThiJYA0
--------
ストーリーの途中ですが……。

注1・脱出モノだったはず(2話から方向転換した)の『ねるねる』1 >>48 のギミックを流用しています。
   『ねるねる』1をご覧になるとお分かりになるかもしれませんが、『GATE』1 >>223 と出だしがほとんど同じです。

注2・上村さんの思考や口調がご本人とかけ離れているかもしれませんが、そういうものとしてお読みください。

注3・残念なお知らせですが、結末が決まっていません。
--------
0238欅学園の理佐ちゃん(パラレル編16)(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/15(土) 00:30:28.41ID:tw0vE9BHa
「ねぇやっぱり帰るの早くない?」
拗ねてごめんねなんてLINE送ってきたくせに翌日の別れ際、話を蒸し返す理佐ちゃん

俺以外全員女子なんて環境で日々揉まれてるわりに
女のこうゆうとこが堪らなく許せない俺

「ごめんね、世界で1番大切な理佐に寂しい思いをさせてる俺を許してよ」
女のこうゆうとこが堪らなく許せない俺だけど
理佐ちゃんだけは絶対的存在に祭り上げてるから何しても許せる俺

「やだ、絶対許さないよ」って下手に出た俺に調子に乗る理佐ちゃん

こうゆう女の愚かなとこも理佐ちゃんなら許せる俺

「許してよ、バイトに遅刻しちゃうよ」ってますます下手に出る俺

「俺君バイト始めたの?」
「うん、ちょっと欲しいものがあってさ」
って理佐ちゃんの誕生日のためにバイト始めたのはあくまで秘密にする健気な俺

「聞いてないんだけど」って拗ねる理佐ちゃん

意外とタチが悪い女だな・・・

「いちいち理佐に許可取らないとバイトしちゃいけないんですかね〜」
って冗談に紛れて嫌味な抵抗する姑息な俺に

「勘違いしてんじゃねーよ」って苦笑いする理佐ちゃん

「俺君がバイトするなら私も一緒にしたかったの」なんて言う理佐ちゃん

「理佐もなんか欲しいものあるの?」
誕生日な何を送ろうか、それとなく聞き出そうとする俺

「違うよ、一緒にバイトすれば俺君の欲しいの早く買えるから」
なんてバイト代俺に寄付するつもりの理佐ちゃん

「悪いからいいよ」って慌てて遠慮する俺
理佐ちゃんの誕生日プレゼント買うために理佐ちゃんにバイトさせれるか!って男らしい俺

「それも違うよ」ってまたも苦笑いの理佐ちゃん

「早くお金貯まれば、また放課後一緒に居られるからだよ」って得意顔の理佐ちゃん

しばし考えた後

「あっ、でも一緒のバイトすれば同じことか・・・」
って俺の顔を見て照れ笑いしそうだから好き
0239名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/15(土) 08:40:04.97ID:31LA3NuPK
庭先生の活躍もあり前スレ★4は780レスで完走しました。ありがとうございました。
個人的にはいろいろ書けて楽しかったスレでございました。

ではみなさん再び張り切ってどーぞ♪
0240名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/15(土) 08:44:22.73ID:F7HvulY8a
>>239
チワン族さんお疲れ様です

埋め立ての協力どころかナウシカやらクラリスやらムチャ振りまでしてしまいました

前スレ完走ありがとうございますm(__)m
0241名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/15(土) 10:45:22.46ID:TNkxST9A0
ブレーンワールド(その22)
彼女たちが砂浜を去った後に、ねるに尋ねた。
「なあ、ねる、なぜあのコたちの名前を知ってたんだ?あのコたちが自己紹介するときには向こうで座っていたんじゃなかったのか?」
ねるの気持ちをものにできたという思い込みの上に、さっきの「あいつ」の勢いのままに調子づいてそんな口調になってしまった。
「いえ、いましたけど」とそっけなく答えた後に、「用事を思い出したので私も帰ります」と冷たい表情で言って、踵を返して歩き出した。
先ほどのあのコたちの話に俺は混乱していた。
この世界や他人が自分の想像の産物であるかもしれないという妄想をしたのなら、それはわかる。
この世界の中の全ての人やモノや出来事もこの世界そのものも自分自身の自我の中で認識されるから、自分が消えればこの世界も消失する。
おそらく幼い頃にならそんなことは誰でも考えたことがあるはずだ。
しかし、自分が誰かの想像の産物だというそんな奇怪なことを思うようなことがあるのか?
そんなことを考えながら、ねるを見送った。しかし、ねるは一度もこちらを振り返ることはなかった。
「ねる」と唐突に呼び捨てにしたを怒ってんだな?、でもすぐに仲直りはできるはずだとこのときは考えた。(続く) 
0242『GATE』9(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
垢版 |
2017/07/15(土) 10:46:05.19ID:YBppzhx10
二人で通路を歩いていると、壁に突き当たった。
壁に『返却』の光の文字が浮かび上がった。

キーンと頭痛がした。

思い出した事がある……私は、あのドラマに途中までしか参加していない……。
3番というキャラクターがいなくなったからだ……。
まず、ゆいちゃんが休業する事になったため、演じていた2番がストーリーから外れた。
そして、そのあと、私が演じていた3番もストーリーから外れた。

最初の私の記憶……。
“私は撮影の合間、控室で仲間とお菓子を食べていた。そして、ちょっと用事があって控室のドアを開けた”
それが、ドラマの最後の出番だった日だ……。
そして、私は控室を出た廊下ですれ違ったスタッフさんに挨拶をした。
アイドルグループの他のメンバーが「りなちゃん、どこ行くのー?」と聞いた。

そこから飛んで、カプセルで目覚めた時……。
やはり記憶がつながらない。

みこが「あっ!」っと言った。
あっ! って何?
もしかして、みこにも何か『返却』されたのでは……。

次の部屋は長細い部屋で、左を見ると深い窪みに水が満ちていた。
簡単に言えば、プールがあった。
右には何もない。

10メートルほどの奥行があるプールの向こうに色の違う壁がある。
光の文字はすぐに浮かび上がった。

------------------

「GATE 5」

『逆』

 難易度:HARD

------------------

逆?
「難易度:HARD」……。

「逆」……たった一文字だ……。

その時、私は声を上げた。

私は、GATE 3で二分の一の賭けをしていた事に気がついた。
トレイの裏の数字「6」。
あれがもし、逆さまの「9」だったとしたら……。

「泳いで渡ろうか?」
みこが言った。

泳いで向こうに渡ったとして「逆」の謎が解けるのだろうか……。

「難易度:HARD」
これはふたつの意味が考えられる。
・謎が難しい
・やりとげるのが困難
0243『GATE』10(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/15(土) 10:48:28.66ID:YBppzhx10
「水に深く潜ったら、底に何かスイッチがあるとか……」……それは確かにHARDだけど……。
「“逆”だから、背泳ぎで泳いだら天井に何か書いてあるとか……」……私は天井を見上げた。何もない。
「シンクロナイズドスイミングやろうか? 逆さまになって脚出すのあるでしょ?」……ああ……そうですか……。
みこはいろいろな事を言う。

私は、「なるほど……」とつぶやいた。
私の隣に、意図的に“誤答”に導こうとしている人がいる……。

“逆”の持つひとつ目の意味……。
「みこの言う事の逆を考えよ」だ。
みこは常に「プールに入る」事を前提に何かを言っている。
つまり、“プールには入らない”という事だ。

「みこ……プールに入らないで何とかする方法ないかな?」
私はそう言ってみた。

「助走してプールを飛び越えるとか……」……10メートルを?
「向こう側への隠し通路があるとか……」……それはありそうな気も……。
「私が3番をえーいって向こう側に投げて……」何を言っているのかねキミは。
「実は、このプールは表面がアクリル板で、歩いて向こうに行けるとか……」……そんなマジックがあった気が……。

……みこの言っている事の共通点が見えてきた。
「向こう側に行く」
ゲートのある向こう側に行くのは当然のようだが、ここは“逆”に考えなければならない。
つまり、“向こう側には行かない”……。
ゲートがプールの向こうにあるのに向こう側には行かないという可能性について考える必要がある。
まるで、なぞなぞだ。

私は、みこのほうを見た。
この部屋での言葉……体育館を出た時の「バスケットボールじゃなかったんだ……」の言葉……。
みこの言葉から、私はある仮説を立てた。
「バスケットボールじゃなかったんだ……」
バスケットゴールとバスケットボールは、正解から遠ざけるための偽物の仕掛けだった。
つまり、この部屋にも偽物の仕掛けがあって……。

……あっ!
もしかして……。

……見落としていた……。

そんな事はありえないと考えから除外するもの……。
0244『GATE』11(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/15(土) 10:50:17.18ID:YBppzhx10
ゲート……。

あの、向こう側にあるゲートが偽物というのはありえないだろうか?
そして、“逆”の持つふたつ目の意味……。

“プールには入らない”“向こう側には行かない”“逆”
私は、奥のゲートと逆側の壁、部屋を入って右に見えた何もない壁を探り始めた。
そして、壁を軽く押してみた。

光の文字が浮かび上がった。

------------------

「GATE 5」

『協力せよ』

 難易度:EASY

------------------

後ろを振り向くと、奥にあったゲートは消えていた……。
これが、真の「GATE 5」……。

『協力せよ』
これは簡単だ。私とみこで何かをすればいい。
二人で……。
私にある考えが浮かんだ。

「みこ、ちょっとこっちに来てくれる?」
私はみこを呼んだ。
「何?」
みこが私の隣に来た。

すると、私たちが乗っていた床が少し沈んだ……。

『解錠』
壁の一部が光って消滅した。

「あっ……すごい!」
みこが声を上げた。

なんて……シンプルな謎……重量スイッチ……。
ゲートの前の特定範囲の床に二人分の体重をかけるだけ……。

私一人だったら、もしかして“逆”の文字を見て直感で真の「GATE 5」を見つけられたかもしれない……。
でも、それでは真の「GATE 5」は『解錠』できなかった。
みこは意図的に送り込まれた存在……。

私は、みこの顔を見た。
この子……とんだたぬきだ……。
もちろん、この子の顔立ちを言っているのではない。

部屋を出た私たちは通路を歩いた。
すると、これまでの通路にはなかったものがあった。……分岐だ。
真っすぐ進む通路と、左に曲がる通路に分かれている。

「私、真っすぐ行くね」
みこが迷いもせずに言った。まるで、最初から決まっていたかのように。
私も真っすぐ行くという選択肢も当然あったが、左に曲がる事を選んだ。
0245名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/15(土) 10:55:08.00ID:TNkxST9A0
ブレーンワールド(その23)
砂浜での出来事以来、ねるに電話をしてもすぐに切られるし、メールもスルーされるようになった。
池袋で最初に見たときにはとても可愛いと目が釘付けになったにせよ、それ以上ではなかった。
深く関わりあううちにねるの内面はもっと価値があることを知った。
明るく社交的ながらも、謙虚で気遣いができる。
礼儀作法を叩き込まれたお嬢様ではなくても、天性の優雅さを持っている。
俺の魂がねるに完全に捕らわれてしまったことに気づかされた後には、世界は真っ二つに分けられてしまった。
半分はねるのいる世界で、そこにはすべての幸福、希望、光があった。
もう半分はねるのいない世界で、そこはすべてが憂い、絶望、闇だった。
ねるがいない世界なんて考えられない。なのに、そのねるが俺とは会いたがらない。ねる、ねる、ねる・・・、会いたい・・・と苦しい日々が続いた。(続く)
0246『GATE』12(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/15(土) 10:57:07.79ID:YBppzhx10
通路を歩いていると、壁に突き当たった。
壁に『返却』の光の文字が浮かび上がった。
キーンと頭痛がした。

まず浮かんだのは、私がずっと思い出せなかったアイドルグループの名前……「欅坂46」……。
そうだ……欅坂46……。

私はグループの事、全メンバーの名前を思い出した。
当然、永嶺みこ……「No.14」の名前も……。
ねるちゃん……長濱ねる。

声が聞こえた……。
「ラーメン大好き齊藤京子です」
???
ん?
……何これ?
……何なの、これ?


次の部屋は狭い部屋だった。
青い照明が微かに灯る薄暗い部屋……。

目の前の壁に0から9のボタンが並んでいる……。
ボタンの上にあるパネルに「88」が表示されてすぐに消えた。
すぐに光の文字が浮かび上がった。

------------------

「GATE 6」

『数』

 難易度:NONE

------------------

ここで……まさかの……ナンバーロック?
しかも、難易度が……NONE……。
つまり、ここに数を入力すれば『解錠』?
EASYよりも単純という事?
しかも、その数のほうも私が思いつくもの?

でも……。

−−−「難易度:NONE」−−−

「何が、難易度NONEよ……」
私は悩んだ……。

さっき私に『返却』された、アイドルグループの名前……欅坂46……。
46……。
ここで「46」を入力すれば、まさに「謎なんてない」だ……。
もうひとつ、最初に一瞬表示された「88」……でも、あれは初期化の表示と考えたほうがよさそうだ。
0247『GATE』13(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/15(土) 11:00:27.90ID:YBppzhx10
私は、ここまでの道のりで見た数字を思いだしてみた。
トレイの裏に書かれていた「6」ないしは逆さまの「9」。

ゲートの数字が1から6。6が重なっている……。カプセルの刻印にも「No.6」があった……。
いや……これは考えすぎだ……。「6」ではない。桁は二桁のはず……。

理由は「GATE 3」のテーブルの上のトレイと同じ。
意図せずに正解になってしまうケースがありえる事。
仮に、私が「64」を入力しようとして「6」を押したとする。答えが「6」ならそれで正解になってしまう。
それはおかしい。
ここにはGATE 3のような“決定ボタン”が見当たらない。ただ、数字が10個ならんでいるだけだ……。

あとは……私のカプセルの刻印……「No.3」これも一桁だ……。
体育館で出会った、ねるちゃんのカプセルの刻印が「No.14」これは二桁だが……必然性に欠ける。
「欅坂46……46……」私は、ぶつぶつつぶやいていた……。

「ラーメン大好き齊藤京子です」
ああ、もう! 何この無意味な記憶!
……無意味……。
「欅坂46」の名前と同時に『返却』された、無意味な記憶?
本当に無意味……なんだろうか? もしかして、何かに導くための記憶なのでは?
あっ……!

私は騙された……。
「難易度NONE」なんかじゃなかった。
私は一番最初の部屋で、ある二桁の数字を見ていたのだ。
私は数字を入力した。

『解錠』
壁の色が違っていた部分が光って、数字パネルごと消滅した……。

「32」……。
“ひらがなけやき”を含めたメンバーの総数だ。カプセルの刻印「No.32」。
0248『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/15(土) 11:22:54.86ID:YBppzhx10
『GATE』
第一部・完

--------
『残酷な観客達』の最終回を見て「ああああああ!!!」と思って書き始めた本作ですが、纏めるのが困難になってしまいました。
終盤ですが、ちょっと考え直します(もしくは、ここで終わり)。

あのドラマ、部分部分ではいいところもありましたよね。ピアノとサックスの回とか……。
0249名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/15(土) 11:33:21.98ID:TNkxST9A0
>>241 >>245の続き
ブレーンワールド(その24)
ダイヤモンドアンビルが搬入されるということで、日曜日に研究室の番をすることになった。
ダイヤモンドアンビルとは高圧の状態を再現して、地球内部の状態を調べるためのもので、
試料を挟む接触点に地球上でもっとも固いダイヤモンドが使われるという実験のための機材である。
業者が来て搬入している最中に、隣の研究室の同級生があの機材は何だと尋ねたので、答えた。
「はあ?理論物理やってるお前らの研究室に何でそんなものが必要なんだ?しかも相当にバカ高い代物だ」
「さあ、俺もよくわからんが、何でも、高温高圧下での岩石の相転移の様子を調べることでで、
宇宙創成期のインフレーション時における相転移のイメージのインスピレーションを得るためらしい」
「インスピレーションを得る?なんだ?それ、そんなことがまかり通るのなら何でもありじゃねえか!
ノーベル賞候補かなんかは知らんが、お前んとこの研究室の教授は評判悪いぜ。平等にアサインされるべき研究費を強引に分捕ってるっていう噂じゃないか。」
「まあ、噂はいろいろ聞いてはいるがな」
「それに教え子の女子学生に手付けてるって話だぜ」
「まさか」
「俺んとこの研究室のドクター2年が学部生だったころに聞いた話だが、当時モノにしていた女子学生の生年月日と名前をパソコンのログイン番号に使ってたらしい」
搬入が終わり、書類にハンコを押して、研究室で一人となった。
教授のパソコンを立ち上げ、研究室内の女子学生の生年月日と名前をルックス順に打ち込んで確かめた。一発目であっさりログインできた。
普段の俺なら、それ以上のことはやらずすぐにログアウトしただろう。しかし、ねるに会えない空虚感からそうはしなかった。(続く)
0250名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/15(土) 11:51:48.98ID:TNkxST9A0
ブレーンワールド(その25)
パソコン内を探っていると、驚くべきことに総理大臣からの送信メールが見つかった。
しかし、それ以上に驚愕したのはその内容だった。
「親愛なる先生。以前に文科省の事務次官が申し上げた長濱ねるの件についてなにか判明したことがあれば、ご一報をください」
一体何なんだ?送信人が文科省となっているメールを探した。一番古いものものが2017年の1月27日のものだった。
「ようやく起動しだした重力波観測装置KAGURAが2016年末に異常な強さの重力波をとらえました。
しかも、さらに驚くべきことにその波形に何か規則性があり、スパコンで1か月間解析したところどうも日本語のひらがな表記が対応しているということです。
『×××ざかながはまねる』という文字列となっているとのことです。
×印の部分は観測時のノイズがひどくて判明できなかったようです。
ご存知の通りKAGURAは莫大な予算をかけて建設したものです。
その成果を国民に示すためにもアメリカやヨーロッパに先駆けてこの謎を解き明かさねばなりません。
国内で重力波の最大の権威でいらっしゃいます先生ご協力をお願いします」(続く)
0251名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/15(土) 11:59:09.82ID:TNkxST9A0
ブレーンワールド(その26)
次に古いのが、2017年の2月11日だった。
「この間のメールで重要なことが判明いたしました。『ながはまねる』という名前の者が日本国内でただ一人だけ確認できており、長崎県の高校生のようです」
2017年の2月15日のメールは次のようなものだった。
「以前に文科省で事務次官をやられていた方の孫娘さんが長濱ねるの同級生だというのが分かりました。その孫娘さんを使って探りを入れようと思います」
2017年の3月28日のメール。
「例の孫娘さんを使って、先生が今度行われる池袋の書店でのトークイベントに長濱ねるを参加させることに成功したようです。
何か手がかりが見つかれば、ご一報ください。
なお、長濱ねるには公安警察で常時、監視を行うことにしました。総理の許可もいただいております」
そこに「ねる」の名前がなかったら、興奮冷めやらぬ様子でKAGURAの成果に期待しただろう。
しかし、ねるが世界の全てになっていた俺は、ねるを監視していたという事実を知り、
吐き気にも似た不快感が喉元に上がってきて、次いで激しい怒りが沸きあがった。(続く)
0252名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/15(土) 14:00:44.65ID:TNkxST9A0
ブレーンワールド(その27)
「東京は悪い人もいるから心配だね。同居人とは協力してやってる?そうだ知り合いの偉い先生がトークイベントやるから二人で見に来なさい」
おそらくそんな風にウザ女は言葉巧みに仕向けられ、無自覚のままにねるのことを報告させられていただけだろう。
しかし、誰かを怒鳴らなければ、この気持ちは収まらないと思って、ウザ女に電話をかけた。
「あら、最近ねると全然あってないみたいね。ここんところ、ねるは何かを思いてめているようなの。アンタさあ、元気づけてくれない?」
こちらが要件を言おうとする前に、いつものようにまくしたてた。
言おうとすることを忘れ、「いや、会おうにも、俺は拒否られてんだよ」とウザ女が橋渡ししてくれることと期待した。
思い通り、「じゃあ・・・」とウザ女は一案を投じてきた。
ウザ女の提案通り、ねるの住む寮に行った。
受付の管理人のオバサンがジロっと俺を見て、言った。
「こないだいらっしゃったとき、『会いたくない』というねるちゃんの伝言はもうお忘れになりました?」
そこにウザ女がやって来て、「なにやってんのねるのお兄ちゃーん、ねるが待ちくたびれているじゃなーい」と言いながら、強引に引っ張り中に入れてくれた。(続く)
0253名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/15(土) 14:21:54.41ID:TNkxST9A0
ブレーンワールド(その28)
俺を部屋に通した直後に、「じゃあ、あたし、出かけてくるから、後はよろしくね、ねる」と出て言った。
ねるがいるというだけで、四方が、壁も天井も床も朝日を浴びたように光輝いた。
でも、肝心のねる自身は暗くうなだれて言葉を発しようとはしなかった。
沈黙が続き、よどんだ空気が重くのしかかった。
あのストーカーが公安警察だったということを話すことができたなら会話の切っ掛けにはなっただろう。
でも、余計な心配をねるにはさせたくなかったので、それは伏せることに決めておいた。
今、ねるはどういう気持ちなのかを聞いてから、しゃべろうと思ったが、根負けした俺のほうから言葉を発した。
「ねるちゃん、これまで俺は人並みかそれ以上に女性とは付き合ってきた。ただ、それは全て取り換え可能なものだった。
高校卒業して東京に出てきたときには当然のように別れたし、大学入ってからも、相手の気持ちが変わったりして分かれても何の未練もなかった。
俺の人生において、女というのは取り換え可能で、副次的なものにすぎなかった。でも、ねるちゃんだけは違う!」
ねるは顔を上げずに黙って聞いていたので、続けた。
「いつか激しく荒れ狂った海でおぼれそうになったという漁師のお爺さんの若い頃の話を聞かせてくれたよね。
実は、女性から振られても未練たらたらで生活することにまで支障がでる男をそんなイメージでとらえていた。
荒れ狂う恋の波風が吹き付けている海に子船で出航し、波に翻弄されている弱者を俺はあわれんできた。
嵐の海の中のそういう様子を安全な岸辺から眺めて、いつもせせら笑っていた。
それがねるちゃんと出会ってからは同じように煩悩の虜になって、この俺が俺のものとも思われないでいる。
このままねるちゃんにシカトされ続けたら、もう生きているのさえ馬鹿々々しくなる・・・」(続く)
0254名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/15(土) 14:28:36.45ID:TNkxST9A0
ブレーンワールド(その29)
顔を上げ、挑みかかるように睨んでから、空気を裂くようにしてねるは言った。
「そういうことを言うのはやめてください。もしあなたに生きる希望を与えるというのなら、どうぞワタクシをご自由にしてください。
でも、ワタクシの心を差し上げることは決してないでしょう」
卑怯すぎる俺の言動に責任感と同情を感じたことから発せられたねるの言葉だというのは重々に承知していた。
でも、これは好機だ。体が結ばれれば、いずれその心もものにできる。
そう思って、ねるの体の後ろに手を回した。
石像のように硬直した背中が心底から俺を拒否しているのを悟った。俺はあきらめて部屋から出ていくしかなかった。
0255名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sd70-/Qlt)
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2017/07/15(土) 22:13:32.36ID:+FAjurKHd
見てます
0256名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/15(土) 22:41:52.89ID:1eYl9ttMa
○○ねるさん
ブレーンさん

大量投稿乙であります
引き続き投稿よろしくお願いしますm(__)m
0257欅学園の理佐ちゃん(パラレル編17)(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/16(日) 00:48:27.67ID:2mS2YxP+a
「ねぇ一緒のバイトのわりに俺君配達ばっかりで全然一緒じゃなかったんだけど」

バイトの帰り道、理佐ちゃんの呟きに俺の緊張感が高まる

「人見知り出ちゃって大変だったよ」
手を繋いで歩く俺の顔見て苦笑いする理佐ちゃん

良かった怒ってないみたい・・・
話が違うなんて絡まれると思って不安だった俺

しかし、理佐ちゃんと一緒にバイトして二人で手を繋いで歩いてる俺

たまたま隣の席になってたまたま教科書忘れて
近づき難いクール美人だと思ってた理佐ちゃんが教科書見せてくれて

そんなきっかけから始まった俺と理佐ちゃんの恋

思い出されるそれからの日々

「俺君!」
理佐ちゃんの呼び声で現実に戻る俺

「ねぇどうしたの?」
「高校入学した時の俺が夏休み前にはもう理佐と付き合ってるって知ったら驚くだろうなぁと思って・・・」

「なんで驚くの?」って聞く理佐ちゃん

「だって初めて理佐見た時絶対高嶺の花過ぎて一生縁が無いと思ったもん俺」

「大げさだなぁ」って苦笑いする理佐ちゃん

「クラスメイトで席が隣同士なのに縁が無いと思ってたの?」
って俺の顔覗きこむ理佐ちゃん

「クラスメイトで席が隣同士でも口きかないまま卒業すると思ってた、そんぐらい高嶺の花だった、今もだけど・・・」って呟く俺 

「そうなんだ」って俺の手を強く握り

「俺君が初めて教科書忘れた時に勇気出して良かった」って呟く理佐ちゃん

「理佐が勇気・・・?」ってきょとんとする俺に
「うん、あの時勇気出して教科書見せてなかったら俺君と手を繋いで歩けなかったもんね」って俺に笑いかける理佐ちゃん

「それにね、私にしては高望みしてるかなぁって思ってたから・・・俺君のこと」
なんて言ってくれそうだから好き
0258『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/16(日) 01:40:05.95ID:jdHU/b0S0
>>256
(庭)さん、他……自分の小説ををお読みいただいているみなさん。

『GATE』「第一部・完」>>248 などとして申し訳ございませんでした。
完結させました。

ただし、結末に向けて前の部分を調整しなければならなかった関係上、最初から投稿し直します。
同じスレッドで再投稿すると迷惑なので、次スレッドに投稿します。

【物語】欅坂46の小説 ★6【エロも可】 [無断転載禁止]
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1499810853/
0259名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/16(日) 02:02:47.92ID:2mS2YxP+a
>>258
ご苦労様です

ちょっとお願いなんですが
あまり先走って次スレに移動してしまうと
文字数制限が押しつまった際に埋め立て作業するのが大変になってしまうので

投稿できるうちは出来ればこちらのスレに投稿していただけると助かりますm(__)m
0260心優しき理佐ちゃん1(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/16(日) 02:14:06.63ID:2mS2YxP+a
「世界一幸せにするよ」
なんて無責任な約束して理佐ちゃんと結婚したはいいけれど
ダメ社員の俺は会社に損失を与えてあっさりクビ

その日から働く気ゼロのダメな俺

俺の代わりに朝昼晩と働きづめの理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんの稼ぎにあぐらをかいて遊び人な俺

そんなある日、働き過ぎで倒れちゃう理佐ちゃん

倒れた理佐ちゃん見て後悔の涙と共に猛反省の俺

「理佐ちゃんごめんよ、心入れ換えて働くから早く元気になってくれ(涙)」
って泣きながら謝る俺に

「泣いてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃんだけど

「急に働き出すと体に悪いから無理しないでよ」
なんて優しいこと言いながら俺の頭よしよししてくれそうだから好き
0261心優しき理佐ちゃん2(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/16(日) 02:47:36.03ID:2mS2YxP+a
「ねぇ仕事見つかったの?」
愛しの嫁理佐ちゃんが聞いてくる

「心入れ換えたわりにはなかなか仕事見つからないね」
なんて嫌味を言う理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんに追いたてられるように職探しへと出る俺

「お弁当作ったんだ」って理佐ちゃん
「ありがとう」って理佐ちゃんからお弁当受けとる俺

「辛くなったらお弁当食べてしっかり仕事見つけてきてよ」
なんてプレッシャーかけてくる理佐ちゃん

しかし、世間は俺のようなダメな男には厳しくあっさり心折れる俺

理佐ちゃんに慰めてもらいたいけど・・・

こんなに早く諦めて帰ったら怒られるな

そんなわけで理佐ちゃんからちょろまかした金でパチンコにいそしむ俺

腹へったから公園でお弁当食べようとする俺

弁当箱開けようとしたら理佐ちゃんからの手紙が出てきた

「辛くなったら優しくしてあげるから帰って来なよ」
なんて手紙書いてくれてそうな心優しき理佐ちゃんだから好き
0262名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/16(日) 02:49:20.56ID:2mS2YxP+a
心優しきべりさスレから転載をお許しくださいm(__)m
0264『GATE』14 <FINAL1>(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/16(日) 03:20:49.96ID:jdHU/b0S0
>>247 CONTINUE
--------

「GATE 6」を抜けると、そこは通路ではなかった。
6メートル四方くらいの白い部屋……。
光に満ちている。

「……なんで……?」
部屋に入った私の声が震えた。

目の前にはふたつのカプセルがあった……。

「No.2」と「No.14」……。
中にはゆいちゃんとねるちゃんが微かな笑みを浮かべて眠っている……。

そして、ふたつのカプセルの前に一本ずつ、押しボタン付きの柱が立っている。

ブンッという音がした。
白い天井に黒い文字が現れた。

------------------

『判断せよ』

『 1 』

 難易度:UNKNOWN

------------------

“判断せよ”“1”“難易度不明”

これって……。
ひとつを……選ぶ?

ボタンを押すの? しかも、どちらかを?
私は考えた。
そのボタン押下の意味はなんなのだろう?
救出?

ゆいちゃん……ここでゆいちゃんとは一度も話せていない……。
ねるちゃん……みこは何らかの意図により送り込まれた人間だった……。

でも、「No.14」の中身は長濱ねる本人かもしれない……。
ただ……永嶺みこの意識のままだとしたら……罠という事がありうる。

……その時、「No.2」に関して、ある疑問が浮かんでしまった。
これは……本人なの?
「GATE 4」「GATE 5」の仕掛けと同じ……。
……ダミー……。
そうなると……こちらも罠という事がありうる。

罠でないほうのボタンを押すの?
それとも、罠として除外するほうのボタンを押すの?

どちらの考えでも、確率は二分の一。
こんなに考えがまとまらない状態でボタンを押そうなんて、ここまでの私では考えられない事だ。

両方のボタンを同時に押す……?
いや、それは無理。あまりにも離れている……。
0265『GATE』15 <FINAL2>(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/16(日) 03:25:03.54ID:jdHU/b0S0
その時、正面の壁に黒文字で大きく数字が表示された。
「30」
これは……!
「29」
数字が減った。
「28」
カウントダウンだ……!

私は改めて「No.2」と「No.14」を見比べた……。
数字はどんどん減る……。
「16」
ゆいちゃん……。
「14」
ねるちゃん……。
「11」
…………。
「9」
二人ともごめんね!

……私はボタンを押した……。

同時に気づいた……。
確率二分の一なんかじゃなかった……。

−−−『判断せよ』−−−

その意味を……間違えた……。

<--- G A M E O V E R --->

……………………

私が目覚めた時、目の前にある半透明の壁のようなものに私の顔が映っていた。
私は眠っていたらしい……。
……ここは……あのカプセルの中?

私は、あの白い部屋の事を思い出した……。

メンバーを目の前にして考えが鈍った……。
選んでは……いけなかったのだ……。

あのカウントダウンは、焦らせるための罠。本当の罠。

おそらく、カウントダウンは「1」で止まったはず……。
それが、『 1 』の本当の意味。

それまで、どちらのボタンも押さずに待つ。
それが正しい“判断”……。
そのあとで、別な謎が提示されたはずだ……。

……私はカプセルの蓋を押してみた。……開かない。
強く押してみた……開かない。

出られない……。
0266『GATE』16 <FINAL3>(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/16(日) 03:28:27.67ID:jdHU/b0S0
……………………

その時、目の前の蓋に文字が浮かび上がった。
『返却』

私に、ある記憶が戻された。

……えっ!
そんな……そんな事って……!?

私は……。
私は……。
私は、上村莉菜……じゃ……ない……。

正しくは……アイドルグループ欅坂46の上村莉菜とは別の存在……。
私は、上村莉菜の記憶を使った『脱出ゲーム』のプレイヤー……。

私を絶望させた事がもうひとつ……。
私は……途中で失敗しても脱出成功してもここに戻されて、また新たな謎解きを繰り返すのだ……。

目の前の蓋にまた文字が浮かび上がった。
『初期化』

……………………

青い照明が微かに灯る薄暗い部屋に、同じ形をしたカプセルが一列に並んでいる。

「No.3」のカプセル……そこには、女性が横たわって眠っている。

カプセルから出た「No.2」は、何度も「No.3」のカプセルに語りかけ、蓋を開こうとしたり、叩いたりしている。
そして、「No.2」は残念そうな顔をしてカプセルから離れた……。

「No.2」が壁に浮かび上がった光の文字を見ている。

------------------

「GATE 1」

『飼い犬の名を答えよ』

 難易度:EASY

------------------

『GATE』(END)
0267名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
垢版 |
2017/07/16(日) 12:28:44.92ID:PMVPSd2QK
思わず夢中で読んでしまいました…
やっぱりうえむー本人じゃなかったんですね…
だってむーにしては頭が良すぎ…ゲホンゲホン

新しい先生方による新風が嬉しいです。
古参の先生方にもさらに期待♪
0268名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
垢版 |
2017/07/16(日) 12:36:21.24ID:PMVPSd2QK
というわけで触発されてくだらんものを書いてしまったので大目に見てください
m(_ _)m

・・・・・・・・
【脱出・1】

私は2つ前のスレの『2017年宇宙の旅』にも登場した人工知能「ネル」よ。
今回は小説スレの作品に刺激されてそっくりな脱出ゲームを用意したわ。
メンバーに2人1組で挑戦してもらうわ。
まず最初の挑戦者はこの2人よ。

ずみこ「何で復帰した早々の仕事がこんなのなのよ」ブツブツ
チョコマン「あいうえお順らしいからしょうがないでしょ。それに私は嬉しいよ。久しぶりにずみこと仕事できて」
ずみこ「う、うん。ありがとう」

ウィィーン

チョコ「なんか真っ白で何にもない部屋だね…」
ずみこ「落ち着かないの?」
チョコ「うん。普段ゴミ屋敷に住んでるから…って、何でやねん!」
ずみこ「あ、壁に何か書いてある」
チョコ「スルーすんなよ〜」

そう。その壁のメッセージが第1関門よ。

“GATE1”
“汝の名を答えよ”
“難易度:EASY”

ずみこ「がて1?…って何?」
チョコ「何だろ?パスワードかな?」
ずみこ「あ、わかった。ためしてガ〇ッテンじゃない?1チャンネルでやってるし」
チョコ「その意味のない伏せ字は何なのよ」
ずみこ「頭のよくなる食べ物とか教えてくれるのかな」
チョコ「あ、知ってる。天才ってやつでしょ」
ずみこ「え?何それ?食べた〜い」

それは天才じゃなくて甜菜だろ。砂糖の原料だよ。何か先行き不安になってきたぞ。
0269名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/16(日) 12:38:23.51ID:PMVPSd2QK
【脱出・2】

ずみこ「次も読めないよ」
チョコ「女の名前を答えよ、でしょ?」
ずみこ「いや、女にちょんちょんって何か生えてる」
チョコ「ああ、大人の女ってことか」
ずみこ「生えてない人はダメってことかな?」
チョコ「じゃ、永久脱毛もダメなのかな?(汗」
ずみこ「何で焦ってるのよ」
チョコ「いや、その…」シドロモドロ
ずみこ「お母さんの名前でいいじゃん」
チョコ「え?ずみこはまだなの?」
ずみこ「そんな個人情報は勘弁してもらえますか」

おいおい、何言ってるんだこいつらは?

ずみこ「次もまた読めない」
チョコ「真ん中の易ってさ、占いのところでよく見るよ」
ずみこ「占うの?何を?」
チョコ「あ、でも本当にそうかも!ほら、E・A・S・Yって書いてある」
ずみこ「何それ?」
チョコ「東ってことだよ。方角で占うのあるじゃん」

それはEASTだろ〜。なんでずみこも頷いてるんだよ〜。
0270名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/16(日) 12:40:34.35ID:PMVPSd2QK
【脱出・終】

ずみこ「東ってどっち?」
チョコ「日が登るほうだよ」
ずみこ「ここ、窓も無いしわかんないじゃん」
チョコ「そっか…スマホも取り上げられたからコンパスのアプリも使えないし…」
ずみこ「だから難しいって書いてあるのか」

なんでそっちが読めるのに易がわかんないんだよ…

ずみこ「それに、今、朝じゃないでしょ。何時なんだろ」
チョコ「午後2時半ぐらい」
ずみこ「どうしてわかるの?」
チョコ「腹時計」

すごいな…ピッタリだよ…って、感心してる場合じゃないな。

ずみこ「とにかく東がどっちか当てなきゃ」
チョコ「そうだ!あのさ、地球って回ってるじゃん」
ずみこ「え?どこ情報?」
チョコ「学校で習った…よね?」
ずみこ「うそぉ…」
チョコ「…自信なくなってきたぞ」

こらこらこら。

チョコ「でもさ、これに賭けてみようよ。地球ってさ、たしか西から東に向けて回ってるの」
ずみこ「怖〜い」
チョコ「だから、こうして目をつぶってじっとしてるとさ、体の感覚でさ、わかるかも」
ずみこ「よし。一緒にやってみよう。せーの!」
2人「…」

だめだこりゃ。
次行ってみよう。

―了―
0271名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/16(日) 14:30:57.42ID:Tt8aT79Xa
>>263
要望に応えていただきありがとうございます

どの物語も複雑な話を構成する展開力が凄いですね
敬服してしまいますm(__)m
0272名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/16(日) 14:38:24.18ID:Tt8aT79Xa
>>270
これは・・・○○ねるさんに怒られませんかwww
0273名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 6bd8-UmNz)
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2017/07/16(日) 14:40:25.88ID:OlidJblR0
ちょっと不謹慎ですが、、。

てちの暗いお話しです。。
短いです
では、どうぞ。


彼女は詩吟。
か弱くて、すぐに壊れそうな声で、それでもって、意思がこもった声で。
0274名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 6bd8-UmNz)
垢版 |
2017/07/16(日) 14:53:19.19ID:OlidJblR0
彼女は歌い続ける。
いつしかの、彼女のために。
彼女に、もう一度、出会うために。
それは、とあるきっかけだった。

平手友梨奈は、こよなく愛していた人がいた。
その人は石森虹花と言った。
彼女は気さくで、優しくて、いつも1人だった平手友梨奈に優しく、声をかけたのだ。
「いつも一人でいて、寂しくないの?」
「寂しいなら、私がいつまでも隣にいてあげるよ?」
と。
その声色は明るかった。
それからのことだった。
彼女とは、やがて仲が深まり、ひとりの女性として認識するようになったのだ。
そうして、彼女は、平手友梨奈は言ったのだ。
好きだ__。と。
結果はyesだった。
それから、彼女と石森虹花は秘密の関係になったのだ。
誰にも言っていない、この二人だけの秘密に。
それは、とある日のことだった。
「虹花〜!こっちこっち!!」

「友梨奈、今行く、まってて!」

そんな時だった。
信号を無視した軽トラが彼女を、
石森虹花を、轢き殺したのだ。
その時、石森虹花がこよなく愛していた詩を平手友梨奈は今でも、
ずっと、ずっと、うたっているのだ__。

END
0275名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 6bd8-UmNz)
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2017/07/16(日) 14:54:17.83ID:OlidJblR0
ちょっと最後のほうがぐちゃぐちゃなのは勘弁してください( ˙꒳˙ )
0276名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
垢版 |
2017/07/16(日) 15:03:15.55ID:Tt8aT79Xa
>>274
ラスト・・・チョコマン可哀想過ぎてワロタwww
0277『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
垢版 |
2017/07/16(日) 16:35:55.85ID:fT1FNHiN0
>>268
お読みいただきありがとうございました。
パロディ嬉しいです。

>>272
大丈夫やで♪

そこで、パロディのパロディを書きました。執筆時間ベリーショート。

ところで……
人工知能(ねる)出てたんですか?
次は、SFを書く+ねるさんを人間以外のものにしようと、人工知能コンピューター“NEL”を考えていました……(設定案のみですが)。
まあ、HAL 9000からNEL 9000という発想はありそうですが。
0278『GATE -Parallel World-』1(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/16(日) 16:46:53.69ID:fT1FNHiN0
<--- S T A R T --->

私が目を覚ますと、目の前にある半透明の壁のようなものに私の顔が映ってた……。
なんだか曲がってるので、それに映る私の顔まで歪んでる……。

私は眠ってたみたい。寝たまま頭だけ起こして周りを見てみた。
(これって……ベッド?)
寝てる部分はなんだかやわらかい白いもので、左と右……足元は青い金属でできた、人の身体がぴったり入る大きさのもの……。

私は半透明の壁を押してみた。パカッと開いた。
(……ふた……?)
私は起き上がってみた。
そこは、青いあかりだけの薄暗い部屋だった……。足元を照らすライトの光が線みたいに続いてる……。
私は外に出た。

カプセル……。SF映画でよく出てくる、ふたがあるカプセル……。
隣を見ると、私が入ってたカプセルと同じ形をしたカプセルがもうひとつ並んでる。

そのカプセルを見ると、「ねる」と刻んだプレートが付いてる。
私のカプセルにも同じプレートが付いてる。「にじか」……。

私は今の状況について、考えてみた。
私の名前は、石森虹花……。

私は『欅って、書けない?』というバラエティ番組に出ていたはずだった……はずだったというのは、その番組収録とこの変な状況が全然つながらないから……。
私はあいさつをして収録スタジオを出た。
そこから先の事を覚えてない。

私は改めて部屋の中を見回した。カプセルがふたつ並んだだけの部屋だからそんなに広くない。ホテルのツインの部屋よりせまいくらいかな……?
あれ?
壁の色が周りと違う場所がある……。
私が壁をながめていると、その壁に明るい光の文字が浮かび上がった。
0279『GATE -Parallel World-』2(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
垢版 |
2017/07/16(日) 16:48:14.77ID:fT1FNHiN0
------------------------------------

「問題」

 太平洋を囲む国々が経済連携を進める
 環太平洋パートナーシップ協定
 アルファベット3文字で何という?

------------------------------------

……これ……何……?
……どういう……事?

私が壁の前でどうしようか考えてると、もうひとつのカプセルが開いた。
中から人が出てきた……あっ、ねるだ……。
そういえば、カプセルに「ねる」って書いてあった……うん。

ねるが言った。
「にじかちゃん! これ、クイズだよ」
クイズ?

「パートナー(Partner)だから、3文字の真ん中に“P”が入るね……」
「音で言うと、んーんーんーみたいな……」
「ねっ?」
ねるが私の顔を見てほほえんだ。

んー?
えーと……。
アルファベット3文字?

……………………。

しばらく考えたあと、私は答えた……。

「U N C」?

…………。

ブブーッ! と大きな音がした。
部屋のあかりが赤くなった。

<--- G A M E O V E R --->

見ると、横にいるねるが頭を抱えてる。

次の瞬間、壁の文字が変わった。

------------------------------------

「予告」

『次は短編ラブストーリー』

------------------------------------

『GATE -Parallel World-』(END) 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
0281名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
垢版 |
2017/07/16(日) 17:34:36.06ID:Tt8aT79Xa
パロディ合戦になってるw
0282欅学園の理佐ちゃん(パラレル編18)(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/16(日) 17:37:03.99ID:Tt8aT79Xa
「あんたのことが高望み?ないないないwww」
昨日バイトの帰りに言われた理佐ちゃんの言葉をまったく信じない志田さんが腹を抱えて笑ってる

他の女子たちも志田さんにつられて笑いだす

これだから女子しか居ないクラスは嫌なんだ

「マジで言ってたんだって!」
って信じてくれない志田さんについつい大声になる俺

「ばらしてんじゃねーよ」ってドスを効かしながら愛しの理佐ちゃん登場

クラスメイトの目を気にして俺を廊下に連れだす理佐ちゃん

「なんで話しちゃうかなぁ・・・」って頭抱える理佐ちゃん

「ごめん・・・もなちゃんの挑発に乗せられてしまった」って謝る俺

「ねぇ恥ずかしいから人に話さないでよ」
って真剣な顔の理佐ちゃんはマジ綺麗でビビる

「そんな恥ずかしいことかな?」
って理佐ちゃんの恥ずかしがり屋な一面にちょっと引く俺に

「恥ずかしいよ、だって俺君と一緒に居ると好きが暴走しちゃってるから・・・私」
なんて照れながら言ってくれそうだから好き
0283『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/16(日) 17:40:00.85ID:fT1FNHiN0
278を投稿する時に、杉浦綾乃にしかられました……。

今1600くらい。

>>274
あーっ……それ、ありですか……。
『りかねる』15 >>122 のラストシーン、鈴本美由紀のセリフまできっちり入れてもよかったかな?
まあ、カットは正しかったと思う事にします……描写がもっと残酷だったし。読者の想像に任せたほうがいいですね。
0284名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 6bd8-UmNz)
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2017/07/16(日) 18:19:56.45ID:OlidJblR0
>>283
例ですけど、
血肉がなんたらかんたらとかそういう文章が入ってたら載せないのが正解かと……
あと、食べたりとか。
0285『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/16(日) 19:10:26.59ID:fT1FNHiN0
>>284
今後の線引きとして参考にします。自分の作風として、バッドエンドが多いので……。
これ >>77 もメンバーではなくオリジナルキャラクターなのでやりましたが、不快に思うかたもいらっしゃるかもしれませんね。

よくよく考えたら、自分は『てくねる』のラストで既に菅井さんをアレしてた……。
0286名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 6bd8-UmNz)
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2017/07/16(日) 19:32:05.87ID:OlidJblR0
>>285
バッドエンドならしょうがない気がしますけどね。
てかまた、よねねるみたいなの書いてくださいよ。読みたいです
0287名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 8b57-S4qQ)
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2017/07/16(日) 20:22:47.95ID:RPRzmpBU0
『Till we found the sea of green』

そのおじさんは、船舶をつなぐ桟橋の上にいた。
彼は海を旅し、海をこよなく愛し、海を知り尽くしているらしい。
普段は寡黙な人間だが、海のことならしっかりと答えてくれる。

友梨奈はこのおじさんが大好きだった。
先生や親が知らないようなことを、おじさんはたくさん知っている。
事あるごとにおじさんの元へ通っては、自分が知らない遥か遠くの海の話を聞くのが好きだった。

今日も、麦わら帽子を片手に家を飛び出したところだった。
サンダルの底から伝わる温かみが夏の始まりを告げ、時折吹く潮風は白いワンピースを揺らしている。
どこからか聞こえる細波の音は、いつも変わらずおじさんの居場所を知らせてくれていた。
友梨奈の足は自然に早まっていた。


おじさんは桟橋から足を投げ出し、たばこを吹かしていた。
友梨奈も同じように隣で足を投げ出し、ポケットからココアシガレットを取り出した。
「やあ。また来たね、友梨奈ちゃん」
「おじさん、今日はどんな話?」
「君は今、何歳かな?」
「9歳です」
「そうだな…じゃあ、あと5年待つんだな。そうすれば、あの黄色い潜水艦に乗ることができる。
まだあの潜水艦には誰も乗っていないんだ。というか友梨奈ちゃん、潜水艦って知ってる?」
「うん。もぐるやつでしょ」
「そう。でもね、あの黄色い潜水艦は中で踊ったり歌ったりしなくちゃいけなんだ。深い海で知らない魚たちに囲まれながら、見せものをするんだ。できるかい?」
「うーん、まだできない…」
「心配することはないさ。まだ5年ある。頑張りな」
「わかった。おじさん、わたし頑張るよ」
「きっと出来るさ」
おじさんは船で何処かへ行ってしまった。
0288名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 8b57-S4qQ)
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2017/07/16(日) 20:22:58.72ID:RPRzmpBU0
そして、いよいよ黄色い潜水艦へ乗り込む日がやって来た。
おじさんはあの日以来行方を暗ましていたが、5年ぶりにあらわれた。
「久しぶりだね、友梨奈ちゃん。いや、友梨奈さん」
「おじさん、ちっとも変わってないですね」
「おや、少し声が低くなったね」
「ええ」
「いいかい、乗り込んだからには降りないこと」
「わかってます。この5年、自分なりに色々考えましたから」
「心配なさそうだな」

もう遅い時刻だが、黄色い蛍光色の潜水艦はよく目立っていた。その潜水艦が桟橋に近づいた。
この暗い空が青色に変わる頃には、海の色も透き通る緑に輝いていることだろう。
いよいよ、お別れの時間だ。

「友梨奈ちゃん、お腹すいたら食べな」
おじさんはリンゴを投げた。
空を見上げた。
眩いばかりの’スター’が、彼女に成功を約束していた。
0289名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/16(日) 22:42:56.60ID:dFu2h5Df0
ブレーンワールド(その30)
ねるのことを考えないようにするため、研究室以外の時間は大学の図書室で専門書を読み漁った。
夏の間も帰省せず、同じような生活をしていたら、9月になり新学期が始まっていた音に気づいた。
9月3日は日曜日だったが、朝に研究室に全員集合せよという連絡が急遽入った。
駅から大学に向かう途中で電話が入った。その着信表示を見ると、ねるからであった。
「今日、どうしてもお話しておきたいことがあります。ただ、その前に二人で行ってみたいところもあります。11時の待ち合わせでいかかですか」
もちろん即座にOKした。来た道を引き返し、駅に向かう途中、同じ研究室の上級生に出くわした。
0290名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/16(日) 22:53:16.15ID:dFu2h5Df0
ブレーンワールド(その31)
「おい、聞いたか?たいへんな事態が起こっているようだな」
「え?なにを?」
「異常に強い重力波をKAGURAが検出しているというのは知ってるだろ?なぜか正式には発表されてないが」
「ああ、それなら」
「KAGURA単独では重力波がやってくる方法を調べることはできないが、ごく最近、アメリカの検出器LIGOやヨーロッパの検出器VIRGOとの協力のもとに判明したらしい。やはり秘密裡で」
「どの方向なんですか?」
「赤経13h赤緯0°あたりらしい」
「というとまさにVIRGOつまりおとめ座のあたりか。で、その原因の目星はついているんですか?」
「奇妙なことに、あのあたりには超新星爆発を起こしそうな赤色巨星も中性子星もブラックホールもない。
だから、たいへんなことなんだ。今の話を聞いて、お前、原因は何だと思う?」
「1回きりでなく何度も強力な重力波を検出しているようなので中性子星連星と考えるのが妥当でしょう。
ただし、それが存在していないというなら、中性子星ほどの密度を持ったダークマターでできた連星があるとか?
あるいはダークマターの正体は別のブレーン宇宙の物体ということを主張する人もいますよね。
それを信じるなら、我々のブレーン宇宙とは別のブレーン宇宙が重力を及ぼしているとか?」
「とにかく面白いことが起こってる」と興奮して研究室へ向かう上級生をしり目に、俺は駅に向かった。(続く)
0291名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/16(日) 23:05:41.20ID:dFu2h5Df0
ブレーンワールド(その32)
待ち合わせの上野駅にねるは到着していた。満面の笑みでねるは迎えて、俺の両手をがっちりつかんだ。
「深海」の特別展示をしている博物館に入った。
ダイオウイカの標本やマッコウクジラの模型を見ては「うわ〜大き〜い」、発光生物を見ては「うわ〜きれ〜い」、奇妙奇天烈な深海生物を見ては「うわ〜キモ〜イ」とねるははしゃいだ。
あれほど頑なに俺を拒否していたねるの豹変をみて不安な予感もあったが、
とにかくねるが一緒にいて楽しそうにしてくれている、今はこの幸福な時間を噛みしめていればいいんだという思いで不安をかき消した。
博物館を出るとき、ねるは神妙な面持ちになった。かき消されていた俺の不安が頭をもたげた。
「話したいことというのは、俺にとっては悪いことなのか?」
「その場所に行ったらお話します」
タクシーを捕まえ二人で乗り、「六本木のけやき通りまで行ってください」とねるは指示した。
その途中に渋滞に巻き込まれた。
「ああ、しまった、今日だったか!」と坂を下ろうとしているとき運転手は嘆いた。
その言葉を聞いて前方を見下ろした。アイドルの制服らしき服を着た女の子が献花をして、祈りを捧げていた。(続く)
0292名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/16(日) 23:18:22.19ID:dFu2h5Df0
ブレーンワールド(その33)
「あれは何をしているんですか?」と俺は運転手に尋ねた。
「知らないんですか?ほら、いま飛ぶ鳥を落とす勢いの鳥居坂46のセンターの原田まゆですよ。
この鳥居坂の場所で交通事故で死亡した中学のときの恩師を弔ってるんですよ」
以前にウザ女が話そうとして中断したのはこのことなのかと思い出した。運転手は話を続けた。
「いろんな事情で鳥居坂というグループ名も変える予定だったそうですが、
グループ名と場所の名が一致するというインパクトな出来事があれば利用しない手はないですよね」
「まあ亡くなったということには同情を禁じえないけど、肉親ではなく中学のときの恩師というのは印象は弱くないですか?」
「でも、小さい女の子を助けたというのは美談でしょ」
「ああ、なるほど、その教師は道路に飛び出したかなにかした女の子を救おうとして自分は亡くなったけど、女の子を救うことは成功した」
ワイドショーや夕方のニュースでそういう証言をする子供がいたことを俺は思い出し、あれがそうだったのかと思った。
自分の体験したことなのに無理に暗記していることをそらんじるような話し方を奇異であるとも感じていた。
「でもねえ、実はいろいろとウラがあるという話なんですよ。原田まゆとその教師とは付き合っていたという。
それも、二人でいるところをパパラッチに見つかり、逃げる最中に無理に道路に飛び出し死亡したのが真実じゃないんかという噂もありました。
それをかき消すために月命日にはほらこうやって必ず祈りを捧げにくるんですよ」(続く)
0293名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 9c6c-HRoc)
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2017/07/16(日) 23:35:49.81ID:dFu2h5Df0
ブレーンワールド(その34)
「でも、実際に助けられた女の子はいるんでしょ?」
「それが、ねえ、その子が現れたのは事故があってから一週間後、このネット時代におかしいとは思いません? よし、とっておきの情報をお教えしましょう!
実は、教師を事故に追い込んだパパラッチが働いている出版社の会長とその助けられたという女の子のお爺さんが旧知の間柄だという話なんですよ」
「つまり、結果的に教師を死亡事故に追い込んだ責任逃れするために、いもしない女の子をつくりあげ、美談に仕立て上げたと」
「まあ、解禁前の中吊り広告の情報を盗まれたということで、そこの出版社と対立している出版社の会社員の人が言ってた話ですけどね。
だけどね、その話が本当だとすれば、原田まゆはそれを知らないわけがない。そうすると、アツツには当然報告するでしょう」
「アツツ?ああ、安本敦のことか」
「で、ね、その出版社はアツツが関係するアイドルグループのメンバーのスキャンダルを毎週のように記事にしていたんですよ。
ところが、その事故以来、全くなくなってしまった。なんか妙に符合すると思いません?」
「つまり、事件の真相を知った安本敦がその出版社を脅して、自分のとこのアイドルを狙えないようにしたというわけですか」
「へへへへ、それはあっしの想像なんですけどね」(続く)
0294名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/17(月) 02:32:01.93ID:Y3zxZhKcK
>>277
人工知能ネルの名前はおっしゃるとおり2001年宇宙の旅のハルからとりました

前々スレを埋めるためのネタ(決して小説ではない)として2017年宇宙の旅を書いた時に登場しましたが
人工知能なのに怪力で
しかも知能の使い方を完全に誤っていますw
0296欅学園の理佐ちゃん(パラレル編19)(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/17(月) 10:47:23.23ID:lQ3uqbYsa
人生には時として普段の自分なら絶対しないような愚かな行為をしてしまうことがあるというが
俺以外全員女子なんて異常なクラス編成のせいで精神のバランスを崩していたんだろうか?

理佐ちゃんの誕生日のためにバイトで貯めた金を使い込んでしまった俺
自分の誕生日のためにバイトしてるなんて知らない理佐ちゃんが
俺が欲しい物を早く買えるようにと一緒にバイトしてくれたのに・・・

それなのに俺ときたら・・・

自分で自分の愚かさに情けなくなるよ

「ねぇどうしたの?元気ないよ」
落ち込んでる俺を心配する優しい理佐ちゃん

「うん・・・(涙)」
落ち込んでる時に優しくされて涙ぐんじゃう俺

「なんで泣いてんの!?」
突然の俺の涙に驚く理佐ちゃん

「ごめん、用事思い出した」
ってこれ以上一緒に居ると金の使い込みがバレそうで怖いから逃げ出す俺

冷静に考えたら理佐ちゃんは自分の誕生日のためのバイトだったって知らないんだよな
最初から理佐ちゃんの誕生日が今月だったなんて知らなかったで押し通しちゃえ

って開き直ることにした途端に気楽になる俺 

翌日

「理佐!?どうしたの?」
寝坊して待ち合わせに遅れた俺を駅で待っててくれた理佐ちゃん

理佐ちゃんの目が潤んでるの見て驚く俺
なんだ?泣いてたのか?

「どうしたのじゃねーよ」って涙声でドス効かそうとする理佐ちゃん
弱々しくて全然ドス効いてねぇ

「昨日あんな帰り方して今日もなかなか来ないから・・・」
ってぽつりぽつりと話す理佐ちゃん

「俺君に嫌われちゃったのかと思って・・・」
なんて早とちりで泣いてそうだから好き
0297名無しって、書けない?(関西・東海) (ガラプー KK5f-AjaX)
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2017/07/17(月) 10:50:43.67ID:o+TF4C6/K
名作は出そう?
承認力は上がってる?
0298『-FLOWER- てくりな』1(チベット自治区) (ワッチョイ 6e76-I67b)
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2017/07/17(月) 13:33:07.13ID:kHSVcwT70
「今週末、欅川の花火大会を見に行かないか?」

僕……平手友也はバイト先で一緒の神村を誘った。

「えっ……」
神村は最初驚いたような顔をした。
「二人で?」
「うん……まぁ……」
僕が答えた。
「えっと……」
神村は斜め上を見て、指をくるくる回している。
「ああ……都合がつかないようなら……」
と、僕が言いかけた途中……
「行く!」
神村は僕を指さしながら言った。

その時、神村の髪が揺れた。
彼女の髪……前髪を真っすぐ切りそろえた長い髪。だが、中3くらいに見られてしまうので最近は前髪を斜めに流している。

「都合はつく!」
僕に向けた指はそのままだ。

神村は童顔だが20歳で、僕より1歳年下。
事情があって、高校卒業後に通っていた学校はやめてしまったらしい……僕はそのあたりの事は詳しく知らない。
僕はバイト先では彼女の後輩だ。
神村は入りたての頃の僕にいろいろと教えてくれた。
……そして、教えてくれた事が時々間違っていた……。

当日、約束した場所に行くと神村はもう来て待っていた。

「髪上げたんだ……」
「浴衣だからね」
と、神村は身体を一周させた……いや、一周半回って転びそうになった。
「なにやってるんだよ」
僕はちょっと笑った。
「むぅー」
神村は鼻声っぽい声を出して口をとがらせた。

駅を出て会場に向かおうとした時、女性に声をかけられた。
「あっ、平手君……偶然……」
「長崎……」
大学で同じサークルの長崎ねるだ。

彼女は浴衣ではなく普通の夏服。
水色に小さくピンクの花柄が入った巾着袋を右手に提げている。
0299『-FLOWER- てくりな』2(チベット自治区) (ワッチョイ 6e76-I67b)
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2017/07/17(月) 13:36:16.88ID:kHSVcwT70
「今日は誰かと?」
僕は聞いてみた。
「うん。家族と一緒に」
僕はこちらを見て微笑んだ人たちに会釈をした。
「じゃあ、長崎……」
僕は右手を上げた。
「また大学で……」
そう言って長崎は軽く首を傾けた。
僕は少しの間、長崎の背中を目で追った。
「行こうか」
僕は神村に声をかけた。
「…………」
神村は黙ってついて来た。

歩いている途中、ふいに神村が言った。
「ねぇ、平手君……夢ってある?」

僕はみっつよっつ挙げてみた。宇宙飛行士なんて冗談も交えながら……。
「神村の夢は?」
僕は逆に質問をした。

「…………」
神村は何かを言いたそうにしていたが黙ってしまった。
「……保育士を目指してたんだけど……」
神村の表情が曇った。

(だけど?)
何かあったのだろうか? でも、僕はそれ以上は踏み込まなかった。

「えっと……」
いつもの神村とは違うさみしそうな顔だ……。
「ごめんね。これから楽しい場所に行くのに……」
彼女は笑顔に戻った。

花火大会の会場は大勢の人で賑わっていた。
夕方……いや、昼間から場所を確保している人たちもいるらしい。
僕たちのように日が落ちるちょっと前に会場に来たのでは遅い。

まぁ、仕方がない事だけど立ち見になった。

「風が夏の匂いだね……」
神村が言った。河原の土手には青々と草が生い茂っている。
0300『-FLOWER- てくりな』3(チベット自治区) (ワッチョイ 6e76-I67b)
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2017/07/17(月) 13:38:10.93ID:kHSVcwT70
夕日が完全に落ち、空が暗くなった。

神村は、たこ焼きをもぐもぐ食べながら言った。
「ねぇ、平手君……もしかして……」
「何?」
僕は聞いた。
「本当は他にいたんじゃなーい?」
神村は僕の顔を覗き込んだ。
「一緒に来たかった人……あっ、たれた!」
神村の金魚柄の浴衣にソースの染みが付くところだった……。

「いや……別に……」
「どぎまぎさんデター」
神村は笑いながら僕を指さした。

明るい光のあとに花火の音が大きく響いた。
「……き…さんとか……」
黄色、ピンクの光に照らされる神村の横顔。
彼女が言った事はよく聞き取れなかった。

「でもね……嬉しかった……」
上空を見たまま神村が言った。

次の瞬間、空には満開の花……。
満開の花は鮮やかに……そして、短く消えていった。

「私の小さな夢……かなった……」

「私を誘ってくれて……ありがとう……」

神村……さっき言った冗談の夢は取り消すよ。
僕の小さな夢もここにある……。

僕が本当に一緒に……
本当に……
こうやって隣り合って花火を見たかったのは……


神村莉菜、キミだ……。


二人のセゾン。
これから訪れる秋も冬も……次の夏も……キミと恋をする。

『-FLOWER- てくりな』(了)
0301名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/17(月) 17:02:06.03ID:06RmbhLca
>>284
>>285
どこまで表現していいかの見極め難しいですよね
以前このスレでモラル問題が勃発したけど、俺なんてあれ以来暴力や犯罪行為書けなくなっちゃいましたもんw

>>287
>>288
投稿乙ですm(__)m

これは名曲シリーズですか?
なんの曲か分からない無学な自分が悔しいです・・・
0302名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/17(月) 17:05:48.96ID:06RmbhLca
>>293
投稿乙ですm(__)m
めっちゃ壮大な話になってきてますねw

>>300
こうゆうの本気に好きです
才能が多才で羨ましい
0303名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/17(月) 18:04:28.24ID:Y3zxZhKcK
>>301
横レスですが大阪府さんの名曲シリーズの元ネタは多分、金沢明子さんの『イエローサブマリン音頭』ですよ


…あれ?ちょっと違う?(笑)
0304名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/17(月) 19:53:22.24ID:Uq+t4L3+a
>>303
あからさまなぐらい罠の気配w
0305欅学園の理佐ちゃん(パラレル編20)(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/17(月) 20:02:12.37ID:Uq+t4L3+a
「ねぇもなから聞いたよ」
朝は不安で半べそかいてたくせにお昼休みにお弁当食べながらニコニコしてる理佐ちゃん

ちょっと情緒不安定で心配だな・・・

「人のこと情緒不安定とか言ってんじゃねーよ」
ってドス効かそうとするもニコニコが勝っちゃう理佐ちゃん

「ひとり言が声に出ちゃってるよ」
って笑顔で俺に注意する理佐ちゃん

「もなちゃんに何を聞いたの?」
上機嫌な理佐ちゃんに軽く引きながら質問する俺

「もなちゃん・・・?」
もなちゃん呼びにヤキモチ妬く理佐ちゃん

「あっ志田さん、志田さん何か言ってた?

慌ててもなちゃんを志田さんに呼び変える俺

「ねぇもなから何聞いたか知りたい?」
って逆に聞いてくる理佐ちゃん

「うん、知りたい」
それほど知りたくもないが機嫌の良い理佐ちゃんに付き合う俺
「うーん?どうしようかなぁ俺君も私に隠し事してたしなぁ」
ってまだもったいつける面倒くさい理佐ちゃん

「なんだろう?全然分かんないや」
ってなんたかんだで浮かれる理佐ちゃんに付き合う俺

「俺君のバイト・・・私のためだったらしいね」
あんなにもったいぶってたわりに・・・
いざ教える段になったら照れてあっさり言っちゃう理佐ちゃん

照れてそっぽ向いてる理佐ちゃんとは裏腹に背筋に冷たいものが走る俺

ヤベぇ金使い込んだのバレちゃうじゃん
って固まる俺を

「ねぇ?どうしたの」
なんて心配してくれそうだから好き
0306欅学園の理佐ちゃん(パラレル編21)(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/17(月) 20:04:47.85ID:Uq+t4L3+a
「ねぇ?どうしたの」
理佐ちゃんに金使い込んだのバレちゃうって固まる俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん

「いや、大丈夫」って答える俺
「顔色悪いけど・・・本当に大丈夫?」
さらに心配してくれる優しい理佐ちゃん

「大丈夫だよ、それより理佐を驚かそうと秘密にしてたのになぁ」
って大げさにがっかりした振りする俺

「なんで目赤いのか聞かれたから俺君に嫌われたかもって勘違いしてたって話したら笑いながら教えてくれたよ」
って嬉しそうに話す理佐ちゃん

「俺君は理佐にベタ惚れだから何したって嫌われないよって言われたんだけど・・・」
もなちゃんに言われた言葉を俺に教えながら様子伺う理佐ちゃん

「さすがにそこまでベタ惚れではないかなぁ」ってひねくれた俺の返答に

「ひねくれてんじゃねーよ」って笑いながら人差し指で俺を突っつく理佐ちゃん

理佐ちゃんに突っつかれて照れる俺に

「私は俺君なら何したって嫌いにならないよ」
なんて言ってくれる理佐ちゃん

マジか!?超ラッキーやっぱり理佐ちゃん最高の女だぜ

「実はね、バイトの金使っちゃったんだよね」
って理佐ちゃんの言葉を真に受けてあっさり白状しちゃう俺

「どうしていつもこうなるかなぁ・・・」って頭抱える理佐ちゃん

しばし、悩んだあとに

「もうやだ!俺君なんて嫌いだよ」
なんてあっさり前言撤回しちゃう理佐ちゃんだけど好き
0307欅学園の理佐ちゃん(パラレル編22)(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/17(月) 20:10:38.27ID:Uq+t4L3+a
「俺君なんて嫌いだよ」
生まれてから今までで1番好きになった人から1番言われたくない言葉を言われた俺

ダメだ全然ヤル気がおきない

結局学校にも行かずパチンコに勤しむ完全にヤケおこしてる俺

うん?
理佐ちゃんからLINEだ、もう朝から何度目のLINEだろう?

「学校来ないで何やってんの?」

文面も同じだ

今さら理佐ちゃんに会わす顔無いので既読スルーしてパチンコに集中する俺

集中した結果、お昼前に無一文になる勝負弱い俺

「既読スルーしてんじゃねーよ」
パチンコ屋出たとこで世界で1番愛おしいドス声

「朝からずっと探してたんだけど、俺君のこと」ちょっと拗ねてる理佐ちゃん

「朝から?」
「朝からだよ、俺君が待ち合わせすっぽかすから・・・」

「なんで・・・?」って聞く俺に
「何がなんでなのよ?」って聞き返す理佐ちゃん

「俺、理佐に振られちゃったんじゃないの?」ってまた聞く俺

「ねぇ何言ってんの?」って俺のこと見つめる理佐ちゃん

「そんなことより既読スルーしないでくれる、心配で私まで学校サボっちゃったじゃん」
って初めて俺に笑いかけてくれる理佐ちゃん

「ほら、行くよ」
って泣いてる俺の手をとって歩き出す理佐ちゃん

「勢いで嫌いって言っただけだよ」
ってまだ涙が止まらない俺見て苦笑いする理佐ちゃん

「俺君なら何したって嫌いにならないよって言ったの忘れちゃった?」
なんて優しく言ってくれそうだから好き
0308名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/17(月) 20:23:21.36ID:Y3zxZhKcK
【もしも米さんがナウシカだったら】

家臣「姫様のおな〜り〜」
ナウシカ「ナウシカなう。」
家臣「姫。何アホなこと言ってるんですか。それに、罠など仕掛けて遊んでるヒマはありませんぞ」
ナウ「罠って…ヒントって言って欲しいわよね〜」
家臣「あ、姫!危ない!テトが…」

ガブッ

ナウ「あら、大丈夫やで。大丈夫やで。怖がらんでええで」
家臣「流石、姫様はお心が広い」
ナウ「まあな」
家臣「あ!今度は毒蛇が」

ガブッ

ナウ「あら、大丈夫やで。怖がらんでええ…」
家臣「姫!何をのんびりしてるんですか!毒が回っちゃいますよ」
ナウ「えぇ?どうすれば?」
家臣「毒を自分で取り除くんです。傷口に口を当てて急いで吸ってください!」
ナウ「え?無理無理無理無理…蛇と間接キスなんてマジ無理」
家臣「そんな状況じゃないでしょ!急いで口で吸え!」
ナウ「無理〜…」
家臣「姫様ぁぁ…!」

―続かない―
0309名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/17(月) 21:02:20.56ID:Uq+t4L3+a
>>308
ヤベぇ本当にヒントだったwww
名曲シリーズのお洒落なイメージと音頭のギャップに騙されましたm(__)m
0310名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/17(月) 21:06:46.79ID:Uq+t4L3+a
イタコの理佐ちゃん書くつもりが色々なスレに妄想書いてるうちに書きそびれてしまった・・・
0311『毎度おなじみ』オマージュ(パクリ)(大阪府) (ワッチョイ 9857-S4qQ)
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2017/07/17(月) 21:26:47.99ID:GRAqEx6m0
てち「ウッ…痛いとこ突かれた」
もん「えっ!ちょっとー大丈夫?」
てち「あー保険かけといてよかった」
もん「ん、何の話?」
てち「いや実はね、イエローサブマリンの歌詞を検索した時に、なぜか音頭が出てきたわけですよ」
もん「イエローサブマリン音頭…どういう立ち位置の曲なんですかそれ」
てち「知りません」
もん「で、保険ってのは何ですか?」
てち「最後読みましたか?」
もん「はい…あ、そこにヒントが?」
てち「ヒントも何も、あのおじさんがリンゴ・スターなんですよ」
もん「おいしそうな名前ですね。じゃあ、一応本家を参考にしたわけですか」
てち「そうです。あと、曲を書いたのはポールなんですが、リードボーカルはリンゴおじさんなんですよ」
もん「それ、ウィキペディアに書いてありますよ」
てち「あ、ばれた」

もん「にしても、今日は漫才のクオリティーが低いですね」
てち「確かに、高度なギャグが一つもないですね」
もん「台本書いたの誰だろう…」

チワンさんお返しします
0312名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 9857-S4qQ)
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2017/07/17(月) 21:30:40.28ID:GRAqEx6m0
>>307
欅学園スレ、すっかり庭さんのホームグラウンドになりましたねw

>>300
短編もいけますね。流石です

>>308
続かないんかーい
0313名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/17(月) 21:54:05.08ID:Uq+t4L3+a
>>312
あっちのスレの住人の皆さんがこっちの小説スレにも興味持ってくれたらと思いましてw

今心優しきべりさスレも開拓中なんですが過疎ってないと申し訳なくてなかなか難しいです

せっかく書いてくれる人が増えてきたから読者も増えて欲しいなんて欲が出てきますねw
0314『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/18(火) 00:04:17.07ID:om6UllOu0
>>286
『よねねる』は、よねさんの潔癖症とよね&ねるの微妙な人間関係があってこそ成立した一回限りものなので……。やれるとしたら、白ねる&黒ねる。

>>302
>>312
自作ながら『てくねる』の屋上のシーン(平手友也と神村莉菜の出会いと恋)が大好きなので、同じようなものを書きました。

----
自作解説
----
・平手さん 男役・女役両方できるキャラクター。平手友也は「ロッテつぶやきCMグランプリ」での学ラン男子のイメージ。
・上村さん 女子キャラクターの要。神村莉菜はご本人を離れてもうオリジナルキャラクター状態。
・ねるさん 主人公、ヒロイン、悪役、超能力者、精神病者、人間以外ともうなんでもありのキャラクター。全作品に登場。これだけ使っておいて、作者は別にねる推しではない(超問題発言)。
・菅井さん/原田さん どれに出ても、同じような位置づけで同じような性格。脇役の要。

----
・『てくねる』 超能力・推理・ラブストーリー・学園もの。どうしてあんな話が書けたんだろう? 何かが憑りついていたとしか思えない。
・『GATE』 結末に困ったものの、脱出ギミックはお気に入り。
・『にじねる』 ある意味、構成的に一番よくできている。出先のビジネスホテルで一晩で書いた割に良作。
・『ねるねる』 失敗作。
・『りかねる』/『りなねる』 同設定の分岐ストーリーでゲームのシナリオのような感じ。結末が超対照的。
・『るねねる』 駄作。
・『よねねる』 この作品のねるのDIDは後に『りかねる』の根幹アイデアになる。
0315名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/18(火) 00:36:43.65ID:IWFdopt5a
>>314
めっちゃキャラや設定作り込んでるんですね
俺とは対極な創作方法で興味ありありです
俺は妄想が浮かぶままで最後に理佐ちゃんにデレてもらうのだけ決めてほぼアドリブなんです
0316名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 9857-S4qQ)
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2017/07/18(火) 08:55:13.60ID:X+BKkBWw0
>>314
こんな綿密だったのか…
いやー尊敬します
>>315
俺もどっちかというとアドリブタイプで、
下手な叙述トリックなんかも書いてる途中で浮かぶんですよね
一番は自分が楽しむことですからね
0317『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ 4a76-I67b)
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2017/07/18(火) 09:51:08.59ID:WSWoaoV70
今1400(以下)くらいですね。
314の投稿ですら、杉浦綾乃にしかられました……。

「いっぱい書きすぎよ」の都合で漏れたレス
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>>295
残念ですが、dat落ちしていて読めないです……。なお、プレミアム会員ではありません。
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>>315
一人のメンバーへの愛を掘り下げるのも立派な作劇方法だと思います。

自分は
1・ジャンルを考える
2・ストーリーの骨子を考える (きちんと考えないと『ねるねる』のように迷走して失敗する)
3・配役を考える (実名を使うかキャラクター名にするかも考える。必要に応じて性別も決定する)
4・どういった形であれ、ねるは必ず出す (どうしてこんな縛りをするのか不明)

3の段階で、常連組と名前だけ借りてくるようなかたに分かれてしまいます。


次は、せっかくの夏ですし暗いものではなく旅行もの(中編くらい?)にでもしようと思います。
メンバーはいつもの人たちです。他メンを何人出せるか未定。
0318名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/18(火) 09:58:55.86ID:qnc8kF5OK
>>317
前スレやっと埋められたと思ったらもうこっちも始まってるんですか(笑)

では後ほど2017年宇宙の旅シリーズはコピぺしときますが
予想を上回るくだらなさを覚悟して下さいねm(_ _)m
0319名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/18(火) 10:08:55.94ID:qnc8kF5OK
【再放送】2017年宇宙の旅【コピペ】

ここは宇宙船欅号の船内。2017年6月、20名の宇宙飛行士が宇宙探検の旅に出発しました。

ネル「起きてくださ〜い」

20人の宇宙旅行をサポートするのは人工知能のネル。今日も朝早くから乗組員を起こします。

ネル「ねえねえ、朝ですよ」バシバシ
鈴本「い、痛あ…」
ネル「朝ですってば」ギュウウゥ
齋藤「痛たたた…!」

…怪力で手荒ですね(汗

菅井「おはようございます、ネル」

船長の菅井は乗馬が得意です。宇宙では役に立ちませんが…

菅井「これからの航程は?」
ネル「はい。2日後に金星に到着します」
守屋「稀勢の里が不調だしね」
ネル「『きんぼし』じゃなくて『きんせい』ですよ」
小池「イカとか美味しいよね」
ネル「『くんせい』じゃねえよ」
石森「私たち、女の子だけど大丈夫?」
ネル「『女人禁制』じゃねえよ」

菅井「で、その後は?」
ネル「金星からさらに3日ほどかけて水星に向かいます」
菅井「その向きだとまさかその先は…?」
ネル「その後は太陽に突入で」
菅井「死んじゃうよ!」
ネル「だめですか?」ヘラヘラ
菅井「方向転換してちょうだい」
ネル「はい、ちゃぷてん」
菅井「ちゃぷてんじゃなくてチャプテンだよ!」
守屋「同じやん」
ネル「では、向きを変えて火星へ向かいマース!」
菅井「ダジャレかよ」

こうして太陽系の旅は続く…かな?
0320名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/18(火) 10:11:11.84ID:qnc8kF5OK
【再放送】2017年宇宙の旅【コピペ】

数日後、宇宙船は火星を過ぎ、さらに旅を続けています。

オダ「ねえ!あれ!」

船外の様子を見ていたオダが叫びました。視線の先には…

菅井「…黒電話!?」

さらに観察を続けると、黒電話だけでなく、ブラウン管テレビ・ちゃぶ台・太陽の塔・吉永小百合のポスター・ハウスバーモントカレーなどが宇宙空間に漂っていました。

小林「なんか古代遺跡みたい」
オダ「昭和臭ぇ…」
ネル「わかりました!ここが火星と木星の間にある昭和臭ぇ群です!」
菅井「…小惑星群じゃなかったか?」

その2日後…
守屋「オナラした?」
オダ「してないよ〜」
小林「確かになんか臭うね」
ネル「わかりました!そろそろ『もう臭え』に到着です」
菅井「木星だろ」

数日後、宇宙船は土星に接近。
オダ「きれいな輪だよね〜」
上村「北海道から見た時は見えなかったな〜」
オダ「輪っか無い(稚内)っていうダジャレだな」
米谷「でもさ、なんか、浮き袋みたいにも見えない?」
オダ「いや、見えない」
米谷「そう?」
オダ「パルコもサンシャインも見えないし」
米谷「池袋じゃねえよ」
0321名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
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2017/07/18(火) 10:13:01.85ID:qnc8kF5OK
【再放送】2017年宇宙の旅【コピペ】

ネル「木星は〜4文字〜♪土星は3文字〜♪」
守屋「もう少し大人しい人工知能はなかったのか」

ネル「合同!合同!やったー!」
志田「…何?あれ」
鈴本「過去の栄光に浸ってるの」

守屋「宇宙船の外に足出してどれだけ我慢できるか競争しよ」
齋藤「止めなさいよ」

守屋「激辛宇宙食の早食い大会やろう」
オダ「誰だよそんなもん積んできたの」

梨加「はい、水星のお土産」
長沢「まあ!キュウリ!」

―以上で〜す―
0322名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 6bd8-UmNz)
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2017/07/18(火) 16:47:50.39ID:DaQ0MWK+0
>>314
ねるねるも良かったと思うんですけどね
というかチベットさんが書くものならなんでもいいですよ
ものすごく構成がよく出来ていて読みやすいです。。
こんなふうになりたいですね
0323名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 5e6c-HRoc)
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2017/07/18(火) 21:50:52.36ID:4SQIwlCO0
ブレーンワールド(その35)
前方を見下ろしたら、原田まゆ当人も大勢のマスコミもファンもいつの間にかいなくなっていた。
「話を戻すと、なぜ鳥居坂という名前を変更しようとしていたんですか?」と俺は運転手に尋ねた。
「諸説あるんですが、ほら、精神障碍者の真似をする鳥居ナントカという女芸人がいたでしょ。同じ名前だとイメージが悪くなるからだというように聞いています。
変えようとしていた名前は?えーっと、えーっと、あれなんだっけかな?」
いままで黙ってやり取りを聞いていたねるが「・・・欅坂・・・」と静かに言った。
「例の発作が起こったとき、なにか音声らしきものが聞こえるというようなことを言っていたが、
あの砂浜のときにそれは『欅坂』というのが判明していたんだな」とねるに対して俺は言った。
「・・・そうよ・・・」とねるは答えた。
その横顔を見つめると、熱火が顔に輝き、眼差しに燃え、ねるは全身に生気をみなぎらせていた。
タクシーは六本木けやき通りに到着し、俺が財布を出す前に、ねるは五千円札をすでに取り出して、「お釣りはいいです」とすばやく外に飛び出した。
俺も後に続いた。19時を過ぎていて外は暗くなっていた。
そうか、残暑が厳しいとはいえ、夏至から2か月半も経っているので、この時間だと暗くなるのは当たり前か。
そんなことを考えていたら、歩行者信号の青は点滅しているのに、ねるは横断歩道を走り出した。(続く)
0324名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 5e6c-HRoc)
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2017/07/18(火) 22:04:49.65ID:4SQIwlCO0
ブレーンワールド(その36)
横断歩道の真ん中に来たときに、ねるに追いつき、手をつかんだ。
そのときだった。六本木の街は一斉に暗くなった。一瞬、何かとてつもなく不気味な恐怖を感じたが、それはただの停電だった。
真っ暗な中で街にいる人々の声が聞こえた。ほとんどの人が戸惑って、声を抑制しているのだろうか?
横断歩道の真ん中にいる俺の耳にはあちらこちらからささやくような声が聞こえてきた。
もちろん車は動き出せず、街はゴーストタウンと化していた。
しばらくして目が慣れてくると、光害がなくなった六本木の空に満天の星が広がっていた。
この日は満月に近かったが、大きくて高いビルが月を完全に覆いつくして月光を漏らさなかったので、星の光がよく見えた。
むろん、高い位置にある星だけで、当然ながら低い位置にある星は建物に隠されて見えなかった。
ところが、真西からちょっとだけ南にずれた方向には低い位置にも星が見えた。
横断歩道を走り出す前、ビル群のその方向の一角が更地の状態となっていたのを思い出した。
おそらくその後ろ側には公園か何かとなっており、その方向は奇跡的にも地平線近くまで見通せた。
「私、誕生日の前夜の9月3日に、自分の生まれ星座のおとめ座を見るのが夢だったんですけど、生まれ星座を誕生日近くに見ることは難しいですよね。
まさか東京の繁華街のど真ん中でその願いがかなうとは信じられないです」
博物館を出た後は、ためらいがちに口を開いていたねるの声が一瞬だけ軽やかになった。(続く)
0325名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 5e6c-HRoc)
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2017/07/18(火) 22:14:09.83ID:4SQIwlCO0
ブレーンワールド(その37)
そうだ。ねるの星座はおとめ座だったな。俺はギリシャ神話を思い出した。
星座はギリシャ神話の神と結びつけられているが、おとめ座には複数の候補がいる。
正義の女神アストライア、農耕の女神デメテル、デメテルの娘ペルセポネなどである。
ねるにぴったりなのはペルセポネじゃないかと考えた。
ペルセポネが花摘みをしていると突然大地が避け、地獄の神ハデスにさらわれる。
ペルセポネの母親のデメテルは悲嘆にくれて探して彷徨い、地獄に連れ去られたということを知る。
大地は荒れ作物は枯れ果てて飢饉が起きることは承知で、農耕の女神であるデメテルは職分を放棄し、ペルセポネを探し回る。
ねるの母親は芸能界が地獄のような場所だと思って、必死になってねるを連れ戻そうと思ったんだな。深い愛情を思いやった。
ねるから何かを告げられるのを恐れていた俺は逃避するようにそんなことを考えていたが、ねるは口を開いた。重苦しい調子に戻っていた。(続く)
0326名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 5e6c-HRoc)
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2017/07/18(火) 22:28:55.36ID:4SQIwlCO0
ブレーンワールド(その38)
「黙って去ろうと思っていたのですが、お別れを言います」と一言一言を噛みしめるようにねるは言った。
「別れって?どこに行くつもり?」
「口で説明しても信じてもらえないと思います」
「いつまでも待っている自信はある」
「二度と戻ることはないと思います」
「もしねるちゃんが許してくれるのなら、大学やめて一緒についていってもいい」
「無理です。いえ、生理的に受け付けないといったような意味で言ったのでは決してありません。でも無理なんです」
俺は言葉を発することができなかった。
「海のように深くこんな私を愛してくださって本当にありがとうございました。
二人で一緒に過ごした時間は、本当に、本当に、嘘偽りなく、とても心地がよかったです。
この思い出は私の心の中に大事に仕舞われ、内側からいつも私を照らし続けてくれると思います」
俺は落涙していた。
「でもね、ねるちゃん、俺のことは割り切れるとしても、病床に伏せているあなたのお母さんは・・・」
「母は少し前から快方に向かって、今はもう完全に大丈夫です、私が大学で勉学に勤しんでいると思って安定しています」
「お母さんはあなたがいなくなるということを承知しているの?
もしそうじゃないなら、あなたがアイドルになることよりも、あなたがいなくなることのほうが遥かにつらく、病状がまたぶり返すかもしれない」
「・・・それも大丈夫です・・・」(続く)
0327名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 9857-S4qQ)
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2017/07/18(火) 23:22:36.27ID:X+BKkBWw0
『高2の軍曹』 第28話

寝室は暗かった。
燃ゆる暖炉の火は、薔薇色をして、鏡の如く磨かれた木目の床に映っている。
茜ちゃんは眠っていた。
麗しい黒髪は夜の雲に乱れて、肩の上に流れている。

「あ、来てくれたんだ…」
千切れそうな声で茜ちゃんが言った。細めた流し目は笑顔の時の細さと寸分違わぬはずなのに、なぜか哀しみに振り切られている。
「どうしたの、風邪?」
「声が出ない」
「喋らなくてもいいよ」

薪が落ちて、火花が飛び散った。揺らめく炎が、僕を熱に晒し、頭がボーッとしてきた。


目が覚めた。夢だったみたいだ。隣に茜ちゃんはいない。
額を触ると、もの凄い熱さを感じた。風邪だ。
ベッドの上に鳴り響く携帯電話の着信音が随分と遠くに聞こえる。
やっとのことで携帯まで手が届いた。
「はい…」
「大丈夫?10回くらい鳴らしても起きなかったんだから」
「悪い…俺たぶん風邪引いてる」
「声聞けば分かるよ。ちょっと待ててね」

数分後、寝室のドアが開いた。
窓から差し込む光が、茜ちゃんを射透して蒼白き花のように見えた。

「風邪?」
「うん。声出ねえ」
「喋んなくていいよ」
「ははっ」
「何?」
「似たような夢を見てね」
「私が出てきたの?」
「さあ、どうだったかな…」

白いタオルが飛んできた。
茜ちゃんは窓の外に視線を外して、少し目を細めた。
0328名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sd70-/Qlt)
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2017/07/18(火) 23:45:32.20ID:NOSChMXUd
しみじみ。
0329欅学園の理佐ちゃん(パラレル編23)(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/19(水) 06:44:29.12ID:rKtlNeg3a
「俺君なら何したって嫌いにならないって言ったの忘れちゃった?」
なんて言って俺をパチンコ屋まで探しに来てくれた理佐ちゃん

俺のせいで人生で初めて学校サボっちゃった理佐ちゃんの優しさに
愚かな俺もさすがに目が覚めた気がする午後3時

「学校終わっちゃったね」って呟く理佐ちゃん
「うん、何か飲んで帰ろうよ」
って理佐ちゃんを最寄りのカフェにエスコートする紳士な俺

「理佐・・・お金持ってる?」
エスコートしたはいいけどパチンコにやられてオケラなの忘れてた俺

「ねぇもうちょっとしっかりしてくれないと将来不安なんだけど・・・」
って何気なく呟く理佐ちゃん

「将来ってもしかして・・・結婚とか・・・」
理佐ちゃんの何気ない呟きに輝かしい未来が見えた俺

「夢見てんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「理佐が急に将来とか言うから・・・」って言い返す俺に

「俺君がどこでもいいから就職出来たら考えてあげるよ」って笑う理佐ちゃん

あまりのハードルの低さにエスプレッソ噴いちゃう俺
「噴いてんじゃねーよ」ってドス効かしながらハンカチ貸してくれる理佐ちゃん

「結婚の条件のわりに簡単過ぎない?」って苦笑いする俺に

「簡単でいいの、難しい条件出して万が一があったらやだからさ」なんて言う理佐ちゃん
照れ隠しにそっぽ向いてそうだから好き
0330欅学園の理佐ちゃん(パラレル編24)(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/19(水) 06:52:35.26ID:rKtlNeg3a
「今日ぐらい先に来れないかなぁ」
いつものように遅れて現れた俺に理佐ちゃんが呆れたように呟く

理佐ちゃんに振られたと勘違いしてヤケおこしたあげく
理佐ちゃんまで巻き込んで学校サボらせちゃった俺

「昨日あれから新しいバイト始めちゃってさ」
「それってもしかして私のため?」って嬉しそうな理佐ちゃん

「そこはノーコメントで」ってクールな俺
「なんでノーコメントなのよ?」って拗ねる理佐ちゃん

「万が一があったらやだからさ」って昨日の理佐ちゃんの真似する俺

「真似してんじゃねーよ」って照れながらドス効かす理佐ちゃん

「ねぇそうやってからかうならもうデレてあげないよ」
なんて言う理佐ちゃんが可愛い過ぎて気づいたら学校だ

1日バックレただけでいつもと違って見える教室

うん?

違って見えるわけだ俺の机が無くなってる

なんで!?

「机片されてんじゃねーよ」
って保健室でいじけてる俺にドス効かすも心配そうな理佐ちゃん

「学校1日バックレたぐらいで机片すなんて鬼のようなクラスメイトだよ、もうイジメだよ」って愚痴る俺

そんな俺をいきなり背後から抱きしめてハグしてくれる理佐ちゃん

「ねぇ私が守ってあげるから教室戻ろう」
なんて耳元で囁いてくれそうだから好き
0331名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Sa11-egh9)
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2017/07/19(水) 07:02:40.04ID:rKtlNeg3a
>>321
まめて読むとなかなか濃い内容ですねw

>>326
ますますカオスになってきましたね

>>327
もはや安心感すら漂う軍曹シリーズの世界観は揺るぎないですねw
0332名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW 9857-WLQd)
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2017/07/19(水) 08:08:52.52ID:PQNdhTLB0
>>330
『僕たちの戦争』みたいな世界観ですね
二人で立ち向かって行く感じ、好きです

>>331
構成も何も考えず、ただ茜ちゃんを描く。(時々、志田ちゃんも出るけど)
このシリーズだけですね、書いてて”本当”に楽しいのは
0333名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sd70-/Qlt)
垢版 |
2017/07/19(水) 13:27:27.98ID:8l+3HboCd
関係者がこのスレ見てればいいのに
0334名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK12-AeJY)
垢版 |
2017/07/19(水) 17:41:05.65ID:/ljx83JzK
>>333
チワンだけはスルーでお願いしますw
0336名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ 9857-S4qQ)
垢版 |
2017/07/19(水) 22:49:23.33ID:PQNdhTLB0
>>333
「俺ならこうする」みたいに思うことは多々ありますが、
所詮我々は素人ですからね
>>334
てちもん漫才はSRでやれば受けそうだけどなあ
てちちゃんの笑顔も見れそうだし

>>335
どうもm(_ _)m
ドンルクでふーちゃん書いた方で合ってますかね?
まだまだあなたの足元にも及びませんが、日々精進しております
一体普段から何を読めば、あなたのような格調高い文章が書けるようになるんでしょうか
0337欅学園の理佐ちゃん(パラレル編25)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
垢版 |
2017/07/20(木) 09:25:28.91ID:vFDL9Jnya
「ねぇなんでさっきから私の顔見てるの?」
理佐ちゃんの顔見てはデレデレしてる俺を不思議がる理佐ちゃん

「いやぁ、これから先こんな美人に守ってもらえるのかと思ったら幸せ過ぎてヤバいなぁって」
理佐ちゃんにハグされて耳元で囁かれた感触を思い出す俺

「思い出してんじゃねーよ」って照れ隠しにドス効かす理佐ちゃん

「ねぇそれよりお父さんも俺君に会いたいって言ってるんだけど」
ってさりげなく話題を変える理佐ちゃん

「え〜〜」ってめっちゃ会いたくない俺

「嫌そうな顔してんじゃねーよ」って再びドス効かす理佐ちゃん

「将来義理のお父さんになるかもしれないんだから早めに会ったほうがいいんじゃない・・・?」
なんて照れながらも言う理佐ちゃん

「いや、将来のことはまだ分かんないよ」って冷静な俺

「ちょっと!私がデレたら俺君もいつもみたいにデレデレしてよ」なんて怒る理佐ちゃん

「いやぁ大の男がデレデレなんて出来ないよ」ってイジワルする俺

「ウソついてんじゃねーよ」ってまたもやドス効かす理佐ちゃん

「俺君イジワルするからしばらくデレてあげないよ」って拗ねる理佐ちゃん

「本気で義理のお父さんになるかもって言ったのに・・・」
なんてどさくさ紛れに言いそうだから好き
0338名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/20(木) 09:31:48.67ID:vFDL9Jnya
こっちのスレそろそろ文字数制限キツくなってきましたねw
0339名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/20(木) 10:08:44.75ID:6QiehUSBd
残客見て思ったが
多忙なプロの手抜きと素人の本気、どっちが上だろうね。
プロだってプロになる前は素人でしょ
0340【毎度おなじみ】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/20(木) 20:00:52.44ID:u0aNZE8xK
もん「もうすぐ8月ですね」
てち「私たちの最終オーディションから2年ですか。早いですね」
もん「今はひらがな2期のをやってますよね」
てち「何か懐かしいね〜思い出しますね〜」

もん「…はい、次の方どうぞ」
てち「46番、愛知県出身、平手てちこです。よろしくお願いします」
もん「オーディション応募の動機を教えて下さい」
てち「はい、実は今も地下アイドルやってまして、朝練とかも頑張ってみたんですけど、パッとしなかったんで乗り換えようかと…」
もん「こらこらこら〜!それはワシやないか〜い!」
てち「え?図星?(笑)」
もん「いや、その…えへん!特技はありますか?」
てち「駄洒落です」キッパリ
もん「ではちょっと披露して下さい」
てち「はい…あっ…」フラフラヨロヨロ
もん「あ?大丈夫ですか?」
てち「ちょっと疲労(披露)しました(笑)」
もん「え?始まってんの?始まってんの?」
てち「はい。では次に…あ!痛たた…足に何か刺さった!」
もん「また?大丈夫ですか?」
てち「…と、釘を拾う(特技を披露)」
もん「…アイドルじゃなくてもやっていけるんじゃないか?」
てち「いや、私は歌を聞かせられるアイドルになりたいんです!」
もん「そうですか。では歌を聞かせて下さい」
てち「はい。では、大場久美子さんのスプリングサンバを歌います!」
もん「…それ選曲を完全に間違ってるよ」
0341名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 676c-fyIl)
垢版 |
2017/07/20(木) 22:33:15.46ID:0P3U8Hlk0
ブレーンワールド(その39)
そのときだった。おとめ座の中に一角が怪しく光り、その方向から淡い光に包まれて、空から降りてくる者がいた。
その顔を見てぎょっとなった。どう答えるかは予想はついたが、「お前は誰だ?」と叫ばずにはいられなかった。
「私は長濱ねる」と侵入者は答えた。
ねるの体も輝きだし、ねると“ねる”とは見合し、会釈をかわし、お互いの鍵とスマホを交換した。
「ねる、いったい何が起こっているんだ?」と俺は声を震わせた。
ねるは懸命にしゃべろうとしたが、言葉にならなかった。その様子を見て、代わりに“ねる”が答えた。
「彼女は何が何でもアイドルになりたいということです。
そして、私は、自分のプライバシーを持てず、自由に外も歩けないアイドル人生に嫌気がさして、普通のキャンパスライフを夢見ていました。
だから、彼女と私の人生を交換するということになりました」(続く)
0342名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 676c-fyIl)
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2017/07/20(木) 22:40:17.10ID:0P3U8Hlk0
ブレーンワールド(その40)
ねるの体は光に包まて美しく輝いて、宙に浮きあがった。ねるの周りの空気が振動し、そのささやきのような音が快適に耳に響いた。
振動する空気は俺の体に触れ心地よくさせてくれた。えもいえぬ香りも漂ってきた。
視覚も聴覚も触覚も嗅覚も一体となり、俺はエクスタシーに達した。
だが、そのエクスタシーの魔力に俺は激しく抵抗し、全身を震わせ、力の限り俺は叫んだ。
「ねる!騙されているかもしれない。そっちの世界は戦争や飢饉にきっと満ちている!」
「そうじゃないことは確信しています」ともう手が届かなくなった高さにいるねるは言った。
「ねる、行くな!行ってはいけない!」
「ごめんなさい、でも私どうしてもアイドルになりたいんです、今までありがとうございました」
ねるは次元の裂け目に消えた。
おそらくこれ以上はないというくらいの醜態で俺は暗闇の中で泣き叫び続けた。
停電は回復しても俺は地面に這いつくばったままだった。
その俺に手を差し伸べてくえる者があった。それは同情の涙で溢れていた“ねる”だった。(続く)
0343名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 676c-fyIl)
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2017/07/20(木) 22:57:59.21ID:0P3U8Hlk0
ブレーンワールド(その41)
「なぜ、波動方程式はeのinΦ乗と定義するの?」と“ねる”は尋ねた。
「そういう式にすれば、微分しても元の関数に戻り、量子nを関数の外に出せるから都合がいい。
しかも波を表す三角関数の表記となるから理にかなっている」と俺は答えた。
「ああ、なるほど。じゃあ、エネルギーと運動量はなぜこんな変な形になるの?」
「波動方程式は確率波を表しているので、エネルギーと運動量は演算子に変えて、波動方程式に作用させる必要があるため」
「もう少し普通の言葉にして教えて!」
「日常生活に存在しない概念を通常の言葉で説明し切れるはずがない。
でも、意味が分からないものと悪戦苦闘するのを何度も繰り返せば、意味がだんだん見えてくる。
繰り返しその計算をしていると、数式でしか表現できないことを数式でしか表現できないこととして感じることができるようになる」
あれから2か月経ち、秋が深まった季節となっていた。俺は“ねる”と同棲していた。
この“ねる”も賢い。学習意欲は強く、すでに大学一年の履修内容は自宅学習で終え、量子力学を学びたいという要望に俺は応えてあげていた。(続く)
0344名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 676c-fyIl)
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2017/07/20(木) 23:04:26.40ID:0P3U8Hlk0
ブレーンワールド(その42)
「ああ、さすがに疲れました。ちょっと休憩」という“ねる”の言葉に反応し、俺はカーテンを閉めた。
「ああ、あんたん頭の中はそれしかなかと?こがん朝からホントいやらしか」と長崎弁にスイッチして“ねる”はなじった。
この“ねる”は少しS気があり、主張を通そうとするときには長崎弁でしゃべる。
「ああ、でもいい天気、今日は寒くもないのでお散歩に出ましょう」と“ねる”はカーテンを戻し、窓を開けた。
本心をよりさらけ出せて、気兼ねなく心を通わせることがよりできていた。
そして、心のコアの部分では優しさと気品にあふれているというのはあのねると同じだ。
この“ねる”のほうが俺にはよりふさわしいのかもしれない。(続く)
0345名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/21(金) 12:53:54.28ID:izPV0L8YK
【ふりかえるといるよ・前編】

今日も遅くなっちゃった。
家に着いたけど家族はみんな眠ってるみたい。

自分の部屋の前で深く1回深呼吸してから、そっとドアノブを回して、なるべく足音も立てないように部屋に入るの。
そして、そっとバッグを置いて、朝脱いだまんまにしてあるパジャマにそっと着替える。
こうしてる間、絶対に後ろを振り返っちゃだめ。
ふりかえると、いるから。あいつが。
目が合ったら、見つかっちゃうから。

さて、帰ってくる途中の洗面所でメイク落としも全部済ませてきたから、あとは寝るだけだわ。
さっそくふわふわなお気に入りの布団にもぐりこむ。やっぱり気持ちいいなぁ。
でも、布団に入ってからも、息は潜めてないとだめ。見つかっちゃうからね。



やっぱりいろいろ思い出しちゃうな…。
今日も仕事でいろいろあって、つらいことばっかりだったなぁ。
私がしっかりしてないからいけないのは十分わかってるんだけど…
でも何であの子もあの子も意地悪してくるんだろ…。
最近は私の夢の中にまで入ってきて意地悪するようになって…。
眠るのも怖くなってきちゃったよ…。
やっぱり私が全て悪いのかなぁ…。
0346名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/21(金) 12:56:07.09ID:izPV0L8YK
【ふりかえるといるよ・後編】

でも、いくら怖くてもやっぱり睡眠は基本だから大事にしないとね。先生も言ってたし。
まあ、お医者さんが言うことも全部正しい訳じゃないけどね。
だって私の部屋に勝手にあいつが入ってきてて、いつも監視されてるって説明しても、それは幻覚ですとしか言ってくれないし。
症状が酷くならないようにって薬出されたけど、私、病気じゃないから飲まないよ。

でも、これからどうすればいいのかな。
お父様もお母様も、警察の人までもみんな私が病気としか言ってくれないし。
最近は電波で私の頭に直接話しかけてくるぐらいエスカレートしてるのに…。

まあ、とにかく眠らなきゃ。ぐっすり寝たら嫌なことも忘れられるかも知れないし。



あれ?もう朝?木漏れ日がまぶしいよ…。
起きなくちゃ…あ?あ…あれ?うごかない?手も足も動かせないよ?
これって金縛りってやつ?
私、どうなるの?このまま死んじゃうのかな?そのほうが楽かな?
でも今日はBINGOの収録があるし、トムにご飯もあげないと…どうすればいいの?

私…壊れそうだよ…
誰か助けて…

―了―

http://www.youtube.com/watch?v=Hl2sr1NIKRk
0347名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/21(金) 13:31:25.53ID:POjLeeUqa
>>344
最後どうなるのか凄く気になる

>>346
チワン族さんのこうゆうやつ好き
0348名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/21(金) 18:27:20.57ID:l85cAEOS0
『月曜日の朝、髪を切った』

暗くて長いトンネルを抜けると、もう夏は始まっていた。
久しぶりに見る外の景色は、まだ不安の暗さを色濃く残し、希望の光は見当たらない。
背後のトンネルが近づいてくる気配がして、一目散に逃げ出した。
「もう戻らないって約束したんだ」
ここまで、長かった…


「ねえ、ずーみん、ずーみんどこー?」
遠くの方で誰かが呼んでいる。
先ほどまで繋がれていた手が、いつの間にか離れている。
ひとりで暗いトンネルに迷い込んでしまったのだ。
その日は、ただ立ち尽くすしかなかった。
そして、次の日から歩き始めた。

朝も昼も夜もわからないまま、とにかく歩き続けた。
リュックに詰め込んだラジオから色んな曲が聞こえてきて、少しさみしくなった。
こんなトンネルに入らなければ、みんなと一緒に歌っていたはずだ。
時々立ち止まって、ギターを弾いた。
トンネルが終わる頃に、由依ちゃんとギターコードを忘れていてはいけないから弾いた。

そして何ヶ月も歩いた末、やっと希望の光が見え始めた。
少し嬉しくなって駆け出した時、何かを蹴った。ハサミの刃が反射していた。
そのハサミで、過去の自分とさよならして生まれ変わった自分になるために、
月曜日の朝、髪を切った。
0349名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/21(金) 18:39:30.85ID:l85cAEOS0
>>346
彼女、何でもないふりをするから余計怖いんですよね
なんとか、忙しい夏を乗り切ってほしいです

パフュームって、こういう歌もあるんですね

>>344
毎回内容が濃くて尊敬します
0350名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/21(金) 18:56:55.16ID:flXyt9nva
>>348
ずーみん好きな俺には堪らなく嬉しい物語をありがとうございますm(__)m
0351名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/21(金) 19:26:53.24ID:izPV0L8YK
>>347
>>349
ありがとうございます
今回はパフュームヲタしか知らない曲なので(笑)リンクも貼ってしまいました

念のために申し添えますと、これは曲の単なる一解釈なので、一般にはオカルト現象の歌と捉えられてる向きもあるようです
0352名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/21(金) 19:29:35.21ID:flXyt9nva
>>351
パフュームと言えばノッチのショーパン姿が大好きです
0353名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/21(金) 22:34:16.40ID:ASi4TNMXd
>>352
いいですよね。
ショートヘアにショートパンツの金字塔です。
0354名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/21(金) 22:45:40.68ID:izPV0L8YK
おやおや…?
何のスレだここはw

って自分のせいですがw
0355名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/21(金) 22:58:31.26ID:l85cAEOS0
>>350
いえいえm(_ _)m

>>352
のっちと言えば、ベルト外れちゃった事件が印象に残ってますねー

>>354
このスレは、倫理学、哲学、文学(変態志向)、音楽(なぜか洋楽も)、など偏った一般教養を学ぶことのできるところです
個人的には、話が脱線するのも好きだなあ
0356名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/21(金) 23:01:25.81ID:ASi4TNMXd
>>355
ベルト!?
なにそれ知らない(゜ロ゜)
0357名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/21(金) 23:17:44.84ID:l85cAEOS0
Perfumeスレになっちゃったww
まあ、一応貼っときます

同じ状況になれば、
理佐ちゃん→たぶんのっちと同じ仕草する
てちちゃん→ベルト使って芸術っぽく演出
ゆっかー→照れ笑いで裏へ逃げる
ぺーちゃん→気づかない
あかねん→真顔でベルトぶん投げる
って感じですかね

https://www.youtube.com/watch?v=aIK55TKcutQ
0358名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/21(金) 23:34:58.26ID:ASi4TNMXd
>>357
ジーザス・・・
0359名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/21(金) 23:59:08.35ID:izPV0L8YK
のっちさんは日常生活では一番ポンコツですがライブになると逆にパフュームの大黒柱ですからね
さすがの対応ですね

パフュームさんはこうした本番でのちょっとしたトラブルも基本的には楽しんでしまう人たちなので
終了後の楽屋が爆笑だったのが想像に難くないですなw
0360名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/22(土) 00:02:59.43ID:t/MTTcbxd
三者三様とはいえ、のっちの存在はデカイ。センターのときのパフォーマンスは映えますよね。

というか、これぐらいにしておかないとですね笑
0361『-SKY- りなりなりなねる』1(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 00:50:54.71ID:uhAsqAAC0
【はじめに】
この話は、特に何の事件も起きません。ゆるーい展開と会話をお楽しみください。
『りなねる』のラスト >>207 で友達になった四人のパラレルワールドだと思うと少し楽しいかもしれません。
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『JRでも行けるけど、ここは小田急……当然、ロマンスカーを選びたい。
 車内でお弁当を食べたりしたら、新宿を出た時からもう旅行気分!』

ロマンスカー車内で私がスマホで見てるページにそう書いてある。ある人のブログだ。
私たち四人は、今、神奈川県にある観光地・箱根に向かっている。

四人……。
そう、まず四人の名前を紹介しないといけない。なぜなら、ちょっと事情があるから。
まず、私は長崎ねる。大学生。ねるという名前はとても……というより、私以外にいないんじゃないかとまで思えるほど珍しい名前。

そして、他の三人が……。

神村莉菜(かみむらりな)
平手梨奈(ひらてりな)
尾関梨名(おぜきりな)

そう……三人とも“りな”。
0362『-SKY- りなりなりなねる』2(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 00:52:32.79ID:uhAsqAAC0
“りな”だと音がみんな一緒になってしまうため、区別するために平手がヒラテリナからとった“ラテ”で、尾関は名字のほうで“尾関”と呼び合っている。
莉菜はそのまま莉菜。莉菜は年齢は一番上だけど、前髪ぱっつんの黒髪ロングヘアに童顔が加わって最年少に見える。なんなら、中3と言っても通じるくらい……。
ラテはちょっと無愛想。別に不機嫌なわけではなく、この人はそういう人なので……念のため。
尾関は頭の回転が早く、いろいろな雑学も知っている。でも、時々変わった事をする人。

四人の出会いは大学の演劇サークル。素舞台に自前の服装……ようするに、セットも派手な衣装もないそんなにお金をかけないものだけど、楽しくやっている。
ラテがサークルに入ってきた時に、莉菜は「最高の男役キター」と指さしたとか……。
ラテも女の子女の子した役よりも、かっこいい男子役がやりたかったみたいなのでそのあたりあっさり受け入れた。

さて、この四人の仲間……もともとあった、尾関とラテの「梨(なし)コンビ」に莉菜が加わって「さんりな会」……どっちも尾関の命名……に、さらに私が入れてもらうような形になったので、フォーカードにならなかったスリーカードみたいな状態になった。
0363『-SKY- りなりなりなねる』3(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 00:54:47.15ID:uhAsqAAC0
この四人で買い物に行ったり女子会をしている。今回は旅行。
中学生や高校生と違って、1歳や2歳の年齢差による上下関係なんてあまりないのでフランクな付き合いをしている。

「私、箱根は初めてだよ」
莉菜が楽しそうに言った。
「千葉県民なのに?」
尾関が言った。
「微妙な距離なの!」
莉菜が尾関を指さした。

尾関は神奈川県民なので箱根方面にはなじみがある。
今日は他の三人に合わせて、逆方向になる新宿まで一度出てきてくれた。
私とラテは上京組。今の住まいは東京だけど箱根は初めて。

私は斜め方向を見た。
ふと、そこに座っているお嬢様的雰囲気を持つ女性が気になった。
他の乗客は、スマホでゲームしたり何かのサイトを見たりメールしたりしている。まあ、要するに旅の途中でもスマホだ。
しかし、その若い女性はカバーを外した文庫本を読んでいる。
服装も持ち物も嫌味にならない程度に高級。
長い黒髪……。
映画のワンシーンみたいな絵になる風景だけど、私は急にそれ以上見たくない気持ちになって視線を外した。
どうか、履いているパンツがダサくあってほしいとまで思った。
意地悪な私……。
前世で何かあったのかな……?
0364『-SKY- りなりなりなねる』4(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 00:56:00.60ID:uhAsqAAC0
……オカルトか! と、私は自分にツッコんだ。

ロマンスカーは小田原駅を過ぎ、箱根湯本駅に到着した。
お嬢様風の女性は別方向に歩いていった。

「強羅(ごうら)・早雲山(そううんざん)方面の箱根登山電車に乗る前に、一度駅を出て箱根湯本を見てみようよ」
尾関が言った。

箱根湯本駅を出ると夏の日差しが照りつけていた。

「暑いね……」
莉菜が自分の顔を手で扇ぎながら言った
「髪束ねればいいのに……」
私が言うと、莉菜はポーチからヘアゴムを取り出した。
「この髪型、私のトレードマークなんだけどなぁ……」
ちょっと渋りながら、莉菜は髪をヘアゴムで束ねた。

駅前は、“箱根温泉まんじゅう”や“かまぼこ”といったお店が目に入る。
「おまんじゅうとかまぼこ多いね」
私が三人に言った。
せっかくなので、女子受けしそうな、きれいでかわいらしい内装のお店でおまんじゅうを買ってみた。

ラテ以外の三人が買ったのは「箱根のお月さま。」というかわいい名前のおまんじゅう。ひとつ100円。
「……うん。まんじゅうだね」と莉菜。
「……だね」と尾関。
感想はそれだけか……。
私も思った事があったけど……言わない。
0365『-SKY- りなりなりなねる』5(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 00:56:49.41ID:uhAsqAAC0
ラテが買ったのは黒胡麻あんで皮も黒い「ご黒うさん」ひとつ105円。
黒胡椒あんの味はいかがかな?
「名前がダジャレだ……」とラテ。
味の感想ではないのか……。

日帰り温泉もたくさんあるけどそれはあとにして強羅行きの箱根登山電車に乗った。

「ああ……発車待ちの間に説明したいんだけど……」
尾関が何が言いたそうだ。
「この箱根登山電車は何度かスイッチバックするよ」
「スイッチバック?」
私が聞くと、尾関がすぐに答えた。
「ようするに、傾斜が急すぎていっぺんに登れないから、斜面を横に行ったり来たりしながら登るの」
「まあ、社内アナウンスのガイドもあるからそれも聞いてみてよ」
尾関が両手をひらひらさせながら言った。

発車してすぐ、車窓には鮮やかな緑が広がった。
木々の葉がきらきらと太陽の光に照らされている。

登山電車の乗客には外国人観光客も多い。自国の言葉に混じって「ハコネ」「シンカンセン」という単語が連呼されている。
「あれはスペイン語だね」
と尾関が言った。
「今、オコノミヤキって言った……」
ラテがつぶやいた。
0366『-SKY- りなりなりなねる』6(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 00:59:29.88ID:uhAsqAAC0
登山電車はゆっくり40分かけて箱根湯本駅から強羅駅まで登りながら走る。
「空が青くて雲が白いね」
と莉菜が言った。
「それはどこも同じ」
と、すかさずツッコミを入れるラテ。
「あーっ……きっと、景色に感動して何か表現がしたかったんだよ」
と尾関がフォローしようとした……。
「それです」
莉菜は尾関を指さした。

登山電車は時々止まって、3回スイッチバックをした。
運転手さんが両側の運転席を行ったり来たりしている。
「なんだか面白いね。スイッチバック」
莉菜は気に入ったようだ。
「それです」
尾関は莉菜を指さした。

登山電車は終点の強羅駅に到着した。
ひとつ手前の駅の彫刻の森駅の名前が気になったけど、今回は下りなかった。
「ここからさらにケーブルカーで上に行きます」
尾関が説明した。

私たちは箱根登山ケーブルカーに乗り込んだ。
「初めから斜めになってる……」
莉菜が車内を見て言った。
見ると、床も階段状になっている。
「斜めすぎて、私、外見てるだけで酔いそうだよ……」
莉菜が首を傾けながら言った。
0367『-SKY- りなりなりなねる』7(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 01:00:44.13ID:uhAsqAAC0
確かに途中停車駅のホームも急勾配で斜め……。
錯覚で私もクラクラしそうだ……。

ケーブルカーは終点の早雲山駅に到着した。
「ここでさらにさらに箱根ロープウェイに乗り換えですよ」
尾関が嬉しそうに言った。
さらにさらに。

箱根ロープウェイ東側、早雲山駅。
「おしぼりくれたけど何?」
莉菜が不思議そうに言った。
「ああ、それは火山ガス対策に鼻や口にあてるもの……」
尾関が説明した。
「袋にそう書いてある」
すかさずラテが言った。

私たちはゴンドラに乗り込んだ。
「あまり待たずに済んだね」
尾関が安心したように言った。
予想よりも広くて人数も乗れる。
「すごくゆっくり動くね……」
莉菜がなぜか天井を見上げながら言った。
ゆっくり動くゴンドラの中はすごく静かだ。ひぐらしの鳴き声が聞こえる。

「すげっすげっ景色! ヒラテ見ろよ!」
男の人の声がした。
ラテが反応して声のほうを見た。

「はい、大声出さない。他の人に迷惑」
別な男の人が答えた。
「トモヤ、冷静すぎ!」
また別な男の人が声をあげた。
0369『-SKY- りなりなりなねる』8(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 01:03:23.08ID:uhAsqAAC0
……三人の真ん中にいる男性……他の二人に呼ばれた名前からして、“ヒラテトモヤ”。
「平手だって……」
莉菜がラテの耳元で言った。
「平手姓は愛知県の比率が高いんだよね」
尾関がラテに確認するように言った。
平手の名字の他人が、旅行先でこうして偶然同じ空間にいるなんて……。

「ふーん……」
ラテが平手トモヤをちらちらと見ている。

その時、平手トモヤがラテのほうを振り向き、偶然目が合った。
ラテは斜め下を見て目をそらしてしまった。
「平手梨奈さん、あの人が気になりますか?」
私はちょっとからかい半分で聞いてみた。
「ねる黙れ」
ラテは窓の外に目を向けた。

ゆったりとした空中散歩だったが、急に景色が変わった。

岩だらけの山肌が見えてきたのだ。
下に見える地面からは煙が噴き出し、強い硫黄の臭いがする。

ゴンドラは大涌谷駅に着いた。ここで一度下りるのだ。そのまま乗り継いで下りのロープウェイに乗ってもいいし、噴煙地を見物してもいい。
私たちは噴煙地を見物する事にした。
0370『-SKY- りなりなりなねる』9(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 01:04:44.02ID:uhAsqAAC0
「みなさん、まずは黒たまごを買って食べましょう!」
尾関が私たちを三人を指さしながら言った。
「たまご!」
莉菜が尾関を指さし返した。

大涌谷の名物「黒たまご」5個入りで500円。
殻が炭のように真っ黒。
温泉の硫化水素と鉄分が結合し、硫化鉄となって黒くなったもの……。
すごい!
私、物知り!
……すみません。袋に説明が書いてあります。

看板に「ひとつ食べると7年寿命が延びる」と書いてある……。

私とラテと莉菜は1個ずつ食べて、残った2個は持ち帰る事にした。2日間もつらしい。
「ん? みんなは分けてるの?」
と、離れたところにいた尾関が戻ってきて言った。
えっ! 尾関、一人で1袋食べたの? ゆで卵5個を?
寿命を35年も延ばした尾関……。

みんなで噴煙地を眺めていると、私はある一人の女性が気になった。
「ねぇ、あれ、土生瑞希(はぶみずき)じゃない?」
私がある女性を指して言った。
0371『-SKY- りなりなりなねる』10(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 01:06:31.42ID:uhAsqAAC0
土生瑞希は、舞台を中心に活動してる女優。
CMに出たりテレビドラマや映画にガンガン出ているわけじゃないから、誰もが知るというわけではないけど、私たちはわかる。
地味な服装をしてるけど、あのはっきりとした顔立ち、スタイル……間違いない。

「背、高いね……」
尾関がまばたきながら言った。
「ここに小さいのがいるけど」
とラテが言った。
「小柄でかわいいまるで妖精のような莉菜さんがいる……という声が聞こえます」
莉菜が目を閉じて言った。

どうして、女優がひとり……山の上でゆで卵を食べているのだろう?
まあ、そんな事は余計なお世話なんだけど……。
土生瑞希も一人で5個食べるのだろうか……?

私たちは下りのゴンドラに乗って山の反対側に行った。
同じロープウェイでも、乗ってすぐ着いて拍子抜けという事があるけど、この箱根ロープウェイは時間も距離もたっぷり乗ることができた。

「長く乗れたねー景色も楽しめた」
莉菜が嬉しそうに言った。
「営業区間日本一だからね」
尾関が自分の事を自慢するように言った。
0372『-SKY- りなりなりなねる』11(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 01:07:56.78ID:uhAsqAAC0
箱根ロープウェイ西側、桃源台駅……。
芦ノ湖に着いた。
目の前に青い湖が広がっている。

「ここが第3新東京市でお馴染みの……」
と、尾関が両手を広げて言った。
「ここは東京じゃないだろう」
と、ラテが言った。

「……今のは忘れて……」
尾関が広げた両手をだらりと下げて言った。
ちょっとがっかりしている……。

「ねる……あれだよね? エヴァンゲリオン……」
莉菜が尾関のフォローをするように私にささやいた。
そして、莉菜は言葉を続けた。
「ねるはネルフと関係あるの?」
関係ありません。

私たちは、芦ノ湖を渡る“海賊船”に乗った。

「遊園地の乗り物みたいだ……」
ラテが言った。
まあ、私も同じ事を思った。

甲板で風に吹かれていると、二人の若い女性が甲板の先頭のほうに笑いながら走って行った。
まさか……やるのか……あれを……。

ああ……やった……。
「よね、アホか!」
「みなみもノッたやん」
その関西弁の女性二人は笑いながら戻ってきた。
0373『-SKY- りなりなりなねる』12(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 01:09:25.39ID:uhAsqAAC0
ちょっと後で外国人カップルもあれをやっていた。……そうか……。

小さい女の子が、テケテケと走って来てコテンと転んだ。
ラテがその子を起こしてあげた。
「おじょうちゃん、いくつ?」
尾関が聞いた。
「さんさーい」
「お名前は?」
今度は莉菜が聞いた。
「にしのななせー」
女の子は莉菜を真っすぐ見ながら答えた。

ななせちゃんの母親と思われる女性が歩いて来た。
「七瀬! ……ああ、すみません……」
「ななせちゃん、いたくなかった?」
私が聞くと、ななせちゃんはうなづいた。
女性は娘の頭をなでながら戻っていった。

船速は速く、対岸の箱根町港には意外なほど早く着いた。

そこで私たちは遅い昼食をとった。
寿命を35年延ばした人はあまり食べなかった……。

そのあと、私たちはバスに乗った。
山道の曲がりくねった道路を走るバスに揺られつつ箱根湯本駅に向かった。
0374『-SKY- りなりなりなねる』13(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 01:11:14.21ID:uhAsqAAC0
途中、大型温泉アミューズメント施設があったけど、今回は寄らなかった。
「ユネッサンース!」
尾関が乾杯のようなポーズをとった。
「バスのアナウンスではユネッサン前と言ってた」
ラテがまたしても尾関を撃ち落とした。
「ねる……あれだよね?」
と、莉菜がまた私にささやいた。
「ユネッサン……せめて一拍旅行なら……」
尾関が残念そうに言った。

私たちは箱根湯本近辺で日帰り温泉を探し、ある旅館で温泉に入った。

「ああ……とろけるぅ……」
と、温泉に浸った莉菜が言った。
「汗かいたからこれでさっぱりするね」
泳ぐような手つきで尾関。
「冷えた麦茶が飲みたい……たまらなく……」
ラテが言った。

温泉に浸かりながら、私はなぜか黒たまごの事を思い出していた……。

家に帰ったあと、私は今回の旅行の事を日記に記した。
そして、私は最後に付け加えた。
『いつもはクールな女友達が、同じ名字の男性にちょっとドキドキしていた』

心に残る夏の空の色……。そして、友達……。

『-SKY- りなりなりなねる』(おしまい)
0375『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 01:13:36.60ID:uhAsqAAC0
お読みいただきありがとうございました。

【つぶやき】

・旅行記。起承転結もなく、あまり書かないジャンルなので読んで楽しいかはわかりません(特に関東地方以外のかた)が、女役平手(平手梨奈)/男役平手(平手友也)を同時出しできてそこは満足です。

・西野七瀬ちゃんは本当にいたのでやや唐突ですがストーリーに入っています。居た場所は物語とは別。
0376『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 01:32:42.38ID:uhAsqAAC0
<次の長い作品>

・二人の主人公が平行してストーリーを進める(例えば、平手友也が建物の外に居て、長崎ねるが建物の中にいる。時々合流する)というやや複雑な構造になっているので完成に時間がかかりそうです。

・菅井由香がいつもの感じで出ます。洋館の主。蒼(次回は菅井蒼)もいつもの感じで出ます。神村莉菜はお休み。乃木坂から一人出します(誰なのかはもう決まっている)三姉妹の次女役。

・人物名以外、欅成分がほぼ皆無なのでどうしようか考え中。これは今に始まった事ではありませんが……。
 携帯電話がまだない(あると都合が悪い為)等、時代設定をいじってしまったので、さらに欅坂ネタから遠ざかっています。

・文字数制限が緩和される……要は、次スレッドまで寝かせると思います。

それまでは多分、短編で顔を出します。
0377『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 01:47:02.72ID:uhAsqAAC0
<次の短めの作品>

・エロ……かもしれません。かもしれませんというのは……もうできているものの、あまりに酷い(出来がではなく)内容なので公開を躊躇っています。
 誰かが傷ついたりDEADという方向ではなく、もっと違った方向で酷い。そのため、登場人物の名前を出さないという処理をしています。登場人物が実質一人なのですぐわかってしまいますが……。

 ラストシーンの悲惨さはたぶん自作で一番です(凄まじい勢いで発○するため。突然、パイロキネシスまで出てくる)。手直ししないといけないかも……。

・エロを没にした場合、しれっと爽やか系作品で出てくるかもしれません。
0378名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/22(土) 09:26:42.77ID:ddgudpavK
>>374
こういうのもとてもいいと思います
仲良しとはいいながらも4人の距離感と立ち位置がしっかり描かれていて思わずこういう特番もみてみたくなりました。
『〇〇の月』って言うバッタもん増えましたよね〜w

ところで以前お話した人工知能ネル登場のやつは>>319から3レスにわたってコピペしましたので念のため申し添えます
0380名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/22(土) 11:24:27.40ID:t/MTTcbxd
まじすげえ。
どんだけ時間かけてるの?
スラスラ文が頭に出てくる感じ?
0381名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/22(土) 13:36:53.91ID:XO68Xy2/a
>>374
こうゆうの好き

文章が上手い人が本当に羨ましいです
0382欅学園の理佐ちゃん(パラレル編26前)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/22(土) 14:01:45.08ID:XO68Xy2/a
「暑いよう〜」って九十九里浜歩く俺

欅学園の年中行事だかなんだか知らねぇけど馬鹿じゃないのか考えた奴
女の方が圧倒的に多いのに真夏にこんな軍事国家みたいな年中行事考えやがって

文句言いながら歩いてたらクラスの皆に置き去りにされてる俺

これだから女しか居ねぇクラスなんて嫌なんだよ

取り合えず砂浜に俺と理佐ちゃんのでっかい相合い傘書いてみる俺

「相合い傘書いてんじゃねーよ」ってドス効かせながら理佐ちゃん

「戻って来てくれたの?」
って理佐ちゃんにすがり付く俺

「暑いからくっつかないでよ」って俺を制する理佐ちゃん

「はい、これ」
ってカルピス買ってきてくれた理佐ちゃん

「飲んだら行くよ」って立ち上がる理佐ちゃん

「バックレて海で泳ごうよ」って海好きの理佐ちゃんを誘う俺

「みんなちゃんと歩いてるよ」
って海の誘惑に負けない生真面目な理佐ちゃんだから好き
0383欅学園の理佐ちゃん(パラレル編26後)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/22(土) 14:04:09.84ID:XO68Xy2/a
「暑いよう辛いよう帰りたいよう」
って再び九十九里浜歩く俺

「愚痴ってんじゃねーよ」って再びドス効かす理佐ちゃん

「あっ!さっき書いた相合い傘だ」
って俺と理佐ちゃんの名前が入った相合い傘

「理佐ヤバいよ暑さにやられて同じ場所ぐるぐる回ってんのかも?」って焦る俺

「俺君、よく見て」って理佐ちゃん

「うん?名前・・」違う人のだった」って間違いを笑って誤魔化す俺

「ううん、名前は俺君と私の名前だよ」
って理佐ちゃん

「あっ本当だ」
まさか・・・理佐ちゃんの方を見る俺

「俺君のこと迎えに戻ってたら誰も居なかったから・・・つい書いちゃった」
って照れ笑いする理佐ちゃん

「理佐も書いてんじゃねーかw」
腹を抱えて笑う俺に

「もう待っててあげないよ」って拗ねるけど
俺が完走出来るようにちゃんと見守ってくれてそうだから好き
0384『NAIL』1(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:01:07.21ID:fuSLFBaG0
注1・このストーリーはエロティックな要素を含みます。エロと鬱展開が好みでないかたはご注意ください。
注2・展開、結末、諸々を鑑みて、人物名を出しておりません。もう、誰とも関係ないとお考えください。
----

私が目を覚ますと、そこは白い空間だった……。

白い壁に囲まれた、箱のような部屋……。
天井も白、床も白、私が着ているドレスも真っ白だった。

その部屋は6メートル四方くらいの広さで、全方向から光が射している。だから、影がない。
それに、その部屋には物が何もない。何一つない白い空間……。

起き上がった私は、壁や床を何か所も叩いてみた。声をあげてみた。
返事どころか叩いた音すらろくにせず、そのやわらかい材質は私の手をゆっくり跳ね返すだけだった。

次の瞬間……。

私は急に苦しくなった……。
全身にミシミシとした痛みが走る……息が苦しい……心臓の鼓動が早くなる……。

倒れそうになった私から、“何か”が、前方にすごい速さで分離した。
……人間だ……。
0385『NAIL』2(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:03:26.83ID:fuSLFBaG0
その人が振り向いた時、私は声をあげた。

私だ……私の顔だ……。私と同じ顔、私と同じドレス……。
私と違うのは、着ているドレスが真っ黒ということと、血の色のようなルージュ……そして、同じく血の色のようなネイル……。

“黒い私”はニヤリと笑った。
私、こんな顔で笑うの?
「ねぇ……」
黒い私が近づいて来た。

「グループ離れて一人でクイズ番組出て楽しかった?」
黒い私が私の頬を撫でながら言った。

「えっ?」
私が答えに困ると、黒い私の右腕が半透明化した。

黒い私がその右腕を私の胸に当てると、腕は私の胸に吸い込まれた。
同時に私の身体に快感の波が広がった。

「うああああああっ!」
私は身体を反って跳ね上がった。

「これがエンゲージ……」
黒い私が右腕を抜きながら言った。

「……エンゲージ……? ……婚約?」
私は不思議に思って今の言葉を繰り返した。

「私とあなたの愛の約束……」
黒い私は私を指さした。
0386『NAIL』3(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:05:02.78ID:fuSLFBaG0
「今のは一部一体化だけど、全身……完全一体化したら、あなたどうなるのかしらね?」
どう……なるんだろう?

「あらためて……私が聞いている事わかる?」
黒い私は腰を曲げて私の顔を下から覗きこみながら言った。
「私が求める答えは『えっ?』でも『いいえ』でもなく『はい』一択だから」

「そんな……」
私が弱々しく声を出すと、黒い私は私の首に左手を当てた。
首は締まらなかった。
左腕が半透明化していて、左手は私の首にめり込んでいた。ぞくぞくするような快感と幸福感が全身に伝わる。
「うううんっ!」
私は身体をよじった。

「また余計な事を言った……」
黒い私は不機嫌そうな顔で言った。
「あなた、もしかしてエンゲージが好きなの?」

「もう一度聞くわ。クイズ番組楽しかった? 答えは『はい』だから」
「……は、はい」

「よくできました……」
黒い私は、半透明化した両腕で私を抱きしめた。腕は私の背中にめり込んだ。
0387『NAIL』4(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:06:45.47ID:fuSLFBaG0
「ぎゃああああ!!!」背骨を貫くような快感が走った。私は左右に転がり回った。

「私が何故、あなたに肉体的な責めをしないかわかる? ……胸を愛撫しても、女の部分に触れてもまるで微弱だからよ……」
「エンゲージで二人の身体を重ねる事で強烈で濃厚な刺激が与えられるし、得られるの」
「私たちはそれが可能」

「私たち……」

「私はあなた。あなたは私……最終的にはまた一体化する運命。その時あなたが正気を保てればいいけど……」
黒い私は恐ろしい事を言った。

しかし、もっと恐ろしい事がある……。

私は早くも黒い私のとりこになりかけていた。もっとエンゲージして欲しい……もっと大きく一体化して欲しい……。
あれによってもたらされる快感……いや、心地よく感じるなんてレベルじゃない。そう……感電・浮遊・爆発といった感覚と言ってもいい。
0388『NAIL』5(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:08:26.66ID:fuSLFBaG0
そこからは、黒い私に従うしかなかった。

「あなたがぐずぐずしているから、質問の形式はやめましょう……」
「どうせ答えは一択。私の言う通りに言いなさい」

「私は自分が頭のいい子だと思っています」
私はその通り繰り返した。

「私は勉強ができない子を見下しています」
少し疑問に思いながらもその通りに言った。

「私は意地悪な女です」
ここで思った。逆らったり違う事を言ったら、もしかして黒い私はエンゲージしてくれるんじゃないかと……。
試してみた。
「私は意地悪な女なんかじゃない!」
「…………」
黒い私は何も言わなかった。

ねぇ……私を罰して……エンゲージして。……早く……お願い……。

「……しらけたわ」
黒い私はため息をつきながら言った。
「魂胆バレバレ。いい? 私はあなたなのよ? お見通し」
「それなら、別なものをあげる」
黒い私は、両手を半透明化すると私のこめかみに突っ込んだ。
0390『NAIL』6(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:11:28.94ID:fuSLFBaG0
「うぷっ!」
強烈な頭痛と吐き気が襲ってきた。全身に刺すような痛みが走る。
「ダークネスペイン……」
黒い私は両手を戻した。
「こういう事もできるの予想つくでしょ? 頭いいんだから」
黒い私は目を閉じて首を左右に振った。

「早くも快楽に溺れて……恥ずかしい子……恥ずかしい私……」
黒い私は、うっとりした目で私を見た。頬は艶やかに輝き、ほんのりピンク色がかってる。
黒い私の口の端から唾液が一筋流れた。
私の顔だ……さっきまでの私の表情だ……。

黒い私は、ゆっくり唇を舐めた。血の色のようなルージュ……。

彼女はゆっくりと私の顔に顔を寄せ……キスを……。
……違った……。
半透明化した彼女の頭部は私の頭部にめりこんで一体化した。

脳と脳のエンゲージ……!
「!!!!!!」
声なんて出るはずもない。
私は身体を棒のようにしたまま真後ろに倒れてそのまま激しく痙攣していた。
痙攣する身体は反ったり床に落ちたりを繰り返した。
0391『NAIL』7(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:12:44.44ID:fuSLFBaG0
……床に染みが広がった。

それからわわわ、わたしにわたしのごほーびがずーとずぅーっとくりかえされたよ?
いうことおおお、すなおにきくときもちよーくしてくれるよ?

「よくできました……」
「あああああうぅぅ!!!」

「よくできました……」
「あふぅぅうぅうぅ!!!」

「よくできました……」
「あぎゃああああぁぁぁ!!!」

……もう……他の事は何もかもどうでもいい……。
私の心からの気持ち……。
エンゲージが大好き。
エンゲージに溺れたい。
えんげーじしてよぉ!
きもちよくしてよぉ!
強烈で濃厚な刺激が欲しい……。
そして……黒い私を……愛してる……。
あーしてう! だーすき! だーよりも!
0392『NAIL』8(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:14:26.47ID:fuSLFBaG0
……私はハッとして正常な意識を取り戻した……たぶん……一時的に……。
もし、黒い私が全身で一体化してきたら私は確実に壊れてしまう……。

その時、黒い私が言った言葉が頭に浮かんだ。

(二人の身体を重ねる事で強烈で濃厚な刺激が与えられるし、得られるの)
(私たちはそれが可能)

“与えられるし”……得られる……。
私“たち”は……。

水は高いところから低いところへ流れる。
快感は半透明の身体から……透けていない身体のほうへ流れる……。

半透明の身体……そうね……そういう事ね……。

……でも……。
わあし……どしたらでけるかわーらない。

……でも……。
もかして……どーしたらできるかなんてかんがーるひつようなーんじゃない……?

……できると思えばできる。
そういう映画があった。
仮想現実の世界で、重力なんて忘れてビルからビルに飛び移っていた。
あれも単純……できると思ったからできた。
0393『NAIL』9(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:15:22.43ID:fuSLFBaG0
私は目を閉じた。そして、念じた。

……黒い私……愛してる!
あなたの中に入りたい!
全身であなたとひとつになりたい!!!

次の瞬間、私のつま先が半透明化した。
半透明化は下から上に進み、私の全身に広がった。
そして私は、愛しい私の身体に飛び込んだ。

これが……マリッジ……
……二人のマリッジ……

愛しい私の獣のような叫び声が響いた。

「……よ……できま……」
愛しい私は最高に幸福そうな笑みを浮かべると、私の中に吸い込まれていった。
愛しい私の口からこぼれた唾液が床に残った。
私は床に這って、それを愛おしく舐めた。

一人残された私は、床に横たわり自分の胸を触っていた……。
ゴミみたいな感覚だった。

「ねぇ……してよ……」
私は小さくつぶやいた。
0394『NAIL』10(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:16:40.51ID:fuSLFBaG0
愛しい私がいなくなってしまった……。

愛……。
自分に快感を与えてくれる存在を愛する。
しょせん、そんなもの……。

私の目から涙がこぼれた……。

……………………

「……いじょうぶですか!?」
「大丈夫ですか!?」
「ここがどこかわかりますか!?」
男の人の声がする……。

「……どこ……」

私は目を開けた。
ここは……テレビ番組の収録スタジオ?

「急に失神したのでみんな驚きましたよ!」
男の人が慌てた口調で言った。

私は自分の状態を確認した。
私は椅子に座って、背もたれに寄りかかり、頭を右に倒していた。
この椅子は……クイズの解答席だ……。

「……私、どのくらいの時間、こうでした……?」
私は聞いてみた。
「ええと……3分くらいですか……救急車を呼ぼうかと言ってたところです」
3分……。
0395『NAIL』11(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:18:43.90ID:fuSLFBaG0
激しい頭痛がした……。

私が周囲を見回すと、派手すぎる壁にバカみたいな電飾が点滅していた。
……なんていまいましい。
……ゴミみたい……。
まわりはゴミばかりだ……。

ああ……気持ちよくなりたい……。
あたまのなかがむずむずするよ?

愛しい……
愛しい私を……
愛しい私を返して!
永久にエンゲージするの!
与えて与えられて……。
二人でいつまでも気持ちいいの!

バカ電飾がまたピカピカした。
イラつく……。
バカなゴミ人間たちが私の前を歩いている。
お前らムカつくんだよ……ゴミ!

私は髪の毛をかきむしった。

こんな毒々しいセット、無くなってしまえばいい!!!
燃えてしまえ!
燃えちゃえ!
ゴミは燃えろ!

−−− 燃えろ! −−−

次の瞬間、スタジオに炎の柱があがった。
スタジオは大混乱になった。
0396『NAIL』12(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:20:33.22ID:fuSLFBaG0
バーカ……でけるとおもえばでけるんだぉ!
もえーろっ!

複数の炎の柱があがった。

私の背骨を電撃のような快感が貫いた。
ぎもぢいいいい!!!

炎の勢いが増した。

がぁああああああああああ!!!
私は椅子から跳び上がり痙攣した。
ぎぼちいいのぉぉぉ!!!

炎は渦となった。

この炎は何?
私がやったの?
この炎は私の心……?
ねぇ……もえてるよ?
わぁ……きれい……おもしろーい!
私の心が渦となっている。

私はそんな事はどうでもよかった。

今、考える事はひとつ。愛しい私の事……。
ああああああ!
愛しい私!
愛しい私!
愛しい私!
0398『NAIL』13(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:23:57.23ID:fuSLFBaG0
私は目の前の台を両手でバンバンと思い切り叩いた。
何度も何度も何度も何度も。

私は両手の指先を見た。
血の色……。

わぁ……愛しい私のネイルだ……。
愛してる……。
私はむさぼるように両手の指先をしゃぶった。

あたまのなーがぐちゃぐちゃらよ?
愛しい私を返して!
愛しい私を返して!!!
もっともっと激しい刺激が欲しい!
二人のマリッジ……。
きもちいーのだーすき!
ほしいほしいほしいほしいほしい!

もっと私を愛して!
もっともっときもちよくしてよ!!!

愛しい私を返せ!
愛しい私を返せ!
愛しい私を返せ!
私の私を返せ!
私を返せ!

きもちくなりい!!!

あああああああああああああああああああ!!!
まわりはひでいっぱいだよ???
バカなゴミ連中、全て燃えちまえ!

あはははははははははは!!!
0399『NAIL』14(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 18:25:09.57ID:fuSLFBaG0
もえちゃえ!!!
もえちゃえ!!!
もえろ!!!
ぎもぢいいいいい!!!
がぁああああああああああ!!!

もっと!
もと!
くれ!

ひがもえてるよ?
ひ?
なにそれ?

いとしいわたしをかえせ!
ふーりできもちくなーたい!!!

いと!?
わた!?
ぁぃ!?
なに?

あはははははははははは!!!

んぇ?
かえっきて!!!
あぁえ???

ぎゃああああああああああああああ!!!!!!


『NAIL』(burn & burning desire)
0400封印(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
垢版 |
2017/07/22(土) 18:27:26.43ID:fuSLFBaG0
この酷い話をお読みいただきありがとうございました。
短めなどと書きつつ実は意外と長かったので文字数制限がより厳しくなる前に投稿しておきます。そろそろ900切るくらい。

【瓦礫】

・ひとつ、もうエロは書きません。メンバー愛がないのはダメだ。『よねねる』ですら、よねさん愛があったのに(あったんですよあんなのでも)。

・ふたつ、もう精神に異常をきたす系の結末は使いません。今回のでメーターを振り切ったので、次は無い。

・諸々ご不快な方、ラスト近辺をギャグだと思ってお読みください。少しは……です。
0401名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
垢版 |
2017/07/22(土) 19:05:47.65ID:kjvKJysla
せっかくの文章力だから過激な表現に走るんじゃなくて
もうちょい登場人物の個性を掘り下げて物語性があるのが読みたいかなw

お手軽な妄想書いてる分際で贅沢言ってすいませんw
0402名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/22(土) 19:44:08.50ID:HqXTUyXp0
平手友梨奈×尾関梨香←上村莉菜
ドロドロしててかつエロが入ってるお話です。
完結しない可能性大
全員高校生設定です
◇__◇
「ねぇ、こんなとこに呼び出してどうしたの?立派な生徒会長さん。。」

「立派って…皮肉?」

「あはは、皮肉じゃないよ〜(笑)」

「なら、いいんだけど……」

廊下にて
「トランペット無かったなぁ…」

「うぅーーん。。あー!」

「生徒会室だ!!!」

「よし、行くぞ。。」
タッタッタッタ………

生徒会室、生徒会室前の廊下にて
「ねぇ尾関」

「ん?」

『尾関と平手がいる。。ちょっとだけ、
聞いてみよう』

「好きだよ。付き合ってよ」

「…っ///よろしく。」

「ありがとう…!」ニコッ

続く
0403名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
垢版 |
2017/07/22(土) 19:49:11.43ID:HqXTUyXp0
>>401
『…あれれ。。尾関と平手付き合っちゃった……』

『ふーーん。。』

『私のこと、好きだと思ったんだけどなぁ……』

「ねぇ、平手、このこと、2人だけの秘密にしよう?」

「うん、いいよ?」

「ほんとう??ありがとう、平手!」

「うん。じゃあ行こっか。尾関。」

「うん!」
2人が出てくるようなので私は咄嗟に隠れた。

『2人だけの秘密…ね、ちゃんと守るよ。だって、尾関のことが…」

続くかは不明
0404名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/22(土) 20:06:09.44ID:HqXTUyXp0
>>403
あぁ、402だった。。すいません
0405名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/22(土) 20:08:40.18ID:HqXTUyXp0
>>400
そうなんですか。
次回作も期待してます
お疲れ様です!
0406名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
垢版 |
2017/07/22(土) 20:09:57.44ID:HqXTUyXp0
>>403
現段階の登場人物紹介です
この物語マジで不快になるのでやめておいた方がいいんですかね←
平手友梨奈 ヒラテ ユリナ
現生徒会長
口が悪いが、皆からの信頼は厚い
多くの人と群れるのが苦手。
普段は2,3人で話したりしている。



尾関梨香 オゼキ リカ
割と真面目でインテリ人間
尾関スタイルで有名
嘘が嫌いで優しい
あだ名は尾関、梨香
割とモテる

上村莉菜 ウエムラ リナ
純粋無垢
明るくていじられ役。
クラスでいう1軍
トランペットが好き。だが、吹ける時と吹けない時がある
あだ名 ブハブハ むー 莉菜
0407名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
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2017/07/22(土) 22:22:41.56ID:XXeYFTmo0
test
0408名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
垢版 |
2017/07/22(土) 22:24:52.80ID:XXeYFTmo0
ブレーンワールド(その43)
近くの公園の中のベンチに“ねる”は座り、 “ねる”の太腿を枕にして俺は横になった。
空を見上げながら、あの後のことを回想した。
食事は喉を通らず激しく衰弱し寝込んでいたが、“ねる”の献身的な世話のおかげで回復することができた。
その後、研究室に顔を出した。異常な強さの重力波のデータ解析とその分析で活気づいていた。
理論物理をやっていて難しいのは、微分方程式から複数の解を導き出した後、その選択をどうするかということである。
現実にそぐわない解は切り捨てなければならない。とはいえ、その見極めはとても困難である。
中性子星、ブラックホール、ダークエネルギーなどは方程式の解として見つかったときにはそんな奇妙なものはあり得ないとされた。
しかし、その後に現実に見つかり、その予見は正しかったという具合に宇宙では何でもありなのだ。(続く)
0409名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
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2017/07/22(土) 22:32:56.70ID:XXeYFTmo0
ブレーンワールド(その44)
あの日、おとめ座の中のどの場所が光ったのかは鮮明に覚えていたので、それを満たさない無縁解を捨てることで正しい結論に導けた。
むろん、学部生の俺に論証する能力はなかったが、そこは教授の力もあり、研究室一丸となった論文が作成された。
「二つのブレーンワールドの接触によって起こる重力波の放出」というタイトルで論文は「ネーチャー」に教授名義で掲載された。
なぜ、重力波が「長濱ねる」の名前を浮き上がらせたのかは依然として謎のままではあった。
もっとも、それがあったからこそ、ねるにも“ねる”にも出会えたという数奇さが俺には感慨深かった。
0410名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
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2017/07/22(土) 22:34:55.55ID:XXeYFTmo0
ブレーンワールド(その45)
それとアイドルには全く興味を示さない“ねる”がテレビのワイドショーに一度だけ釘付けになったことも思い出した。
それは、センター候補と言われながらも、鳥居坂46結成前にグループを離脱した平手友梨奈を中心としたひらがなとりい坂の結成というものだった。
メンバー数は12人であったが、平手以外の11人には見覚えがあった。(続く)
0411名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
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2017/07/22(土) 22:41:52.53ID:XXeYFTmo0
ブレーンワールド(その46)
「ねえ、なに、物思いに耽っているの?」と耳元でささやく声で我に返った。
下から見上げても“ねる”は美しい。その“ねる”の可愛らしい声は快適に響く。後頭部に当たる“ねる”の太腿の感触も心地よい。 “ねる”の服から漂う柔軟剤の甘い匂いもした。
視覚も聴覚も触覚も嗅覚も一体となり、仕合せな気分に包まれそうになったとき、これはデジャヴなのかと不安になった。
「大丈夫です。私はどこにも行きません」と俺の顔を撫でながら見透かしたように“ねる”は言った。
今度こそ本当に仕合せな気分に包まれ、この思いを誰かに伝えたいと思った。
澄み切った青空を見ると、鳶がサーマルを捕まえ、高く高く上昇していた。
俺の顔を見つめていた“ねる”は俺の視線を追った。
「トンビに何をお願いしたの?」と“ねる”はいたずらっぽく笑った。(続く)
0412名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
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2017/07/22(土) 22:50:55.08ID:XXeYFTmo0
ブレーンワールド(その47)
そこは地獄の戦場だった。
やけどをして苦しむ人々、姿や焼け野原となった爆心地。その様子を見てねるは身震いしている。
今、ねるは長崎市にある原爆資料館に来ている。
欅坂およびけやき坂の中心メンバーである長濱ねるは長崎県の大使を請け負った。
原爆で亡くなった人々に祈りを捧げて、平和を希求するというのも役目の一つである。
この後、浦上天主堂で行われるカソリックとプロテスタントの合同500周年記念祭にゲストとして呼ばれている。
さらに、その後には、長崎と天草のキリシタン文化が世界文化遺産に推薦されたことを受けて、ユネスコにアピールするための地元のテレビ局の番組への出演もある。
それらが終わったら、飛行機でとんぼ返りし、初の東京ドームでの欅坂のコンサートに出演しなければならない。
充実しながらも、忙しい一日である。(続く)
0413名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
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2017/07/22(土) 23:02:20.64ID:XXeYFTmo0
ブレーンワールド(その48)
ねるはコンサート会場のバックヤードに入る。
ひらがなけやきのメンバー全員を不思議そうにねるは見つめる。
彼女たちの分身は今どうしているのだろう?11人そろったとき天啓を聞いて、それに導かれて私はやって来たんだった。
バックヤードにやって来た女性マネージャーからねるは尋ねられる。
「ねる、漢字欅かひらがなけやきかのどちらか一方に専念するということだけど、どちらを選ぶのかという決断はついたの?」
「あ!忘れていました。でも、ツアー終了までには必ずお返事します」と現実に戻されたねるは答える。
「ねるちゃん、ずっと一緒だよね」と復帰したばかりの今泉佑唯がねるの左腕を引っ張る。
「だめ、ねるちゃんはひらがなのもの。これだけは絶対に譲れない」と佐々木美玲がねるの右腕を引っ張る。
「あんたたち邪魔、一曲目はねるのソロだから早く準備して」(続く)
0414名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
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2017/07/22(土) 23:11:25.06ID:XXeYFTmo0
ブレーンワールド(その49)
舞台に行くまでの途中でねるは考え込んでいる。
ああ、迷うな。ひらがなのメンバーとはずっと一緒にいたいけど、彼女たち一人ひとりにスポットがより当たるためには私がいないほうがいいような気もするしなあ。
でも恐れはしない。どんなことよりも大きな決断をすでに私はしているのだから。

マイクの前にねるが立つ。欅のシンボルカラーである緑色のサイリウムが一斉に灯る。
ねるは五島の海の前に立っているような錯覚を起こす。
サイリウムの色がねる個人のシンボルカラーに一斉に変わる。
そこにねるは幻影を見る。ああこれが私の希望の光だったんだ。
ソロでの一曲目という大役を無事果たし、万雷の拍手が鳴り響く。
万感の思いがねるの脳裏に去来する。
私は長濱ねる、アイドルでありたい、ただそれだけ。(了)
0415名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/22(土) 23:36:28.53ID:s4YxqNc20
>>414
素晴らしいですね
もうこの一言に尽きます

>>403
是非続けてください
0416名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/22(土) 23:38:07.11ID:s4YxqNc20
『You may say I’m a dreamer』

1
朝の散歩はどうして気持ちが良いのだろう。
砂利を踏みしめる音と、雀のさえずり、それだけしか聞こえない。
この静けさを心に処理させるため、志田愛佳は家までの小径をわざとゆっくり歩いた。
数時間もすれば街は喧騒に包まれるのだから、今くらい落ち着きたかった。
しかし、その澄ませた耳には、誰かの足音がゆっくりと近づいていた。


横に並んだ男は、志田より少し背が高かった。
そこそこにスタイルもよく、丸眼鏡に隠れる瞳はなかなか知性的だ。
少し親愛感を抱いた志田は、彼の顔を覗き込んで挨拶をした。
「おはようございまーす」
「上を見てごらん。空があるよね」
確かに空は存在していた。志田は彼が何を考えているか一瞬でわかった。

つづく
0417名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/22(土) 23:38:20.86ID:s4YxqNc20

どこの誰かはわからないけど、この人になら話が通じると思った。
志田は立ち止まった。
「どうすれは幸せになれますか?」
「世界中がそう思っている。君だけじゃないよ」
「そうなればいいなあ」
「夢想家だと思うかもしれないけどね、この世界をひとつにしたい」
それきり、男の声は聞こえなくなった。
街に少しずつ音が増えて、またいつもの騒がしさが聞こえ始めた。
「誰が夢想家なんて言うもんか」

おしまい
0418『ひめの』1(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 23:41:28.07ID:ZS6/yoPV0
『ねるのたからじまだいぼうけん』

だいかいぞくのおたからをさがすため、みんなのヒロインねるちゃんとたよりになるおともだちのてちくん、それからちょっぴりドジなりなちゃんが、ひろいうみをぶたいにだいぼうけんするよ!

まずは、てにいれたたからのちずのあんごうを


……そこまで書いて、やめた。

私の名前は、桜沢姫乃……。

32歳主婦。そろそろこの名前と年齢に明らかにギャップが生じているのを自覚している。
結婚を期に辞めてしまったけど、元はゲームの会社でシナリオを書いていた。
でも、いつも別な人の名前で発表されていたので私の名前が表に出る事はなかった。

ある日、インターネットで偶然、アイドルグループ欅坂46を題材にした物語を発表するサイトを見つけた。
0419『ひめの』2(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 23:42:24.50ID:ZS6/yoPV0
みんなが欅坂46のメンバーを題材に楽しく作品を書いて発表していた。
物語が書ける! そう思った。

私には書きたいものがたくさんあった。
出産育児の間、溜まっていたアイデアがたくさんあった。

だから、順番が逆になるけど、物語を書くために欅坂46の事を勉強した。
AKB48は、グループ自体は知っていたけど人数が多すぎて誰が誰だかわからない。
欅坂46のお姉さんグループの乃木坂46は、女性誌でよく見かける数人はわかったけど、顔がわかるくらいでどんな人なのかまではわからない。

欅坂46のほとんどの情報源はテレビの歌番組とバラエティ番組だった。それと、彼女たち主演のテレビドラマ2作。
私はCDも買った事がないし、もちろん握手会もコンサートも行った事がない。
夫が許してくれないからだ。お金の面の都合もある。
0420『ひめの』3(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 23:43:22.97ID:ZS6/yoPV0
歌番組とバラエティ番組、それとインターネット動画でいろいろ勉強したつもりだった。
しかし、どうしても全員の個性や性格を知ることはできない。

メンバーブログを詳細に読んだり握手会に行けば、その人の個性や性格がつかめるはずだけど、私にはそこまでの時間がないし行けない。
そこで、名前にインパクトのあったねるちゃんを毎回主人公にして書くことにした。

バラエティ番組を見続けるうちに他のメンバーの個性もほんの一部だけどわかってきた。その人たちをキャラクターとして追加していった。
かわいらしい上村莉菜ちゃんをヒロインにする事が増えた。
なんだか面白い尾関梨香ちゃんには色々な役をやってもらった。
私はいろいろなジャンルのものを投稿した。学園もの、SF、ラブコメ、ホラー、ギャグ……。
0421『ひめの』4(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 23:44:29.76ID:ZS6/yoPV0
ある日、夫が「お前は何に時間を使ってるんだ? それでお金が貰えるのか?」と聞いてきた。ひどい夫だとは思わない。至極当然だ。
でも、私は創作物を発表する場が欲しかった。

私には主婦としてやる事があるため、書くのはどうしても深夜になる。夫と子供は先に寝ていて、キーボードの音がカチャカチャうるさいと言われた事もある。

今回は、今までやらなかった子供向け絵本風の物語を書くつもりだった。
でも、書くのをやめた。……書けなくなった。

先日、感想欄にこういう意見があった。
「この作者はメンバーの上っ面の個性だけで書いている」
「オリジナル小説が書きたいなら他に行って書けばいい」

やや手厳しいものの、それは事実なので私はそれを受け入れるしかなかった。さすがにファンはよく見抜くとドキッとした。
0422『ひめの』5(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 23:46:04.83ID:ZS6/yoPV0
書けないのなら寝てしまえとベッドに入った。
ややあって私は眠りについた。
夢にある人物が出てきた。

私が一度も物語に使った事のない、欅坂46のメンバー小林由依ちゃんだ……。

「どうして私を出さないんですか?」

彼女は悲しそうな、拗ねているようなそんな顔をしていた。

“ええと、愛称がゆいぽんで……楽器が得意で特にサックスが……あと、ぽんかんさつ……”
0423『ひめの』6(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/22(土) 23:47:28.41ID:ZS6/yoPV0
すると、別な人の声がした。大勢の男の人の声だ。
「上っ面」「上っ面」「浅い情報 乙」「全然わかってない」

私は目を覚ました。陳腐なテレビドラマの演技のように上半身をガバッと起こして……。
……心臓がドキドキした。思わず頭を振った。
確かに知らない……知らないまま、大勢のメンバーを上っ面の情報だけで使っていたのだ。

……でも、私は告白しなければならない……。

実は、私が一番よく知らないのは、ずっと主人公として使ってきた……長濱ねるちゃんなのだ……。


『ひめの』(完)

----
と、いうことで今までやっていなかった私小説風の物語(完)
0424名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 00:50:25.95ID:A8roXAhba
>>403
不明なんか〜いw

>>414
最後まで凄い熱量w
お疲れ様でしたm(__)m

>>415
これもヒントが無いとなんの曲か分からんw
0425名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 01:12:43.79ID:A8roXAhba
>>423
良く見抜くファンですw

取りあえずねると欅ちゃんに失礼過ぎてワロタwww
0426名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/23(日) 01:51:17.93ID:IjUjEIS1K
>>423
漫才ネタをはじめとする私の駄文のほうが遥かに浅い知識で遥かにリアリティないですけどね(笑)
ていうか私の場合は、彼女たちのリアルを投影・追求するよりも、台本のあるドラマやコントを演じてもらってる風な感覚のほうが強いです
例えば実際にてちもんがあんな漫才するわけないし(笑)

それにメンバーを素材に何か書くという行為自体がキモい、ということも十分承知してるので
知識が深い浅いは二の次かなと(笑)

>>424
今回はボケようがないので
1940年10月生まれで当時はロン毛で丸目がねで日本人の奥さんを連れていた白スーツの男が歌う『イマジン』っていう曲のはず
0427名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 01:55:29.67ID:A8roXAhba
>>426
イマジンと言えばジョンレノンですね
ありがとうございますm(__)m
0428『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 02:39:04.08ID:WFwGcPUd0
>>425-426
『ひめの』
何か、問題作を書いてしまったようですが、フィクションです。
といいますか、メンバーの癖や個性(うえむー指さし、尾関走りなど)をピックアップしてキャラクターとして遊ばせていただく点「何か問題でも?」という姿勢です。ドキュメントではないのでリアル本人である必要なし。
ただし、このスレッドを読んでいるのが5〜6人のはずはないのでサイレント・マジョリティはやや怖い。そこだけノンフィクション。

2作続けて駄作を書いたので、これからは『-FLOWER- てくりな』みたいなものを中心に書くようにしようと考えています。作者も読者も幸せな気持ちになりますし。>>376で書いた二人主人公ものはもったいないのでそのまま。
0429『○○ねる』の人(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 02:41:00.61ID:WFwGcPUd0
『ひめの』で、名前のみ登場で“ねるというキャラクター”を出さなかったので、ねる縛りが崩れました(実質、1作前で崩れている)。今後、あまりこだわらないかもしれません。無理に自己ルール破棄する必要もありませんが。

ねる縛りがらみですが、名前を「『○○ねる』の人」から変えます。その方が作品タイトルを自由に考えられますので(こちらも『GATE』で既に崩れている)。桜沢姫乃にしようかと思いましたが、それはさすがにアレなので何か考えます。
0430名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
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2017/07/23(日) 07:26:39.13ID:sY553VZk0
>>415
>>424
ありがとうございます。
キャラの迷走、力任せの辻褄合わせ、広げた風呂敷をたためない・・・
途中で何度も投げ出そうと思いましたが、
あの愛くるしい顔を思い浮かべると、何とか書き続けることができました。
そういう意味では、長濱ねるさんに感謝です。
0431名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
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2017/07/23(日) 07:39:24.40ID:sY553VZk0
意図的に参考にしたものが4つあり、自分の記録のためにも挙げときます。

>>129は東浩紀「クォンタム・ファミリーズ」の「資料C」の箇所。
単行本だとP14からP19までのところ。

>>214はエドガー・アラン・ポーの最高傑作という呼び声も高い「メェルシュトレエムの渦」。
荒れ狂った夜の海を月が照らす情景描写にインスパイアされました。
(創元推理文庫のポォ全集3では「メェルシュトレエムに呑まれて」というタイトル名となっていて、そちらで読んだ。)
0432名無しって、書けない?(東京都) (ワッチョイ 7f6c-fyIl)
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2017/07/23(日) 07:44:19.96ID:sY553VZk0
>>342はワーグナーのオペラ「トリスタンとイゾルデ」の第三幕の死にゆくトリスタンとイゾルデが別れる箇所。
光、香り、音、体を包む波。そのエクスタシーの中にイゾルデは落ちていき。幻影は共感覚synesthesiaとなるといったところ。
(WOWOWで放送された「メトロポリタン・オペラ」によるもので視聴した。)

>>253はラシーヌの戯曲「フェードル」
岩波文庫だとP43とP44の箇所。
0433名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/23(日) 09:07:27.19ID:w6p1BnLU0
>>432
教養の範囲が広いですね
道理で文章がしっかりしているわけだ
俺なんか全然読書しないから、小学生みたいな文章しか書けません(;´д`)トホホ…

>>423
フィクションの作品でありながら、ノンフィクションの人物を書く
これほど難しいことは無いですね

>>426
>>427
その通り、ジョンレノン『imagine』です
タイトルが最大のヒントでした
「You may say I'm a dreamer But I'm not only one」
ここのメロディーが好き過ぎて、一時期めっちゃヘビロテしてましたw
志田ちゃんは初期のちょっと変わった感性の時の方が好きだったなあ
0434欅学園の理佐ちゃん(オッパイ編1)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 11:34:16.12ID:7FNXkvCRa
「ねぇ俺君、起きてよ」
電車の揺れに気持ち良く寝てる俺を揺り起こす理佐ちゃん

理佐ちゃんに付き合って親戚の家に向かう電車の中はほどよく空いている

「どうした?」
って眠い目を擦りながら理佐ちゃんに聞く俺

「あれ」
って離れた席に座る女の子とおっさんを指差す理佐ちゃん

「痴漢だね」
イカツイおっさんが女の子の太ももを撫でている

「助けてあげて」
って無茶ぶりする優しい理佐ちゃん
0435欅学園の理佐ちゃん(オッパイ編2)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 11:37:20.95ID:7FNXkvCRa
「助けてあげて」って言う理佐ちゃんに
「もうちょっと様子見た方がいいね」って寝たふりする俺 

あんな恐そうなおっさん相手に俺ごときが何を出来ると言うんだろうか?
毎日女しか居ないクラスで理佐ちゃんに守られて軟弱の極みにいる俺

せめて己れの情けなさを噛み締めて寝た振りするしかないじゃないか・・・

「寝た振りしてんじゃねーよ」
って俺の寝た振りを見抜く理佐ちゃん

「俺君が助けてあげないなら私が注意してくるよ」
って言って立ち上がるも怖くてガクブルになっちゃってちゃんと歩けない理佐ちゃん

生まれたての仔馬みたいで可愛いから好き
0436欅学園の理佐ちゃん(オッパイ編3)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 11:39:27.14ID:7FNXkvCRa
「じゃあさ、次の駅で俺がおっさんボコボコにしちゃうから、理佐はあの子連れて電車降りちゃって」
愛しの理佐ちゃんを危険な目に会わせたくない俺

「大丈夫なの?」
俺の言葉に不安そうな理佐ちゃん

「中坊の頃チンピラ3人と引き分けて有名になった俺だぜ」って胸を張る俺

「そうなの?」って頼もしげに俺を見る理佐ちゃん

「1個先の駅で待ってるから安心して来てくれ」って言う俺に

「やっぱり俺君はカッコ良いよ」
なんて言ってくれそうだから好き
0437欅学園の理佐ちゃん(オッパイ編4)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 11:41:32.11ID:7FNXkvCRa
「俺君大丈夫?」
理佐ちゃんの声が遠くから聞こえてくる
どうやら意識を失ってしまって気がついたら駅のホームみたいな俺

「おっさんにやられちゃったの?」
ってホームに転がる俺に心配そうに聞いてくる理佐ちゃん

思ったより痴漢のおっさんが強くて・・・
不意打ち空しく一方的にボコボコにされてしまった激弱な俺

「ねぇ歩ける?」涙声で聞いてくる理佐ちゃん
「うーん?無理」ってまたもホームに寝っころがる俺

「ちょっと、しっかりしてよ」
なんて俺を抱き起こしてくれる理佐ちゃん

これはこれで幸せかもしんない
0438欅学園の理佐ちゃん(オッパイ編5)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 11:44:17.31ID:7FNXkvCRa
「あの女の子俺君にお礼言ってたよ」
理佐ちゃんに介護してもらってなんとか電車に乗った俺

流れてく景色と電車の揺れが心地良い

「意識飛んじゃってたから覚えてないや」って苦笑いの俺

「こんな目に会わされて、お礼になんかしてもらわなきゃ合わないよ」って涙目の俺

「あの子の代わりにに私がなんでもしてあげるから泣かないでよ」
なんて俺の肩に頭をちょこんと預ける優しい理佐ちゃん

「なんでもしてくれんの?」って理佐ちゃんに甘える俺

「うん、今日の俺君頑張ったから良いよ」
なんて優しいこと言ってくれそうだから好き
0439欅学園の理佐ちゃん(オッパイ編6)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 11:47:38.51ID:7FNXkvCRa
「今日の俺君頑張ったから良いよ」
おっさんにボコられて弱ってる俺に完全に油断してる理佐ちゃん

「オッ、オッ、オッパイ・・・」
照れながら理佐ちゃんと反対方向見ながら呟く俺

「えっ?なに?」
聞こえてるけど意味が分からず聞き返す理佐ちゃん

「死ぬ前に理佐のオッパイ触りたかった・・・死なないけど」
ってさすがに怒られるかって思いながら後に引けない俺

「ねぇなに言ってんの?」
って俺の言葉に怒る代わりに戸惑い困る理佐ちゃん

戸惑い困る理佐ちゃんが可愛い過ぎて横向いちゃう俺

しばしの沈黙が二人の間に流れた後に

「良いよ」
なんて優しく言ってくれそうだから好き
0440欅学園の理佐ちゃん(オッパイ編7)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 11:55:30.91ID:7FNXkvCRa
「良いよ」
そう言って俺のささやかな願いを叶えるために
俺の手をとって自分の胸に持っていこうとする優しい理佐ちゃん

「ごめん、冗談、今の冗談」
っていざとなったらビビちゃって手を引っ込める情けない俺

再び電車に揺られる俺と理佐ちゃん

さっきは思いもよらない理佐ちゃんの反応にビビっちゃったけど・・・
横に座る理佐ちゃんの胸を見てたらムラムラしてきちゃう俺

疲れたり死に近づくと本能でムラムラするって言うけど本当だなって感心する俺

「ねぇまだどっか痛い?」
様子のおかしい俺を心配して聞いてくれる理佐ちゃん

理佐ちゃんの可愛い顔が近すぎてドキドキしちゃいそうだから好き
0441欅学園の理佐ちゃん(オッパイ編8)(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 12:04:41.83ID:7FNXkvCRa
理佐ちゃんの可愛い顔が近すぎてドキドキな俺

痴漢のおっさんにボコられたせいでそのドキドキがまたもムラムラに変わっちゃう疲れマラな俺

「やっぱり触らしてもらえば良かったかなぁ」
って無意識に呟きが漏れちゃう俺に

「後悔してんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら俺の手を自分の胸に持っていく男前な理佐ちゃん

突然の理佐ちゃんのオッパイに緊張で手が震えちゃう俺に

「もんでんじゃねーよ」
って手の震えを勘違いして再びドス効かす理佐ちゃんだけど

「今日の俺君は弱かったけどカッコ良かったよ」
なんて言ってくれそうだから好き
0442名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/23(日) 12:39:35.98ID:IjUjEIS1K
>>441
タイトル見ただけでも爆笑してしまったww

やはり妄想の真髄ですなw
0443名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 13:20:05.04ID:7FNXkvCRa
>>442
そろそろ文字制限がキツいみたいなので
長編書く人たちには新スレに投稿していただいた方が良いのかなと思いまして

それに伴って新スレの保守用に書いてた『欅学園の理佐ちゃん』とこっちのスレの『パラレル編』を統合しようかなと思いまして

結果、こんなアホなサブタイになってしまいましたw
0444新スレ移行の提案ですm(__)m(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 13:48:39.44ID:7FNXkvCRa
作家の皆さん日々投稿御苦労様ですm(__)m

このスレを立てた>>1です

>>443にも書いたんですが
そろそろ文字制限に邪魔されて思うような作品に仕上がらない人たちも居ると思うんで
長い作品は東京都さんが立ててくれた新スレの方に投稿していただいた方が良いと思うんですけど・・・

その際、分割出来たり短編や中編を書ける方は引き続きこちらのスレに投稿して埋め立てに協力していただきたいのですが

皆さんのご意見どうでしょうか?
0445名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW df57-R07P)
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2017/07/23(日) 13:53:58.95ID:w6p1BnLU0
>>441
こういうシンプルなエロが一番好きです
でもこの物語なんか既視感があるような、ないような…

>>444
埋め立てマスターチワンさんの出番ですねw
俺もできるだけ協力しまーす
0447名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 14:03:16.43ID:7FNXkvCRa
>>445
欅学園のスレに書き始めた時の設定が『隣の席の理佐ちゃん』とモロ被りなんで油断してるとどんどん寄ってちゃうんですよね(汗)

あと好きなシチュエーションはマイナーチェンジして何回でも書きたいんで既視感からは逃れられませんねw

これからも理佐ちゃんに金玉蹴られる俺君を書き続けますw
0448名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 14:20:27.86ID:7FNXkvCRa
>>445
チワンさんの埋め立て力は半端ないですからねw

協力感謝しますm(__)m
0449バイトの先輩理佐ちゃん1(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 16:15:30.19ID:2JkC5VDQa
「ねぇ大丈夫?」
棚卸ししてた理佐ちゃんが心配そうに声をかけてくれる

コンビニでバイト始めたばかりの俺
慣れない作業にモタモタしてレジが混雑しそうになってるからだ

「大丈夫じゃないです」
ってあっさり泣き入れる俺を隣のレジ開いて助けてくれる理佐ちゃん

そんな可愛いのに面倒見のいいバイトの先輩理佐ちゃん

あっさり俺を恋に落としちゃいそうだから好き
0450バイトの先輩理佐ちゃん2(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 16:18:02.73ID:2JkC5VDQa
「俺君私と同い年なんだ」
休憩時間に俺が高2だって聞いて驚く理佐ちゃん

「なんだか頼りないから年下かと思ってた」
なんて笑う顔がめっちゃ優しくて溶けちゃう俺

「まだバイトに慣れてないから頼りなく見えるだけですよ」って言い返す俺に

「同い年なんだから敬語禁止だよ」
なんて気さくに言ってくれそうだから好き
0451バイトの先輩理佐ちゃん3(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 16:24:39.85ID:2JkC5VDQa
「同い年なんだから敬語禁止だよ」
なんて可愛いこと言ってくれる理佐ちゃんにますます募る恋心な俺

「理佐と出会えた奇跡がこの胸に溢れてる♪きっと今は上手にレジも打てるはず♪」
なんてスピッツの歌を替え歌にして掃除しちゃうぐらい浮かれる俺

「ねぇ、その歌私のこと?」笑いながら聞いてくる理佐ちゃん

ヤバい、浮かれ過ぎて理佐ちゃんが居るの忘れてた俺に

「替え歌作ってもらったの初めてなんだけどサ・・・恥ずかしいけど嬉しいね」
なんて言ってくれそうだから好き
0452バイトの先輩理佐ちゃん4(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 16:28:26.42ID:2JkC5VDQa
「恥ずかしいけど嬉しいね」
なんて言ってくれる理佐ちゃんが眩しすぎたせいだろうか?

「違います」って慌てて否定しちゃう俺

「でも・・・理佐って聞こえたんだけど」
って恥ずかしそうに呟く理佐ちゃん

照れちゃって何も言えない俺

そんな俺を残して走り去る理佐ちゃん

後ろ姿が青春のもどかしさを感じさせるから好き
0453バイトの先輩理佐ちゃん5(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 16:33:26.07ID:2JkC5VDQa
「さっきごめんね」
俺を置いて走り去ってしまったことを謝る理佐ちゃん

「俺君が急に黙っちゃうから恥ずかしくなっちゃって」
って照れ笑いする理佐ちゃん

「私・・・人見知り激しいから人付き合い苦手なんだ」

そのわりに接客とかちゃんとこなしてるし俺にも親しくしてくれてるような・・・

「それは仕事だからだよ」
って呟く理佐ちゃんが切なすぎて好き
0454バイトの先輩理佐ちゃん6(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 16:36:12.85ID:2JkC5VDQa
「仕事だからだよ」って理佐ちゃんの呟き

仕事だから俺とも親しくしてくれてんのかよ理佐ちゃん・・・

切なく落ち込む俺に

「不思議だなぁ・・・なんで俺君には人見知り出ないんだろ」
なんてひとり言みたいに呟いてくれそうだから好き
0455バイトの先輩理佐ちゃん7(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 16:38:27.63ID:2JkC5VDQa
「人見知り激しいから・・・」
出会った時から神の最高傑作だと思ってた理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんが初めて見せた弱い姿にますます募る恋心な俺

思いが報われなくてもいい
生涯理佐ちゃんの影となって理佐ちゃんを守りたい

でも現状はドジばっかりして理佐ちゃんの足を引っ張るだけの俺

「ごめんね、足引っ張るばっかのダメな俺で」
理佐ちゃんに思いを伝えるどころか今日も謝る俺

「謝ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃんだけど

「俺君の面倒見るの楽しいんだよね」
なんて俺がひっくり返したバケツの水を一緒に拭いてくれそうだから好き
0456バイトの先輩理佐ちゃん8(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 16:46:54.76ID:2JkC5VDQa
神様ってのはイタズラが好きなもんで・・・
確かに理佐ちゃんを生涯守りたいとは誓っている俺だけど

さっそく変な客に難癖つけられて困ってる理佐ちゃんに遭遇

守りたいって気持ちはあるけど・・・
具体的な事案は苦手な俺

理佐ちゃんの側に店長が居るので店長に任せる情けない俺

そんな俺なのに理佐ちゃんはすがるように見てくれるから好き
0457『-Notebook- ねるひめの』1(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 16:47:32.60ID:zp2zdEei0
>>56 >>76-77 の続き
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私は桜沢弘一。

娘の名前は、桜沢姫乃……。
高校3年生で受験生……だった。
“だった”というのは、姫乃はもういないからだ。

娘は、交通事故にあって昏睡状態が続いていたが、目覚める事は無く亡くなってしまった。
交通事故……歩道を歩いていた娘に、スマートフォンを見ながら運転していた車が突っ込んだのだ。
私は事故の事を聞いた時に、娘がどうしてそこにいたのかわからなかった。
“そこ”というのは、当然だが歩道の事ではなく地理的な場所の事だ。
0458『-Notebook- ねるひめの』2(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 16:48:06.91ID:zp2zdEei0
私は事故直後、妻から事情を聞いた。
娘はアイドルグループのイベントに向かっていたと聞いた。
受験生の娘がどうしてアイドルグループのイベントに行ったのかがわからなかった。
時間を惜しんで勉強に励んでいたはずだ。

さらに、妻から聞いた。娘はかなり前からそのアイドルグループに夢中になっていたようだ。
妻は黙認していたらしい。
私は、自分の娘の状況をわかっていなかった事を知った。

……………………
0459『-Notebook- ねるひめの』3(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 16:48:59.69ID:zp2zdEei0
そして、現在……。

私は、娘の遺した品を見てみた。

まず、CD……鳥居坂46……これが娘がファンだったアイドルグループなのだろう。
何枚かのCDが、きちんとそろえて置いてある。
「二人の季節」というCDは机の前にも立てかけてある。気に入っていたのだろうか?

私は、引き出しに入っていたあるノートに気がついた。
勉強のノートに混ざってひとつだけあった、カラフルでかわいらしいデザインのノート。
表紙に「ねるノート」と書いてある。

……寝るノート?
0460『-Notebook- ねるひめの』4(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 16:49:30.63ID:zp2zdEei0
私がそのノートを開くと、色々な事が細かく記されていた。
その“ねる”が鳥居坂46の“長浜ねる”という女の子の名前だというのはすぐにわかった。

次のページ以降、長浜ねるという女の子のプロフィールがいろいろと書かれていた。
生年月日や出身地はもちろん、好きな音楽のジャンル、好きな食べ物、好きな洋服のブランド……。
テレビやラジオで話した内容……。

いくつか、ぐちゃぐちゃと線で消されているものもある。
目を凝らして、それらを見ると「…………高校を卒業」「偏差値は……」と書いているようだ。
0461バイトの先輩理佐ちゃん9(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 16:49:40.57ID:2JkC5VDQa
すがるように見てくれる理佐ちゃんはとりあえず置いといて掃除に集中する俺

掃除に集中し過ぎて理佐ちゃんが変な客に難癖つけられてるの気づきませんでしたってポーズ決める俺だ

そんな俺に「見捨ててんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ好きな娘が絡まれてたら勇気出して助けようよ」
って俺の気持ちに気づいてた理佐ちゃん

「私だって好きな人に助けてもらえたら嬉しいんだけど・・・」
なんて言ってくれそうだから好き
0462『-Notebook- ねるひめの』5(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 16:50:27.41ID:zp2zdEei0
ページをめくっていくと、微妙な画力で女の子のイラストが描いてあり「ひじがこう曲がる」とも書かれている。

また、あるページに『注意!』と書いてあった。
「握手する時には笑顔!」「ちゃんと目を見る!」「緊張しても手が震えないようにする!」
アイドルに会えるイベントの心得を自分なりに書いたようだ……。

あるページに切り抜きがはさんであった。
髪の長いちょっとたれ目気味の女の子の写真が掲載されたインタビュー記事だった。
この子が長浜ねる……。
0463『-Notebook- ねるひめの』6(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 16:51:24.51ID:zp2zdEei0
あるページには『極秘!』と書いてあった。
そのあと数ページに渡って、短い物語が書かれていた。
全てに娘……姫乃と長浜ねるが登場するものだった。
娘の空想の物語だ……。

私をより悲しい気持ちにさせたのは、ノートに文字が書かれた最後のページだった。

「明日、ねると話す事!」

いろいろな事が書いてある。
多分、長浜ねるに言う事の案でも用意したのだろう。
0464『-Notebook- ねるひめの』7(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 16:52:11.13ID:zp2zdEei0
・これは長すぎ! 時間が足りない!
・これは話せそう! ……やったー!
・これは平凡! ダメ!
・これはいけるかな?

色の着いたペンで自己チェックしてある。
文字から娘の心が伝わってくる。

そうか……本当に……楽しみにしていたんだな……。
0465名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 16:53:09.98ID:2JkC5VDQa
途中でバッティングしちゃった(泣)
0466『-Notebook- ねるひめの』8(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 16:53:21.86ID:zp2zdEei0
私は、どうして娘が女性アイドルグループのファンになったのかといった事や、どうして長浜ねるという子にここまで夢中になったのか考える事はやめた。

ただ、こんなにも楽しみにしていたのなら……イベント会場まで行かせてあげたかった……。

ノートにひとつ涙が落ちた。

私は、インタビュー記事の一枚の写真でしか知らない長浜さんに語りかけた。
「娘は、本当にあなたの事が好きでした……」と。


『-Notebook- ねるひめの』(完)
0469名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 17:27:53.01ID:2JkC5VDQa
>>468
基本的に2ちゃんだから自由でいいと思うんですけど
俺は連投してる人が居たら様子見て時間ずらしますねw
読んでくれる人も煩わしいだろうし割り込まれた人もいい気はしないだろうからねw

バッティングしたの気づいてて投稿続けちゃったら俺的にはマナー違反かなw
0470バイトの先輩理佐ちゃん10(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 17:39:26.26ID:2JkC5VDQa
「好きな人に助けてもらえたら嬉しいんだけど」
なんて言われて今度変な奴が来たら理佐ちゃんを守るために闘う決意した俺

「本当に守ってくれるの?」
なんて喜びと疑惑の入り雑じった眼で俺を見つめる理佐ちゃん

「好きな娘を守れる男になりたいから頑張る」って男気な俺

「ありがとう、嬉しいけど無理しないでよ、俺君見るからに弱そうだから」
ってマジに心配してくれそうだから好き
0471バイトの先輩理佐ちゃん11(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 17:49:14.49ID:2JkC5VDQa
「俺君見るからに弱そうだから」 
理佐ちゃんのそんな心配が適中してしまったのか!?

今日も変な客が理佐ちゃんに絡む夕方のコンビニ

弱そうな奴であってくれ!って祈りながらレジの方を見る俺

うわっ、昨日の奴よりイカツイ(泣)

今日も店長が側に居るのにすがるような視線を俺に送る理佐ちゃん

そして今日も棚卸しに逃避する俺

こんなんで理佐ちゃん守れんのか俺
0472バイトの先輩理佐ちゃん12(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 17:52:15.78ID:2JkC5VDQa
理佐ちゃんの無理すんなって言葉に甘えて

今日も理佐ちゃんを守る役目を店長に譲って棚卸しに集中する俺

「棚卸しに逃避してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「無理しないでって言ったの私だけど・・・ちょっとは頑張って欲しかったなぁ」
って残念そうな理佐ちゃん

「情け無い奴でごめんなさい」って謝る俺

「本当に俺君情け無くて心配だから、私がずっとそばに居てあげないとダメだね」
なんて言ってくれそうだから好き
0473名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/23(日) 17:53:31.63ID:2JkC5VDQa
連投終了しましたm(__)m
0474チベットさん(仮)(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 18:45:34.31ID:zp2zdEei0
>>473
重ね重ね、割り込みおよびマナー違反失礼しました。

さて、たくさんの自作品と思い出が詰まったこのスレッドですが、埋め立て段階と共に、ねるシリーズどんどん完結させていきます。
蛇足のものもありますが作者特権です。

今度は自分が連続投稿を初めますのでよろしくお願いいたします。
0476『てくねる』After(完結)(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 18:58:46.36ID:zp2zdEei0
>>39 の続き
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僕は、ねるが入院している病院にお見舞いに来ていた。

複数能力所持者のマイナス面が彼女を蝕んでいた。容体はかなり悪いようだ……。

「ねる……」
僕はベッドの上のねるに波長でなく、声で語りかけた。

「てく……」
彼女の声は弱々しかった。
「もう……ゲームはおしまい……」

彼女の波長が聞こえた。
(てく……ありがとう……)

ねるは微かな笑みと共に、静かに目を閉じた……。


『てくねる』After(完結)
0478『りかねる』After(完結)(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 19:04:06.75ID:zp2zdEei0
>>122 の続き
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夜の道路の傍らで女生徒が泣いていた……。

鈴本美由紀という生徒……。
彼女の顔は救急車とパトカーの赤色灯に照らされていた。

「友達だったんです……」
「わかりません……どうしてあんな事に……」
「歩道橋から……て……が……もう……」
彼女の声は喧騒にかき消された。


『りかねる』After(完結)※セリフ内容変更
0479『るねねる』After(完結)(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 19:18:38.88ID:zp2zdEei0
>>153
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「これ、原作漫画と違うんですけど……」
ドラマ最終回の台本を受け取った私は言った。
「土田広海……つまり、長崎ねるは平手友也と結婚して終わるはずじゃ……」

「ああ、視聴率の関係で2話減ったので友也との恋愛エピソードを切るしかなかったんです。で、今度は土田広海がアイドルとしてデビューするというラストに変わりました」
……うええ! 原作漫画のファンだった私はすごく残念……ってか、それ何!?


『るねねる』After(完結)
0480『りなねる』After(完結)(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 19:38:33.92ID:zp2zdEei0
>>207 の続き
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私たちは四人そろって空を見上げた。

理科が大きな声で言った。
「そうだ! 今度、みんなで箱根に行こうよ!」

「旅行……か……」
梨奈がつぶやいた。まんざらでもなさそうだ。

「長崎さん……ねる! 行きましょう!」
私は、ねるを指さした。

ねるはにっこり微笑んだ。


『りなねる』After(完結) to >>361 -parallel world-
0481『GATE』After(Loop)(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 19:53:22.43ID:zp2zdEei0
>>266 の続き
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迷っていた「No.2」が壁に向かって何かを答えた。


<--- G A M E O V E R --->

空間が歪んだ……。

……………………
『初期化』

私が目覚めた時、目の前にある半透明の壁のようなものに私の顔が映っていた。
私は眠っていたらしい……。

私の名前は、上村莉菜…………


『GATE』After(Loop)
0482名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/23(日) 20:00:36.92ID:w6p1BnLU0
>>481
多世界過ぎて、わけわからなくなってきましたw
0483『モナ王国の道化師』(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/23(日) 20:02:59.12ID:w6p1BnLU0
「おい、何かやれ」
王冠被りし孤高の美女が、愛想なしに命令を下し、どうしようかと戸惑った。
心情見えぬその表情は、白粉さえも動かない。
真面目に振る舞う道化師は、彼女の手をとりキスをした。
「失礼します、女王陛下」
マントに隠れし小さな胸に、道化師の耳がくっついた。
明らかなる心拍は、鼓膜を震わして、道化師の鼓動も同調した。
僅かに舞い散る白粉が、道化師の鼻先に降りかかり、
見えぬ真上の口紅が少し緩んだことを知らせてくれた。
0484名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/23(日) 20:03:51.48ID:w6p1BnLU0
「緊張しておられるのですか」
挑発気味の問いかけを残し、道化師は彼女の体から離れた。
「あっ、ちょっと待って」
ようやく開いた彼女の口に、道化師は指を添えた。
「お望みとあらば、いつでもお相手しますよ」
鼻を鳴らした道化師のウインクが、彼女の頬を赤く染めた。

控え室にて、道化師は胸に巻いたさらしを解いた。
「冷酷にふるまうのも、ためを思えばこそなのです」
自分に似つかわし性格をしたかつての親友に呟いた。
0485名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/23(日) 20:07:42.85ID:IjUjEIS1K
あのスレ見ましたねw
0486『-FLOWER- てくりな』(完結)(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 20:14:15.10ID:zp2zdEei0
>>300 の続き
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花火大会の帰り道……。
「ねぇ……平手君……」
神村が立ち止まった。

「来週末……海に行きませんか!」
神村は僕を指さした。

「二人で?」
と僕が聞くと
「うん……」
神村は小さな声で言った。

「もちろん……行くよ!」
僕は笑いながら神村を指さして言った。


『-FLOWER- てくりな』(完結)
0487名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/23(日) 20:20:30.49ID:w6p1BnLU0
>>485
どのスレっすか?
マジでわかんないですw
0488『-SKY- りなりなりなねる』(完結)(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
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2017/07/23(日) 20:23:51.75ID:zp2zdEei0
>>374 の続き
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「えっ!」
「えっ!」
「えーっ!」
私たち三人は驚きの声をあげた。
ラテが柄にもなくもじもじしている……。

「好きな人ができた!?」
ラテに向かって三人同時に言った。

「うん……」
「実は……あの人と、東京でまた会った」
あの人?
「平手……平手友也……」
「えーっ!」
私たち三人は一斉に驚きの声をあげた。


『-SKY- りなりなりなねる』(完結)
0490『ひめの』(完結)(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
垢版 |
2017/07/23(日) 20:31:16.83ID:zp2zdEei0
>>423 の続き
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インターネットサイトに投稿するのをやめた私は新しい物語を書き始めた。
もちろん、オリジナルキャラクターによるオリジナルストーリーだ。

これを、出版社に持ち込んでみるつもりだ。どうなるかはさっぱりわからないけど。

ある日、夫がテレビのほうを向いたまま言った。

「なぁ……今度、お前の書いた話を読ませてくれないか?」


『ひめの』(完結)
0492名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
垢版 |
2017/07/23(日) 20:34:56.66ID:w6p1BnLU0
>>489
完全にシンクロですw
関係者の方には、是非目に留めてもらいたいスレです
0493名無しって、書けない?(空) (ブーイモ MMcf-I4wg)
垢版 |
2017/07/23(日) 21:11:04.76ID:j39SHvEZM
>>336
そんな言い方されると照れちゃう
俺のは、修辞は拙い、構成は甘い、そして何よりメンバーの魅力を伝えることが出来ない駄文ですよ
質問にお答えすると、文体は新感覚派っぽくしようとしてます
それから全ての情景描写に象徴的意味を含ませて必然性を与えているつもりです
こういう妄想は、全くのマスターベーションであって本来は他人様に見せるべきでないとは思うんですけど、そこには名状しがたい衝動との葛藤があるんですよね
0494名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
垢版 |
2017/07/23(日) 21:49:06.86ID:IjUjEIS1K
>>491
完結乙です。思わずリアルタイムで追って読んでしまう作品も多かったです。

次スレでもぜひ読みたいなあ
0495名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
垢版 |
2017/07/23(日) 22:05:19.68ID:w6p1BnLU0
>>493
新感覚派でしたか…確かに文体的には横光に似ている気がします
まあ実を言うと、新感覚派は川端しか読んだことないんですけどねw

私も無性に文章を書きたくなるときがありますし、
その自己満足な文章を受け入れてくれるこのスレの皆さんはとても優しいです
0496名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
垢版 |
2017/07/23(日) 22:06:22.73ID:cJVz60vHa
>>489
さっそく大阪府さんが妄想書きに行っててワロタwww
大阪府さんも>>483>>484の続編あっちのスレに書き続けて妄想書き散らし生活に突入ですねw

>>491
乙ですm(__)m
0497チベットさん(仮)(チベット自治区) (ワッチョイ ff76-5gI1)
垢版 |
2017/07/23(日) 23:33:16.71ID:zp2zdEei0
>>494
次スレッドにテスト投稿してみます。いくつかレスを使ってしまうかもしれませんがご容赦願います。
二人主人公、他のかたが読んでストーリーを追えるかどうかが不明。

<問題点>
・長さ。一番長い『てくねる』がエディターで1200行、次に長い『GATE』が820行。これに並ぶか超えるときびしい。

・欅成分不足。『ひめの』で自分の首を絞める文(意見) >>421 を書いたのでそこはなんとかしたいです。
0498ぽん民(大阪府) (ワッチョイ bfe9-ix72)
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2017/07/24(月) 00:22:50.25ID:esmEQBJG0
「はんぶんこ」

放課後の屋上が好きだ。
ここに来ればどんな、嫌なことも忘れられる。
錆びた手すりに腕を乗せ、遠く、赤くなり始めた空を眺めていた。
(つづく)
0499ぽん民(大阪府) (ワッチョイ bfe9-ix72)
垢版 |
2017/07/24(月) 00:31:09.47ID:esmEQBJG0
「元気だしなよ!」
ハスキーな声。誰かが僕の肩をたたいた。
振り向くと幼なじみの由依ちゃんが笑っていた。
「どうせ、俺なんて誰にも相手されないんだ」
ふて腐れたように前を向きなおそうとすると、由依ちゃんが
僕の横にそっと近づいた
(つづく)
0500ぽん民(大阪府) (ワッチョイ bfe9-ix72)
垢版 |
2017/07/24(月) 00:34:54.56ID:esmEQBJG0
「そんなことないよ。○○をふるなんて、ほんとバカだよ」
茶色い長い髪が風に揺れている。その声には少しだけ怒りが滲んでいた。
「由依ちゃん……」
気づけば、涙が流れていた。
グラウンドでノックを受ける野球部たちの威勢のいい声が、黙りこんだ
二人の間に聞こえてくる。
(つづく)
0501ぽん民(大阪府) (ワッチョイ bfe9-ix72)
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2017/07/24(月) 00:37:32.10ID:esmEQBJG0
「ほら!元気出して!さっき買ったんだ!○○が好きなやつだよ」
由依ちゃんはわざとらしく明るい声で言うと、
左手に持っていた袋から、紙に包まれた大判焼きを一つ取りだした。
「はい!はんぶんこ!」
大判焼きを半分にすると、僕に差しだした。
「あっ……。ありがとう」
「悲しい気持ちも、はんぶんこ」
由依ちゃんは照れくさそうに俯きながらそう言って
僕の左腕をそっと掴んだ。
0502ぽん民(大阪府) (ワッチョイ bfe9-ix72)
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2017/07/24(月) 00:38:19.51ID:esmEQBJG0
大判焼きは冷めてしまっていたけど、由依ちゃんの手はあたたかった。
(おわり)
0503名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-jASc)
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2017/07/24(月) 00:58:57.15ID:N49iOYlva
>>502
ぽん民さん乙ですm(__)m

相変わらずゆいぽん愛溢れる作品ですね
ゆいぽんと幼なじみ設定の相性バツグンなんですよねぇ
0504【てちのち・1】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 01:41:34.81ID:HUDdWa3wK
真夏の青空と彼方に浮かぶ入道雲。
しかし吹いてくる風はすごく爽やかだ。

夏フェスのステージを終え、興奮冷めやらぬ様子のメンバー達の輪を抜け出し、1人で会場裏まで出てきてみた。
バックステージパスを付けた人たちが三々五々立ち話をしている間を通り抜け、海に面した柵のところまで来ると、そこには大きく広がる海と水平線。

思わず深呼吸してみた。
0505【てちのち・2】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 01:43:02.48ID:HUDdWa3wK
少しの間、海を眺めていると、不意に隣に人の気配がした。

そっとそちらを見てみると、Tシャツにホットパンツのショートカットの女性が同じように手すりにもたれて海のほうを眺めている。

間違いない。見たことある。出番前だよね?確か…

海風に吹かれる横顔は近くで見てもさすがの美人さんだけど
それよりも気になったのは手に持っていた物…

パン?かなぁ…?
0506【てちのち・3】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 01:46:45.83ID:HUDdWa3wK
そんなこと考えながらちょっとガン見してたら、気付かれちゃった(汗

の「あ!あ…本物だよね!?」

指さされた(笑)
本物て(笑)
…と思いながら会釈をした。

の「いや〜嬉しいな〜さっき欅坂さんの楽屋に挨拶に行ったら会えなかったから…」
て「あ?来ていただいてたんですか?すいません…」
の「やっぱ忙しいんやね〜って皆で話してたの」
て「いいえ…ちょっと、気分転換に…」
0507【てちのち・4】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 01:48:30.71ID:HUDdWa3wK
の「そうだったんだ(笑)。じゃあ私も出てきて良かった。後であ〜ちゃんとゆかちゃんに自慢しようっと」
て「私もメンバーに自慢します(笑)」

ネット情報では人見知りな方だってさんざんあちこちに書かれていたのを見ていたので、気さくに話しかけてもらえたのが嬉しい誤算だった。

の「平手さんってまだ高校生ぐらいなんだって?」
て「1年生です。この前16歳になりました」
0508【てちのち・5】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 01:50:30.09ID:HUDdWa3wK
の「ええぇ?じゃあ私達がまだ3色の衣装着て地元のお祭りの片隅で歌ってたころの歳じゃん。私…こんなにしっかりしてなかったなぁ…」
て「いえいえ、しっかりなんかしてないです。本当に」
の「それにもう一回り以上も歳が離れてるのか…ああ…私たちも歳とったなあ…」

その深刻そうな科白とは裏腹に、手に持ったパンを食べ始めたのを見て、思わず声をかけてしまった。

て「あの…それは…」
0509【てちのち・6】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 01:52:06.54ID:HUDdWa3wK
の「あ、これ?食べる?」
て「い、いえ、そういう訳じゃないですけど、何か気になっちゃって」
の「ああ…確かに何か不思議かもね(笑)でもね、これが私の原点でもあるんだ」
て「原点…ですか?」

私は彼女が手に持ったパンの袋を見つめた。

の「アクターズスクールに通ってたときに毎日のように食べてたんだ。育ち盛りだったし、歌とダンスの練習でお腹ペコペコになっちゃうから」
0510名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/24(月) 01:53:18.25ID:TnzruwBrd
>>506
まさか・・・まさかこれは・・・
奇跡のショートヘア美女と美少女の夢の共演!?
0511【てちのち・7】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 01:53:23.75ID:HUDdWa3wK
の「おかげでこのチョコスナックパン=私、みたいなトレンドマークになっちゃって(笑)」
て「思い出も詰まってるんですね」
の「だからこれを食べると初心に帰れる気がしてね。気合いも入るの」

そう言いながらまた一口食べた。

の「あ、でもその頃って平手さんはまだ生まれてなかったんだよね?うわぁ〜きっついなあ…」

そう言いながら1本完食した。
0512【てちのち・8】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 01:55:21.44ID:HUDdWa3wK
て「ライブ前はいつも食べられるんですか?」
の「いや…ていうか、私たちにとって夏フェスって特別なの。私たちの普段のライブ映像って見てくれたことある?」
て「はい。レーザー光線とか舞台装置もすごくて、その中でパフォーマンスされてる姿もとても格好よくて…」
の「そうなの。そういう舞台演出をスタッフさんたちが一生懸命いろいろ考えてくれてるんだ」
0513【てちのち・9】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 01:57:03.64ID:HUDdWa3wK
の「だから私たちは何もしてないようなもんで」
て「そんなことないと思います…」
の「でも、こういうフェスだとそういった演出はほぼ無しで3人のパフォーマンスだけで勝負しないといけない。しかもお客さんは私たちのファンじゃない方が圧倒的に多い。
これって、TVに出させて貰えるようになる前の私たちの状況とすごく似てるの」
0514【てちのち・10】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 01:58:27.09ID:HUDdWa3wK
の「だからすごく初心に帰れるし、私たちがこれからもやっていけるか試せる貴重な場所なの」
て「だから…気合い入れに…」
の「そう。初心に戻ってステージに上がるために」

そう言って微笑んだ彼女の目は、先ほどとは比べものにならないように真っ直ぐ輝いて見えた。
0515【てちのち・11】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:01:47.54ID:HUDdWa3wK
私は思い切って訊いてみることにした。
こんなチャンス、めったに無いし。

て「あの…私たちのステージ、見ていただいたことは…?」
の「うん。もちろん。さっきのも見てた」
て「ありがとうございます。それで、何か感想とかいただけたら嬉しいなって…」
0516【てちのち・12】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:03:02.44ID:HUDdWa3wK
の「うん。全員で曲の世界に入り込んで堂々としたパフォーマンスだった。2年目でこれは本当にすごいって、感動したよ」
て「ありがとうございます。励みになります」

こう答えながら実は少し失望している自分がいた。
悪く言えば社交辞令みたいな…
やっぱり大人の世界だししょうがないのかな…と。
0517【てちのち・13】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:04:44.15ID:HUDdWa3wK
すると、私の顔を見ていた彼女が口を開いた。

の「あの…パフォーマンスの時に平手さんは一番何を考えてる?」

不意な言葉に少し動揺しながら、私はこう答えた。

て「歌に込められたメッセージや意味を、どう表現して、聴き手のみなさんに伝えられるかです」

彼女はそれを聞きながら深く何回も頷いた。
0518【てちのち・14】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:06:25.38ID:HUDdWa3wK
の「うんうん。それがあのパワーの源なんだね。私たちなんかは、曲作ってる人に歌の意味訊いても『歌詞に意味なんて無い』の一点張りだからさ、伝えようがないの(笑)」

そう言ってちょっと笑ったあと、彼女は私を見つめ、更にこう訊いた。

の「パフォーマンスしてる時って、楽しい?」
0519【てちのち・15】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:09:53.89ID:HUDdWa3wK
私は絶句した…

確かに私はパフォーマンスの精度を高め、歌の世界を伝え、センターとして他のメンバーに迷惑にならないように、
笑顔も封じ込めて一心不乱にやってきた。

楽しいかどうかより、プレッシャーに負けないこと、自分の弱さに打ち勝つこと。

それだけを…
0520【てちのち・16】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:12:43.61ID:HUDdWa3wK
急にうつむいてしまった私に彼女が声をかけてくれた。

の「あ、違うの違うの。そういうんじゃなくて(汗)。でもね、私たち…いや、ひょっとしたら私だけかもしれないんだけど、いつも大切にしていることがあるの」
て「…何ですか?」
の「感謝」
て「感謝…」
の「こうして今日も3人でパフォーマンスすることができる。そのことが本当に有り難いって」
0521名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/24(月) 02:13:31.94ID:TnzruwBrd
ド深夜ですがお疲れ様です!
0522【てちのち・17】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:16:32.53ID:HUDdWa3wK
の「こうしてステージに立てることは当たり前じゃない。ファンの方や周りの方の力があってのこと。広島で活動してたころからこれだけは絶対に忘れないって決めてるの。
それを再確認するためにも私は今日もこれを食べる(笑)」

そう言って彼女はパンの袋を振ってみせた。
0523【てちのち・18】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:18:48.41ID:HUDdWa3wK
の「そう感謝しながらステージに上がるとね、緊張もあるけどものすごく幸せな気持ちになるの。それは周りの人たちにも伝わってるはず」
て「はい」
の「ある意味一番大切にしてるのはそれかも知れない。その気持ちが無くなってきたときが、私たちの終わり」
て「そんな…」

思いがけない言葉にドキっとした。
0524【てちのち・19】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:21:28.43ID:HUDdWa3wK
の「平手さんはさ、欅坂のメンバー達のこと、好き?」
て「はい。大好きです」

自分でも驚くぐらい素直にその言葉が出た。

の「良かった」

彼女はにっこり笑うと、パンの袋を差し出した。

の「ひとつだけ贅沢を言わせて貰えるならさ、ステージ上での幸せな平手さんも見たいな。なんてね」
0525【てちのち・20】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:24:02.41ID:HUDdWa3wK
の「平手さんが幸せだとさ、メンバーのみんなもファンの人たちもきっと幸せにできると思う」
て「はい。頑張ります」

の「よし。一丁頑張ってくるか。いやっほぉ〜い!」

彼女はそういうと凛とした足取りで楽屋へと帰っていった。
0526【てちのち・終】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 02:27:47.59ID:HUDdWa3wK
私は手元に残されたチョコスナックパンの袋を握りしめた。

いろいろあるけどやっぱり大好きな仲間たち。
みんなと一緒にパフォーマンスできる幸せが染みてきた。

無性にメンバーの顔を見たくなった私は楽屋へ向かって駆け出した。

風はさらに心地よくなっていた。

―了―
0527名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/24(月) 03:10:47.36ID:TnzruwBrd
お疲れ様でした!
最高です!

JPNコンサートの熱さがよみがえりました\(^-^)/
0528ゆいぽんは好きだけど、NOTぽん民大阪府(大阪府) (ワッチョイWW df57-R07P)
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2017/07/24(月) 06:43:46.54ID:TKUsig4l0
>>526
なんか、めっちゃありそうなお話
パフュームが独自の世界観を創り上げたように、
欅ちゃんも自分たちにしかできないことをやって欲しいですね

>>502
いやぁ、いいお話です
このゆいぽんは、絶対に僕くんのこと好きですね
幼馴染設定はなぜ心にグッとくるでしょうね
0529名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 06:54:54.48ID:2pbEi0O8a
>>526
タイトルがチベットさんへのオマージュになってるw

のっち最高〜
0530名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 12:55:36.99ID:HUDdWa3wK
>>527-9
ありがとうございます
スレチぎりぎりの話でしたが勢いで書いてみました(笑)
てちこさんだけでなくパフュームさんへの想いも込めてみました
0531【バックトゥザフューチャー・前編】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 13:03:04.59ID:HUDdWa3wK
ねる「邪魔するで〜」
ドク「邪魔するなら帰って〜」
ねる「ほなさいなら…って、こらこら〜!」
ドク「…腕上げたな(笑)。ところで何の用じゃ」
ねる「デロリアンを貸してほしい」
ドク「また過去に行くんかね」
ねる「Showroomをやり直してきたいんだ」
0532【バックトゥザフューチャー・中編】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 13:36:39.08ID:HUDdWa3wK
ドク「ああ、なるほど。最近叩かれまくりだから(笑)」
ねる「笑い事じゃねえよ」
ドク「だがな、気の毒だがデロリアンは今は車検に出しとるところでな」
ねる「何やて?」
ドク「鮫洲から帰ってくるのが来週なんじゃ」
ねる「ここは何処やねん」
ドク「だから代わりにこのグレードアップしたポロリアンはどうじゃ」
0533【バックトゥザフューチャー・後編の1】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 13:41:58.89ID:HUDdWa3wK
ねる「どうグレードアップしたの?」
ドク「タイムリープすると一緒にポロリする仕様じゃ」
ねる「誰が乗るんだよ」
ドク「じゃ、このポメラニアンはどうじゃ」
ねる「犬に変身かよ」
ドク「なぜわかった」
ねる「わかるだろ!もっと普通に使えるのないのかよ」
0534【バックトゥザフューチャー・終】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 13:49:55.17ID:HUDdWa3wK
ドク「じゃあ、わしの作品じゃないが、このチロリアンはどうじゃ」
ねる「千鳥屋謹製って書いてあるけど」
ドク「この筒の中に身体を入れてじゃな…あ!これはいかん!ダメかも知れん」
ねる「どうしたの?」
ドク「ねるちゃんのサイズ感じゃ筒に入りきらんじゃろ」
ねる「やかましいわ」

―了―
0535名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 14:00:12.48ID:vffstNOq0
ガタンゴトンガタンゴトン…
僕がいるのは、東京から離れた富山にいる。
なぜかって?少しだけ暇ができたから、遊びに来たんだよ。
遊びっていっても、自然に触れにきただけなんだけどね。あはは…
0536名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 14:03:25.63ID:vffstNOq0
>>535
僕はこれから、黒部のトロッコ電車に乗るところだ。
あれはいいよ。橋にさるがいたりして、それでもって、緑が多いし、ゆったり出来る。
まぁ、窓がないせいか、夏でも寒かったりするんけどね。
0537名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 14:07:29.68ID:vffstNOq0
>>536
そんなときに、彼女と出会ったんだ。
彼女はノースリーブの花柄のワンピースを着ていた。とても美しいと思ったよ。
今までにあったことがないくらいにね。
僕は思わず声をかけたよ。
0538名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 14:08:42.89ID:vffstNOq0
>>537
「凄く綺麗ですね」って。
そうしたら彼女は
「そんなことないですよ。ありがとうございます」って微笑んだのさ。
すごく、可愛かった。
0539名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 14:10:43.05ID:vffstNOq0
>>538
でも、乗るトロッコは違ったみたいで、僕と彼女はお別れしたのさ。
あ、名前、聞くの忘れたなぁ。なんて考えながら僕はイアホンを耳にかけたのさ。
彼女は欅坂の一員なんて知らずにね。

END
0540【T2・1】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:28:29.17ID:HUDdWa3wK
私はアイドルグループ欅坂46のメンバーとして、充実した日々を送っていた。
しかし、それがある日突然、崩れてしまった。
未来から送り込まれた高性能ロボット、ターミネーターに命を狙われることになったのだ。
私は懸命に逃げた。しかし無力だった。
0541【T2・2】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:30:08.22ID:HUDdWa3wK
諦めかけたその時、同じく未来から来た助っ人が現れ、なんとか協力してターミネーターを撃退することができた。
しかし、その恐怖からなかなか逃れられずパニック症状が続き、未来から来たロボットに命を狙われたという話も幻覚妄想だと診断され、私は病院に収容されてしまった。
0542【T2・3】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:31:11.69ID:HUDdWa3wK
もう入院させられてから2か月になる。アイドル活動も休業中だ。
公式発表では心身のバランスを崩して体調不良ということになっていて、ファンの方々からのいたわりの声も沢山聞こえてくる。
本当に有り難いけど…そうじゃないんだ…私、本当に狙われて…
0543【T2・4】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:33:03.35ID:HUDdWa3wK
こ「どう?今泉?調子は?」
ず「あ!また今泉っていった(怒からの笑)」

今日は久しぶりに小林ゆいが面会に来てくれた。同じく欅坂46のメンバーで、私とはユニットの相方でもある。
馬が合わない面も多々あるけど、やはり大切な存在だ。
今日は何か大きな封筒を抱えていた。
0544【T2・5】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:33:57.58ID:HUDdWa3wK
ず「最近忙しいの?顔が疲れてるよ…て言うか、変だよ(笑)」
こ「変って何だよ(笑)。忙しい理由はこれだよ」

ゆいは封筒の中身を見せた。それは7月に富士急ハイランドで欅坂46の単独コンサートが決定したという告知と、打ち合わせの書類だった。
0545【T2・6】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:35:26.07ID:HUDdWa3wK
ず「単独で2日間も?すごいじゃん…」

私の声にちょっとした悲しみを感じとったのか分からないが、ゆいが言葉を続けた。

こ「これに今泉がサプライズで登場する計画なんだよ」
ず「え…?」

私は驚きと戸惑いと喜びの合わさった声を上げた。
0546【T2・7】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:36:23.30ID:HUDdWa3wK
こ「この計画はメンバーでは私しか知らない。極秘なの。今日はそれを伝えに来た」
ず「本当なの…?」
こ「当日はここに直接バスが迎えにくる。それに乗って現地に直行ね。詳細は書類に書いてあるから」

そう言うとゆいは極秘と書かれた書類を残して帰っていった。
0547【T2・8】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:53:23.58ID:HUDdWa3wK
書類に目を通しながら、私は複雑な気持ちだった。
確かに復帰できるのならものすごく嬉しい。
でも、大丈夫だろうか…?
私は今でも狙われているはず。第2、第3のターミネーターがいつ現れるかわからない。
そうしたら、みんなを巻き込んでしまう…
0548【T2・9】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:54:32.43ID:HUDdWa3wK
そう考えてしまうのは、私が狙われる理由を未来から来た助っ人に聞いたからだ。

私の名前は今泉ゆい。
しかし、これは芸名で、本名は『ズミ・コナー』。生まれはアメリカなのだ。

そして、将来産まれる私の子供、『キョン・コナー』こそが本当のターゲット。
0549【T2・10】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:55:33.16ID:HUDdWa3wK
キョンは、自動販売機に支配された未来の世界でコンビニの復権を目指すレジスタンスのリーダー。
「ちょっと待って」と皆を冷静に諭しながら戦いを続ける有能なリーダーであり、その存在が疎ましい自動販売機軍が私を抹殺してキョンの存在を消そうとしているのだ。
0550【T2・11】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:57:00.14ID:HUDdWa3wK
複雑な思いのまま、当日を迎えた。
朝早くゆいが迎えに来た。疲れがひどいのか一段とやつれた感じだ。

こ「じゃ、乗って」

案内されたバスは全面スモークの大きなものだった。
これなら極秘に移動はできるだろう。
私は後ろ寄りの席に座った。
0551【T2・12】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 18:59:31.27ID:HUDdWa3wK
次にゆいが乗り込んで、ドアが閉まる。

次の瞬間、信じられないことが起きた。
ゆいがバスの運転席に座ったのだ。

ず「え…?ゆい?運転なんて…」

私の声に反応して振り向いたその顔は、すでに、ゆいの顔ではなく、銀色の塊だった。
0552【T2・13】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 19:00:37.47ID:HUDdWa3wK
あっ…と思った次の瞬間、バスは全速力で走り出した。
私の身体がシートベルトでがっちり固定されて逃げられなくなっているのに気づいたのは、その後だった。

なぜ気づかなかったんだろう…
いくらなんでも顔が変わりすぎだったのに…
0553【T2・14】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 19:01:44.88ID:HUDdWa3wK
私は自分の不注意を激しく後悔した。
しかし、後の祭りだ。

全速力のバスに揺られながら今度こそおしまいなんだと全てを諦めかけた、その時。
どこからともなく、声が聞こえてきた。

“周りのもんにしっかりつかまっとくんやで〜!!”
0554【T2・15】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 19:02:45.06ID:HUDdWa3wK
私が足を踏ん張り、座席にしっかりしがみついた次の瞬間、

どっぐぉぉおおん…

ものすごい轟音と衝撃と共に、バスは止まった。

恐る恐る目を開けてみると、バスの前方はぐしゃぐしゃの押しつぶされ、運転席のあれも動きを停止していた。
0555【T2・16】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 19:04:09.73ID:HUDdWa3wK
事態が飲み込めないで少し呆然としていると、バスの扉を開けて人が入ってきた。

ず「よ…米さん?」
米「久しぶりやな。さ、早よう出るで」

米谷ななみ。欅坂46のメンバーである。

シートベルトを切ってもらい、バスの外に出た。
0556【T2・17】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 19:06:23.30ID:HUDdWa3wK
外に出ると、映画でしか見たことない巨大タンクローリーの横腹にバスが突っ込んでいるのが見えた。

米「ローリーは空やから心配あらへん。でもバスのほうが危ないからな。逃げるで」

そう言うと米さんは私を後ろに乗せ、バイクで走り出した。
0557【T2・18】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 19:08:06.96ID:HUDdWa3wK
ず「何で…何で米さんが?」
米「最近またターミネーターが近づいてる情報が来てたからな」
ず「え…!?」
米「実はな、欅坂のメンバーはみんなずみこを守るために未来から送り込まれたんやで」
ず「…!」

みんな知っていたの…?
0558【T2・19】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 19:09:18.76ID:HUDdWa3wK
米「だから今回ターミネーターがゆいぽんになりすまして近づいたのは誤算やった。ゆいぽんは変に責任感じて落ち込んでたけどな」
ず「ゆいのせいじゃないよ…」
米「もちろんな(笑)。私たちは全員ずみこの味方や。大丈夫やで。大丈夫やで」
0559【T2・終】(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 19:12:06.63ID:HUDdWa3wK
米「長い戦いになるやろけどな(笑)」
ず「ありがとう」
米「今日はとにかく身を隠すで。とばすからつかまっとるんやで〜」

ブウゥゥン…

そしてこの日、富士急ライブに今泉と米谷の欠席がアナウンスされた。

―了―
0560名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 19:14:05.25ID:HUDdWa3wK
120文字を切りました〜
長い戦いや(笑)
0561名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 19:18:08.50ID:ewVsgl0oa
>>559
ヤバい、感動しちゃったw
0562名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 20:03:34.06ID:ewVsgl0oa
愛知県さん
チワンさん
改めて埋め立てご苦労様ですm(__)m
0563名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 20:40:31.94ID:vffstNOq0
>>562
いえいえ、そちらこそ新スレの保守お疲れ様でした
0564僕には青春がない…はずだった。(愛知県)(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 20:49:01.81ID:vffstNOq0
佐藤詩織(男)×今泉佑唯
僕には青春がないはずだった。
僕はずっと一人でいた。僕は群れることを好まない人だから。
景色を撮ったり、スケッチしたり、欅坂の人物の絵を書いたりした。
0565名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 20:53:48.44ID:vffstNOq0
>>564
そんな僕に君は話しかけたんだ。
「ねぇ、その絵見せてよ」って。
そう言って僕のスケッチブックを取り上げたんだ。
そしてゆっくり1ページずつ見てたんだ。
0566名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 20:54:03.27ID:vffstNOq0
>>565
そうして見終わると君は
「面白かったよ?また見せてね。」
って、微笑みながら言ったんだ。
そうして君はどこかへ行ってしまった
0567名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 20:56:52.96ID:vffstNOq0
>>565
僕はその笑顔に魅せられたんだよ。きっと。
それから君は頻繁に僕のところに来るようになったんだ。
最初は佐藤くんってよばれてた。
0568名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 20:58:12.48ID:vffstNOq0
>>567
いそれ1ヶ月経つと「佐藤」になって、どんどん経ってくと勝手にあだ名をつけられて「しーくん」になった。
でも僕は君の名前を知らない
0569名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 20:59:08.71ID:vffstNOq0
>>568
だから聞いてみたんだよ。
「ねぇ、君の名前って何?」
ってさ。そしたら急に黙っちゃって。
悪かったかななんて思って謝ろうとしたら
0570名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 21:01:00.09ID:vffstNOq0
>>569
「………ゆい」

えって言ったら、次は大きい声で
「今泉佑唯っ!」
って満面の笑みで言ってくれたんだ。
その時の君はとても可愛かった
0571名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 21:05:40.24ID:vffstNOq0
>>570
でもどんどん月日が流れてくと同時に君の闇も知っていったんだ
そんな闇を知っても僕の心は君に心揺らいでて、もう、取り返しもつかなかったんだ。
0572名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 21:12:50.80ID:vffstNOq0
>>571
ある日君は熱をだしたんだ。
だから君の元へ看護をしに行ったんだ
熱を出した君は思ったよりも色っぽくて僕は理性を無くしてしまったんだ
0573名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 21:16:50.46ID:vffstNOq0
>>572
付き合っても無いのにね。
でも彼女は抵抗をしなかったんだ。
しーくんになら、されてもいいって、涙ぐんで言ったんだ
0574名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 21:22:00.63ID:ewVsgl0oa
愛知県さん!チワンさん並の埋め立てマスターじゃないですか!?
0575ど根性理佐ちゃん1前編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 21:42:48.11ID:ewVsgl0oa
「ねぇいきなりで悪いけど無理ない?これ」
俺のTシャツに張り付いた理佐ちゃんが文句言ってる
0576ど根性理佐ちゃん1後編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 21:43:58.36ID:ewVsgl0oa
「まぁ埋め立てネタってことで見切り発車だね」って適当な俺に

「そんな理由で平面ベリサにしてんじゃねーよ」
ってドス効かす理佐ちゃんだから好き
0577ど根性理佐ちゃん2前編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 21:51:46.47ID:ewVsgl0oa
「だいたいさ、いつものパターンならTシャツに張り付くの俺君じゃないかな?」
まだ文句言ってる理佐ちゃん

「でも理佐ちゃんの方が俺より根性あるから適任なのかも?」ってやっぱり適当な俺
0578ど根性理佐ちゃん2後編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 21:53:10.69ID:ewVsgl0oa
「それに平面俺君より、平面ベリサの方が語呂が良いじゃん」ってますます適当な俺

「そんな理由で彼女を平面ベリサにしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃんだから好き
0579ど根性理佐ちゃん3前編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 21:59:41.44ID:ewVsgl0oa
「ねぇ設定に無理があるんだから手抜かないで」
Tシャツに張り付いたらやけに文句ばっかりの理佐ちゃん

「なんのこと?」ってとぼける俺
0580ど根性理佐ちゃん3後編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:00:53.62ID:ewVsgl0oa
「とぼけてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「1と2の私の決め台詞まったく一緒だよ」って鋭い理佐ちゃんだから好き
0581ど根性理佐ちゃん4前編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:06:42.89ID:ewVsgl0oa
「ねぇちゃんと噛んで食べなよ」
Tシャツに張り付いて平面ベリサになっても面倒見の良い理佐ちゃん

「うん」って素直な俺
0582ど根性理佐ちゃん4後編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:08:06.48ID:ewVsgl0oa
でもやっぱりガツガツかっ込む俺
Tシャツに張り付いた理佐ちゃんに降るご飯

「こぼしてんじゃねーよ」
って定番のドス効かす理佐ちゃんだから好き
0583名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 22:08:07.88ID:vffstNOq0
>>574
いやいや、そんなことないですよ(笑)
短編すぎるネタを埋め立てようとして使ってるだけです(笑)
庭さんもすごいですよ!!
0584名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:10:14.44ID:ewVsgl0oa
>>583
愛知県さんとチワンさんに触発されて書いてみましたw
0585ど根性理佐ちゃん5前編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:17:24.28ID:ewVsgl0oa
「ねぇシミになっちゃうからちゃんと洗ってよ」 
ご飯こぼされた理佐ちゃんに怒られて理佐Tを洗濯する俺
0586ど根性理佐ちゃん5後編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:18:08.98ID:ewVsgl0oa
「理佐Tとか言ってんじゃねーよ」
ってドス効かす理佐ちゃんだけど

「ねぇ柔軟剤も入れて」
なんて甘えてきそうだから好き
0587ど根性理佐ちゃん6前編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:26:56.99ID:ewVsgl0oa
「ねぇ猫にイタズラされちゃうから部屋干しにしてよ」
せっかく快晴なのにもったいないこと言う理佐ちゃん
0588ど根性理佐ちゃん6後編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:27:35.76ID:ewVsgl0oa
「いやいや太陽の光の方が気持ちいいよ」って外に干しちゃう俺
「ねぇ風が強いからちゃんと洗濯バサミ使って」
なんて可愛いこと言いそうだから好き
0589ど根性理佐ちゃん7前編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:33:24.25ID:ewVsgl0oa
「理佐ちゃんどこ行った?」
うっかり理佐ちゃんを干しっぱなしで寝ちゃった俺

風に飛ばされてどっか行っちゃった理佐ちゃん・・・

0590名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/24(月) 22:35:46.69ID:vffstNOq0
>>584
オチも面白くて素敵です。
ホント羨ましいです…
0591名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/24(月) 22:36:26.00ID:HUDdWa3wK
俺君「じゃあこの辺で今度は俺がシャツに貼りつく番で…」イヒヒ
理佐「Tシャツになって私の胸に貼りつきたい一心なのがキモいから却下」
0592ど根性理佐ちゃん7中編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:36:43.93ID:ewVsgl0oa
「完とか書いてんじゃねーよ」  
って電信柱に引っ掛かってた理佐ちゃん

「どっか飛んでっちゃったかと思ったよ」
ってどこか気楽な俺
0593ど根性理佐ちゃん7後編(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:38:35.46ID:ewVsgl0oa
「もう俺君から離れたくないからずっと着ててよ」
なんて言ってくれそうだから好き


本当に完m(__)m
0594名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/24(月) 22:41:00.82ID:ewVsgl0oa
>>590
照れる〜w

>>591
俺君ゲスいな〜w
0595名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/25(火) 00:38:02.67ID:wdl3uyHfK
米「ゆいぽんのTシャツになりたいとか思ったことある?」
織「おじさんに盗まれて舐められたり嗅がれたりしそうだから嫌だな」
長「ちゃんちゃらおかP音頭か!」
0596名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 07:00:26.24ID:MHW+q0H50
>>573
そこで僕は理性を取り戻したんだ
あぁ、何やってんだろって。
それから君はどこかへ行ってしまった
0597名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 07:02:38.11ID:MHW+q0H50
>>596
そう、そんな儚くて脆い夏だった。
君は、季節だ。
春夏に咲いてて秋冬で枯れていくようにね。

END
0598名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 07:17:43.14ID:MHW+q0H50
庭さんみたいなの書いてみたいですね
なーこかてちかみーぱん。。どうしよう
0599名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 09:52:49.70ID:D+SRYMQQa
>>598
嬉しいお言葉ありがとうございます

どんどん書いちゃってくださいm(__)m
0600名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 09:53:35.80ID:D+SRYMQQa
語尾に「○○ちゃん」「○○な俺」って入れて
最後に「だから好き」って書くと俺みたいなのになると思いますw
0602ぽん民(大阪府) (ワッチョイ bfe9-ix72)
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2017/07/25(火) 11:36:08.37ID:DRe4Lrr60
>>503
庭さん、ありがとうございます。
ゆいぽんは何故か、従兄や幼なじみで
あってほしいと願っちゃう自分がいます。
0603銀行員の理佐ちゃん @大阪府(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 11:37:25.44ID:DtJS/7J20
「おい!金を出せ」
午後2時55分という意味不明な時刻に銀行強盗が現れて、
急いで非常ボタンを押す新米銀行員の俺
0604銀行員の理佐ちゃん @大阪府(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 11:37:50.51ID:DtJS/7J20
「今忙しいから、帰れよ」
後ろのデスクで淡々と業務をこなしながら強盗に忠告する理佐ちゃん
0605銀行員の理佐ちゃん @大阪府(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 11:38:14.60ID:DtJS/7J20
理佐ちゃんが思いの外美人だったのか、きちんと忠告に従って、帰った強盗
2分たってから現れた警備員に、「遅えよ」とドスきかす理佐ちゃん
0606銀行員の理佐ちゃん @大阪府(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 11:38:41.89ID:DtJS/7J20
なんて言ってる間に、3時になって閉まるシャッター
唖然としながらも、閉店後の業務に取り掛かるため理佐ちゃんの隣に座る俺
0607銀行員の理佐ちゃん @大阪府(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 11:39:05.33ID:DtJS/7J20
「理佐ちゃん、かっこいいなあ」なんて思いながらチラチラ見てると、
「何?」ってモニター見ながらカッコつける理佐ちゃん
0608銀行員の理佐ちゃん @大阪府(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 11:39:30.97ID:DtJS/7J20
「理佐さん、綺麗ですね」
初めての強盗にまだ気が動転していたのか、思ってもないこと口走っちゃう俺
0609銀行員の理佐ちゃん @大阪府(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 11:40:00.02ID:DtJS/7J20
「業務に集中して」と少しだけ口角を上げる理佐ちゃん
謝る俺に、「私の心は盗めないよ」なんて耳元で囁いてくれそうだから好き
0610銀行員の理佐ちゃん @大阪府(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 11:40:34.86ID:DtJS/7J20
おわり
0611名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 11:41:56.79ID:DtJS/7J20
>>600
参考にして書いてみましたw
結構難しいな
0612ぽん民(大阪府) (ワッチョイ bfe9-ix72)
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2017/07/25(火) 11:44:28.96ID:DRe4Lrr60
>>528
大阪府さんありがとうございます
幼馴染設定は青春の黄金律、なのかもしれませんね
妄想が膨らみます笑
0613ゆいぽんは好きだけど、NOTぽん民大阪府(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 11:47:09.65ID:DtJS/7J20
>>612
大阪府がゲシュタルト崩壊w
是非次スレでも、書いてくださいね
0614名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/25(火) 11:53:56.22ID:6exAix96d
>>604
忙しいから帰れ笑
0615名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 17:45:56.54ID:MHW+q0H50
>>600
マジですかそうしよ!
0616不思議探偵なーこちゃん(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 17:53:14.30ID:MHW+q0H50
「うわっ俺君、いきたりどうしたの?」
って俺が客だってこと忘れてタメで話しかけるなーこちゃん
0617名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 17:54:02.28ID:MHW+q0H50
>>616
「ねぇ、最初のうわって何うわって。」
って怒り気味に言ってみる俺
そしたらなーこちゃんが
0618名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 17:55:26.83ID:MHW+q0H50
>>617
「俺君がきてびっくりしたから…」
って、少しトーンをさげていうなーこちゃん。
0619名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 17:57:00.37ID:MHW+q0H50
>>618
可愛くて思わずもうちょっとイジりたくなるけど我慢して「ごめん。」って謝る俺。そしたら
0620名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 17:58:53.67ID:MHW+q0H50
>>619
「やだ。」って言ってどっか行っちゃうなーこちゃん。
沈んだ顔して椅子の上に座ってると
0621名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:00:05.17ID:MHW+q0H50
>>620
「それで、どうしたの?」って優しいトーンで微笑みながら隣に座ってくれそうだから好き
0622名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:02:13.88ID:MHW+q0H50
>>621
「それがさ、なーこちゃんのファンからこれ渡してくれって…」
0623名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:02:58.19ID:MHW+q0H50
>>622 そう言ってリラ。クマらしきキャラクターの絵がプリントされてる硝子のコップを渡す俺
0624名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:04:15.80ID:MHW+q0H50
>>623
「わぁ!!可愛い〜!ねぇ俺君、なーこなーこする??」
0625名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:04:48.12ID:MHW+q0H50
>>624
って、楽しそうなトーンで言ってくれるなーこちゃん。
0626名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:05:28.10ID:MHW+q0H50
>>625
「お、おう。」って焦って承諾する俺
そしたらいきなり恋人繋ぎして
0627名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:06:14.86ID:MHW+q0H50
>>626
「なーこ、なーこ」って、普通のトーンで言ってくれるから好き
0628名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:07:06.33ID:MHW+q0H50
>>627
つい「それって、棒読み感凄くない?」って言っちゃう俺
0629名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:07:55.33ID:MHW+q0H50
>>628
「そんなことないよ〜」って緩い感じで言うなーこちゃん。
0630名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:12:36.40ID:MHW+q0H50
>>629
そんなこんなで喋ってると急に改まって「不」
0631名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:13:29.16ID:MHW+q0H50
>>630 「この不思議探偵なーこちゃんになにか相談事はあるかね?」
0632名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:14:31.42ID:MHW+q0H50
>>631 って、おじさんの声真似して言ってきそうだから好き
0633名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:15:08.32ID:MHW+q0H50
>>632 やっぱ打ち切りにします 中々庭さんのように上手くかけない。。
0634名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:28:17.77ID:MHW+q0H50
ほんとこれ書いてみると庭さんほんと偉大ですね。想像力といい、国語力といい
0635尾関と織田の戦い(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:30:38.85ID:MHW+q0H50
ある所に尾関 梨香王子と織田奈那王子がおりました。
0636名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:33:19.37ID:MHW+q0H50
>>635 2人は欅国の王子です。
0637名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:33:43.70ID:MHW+q0H50
>>636尾関王子はこの国の取締役。
0638名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:35:19.80ID:MHW+q0H50
>>637織田王子は兵の隊長もやっています
0639名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:36:57.84ID:MHW+q0H50
>>638 そんな2人の元に新しいメイドとして来た者がおります
0640名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:37:41.16ID:MHW+q0H50
>>639その名は、小林由依。彼女は乃木国の王の隠し子です。
0641名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:40:24.53ID:MHW+q0H50
そしてもう1人この物語に大きく影響するものがおります
0642名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 18:42:33.43ID:MHW+q0H50
>>641その名は、平手友梨奈。尾関の親友です。
0643名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 18:58:21.88ID:9uTM28Aga
>>633
>>634
使いこなしててワロタw
0644名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:03:39.19ID:9uTM28Aga
理佐ちゃんシリーズ簡単に書けるってバレてしまう・・・
0645名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 19:16:35.52ID:MHW+q0H50
>>644
えぇ、私にとっては難しいですよ、。
0646名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/25(火) 19:18:24.39ID:wdl3uyHfK
ダジャレ漫才のほうが簡単ですw
0647名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 19:20:49.92ID:MHW+q0H50
>>642この話は埋め立て終わったら次スレで
0648名無しって、書けない?(愛知県) (ワッチョイW 47d8-pSzm)
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2017/07/25(火) 19:21:07.47ID:MHW+q0H50
>>647書きます
0649名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:22:43.21ID:9uTM28Aga
>>601もんちゃんでもシンクロしてましたよね
0650名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/25(火) 19:23:00.57ID:6exAix96d
>>644
締めるのが難しいんですよね。
0651名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/25(火) 19:23:46.84ID:6exAix96d
最後のレスは誰かな?
0652名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW df57-R07P)
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2017/07/25(火) 19:28:37.40ID:DtJS/7J20
>>644ムズい。この文体は専売特許です
0653名無しって、書けない?(大阪府) (ワッチョイWW df57-R07P)
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2017/07/25(火) 19:29:28.89ID:DtJS/7J20
もう字数、限界やね
0654名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:30:16.75ID:9uTM28Aga
>>645
全然書けてましたよ
0655名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:33:23.37ID:9uTM28Aga
>>647
楽しみにさしてます
0656名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:34:36.03ID:9uTM28Aga
>>652家元になれますかねw
0657名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:36:18.90ID:9uTM28Aga
>>650締めは最初に決めてるw
0658名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:37:23.48ID:9uTM28Aga
理佐ちゃんに
0659名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:38:06.81ID:9uTM28Aga
これ言ってもらおう
0660名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:38:31.20ID:9uTM28Aga
みたいな感じで
0661梨加ちゃんロボ(大阪府) (ワッチョイWW df57-R07P)
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2017/07/25(火) 19:38:56.59ID:DtJS/7J20
ジスレスコシアレテテカナシイ
0662名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:39:12.85ID:9uTM28Aga
そっから逆算して
0663名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:40:08.57ID:9uTM28Aga
話が出てくる
0664名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 19:40:49.53ID:9uTM28Aga
>>661突然のロボwww
0665梨加ちゃんロボ(大阪府) (ワッチョイWW df57-R07P)
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2017/07/25(火) 19:41:00.97ID:DtJS/7J20
>>663ナルホド
0666名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/25(火) 19:54:36.52ID:6exAix96d
引っ越しますか
0667名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 20:03:28.40ID:9uTM28Aga
理佐ちゃん美人
0668名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 20:06:03.20ID:9uTM28Aga
理佐ちゃんは俺の嫁
0669名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 20:07:11.73ID:9uTM28Aga
理佐ちゃんに幸あれ
0670名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 20:09:28.85ID:9uTM28Aga
理佐ちゃんが好き
0671名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 20:10:21.28ID:9uTM28Aga
ハコオシさんの
0672名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 20:10:51.91ID:9uTM28Aga
名前欄みたいw
0673欅ちゃんとこのスレの永遠を願って、雲多き火曜日の夜空に(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 20:24:59.45ID:DtJS/7J20
合掌
0674梅雨明けて 緑輝く 欅ちゃん 暑くて熱い(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 20:37:38.87ID:DtJS/7J20
夏が始まる
0675甲子園 センバツサイマジョ 響かせて 今年の夏は(大阪府) (ワッチョイ df57-QK4i)
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2017/07/25(火) 20:49:41.15ID:DtJS/7J20
何シンギング?
0676名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/25(火) 20:51:31.27ID:6exAix96d
661
0677名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/25(火) 20:51:51.22ID:6exAix96d
0678名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/25(火) 20:52:06.30ID:6exAix96d
0679名無しって、書けない?(茸) (スフッ Sdff-PVSi)
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2017/07/25(火) 20:52:21.20ID:6exAix96d
やで
0680名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/25(火) 21:05:19.26ID:wdl3uyHfK
ダーンク!
0681名無しって、書けない?(庭) (アウアウカー Safb-np71)
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2017/07/25(火) 21:07:26.52ID:9uTM28Aga
理佐
0682名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/25(火) 21:08:13.28ID:wdl3uyHfK
オハヨウ
0683名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/25(火) 21:08:40.35ID:wdl3uyHfK
ワタナベ
0684名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/25(火) 21:08:59.08ID:wdl3uyHfK
リカダ
0685名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/25(火) 21:09:20.90ID:wdl3uyHfK
キョウモ
0686名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/25(火) 21:09:48.70ID:wdl3uyHfK
1ニチ
0687名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/25(火) 21:10:11.95ID:wdl3uyHfK
ガンバ
0688名無しって、書けない?(広西チワン族自治区) (ガラプー KK4f-o8M+)
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2017/07/25(火) 21:10:36.37ID:wdl3uyHfK
ロウ
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