【切腹】小林正樹【二人目】
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>>272
寝るくらいなら買ってじっくり見ろよ
奥ならDVDボックスが一万以下で手にはいるだろ 左衛門太夫を「さえもんたゆう」と呼んでいるな。
しかし福島正則の名から取ったという「太夫殿坂」は「たいふどのざか」と呼ぶようだ。
八つ墓村でも「あまご」を「あまこ」と呼んでいるが、橋本忍は時代考証が少し甘いのではないか。
橋本忍だけの責任ではないし、作品のおもしろさが損なわれるものでもないが。 丹波と戦う際の半四郎の構えがおかしいというが、動脈を切られないように手の甲を外に向けているし
刀を持つ手は後ろにしている。
刃物を持つ相手に肉を切らせて骨を断つ算段ならば適切な構えといえるだろう。 この映画評価が高すぎなんだよ
買って損したわ
テンポ遅いし
殺陣は幼稚だし >>280
川辺右馬介殿の縁に連なる方とお見受けするが、そのDVD、拙者にいただけまいか? 切腹はストーリーがダメすぎるよな。
どう考えても娘婿が悪い。
死ぬ死ぬ詐欺をする時点で武士として(という以前に人間として)失格。
だから「一両日待って」を信じるはずがないのは当然。
竹光で恥をかかせながら死なせるのも当然。
それを逆恨みする仲代も痛すぎる。いわば時代劇版モンペ。 ちょんまげ切って帰せばよかった。
だから仲代はちょんまげ切ってるのだろう。
素直に知らぬ奴に切られたと話せば、仲代もおとなしく腹切ったかもね。 ストーリーダメかなぁ? 娘婿が悪いことは主人公も劇中で認めている。
主人公は、井伊家が普通に切腹させていれば納得していたと思うよ。
やっぱ暖衣飽食のくせに困窮浪人をよってたかって嬲り殺したのはねぇ。
剣の使い手を「しょせん畳の上の水練」と笑い飛ばすところが好きだなぁ。
井伊家を精神的にボコボコにし、その場に居た者が生きているうちは心に
相当の傷を負わせただろうし、武士道をぶっ壊した格好。すごい仕返し。 >>284
武士にあるまじき行為をした時点で、まともな切腹をさせてもらえる(武士扱いしてもらえる)はずが無いと思うんだけどね。
今話題のいじめ問題で、加害者の母親が「自分の息子をせめるな、息子が自殺したらどうする」と言ってるのと同じかと。
>>285
あんた木村束麻呂に対する怒りをこっちにまで向けてくれるな。 死と隣り合わせあるこその秩序と美学
そこから死がぬけ落ち、ただの傲慢なおごりとなった時代というのを忘れるな
そして勝者と敗者に分けられた究極の格差社会でもある(当時の社会風刺でもある)
彼らの武士の美学など敗者を竹光で切腹させあざけり笑う矮小なものにしかすぎなくなった
形骸化した格式=傲り これへの批判がテーマでもある
武士の心である刀を売ってと笑う武士に、心を売ってまで家族を守りたかった執念を
身を持って代弁したのが主人公
ただ意味もなくルールを守る守らない。集団に属す属さない。振り分けてるのみ
根底にある信念が欠如している。それこそいじめの構図だろ
それに対して生きるためには何でもする。なぜなら守るべき家族がいるから。
鬼気迫る信念があるものの前には、守られてこその格式など役にも立たなかった。
ただ先祖の残した鎧にすがりつくのみ。そこに中身はないのに
中身もない美学を語る人間の、実は集団依存な姿を暴く名作
忠臣蔵ってどう考えても浅野公が悪いよな、ストーリーがダメすぎる
こうですか?わかりません(><) 『切腹』の話題ばかりだなあ。
『泉』をかたろうぜ。 >>288
あれ、イジメられたってことじゃあないの? >>290
忠臣蔵の物語ではそうかもしれないが、史実的にいちばん落ち度があったのは浅野内匠頭。
何故あんなことをしたのか全くの意味不明で、それこそ海老蔵みたく「乱心」したとしか思えない。
今更ながらに初めて「切腹」を見た。
面白かった。頭が悪いから何を訴えたかったのか分からないけど、面白かった 半四郎が斎藤勘解由三国に自己紹介するときに「津雲の津は大津の津」と言っているな。
この台詞が今の世を覆う怨念を呼び寄せたか。 上意討ちで敏郎お父さんが鉄砲隊を皆殺しにする際、歩いていく三船を様々な角度から撮る演出があったが
これは切腹で達矢お父さんが丹波彦九郎の刀を叩き折り、八相に構えるのと同じ演出だな。
これは効く。 ラストで仲代がひとりも斬れずに惨死したら名作になったのに 新免一郎のみはとんだとばっちりを食った形で斬死した方がおもしろくなる。 『人間の條件』に菅井きんが出てたらしいけど、どれ?
第五話の避難民の中にいたそうなんだけど、わからなかった
乳幼児かかえて乳児死亡して半狂乱になった、やけに目立ってたオバサン…
は、違うよね 顔に面影なかったし(て菅井きんの顔そんなに熟知してないけど) >>283
竹光で腹を斬らせる寸前まで追い込んでから髷を切って返すストーリーはいいね
実質的に切腹させたことと同じことで、仲代も怒るに怒れない
ただそれでは武士社会に於いての忠義の重さ
それから町人農民から見ての奇異さ理不尽さを訴えることができない
>>291
恐らく塩田製法絡み
吉良は赤穂で作る上質の塩田製法が喉から手が出るほど欲しかったが
赤穂にとってはトップ・シークレット、どうしても教えてくれない状態
だから浅野は嫌がらせに出たってな観方もできる >>292
根拠を失い形骸化した格式に依り
インスタントに手に入れた「信念」の脆さ
家族愛という根拠のあるものにより生まれる真の信念の強さ
また恐ろしさ。執念
詳しくは>>287 >>285
>>武士にあるまじき行為をした時点で、まともな切腹をさせてもらえる(武士扱いしてもらえる)はずが無いと思うんだけどね。
一人の浪人に対して集団で斬り掛かりながら一太刀も浴びせることができず、
しかたなく火縄銃で射殺し、おまけに家中日誌には、
「浪人はみごと切腹した」
と嘘を書く。
こういう行為だって「武士にあるまじき行為」だよね。
どっちにしろフィクションなんだから
マジになるなよ >>305
新渡戸稲造あたりの美化された武士道だと、その通りなのかもしれないが、
(実際そういう人もいないわけではなかったけれども)
実際の武士の意地というのは、仲代のような奴は決して生かして屋敷の外には出さない方。
また浪人風情にはまともな切腹はさせない方。
武士はかなり狂ってる。 映画の世界を鵜呑みにするなって
実際は商人の世の中だったんだから 岡本喜八の「日本の一番長い日」は
本来の喜八テイストではなかったが、
あれはあれで立派な作品に仕上がっていた。
けど、元々は小林正樹監督で企画されていた作品らしいんで
小林演出だったら、どうなってたんだろう、と思うな それまでに『侍』や『大菩薩峠』もあるから、骨太の直球の系譜も岡本喜八にはある。
小林正樹がだめとみるや、岡本喜八に監督を振った藤本真澄は慧眼だったな。
『侍』『大菩薩峠』『日本のいちばん長い日』の三本とも、脚本は橋本忍だね。 喜八から、あれどうなってんの?って話振ったんじゃなかったかな
やるつもりで言ったかどうかは知らないけど。 >>313
凝り性で完全主義者の小林正樹は、当時の新聞のマイクロフィルムとか資料に熱心にあたるところから始めたとか。
しかし、そんな調子でやっていたら封切に間に合わなくなるということで、小林正樹は降板することになった。
ちょうどそのとき、『殺人狂時代』のお蔵入りで荒れてた喜八が藤本真澄に呼ばれて、
何か言いたいことがあるなら全部言ってみろ、と言われて、
「最近は東宝映画らしい作品がない。企画にある堀川弘通さんの『龍馬が行く』と小林さんの『日本のいちばん長い日』はぜひやるべきだ」
と言ったところ、じゃあおまえがやれと監督を命じられた、という経緯みたい。 >>295
つーか大津は彦根藩の隣藩膳所藩の藩庁のある町だし、
天下にに聞こえた宿場町だから、彦根藩士に
わかりやすたとえとして出したんだろ。 >>307
当時の常識を現代基準で見てはいけない・理解してはいけない、だね
家格=体面と身分で連座の世界が封建社会
個<<身分毎の集団で、所属単位(家や部署単位)で一つの人格になる
同時にそうやって見てもいけない
町人を斬るには相応の理由がなきゃ下手すりゃ切腹どころかお家断絶
平和が続いた時代にあって、基本的には農民/町人管理の暇なサラリーマン
厄年過ぎればそろそろ子供に跡目を継がせて、息子がいなきゃ養子取って楽隠居
だから切腹なんて嫌だーバカにされようが町人斬るなんて出来っこねーやが本音
武士は理不尽非合理狂った社会のように言われがちだが
封建社会じゃ大義名分でも「自分に厳しく・他人に厳しく」じゃなければ
町人や農民が言うことを聞かなくなる
結果的にはその時代にあって最も理に適っていたからこその250年に及ぶ天下泰平 切腹は音楽も現代音楽で有名な人なんだな。
自分にしてみれば「昔の、色気に乏しい時代劇音楽」ぐらいで、スティーブ・ライヒと同じようには
聞こえないが、当時としてはえらく斬新だったのだろう。 >>318
307のレス読みなおしてみれば分かると思うけど、町人との関係は外して書いてるのよ。
武士は武士同士の意地の張り合いが凄い。ちょっとした諍いで殺し合いまで発展するし。
浪人は見下してる。特に江戸時代初期まではかなり特殊な社会だった。 探検家のアムンゼンが寒さに慣れるために夜、窓を開け放して寝たというが、半四郎の場合、厚着すること
が出来ないからより寒いだろうな。
舞台が白河以北なら凍死ものだ。
美保が死んでからは金吾をあのあばら家で育てていたのだろうか。
だとしたら虐待ものだな。 昔の人は寒さに強かったんじゃないの。
栄養状態が悪くて基礎代謝が少なく、ダウンジャケットもエアコンもないのに。
要は慣れだな。 金吾が泣いて美保が乳を与えようとすると半四郎が「悪い癖がつく」と止める。
『ニュルンベルク裁判』で「私はドイツの貴族として育てられました。喉が渇いたときも水を飲まないで
我慢できるように訓練されました。云々」というシーンがあったが、やはり高貴な者はどこへいっても
育てられ方が違うんだな。 洗礼父が貴族で子供の頃を城で過ごしたゲーリングかな? >>325
本当の裁判じゃなくてマクシミリアン・シェル主演の映画だよ。
「水を飲まない云々」はパツキンのステキなおばさまの台詞。 >>319
武満徹と小林正樹コンビなら怪談の方がより音楽というか音響の凄さがわかるよ 人間の条件は、今見ると愚作だよ。
当時としては歴史批判でも、
今では枠にはめこまれた芝居にしか見えない。 切腹を逆切れという印象で見るのは、
さすがに近年の「律せられた」勤め人の、
さもしい根性があるからなのだろうな。
戦国の敵愾心に満ちた時代として見れば普通だし、
それこそ、昭和30年代の(つい昨日のこと)日本人に生きていた感性。
それが人間の条件を作ったわけでもあるんだが。 >>329
五味川さんは今では全く読まれてないくらいだからね。
実体験に基づいた話だけど、人物造形が紋切型だね。 高倉健と薬師丸ひろ子だったっけ。
終盤までは面白かったけど、最後の戦闘シーン(1対大勢)には萎えたな。
あれではランボーやコマンドーだよw >>332
死ぬために立ち向かってるのに、なんでランボーやコマンドーなんだ? >>334
だから>>332はわざと佐藤純弥の人間の証明の話をしているんだよ。 「映画について語り合おう」という
新スレが立ってるよ。映画スレの決定版!
非常におもしろい。一見してみたら? 上意討ちはいくらなんでも殺しすぎだろ。
あれだけ殺られたらマジで会津藩の行政に支障をきたすだろう。 >>330
さもしいのは狂言自殺で物乞いしてるほうだろ 逆切れというのはいかにも正しい。
しかし盗人にも三分の理。それを押し通しているのは忠臣蔵同様ではないか。 仲代は徒党を組んで井伊藩邸に討ち入るべきだったんだよ 三船と仲代の仲違いの原因って三船が小林正樹を批判したことだったんだね
撮影は順調じゃなかったのかもしれない上意討ち良い出来だと思うけどなあ その辺のいきさつは知らないが、二人とも偉大な役者だよな 年末の放送で「一命」をようやく観たけど、質問にとぼけたり一介の浪人を
装ってる段階での海老蔵の口調は、仲代の演ずる津雲半四郎とそっくりだな。 真似してるってこと?
海老蔵が中代の演技を真似しきれるとは思えないが。 >>343
黒澤監督の仲介で赤坂の料亭で仲直りしたらしい 見た目がすっかり萎んで声もかすれた田村正和はみたくない 津川って東条演じてからおかしくなったんだっけ?
戦陣訓を謳った張本人が死に損なったあと、裁判に引き出されて恥かしげもなく
偉そうにしているのが笑止きわまる愚作だったが。 しかも腹を斬る勇気さえなく拳銃自殺、で未遂
作法通り見事に腹かっさばいて果てた阿南陸相の足下にも及ばない 開戦時の首相が死んだら、天皇に戦争責任が及びかねないからな
トップは簡単に死んだらいかんよな 東條は左利きなのに頭を狙わず心臓を狙って失敗した。
左の手を拳銃の形にして心臓に当ててみれば
左利きでも心臓を狙って引き金を引くのが難しいのがわかる。
だから軍人にあるまじき醜態として嘲笑された。 今日の昼にBSフジでやってた日系二世兵士の葛藤を描いたドキュメンタリーで
戦後、東條の担当になった二世兵士の親族の人が出てきて
絞首刑が決まった後にマッカーサーあての伝言を頼まれて
「絞首刑ではなく名誉ある切腹をさせてくれ」と希望して拒否された
というエピソードを語ってたんだが本当かねこれ?
仮に本当だったとしたら、お前何で最初の自殺で腹切らなかったんだよwと >>356
しかも、その時の拳銃がひどい旧型で、普段からまったく手入れをしておらず、
「暴発して当たり前」みたいなモノだったらしい。
本当に死ぬ気あったんかな。
>>357
デタラメだろうよ。 なんの予備知識もなしで偶然に切腹と三池崇史の一命を一緒にレンタルしたw
で、切腹最初に見てよかった。なにこの傑作。
それにくらべて一命はだめだ。
まず海老蔵が若すぎというのもあるが
そんなことより、最後に津雲半四郎が切腹で終わらないと単純に武士の否定にしかならないだろ。
あれほど否定したサムライを、津雲自信が最も体現してる、というのがキモなのに。
竹光で戦うとかwこの映画のどこに惹かれたんだろう三池は。 今FC2で一命なんてなんか面白そうだと思ってみたら切腹のリメイク
日本の映画人ってホント馬鹿とカスしか残ってないわ
そりゃアニメに逃げるわけだ 用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな
今とも通ずるものがある 用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな 用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな
今ともは余計だったが >>365
何故黒沢映画と比べる? もしかして頭おかしい? そもそも切腹の元ネタになったのは黒澤の没ネタっていうのは既出? 元は東映で、大友柳太郎、伏見扇太郎の企画だったし。 セリフは、大友さんの口跡に合わせたものだね。
丹波哲郎、三國連太郎はそのまま横滑りしたな。
仲代では殺害されるならともかく、
自ら切腹するイメージが湧きにくい。 「この広い空のどこかに」
脚本;楠田芳子、潤色;松山善太になっていたけど、凸のエピソードは善三の演出ということか。
若い内田良平が久我の幼なじみの役で出演。
意外と純朴な青年役が似合うね。
三井役の田浦正己が帰省するときに「空を見て暮らす・・・」というセリフは、
結核の治療に専念するという意味だろうと考えれば八方丸く収まったかんじ。
なかなか良い映画だな。 用心棒は空想の物語だが
切腹に描かれた世界はリアリティに満ちている
いまだって日本は切腹の世界と本質的に変わらない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています