【切腹】小林正樹【二人目】
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フィルモグラフィー(jmdbより転載)
1952.06.25 息子の青春 松竹大船
1953.01.29 まごころ 松竹大船
1954.08.25 三つの愛 松竹大船
1954.11.23 この広い空のどこかに 松竹大船
1955.05.25 美わしき歳月 松竹大船
1956.02.26 泉 松竹大船
1956.10.23 黒い河 松竹大船
1956.10.31 壁あつき部屋 新鋭プロ
1956.11.21 あなた買います 松竹大船
1959.01.15 人間の条件 第一部純愛篇、第二部激怒篇 にんじんくらぶ=歌舞伎座映画
1959.11.20 人間の条件 第三部望郷篇、第四部戦雲篇 人間プロ
1961.01.28 人間の条件 完結篇 第五部死の脱出、第六部曠野の彷徨 文芸プロ=にんじんくらぶ
1962.02.17 からみ合い 文芸プロ=にんじんくらぶ
1962.09.16 切腹 松竹京都
1965.01.06 怪談 文芸プロ=にんじんくらぶ
1967.05.27 上意討ち 拝領妻始末 三船プロ=東宝
1968.06.08 日本の青春 東京映画
1971.09.11 いのちぼうにふろう 俳優座映画放送=東宝
1975.10.04 化石 俳優座映画放送=四騎の会
1978.12.23 燃える秋 東宝映画=三越
1983.06.04 東京裁判 講談社
1985.11.02 食卓のない家 MARUGENビル
脚本
1949.12.01 破れ太鼓 松竹京都
1954.08.25 三つの愛 松竹大船
1959.01.15 人間の条件 第一部純愛篇、第二部激怒篇 にんじんくらぶ=歌舞伎座映画
1959.11.20 人間の条件 第三部望郷篇、第四部戦雲篇 人間プロ
1961.01.28 人間の条件 完結篇 第五部死の脱出、第六部曠野の彷徨 文芸プロ=にんじんくらぶ
1983.06.04 東京裁判 講談社
1985.11.02 食卓のない家 MARUGENビル
2000.05.13 どら平太 「どら平太」製作委員会=日活=株. フィルモ見ると、やはり「怪談」の興行的大失敗が痛手だったな…
昔の芸能誌に「バカ高いカイダンでコケて大ケガの小林」という
人を食った記事が載ったそうだが。
大怪我したのは小林だけでなくニンジン畑も焼野原になったという… 怪談はいかにもセットですみたいな作りが安っぽくさえ感じた
ストーリーもあまりに知られてるものだし
どこがいいんだか分からん >>3
そうかな。独立したにしてはコンスタントに映画撮っているし、
作品の質も高いと思うが。 怪談はカラーで映像が美しいし、
それどれの話の時代考証もばっちりなのだが、
どうも全体の構成がね。
オムニバスでもいいのだが、
各話相互の有機的な結びつきがほしい。 耳なし芳一の中の壇ノ浦の悲劇だけ取り出してひとつの
物語にすれば良かったように思うが… >>9
俺は切腹の方は納得できたけど
上意討ちは藩の指示に従った方が幸せだったんじゃないかと
思ったから納得できなかった 日本を代表する監督の一人だと思うが、いまいち冷遇されている印象。
第一、特に初期の作品を見れる機会が少ない。DVDも出ていないし。 前のスレッドで、「『切腹』のようなハードな内容の時代劇をもっと見てみたい」
と書いていた人がいたけど、まさにその人向けの特集が!
(他の人の書き込みだけど)
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/movie/1302259302/783
しかし、いまは、一ヶ月先の名画座情報が、見知らぬことの書き込み頼みか。
昔だったら、情報誌で、もっと細かいことまでちゃんと知ることができたのに。 間違い。「見知らぬことの」→「見知らぬ人の」
「青葉城の鬼」「忍者狩り」の二本立て(8/5)は、ちょっと凄いね。 小林桂樹と小林正樹
こんなに名前が似ててキャラが全く違うのも面白い 【池袋の】新文芸坐Part14 【名画座】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/movie/1302259302/
783:名無シネマさん :2011/07/09(土) 01:10:43.42 ID:Nd0EDIa0
つづき。新しいチラシがありました。
公式、もうすぐ更新されるだろうけど、一応。
社会派&異色時代劇傑作選
8月1日(月) 「上意討ち 拝領妻始末」「切腹」
8月2日(火) 「幕末残酷物語」「武士道残酷物語」
8月3日(水) 「十一人の侍」「十三人の刺客」
8月4日(木) 「御用牙」「御用牙 かみそり半蔵地獄責め」
8月5日(金) 「青葉城の鬼」「忍者狩り」
8月6日(土) 「丹下左膳餘話 百万両の壺」「人情紙風船」
あと若尾文子特集のチラシがなくなってました。混むかも。 >>16
小林桂樹は小林正樹の映画には出ていないな、多分。
東宝と松竹だからか。それともキャラの問題か。 京都で切腹みてきた
16ミリなので端が切れますというお詫びがあった
でもやはり良かった 『切腹』と『上意討ち』を見たが、両者とも描きすぎ、語りすぎ、くどすぎ。 あの2本をあっさり描いたんでは、そもそも滝口康彦を映画化する意味がなかろう。
むしろ両映画とも、原作のくどさ、えげつなさをかなり薄めていると思えるくらい。
まあ、あっさりチャンバラを見慣れた眼ならば、くどく感じるのだろうが・・・ 寛永庚午七年五月十三日、晴れ、朝より暑気殊の外に強し。
未の刻、お世継ぎ弁之助様、国表より届いたる白川の初鮎、
老中土井大炊頭様へ献上のため神田橋上屋敷まで立ち向かわる、
他に御政道向けのことなし。
井伊家覚書
この『切腹』の冒頭と最後に出てくる家老日記は、原作にはないんだな。
しかも、橋本忍が小林正樹に見せた初稿とも違っている。
BSの『人間の條件』放送はなかなか盛り上がってるのに、ここは過疎ってるな。 人間の條件はとにかくすごかった
しかし
切腹はテーマがちまちましてて
つまらない
いじめにひたすら耐えしのび最後に爆発する
っちゅうのは監督自身の下積み時代の実感からくるのかな? 俺は切腹好きだけどな。
人それぞれ好みが別れていいんじゃね。
しかしなにがいいたかったんだろう
切腹という映画で >>27
なにが言いたいって、
「"武士道"という美名に隠された非道を暴く」
ってことじゃないの?
他になにかあるか?
てか、「切腹」見てテーマがちまちまとか
何が言いたいのかワカランとかいう人が
いるのが映画のテーマ以上にワカラン。
これほど分かり易いテーマも少ないと
思うが、世間って本当に広いもんだ。 >>29
じゃあ、あんたが凄いと褒める「人間の條件」って、
どういう高級なテーマなのよ?
まさか「戦争という極限状況の中に人間性の本質を問う」
とかいう安っぽいもんじゃないよね? >>28が思っているテーマは
テレビの時代劇みたいなテーマ
つまり様式的で内容がない
=本当に言いたいことがない
むしろそうした「形」がテーマだったというべきだろう
いろんな描写が面白かったというのはわかるが
だからといって心に残るものはなかった
人間の條件からは
小林氏が本当に言いたいことが
すごい実感をもって伝わってくる気がした >>31
ほほう。
いよいよわからなくなってきた。
最初は冗談で言ってると思っていたが本気みたいだから
こちらもおちょくりは止めて真面目に行こう。
>>31の前2段は、本当に何言っているのか分からない。
自分が思っているテーマがテレビ時代劇みたいなテーマ?
「切腹」はテレビ時代劇と同じような様式的な形がテーマで
内容がなく、したがって心に残らなかった、という理屈ですか?
3段目の「すごい実感をもって伝わってくる気がした」という
「小林氏が本当に言いたいこと」で安っぽくない「人間の條件」の
テーマがどういうものなのか教えてくれませんか? こんな映画をつくったら面白いだろう
と思ってつくった映画が切腹
コメディやアクションとかわらない
俺の技をみよ!というこれ見よがし
これを作らずして死ねるか
と思ってつくった映画が人間の條件
そのテーマは一度自分で観て考えてくれ
観てわからなかったら
それはそれでいいじゃないか… なろほど。
つまり「切腹」はテレビ時代劇と同じで
観客におもねった、これ見よがしの
作為まる出しの愚作で、
「人間の條件」は本気で作った真の傑作。
という風に感じた。
―で、いいのかな?
「人間の條件」のテーマは、自分は
「戦争という極限状況の中に人間性の本質を問う」
と思っているが、ここは論旨の中で最重要なポイント
なので、「観てわからなかったらそれはそれで」
…ちっとも良くはない。
これを聞かないと論争(?)が決着しない。
そこは逃げずに教えて欲しい。
「人間の條件」の本当のテーマとは? 切腹は同じキャストで役を入れ替えても
成り立つ
つまりプロット重視で人物がシンボルになっている
だからといって愚作とは思わない
すごい作品だろう
ただし仲代の悲愴な表情に騙されて
内容以上のものがあると勘違いさせる嫌いがある
そこはちょっとあざといな
耐えて耐えて最後にグワッと爆発
観客は涙、そして喝采
晴れ晴れした表情で映画館をあとにする
それはそれでいい あと
人間の條件のテーマについて話すつもりはない
素晴らしい映画では映画自体にテーマが示されている
それ以上言うことはなにもない 人それぞれだから、それぞれの思いを書けばいいだろ。なんですぐ揉めたがる? 普段が過疎スレだから荒れたっていいよ。
みんな好きに作品を語ればいいんだ。 「人間の條件」は、淀川&蓮實に「つまんない映画」と一蹴されてた。 みんなが好きに作品を語るだけでいいじゃん。
荒らす必要はない。
>>39
>「人間の條件」は、淀川&蓮實に「つまんない映画」と一蹴されてた。
小林正樹が一流じゃないといいたかったのでは?
そんなことをいうことで彼らになんの得があるのかしらないが・・・ >>36
それはちょっと卑怯な物言いだな。
「切腹」と「人間の條件」を比較して論じておいて
「人間の條件」がはるかに素晴らしいと言い切り、
しかも「切腹」のテーマは安っぽいと断じたから、
「人間の條件」のテーマの高尚さについて説明を
求めたのに「映画自体にテーマが示されている」
とは単なる逃げ口上と思われても仕方なかろう。
それなら最初から「切腹」のテーマが安っぽいなど
愚弄する書き方をしなければいいのに。 >淀川&蓮實
うん、この二人は野暮なのがおキラいだから、小林作品はわからんのだろうねぇ。
野暮に徹することで野暮を脱する力も小林映画には備わっていると思うのだが……
しょせん、その程度の批評家さね。 淀川さん、ベストテンのコメントでは不満な点も書きつつ
評価してるところもあったようだけどね。
ところで淀川&蓮實って映画千夜一夜か? 「人間の條件」は俺もあまり面白くないと思う。
題材と監督で糞真面目の二乗になってる。 人間の條件 死の脱出篇
これだけで映画十本できる
まさに夢の中にいるようにリアルだった
リアルでありながらどこか寓話的で
インスピレーション掻き立てられまくった
子供が死んだと泣き叫ぶ女に
うるせえなあみんな死にかけてんだよ
という日本兵のセリフに笑った
ユーモアもあると思う 「人間の條件」は力作だけど、やはり長すぎるね。
どうしても途中でダレる。
9時間半の長尺にしてはダレる部分が少ないのはさすがだが。
せめて前後編5時間くらいにまとめて欲しかった。
ところでこの映画、1部から4部までは脚本は、
小林監督と松山善三のふたりだが、
5部と6部の完結編はもう一人加わっているね。
これはどういう事情でそうなったのか、知っている人いる? 今月、英国のマスター・オブ・シネマから「切腹」のブックレット付BD&DVDが出るよ >>48
たんに、松山が自分の仕事で忙しくなっただけでは? >>46
あれはね、正義感とか、良心とか、真心とか、そういうものに本気で感動できる純な心の持ち主か、
または心情左翼にしか分からない映画。心底から世間ズレしちゃってる根っからの大人には良いと
思えないさ。 「人間の条件」5・6部で脚本に加わってる稲垣公一は、
「東京裁判」のクレジットで‘原案’として名前が入る稲垣俊と同一人物じゃなかったかな。 >>52
小林正樹は純粋すぎるし、ほんとに「純な心の持ち主か、
または心情左翼にしか分からない映画」だよな。
「人間の条件」はまだマシで、「いのちぼうにふろう」なんか、そのあまりの純粋さの辟易して、
勘弁してくれ!と言いたくなった。
ただ純粋なだけならいいけど、小林正樹の作品はその押し付けが暑苦しく思えることが多い。 似てないと思うけどな。
黒澤は純粋キチガイ病という病気の患者だから面白いけど、
小林は真面目でインテリで左翼なんで、そういうところがね・・・。
個人の好き嫌いの問題だけど。 >「純な心の持ち主か、または心情左翼にしか分からない映画」
逆じゃね?
「オレは大人だからヒューマニズムなんて信じない」とか、
「甘いロマンティシズムなんてヘドが出る」とか、
虚勢を張ってる厨二患者には理解できないんじゃないかな。 >>57
海外の日本語学校から投稿してらっしゃる生徒さんですね。
お国はタンザニアですか? それともシリアですか?
それとも、もっと無名のアマゾン奥地の国の人かな? 「人間の條件」は、全肯定は出来ないにしても、良い映画だと思うよ。あれを
全部観て、一場面だに心の震えるシーンが無いような人は、心が死にきっちゃ
ってる不幸な人だろうね。又は疲れすぎてるか。全部に震えちゃうのは、「白
痴」のムイシュキン並に純な人かな。現代を生き抜けるか心配なくらいに。 >>58
なるほど、こういう痛い奴の拒否反応をかき立てるなにかが、
小林映画にはあるのだろうね。 >>51
そんな単純な理由じゃないだろう。
前・中編は小林・松山のクレジットだから、おそらく松山が書いて、
小林は松山との協議の上で修正したのだと思われる。
完結編に稲垣が加わってクレジット3名になった理由は、
小林と松山との間になんらかの意見対立があったからではないか?
橋本忍によれば、共同脚本の多くは一人が降りたあと、もう一人が
書き直すという場合がほとんどらしい。
現に「人間の條件」の前の小林監督作品には、松山はその半数もの
脚本に関わっているのに「人間の條件」以降は全く関与していない。
完結編の脚本3名は、松山が小林の主張する書き直しに応じなかった
ために生じたものではなかろうか?
そういえば、松山夫人の高峰秀子は「怪談」での小林からのオファーを
「雪だるまならできるが雪女は演れない」と言って断っている。
高峰が小林・松山の確執の過去を考えて辞退したと思えなくもない。
実際、木下門下生で絹代の親戚だった小林との逸話は数多くあるはず
なのに、高峰の著作にはなぜか小林に触れた文章が見当たらないのも、
この推論を裏付けているような気がするのだが… 絹代は血縁だからといってどうこうなるような甘い世界じゃないと、
この世界に入りたいといった小林に言い聞かしたそうだから、
絹代絡みの小林と高峰の逸話はないかもしれないよ。 松山はちょうど監督デヴュー作『名もなく貧しく美しく』の準備に入ったから、
直しに参加できなかったんだよ、確か。 >>58
半四郎がこの激怒、発狂ぶりを見ても「よくぞ血迷うた」とは言ってくれないだろう。 「人間の条件」より山本薩夫の「戦争と人間」の方が
話がわかりやすく描きたいテーマがすっと入ってくる作品だったな
条件の方は白黒で重苦しいのもあってあまり見返したいとは思えない
言いたいことは理解できるんだけど
俺なんかは逆に「戦争と人間」が理解不能だな。スターの顔見世映画って以外に
何も無いように見えた。「人間の條件」は明確に反戦ヒューマニズムとその挫折
っていう、いかにも分かり易すぎるテーマなので、4部までに全部出し切っちゃ
って、5・6部の存在意義が不明になった観が有る。 『一命』観た。
『切腹』の矛盾点である
・半四郎が大阪の陣に参加していること
・なぜ求女が死んで美穂や金吾が生きている間に刀を売らなかったのか
がクリアされている。特に後者は上手く処理されスムーズな展開になっていた。
クライマックスの立ち回りもかなり異色の処理で面白いが、
延々と続く回想シーン(半四郎と家老の問答はなく、ひたすら回想)に参った。
長い上に感情的なシーンが多いのでダレてしまった。決闘シーンがあっさりしているのもなぁ。
役者陣はそう悪くない。家老は役所広司に合わせたのか知らんがいい人になってた。
全体的には良作の部類かと。 一命見てないし切腹もうろ覚えなんだが
生活のため武士の魂である刀まで竹光に替えていた求女に比べ
刀だけは手放せなかった自分が情けないと言ってなかったけ
だから変な感じはしなかったが だから求女が死んですぐ刀売って医者に見せれば子供や娘は
助かったかもしれない、ということだろう。
「一命」はこれをどうクリアしているのか見てないから知らないが。
それと「「切腹」見てもうひとつ感じた疑問点は、求女を切腹させた
元凶の武士三名を、半四郎はどうやって知ったのか、というところ。
これはもちろん極秘事項だろうから、誰かから聞き出さねば分かり
ようがない事実。この説明が映画ではなされていないのが少し
気にはなった。
この点も「一命」はうまくクリアしているのかな? >>70
>>68だが刀の件に関してはそういうこと。補足サンクス。
もう一つの疑問点に関しては半四郎が井伊家の者に直接問い質すシーンがあるので、
こちらもスムーズな流れになっている。 >>70
求女の遺体の引渡しのときに、半四郎も立ち会っていたから。
この映画で大事なのは最初に求女をカス野郎だと思わせる事。
そう視聴者に思い込ませれば、終盤にこの映画の深みを味わあせる事も出来る ×しちょう‐しゃ【視聴者】
テレビやラジオの番組を見たり聞いたりする人。
○かん‐きゃく【観客】
映画・演劇・スポーツなどの見物人。
×味わあせる
○味わわせる 誤字は愛嬌だとしても>>73の論法は無茶苦茶だな。
こういう人間は早く切腹して一命を捧げた方が世のためになるぞ。 >>68
半四郎が大阪の陣に参加していることが何故矛盾点なのですか? >>77
成程。あなたは物知りですね。
それではもっと、訊いてみましょう。
津雲ほどの福島家管理職なら、お家断絶しても
困らないほどの貯えがあったと思うのですが
なんであんな尾は打ちはらす境涯になってしまったのですか? 知らん。ってか尾は打ちはらすって何?
言わんとすることは分かるけどググっても何も出ない 俸給は使うだけ使って、
地にいて乱を忘れず、明日は我が身、
を津雲半四郎自身が分かってなかったのだろう。 福島正則
50万石→4万5,000石→2万石→正則死去→正則の息子3,000石の旗本→息子死去により断絶→正則の曾孫2000石の旗本で再興 多少身分の高い武士なんかは裕福そうにみえるが内情はそうでもないそうだよ
例えば身分があがって俸禄があがればそれにともなって人を雇わなければいけないから
中途半端な出世はかえって大変だったそうだよ、江戸時代にも身分の低い武士が
600石取りの家に婿養子にはいったら足軽組頭だった頃より生活が苦しくなったと
なげいてたそう武士、使用人合わせて11人を雇用しないといけなかったから 待望の、小林正樹初の劇場用長編作品。
http://www.youtube.com/watch?v=qgRpNbCebLc
「スキージャンプ・ペア」で注目された人だけど、
本来のテリトリーはこっちのジャンルらしい。 『一命』はつまんなかったので、とりあえずホッとした。 一命はなんか今の世の中の格差社会をテーマにした作品だった
無職落ちこぼれが大企業に押しかけていって
「この会社に採用してもらえなければ死ぬ!」
「どうぞ、ご自由に死んで下さいw」
って話だからな。 良いんじゃない? 雪女の色香に惑わされる、といった痴呆的な役柄には向いてるかも。 ゆとりが「切腹」見てごたく言う。
見るだけマシか。 人間の條件
多くの大東亜戦争を扱った映画をみると、日本の軍隊についての時代考証が
極めて不備である。それがこの映画では監督が軍歴があるというが、
総ての点で正確である。帽の被り方、巻脚絆の巻き方、銃の扱い方、
不動の姿勢、休めの姿勢、伏射の姿勢、早駈けと停止の姿勢などなど
全く非の打ち所がない。非常に気持ちよく観られる。
憲兵の態度は本当に良くここまでやったと思う位良く出来ている。
俳優も錚々たるメンバーだからなおさら良いのかもしれない。
中学時代の滝ヶ原廠舎での野外演習を思い出す場面が沢山ある。
【82歳(男性)おじいさん】
http://www.nhk.or.jp/yamada100/review/review_ningen.html
皆さん、しごかれたのが報われてよかったですな 「まごころ」みたいなきれいな青春映画と、「黒い河」のような薄汚い映画を
見ると作品の違いに驚くね。
>>98
糞作品ではないけどオリジナルには勝てなかった
十三人の刺客はオリジナルに勝ってたから、こっちもかと思ったけど 怪談が大当たりで、切腹も大当たりだった
人間の条件観なきゃいけないなあ
長いんだよなあ・・・ 切腹をみたあとに現在の里見水戸黄門のことがふと浮かんだ
最高峰の時代劇に酔いしれてたところだったのに時代劇の最底辺の糞さがジワジワと脳裏に蘇ってきて、とても最悪の気分になった・・・ 日本映画最盛期の名作時代劇映画と斜陽も斜陽なTV時代劇比べても…。 BSで見たがかなり画質綺麗だったけどBDはさらに綺麗なの? それは分かってるけど
それでも想像してしまう
小林正樹が現代にいたらきっと水戸黄門を見事によみがえらせていたのかもしれない、と
そもそも時代劇俳優がここまでいなくなるようなザマにはしなかったはず
廃れないよう、人気を維持していたはず BSでやってたから観た。凄い映画だ。
これ海老蔵主演でリメイクしたの?なんて無謀な。
>>107
松竹のBD持ってるが違いがよく分からんかった。BD自体はかなりの高画質。
クライテリオンのBDはあんまりよくない。
>>108
この人そんなに時代劇に思い入れないと思う。
『いのち・ぼうにふろう』以降は時代劇やってないし。
それにテレビドラマに関与したこともないし水戸黄門とは何の関わりもない。
>>109
一命はそんな悪い映画じゃないよ。海老蔵も存在感あったしいい演技だった。 綺麗な画質で感動した
けどなんかパース歪んでなかった?レンズの問題なのかそれともセットなのか BSの画質は良かったなあ。放送でこれほどの画質とはデジタル時代の恩恵だねえ。
モノクロ映画のすばらしさ、技術の高さを堪能できたよ。カラーに慣れたスタッフしかいない
いまじゃあ無理かな?
>>100
三池の十三人の刺客との落差はなんなんだろうね。 >>110
時代劇に思い入れないのにあそこまでできる、ってのがそもそも凄くね? つか、これ時代劇じゃないじゃん。
井伊家の江戸藩邸セットのしつらえを見ても、コントラストの高いライティングや
デフォルメしたアングルの多用からわかるように、髷結ってるだけの
人間性を告発する舞台に江戸時代を借りただけ。時代劇を否定したような作品。 は?時代劇をなんだと思っていってんの?バカにしてんの? 〜時代を借りただけ
時代劇の定義みたいなもんだな。 >>116
すげえ。
強調で使った反語表現が理解できずアスペ的に読解するなんて。
リテラシーレベルってここまで落ちてるんかいなw >>118の、自分の文章力が拙い、とは決して思わない強気なところに感動した
リテラシー、か。なるほどたしかにwww たとえばどこが拙い? 具体的にどこに文法・文章構成上の問題があるか指摘してみてね〜
お前ならできるよ、大丈夫。ガンバレ(笑) 井伊家の江戸藩邸セットのしつらえ
コントラストの高いライティング
デフォルメしたアングルの多用
これが時代劇ではない根拠だというのが凄すぎる。
どんな頭の構造してるのか。 ID:2F2eZS3V
どんまいwww
ま、気にスンナ
おまえみたいなインテリぶった真性ヴァカもこの世の中には必要だw 十三人の刺客は全体的に最高の中で悪い所が目立つ
一命は全体的に普通よりもちょっと上でいいところもあった 一介の素浪人をやすやす邸宅&居間に招き入れる城代家老なんていないよ
普通は玄関先で家来が門前払いでしょ
ここは脚本で一工夫あってもいいのでは・・ 自分の常識でしか物事を図れない>>127みたいなヤツはドラマとか映画とか観ないほうがいいな いや、フツーに考えて「一介の素浪人をやすやす邸宅&居間に招き入れる城代家老なんていない」でしょう。
第一、家老が浪人とは、どんな場所でも会話することさえ、ありそうにない話だ。
「椿三十郎」でも、主人公の三十郎は最後まで家老たちの誰とも一言も言葉を交わしていないし、会ってもいない。 だったら侍の歩き方が違うとか時代劇なんか沢山指摘出来るだろ。劇だよ劇。ドキュメントじゃねーんだよ。小林正樹の方が詳しいんだから黙れよ。 >>131
ほっとけばいいさ
幼稚なヴァカが一匹喚いてるだけだ 案外、『椿三十郎』の方が間違っているのかもしれんしな。 間違えた。
三十郎は、クライマックスの椿花を流す場面で家老たちと喋ってたんだった。
「合図は白い椿か?それとも赤い椿か?」
・・・しかし、ああいう状況でなければ素浪人と家老が会話することなどないだろうな。
>>130-133
いいから出て行け。 椿三四郎だって、最後(それ以前も)、人殺したのに、
藩に留め置かれずに直ちに立ち去るのはおかしいけどな。
あの若侍たちは追っ手やらされるし、
連れ戻せなければ切腹だよ。
三四郎にその配慮がないのはキャラ的におかしい。
若侍たちがいなければ立ち去るので問題ないけど。
けど後ろ姿が格好いいから、それでいいんだろう。 >>134
てめー俺まで追い出すつもりかよ糞ヤロウ >>135
三四郎じゃないよ。三十郎だ。
あなたの言っている点は確かにおかしいが、その点は、‘殺した相手はすべて謀反側の者ばかり’ということで、
不問に付されることだろうと思うけどね。
それにしても、何の審議もなされないのは、おかしいと言えばおかしい。
であっても、フィクションなんだからいいんだよ。
素浪人と家老が会話したりするのも、映画の中ではあってもいいことだ。
「映画の中では素浪人と家老が会話していた。だから現実にもそういうことがあったんだろう」
など思う者が馬鹿。
小林正樹の方が詳しいなどとホザく>>131など、まさに愚の骨頂。
2ちゃんねるでは‘メディアの作り手サマは絶対。間違いがあるはずない’というのが常識になっていて、
そういう間違った‘常識’が、度を越して極端なほどのマスコミ崇拝につながってしまっているけど、
>>131はその典型だ。
>>136
フツーに居室のことでしょ。俺は>>127が書いたことを引用しただけだ。 余程に学校で友人が居ないのか、学生時代に議論する事が無かったかの様な論考。 俺は>>140ではないが、学生時代に友人はゼロだった。今もゼロだ。
俺の人生におけるコミュニケーションの9割5分以上が、2chにある。
友人が居ない、それをもとにバカにするのはやめてほしい。 >>140
どうせ昔のことなんか分かりっこないんだから、あったかもしれないしなかったかもしれないでいいじゃん。
話の上で違和感がなけりゃいい。
斎藤勘解由は一介の浪人者の話でも聞くような人だったしそういう家風だったんだろ。 確かに指摘の通り
用心深いはずの城代家老がやすやすと素性の知れない(怪しい風体)の郎人を
屋敷内に入れるとは考えられない
物語の発端となる重要な場面なので工夫が欲しい
それ以外の事はまあいいんじゃないで許されるレベル 橋本忍のあの脚本だったら、別に監督は小林以外でも名作になってたとは思うがな。 あの屋敷だからこそ素浪人が入ると緊迫感が生まれるのではなかろうか この場合、「原作がそうなっているから」で逃げられるからよいよ。
『椿三十郎』なんか武家屋敷の庭に椿が植わってるんだぞ。
ムチャクチャだけど映画の中で成立してりゃいいよ。 椿三十郎と違って切腹はリアリズム時代劇と言われていたから
こうやっていろいろと矛盾点を突っ込まれるのは仕方ないと思うが ガチガチの様式美だとは思ったけどリアリズムっつうのは意外だな >>146
何で、俺に成り済ましてるの? 何が目的なのよ。 >>151
同感だな。小林の時代劇は、ちっともリアルじゃないよ。
「怪談」「いのちぼうにふろう」なんか特にそうだけど、他の作品も「スケールの大きな箱庭世界の物語」といった感じだ。
現代劇の「食卓のない家」、ドキュメンタリーの「東京裁判」も、そう。
舞台劇の演出をやらせたら面白かったかも。
(俺自身は小林は嫌いだから、絶対にみなかっただろうけど) 嫌いなのにスレ探して書き込みしてる男の人って・・・ >>151
おれもそう思う。だから時代劇じゃないというレスにも同感だったんだが
火病レスで荒れて手出し出来なかった(笑) ん?様式美には同感だが、
時代劇ってどっちかってーと様式美が強いもんなんじゃねーの?
リアリズム感じた人は、竹光切腹の痛々しさのイメージが強烈に残ってるんじゃないかな。
自分も観ながら身悶えした。 何十年振りかで再見したが、3名熱病のくだりなど記憶から
消えており、固唾をのんでみてしまった。
ただ、貧乏暮らしの描写は少々くどかった感。端折って2時間
に収められなかったのかなとは思う。(映画オリジナルの段階で) 髷を三つ見せた時点で終りしてもいいと思うよ。
最後の殺陣は不必要。
『上意討ち』も司葉子の死で終わっていいと思う。
最後の決闘は不必要。
椿三十郎の最後の決闘も不必要。 映画におけるリアリズムとは何なのか。
「切腹」はミュージカル映画よりも様式美を持つか。 >>158
椿三十郎の最後の決闘は必要だろ
あの伝説的なシーンがあったから傑作になったわけで >>157
あれでくどいって言うなら一命観てみるといいよ。 >>127
斎藤は城代家老ではなく江戸家老。あげた場所は居間(これは居住
スペースにある)ではなく御用部屋(半四郎のせりふにある)。家老執務室
のこと。
一介の浪人を座敷にあげないか、といわれると、上げる可能性は
あると思う。というのも、浪人していても士分(馬に乗れる)の身分だから。
足軽や町人なら通すことはない。それが身分制。
>>157
橋本忍が持ち込んだもともとの脚本では、もっとくどかった。というのは
滝口の原作がそうだったから。江戸市中の医者に診察を頼みに行く
シーンなどもあった(撮影されたかどうかは不明)。町人たちに
物笑いにされるところとか。「七人の侍」の侍探しの場面に出てくる
みじめな浪人者みたい(仲代はその場面でスクリーンデビューした)。
またもとの脚本では原作どおり時期設定は秋だが、映画では夏に
なっている。それはこのほうがよい。
あと、脚本と映画の違いとしては、求女の遺体を見て泣くのは美穂ではなく
半四郎となっているところ(原作どおり)。また、陣内は殉死追い腹ではなく
病死(これも原作通り)。
全般に元脚本より出来上がった映画のほうがよい。
作品としてほぼベストの仕上がりだと思う。ああ、殺陣がやぼったいか。 >>158
最後の殺陣は不必要。
ほんと「切腹」も「上意討ち」も「いのちぼうにふろう」も最期の殺陣が
ダラダラと長くて野暮ったいんだよね。
所詮多勢に無勢、無念の死として描くなら、絶対短かいほうがいい。
たった一人であれだけの人数と延々渡り合う、相手はどんだけ弱いんだw
「上意討ち」の三船など任侠映画の鶴田や健さん並みの超人で、銃で何発
撃たれても立ち上がって、結局全員斬っちゃうんだものw 俺は「切腹」はあれでいいと思ってるけど、
「上意討ち」はやっぱり冗長だと思うね。
あの超人活劇ないと超弩級のダウナー系映画になるとしても。
そりゃ三船プロ作品なんだから、ラストの殺陣は必須条件だろ。
チャンバラがないと客も入らんだろうし。 最初は知らないといっていた求女をじつは知っていると告白したところで、
半四郎はうそつきのヒーローになってしまった。
そもそも切腹を求めたのは求女のほう。そうさせただけなのになぜ井伊家が
非難されるのか分からん、という勘解由の主張は正しい。
ちなみに勘解由とは百官名で、書類の有効無効を判定する勘解由使に由来する。
その名のとおり理路整然とした反論に、半四郎はきちんと答えていない。
だいたい話を聞いたら切腹して死ぬと金丁まで打っているのに、
最後に大乱闘をして罪もない井伊家の家来を殺してどうなるというのか。
すさまじいまでの矛盾に満ち満ちた作品。 >>169
まったく同感!
文章もうまい! 問題点が見事に整理されて、まとまってるね。
あなたの職場での姿まで想像できてしまう書き込みだ。 「いのちぼうにふろう」を>>95の上映で見たんだけど、
富次郎の為に危険な荷を運んだり命懸けで安楽亭から脱出させようてした定七達の
動機が弱すぎてイマイチすんなり入ってこなかった
へなちょこが頑張ってたので心を揺さぶられたのは解るけど、
「心がかたわ」って言われる程の野郎たちがあれくらいで善意が芽生えるかなぁ・・・
それとも安楽亭の面々はドジっ子属性なのか?w 小林正樹ってのはクソ真面目なんだよね。左翼だからか。
あんな馬鹿な若造の為に、大の大人が次々と死んでくんだから、クソ真面目というかバカ真面目。
っていうか、単なるバカなんじゃないかと思う。
撮影も美術も素晴らしいのに、肝心のプロットがバカ極まりないんだから、アゼンボーゼンとしてしまう。
あんなクソガキのことは見殺しにして、みんなで栗原小巻のことを輪姦してガハハと高笑いするような映画の方が面白いし、
世界中で話題になっただろう。 >>169
貧しさに窮した故のタカリだと分かっていながら、最後の望みも聞いてやらないという
無慈悲な行為を、義父として糾弾しに来たわけだから、家老が、浪人に切腹させろと
言われたから、そうさせてやっただけというのは、子供の言い訳にもならない。
実際に困窮した浪人を竹光でハラキリさせてみんなであざ笑ったのが事実だし。
せめて切腹が竹光ではなかったら半四郎もあそこまで憤ることはなかったはず。
「武士の情けを持たぬ者はもはや武士とはいえない」という正当な怒りだろう。
>>173
早速のレスどうも。マジレスになるけど、
>あんなクソガキのことは見殺しにして、みんなで栗原小巻のことを輪姦してガハハと高笑いするような映画の方が面白いし 、
世界中で話題になっただろう。
厨二みたいな発想だね(笑)
場をわきまえぬウケ狙いが見事にスベってしまった、それだけのことです
このスレの皆さんは小林正樹の映画のように糞真面目な方ばかりなんですね クソ真面目だから映画に遊び心がない。
だから映画がクソつまらないんだな
>>175
中二と言われるならともかく、「厨二みたい」だなんて2ちゃんねる語で哂われて、
くやしくてくやしくて、何か言い返したいのだが、頭の中には栗原小巻をレイプする妄想しか浮かんでこないんで、
あなたへの反論は、戦前のプロレタリア画家・松本竢介の言葉を引用してそれで済ますことにする。
「マルクスは言う。大人は彼が馬鹿にならない限り子供になることはできない、と。
だが芸術の持つ素朴さは、子供の持つ素朴さと同じものであっても、
それは決して大人が馬鹿になった姿の子供とは意味が違う。」 - ‘雑記帳’より
http://www.amazon.co.jp/dp/4004302374/
この本に引用されていた。
「いのちぼうにふろう」の登場人物たちって、‘大人が馬鹿になった姿の子供’そのものだよ。 よーするに、「馬鹿」と「ガキ」は違うってことだ。
俺はガキなんで中二と言われるのは覚悟してるが、厨二などと言われる筋合いはない。
厨二は、「いのちぼうにふろう」の登場人物たちだろう。 たしかに武士の情けと言う観点から見ると少なくとも竹光での腹切りはいただけない
本身を貸してやるか、竹光でも扇子腹のように素早首をはねてやればいいものを
あれじゃ、なぶり殺し
しかし、半四郎も係った侍どもを仕留めたんだから、話終わった時点で腹きらないといかん
その方が藩士の手にかかるより井伊藩の悔しさ倍増だろ 1964年の怪談でスクリーンデビューした中村敦夫(24歳)の役名は平教経。
この人は清盛の孫。
今さっきまでやっていた大河ドラマで、71歳の中村が演じていたのが
平正盛で清盛の祖父。
役者人生って、いろいろあるんだな。 あれだけ死人を出して「日々平穏」では通らんだろう。
死んだ武士には家族・親族が大勢いるだろうから、彼らが騒ぎ出すに決まっている。
騒ぎが大きくなると幕府側も取り調べを始めるだろうから、いずれ明るみになる。
すべてが明るみになったところで…
と考えていくと続編ができそうな気もするが… >彼らが騒ぎ出すに決まっている
下手に騒いだらお家断絶だろ そうか。
そう考えると忠臣蔵と任侠映画をミックスしたような雰囲気もあるよな。
敵討ちに一人で乗り込むところなんか。 切腹の大名屋敷のセットは松竹京都の敷地内に作ったの? >>181
半四郎の敵は武家社会そのものだから、大人しく腹切ったら意味無いだろ
屋敷の人間皆殺しにして生き延びるくらいはやって欲しかったが、まあ無理か
切腹はいじめの極致
http://akiba.geocities.jp/pxzuwp/02/3/40.html
日本では、社員を首にする時、「辞表」を書かせる。
実際は、「首」なのだが、「一身上の都合により」と書かせる。
これは、「いじめ」の隠ぺい。責任の押し付けなどの巧妙な陰謀だ。
しかも、給料をかねてからピンはねしておいて、「自分が悪かったという旨の辞表」を書かないと、
退職金までも払わない構えを見せる。
切腹も、侍たちに強烈ないじめを行ったその典型だ。
「切腹しなければ処刑する。残った財産も没収する。家族は悪いようにしないから切腹しろ。」
と脅されると、何の罪がなくても、誰でも切腹しただろう。
だが、切腹したあとは、処刑と同様、財産も家族もめちゃくちゃにされる。
笑いが止まらなかっただろう。
こういった遺伝子が、天皇・徳川一族には満ち満ちている。
(仮説を含む)
( http://book.geocities.jp/japans_conspiracy/02/p006.html )
>>187
ネタバレ注意!
原作では丹波ら三人は詰め腹切らされるのではなく、半四郎が送った「頂戴した髷は伊井藩邸に送り候」という手紙を読んで自刃。
半四郎は伊井家を馬鹿にした時点でろくに反抗することもかなわず乱刃に倒れる。
短編。「神道無念一流」や「大阪の陣」は橋本忍一流のハッタリだったはず。 >>189
ひどいなあ。
それを書いた奴の頭の中では、この世の中というのはどういうものだということになってるんだろう。
「会社」に勤めたことがないばかりか、会社勤めの経験がある人と会ったことさえない引きこもりが、
自分が妄想する「会社」のイメージを書き連ねてるだけのキチガイ文だ。 贈収賄事件でいつも政治家の秘書が自殺するのと同じ構造だね。 >>190
d
かなり違うな。その原作で橋本脚本でなかったら、あれほどの話題作には
ならなかったろうな。
同じ時期別の監督で反武士道作品が作られているが、残ったのは「切腹」
だけ。「仇討」とか「武士道惨酷物語」とか、今はもう見る人はいないだろう。 >>195
たしかに。
「阿部一族」は戦前の1939年版が名作で名高い。
1994年の深作欣二のテレビ版もすごいできばえだった。
小林正樹・溝口健二といった松竹の芸術性の高い演出ができる
監督なら、感動的な作品になったろう。
できれば白黒で。 >小林正樹・溝口健二といった松竹の芸術性の高い演出ができる監督なら、
大将! >>198
どうも。溝口には戦時中の短編映画に「宮本武蔵」がある。
巌流島の戦いだけだがすごい様式美だぞ。
「元禄忠臣蔵」も一見の価値あり。
江戸城の実物大セットというとんでもないものを見ることができる。 きのう石浜朗の実物を見たが、相変わらず二枚目だな。
ちょっと佐々木功に似てるかな。 「江戸城の実物大セット」などというド迫力のキチガイ言葉が書き込まれるようなスレッドには、
誰も寄り付かなくなるというのが、この世の常識というモノ。 >>202
松の廊下周辺を実物大で再現しているのだから、あながち嘘とはいえないよ。
↓がその刃傷松の廊下のシーン。特撮なしだから、やっぱりすごい。
http://www.smt.jp/screening/2006/photo/10/tyuusingurazen.jpg >あながち嘘とはいえないよ。
>あながち嘘とはいえないよ。
>あながち嘘とはいえないよ。 >>203-205
何で、何の興味もないことについて、連日連夜必死になって独り言を喋ってんの?
溝口の「宮本武蔵」だって「元禄忠臣蔵」だって、みんな知ってるって。
必死になるんなら、まずその映画を見ろよ。
誰に何と言われようともどんな映画も断固として一本たりとも絶対に見ようとすらしないくせに、
「誰が何と言おうとも映画に詳しい者は偉いんだ。これを否定することは断じて許されないんだ!」と思い込み、
「映画オタクのどこが偉いんだw」と言っている人々(映画オタクたち)を逆に映画に無知な者だと勘違いして、
ネット検索で出てくる程度の低レベルの情報を書き写すだけで知ったかぶりできたつもりになり、
映画オタクたちに対して偉そうな態度でいるんだから、みんなが呆気にとられて逃げ出してしまうのは当たり前だ。 と、今日も自分の疑心暗鬼の産み出した相手に向かって吠える、いつもの既知外であった。 インターネットというモノがこの世に存在しているということに対する>>207の怒り、憎しみの凄まじさというのは、
目の前で母親を強姦されたマザコン息子のような感じだな。 >>187>>190>>196>>199>>203がおれなんだが、何が問題なのかと。
小林正樹と溝口健二を話題にしているだけで。 訂正・正しくは、
>>187>>194>>196>>199>>203がおれなんだが、何が問題なのかと。
小林正樹と溝口健二を話題にしているだけで。 疑えば目に鬼を見ると言うが、おのおのがた「水に流す」という言葉をご存知かな? >>211
いかにも。いつまでもこだわっていては、お互い時のムダというものでござろう。
って、こういうせりふ回しの時代劇をトンと見ないな。
もう10年以上も前の「鬼平」あたりが最後か。 切腹の護持院が原の決闘のシーンは南紀で撮影されたらしい。 首を取ることすら難しい。髷だけ頂戴するは更に一苦労!
この言い回し、実にケレン味たっぷりでいい。 髷を懐から出して放り投げるシーンがいいね。
正に観客の度肝を抜く実にうまい展開。
武士の象徴である刀と髷を使って物語のテーマ
「武士道の非人間性」を際立たせる手法が見事に
はまっている。
この映画、ミステリアスなタッチが面白い上に、
ちゃんとチャンバラまであるというサービス精神
満点さが素晴らしい。 >>216
つりか?
城門から役宅まで走るシーンは、千々岩陣内(稲葉義男)が先腹を切ったと聞いてであって、
城普請奉行福島正勝(佐藤慶)が切腹したと聞いてではないよ。
正勝に陣内の切腹を報告するシーンは、そのすぐ後にある。 >>218
あの走るシーンも志摩で撮ったようだ。京都なのかと思っていたが。 >>220
ないよ。
そもそも「お世継ぎ弁之介様」って井伊直孝の幼名だが、直孝はこの時代は男盛りだよ。
年代的には関ヶ原にすら参加できず、大坂の陣で活躍した武将だ。
直孝の息子も「弁之介」だと言うのであればそれまでだが。
まぁそれは巨匠橋本忍の「牛の血」なんだろう。それでいい。 >>221
弁之介は寛永7年には世継ぎだったようです 時代劇の基本は「武士道の非人間性」を描くもの、でおk?
なんか武士道の素晴らしさを称えるような洋画が最近多いのが謎。 例えば「切腹」には武士道の素晴らしい部分もあるだろ。
片方だけじゃ深みがでない。 >>222
となると弁之介は直孝の長男の井伊直滋ということになるね。
直孝の父直政は関ヶ原で島津の前退の際に負傷して、それが元で1601年に死亡。
直孝は大坂の陣で木村重成隊を破る活躍をしたが、損害が出たため家康の本陣の横に下げられたところで
真田幸村隊が松平忠直隊を割って家康本陣に突入。
そこで井伊隊はまた真田隊と激戦。
結果的に大坂の陣で東軍では藤堂隊と共に最も活躍した家になった。 >>223
戦前から丹下左膳とか武士道批判を描いた時代劇映画があったけど、やくざ映画が「やくざの皮をかぶった時代劇」と
呼ばれたように、基本は「いい武士、悪い武士が出てきての勧善懲悪」が基本だろう。
いい町人が悪い武士をぶった斬るなんて話は座頭市とか木枯らし紋次郎にあるけどね。
いずれも「大菩薩峠」の机竜之介の系譜を継ぐニヒリストヒーローだね。
連レス失礼。 左膳・市・紋次郎は正義の味方だが、
机は悪いことばっかりやっていいことはほんの少ししかやってないぞ。 『いのち・ぼうにふろう』の連中はロクデナシの奴らがイイ人になる話だったな。 黒澤明がタイトルは『いのちぼうにふろう物語』より
『いのちぼうにふろう』の方がよい、とアドバイスをしてくれたらしい 時間のあるときに是非観てみて下さい。 → http://www.youtube.com/watch?v=zWPAktCuzK4
ネットの中では、「マスコミが真実を伝えない」ということは周知の事実で、
「9.11」「パールハーバー」「南京大虐殺」「3.11」・・の捏造はかなり知られて来ました。
知っているという人も断片しか知らない人がほとんどだと思います。
このシリーズは、それらの「本筋」を非常に分かり易く表しています。
一切の先入観を持たずに観ることをお勧めします。 >>231
凄いね。脚本は誰が書いたんだったっけ?
小林が病気降板して深作、深作も降りて結局は熊井という流れだったよね。
深作版の脚本は誰だったんだろう。
それより驚いたのは、下の方に出てる「ウルトラセブン」の台本だ。8万とか12万とか。
30年くらい前にシナリオ作家協会のバザーに行ったら1冊1000円くらいで「マン」「セブン」の台本が投げ売りされていて、
当時だって「こういうのは特撮関係のイベントだったら5倍の値段で売れるんじゃないか」と思ったもんだったけど、
あの時、無理してでも何冊か買っておけば良かったんだろうけど、中学生の自分には1000円だって高値だった。 あァ、そうだった。「天平の甍」とゴッチャになってた。ごめん。 資金面とかの問題だよね
脚本は稲垣俊と小林正樹みたい
会津八一から敦煌の話は聞いてたみたいで
怪談のころのインタビューでもやりたいと言っていたのを見た 上意討ちの三船・中代の対決はヴェラクルスのラストに影響を受けているな。
椿三十郎もか。
作家の伊藤桂一がヴェラクルスのラストは柳生武芸帳(原作)も真似していると指摘していた。
こっちは上記のものほど露骨に真似てはいないけど。
ヴェラクルスのなんと偉大なことか! 4月2日(月) 午後1:00〜3:14 BSプレミアム
プレミアムシネマ 「切腹」 観たあと、余韻が残るいい映画だった。やはり、見どころは以下でしょうか。
・仲代の声、三国の額の汗と眼の演技、髷を切られる3名の憎々しさの描き方
・武士の論理を人間性に優先させること(非は弱者側であれ、強者が嬲り殺すのは非道)
・多数の犠牲を出しながらも名誉とお家大事で汲々とせざるを得ない高級武士の惨めさ
上のレスに「家老が浪人と話さない」とありますが、当時では当然の指摘でしょう。
ただ、演技からは家老はよほど最初の切腹を後悔しており、何とか翻意させたいがために
「わざわざ」会ってやったのに、その好意を理解できないバカ浪人に再び「怒りと奢り」
から、切腹を許可したつもりが・・・。実は全て浪人の術中に嵌まり、強者が怯えはじめる
という流れからは、二人の面会は欠かすことができませんよね。 「人間の條件」長いけど最高に面白かった。六部まで一気に見た! 最終部で中国をさまよう仲代の顔を見て中国人が「日本人だ!」と言い、
仲代のことを日本人と気づき、迫害しようとするシーンが面白い
確かに仲代の顔は中国人にはいないタイプw
顔みりゃわかるんだな 人間の条件は当初、三橋達也がキャスティングされてた
確か南道郎の役 人間の條件 はマジ良かった
DVD持ってるがBlu-rayなら三枚くらいで収まるだろうから出してくれ
切腹は日本映画史五本の指に入るだろ?
「切腹」という大傑作がなんでカンヌでグランプリとれなかったのか
不思議に思ってこの年のグランプリ作品調べたら、
ヴィスコンティの「山猫」だった…
これは相手が悪すぎる。
別の年だったらグランプリ確実だったろうが、運がなかったね。 >>246
山猫はDVDとBDで二回観たけどつまんなかったな
カルディナーレは綺麗だったけど
切腹のが上だと思うが日本人だからだろいな 俺の感想は互角。
ただ互角だとトリッキーな筋建ての切腹が
点取り競争では負けちゃうかもね。
あっちは正統大ロマンだし。 >>248
「山猫」は理解出来なかったよ。時代背景もストーリーも。
アランドロンが突然帰ってきてるし。 そうかなぁ…
「山猫」はヴィスコンティ作品の中でも最高傑作だと思うけどな。
「没落していく貴族への挽歌」という主題を、あれほど見事に
映像化した映画は他に見当たらない。
というか、もうあれほどの真の芸術映画は新作では見ることが
できないかもしれない。
「ベニスに死す」や「家族の肖像」などの老成化したデカダン美よりも
若々しさと力強さを持った「山猫」の方に自分は惹かれる。
昨年、劇場で再見したが、その魅力が全く色褪せていないのに驚いた。
正に「映像の世界遺産」にふさわしい傑作中の傑作。
もちろん、「切腹」もそれに匹敵する名画には違いはないけれど。 福島家は幕府の取り潰し政策の犠牲者として度々名があがるが、城引き渡しの際、幕府の使者に対して
家老福島丹波守正治の「この城は我が主、佐衛門太夫から預かったもの。佐衛門太夫の許しなくばお渡し
することはできぬ。どうしてもと申されるなら弓矢でお相手いたそう」
という対応が見事だったということで、再就職には大変有利だったそうな。 再就職に有利だったのは、福島家の家来全般ということでOK?
ところで、TVドラマで恐縮だが、TBS開局30周年ドラマで福島正則役
だったのは丹波哲郎さんでしたね。どうでもいいよかったですね。すいません。 >>252
そういうことらしい。
正則は耄碌していたけど、福島家の家来は丹波守だけではなくみな最後までしっかりしていたみたいだ。 「山猫」との比較だったら俺も「山猫」に軍配を上げるかな。
「切腹」は最後の殺陣がくどい。どんなに剣法に優れていても複数の射手から
弓矢をかわすなどあり得ない。
最後の最後に床の間の鎧を担いで見栄を張るシーンには妻も失笑していた。 小林信彦の当時の批評を読むと、最後の立ち回りで兜を担ぐところで当場内は失笑だったと。 アンチ武士道がテーマなんだから、カッコイイ侍出せないだけなのでは?
「主人公こそが真の武士だ」なんて観客が納得しちゃったら困るじゃん 小林信彦と言えば、あの人がてんぷくトリオの為に書いたコントで「ハムレット5分半」というのがあったけど、
「人間の條件5分半」というのも見てみたいな。
「いのちぼうにふろう5分半」というのも面白そうだ。
始まって直ぐにみんなが次々と簡単にホイホイと死んでいうという、ホラー・コメディみたいな内容になりそうだ。 >264
逆に人間の条件くらい長くしてほしい
なかなか死なない 小林監督は、どうも人の動かし方がぎこちない。
溝口の「雨月物語」や「近松物語」と比較してそう思った。 「切腹」レンタルしたけどまだ見てない。劇場で見た印象が変らないといいが。
「人間の条件」は東劇で見たけど途中で少し寝た。終わって朝の7時前、銀座の街が
夜と違ってゴミが散らばり寒々としていた。劇場のスピーカー、山水の家庭用で8〜9万程度の物だった。
プロ用スピーカー買えないのかと思った。
>>272
寝るくらいなら買ってじっくり見ろよ
奥ならDVDボックスが一万以下で手にはいるだろ 左衛門太夫を「さえもんたゆう」と呼んでいるな。
しかし福島正則の名から取ったという「太夫殿坂」は「たいふどのざか」と呼ぶようだ。
八つ墓村でも「あまご」を「あまこ」と呼んでいるが、橋本忍は時代考証が少し甘いのではないか。
橋本忍だけの責任ではないし、作品のおもしろさが損なわれるものでもないが。 丹波と戦う際の半四郎の構えがおかしいというが、動脈を切られないように手の甲を外に向けているし
刀を持つ手は後ろにしている。
刃物を持つ相手に肉を切らせて骨を断つ算段ならば適切な構えといえるだろう。 この映画評価が高すぎなんだよ
買って損したわ
テンポ遅いし
殺陣は幼稚だし >>280
川辺右馬介殿の縁に連なる方とお見受けするが、そのDVD、拙者にいただけまいか? 切腹はストーリーがダメすぎるよな。
どう考えても娘婿が悪い。
死ぬ死ぬ詐欺をする時点で武士として(という以前に人間として)失格。
だから「一両日待って」を信じるはずがないのは当然。
竹光で恥をかかせながら死なせるのも当然。
それを逆恨みする仲代も痛すぎる。いわば時代劇版モンペ。 ちょんまげ切って帰せばよかった。
だから仲代はちょんまげ切ってるのだろう。
素直に知らぬ奴に切られたと話せば、仲代もおとなしく腹切ったかもね。 ストーリーダメかなぁ? 娘婿が悪いことは主人公も劇中で認めている。
主人公は、井伊家が普通に切腹させていれば納得していたと思うよ。
やっぱ暖衣飽食のくせに困窮浪人をよってたかって嬲り殺したのはねぇ。
剣の使い手を「しょせん畳の上の水練」と笑い飛ばすところが好きだなぁ。
井伊家を精神的にボコボコにし、その場に居た者が生きているうちは心に
相当の傷を負わせただろうし、武士道をぶっ壊した格好。すごい仕返し。 >>284
武士にあるまじき行為をした時点で、まともな切腹をさせてもらえる(武士扱いしてもらえる)はずが無いと思うんだけどね。
今話題のいじめ問題で、加害者の母親が「自分の息子をせめるな、息子が自殺したらどうする」と言ってるのと同じかと。
>>285
あんた木村束麻呂に対する怒りをこっちにまで向けてくれるな。 死と隣り合わせあるこその秩序と美学
そこから死がぬけ落ち、ただの傲慢なおごりとなった時代というのを忘れるな
そして勝者と敗者に分けられた究極の格差社会でもある(当時の社会風刺でもある)
彼らの武士の美学など敗者を竹光で切腹させあざけり笑う矮小なものにしかすぎなくなった
形骸化した格式=傲り これへの批判がテーマでもある
武士の心である刀を売ってと笑う武士に、心を売ってまで家族を守りたかった執念を
身を持って代弁したのが主人公
ただ意味もなくルールを守る守らない。集団に属す属さない。振り分けてるのみ
根底にある信念が欠如している。それこそいじめの構図だろ
それに対して生きるためには何でもする。なぜなら守るべき家族がいるから。
鬼気迫る信念があるものの前には、守られてこその格式など役にも立たなかった。
ただ先祖の残した鎧にすがりつくのみ。そこに中身はないのに
中身もない美学を語る人間の、実は集団依存な姿を暴く名作
忠臣蔵ってどう考えても浅野公が悪いよな、ストーリーがダメすぎる
こうですか?わかりません(><) 『切腹』の話題ばかりだなあ。
『泉』をかたろうぜ。 >>288
あれ、イジメられたってことじゃあないの? >>290
忠臣蔵の物語ではそうかもしれないが、史実的にいちばん落ち度があったのは浅野内匠頭。
何故あんなことをしたのか全くの意味不明で、それこそ海老蔵みたく「乱心」したとしか思えない。
今更ながらに初めて「切腹」を見た。
面白かった。頭が悪いから何を訴えたかったのか分からないけど、面白かった 半四郎が斎藤勘解由三国に自己紹介するときに「津雲の津は大津の津」と言っているな。
この台詞が今の世を覆う怨念を呼び寄せたか。 上意討ちで敏郎お父さんが鉄砲隊を皆殺しにする際、歩いていく三船を様々な角度から撮る演出があったが
これは切腹で達矢お父さんが丹波彦九郎の刀を叩き折り、八相に構えるのと同じ演出だな。
これは効く。 ラストで仲代がひとりも斬れずに惨死したら名作になったのに 新免一郎のみはとんだとばっちりを食った形で斬死した方がおもしろくなる。 『人間の條件』に菅井きんが出てたらしいけど、どれ?
第五話の避難民の中にいたそうなんだけど、わからなかった
乳幼児かかえて乳児死亡して半狂乱になった、やけに目立ってたオバサン…
は、違うよね 顔に面影なかったし(て菅井きんの顔そんなに熟知してないけど) >>283
竹光で腹を斬らせる寸前まで追い込んでから髷を切って返すストーリーはいいね
実質的に切腹させたことと同じことで、仲代も怒るに怒れない
ただそれでは武士社会に於いての忠義の重さ
それから町人農民から見ての奇異さ理不尽さを訴えることができない
>>291
恐らく塩田製法絡み
吉良は赤穂で作る上質の塩田製法が喉から手が出るほど欲しかったが
赤穂にとってはトップ・シークレット、どうしても教えてくれない状態
だから浅野は嫌がらせに出たってな観方もできる >>292
根拠を失い形骸化した格式に依り
インスタントに手に入れた「信念」の脆さ
家族愛という根拠のあるものにより生まれる真の信念の強さ
また恐ろしさ。執念
詳しくは>>287 >>285
>>武士にあるまじき行為をした時点で、まともな切腹をさせてもらえる(武士扱いしてもらえる)はずが無いと思うんだけどね。
一人の浪人に対して集団で斬り掛かりながら一太刀も浴びせることができず、
しかたなく火縄銃で射殺し、おまけに家中日誌には、
「浪人はみごと切腹した」
と嘘を書く。
こういう行為だって「武士にあるまじき行為」だよね。
どっちにしろフィクションなんだから
マジになるなよ >>305
新渡戸稲造あたりの美化された武士道だと、その通りなのかもしれないが、
(実際そういう人もいないわけではなかったけれども)
実際の武士の意地というのは、仲代のような奴は決して生かして屋敷の外には出さない方。
また浪人風情にはまともな切腹はさせない方。
武士はかなり狂ってる。 映画の世界を鵜呑みにするなって
実際は商人の世の中だったんだから 岡本喜八の「日本の一番長い日」は
本来の喜八テイストではなかったが、
あれはあれで立派な作品に仕上がっていた。
けど、元々は小林正樹監督で企画されていた作品らしいんで
小林演出だったら、どうなってたんだろう、と思うな それまでに『侍』や『大菩薩峠』もあるから、骨太の直球の系譜も岡本喜八にはある。
小林正樹がだめとみるや、岡本喜八に監督を振った藤本真澄は慧眼だったな。
『侍』『大菩薩峠』『日本のいちばん長い日』の三本とも、脚本は橋本忍だね。 喜八から、あれどうなってんの?って話振ったんじゃなかったかな
やるつもりで言ったかどうかは知らないけど。 >>313
凝り性で完全主義者の小林正樹は、当時の新聞のマイクロフィルムとか資料に熱心にあたるところから始めたとか。
しかし、そんな調子でやっていたら封切に間に合わなくなるということで、小林正樹は降板することになった。
ちょうどそのとき、『殺人狂時代』のお蔵入りで荒れてた喜八が藤本真澄に呼ばれて、
何か言いたいことがあるなら全部言ってみろ、と言われて、
「最近は東宝映画らしい作品がない。企画にある堀川弘通さんの『龍馬が行く』と小林さんの『日本のいちばん長い日』はぜひやるべきだ」
と言ったところ、じゃあおまえがやれと監督を命じられた、という経緯みたい。 >>295
つーか大津は彦根藩の隣藩膳所藩の藩庁のある町だし、
天下にに聞こえた宿場町だから、彦根藩士に
わかりやすたとえとして出したんだろ。 >>307
当時の常識を現代基準で見てはいけない・理解してはいけない、だね
家格=体面と身分で連座の世界が封建社会
個<<身分毎の集団で、所属単位(家や部署単位)で一つの人格になる
同時にそうやって見てもいけない
町人を斬るには相応の理由がなきゃ下手すりゃ切腹どころかお家断絶
平和が続いた時代にあって、基本的には農民/町人管理の暇なサラリーマン
厄年過ぎればそろそろ子供に跡目を継がせて、息子がいなきゃ養子取って楽隠居
だから切腹なんて嫌だーバカにされようが町人斬るなんて出来っこねーやが本音
武士は理不尽非合理狂った社会のように言われがちだが
封建社会じゃ大義名分でも「自分に厳しく・他人に厳しく」じゃなければ
町人や農民が言うことを聞かなくなる
結果的にはその時代にあって最も理に適っていたからこその250年に及ぶ天下泰平 切腹は音楽も現代音楽で有名な人なんだな。
自分にしてみれば「昔の、色気に乏しい時代劇音楽」ぐらいで、スティーブ・ライヒと同じようには
聞こえないが、当時としてはえらく斬新だったのだろう。 >>318
307のレス読みなおしてみれば分かると思うけど、町人との関係は外して書いてるのよ。
武士は武士同士の意地の張り合いが凄い。ちょっとした諍いで殺し合いまで発展するし。
浪人は見下してる。特に江戸時代初期まではかなり特殊な社会だった。 探検家のアムンゼンが寒さに慣れるために夜、窓を開け放して寝たというが、半四郎の場合、厚着すること
が出来ないからより寒いだろうな。
舞台が白河以北なら凍死ものだ。
美保が死んでからは金吾をあのあばら家で育てていたのだろうか。
だとしたら虐待ものだな。 昔の人は寒さに強かったんじゃないの。
栄養状態が悪くて基礎代謝が少なく、ダウンジャケットもエアコンもないのに。
要は慣れだな。 金吾が泣いて美保が乳を与えようとすると半四郎が「悪い癖がつく」と止める。
『ニュルンベルク裁判』で「私はドイツの貴族として育てられました。喉が渇いたときも水を飲まないで
我慢できるように訓練されました。云々」というシーンがあったが、やはり高貴な者はどこへいっても
育てられ方が違うんだな。 洗礼父が貴族で子供の頃を城で過ごしたゲーリングかな? >>325
本当の裁判じゃなくてマクシミリアン・シェル主演の映画だよ。
「水を飲まない云々」はパツキンのステキなおばさまの台詞。 >>319
武満徹と小林正樹コンビなら怪談の方がより音楽というか音響の凄さがわかるよ 人間の条件は、今見ると愚作だよ。
当時としては歴史批判でも、
今では枠にはめこまれた芝居にしか見えない。 切腹を逆切れという印象で見るのは、
さすがに近年の「律せられた」勤め人の、
さもしい根性があるからなのだろうな。
戦国の敵愾心に満ちた時代として見れば普通だし、
それこそ、昭和30年代の(つい昨日のこと)日本人に生きていた感性。
それが人間の条件を作ったわけでもあるんだが。 >>329
五味川さんは今では全く読まれてないくらいだからね。
実体験に基づいた話だけど、人物造形が紋切型だね。 高倉健と薬師丸ひろ子だったっけ。
終盤までは面白かったけど、最後の戦闘シーン(1対大勢)には萎えたな。
あれではランボーやコマンドーだよw >>332
死ぬために立ち向かってるのに、なんでランボーやコマンドーなんだ? >>334
だから>>332はわざと佐藤純弥の人間の証明の話をしているんだよ。 「映画について語り合おう」という
新スレが立ってるよ。映画スレの決定版!
非常におもしろい。一見してみたら? 上意討ちはいくらなんでも殺しすぎだろ。
あれだけ殺られたらマジで会津藩の行政に支障をきたすだろう。 >>330
さもしいのは狂言自殺で物乞いしてるほうだろ 逆切れというのはいかにも正しい。
しかし盗人にも三分の理。それを押し通しているのは忠臣蔵同様ではないか。 仲代は徒党を組んで井伊藩邸に討ち入るべきだったんだよ 三船と仲代の仲違いの原因って三船が小林正樹を批判したことだったんだね
撮影は順調じゃなかったのかもしれない上意討ち良い出来だと思うけどなあ その辺のいきさつは知らないが、二人とも偉大な役者だよな 年末の放送で「一命」をようやく観たけど、質問にとぼけたり一介の浪人を
装ってる段階での海老蔵の口調は、仲代の演ずる津雲半四郎とそっくりだな。 真似してるってこと?
海老蔵が中代の演技を真似しきれるとは思えないが。 >>343
黒澤監督の仲介で赤坂の料亭で仲直りしたらしい 見た目がすっかり萎んで声もかすれた田村正和はみたくない 津川って東条演じてからおかしくなったんだっけ?
戦陣訓を謳った張本人が死に損なったあと、裁判に引き出されて恥かしげもなく
偉そうにしているのが笑止きわまる愚作だったが。 しかも腹を斬る勇気さえなく拳銃自殺、で未遂
作法通り見事に腹かっさばいて果てた阿南陸相の足下にも及ばない 開戦時の首相が死んだら、天皇に戦争責任が及びかねないからな
トップは簡単に死んだらいかんよな 東條は左利きなのに頭を狙わず心臓を狙って失敗した。
左の手を拳銃の形にして心臓に当ててみれば
左利きでも心臓を狙って引き金を引くのが難しいのがわかる。
だから軍人にあるまじき醜態として嘲笑された。 今日の昼にBSフジでやってた日系二世兵士の葛藤を描いたドキュメンタリーで
戦後、東條の担当になった二世兵士の親族の人が出てきて
絞首刑が決まった後にマッカーサーあての伝言を頼まれて
「絞首刑ではなく名誉ある切腹をさせてくれ」と希望して拒否された
というエピソードを語ってたんだが本当かねこれ?
仮に本当だったとしたら、お前何で最初の自殺で腹切らなかったんだよwと >>356
しかも、その時の拳銃がひどい旧型で、普段からまったく手入れをしておらず、
「暴発して当たり前」みたいなモノだったらしい。
本当に死ぬ気あったんかな。
>>357
デタラメだろうよ。 なんの予備知識もなしで偶然に切腹と三池崇史の一命を一緒にレンタルしたw
で、切腹最初に見てよかった。なにこの傑作。
それにくらべて一命はだめだ。
まず海老蔵が若すぎというのもあるが
そんなことより、最後に津雲半四郎が切腹で終わらないと単純に武士の否定にしかならないだろ。
あれほど否定したサムライを、津雲自信が最も体現してる、というのがキモなのに。
竹光で戦うとかwこの映画のどこに惹かれたんだろう三池は。 今FC2で一命なんてなんか面白そうだと思ってみたら切腹のリメイク
日本の映画人ってホント馬鹿とカスしか残ってないわ
そりゃアニメに逃げるわけだ 用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな
今とも通ずるものがある 用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな 用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな
今ともは余計だったが >>365
何故黒沢映画と比べる? もしかして頭おかしい? そもそも切腹の元ネタになったのは黒澤の没ネタっていうのは既出? 元は東映で、大友柳太郎、伏見扇太郎の企画だったし。 セリフは、大友さんの口跡に合わせたものだね。
丹波哲郎、三國連太郎はそのまま横滑りしたな。
仲代では殺害されるならともかく、
自ら切腹するイメージが湧きにくい。 「この広い空のどこかに」
脚本;楠田芳子、潤色;松山善太になっていたけど、凸のエピソードは善三の演出ということか。
若い内田良平が久我の幼なじみの役で出演。
意外と純朴な青年役が似合うね。
三井役の田浦正己が帰省するときに「空を見て暮らす・・・」というセリフは、
結核の治療に専念するという意味だろうと考えれば八方丸く収まったかんじ。
なかなか良い映画だな。 用心棒は空想の物語だが
切腹に描かれた世界はリアリティに満ちている
いまだって日本は切腹の世界と本質的に変わらない うろ覚えだがドイツの新聞が小林正樹の「切腹」の批評文を載せていた。批判
はなく描かれた武家社会の厳しさに衝撃を受けたようだ。「精悍なサムライた
ち」に感銘を受け、「重厚な声量」の仲代の演技を高く評価している。
一種のカルチャアショックのようなものを受けたのだろう。
仲代はサムライそのものを演じていると思うが、今の若い俳優は「サムライ」
を演じることが出来なくなっている。
「一命」を観てそう感じた。 >>375
一命の海老蔵のどこがサムライらしくないのですか? >>376
返事送れて失礼仕った。お尋ねの件で理由を以下の如く申し上げたく存じる。
「一命」はなにより、本作より劣っている。出演者の演技に対する覚悟と言う
ようなものだろうか。
「武士道とは死ぬことと見つけたり」という精神に通ずるようなものが前作の
全編にみなぎっている。仲代、三国、丹波、佐藤、稲葉などの演技
からひしひしと伝わってくる。特に主演の仲代の重厚な演技は圧倒的である。
切り合いの場面は鋼剣がうなり、火花が飛び交うようで迫力満点である。
大体、「一命」での真剣と竹光の対決は考えられないことだ。これだけでこの
作品は終わっている。
半四郎がいかに腕達者といっても相手は井伊家の侍達だ瞬時の一太刀、数太刀で
絶命させられただろう。
「一命」をみてもドイツ人は前作から受けたような感銘は受けないと思うが。
異論ある筈故、あとは方々の御討議ご自由になされよ。 切腹の次に一命を観る。確かに軽量俳優陣で物足らないが意外によかった。
食い詰め浪人の悲哀は一命のほうが描きが深かったし、さすが仲代には及ば
ないが海老蔵もなかなかだった。江戸家老の足を悪く描いた点は彼のみが唯一
関ヶ原以来の生き残りという雰囲気が出ていたし。最後は竹光にしたのも、
求女と同じく竹光で最後の武士を全うしたかった半四郎の覚悟が見て取れる。
最後に髷を取られた三人の切腹シーンを入れたのもよかった。 >>375
サムライはただ強いだけのロボットでは無いですよ。 切腹は男向けで一命は女向け
前者は武家組織の忠と義がテーマ
当時の企業人やお役所の組織人としての常識や倫理に通じる
後者は情に訴えかける造り
求女切腹のシーンで丹波役は人としてのいやらしさを際立たせ
見かねた役所が頸動脈を斬るなんて「実はいい人」を強調
丹波には求女への武士としての怒りがあり、三国は組織の責任者として「場」の中で私情を挟まない
そして金吾が死んでこれでもかってほどに悲惨さを演出
如何にも今どきの作品で、ターゲットは女性
良し悪しは省略 >>381
武士道は死んでしまったと思っていたが、まだまだ生きていると感じるエピ
ソードがあった。それはなんと巨人軍原監督の甥菅野に対する言葉の中にあ
ったのだ。
日本シリーズ、楽天との初対決で菅野は健闘むなしく敗戦投手となったが、時々
試合中笑みを見せていた菅野に対し、原は一喝を食らわし武士道というものを
教えた。
「武士の切り合いは斬るか斬られるかだ。命がけの戦いは野球も同じ、笑顔
を見せるなど覚悟が足りない。」ときつく言い渡したという。(報知新聞記事より)
それを聞いた菅野は次の楽天との戦いに勝利した。その試合では菅野から笑みは
消えていた。
原の菅野への忠告は武士道の本質を突いているように思う。安倍、坂本、杉内等
にこの精神が欠けていた故の敗戦といえないだろうか。原監督に全員個別指導
する時間がなかったのかもしれない。
侍は勿論強いだけのロボットではない。武士道の奥底には禅の精神が存在すると
言う。老師原は雲水菅野に対し杓杖によって一喝食らわしたのだ。禅の世界は
奥深い。それは極めて人間的なものであり、そしてそこには普遍的な真理とい
うようなものがあるに違いない。
このように考えていくと「一命」の真剣対竹光の戦いの軽薄さが際立ってくる。 >>385
そうかな? 決して軽薄では無いと思います。
一命の半四郎は息子求女と同じ条件で我が身を、全うしたのではないか。
それこそ人間的、普遍的な真理です。
この竹光侍が、と嘲笑った井伊家に対して同じ竹光で渡り合ったのですよ。 すいません。あまりに腹が立って間違えました。
>>385、ではなくて、>>383でした。 君が言うような半四郎の心情わからんでもない。しかし、真剣に竹光では
瞬時に決着がつくと誰氏も思うはずだが。
「一命」の中でのように長時間渡り合えるわけがない。そこに無理がある。
しらけてしまう。
本当の武士ならもっと有効なほかの手を考えるはずだ。
武士道に関しては例まで挙げて説明してるじゃないか。理解できないところ
は無視か。何も半史郎や求女がが軽薄だと言っているのではない。映画の作
り方そのものが軽薄だと言ってるんだよ。
>>378のように「映画はファンタジー」と割りきって「一命はファンタジ
ーなのです。」と監督が公開前に宣言すれば問題なかったんだけどね。
まあするわけないけど。
君は高校生くらいの若者かな。君は怒りに任せて書き込んでいるよう
だが、感情的になったんでは正しい判断なんか出来ないぞ。 >>387
おっ、なんか反撃してるつもりかな。
顔も見えないのに何で顔が真っ赤だと分かるのかな。別に暴れてるわけでもないよ。
自説を主張しているに過ぎない。極めて冷静のつもりだ。
反撃するんだったらきちんと具体的に、理論的に反論したらどうだ。それが大人
というもんだろ。こんな低レベルのことしか言えないとはお里が知れるぞ。 >>388
私は ID:lFNcN3mvではありません
ただの通りすがりです
あまりにも大人げないのでからかっただけです
思った通りの人なので安心しました
じゃあ、そういうことなので 『日本の青春』の最後のほうで、藤田まことと佐藤慶が酒場で対峙するシーンがある。
ワイド画面をフルに使って二人の男が向き合うショットは、黒澤映画のように感じた。 家中で切腹入れて7名死亡、他に重傷者8名、半四郎の自害も含めて
幕府に届けなくてはならない。 公儀は疑念を持たなかったのか?
如何に濠をめぐらせた城同然の江戸屋敷でも、足軽その他軽輩者から
いきさつが漏れる方がむしろ当然。 仲代の策もそこにあったろう。
武士道たるものを告発する真剣剛剣の「切腹」の最大の弱みはそこだな。
竹光の「一命」なら家族愛で、お父さんここまでやったよ、で分かるが。 ┌─┐
│先│
│祖│
│代│
│々│
│ば│
│か│
┌┴─┴┐
│| 三三 |│
 ̄.凸( ̄)凸 それがし、何といっても宮島殿のキャメラが気に入ったでござる 監督も小林正樹氏だったとは知りませんでした。この方は戦争中、
父が軍曹だった部隊の部下だった話を思い出しました。父よりずっと年上だったそうです。
部隊で開催したお芝居で小林氏が演出し父が主役を演じた話を聞きました。
ttp://ameblo.jp/tron-12/entry-10913607911.html#cbox
なんだか貴重な話だ。 岡本喜八監督の『侍』を見たのだが、これ小林正樹監督作品みたいだなあ。
語りすぎのところが。 >>398
影響を受けているのだろうな。
今井正の『仇討』や『武士道残酷物語』も。 彼も私も宮古島で終戦を迎え、そのまま内地に復員できると思っていたら、
沖縄カテナ収容所に送られ約一年暮らした。
彼を中心としたメンバーで演芸中隊が出来、毎週土曜日の夜に芝居や演奏会が公開された。
立派な舞台も出来て中隊のものは作業は免除され、もっぱら練習に励んでいた。
小林さんは演出とシナリオ担当で当時から凝ったものを発表していた。
私は一般の作業中隊にいたが、縁あって手伝うようになり小林さんとの付き合いが出来た。
彼は召集で私は現役だったから、年は大分彼が上だった。
最後のころ、どん底の本が手に入り配役まできまったが復員となった。
ちと残念な気がしたものだ。
その後の活躍はみなさんご存知のとうり、最後に渋谷のハチ公の前で偶然会ったとき、
次は?と聞いたら敦煌ですと言っていた。それが実現できなかったのは残念だ。
http://blogs.yahoo.co.jp/coku0988/5945546.html 三池は「十三の刺客」もそうだが、ワザとやってんじゃねーのかなあ? >>402
あんなに爆破に頼る映画が時代劇といえるのか? 「上意討ち」は三船がミスキャスト
三船の役を仲代がやればよかった
あのギョロ目は怨念を込めやすいw この映画見た。すげー面白かった
こんな名作が無名とは残念なことだな 無名ってこともないと思うけど。リメイクされたぐらいだし 最後のチャンバラのシーンあんまり迫力ないね
黒澤とか三隅とかに比べると劣る リアルだとしたら追い腹を禁じてる井伊直孝の江戸屋敷が切腹を許すはずも無かろう >追い腹を禁じてる
別に関係ない無礼な浪人がやる分にはいいだろうw 無礼な浪人が切腹するのがいいのなら
この映画の主人公には賛同できないということか 追い腹は主人が死んだ後、後を慕って側近が死ぬもので
罪を得て腹を切るわけではない この映画は本当におすすめ。
仲代、三國、丹波の演技が光る。
観て数日は、「拙者、芸州福島家元家来…」なんて言葉が口をついて出たよ。 上意討ちもそうだったけど、この監督の時代劇は台詞劇なんだよなあ。
互いが延々と持論を述べたてる、そして最後のチャンバラがまた延々と長い。
何人斬っても刃こぼれしないんだから斬鉄剣か? これでリアリズムとかねーわwww >>417
www、は無い方が良かった。馬鹿に見えるだけ。 >>417
この映画にリアリズムが無いのは同意だが
刃こぼれは刀よりも剣士の腕次第だから
実際には「新身刀のためしにこやつを切て見んなど云けるを其浪人もれ聞て忽ち迯去しと也
是より諸侯方へ浪人の推参する事止みけると也」
という笑い話に近いオチだったらしいな >>375
この狂言映画を実話だと勘違いしてる外人多いだろうな
じゃなきゃ評価されてない
原作の原典になった明良洪範では切腹しないで逃げ出したんですよぉ
などとは死んでも言えないな ttp://nakaikie.exblog.jp/24790140/ >>423
源氏物語の光源氏を読めば分かるとおり、古来から日本男児はメソメソしてるんだよね 岩波書店(東京)が今夏の刊行を目指して編集作業を進めているのは「映画監督 小林正樹」。
「東京裁判」の脚本を担当した小笠原清さんと、小林組のスクリプター(記録係)だった
梶山弘子(こうこ)さんが編著者を務めている。A4判、約500ページになる予定だ。
市立小樽文学館は、本の刊行などに合わせて小規模な企画展を計画。「人間の條件」の
小樽ロケを撮った写真や小樽中学時代(現小樽潮陵高)のアルバムなどを展示する。
終焉(しゅうえん)の地となった東京都世田谷区では世田谷文学館が7〜9月に企画展を開く予定だ。 https://www.youtube.com/watch?v=mcUlK1y56AM
今日たまたまThrobbing Gristle聞いてたけど、武満ってやっぱりすごいなー 小林正樹(1916〜1996)も會津の教え子であり、1939年10月の奈良旅行に参加している。
この旅行にカメラを持参した小林は會津と学生たちの姿を写真に残している(図5〜8)。
http://www.yomiuri.co.jp/adv/wol/culture/151111.html
いい写真ですな 早稲田出身の映画監督としては最高かな
篠田正浩よりはかなり上だろうし
今村昌平よりも少しは上だろう
ほかに誰かいる? 書籍『映画監督 小林正樹』
小林正樹監督の仕事の全貌を伝える初の書籍にして基本文献。
生前に行われたロングインタビューのほか、
内外のゆかりの人物やスタッフによる書き下ろし原稿、作品評などを収める。
編者=小笠原清、梶山弘子。寄稿=篠田正浩、仲代達矢、想田和弘、橋本忍ほか。
A5判512頁(予定)、予価6800円
2016年夏刊行予定
版元=岩波書店 三十年位前、中川信夫や鈴木清順の高額の本が出たけれど
それ以来じゃないのかな。これだけの値段になると。
ワイズの増村保造の本も高かったけれど。
期待して待ちましょう。 「あしたのジョー」の少年院でジョーが青びょうたんと試合するシーンで、
「切腹」で仲代が丹波と勝負するときの]の構えが出てきたw 小林正樹は一流の監督だが、生真面目すぎて作品にユーモアがないのが最大の欠点。
だから、小津、黒澤、今村より落ちる。「燃える秋」なんかはユーモアがなくても
成立する内容だから、自分は結構好きだがね。 この監督の『いのちぼうにふろう』がようやくDVD化されたので見てみたが・・・、
せっかくこれだけのキャストを揃えていながら勿体ないというか何というか、
勝新が間謀でもないのに叩き出されても戻ってくるのも不自然だったし、
佐藤慶以下主だったメンツが罠にはまってやられてしまうシーンを見せないのも
物足りないし、ラストの一対多数のチャンバラが『切腹』や『拝領債妻始末』同様
やたら長いのがリアル感を削いでいる。どれほどの剣豪でもあれだけ多勢に
囲まれたらアウトだろ、相手の連中も一端の武士なんだし。
黒澤よりも五社英雄に近いサービス精神の持ち主なのかも知れんが、これじゃまるで
桃太郎侍みたいだ。 世田谷文学館いったら、人間の條件のBlu-rae BOX宣伝してたけど、これまた字幕ねーのな
字幕付いてたら買うのに 生誕100年 小林正樹映画祭 渋谷ユーロスペースにて19作品上映 10/8〜10/28 戦闘暴力未来出産削除版希望、映画テレビはUFO未確認飛行物体を伝える発明のはず
猛獣いない地球温暖化ですね。親は出産停止の生理痛無い永遠の命の核兵器廃絶を理解不能です頑張って下さい、金融機関廃止し今と逆で客が店員に「有難う」思うビニール値札の商品過剰包装を無くす燃料不使用農業で、
都市と分け自動車必要で農村だけマンション建てますか耕作放棄地42.3万ha学校も老人介護も辞める、世界永久平和。誰か痛い時は夢無い迷惑。悔い改めは短時間の苦痛だから耐えて下さい。
冬雨が日本毎年2007年から埼玉県熊谷市40℃高知県四万十市41℃群馬県館林市山梨県39℃2016年6月の観測史上最高気温、大雨新記録京都府2015年2016年6月150mm熊本県、日本2016年冬2月20℃以上5月32℃新潟県、
台風2015年風速81m,南半球2016年2月フィジー風速82m。日本は食糧自給率2015年まで6年39%は人口増加止めなかった罰、
江戸時代約260年平和らしく産み貨幣通貨金融機関を導入、1923関東大震災後1930年代226事件1940年代太平洋戦争、1995阪神大震災重軽傷5桁後地下鉄サリン事件、2010年8月から夢多く出生数上げ2011東日本大震災重軽傷4桁、
福島第一原発事故震災避難2011年からテロ時刻は胸痛い2015年6月から夢1年少し、出生率上げ預言邪魔負傷者続出の熊本地震(2016年)重傷3桁怪我4桁、
胸痛く無い2016年6月から戦後平和有難さ知ら無い世代は育た無い妊娠停止命令熱帯移民歓迎義務。
1億総活躍社会良く金融機関9ヶ月以上予定悪い。夢で分かる結婚ですね。役場に嘘年齢登録の話。
配偶者死亡以前姦淫不妊治療は逆子帝王切開切腹、夢の唯一の夫の精子以外は夢無い同性愛者で即死の恐れ、強姦は未熟児、中絶は殺人。妊娠やさしい親に死なれたい?約3500年前旧約聖書十戒「親を敬え」ですね。
小惑星衝突か太陽消滅か高温の地球温暖化北極氷消滅2070年2040年2035年。
宗教イスラム神アラー出産拒否0600年。キリスト復活0033年イスラム復活教え0600年仏教来世も、信じ無いで、旧約聖書の十戒に従い夢みて永久に永遠に恒久に幸せに。
格闘家は早死に人間は格闘禁止ですね。スポーツを見せる意味は新記録以外は無くなりますね。
「(妊娠,性)出産,銀行(金),禁止(停止,不)?」9ヶ月以内返信28.5億人Facebook,Twitter等LINE手伝えますか?
出産,金融機関,禁止?日本 Birth,bank,ban?英語 BSでやってた切腹を見たが映像が綺麗でびっくりした。
話も引き込まれた。シグルイだよ。 ユーロスペースで「日本の青春」を見てきた。
佳作だが、場面によってはもう少しユーモアがほしい。
あまりに生まじめに戦中派の心情に寄り添いすぎて息苦しい。 「燃える秋」で、老人の佐分利信が若い真野響子を美術館でナンパして自宅に連れ込む。
以後、2年間性奴隷として飼育する。まあ、五木寛之の男としての夢なんだろう。 wowowで見たけど切腹面白かった
どっち側も正論だけど主人公側は戦国が終わって平和になる時代の転換点の被害者っぽい感じだね
福島家は大活躍したのに力がありすぎて秀忠にいいがかりレベルで潰されたりと家康→秀忠の間が酷すぎる
武士道残酷物語いいわー 『映画監督 小林正樹』
T 人間を見つめて 小林正樹 私が歩いてきた道
1 生い立ち
2 上京、早稲田大学へ――師・會津八一
3 映画界へ
4 軍隊時代
5 大船へ復帰――伝説の木下組助監督時代
6 監督デビュー 『息子の青春』『まごころ』
7 「大船調」から「ヌーベル・バーグ」の先駆けへ 『壁あつき部屋』『三つの愛』『この広い空のどこかに』『美わしき歳月』『泉』『あなた買います』『黒い河』
8 大作への歩み 『人間の條件』第一部・第二部 『人間の條件』第三部・歳四部 『人間の條件』第五部・第六部 『からみ合い』『切腹』『怪談』
9 自立と新たな展開 『上意討ち―拝領妻始末―』『日本の青春』『いのち・ぼうにふろう』 テレビ映画『化石』 映画『化石』 『燃える秋』
10 戦争映画の総括 『東京裁判』
11 『敦煌』――見果てぬ夢
12 実現しなかった企画
13 ホームドラマへの回帰 『食卓のない家』
14 敬姉 絹代さん――最期の70日間
15 よくぞここまで
スチール写真でみる小林正樹フィルモグラフィ
U 監督の條件
木下惠介、小林正樹を語る
日本映画の中の小林正樹……篠田正浩
鬼と仏の迷彩……仲代達矢
小林正樹監督と私……石濱朗
出会いの宝石……ロック・ドメール
小林正樹と映画音楽……武満徹
『切腹』……橋本忍 V 創作の地層
小林正樹というカオス……吉田剛
「終」マークなき『東京裁判』への道程……小笠原清
撮影監督・岡崎宏三氏に聞く小林正樹監督の思い出 「あれほどの監督はもう出ないでしょう」
作曲家・武満徹と録音技師・西崎英雄の仕事――小林組の音づくり……柴田康太郎
丸山裕司氏に聞く『食卓のない家』の現場 小林組と美術監督・戸田重昌の仕事
小林監督の置き土産……梶山弘子
《つかの間の猶予》をめぐって――小林正樹の未映画化脚本を読む……岡田秀則
W 作品を読む
小林正樹監督と郷里小樽の人々……玉川薫
小林正樹の作品世界と會津八一……大橋一章
『切腹』追想……菅野昭正
初期の伝説作『壁あつき部屋』を見る……木村陽子
小林正樹の戦争……想田和弘
小林正樹の「中国」……劉文兵
生命の息吹に触れる――小林正樹の芸術について……スティーヴン・プリンス
崇高な残虐さ――フランスにおける小林正樹作品の受容……クレモン・ロジェ
抑制された叫び――クロード・R・ブルーアン
X 入魂の軌跡と未遂の夢
フィルモグラフィ
小林正樹関連書簡選 付 戦友回想記事
小林正樹『宮古島戦場日記』
シナリオ『敦煌』
「映画監督 小林正樹」年譜
本書の主な参考文献・資料
あとがき
索引
写真提供・出典一覧
編者・執筆者紹介
謝辞 本屋に行ったら本が出てたので、思わず買っちゃった。しかし高いわ。貰った商品券を使ったが、それでも5000円した。 『切腹』観るたびに学びが増えておもしろいですね。
この映画なにがいいかって、マイクで拾ってる音がすばらしいです。
音楽がないぶん音響機材に予算をかけたのかな?時代の現実感というか、その場にいるかのような感覚になりますね。 >>324
俺はそのシーンで岩下志摩のオパーイが拝めるのかっ!?と少し期待してしまった愚か者です いずれにせよ、橋本忍という脚本家はすごいな。
今、九〇何歳かだろう。
生きてるうちに文化勲章をあげてほしいな。 ☆ 日本人の婚姻数と出生数を増やしましょう。そのためには、☆
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「シネマの風景特別上映会『北海道が生んだ、映画界の至宝! 小林正樹の世界』」。
レポート
http://kitanoeizou.net/blog/?cat=140 いろいろと役に立つ副業情報ドットコム
少しでも多くの方の役に立ちたいです
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
G53OF この映画は実話を元にしてるの?
それとも完全にネタ? >>464
何の映画の話をしてるんだ?
雪女なら実在しないぞ。 橋本忍さんになんでノーベル文学賞を与えなかったのか。本当に悔やまれる ノーベル賞は無理だけど
文化勲章は与えても良かったのでは 米アマ「HARAKIRI」の140レビュー中、星5が90%以上って凄いな とても簡単な在宅ワーク儲かる方法
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
Z9G 切腹は朝鮮同胞の抗日運動の物語と思えば分かり易い
日帝の理不尽極まる朝鮮人政策をそのまま時代劇に置き換えたものだ
当初、津雲半四郎役は三船敏郎さん、大友柳太郎さんだが、それと察した所属会社が
ご破算にした。
主役を演じた俳優は円熟した現在だが、その主催塾の某は台湾で例のあれだ .
やはり民族的に劣るのか。 19ですが、この映画を語り合える同世代がいないのが悲しい、これだけじゃなくこの頃の黄金期の作品たちも 燃える秋と食卓のない家は製作者のせいで見れないのが残念 >>480
燃える秋は昔、日本映画専門チャンネルで見たな 燃える秋は数年に1度映画館で上映されるが、
食卓のない家はそれもない
自分は公開時に見た この映画の役者は皆んな上手いな、三國連太郎の貫禄が凄いし 「いのち・ぼうにふろう」の現存35ミリ版プリントは状態がとてもいい。
数年前、札幌の上映会で見て呆然、陶然とした。撮影の岡崎宏三さんがあの作品でこだわったフィルム、イルフォードのしっとりとした黒、柔らかな階調。
あの美しさはフィルム上映でないと、真価は顕れないんじゃないですか。“溝口健二の美術”水谷浩さんの最後の仕事の真骨頂も。 >>486
俺はあの作品は大嫌いだけど、しかしあの作品の撮影照明美術の素晴らしさは日本映画史上最高じゃないかと思う。
演出のキレは言う事ないし、役者たちもみな素晴らしい。
素晴らしいが、大嫌いだ。
何で、あんなバカな若者たちの為に大の大人たちが無駄死にしなくちゃならなかったんだ。
しかも、そういうアホな自己犠牲が美化されて描かれている。
命を捧げる対象が違うだけで、特攻隊と同じに思える。
思い出すだけでムカムカする。 大の大人たち・・・ねえ。大の大人ってのは、中洲で肩を寄せ合って生きているはぐれ者の
ろくでなしたちのことを指すのには相応しくない言い方だと思うのだが。
あの中で大の大人と呼べそうなのは、中村翫右衛門ひとりだけじゃないか。
人間らしさを失った獣のような連中が、純情な若造の恋人を思う一途さに触れて、ふと
人間らしい感情を取り戻した。
あのまま連中が獣として生きながらえるより、一瞬でも人として生き、死んでいくことに
こそ意味があるとみたから、頭領の翫右衛門も無謀とも思える企てに協力したのではないか。
ただ脚本は弱い。勝新はやはり敵方のスパイであってほしかったし、毎晩飲みに通い中洲の
連中と気脈を通じつつ、最後は敵として果たし合うという構図こそが理想だった。 黒澤明のサムライ映画が陽なら
こっちは陰
仲代達也の存在感がハンパ無い
対する三國連太郎も負けじと圧倒してくる 宮下草薙の草薙が吉本興業の面接で受からなかったら死んでやるって言ったそうだけど落とされた
吉本興業まさに芸能のほまれ >>487
栗原小巻繋がりだけど撮影照明美術の最高は「忍ぶ川」だと思う、それか双璧かな 求女もとめという名前は普通のよくある名前なの?
サムライの名前としてはちょっとナヨナヨしとるが >>494
遅レスだけど、これどういう意味を込めた名前なんだろうね
女を求めるじゃあんまりだよな >>495
レス待ってたぞw
ネッドで調べると、元々は歌舞伎に出てきた色男の名前らしい
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1485929624
采女という官職から派生したと
男だらけの切腹大会の中では、求女はいちばん心優しいタイプだからかな >>496
おお、こんな背景があったとは!
ありがとうございます https://online.stereosound.co.jp/_ct/17438370
クロード・ルルーシュ、市川崑ほか監督作品『時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日 』【クライテリオンNEWリリース】
人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇/第3部望郷篇/第4部戦雲篇/完結篇 6月8日リリース
1959年/1961年/監督 小林正樹/出演 仲代達矢 新珠三千代
植民地に生きる日本知識人の苦悶。良心と恐怖の葛藤。軍隊での暴力と屈辱。
すべての愛と希望を濁流のように押し流す戦争。五味川純平の同名ベストセラー小説を、小林正樹が全六部構成で描いた超大作。 シネマヴェーラ渋谷の新珠美千代特集でありがたいことに『日本の青春』上映。
超望遠、ズームも駆使した岡崎宏三の撮影がすばらしい。
各人物の心理的内面的屈託の濃淡を、俳優の演技だけでなくレンズと光の陰影で緻密大胆に演出しきった技術に感嘆。
照明は榊原庸介。東京映画で岡崎と組んでの仕事が多かった人。
リアリズムと抽象性の境目をいく小島基司の美術も面白く、音楽はもちろん武満徹。
小林組としては異例なほど撮影日数が短かったにもかかわらず、この映像的完成度の高さに往年の日本映画の底力を感じる。
まさにフォトジェニック。DVD化切望。 「日本の青春」遠藤周作原作
「化石」井上靖原作
「燃える秋」五木寛之原作
「食卓のない家」円地文子原作 >>489
黒澤とは対照的なダラダラした長尺のチャンバラシーンは確かにネチネチして陰気臭いな。 外国だと何で切腹が名作なの?
これが実話だとでも思ってんのかな?
日本でこれ見て感動できる奴は歴史の勉強したことが無い奴だけだわ
浪人の再就職の世話とか奉行所でやってたの全く知らないんだろうな
だからあんな強い奴が貧乏な浪人なわけないんだよーん >>503
きみは「テーマとその表現」ということについて
もう一度考えてみような >>504
そんなことは理解してるよ
反権威とか、大衆に対して冷淡だ、って言いたいんだろ
でも当時はぜんぜんそんなことないから何も響かないね >>505
え…?
えっと、きみはいくつくらいなのかな
社会人?学生?
「生きる」は観た? >>1
小島秀夫 @Kojima_Hideo
小林正樹監督作「怪談」。子供の頃にTV放映された時には怖くて全エピソードは観れなかった。今観直すと
その芸術性の高さに唖然となる!完璧なセット、色配置、構図!風煙、雨雪までも制御した幻想的で
神々しい絵創り!音設定もまた凄い!効果音を極力排除、琵琶や琴の音色とアンビエントのみ。超傑作!
https://twitter.com/Kojima_Hideo/status/1486680574006034432
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) >>503
>これが実話だとでも思ってんのかな?
それ言ったら七人の侍もな。
中世戦国時代の農村は武装自衛が当たり前だし、
豊臣刀狩り時代以降の近世はあんな野盗集団は存在する余地がない。
やはりのちに幻の湖を撮った橋本忍は歴史妄想が得意らしいw 小島秀夫 @Kojima_Hideo 12時間
小林正樹監督作品「怪談(1965)」のBDは日本では出ていないのでDVDを購入していた。海外では100Pの
ブックレットが付いたBDが出ている。ポチろうか?と思ったが色調整が気になるので4K修復とかの日本版が
今後出る事を願って「切腹(1962)」のBDを購入。スコセッシ、「怪談」を修復してくれないだろうか。
https://twitter.com/Kojima_Hideo/status/1486684384967426049
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 小島秀夫 @Kojima_Hideo 3時間
この間、観直した「怪談(1964)」で小林正樹監督に痺れ、「切腹」をBDで観る。これは
また凄い!映像もさることながら、プロットが素晴らしい!僕が産まれた1963年の映画。
幕府の思惑により、落ちぶれた武士道を皮肉に描く社会派時代劇。黒澤映画での
素浪人とは大きく異なる。嵐の決闘シーンはアートだ!
https://twitter.com/Kojima_Hideo/status/1491766690002378753
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 小島秀夫 @Kojima_Hideo 8時間
映画好き両親の影響で黒澤明、小津安二郎、溝口健二、新藤兼人くらいまでは“家庭内教育”
を受けて育ったが、小林正樹はたまたま最初にTVで観た「怪談」が怖かったので、ほぼ
触れずに成長した。勿体無い事をした。小林正樹監督、凄過ぎる。これから観る事にする。
でもBDは殆ど出てない。海外版を買う?
https://twitter.com/Kojima_Hideo/status/1491768018082607110
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 小島秀夫 @Kojima_Hideo
小林正樹監督作「上意討ち 拝領妻始末(1967) 」。BDが発売されていないので、amazonレンタルで鑑賞。
いやはや良かった。やはり構図とレイアウトが素晴らしい。本作も「切腹(1963)」同様、武家社会、
封建制度秩序の限界と矛盾を描いた社会派時代劇。
https://twitter.com/Kojima_Hideo/status/1492030517201752066
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 小島秀夫 @Kojima_Hideo
今日はハマりまくっている小林正樹監督の誕生日。「人間の条件」のBD、「映画監督 小林正樹」本を購入。
https://twitter.com/Kojima_Hideo/status/1493077139402690564
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 『美わしき歳月』
こんな爽やかなラストがここちよい作品も撮ってらしたとは 何でこの糞馬鹿野郎はいちいち黒澤を例に出さないと気が済まないんだろうな
心の底から抹殺してやりたいな
506この子の名無しのお祝いに2021/11/22(月) 22:07:40.82ID:WUzp1mM5
>>505
え…?
えっと、きみはいくつくらいなのかな
社会人?学生?
「生きる」は観た?
508この子の名無しのお祝いに2022/01/28(金) 00:21:26.95ID:EDXFFa7o
>>503
>これが実話だとでも思ってんのかな?
それ言ったら七人の侍もな。
中世戦国時代の農村は武装自衛が当たり前だし、
豊臣刀狩り時代以降の近世はあんな野盗集団は存在する余地がない。
やはりのちに幻の湖を撮った橋本忍は歴史妄想が得意らしいw 2022.07.27
俳優の石濱朗さんが26日午後7時46分、入院中の埼玉の病院で老衰で亡くなったことが27日、分かった。87歳。所属事務所が文書で報告した。所属事務所によると石濱さんは3年ほど入院していたという。
通夜・葬儀は近親者のみで執り行う。喪主は娘の女優・石濱美希が務める。
石濱さんは木下恵介監督、小林正樹監督らの作品で活躍。映画「伊豆の踊子」(1954年)では美空ひばりさんの相手役。「荒城の月」(58年)では滝廉太郎役を演じた。小林監督の代表作の1つ「切腹」(62年)では、物語の発端となる切腹をさせられた千々岩求女を演じた。 切腹ファンの有名人
ジョン・ウー
エドワード・ヤン
カリーム・アブドゥル=ジャバー
木下恵介
三隅研次
原田眞人
三島由紀夫
三池崇史
相米慎二
井上ひさし
今敏
竹中直人
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安西水丸
つげ義春
赤川次郎
細野晴臣
鈴木敏夫 やたら高評価だとつまらなかった時に騙された感じがするんですわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています