羅生門のスレッドが見当たらないわけだが
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昔はスレがあったが、レスがつかないままDat落ちした。
「七人の侍」「乱」などと違って黒澤信者すらこの映画について語ることはないらしい。 羅生門を語っていた人は多いが、2ちゃんの存在そのものが
眼中にない可能性が。 すまん黒澤総合スレの方に書きまくってた。
夫の亡霊が一番本当ぽかった。 ラストで志村が赤子を引き取るけど、初めて鑑賞した時は着物を剥いで
捨て去るんじゃないかとヒヤヒヤした。
そう勘繰ってしまった自分が情けない・・・。 7人の侍のあとに見たから勘兵衛は絶対子供を助けるって思ってたよ 羅生門の出演者は赤ちゃんも含めて
生存者は京マチコだけかな? 理が勝ちすぎる印象があって、あまり面白い映画ではなかったなあ。 映画館であの音楽と映像にどっぷりと浸って観る映画。
テレビじゃ集中できない。 ボレロもどきが気になって というか可笑しくって
集中できなかった。 ボレロもどきじゃなくてひとつの主題を繰り返しながら
変奏を重ねていくボレロ形式の曲だと思うが
映画の内容もそうだし あれは「ボレロみたいな曲を書いてくれ」って早坂に注文したんだから
「もどき」と言っちゃってもいいと思う。
あと、映画全体の内容をボレロにたとえるのは無理があると思うな。 ひとつの事件を関係者に繰り返し語らせるのを
ひとつの主題を繰り返しながら変奏を重ねていく
ボレロ形式にたとえるのは無理? ラヴェルのボレロは変奏というより、旋律そのものは変えずに、楽器だけ変えて
延々繰り返す(音はだんだん大きくなる)というところがミソの曲。
要するに「繰り返されるのに全然変わらない」というのがユニークな曲。
だから、いろんな人が次々出てきて同じ話を繰り返すような映画があったら、
その比喩としてはあてはまるかもしれないけど、羅生門は違うんじゃないかな。
あと、映画の中でボレロ風の曲が使われてたのは京マチ子の話だけ
(志村の最初の話のところの音楽もちょっとボレロ風だけど)だから
ボレロ的なものがあるとしたら、京マチ子の話だけだと思う。
>>19
長年、よくわからんかった「愛と哀しみのボレロ」の製作意図が今この書き込みで理解できた。
サンクス。 ヴェネチア映画祭でグランプリの中のグランプリに選ばれたんでしょ?
「クロサワを選んどけば無難やろ…」で決まった感が否めないけど 話し終わったときの京マチ子、乱れすぎ。エロい。
「激しいところは一つもない様子」って言われてるのに激しい、激しすぎる。 京マチ子を蔑んだような目つきで見つめる、縛られた森雅之が最高! ラストは気安めになるようなならんような、なんともいえん終わり方だったなぁ
ラストで、まとめの台詞入れちゃうよな、興ざめ。
芥川の小説よろしく、テメーで説明しちゃう愚。 久しぶりに観たら、完璧な映画だと思った。
セリフがひとつ変わってしまうと、ストーリーが変わってしまう絶妙なバランス。
難解なミステリーだが真実はひとつ。
ヒッチコックの「裏窓」と同様、細かい演出が沢山あるのだが、
その細かい演出に気がつかなくてもなんとなく観れてしまう映画なので
気づいた人と気がつかなかった人で評価がわかれるだろう。
ヴェネチア映画祭の審査員たちは気がついたようで流石だと思う。
1つだけ例をあげれば、三船が冒頭のシーンでなぜ倒れていたのか、
倒れた本当の理由がわかってる人ってほとんどいないのでは。 547 :この子の名無しのお祝いに :2006/12/10(日) 13:51:21 ID:zbvHdw0A
藻前が家出ろ
38 名前:この子の名無しのお祝いに :2006/12/10(日) 13:52:06 ID:zbvHdw0A
学校行ってる場合か
291 名前:この子の名無しのお祝いに :2006/12/10(日) 13:52:56 ID:zbvHdw0A
もう死んでる >>37
そう言われてみればなんで倒れてたのかな?
多襄丸の言い分はいかにも嘘っぽかったし。その他の演出多分ほとんど気づいてないわ、きっと。
最初見たときは声が小さくて
はっきり聞こえず、サッパリ分からなかった
DVDで字幕つけたら理解できた
俺も今日初めて見た。なんか音声悪すぎて何言ってるのか分からないとこだらけだった。
俺は目撃者が正しいようなきがするな。 お前の話が一番本当っぽいな、というセリフがあったあと
短剣盗んでるのバレてこいつも嘘ついてました、って展開だからな。
初めて見たときは俺も目撃者志村が一番本当だと思ったけど
何度か見てると一番嘘っぽい感じがする。原作にない証言だから仕方ないけど。 >>37
どうしてだろう?
好きな映画だけどさっぱりわからん。 黒澤作品はセリフが聞こえにくいのが多いが
この作品はとりわけ聞こえにくい。
海外で評価されたのは字幕だからだろう。
>>37
頭が悪いから何度見ても真実が判らない。
良かったら判り易く(三船が倒れてた理由も含め)教えてください。 三船が言うように素直に腹が痛くて倒れてたのだと思ってた 納得がいく真実を解説してくれるの待ってるのに。マジで。 >黒澤作品はセリフが聞こえにくいのが多いが
この作品はとりわけ聞こえにくい。
?
逆だろ。
この映画はかなり聞き取りやすいけど。
アフレコ部分が多いせいかな。 用心棒に続いて2本目の黒澤映画鑑賞
用心棒はそんなにいいかな?って感じでした
だけどこれはめちゃくちゃおもしろかった 米映画でカンヌグランプリの『セックスと嘘とビデオテープ』は羅生門から
インスパイアされた映画だろ。
羅生門では実際には出来ない死者の証言を巫女を使ってるが、
セックスと〜では内面心理をビデオカメラを通して語らせてる。
また、短剣がギラッと輝くシーンは『異邦人』でも使われてる。
これは面白かった
もう再現出来ないだろうな
役者が凄すぎる 俺はこの映画を観て、太刀より弓矢が強いのかと初めて知った。やっぱり飛び道具は卑怯だよな。 羅生門伝説
・黒澤明は毎日、京都や奈良の古い門を見て歩き「羅生門」のイメージを膨らませていった。
・羅生門のオープンセットは面積1983平方メートル、幅32メートル、
奥行き21メートル、高さ19メートル、建設にかかった日数は25日間。
・羅生門の側面には長さ35メートル高さ6メートルの土塁を築き、
背景には長さ35メートル高さ4メートルのホリゾントに裏山を浮き上がらせた。
・新たに焼き上げた瓦の数は4000枚、その一つ一つに「延暦寺十七年」と年号が刻まれていた。
・暗い森の中での撮影のために鏡照明という器具を世界で初めて森に運び込む。
・木漏れ日を描写するために光明寺の木を遠慮会釈なく切り倒した。
・多襄丸の顔にかかる木の葉の影を揺らすために木の枝の影をライトで作る。
・カメラが見え隠れするギラついた太陽を延々と追いかけて行く移動ショットは、
それまでの映画のタブーに真っ向から挑戦したモノで、三人の登場人物の心理描写とあいまって
絶妙な効果をあげた。この技法は「黒澤明の太陽モンタージュ」と呼ばれ、後に続く映画に多大な影響を与えた。
・衣装は軽石でこすりグチャグチャになったものを身につけた。
・三船と森の殺陣は従来の舞いの美しさを追求せず片手で太刀を振り回し、
猛獣のような叫び声を挙げて、太刀と太刀を叩き付け合う死闘の描写に徹した。
・雨に大量の墨汁を混ぜ重い質感を狙った。
・羅生門の屋根に放水装置を施して滝津瀬の如く落下する雨を表現。
・羅生門の周囲に掘った溝に水槽タンクから3tの水を一気に流し込んで豪雨の感じを出した。
・消防車3台を出動させ大量の水を使ったために近隣住宅は水不足。
・1950年ヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞。日本映画が国際映画賞で受賞した初めての作品となる。
・1982年ヴェネチア国際映画祭創立50周年記念「獅子の中の獅子」(過去のグランプリの最高位)に輝いた。 黒澤は永田雅一に「今度の映画ではセットは門一つ以外何もいらないよ」と言った。
永田は門一つだけか、これは安くつくな、助かったと思ったそうだ。
ところがその門の建造費が莫大なものになった。 こんなキャストで みてみたい
多襄丸 :三船敏郎 →荒川良良
金沢武弘 :森雅之 →小日向文世
真砂 :京マチ子 →仲間由紀恵
杣(そま)売り:志村喬 →大杉漣
旅法師 :千秋実 →きたろう
下人 :上田吉二郎 →中村獅童
巫女 :本間文子 →竹中直人
放免 :加東大介 →上島竜平 とにかく三船の演技を見てるだけでも飽きない。
彼が黒澤映画の中で一番野性味にあふれた演技をかましてるのはこれだ。 旅法師はどうしてもレッドソックス岡島にしか見えない。 やっぱりこれが黒澤の最高傑作でしょ
構成といいなんか凄い ttp://www.asahi-net.or.jp/~ij9s-ucym/rasyoumon.html
この解説はわかりやすいな 早坂の音楽の語り口がすごい
佐藤勝もすごいけど黒澤に押されてだろうけどどうしても変な音を入れてしまう
でもこの羅生門における早坂の音楽の付け方は全てが完璧 撮影の宮川一夫もスゲー。
俺が黒澤映画で印象に残っているシーンはほとんどが
「羅生門」と「用心棒」(撮影を担当)だ。
黒澤作品で好きなのはまた別にあるんだけど、
1シーン1シーンが本当に奇跡的と思うぐらい素晴らしい。
トリス ウイスキー「雨と子犬」は一番好きなCMだし。 出演者は結局何人だっけ?
赤子含めて九人か?
主演の三人(三船、森、京)に
加藤、巫女、志村、千秋、大河内と捨て子の赤ちゃん、、、かな? >>61のコピペはもういいから、頭が悪い僕になぜ三船が倒れていたかの理由を教えてください。 >>72
三船敏郎
森雅之
京マチ子
志村喬(木こり)
千秋実(坊さん)
上田吉二郎(下人)
本間文子(巫女)
加東大介(放免)
+赤ん坊 最近見たんだが面白いね、この映画
旅法師はリリーフランキーにちょっと似てた 千秋実は晩年はかなり太ってたような
この映画では痩せてるので驚いた
それからオープニング(テロップが終わってから)で
すぐに門のところの柱(右側)の影から白くてキラって光るものがある
鏡? 黒澤監督は気づかなかったのかな? 志村喬が目を剥いた演技をしてる作品は相対的につまらない。
生きるとか、スキャンダルとか。 それは同感
坂口はちんこケース付けてアフリカで過ごした経験もあるしな この映画の三船多襄丸の運動量は凄いけど、当人は全然平気だよね。
それに武弘との決闘の殺陣がとてもブサイクなのがいい。 オチビの頃、ビデオで見せられた時は 「理想と現実の話し」だと解釈してしまった。
理想=三船が語る太刀回り。 現実=志村が語る太刀回り
テーマ=人生はカッコ悪いものである。 俺の爺さん(大映社員)、この映画のスタッフでした。
編集作業が長引き、初号プリントが完成したのが東京での試写会前日午後
だったそうです、うちの爺さんはそのフィルムを抱えて京都駅から
寝台列車に乗り込みましたがあいにく満員。連日の徹夜続きで意識が朦朧
としていたところに偶然、京マチ子とそのマネージャーが乗り合わせており、
「○○さん(爺さんの名)、寝てないんでしょ?」と言って
寝台席を譲ってくれたそうだ。 >>84
すごいね
貴重な歴史の証言がこのスレから生まれたよ スタンリー・キューブリックへのインタビュー(月刊イメージフォーラム'88年6月号P14)から抜粋。
「『羅生門』には、とても魅せられた。 あれは五十年代だったな。原作も読んだ。五、六ページの短編でとても面白かった。作者の名は忘れたけど。」
フェリーニやペキンパーも、この映画が黒澤のベストらしいけど
人間精神の普遍的な命題と捉える向きがあるんでしょうかね。 日本未公開のキューブリックの処女長編「恐怖と欲望」は羅生門の影響が指摘されてるよね こないだこの映画観たんだけど、内容がさっぱり理解できなかった。
黒澤映画には字幕が必須だけど、これはつかないんだもの。
これじゃ話がわからないよ。
ってことで今、小津の東京物語を観てます。先週は木下の二十四の瞳を観た。
昭和20年代の日本映画はすごいな。ハリウッドを越えてたかも。 木漏れ日が美しさと同時に、事件を予兆するような不安感を出している。 スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンは日本のインタビューで
「処女の泉」は黒澤の「羅生門」に触発されて作ったと語っていた
その時、ラショモンの発音の仕方をインタビュアーに一生懸命教わっていた >>37の三船の倒れてる理由がいまだに解らない。
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