https://www.math.sci.ehime-u.ac.jp/~ishikawa/
石川保志 愛媛大学理学部数学科
https://www.math.sci.ehime-u.ac.jp/~ishikawa/0423-ps-stat.pdf
確率・統計講義ノート2023
P3
第1章 基礎概念
1.0.1 確率の基本
同じ状態で繰り返し行なうことができて、その結果が偶然に支配される実験や観察を試行という。
試行の結果起こる事柄を事象という。
事象を,A,B,C・・などで表す。事象Aに対し,「Aが起こらない」という事象をAの余事象といい,A^cで表す。
また,試行においていくつかの事象のどれが起こることも同程度に期待できるとき,これらの事象は同等に確からしいという。
例1 白玉3個、赤玉2個の袋から球を1個取り出す試行を行う。
出る球の組み合わせが事象である。
また、2個の硬貨を同時に投げる試行を行う。
2個の硬貨の表裏の組み合わせが事象である。
古典的な確率の定義(ラプラス)
試行において起こりうる場合の数がN個あって,それらは同等に確からしいとする。
起こりうるN個の場合のうち,ある事象Eが起こる場合の数がr個あるとき,Eの起こる確率P(E)をr/Nで定義する。

P7
同じ条件のもとで同じ試行を何回か行い、各回の試行が独立であるとき、このような試行を反復試行という。
1個のさいころをn回続けて投げて、1の目がちょうどr回出る確率は
nCr*p^r(1-p)^(n-r)
である。ただし、p=1/6

P23
第3章平均と分散
3.0.5確率分布
試行の結果によってその値が定まる変数を確率変数という。
確率変数Xのとる値がx1 x2 ・・であるとき、X=xiとなる確率P(X=xi)をpiと表わす。
確率変数と確率の組を確率分布という。
確率変数がとびとびの値のみをとるとき、Xは離散確率変数とよび、
その分布を離散確率分布という。
確率変数Xが特定の値を正の確率でとることがないとき,
すなわち,Xの値が区間全体に亘り、すべてのx∈RについてP(X=x)=0となるとき、
Xは連続確率変数とよび、その分布を連続確率分布という。
(引用終り)

・箱一つ、サイコロ一つの目を入れる。確率変数Xで扱う
・箱二つ、サイコロ一つの目を入れる。確率変数X1,X2で扱う
・箱n個、サイコロ一つの目を入れる。確率変数X1,X2,・・,Xnで扱う
・箱可算無限個、サイコロ一つの目を入れる。確率変数X1,X2,・・,Xn・・で扱う(時枝「箱入り無数目」)
QED
確率論の裏付け文書がある
終わったな ;p)