複素解析2
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>>381
なるほど、ありがとう
多変数の場合はどうですか? そりゃ1変数ならすべての領域が正則領域だからなあ
だから問題は2変数以上になる
正則領域の判定、分類が問題となる 前者を岡がやったが、後者へはカルタン親子をはじめとする
いろんなアプローチがある。等質ラインハルト領域の分類は
砂田がやった。 >>387
砂田先生って多変数関数論もやっていたのか
手広いなあ 多変数関数論の人が微分幾何をやっても
手広いとはほめてもらえない 解析空間、stein多様体、ケーラー多様体等、アプローチは色々あるみたいね 最近のpluripotential theoryば
Berkivitch spaceを経由して
微分幾何の中心問題に関わっている Perelmanのエントロピーは重要なキーワードだけど
分かりやすい解説本としては何がお勧めですか? 専門家から見てどうですか?
複素解析 笠原
関数論講義 金子 >>394
両方とも「この人ならでは」という味わいがある。 金子先生の本はサポートページで
リーマンのゼータ関数の論文の訳が読めるようになるはず 笠原先生の本が文庫化されたときは驚いたが
素晴らしいと思った。
吉田洋一の「函数論」もそうして欲しいが
岩波全書だから無理かな 「函数論」は尻切れトンボ
やはりあの流れだとディリクレ問題をちゃんと書かなければ。
その点、藤本本はちゃんとしている。 複素関数の普遍被覆面は3種類のいずれかになり、それぞれ実二次元の
ユークリッド幾何、双曲幾何、放物幾何と対応する計量を入れられるというのが
凄いと思った。 ジーゲルへ行くかタイヒミュラーへ行くか
しかし最近はミラー対称性との絡みも気になる >>399
私も笠原乾吉先生の複素解析(1変数解析関数)は素晴らしいテキストだと思います。
先に小平先生の複素解析で随分と時間を使ってしまったのを後悔したものです。 小平邦彦さんの『複素解析』は細かいことまで丁寧に書かれている印象でしたが、
いい本じゃないんですか? >>細かいことまで丁寧に書かれている印象
その印象だけで「盛り上がらない」と感じてしまう人も多い なんで全書版がA5 サイズで復刻するんだ
重いし嵩張る
全部文庫にすべき BieberbachもNehariも
よい本には違いないが
やはり最先端の結果までを含めて
等角写像論を
再編成したテキストが欲しい 複素解析の細い証明を丁寧に書くことは大切だし
そういう本を書いてくれた小平先生は偉いとも思うが
複素解析の本として良いかどうかは話題の面白さが大きい
その点では小平は物足りない 複数の本を読むほうがいい 話題の面白さで人気があったのがNehariの本
これを訳した高校教師がいたが
ある出版社に出版を打診したところ
練習問題の解答がついていないからと
断られた。
この本は第一章が調和関数の話で
Cauchyの積分定理の前にPoisson積分が出てくる。
吉田洋一の「函数論」だとPoisson積分は
Carath\'eodoryの定理の後。
その一方で、Nevanlinnna理論についての小平先生のセミナリーノートは
各方面に新鮮なインパクトを与えた。
現在待ち望まれるアップデートされた複素解析のtextとしては
Riemannの写像定理の周辺の話題から
Bellの本のような核関数の話やLoewner方程式に絡んだ
単葉関数論の話題を含めて
全体を上手にまとめたものが望ましい。
擬等角やTeichm\"uller、およびFeffermanにもちょっと触れてあるとよい。 >ある出版社に出版を打診したところ
>練習問題の解答がついていないからと
>断られた。
今なら、電子出版で、売れた部数だけの印税が入る仕組みがある。
かならずしも大手出版社に頼る必要もない。 練習問題に解答ないと売れないと出版社が判断する時代と
いうのも嫌だなあ
Nehari くらいだと二冊目の本だろうに 工学部向けの留数定理あたりまで書いたクソ本はたくさんあっても
写像定理や楕円関数など書いた本格派は売れんから古い本ばっかり 【ワク接種死遺族】 『国民はモルモットじゃねぇ』
://lavender.5ch.net/test/read.cgi/live/1670114236/l50
話が飛ぶけど、カルタン全集を書斎に飾ってあります? >>426
カルタンがどう書いているか確認しなければならないときがあるので カルタン全集全6巻は退職時引越しの時明倫館に売ってしまった
ヴェイユ全集、へっけはまだある 言い忘れたが俺って全集フリークだったんかな
買ったもんはポワンカレ、ジーゲル、ワイルなどなど
今何処、明倫館?
Poincareは場所取りで厄介だったな Œuvres complètes de Élie Cartanは持ってるが
今だと8割くらいpdfで個別に落とせたはず 調べたらGauss全集(全9巻)が5500円で買えるらしい。
CARL FRIEDRICH GAUSS
出版社
GEORG OLMS
刊行年
1981
京都の竹岡書店という古書店
さすが京都というべきか 誰か死んだ数学者が死ぬ前に持っていた本なんだろな。
ガウス全集は原版ならパブリックドメインだろうから、
だれでもスキャンしてネットに置いておいてもOKだ。
たぶん、サーチすればそうなっているものが見つかるに
違いないとおもふ。 1977年はガウス生誕200年ということで
記念切手やコインが出ていたから
全集も売れるだろうということで
復刊されたのではないか オイラーは生誕300年を過ぎたというのに
全集が完結したという話は聞かない >>434
売れないのがデフォルトの古書店が焦って安売りするとは思えない。
何年でも高値で売れるまで待つはず。 >>436
確認しました。9巻目だけですね。
買うとしても中を見てからでないと。 クヌースのはLaTeXじゃないでしょ?
素のTexは触ったことないや >>439
そうこうしてるうちに古い全集は次々とスキャンpdfがネットで公開
昔の重厚な和書も明倫館ですらどんどん値下がり
安っぽい本ばかりが出版される >>442
ソースは?
ネットにはこれしか見当たらなかった
1907年から刊行が始まったオイラー全集。これがまたとんでもないもので、
既に70巻を越えるものの、100年以上かかっても未だに完結していません。
論文は、刊行部分だけで5万枚を越えています。その膨大な業績ゆえに、
新たに発見された公式が
実はオイラーの発見の再発見に過ぎないということがしばしば起きています。 検索力ねーなー
Euler–Bernoulli 2022: 28-29 Oct 2022 in Basel
くらいすぐ出ないのか グリーン関数をリーマン写像やアールフォルス写像を使って
表示できて
リーマン写像をベルグマン核を使って表せ、
ゲルグマン格がグリーン関数を使って書ける。
これは一つの三位一体では? >>449
野口先生がせっせと本を出しているのに、未だに一松の本が需要あるんだな >>453
ちらみしましたが難しそうですね、比較はしてませんが
西野さんの増補版もでるそうです >>西野さんの増補版もでるそうです
これは楽しみだね >>451
こういう話ですか?
The Cauchy kernel, the Szeg kernel, and the Riemann mapping function 最初の高木貞治「解析概論」も既に著作権が没後50年で既に切れているはずだから、
片仮名書きの奴ならスキャンしてネットで公開してもOKのはず。でもいまだに
本として売られている。 >>458
多重連結領域の論文はありましたが一般化できるということですか 一般領域上で
グリーン関数はアールフォルス写像を使って書け
アールフォルス写像はゼゲー核とガラベディアン核を使って書け
ベルグマン核はグリーン関数を使って書ける。
ゼゲー核は大雑把にはベルグマン核を微分したもの 球体の場合の計算から始めているのに
そこさえわからないというのは
大学の教養課程の微積分以前のレベル 代数解析、hyperfunctionのところでんがな 柏原の定理のことを言っているのだったら
分からなくて当然。
今年亡くなったZelditchさえこれがわからずに苦労していたという。 一松先生の本来たけど野口先生より分かりやすそう、最初の10ページだけだけどw 辻正次のスタイルの影響があるかもしれないが
野口本より読みやすいことは確か 野口本と言っても複数あるが、最近の岡理論新入門も含めてのことか?
あれで証明がめちゃくちゃ簡単になっているんだが 野口さんの『岡理論新入門』というのは岡の理論を理解するためだけのために書かれた強引な本でしょうか?
やはり標準的な本で勉強したほうがいいのでしょうか? 岡理論といえば西野本
「新理論」はそれとの比較で言っているのだと思う。
標準的な本と言えば一松本。 ケチつけるわけではないが野口さんの新本の一部証明が不完全らしい
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~noguchi/corr-hosoku.pdf ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています