「紀子三部作」…「晩春」「麦秋」「東京物語」を語ろう
原節子の代表作でもある「紀子三部作」を、大いに語ろう。 BSでやったのか。その頃は、全く映画に興味がなかったな。 小津安二郎は、すでに世界的には黒澤明を超えているらしい。 作風が正反対だよね。黒澤映画は模倣できるかもしれないが、小津映画は難しい。世界から監督が、来日すると鎌倉の小津安二郎の墓参りをするのが、恒例になっている。 両者あわせて日本人の「動と静」の精神と文化がよくわかる。コンビだよ。 動と静か。黒澤と小津安二郎。
お金をつぎ込んだのは黒澤明だな。それで、東宝から言われてプロダクションつくったのか。
最後は外国がスポンサー。小津は定期に撮影を終えた。成瀬もそうだ。 黒澤明は、小津映画では「晩春」を評価している。黒澤の100選に入っているね。 2013年に、米倉涼子は初めて「東京物語」をみたという。それを伊東四朗らに話したら、「麦秋」と「秋刀魚の味」もみるように、言われたらしい。米倉、女優なのに、小津映画くらい観ろよな。 米倉涼子は、パワー女優みたいなところがある。しっとりした役柄は難しい。黄金期の映画わ観るべし。蒼井優の方がずっとみている。原節子の映画を小津、黒澤、成瀬などはみている。 >>141
パワー女優はハリウッドのアクション映画見みてるんじゃないか 米倉涼子は今時の女優だな。テンポの遅い古い映画にはついていけない。蒼井優は福岡にいた高校時代、レンタルビデオ屋のビデオを全て観る計画を立て、小津映画に高2くらいで出会いみている。米倉とは違うな。 米倉涼子は、あまり古い映画はみていない。
でも、原節子は知っていた。小津映画は、テンポが遅いので米倉は、今は1.5倍は早いというね。 オリヴィア・デ・ハヴィランドが死去。104祭。1916年生まれ。「風と共に去りぬ」のメラニー役で有名。少し原節子に似ていた。R.I.P ハヴィランドは妹のジョーン・フォンテーンは、東京で生まれたんだ。知らんかった。姉妹仲は、よくなかったらしい。 ジョーン・フォンティーンは、少し香川京子に似ているね。 原節子の映画で、冬の季節のシーンは、意外に少ないかもしれない。直ぐに想起するのは、「白」と「東京暮色」。ほかに、あったかしら。 つべに、スペイン語による吹き替えの「晩春」がある。画質がとてもきれいで驚いた。これなら、原節子に人気があるのは当然か。コメントが、皆スペイン語圏かフランス語圏のファンみたいだ。 つべをみてたら、やたら吉永小百合の映画が増えている。1963年のある映画では、三宅邦子が
母親役だつた。ワンパターンな小百合の映画だな。小百合より三宅邦子の方が、背が高いね。 三宅邦子は松竹専属ではないか。よく小百合映画に出られたね。五社協定があったと思うが。 三宅邦子は品がある。小津映画には欠かせない感じだ。杉村春子に気品は感じないが、役者を感じた。 三宅邦子は、「麦秋」がやはり好きですね。あまり、主役はなかったのかも。 三宅邦子は主役があったような気がする。
なんだっけ。 「薔薇合戦」はみたよ。社長だった三宅邦子。
今日の「東京新聞」夕刊に、原節子の記事が載る。「原節子のもう一つの顔」であり、「驟雨」について、立花珠樹が触れている。偉い、立花しゃん。原節子の本を書いてくれよ。皆んな、17日の新聞をみよ。 「薔薇合戦」ユーチューブで見た。
桂木洋子が喫茶店で注文するとき「おコーヒー」と言ってた。
「おコーヒー」って言い方、今でもする?上品ぶった女なら言うかな。 あてくし、おコーヒーいただくわ、おほほほほ
こんな女がいたら張り倒したくなるな あたしではなくて、「あてくし」という日本語はあるのか? 三宅邦子は品があるよね。小津が起用する理由の一つ。原節ちゃんとは、やはり「麦秋」の会話が好きだわ。三宅邦子はTVにも進出したような気がする。見た人はいるかしら。 テレビは時代劇で見たことある
上品で大好きな女優さんだけど、「麦秋」で原節子・笠智衆と外食する場面で
天ぷら食べるとき犬食いになってるのにすごいショックを受けた思い出があります
あの当時は気にしなかったのかな
とにかくすっごいビックリした記憶がある 「半處女」は、共演の川崎弘子が恋敵の悪女役というのが珍しい。 >>169
医者や学校の先生や刑事など生真面目な役の多い西村青児さんが
売れっ子小説家で、取り巻きの女の子に騒がれたりするのも珍しい。
三宅さんもカフェーの女給になったり、佐々木啓祐監督は意外な
役処を狙ったのかな。 小津安二郎は、成熟と幼児性が矛盾なく同居している男たちを写実的に描いていないか。家庭と会社では、随分違うよね。 「あーあ、妹が桑野通子紹介してくれないかなあ」
「急に原節子が嫁に来たいと言い出さねえかなあ」
小津の主張はずん飯尾に近い 晩春ー好きな映画。当時の戦前からの評論家は、「わが青春に悔なし」の原節子を批判。若き佐藤忠男は、それに対して怒っていた。晩春を高評価。俺は両方とも好きだな。 >>168
あれ犬食いっていうかな?
上品に召し上がっているようにしか見えないのだが。 犬食いは知らなかった。お椀を手に取らずにテーブルに置いたまま食べることか。
今度、改めてみてみよう。 昔の映画観てると、箸の持ち方が変なのがけっこう多い。
こんなのは癖だからどうしようもないんだろうね。 箸の持ち方がてきないのは、躾けができていないな。古い時代の方がしつけがうまくいってないだろうか。 >>175
ごめん、あの上品そうな三宅邦子だからすっごい驚いたのよ
片方の手にはご飯茶碗持ったままだしさ
小津映画の食事シーンで女優さんにあんな食べ方させてるの初めて見たから
なにか意図があるのかなって思いたかった、大好きな三宅さんだったので… 三宅邦子は、吉永小百合の母親もやっていた。つべにある。タイトルは失念。小百合より背が高いよ。 原節子特集が、神保町シアターで先週から始まっている。「女医の診察室」(1950)のみみた。29歳。上原謙と抱き合うシーンにドキリ。上原謙とのこんなシーンはないよ。 2人は抱き合って、なぜ貴方は三宅邦子と結婚したのと問い詰め、誤解がとけ抱き合い、頬と頬を擦り付けるがキスまではいかない。チューするば良いのに。この映画は原節子と上原謙が情熱的だったね。初共演かな。 今、神保町シアターで原節子特集の上映中。紀子三部作では、「晩春」のみかな。
皆んな、余裕があれば観に行こう。 「京都新聞」の9月6日付「コラム汎語」に、原節子の記事がある。戦争と小津映画と原節子の関係について。原節子と戦争はついてまわるね。 9月9日、NHKで小津安二郎についてやるみたい。「歴史秘話ヒストリア」〜ゲストは岩下志麻。現役の女優で、小津映画に出演した俳優は、もう少ないよね。 つべには、「晩春」はあるけど、「麦秋」「東京物語」は消えたかな。 「公明新聞」に、原節子のことが載ったそうだ。右や左は関係なく人気があるね。 「晩春」の原節子は、怖いときの顔、笑顔、泣き顔。いろいろハッキリしている。にらまれると怖いな。 「麦秋」は満員。神保町シアターと鎌倉市川喜田映画記念館ー(原節子と山口淑子の特集)。 「白痴」が、つべにある。なぜか、原節子の映画が増えている。70年過ぎたら、自由になるかのか。 映画の著作権は原則、公開後70年だから、
戦前戦中公開の映画は全て著作権フリー(のはず)。
ただし、この「原則」というのがクセモノ。
作中に表現されている著作物がまだパブリック•ドメインになっていないとか、デジタルリマスターという新技術でDVDが発売されているから著作権は継続中とか。
なんとかかんとか理由を付けて、廉価版が出ないように邪魔しているのが映画界の今の実態。
そのうち、70年から100年くらいに延長されるかも。 100年は長すぎるな。
まあ、森光子は映画よりTV、舞台が中心か。 著作権はもともと50年だったのが、某ディズニーの横ヤリで70年に引き延ばされた経緯があるからなぁ。
公開後100年になる可能性は高いと思う。 そういえば、小説の著作権が切れるのは50年かな? 70年か? 新聞社が、明治期の小説を自由に新聞に載せていたような。 小説の著作権は、作家の死後70年。
知的財産権として遺族が相続できるので、印税は遺族に入る。
以前は、死後50年だったのが、小説も映画もアメリカが主導して各国も70年に足並みを揃えた。
映画の著作権はプロデューサー死後なのか監督死後なのか揉めた末に、公開後70年は製作会社が所有する形で落ち着いた。
厄介なのは、俳優の肖像権やアニメのキャラクターが絡んでいる場合。アメリカでは、ディズニーが訴訟をしまくって、一応の基準線が引かれており、映画製作の際には、著作権の所有についても細かく決められている。 70年が著作権の期限。最近、つべに1950年代〜60年代の映画が多くUPされている。原節子の映画も増えている。戦前も、すべてUPしてくれると嬉しい。 戦前の映画では、原節子主演の「田園交響楽」があり、いいね。でも、「東京の女性」(1939)は無くなってしまった。 国立映画アーカイブでの原節子特集では、戦前の映画を上映して欲しいな。 今井正監督の原節子作品をみたい。戦前の映画を。11月からか始まるのか。みに行きたい。 戦前の映画で、初めて山田五十鈴と共演した映画を観たいな。タイトルを失念した。二十歳前後の原節子の美貌は、捨てがたいね。 「熱風」がみたい。山本薩夫監督。原節子、藤田進ら。 「熱風」があるとは。小林信彦がこの原節子を褒めていたな。俺もみたい。 「東京物語」が、つべでレビューしている外国人が多いね。「晩春」の大好きなフランスの女性監督もいた。まあ、小津安二郎が好きで、原節子も好きなファンがいるね。 なぜか、俺は「熱風」が見つからないよ。
不思議だ。
朝ドラエールで、原節子が実名で出たと。役者がでないと、実名にするのか。「決戦の大空へ」での古関裕而の作曲。 熱風は、大学図書館で一度みた。まだソフト化はされていないね。 「Hot wind」かよ。邦画を英語のタイトルでつけるものが多いね。 朝ドラエールで、古関裕而の荒鷲の歌の作曲のらところにきている。23万枚くらい売れた。この映画「決戦の大空へ」(1943)は、原節子の役柄の娘の眼を通して、弟や練習生を描いているらしい。国策映画だけど。 「決戦の大空へ」の映画をみると、原節子は「銃後の女神」ではあるな。 「東京物語」DVD/BD3種類あるけどどけ買えばいいんだ…? 原節子が引退した後、彼女のように華やかな、華のある女優はいるかな。なかなかいないなぁ。吉永小百合は威厳はないし。京マチ子はタイプは違うけど、重厚感や存在感はあるよね。 そんな女優はいくらでもいるだろ。原節子だけが女優じゃないし、本当に
そう思ってるならあなたは映画をあまり見てないんだろう、と思う。 >>223
映画を観てるよ。あんたより。それで言っている。日本女優で、海外で一か月の特集をした人は原節子以外にいない。2016年8月。デコも京マチ子なども、やってない。デコは嫌いではないけど、性格が苦手だな。 11月からの原節子特集(国立映画アーカイブ)では、「晩春」「麦秋」も上映する予定。 >>224
外国人が評価したら素晴らしいの?東京物語を傑作だと思う者もいるだろうし
退屈でつまらないと思う者もいるだろう(私もそうだ)。ちなみにアメリカの
ある映画雑誌が選定した世界の映画ベスト100には東京物語は入ってなかった。
しかしベスト1にあげるメディアもある。人それぞれだよ。 アメリカのその雑誌に、入ってるよ。見落としだよ。不勉強だな。 ダイナミックな映画が好きな人もいれば、日常生活の家族物が好きな人もいるが。「東京物語」らの紀子三部作は、たんに静かな家族物の内容だけが評価されているわけではない。評論家は、年を取れば取るほど理解が深まるというね。今村昌平も嫌いではないが、小津の助監督をらしてたね。 私はつべで、アメリカでの日本映画100をみた。「東京物語」はベスト10位内に入っていた。アメリカだから、黒澤明の方が上でした。 >>228
アメリカの映画メディアと言ってもいろいろあるからね。私が見たのは雑誌エンパイアが選ぶ「史上最高の映画ベスト100」2018年版だ。
日本映画では七人の侍が73位、千と千尋の神隠しが80位と二本ランクされている。1位はゴッドファーザーだった。東京物語は選外だったよ。 山田洋次は、20代30代の頃は小津映画は変化がなくてつまらない映画だと、ずっといっていたが、今はガラッと変わり、「東京物語」を国宝にと推薦している。なぜ、こんなに変わったんだろう。ちなみに、原節子は小津映画はあまり好きではないという。 >>231
雑誌アンパイアの選ぶ100。どういう人が選者かは不明。日本映画の小津や溝口を観たことがない人も、選者の可能性がある。黒澤映画はアメリカでは受けそうだね。だから、世界中の映画監督が選ん方がいいと思うな。