故説 般若波羅蜜多呪 即説呪曰
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提僧莎訶 般若波羅蜜多心経

【盤珪から】
ここの文言は戯事。(仏様の)御燈明に火を灯す役割の童に、この言葉を伝えてもらったらよかろう。

【白隠から】
村々は雨にけむり、今日も暮れようとしており、
秋の空は広々。
そんななかで、家々では、普段の生活が続けられている。
般若の功徳を称賛し、あまねく真如法界に回向し
諸々の迷いを除去し、人々を利益し、
それが休むことなきよう。