多変数函数論
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多変数函数論(多変数複素解析学)について語りましょう。 【専門書】数学の本第80巻【啓蒙書】
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1542461968/922-
上のスレ922から多変数函数論の話題が続いています。
折角なのでこちらの専用スレで、語りましょう。
新規の方のために、また、今後見返しやすいように、上のスレの関連するレスをコピーしておきます。 >>922
多変数解析函数論 人気あるな、古書高い >>1
スレ立て乙
まさか多変数函数論のスレが立つとは…
支援します 922 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2022/08/20(土) 13:26:28.52 ID:8u1xSW/o [2/5]
多変数解析函数論 人気あるな、古書高い
923 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/20(土) 16:28:13.43 ID:yHD/9y9V
>>922
一松の本?
復刊版が出たけどそれではダメなのか?
924 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2022/08/20(土) 16:33:57.14 ID:z2sTBZfX
今年は岩波の一括復刊ないの?
925 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2022/08/20(土) 17:47:05.10 ID:8u1xSW/o [3/5]
>>923
売ってないだろ
926 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/20(土) 18:04:20.18 ID:PSydDfXm [1/4]
「古書店」で7500円で売ってる。
927 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2022/08/20(土) 18:05:12.96 ID:8u1xSW/o [4/5]
>>926
それは知ってる
928 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/20(土) 18:32:02.99 ID:PSydDfXm [2/4]
アマゾンだと14800円のと30080円のがある。
これも「売ってる」
929 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2022/08/20(土) 18:47:47.93 ID:8u1xSW/o [5/5]
復刊本のデフォールトが古本なのかw
930 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/20(土) 19:05:46.96 ID:PSydDfXm [3/4]
復刊されたのが何年前だと思っているのか 931 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/20(土) 19:29:54.91 ID:PSydDfXm [4/4]
Zoomの講演で一松先生の写真を見せて
He is as old as the queen of England
とやったら
笑いが取れた
932 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/21(日) 06:39:13.58 ID:oUIZN+eU [1/5]
秋月先生の本が文庫になったのだから
この本も文庫化してほしい
933 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/21(日) 08:05:21.94 ID:fPrf5koY [1/2]
野口のじゃあかん?
934 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/21(日) 08:32:17.32 ID:oUIZN+eU [2/5]
「野口の」と言われる時点であかんのでは?
935 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2022/08/21(日) 08:51:13.13 ID:k9mU6Q7u [1/2]
野口の一冊目はコホモロジーが前提だった
936 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/21(日) 09:02:41.61 ID:oUIZN+eU [3/5]
>>935
層の定義が書いてある本は一冊目ではない?
937 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/21(日) 22:20:43.11 ID:fPrf5koY [2/2]
普通に考えると、一松の古い本より、野口潤次郎や大沢健夫らの新しい本の方が
内容も新しくて洗練されているように思うのだが,一松の本って何でそんなに人気あるの?
938 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/21(日) 22:21:55.80 ID:oUIZN+eU [4/5]
>>935
ああ、野口の一冊目は
幾何学的関数論のことだったか。
昔セミナーで読んだが
そうだったかも。
939 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2022/08/21(日) 22:23:17.75 ID:5gLd+HaZ
勧めてる側が最近の本を知らないからでしょ
940 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2022/08/21(日) 22:34:55.00 ID:k9mU6Q7u [2/2]
大沢は難しい、それだけ 941 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/21(日) 22:36:04.77 ID:oUIZN+eU [5/5]
>>937
当時出ていた多変数関数論の文献を
全部読み込んで、それらがグラウエルトによる
複素多様体上のレヴィ問題の解へとまとまっていく様子が
生き生きと語られている。
この本以後に発表されたグラウエルトの
もう一つの代表作のreviewも一松先生が書かれた。
Hartogsの1909年の定理もちゃんと証明付きで述べてある。
この例のように、最近の論文では参照されなくなったが
それ自体として面白い結果が取り上げられていることが多い。
942 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/22(月) 09:31:16.17 ID:g9NufOBG [1/3]
序文で、改変操作について述べられなかったという箇所が
目に付く。
グラウエルトの続編がそれであるし
広中の特異点解消定理が1964年なので
なおさら感慨深い。
その意味で一松本の続編が
広中・卜部の「解析空間入門」でしかないのが
口惜しい。
943 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/22(月) 19:07:53.38 ID:cU0vFZ8D [1/4]
Hartogsの1909年の定理って、各変数について複素解析的なら、多変数関数として解析的になるという定理のこと?
多変数函数論の顕著な性質だけど、ほかの本に証明は書いて無いのか?
944 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/22(月) 19:14:14.80 ID:sYdoBjT0
>>943
>Hartogsの1909年の定理って、各変数について複素解析的なら、多変数関数として解析的になるという定理のこと?
その通りです.
>多変数函数論の顕著な性質だけど、ほかの本に証明は書いて無いのか?
ヘルマンダーの多変数複素解析学入門に載ってます.
945 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/22(月) 19:15:03.26 ID:cU0vFZ8D [2/4]
ググったら、Hartogsはユダヤ人人でナチス・ドイツによって収容所送りにされ、最後は自殺した。
悲しいな 946 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/22(月) 19:24:33.38 ID:cU0vFZ8D [3/4]
複素多様体論って多変数函数論も必要なんじゃ無いかって思うんだけど、、。
でも、例えば小平邦彦の複素多様体論には、この手の話題って全然出て来ないよね。
小平は代数幾何よりのコホモロジー論が中心で、多変数函数論とは余り関係ない話題なのかなぁ
947 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/22(月) 19:25:52.23 ID:cU0vFZ8D [4/4]
>>944
なるほど、ヘルマンダーがありましたね
ありがとうございました。
948 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/22(月) 19:27:41.58 ID:kskCSCM4 [1/2]
>>943
そんなあてずっぽうを言われると
大変悲しい。
1909年の定理は連続関数の正則性が
グラフの補集合の擬凸性によって
特徴づけられるという定理
949 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/22(月) 19:30:13.30 ID:kskCSCM4 [2/2]
>>946
多様体をブローアップして曲率条件を改善してから
存在定理を示し、それをブローダウンしたところへ
戻すときにHartogsの拡張定理を使っている。
950 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/22(月) 20:56:28.67 ID:g9NufOBG [2/3]
>>946
小平先生の土曜セミナーで飯高さんが出された問題の中に
ケーラー族における多重種数の変形不変性があるが
代数性があれば多変数関数論の方法で解かれている。
代数性の仮定なしに示せればフィールズ賞クラスの業績
951 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2022/08/22(月) 21:48:47.83 ID:g9NufOBG [3/3]
Riemann-Rochの定理の
スペクトル解析的精密化は
多変数複素解析の枠組みの話
Demaillyの複素Morse理論はその一例 【多変数函数論の和書】 (年代順)
一松信 「多変数解析函数論」 培風館 (1960年) (2016年に復刻版発売)
ヘルマンダー(笠原乾吉訳) 「多変数複素解析学入門」 東京図書 (1973年)
広中平祐,卜部東介「解析空間入門」浅倉書店 (19??年) (2011年に復刻版発売)
樋口禎一,吉永悦男,渡辺公夫 「多変数複素解析入門」森北出版 (1980年)
中野茂男 「多変数函数論 : 微分幾何学的アプローチ」浅倉書店 (1981年)
西野利雄 「多変数函数論」 東京大学出版会 (1996年)
大沢健夫 「多変数複素解析」現代数学の展開 岩波書店 (2006年)
大沢健夫 「多変数複素解析 増補版」 岩波書店 (2018年)
若林功 「多変数関数論」 (数学のかんどころ 21) 共立出版 (2013年)
倉田令二朗 「多変数複素関数論を学ぶ」 日本評論社 (2015年)
野口潤次郎 「多変数解析関数論 (第2版) ─学部生へおくる岡の連接定理」 浅倉書店 (2019年)
野口潤次郎 「岡理論新入門: 多変数関数論の基礎」 裳華房 (2021年) >>8 (950)
代数性があれば代数的な別証(川又)がある。 1935年に大学を解雇。1938年にはダッハウ強制収容所に送られたものの、
ユダヤ人ではなかった妻との離婚に応じたことで解放される。
その後も政治的圧力と差別・虐殺への恐怖で暮らし、
結局1943年に睡眠薬自殺を遂げた。 >>9
>>広中平祐,卜部東介「解析空間入門」浅倉書店 (19??年) (2011年に復刻版発売)
--->
広中平祐,卜部東介「解析空間入門」朝倉書店 (1981年) (2011年に復刻版発売) >>中野茂男 「多変数函数論 : 微分幾何学的アプローチ」浅倉書店 (1981年)
--->
中野茂男 「多変数函数論 : 微分幾何学的アプローチ」朝倉書店 (1981年) >>野口潤次郎 「多変数解析関数論 (第2版) ─学部生へおくる岡の連接定理」 浅倉書店 (2019年)
---->
野口潤次郎 「多変数解析関数論 (第2版) ─学部生へおくる岡の連接定理」 朝倉書店 (2019年) >>9
一変数ではないはず
幾何学的関数論 (数学選書) 1984
by 落合 卓四郎 (著), 野口 潤次郎 (著) 微積分は1変数から多変数になると難しくなります.
微積分の場合にはどんな風に難しくなるか分かるのですが,
複素関数論は1変数から多変数になるとどんな感じで難しくなるんですか? 一変数だと孤立特異点というのがあって
除去可能、極、真性と
3種類で済むが
多変数だと特異点が孤立しえないので
途端に難しくなる ヘルマンダー(笠原乾吉訳) 「多変数複素解析学入門」
再版を望む 一変数複素解析なら学習の指針として
「とりあえずは留数定理まで行ってみましょう、手計算できる定積分の範囲が一気に広がるから」
みたいなのがありますが
これが多変数だと、どんなのがあるんでしょうか?
とにかく難しいそう(だから面白い?)ってだけで飛びつく分野ではないですよね >>20
とりあえず若林先生の本で
留数定理の
多変数版を眺めてみたら? それにしても、かんどころのような初心者向けの本が多変数函数論で出版されたのは驚きやね
ヘルマンダーの訳本は私も復刊を希望する >>とりあえずは留数定理まで行ってみましょう、
>>手計算できる定積分の範囲が一気に広がるから
これはCauchyが言ったことだよね
AbelとJacobiはその先をやった。
Weierstrass, Riemann, Poincareは
Abelがやったようなことを多変数でもやるためには
何が必要かを考え予備定理などの基礎を作った
ここは微積分を高校レベルから
大学一年レベルまで引き上げる作業で
多変数の留数定理はその一つとしてPoincareが定式化したもの。
きれいな結果だから多変数の世界がどう広がるかという
見当をつけるのにはよいのでは。 >>20
多変数函数論の面白さは、やはり1変数と事情が全く異なることだと思います。
上の方にあふHartogsの定理(各変数で解析的なら、多変数函数として解析的)や正則領域の存在などでしょう。
そのためには、やはり1変数函数論を一通り知らないと面白さや不思議さが味わえないと思います。 >>26
スマン
1変数の場合はすべての領域が正則領域やった
だから、多変数の場合は正則領域でない領域が存在するでした それにしても、多変数函数論を学ぶためのよい本って何でしょうか?
例えばM1がこれから多変数函数論を専門として学ぶ場合。 おお!スレが伸びてる!
>>12-15
訂正ありがとうございます
浅倉の変換ミスは酷すぎた
まだ漏れがあるでしようけど、補完お願いします >>9
訂正+追加版
【参考図書】
和書(年代順)
一松信 「多変数解析函数論」 培風館 (1960年) (2016年に復刻版発売)
ヘルマンダー(笠原乾吉訳) 「多変数複素解析学入門」 東京図書 (1973年)
樋口禎一,吉永悦男,渡辺公夫 「多変数複素解析入門」森北出版 (1980年)
広中平祐,卜部東介「解析空間入門」浅倉書店 (1981年) (2011年に復刻版発売)
中野茂男 「多変数函数論 : 微分幾何学的アプローチ」朝倉書店 (1981年)
落合卓四郎,野口潤次郎 「幾何学的関数論」(数学選書) 岩波書店 (1984年)
西野利雄 「多変数函数論」 東京大学出版会 (1996年)
大沢健夫 「多変数複素解析」現代数学の展開 岩波書店 (2006年)
大沢健夫 「多変数複素解析 増補版」 岩波書店 (2018年)
若林功 「多変数関数論」 (数学のかんどころ 21) 共立出版 (2013年)
倉田令二朗 「多変数複素関数論を学ぶ」 日本評論社 (2015年)
野口潤次郎 「多変数解析関数論 (第2版) ─学部生へおくる岡の連接定理」 朝倉書店 (2019年)
野口潤次郎 「岡理論新入門: 多変数関数論の基礎」 裳華房 (2021年) M1くらいなら
「あれ、こんなことをしても論文になるんだ」
くらいの手頃感があるととっつきやすい。
本と言われても今までのbackgroundによるが
代数を中心にやった人で、線形代数の上に
体論・群論をやって、整数論とのからみで
Hilbertの第12問題で多変数関数論を目にしたような人なら
Siegelのlecture noteがよいだろう。
幾何学が中心で、特に微分幾何で曲率に親みがあれば
中野先生の本がお勧め。
解析中心で、Ahlforsは演習問題を解きながら半分以上は読めたし
Lebesgue積分論は「わが意を得たり」くらいに性に合っているのなら
Hormanderかな。
オールラウンドプレーヤーなら、野口でも大沢でも。
今日中韓の若手研究会を大阪公立(OCAMI)・武漢・慶尚(GNU)を
起点としてやっていて
Zoomの出席者が70から90名くらいだが
高級な話題でもこういうところで聞かせてもらうと
親近感がわくような気がする。 訂正
特に微分幾何で曲率に親みがあれば
---->
特に微分幾何で曲率に親しみがあれば >>31
これは多変数関数論の入門書としても好適
タイトル 複素多様体論講義 : 広範な基礎を身につけるために
著者 辻元著
著者標目 辻, 元
シリーズ名 臨時別冊・数理科学, . SGCライブラリ||SGC ライブラリ ; 94
出版社 サイエンス社
出版年月日等 2012.10 カルタンの複素関数論(和訳あり)にも多変数の話題が書いてあったと思う。コーシーの積分定理とか。
まあ多変数を勉強するには向かないけど。 お勉強なら身につかないな
目的はなんだろ?
偏微分方程式の解を調べるとか、、 複素関数論 POD版 (数学ライブラリー) 2007
by 梶原 壤二 (著)
これも多変数 >>38
偏微分方程式の解を調べるための手段として
有効利用されたことはあったが
いかにも味気ない。
解析をやっていて複素解析的要素に出会った瞬間に
魅了されてしまい
そこから離れられなくなるということはありうる M1レベルならこれがお勧め
多変数複素解析入門 2016
by 安達謙三 (著) >>40
複素数√(-1)はX^2+1=0の方程式の解から。 X^2+1=0
(X+√(-1))(X-√(-1))=0
X+√(-1)=0 またはX-√(-1)=0
X=-√(-1)も解 >>46
違うのは当たり前。
質問はどう区別するか
つまり方程式の
二つの解のうちどっちを√(-1)と書いているのかということ。 どう違うかと聞かれたのに
違う理由を答えるというのは
どの国の習慣かな >>49
複素数体の標数は2でないからとでも言ってほしかった? >>52
二つの解のうちどちらを√(-1)と書いている? >>38
偏微分方程式のために多変数関数論を勉強するか?
普通は微分可能性を落としたL^2理論や関数空間の不動点定理の勉強をするだろ コシ・コワレスカの場合は?
多変数関数論ってほどはいらんか >>56
普通ではないが
偏微分方程式の代数的方法なら
hyperfunctionの定義のために
コホモロジー理論が必須。 Nirenbergはずっと多変数関数論に関心を寄せていたようだ これも多変数関数論
複素解析幾何とディーバー方程式 (数理物理シリーズ)
by 大沢 健夫 (著) >>31 更新
【多変数関数論の図書(和書)】
[A16] 安達謙三「多変数複素解析入門」開成出版 (2016年)
[Ca65] カルタン(高橋礼司訳)「複素函数論」岩波書店 (1965年)
[GR12] グラウエルト,レンメルト「シュタイン空間論」シュプリンガー東京 (2012年)
[HYW80] 樋口禎一,吉永悦男,渡辺公夫 「多変数複素解析入門」森北出版 (1980年)
[HU81] 広中平祐,卜部東介「解析空間入門」浅倉書店 (1981年) (2011年に復刻版発売)
[Hi60] 一松信 「多変数解析函数論」 培風館 (1960年) (2016年に復刻版発売)
[Ho73] ヘルマンダー(笠原乾吉訳) 「多変数複素解析学入門」 東京図書 (1973年)
[Ka07] 梶原壤二 「複素関数論」 POD版 (数学ライブラリー) (2007年)
[Ko92] 小平邦彦 「複素多様体論」 岩波書店 (1992年) (2015年に新装版発売)
[KT15] 倉田令二朗,高瀬正仁 「多変数複素関数論を学ぶ」 日本評論社 (2015年)
[Na81] 中野茂男 「多変数函数論 : 微分幾何学的アプローチ」朝倉書店 (1981年)
[Ni96] 西野利雄 「多変数函数論」 東京大学出版会 (1996年)
[No19] 野口潤次郎 「多変数解析関数論 (第2版) ─学部生へおくる岡の連接定理」 朝倉書店 (2019年)
[No21] 野口潤次郎 「岡理論新入門: 多変数関数論の基礎」 裳華房 (2021年)
[ON84] 落合卓四郎,野口潤次郎 「幾何学的関数論」(数学選書) 岩波書店 (1984年)
[O06] 大沢健夫 「多変数複素解析」現代数学の展開 岩波書店 (2006年)
[O06] 大沢健夫「複素解析幾何とディーバー方程式」 数理物理シリーズ2, 培風館 (2008年)
[O18] 大沢健夫 「多変数複素解析 増補版」 岩波書店 (2018年)
[Wa13]若林功 「多変数関数論」 (数学のかんどころ 21) 共立出版 (2013年) 多変数函数論和書とかで検索するとまだけっこうあるみたいだけど これを忘れてはいけない
酒井栄一 「多変数関数論」 共立全書 1966 [HU81] 広中平祐,卜部東介「解析空間入門」浅倉書店 (1981年) (2011年に復刻版発売)
ーーー>
[HU81] 広中平祐,卜部東介「解析空間入門」朝倉書店 (1981年) (2011年に復刻版発売) 第9章が多変数
工科のための複素解析入門 1977
by ウィルフレッド・カプラン (著), 道脇 義正 (著) >>17
> 多変数だと特異点が孤立しえないので
多変数関数になると極が無いということですか?
その場合、特異点集合の留数というのが定義できるのですか?
また,1変数と同様に積分の留数計算というのはできますか?
質問ばかりで済みませんが、よろしくお願いします。 >>多変数関数になると極が無いということですか?
一変数の意味での孤立した極はあり得ないという意味でならそう
>>特異点集合が解析的な集合であるという条件下では
留数を定義する手続きを多変数に拡張することができる。
>>1変数と同様に積分の留数計算というのはできますか?
Stokesの定理により「多変数の留数の計算」に帰着する定積分は存在する。 一変数の場合でも実際の留数計算は
結構手間がかかるようだ 複素2変数(z,w)において、1/(z-a) の特異点は { (a,w) | w∈C }と孤立点にならず、有界集合にもならない。 なるほど、特異点が孤立しないのが良く分かりました。
この場合の留数はどうなりますか? dz/zの留数はz=0上の定値関数
dz\wedgedw/zwの「Poincareの留数」は1. Hartogs-type theorems in real algebraic geometry, I
Marcin Bilski, Jacek Bochnak, Wojciech Kucharz
Page range: 197-221 分離正則性の方
Let f:X-->R be a function defined on a connected nonsingular real algebraic set X in R^n. We prove that regularity of f can be detected on either algebraic curves or surfaces in X. If dimX>1 and k is a positive integer, then f is a regular function whenever the restriction f|C is a regular function for every algebraic curve C in X that is a C^k submanifold homeomorphic to the unit circle. $\el^2$内の正則領域の正則凸性なら同様。
無限変数の特殊函数論はあるが
一般論で面白いものは知らない。 確か、無限変数だと
ドルボーの定理は無条件では成り立たないはず。 84
訂正
dz\wedgedw/zwの「Poincareの留数」は1.
---> dz\wedgedw/zwの「Poincareの留数」は
dw/w|_{z=0}-dz/z|_{w=0} 91
再訂正
dz\wedgedw/zwの「Poincareの留数」は
z=0でdw/w、w=0で-dz/z. 本来、留数というのは関数ではなく微分形式に対して定義されるものです。
理由は以下にあるように、関数では座標変換により留数の定義が変わってしまう(well-definedでない)ためです。
留数とは関数f(z)ではなく、微分形式f(z)dzに対して定義されるべきものである理由
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13242147348 n-形式 w = f(z_1,z_2, ,,, z_n)/z_1 dz_1 ∧ dz_2 ∧ ,,, ∧ dz_n の z_1 =0 の留数形式は、
Res(w, z_1=0) = f(0, z_2, ,,, z_n) dz_2 ∧ ,,, ∧ dz_n となる (n-1)-形式。 易しい本から難しい本へと、
読んでいく順番を考えてリストを並べるとしたらどうなる? >>96
>>62の文献
まずは[Wa13]若林のかんどころで多変数函数論のポイントを掴んでから、
ヘルマンダー[Ho73]、一松[Hi60]、野口[No19]あたりかな。 最近は数学と何の関わりもない憂国烈士様までアゲアゲしてるしな 岡の論文の日本語訳集というようなものはないのでしょうか?
フランス語はだいたい英語に似てるけれども、あやふやに
読んで居るうちに0.8の理解の冪乗を重ねていくと、結局
誤解・理解不能になってしまうし、だいたい眠たくなってしまう。
あるいは完全な日本語訳がなければ完全な英語訳でも良い。 >>103
英訳があるのはご存知?
Henri CartanのCommentaireがついていて面白い。 >>100
ありがちな話だな
日本人は偉人を利用して他人を叩くからな >>105
偉人を利用して偉人を叩くなら全く問題ない >>103
英訳にはRemmertのVorwortもついている 「人間の建設」は人気が衰えないようで驚きだ
駅の書店のおすすめ文庫コーナーにまだあった >英訳があるのはご存知?
知らないです。出版社、タイトル、著者、発行年などをPlease。 Collected Papers Hardcover – September 1, 1984
English Edition by Kiyoshi Oka Oka, Kiyoshi Collected papers.
Translated from the French by Raghavan Narasimhan.
With commentaries by Henri Cartan.
Edited by Reinhold Remmert. Reprint of the 1984 edition [MR0754337].
Springer Collected Works in Mathematics.
Springer, Heidelberg, 2014. xiv+223 pp. Cartan, Narasimhan, Remmertの順だったかな
亡くなったのは >>122
証明というか、拡張できない正則関数の例を教えて下さい。 1/(z-1)は単位円板上で正則で、z=1を越えては拡張できない。
これは自明としてよいだろう。
このことから
単位円板のどの境界点pに対しても、
単位円板上の正則関数でpを越えて解析接続できないものがあることも
自明としてよいだろう。
すると
1/(z-1)をC^2内の二重円板上の正則関数と思うことさえできれば
二重円板が正則領域であることも自明ではないか? 1/(z-1) が拡張できない?
z=1 以外全部で正則じゃん >>119
>>1/(z-1) が拡張できない?
「z=1を越えては拡張できない。」と書いてある。
目は確か? というか、「気は確か?」と書いた方がよかったかな。 あああそうか
「z=1を越えて拡張できる」の意味が分からなかったわけだ。
言葉の使い方としては
単位円板D上で正則な関数fが
z=1を越えて拡張できるとは
z=1の近傍UとU上で正則な関数gがあって
U\capD上でf=gとなることを言う。 凸領域が正則領域である理由も同様で
領域に含まれない任意の点pに対し
pを含み領域と交わりを持たない
複素超平面が存在するからである。 ハルトーグスの拡張定理によれば、1/(1-z) を|w-1|=1で積分するとz=1
を超えて正則になるのでは?
∫_{|w_2-1|=1}}∫_{|w_1-1|=1} 1/{(1-z_1)(w_1-z_1)(w_2-z_2)}dw_1dw_2
は(z_1,z_2)の正則関数では? つまり、コーシーの積分公式をくりかいして、
f(z_1, z_2)=(2πi)^(-1)∫_{|w_1-1|=1} f(w_1, z_2)/(w_1- z_1) dw_1
= (2πi)^(-2)∫_{|w_2-1|=1}∫_{|w_1-1|=1} f(w_1, w_2)/(w_1- z_1)(w_2- z_2) dw_1 dw_2 >>118-120
1次元は任意の開集合が正則領域になるが、
2次元以上では正則領域にならないような開集合がある。
例えば凸で無い集合はなぜ正則領域ではないか、直接的な反例が作れますか? >>127
>>例えば凸で無い集合はなぜ正則領域ではないか、
凸領域が正則領域だからと言って
凸でなければなぜ正則領域でないかなどという
血迷った質問をしないように
おそらく
「凸でない領域はなぜ正則領域とは限らないか」
の書き間違いだろうが、日常生活でも
こんな間違いをしていると
良いことはないよ。 多変数(2以上とする)の関数の問題で、
変数の個数が特別の場合にだけ、例外的なことが
あるというような話はないのかな?トポロジー
などでは空間の次元などでそういうことがあったりも
するようだけれども。 >>130
解析ではそのようなことはない
特別なPDEに次元の制限が付くことはあるが、それは方程式の形による制限で
空間次元の性質ではない >>130
シュタイン多様体の埋め込み問題では
1次元が未解決で2次元以上は解決済み 多変数関数論の意味のある未解決問題ってどんな問題がある? これよりは見込みがあると思われる
P.A.Griffithsの予想
C^nの開集合の解析的な(相対)閉部分集合Xが
局所的にSteinなら
XはSteinか 有名なアバンダンス予想や藤田予想も
複素幾何の重要な未解決問題だが
多変数複素解析の問題と言ってよい コンパクトなケーラー多様体の
ケーラー的解析族における
多重種数の変形不変性も
有名な未解決問題。
代数多様体の場合には多変数関数論の手法で
解決されたので
ここが突破できれば多変数関数論の
新たなブレイクスルーとなる。
解決できれば
ブレイクスルー賞くらいはもらえるかもしれない。 残された問題は難しいのばかりですね。
今は特異点のある場合の研究が多いですかね。
ところで、Gromov がやったシンプレクティック多様体への概正則曲線のように
正則性を落とした(概正則構造の)研究ってありますか? 概複素構造で積分可能でないものの
条件を付きの変形が
力学系的な視点から研究されているのを
セミナーで聞いたことはあるが
理解はしていない >>138
>>今は特異点のある場合の研究が多いですかね。
MMPを中心とした研究はそうだね。
特異点そのものの研究は難しい >>138
難しいといっても
多重種数の変形不変性は
代数的な場合は解けたわけだし
方法も最初は解析だったけど
すぐに川又先生が代数的な証明を見つけたわけだから
一般の場合も解けてしまえばあっけないのかもしれない
多様体の場合の結果を特異点の種類によって小出しに結果を出しても
論文は書けるかもしれないが
本質的な進展を遂げたことになるかどうか。 >>138
そういう興味からであれば
今度女性研究者たちの集まりで
McDuffさんが話されるから
聴いてみられると面白いかもしれない >>138
>>今は特異点のある場合の研究が多いですかね。
特異点のあるシュタイン空間上では
領域のシュタイン性が局所シュタイン性によって
特徴づけられるかどうかは未解決。
Griffithsの予想と似ているが
こちらは特異点集合の次元が0である場合には解けている
(by Andreotti and Narasimhan) 特異点がキーワードだと
やや萎える感じがあるが
漸近解析だと意外に多くの新しい方向がある。 YauがTianの学位論文で示唆した方向がその一つだった。
最近でもpseudonorm projectとか言っていろんな進展があるようだ。 最近のFinskiの仕事など、Demaillyのcomplex Morse theoryの
方法を古典的なスペクトル解析とからめて
おもしろい方向に広げている Xiajun Wuの
Chern classes of coherent sheaf and Bogomolov inequality
は
去年シンガポールの集会で聞いたBismutたちの仕事とは独立らしい
立派なものだと思う Wuの話は日本・中国・韓国共同の若手研究会での講演
そこでは特異点がある場合はどうかという質問が
時々出た。 >>138
>>今は特異点のある場合の研究が多いですかね。
ちょっと前の話になるが
対称有界領域の商空間上の公式に関連して
特異点のある空間の交叉コホモロジー群が
盛んに研究された。
Cheeger Goresky-MacPherson予想というのがあったが
これも未解決。 特異点ではないけど、Demaillyは退化するエルミート計量を扱っている。 >>153
確かに学位論文では退化するエルミート計量を
扱ったが有名なのは特異エルミート計量で
これは特異性を許した計量
特異エルミート計量と退化エルミート計量は
区別するべき >>154
特異エルミート計量と退化エルミート計量って何が違うの?
「正定値性が崩れる点がある」という意味で使ったのだが |z|^2はz=0で退化する退化エルミート計量
|z|^{-2}はz=0で特異性を持つ特異エルミート計量
区別すべきなのは当然 Mittag-Lefflerの部分分数分解はわかっても
Weierstrassの乗積定理はわからないというのと一緒 おそらく、そういう誤解は138の
>>残された問題は難しいのばかりですね。
と根は一緒 多変数関数論の未解決問題をブレイクスルーするための
強力な武器はどの辺にあるのでしょうか? 昔セミナーでそれに似た質問をしたら
先生がフランスでの講演で
一つの予想を述べられたとき
「解く方法は?」と質問されて困ったと
言われ、
「それは山に今から登ろうかというとき
鎖はついていますかと聞くようなものだ」
と答えられた。
その答えを聞いて「バカなことは聞くな」と言われたように感じたし
「方法がないのなら勉強しても仕方がない」
と思って、そっちの方面はおいておくことにした。
しかし多変数複素解析全体は結構広かったので
食べていくくらいのことはできた。 >>162
なんだかとても恥ずかしい質問をしてしまいました。
申し訳ありませんでした。 イキるだけの材料と元気を持っている者を
爺呼ばわりは失礼 多変数関数論やるのに、岡やカルタン流をやるかヘルマンダー流の解析をやるか、どちらが良いのだろうか? ハルトークス流やポアンカレ流もあるだろうし
E.M.Stein流やFefferman流もあるし
Grauert流やSiu流
そしてDemailly流もある
ほかにもたとえば
野口流とかFornaess-Sibony流とか
まあその二通りというのは少なくとも
トレンディーではなかろう ポイントは解析の分野で
特に複素解析的な嗜好を満足させることのできる
問題を探すことだ >>168
>>多変数関数論やるのに、岡やカルタン流をやるかヘルマンダー流の解析をやる
>>か、どちらが良いのだろうか?
その二つが入り口だったのは1965年。
今から57年も前。
この二つがあるので
多変数関数論の勉強を富士登山に例える先生もいた。 でも入口(最初に読む本)は今でも変わらないと思うけど。
野口先生の本とかあるけど、野口先生の本は岡流。
大沢先生はヘルマンダー流って感じで、大まかに分けられる。 カルタンの定理Bが多変数関数論のすべてのように言う人たちがいる。
そういう立場からすれば確かに
岡・カルタンの方法とヘルマンダーの方法があるわけで
野口は前者、大沢は後者と分けられる。
しかし、ちょっと見方を変えると
ハルトークスの仕事はワイエルシュトラスの
「多変数においてはすべての領域が正則領域」
という誤った主張への反例から始まったわけで
Fornaess-StensonesのPrinceton講義録に沿って反例を片端から勉強していくのも
立派な勉強法ではないか。
ちなみに、Fornaess自身は今世紀に入ってから
北京でL2理論の講義録を残していて
わかりやすいので評判が良い。
日本の院生でこれを読んで修論を書いた人を知っている。 今週は
OberwolfachとBochumで研究集会があった。
Complex Geometryが二派以上に分かれて
活動している印象がある。
多変数函数論はもはや富士山ではなくなった。 カルタンの定理BへのL2理論的アプローチを最初にやったのは
AndreottiとVesentiniの1962年の論文だが
ヘルマンダーは完成度が高く使いやすいので
みんなヘルマンダーの方法と言うようになった。 AndreottiとVesentiniの方法は
小平理論がもとになっているので
小平の消滅定理が載っている
小林昭七の「複素幾何」あたりも
多変数関数論の入門としてはよいだろう。 野口潤次郎 「岡理論新入門: 多変数関数論の基礎」 裳華房 (2021年)
↑これですが,証明は丁寧ですか? >>177
読んだことがないので「丁寧なんだろうなあ」としか言えないが
ネットで読めるところだけ読んだ印象では
著者の宣伝文句の「Weierstrass preparationもL2 estimateも使わない」
というのが誰に向けた言葉なのだろうかと思う。
両方とも知っていて岡理論を勉強したことがない人は
そんなにいないと思われるから、著者としては岡理論を一通り勉強した人に
「こんなに簡単に説明できることがあるんだぞ、エッヘン」
と自慢したかったからこの本を書いたのであろうと思われる。
だから初心者にはお勧めできない。 >>178
ありがとうございました.
初心者にはスタンダードな本のほうがいいということですね.
結局,無理しているわけですよね. >>178
自分のように多変数関数論が専門じゃない人の需要がうある。
代数幾何をやっている人が多変数関数論を勉強したい人には、
丁度いいんじゃないかな。代数の人はL2評価とかは嫌がるよね。
逆に自分のような解析屋からすると、逆にL2評価ゴリ押しの
ヘルマンダー流の本の方が理解しやすい。
こっちは、連接層のコホモロジー系列とかいややから。 ただ、今までの野口先生の本と何が違うのかは、見てみないと分からない。 >>182
現地で参加していた人からのメール
日本からの参加者は約3名 C^nの領域の場合、ケーラー計量で考えているから、
ケーラー多様体への拡張、一般化等幾何への発展はどのくらいおこなわれていますか?
カルタンの定理と小平の消滅定理など非常に似ているようにみえますが、
両者の関係性はありますか? >>184
岡理論はc^n上なので
ユークリッド計量を用いたが
CP^n上でFubini-Study計量を用いて
同様の結果を得たのが武内
武内以前に岡理論が正則領域の完備ケーラー性を言っていると
指摘したのがGrauertの学位論文
これを踏まえて小平の消滅定理を
完備ケーラー多様体上へと一般化し,
岡・カルタン理論を小平理論の非コンパクト版として
再構成したのがAndreottiとVesentini。
Andreotti-Vesentiniの方法(またはH\“ormanderの方法)で
代数幾何や微分幾何の多くの重要な問題が解かれた。 >>185
ご解答ありがとうございます
やはり、小平の消滅定理が岡・カルタンの定理Bと結びついて、
さらに完備ケーラー多様体へと一般化されたんですね。
カルタンの定理Bは代数幾何的にスキーム理論へ一般化されたので、
やはり重要な定理というのは、様々は方向へ発展していくようですね。 >>185
> 武内以前に岡理論が正則領域の完備ケーラー性を言っていると
>指摘したのがGrauertの学位論文
正則領域が完備ケーラーとなる様なケーラー計量が存在するという意味か?
C^nの計量では、領域は完備になるとは限らない >>187
>>正則領域が完備ケーラーとなる様なケーラー計量が存在するという意味か?
正則領域は完備ケーラー計量を持つという意味
もう少し詳しく言うと
岡は1942年の論文で、正則領域の内部で境界までのユークリッド距離を測った関数を
d(z)とすれば、-log d(z)は多重劣調和性を持つことを発見した。
Grauertは1956年の論文で、この関数を用いれば任意の正則領域上に
完備なケーラー計量が作れることを示した。 >>188
ご丁寧にどうもありがとうございます。
多重劣調和関数が取れると、それから作られる計量が正曲率になって、
小平の消滅定理と同様にして、カルタンの定理Bが得られるという感じでしょうか。
このような、多変数関数論を微分幾何的に論じている本はどの様な物がありますか? >>189
ここで書いた計量は、空間のケーラー計量ではなく、
自明直線束のエルミート計量です(小平の消滅定理の、正な直線束になる)。 >>189
>>多重劣調和関数が取れると、それから作られる計量が正曲率になって、
>>小平の消滅定理と同様にしてカルタンの定理Bが得られるという感じでしょうか。
正確には、正則領域X上では-log d(z)を基にして、滑らかな関数で近似したり|z|^2を足したりして、強多重列調和なexhaustion function f(z)を作ります。e^{f(z)}のLevi形式が完備なケーラー計量になります。
e{-f(z)}は自明直線束のエルミート計量になり、その曲率形式は
f(z)のLevi形式で、正です。これを踏まえると、
Xが強多重劣調和関数でexhaustされる複素多様体ならば
任意の正則直線束は正になり、小平消滅定理と同様の方法で
正則ベクトル束に対するカルタンの定理Bが得られます。
この方法で小平理論と岡・カルタン理論を統一的な視点で論じることができます。191のリストの中では中野の本がそれを実行しています。 多変数関数論をやるとなると、
コホモロジー理論とかイデアルとかが
良く理解できてないとだめなんでしょ?
1変数の場合に比べて多変数なりの道具立てが要りますよね? >>191
凄いね、結構出ているんだね
ただ、グラウエルト・レンメルトのシュタイン多様体(シュプリンガー)の和訳本が無い >>193
層のコホモロジーで多変数関数論から脱落するのはよくある話
自分も最初は層が全く分からなくて脱落した。
1変数のノリで解析をやるんだと思っていたら、代数の議論(それも道具の準備)で萎えた >>195
グラウエルト・レンメルトのCoherent Analytic Sheavesもない
このリストには未掲載だが他にも大切なSCVの洋書は色々とある Krantzの本は初心者向きなのでよく読まれている。 >>192
詳細なご解答ありがとうございます。
中野先生の本は図書館にも無いんです。
洋書でも良いので、この様な幾何的応用が書かれた本をご教示いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。 >>197
>1変数のノリで解析をやるんだと思っていたら、
>代数の議論(それも道具の準備)で萎えた
本当そうですよね。
解析しようと思ったら、代数の話ばかりなんですから。 幾何は急速に進展している印象が強い。
例のペレルマンのリッチフローあたりから。
複素幾何では、ドナルドソンらが、ケーラー・アインシュタイン計量の存在条件の予想を解決した。
この予想の解決が、多変数関数論にも波及するのかどうか?
いずれにせよ幾何的にはホットな話題が多い。 層ではなく不定域イデアルを使わなければ
証明しにくいような定理があるのかどうか >>201
3MBのファイルがあります
DemaillyのComplex analytic differential geometry
無料なのでよくダウンロードされているようです。 >>205
不定域イデアルは今でいう連接層の元になった概念らしい
従って、連接層の方が一般化されている
だから連接層で議論できれば、不定域イデアルを持ち出す必要は無いと思われる >>206
ありがとうございます、ダウンロードできました。
Demaillyの名は特異エルミート計量の話で聞いたことがありますが、
具体的に何をしたのか知りませんので、これを読んで勉強してみます。 >>204
ドナルドソンが解いた、ケーラー・アインシュタイン計量が存在すると、
複素関数論的に何か分かったりしますか? The goal of this course is to launch a new attack, turning functional analysis into a branch of commutative algebra, and various types of analytic geometry (like manifolds) into algebraic geometry.
Peter Scholze
関数解析はどんどん代数幾何学化して面白くなっていきそう >>204
幾何は幾何でどんどん進展すればいいと思う
しかし私は多変数関数論の二つの未解決問題はかなり違う方向から解かれると思う
代数幾何で足りるならもう既に解決してるだろうし似たことを考える人が大杉よ >>209
「複素関数論的には」という言い方はもうやめようと
1932年のICMでセヴェリが言ったが
広い意味でよければ
ケーラー・アインシュタイン計量の存在問題がもたらした
モジュライ空間の理論の進展は
複素関数論的な成果の一つだろう。 >>212
>>209の質問は逆で、ケーラー・アインシュタイン計量があると、
複素関数論的に何か新しい結果が得られるかという質問だと思います。 個人的には空間の計量よりは、エルミート束の計量の方が良い効果があるように思いますが、
どうなんでしょうか?
昔Siuがエルミート・アインシュタイン計量の存在条件を示していますが、複素関数論に応用
されているのを知りませんが,何か結果があるのでしょうか? >>215
さすがに読解力なさ過ぎるし無礼だぞ
本当に研究者か? >>215
多変数モジュラー関数論において
佐武のコンパクト化が有名だが
ドナルドソンたちの理論の文脈で
モジュライ空間の新しい理論展開が
佐武理論を含む形で進行中 >>217
それは大変失礼しました。>>212さんにもお詫び申し上げます。
私としては悪気は全くなく、単純に「ドナルドソンらの結果が多変数関数論に応用できませんか?」
という質問だと解釈して、>>215のような発言に至りました。
それが読解力不足というのであれば、すみませんでした。 >>218
215ですが、大変失礼なことを申し上げてすみませんでした。
ですが、私の質問に解答を下さいまして、ありがとうございます。 >>222
それはコロナ問題がどこに含まれるかによるだろう 代数幾何学における函数論的方法というものなら
あるような気がする 複素多様体論とか両方にまたがる分野はあるが、
どちらかが一方の部分集合ということは無いでしょ
それなら、複素多様体論はどちらに入るのか? Hirzebruchの本で「代数幾何における位相的方法」って本があったな 代数も、幾何も、解析も、みんなトポロジーに帰着されてしまうんだ、
そのうちそれが圏論になる、とかだれか言ってた気がする。 圏論は数学の見方だろ
数学は全部圏論で記述できる
数学は全部集合論で記述できるのと変わらん >>227
ちょっと知ったかを言わせてもらうと
秋月康夫が「輓近代数学の展望」でセールの口を借りて
述べているように、代数幾何学の前身は射影幾何学だが
近代的な代数幾何学は、カルタン、小平、セール、グロタンディーク
らにより展開された、層係数コホモロジーの方法によっている。
この方法はもともと多変数函数論の難問を解決するために
岡潔がいくつもの基礎理論を組織的に組み合わせて生み出した
不定域イデアルの方法に他ならない。
したがって「代数幾何学における位相的方法」より先に
「代数幾何学における函数論的方法」があったと見るのが正しい・ 確かに、層係数コホモロジーは多変数関数論が生んだ強力な手法だね >>234
実4次元多様体にはエキゾティックな微分構造があるけど、
エキゾティックな複素構造ってのもありそうな気がする 複素構造の変形理論ってのがあるくらいやから、沢山なきゃ困るわな Teichm\"uller空間の剛性を示したのは誰? 最近は多変数関数論オンリーでやっていくのが厳しいかな
大抵は幾何か代数幾何と絡んだ話題が多い
多変数関数論の新しいテーマってもう無いのかなあ 1変数は等角写像とか楕円関数論とか比較的、複素関数論だけで出来る話題が沢山あるのに、
多変数にたると一気に関数論だけの話題が無くなる感じがする 多変数だと等角写像論は固有正則写像論に
楕円関数論はアーベル関数論になるから
関数論プロパーと言えなくもない >>245
そういう理由で
日本では岡潔の数学は認められなかったが
世界の大数学者たちが奈良もうでをしたので
やっと認められた 複素解析は一変数だけやっていればよいと言った
京大教授がいたそうだ 小平先生の自伝に
岡先生はよい仕事をしているのに
日本では認められなくて気の毒だという意味の
下りがあったので
248に似たことがあったとしても
不思議ではない 今でもPDEなどの分野では
複素解析といえば
基本的に一変数の結果しか使わないのではないか いわゆる代数解析では多変数が基礎になっておるがな
よく知らんが実解析を土台にするPDEではそうだろうか いわゆる代数解析が基礎にしているのは
いわゆる多変数複素解析
つまりH^1=0以後重要な問題はないとされている数学 概複素構造Jに対し、ナイエンハウステンソル N_J=0ならばJは複素構造になる、
という定理は良く見るが、その証明はPDEでも難しいんでしょうか?
証明が書いてある本を見たことが無いので。
これに関連して、6次元球面 S^6には概複素構造が入るのですが、それが複素構造に
なるかどうかはまだ未解決問題で、この解明は多変数関数論的に出来るのか?
それとも、上のPDEの定理の証明に立ち戻る必要があるのだろうか? >>254
Newlander-Nirenbergによるもとの証明は難しかったが
線形のPDEの問題に直すと
ハーン・バナッハの定理の応用として
比較的簡単に証明できます。
与えられた概複素構造が実解析的であれば
何も使わなくてもできます。
S^6の複素構造の問題は
Atiyahが2016年に指数定理の応用として
非存在証明ができると主張したpreprintを書きましたが
誰も理解できませんでした。 1変数を超えた複素関数論は具体的応用に乏しい気がする。
難しいので応用されないのか、それとも。。。 >>256
多変数関数論ができたのは
岡潔が独創的なアイディアで難問を解いたからで
何かに応用することが目的ではなかった
難問が解けた結果
層係数コホモロジー論や多重劣調和関数を利用した
関数空間の理論などがまとまって
代数幾何や微分幾何など数学のあちこちに浸透した。 結局、正則関数が(1変数以に)少なかった
これが最大の要因
具体例や豊富な内容を含むには、扱えるモノが沢山無いとね とジーゲルが言っていたことは事実で
有界対称領域の様々な研究(例えば佐武コンパクト化)の延長上に
最近のモジュライ空間の複素幾何の目覚ましい展開がある。
つまり具体例はいっぱいある。
その一方で、正則関数があるかないかの問題を究めた岡理論が
貧弱だという話は聞いたことがない。
扱えるモノがたくさんあったから多変数関数論が盛んになったわけではない。 >>255
S^6の複素構造の問題をAtiyahが解いたのってマジ?
結構な問題だから難解でも、その筋の人達が解読して真偽を判定してくれそうなものだが >>261
論文はネットに上がっただけで
出版公表されたものではないし
理解できた人がいなかったので
解いたとは言えない >>258
岡理論を全く分かってないから平気でそんなこと言えるんだろうな Atiyahはリーマン予想を解決したとの論文も書いたらしいが
まあ、晩年のことだしな 奥さんが先に亡くなったので
寂しくてたまらなかったのだと思うよ >>263
わかっていてもわかっていなくても
昔から岡理論の悪口を吹き込まれ続けていれば
こんなコメントしかできなくなる >>263
多変数複素関数論が1変数の場合に比べて、具体例や具体的な問題
(例えば、修論のネタになりそうな問題)が乏しいのは事実
それは岡先生の業績とはなんの関係も無い
むしろ、岡先生の悪口と捉えるあなたがひねくれすぎ。 >>263
逆に聴きたい
そこまで岡理論を理解しているあなたに、多変数関数論が1変数関数論と同等の
沢山の具体的な話題を教えて頂きたい >>267
>>多変数複素関数論が1変数の場合に比べて、具体例や具体的な問題
>>(例えば、修論のネタになりそうな問題)が乏しいのは事実
「硬直化した1変数関数論」という言葉が
春季賞の講演中に発せられたことがあった。
arXivでcomplex variablesを覗いてごらん。
一変数プロパーの論文がいかに少ないかが分かるだろう。 >>267
ひねくれてるのはお前だろーがw
勝手に邪推して一方的に暴言吐いたあげく時間割いて教えろってか?
修論のネタwとか頭悪いというか書き込みが全体的に鈍くさーいし慇懃無礼
具体例を履き違えてるお前は多変数以前に層コホに撃墜されたとみた >>267
>>それは岡先生の業績とはなんの関係も無い
>>むしろ、岡先生の悪口と捉えるあなたがひねくれすぎ。
多変数関数論を作ったのは岡先生。
>>具体例や豊富な内容を含むには、扱えるモノが沢山無いとね
岡理論は結局空砲だったというに等しい。 今どき1変数で修論のネタを探すとしたら
どの辺ですか?
レウナー方程式が流行みたいだけど。 多変数関数論は全く完成されたものではないからね
岡潔によって完成されたという誤解が広く存在する そういう誤解がうまれたのは
岡潔のアイディアがあまりにも独創的だったからだが
多変数関数論の展開を短くまとめると
凸性の概念の関数論的な意味が理解されていく過程に
数学の理論としての進展が見られる。
最初はかなり漠然とした形でHartogsが導入した擬凸性が
Leviによって微分幾何的に表現され
Cartan-Thulleの正則凸性が現れるに及んで
岡の活躍の舞台が整った。
岡は正則凸性を利用して上空移行原理により
Cousinの問題とRunge型近似問題を解決し
多重劣調和関数を導入してLeviの条件から
大域的な正則関数の存在が従うことを示し
特にC^n上の任意の正則領域が正則凸であるという
決定的な結果に到達した。
1960年代になるとPDEの方法により
岡の構成法がより精密に実行可能になり
Bergman核の漸近挙動の解析がH\"ormanderらによって・・・
以下略 >>274
お疲れ様でーす
でも多分こいつら趣味で遊んでるだけのポンコツ爺ですよ
無能なくせに学問への謙虚さゼロですから処置なしです 274
訂正
Cartan-Thulle ---> Cartan-Thullen 多変数関数論もつぎのステージに進んだってことじゃないか
幾何との関係、大域的な問題、特異点の問題など。
特に特異空間の幾何、解析は最近やたら目にする。
特異空間での正則関数とは?など未定義の話題もある。 >>特異空間での正則関数とは?など未定義の話題もある。
正規解析空間の概念を知っている人は
こんなことは言わない 能力がない人間ほど理解が浅い段階ですぐ口を開けたがるのはどうしてだろう? 理解が浅い段階で自分の意思に反して人から植え付けられた先入観を
無意識のうちに吐き出したがっているから >>280
本質的には補間定理
主に次元に関する帰納法を走らせるため 8元数射影平面の幾何の話を聴いた
標準束が自明であることを示すのが
大変な計算らしかった >>828
ランク1の対称空間だけどそんな計算が大変なのか
ケーラー構造は持つのか? 余接束の0セクションを除いたものの上に
ケーラー構造を入れていた
完備かどうかは聞きそびれた >>278
解析空間はイデアルで正則関数を与えているだろ
そうではなく、距離空間上で微分が定義出来る様に、
距離空間上で正則関数というのが定義出来るか?
という意味。 >>286
両者の一致を示したのが
Grauert-Remmertの"Komplexe R\"aume" >>284
JMSJにアクセプトされたそうだ。
70ページ以上の原稿を40ページほどに
縮小させられたそうだが。 >>283
> 8元数射影平面の幾何の話を聴いた
> 標準束が自明であることを示すのが
そもそも8元数射影平面って複素多様体なのか?
(4元数射影空間は複素多様体ではない)
ていうか、そもそも8元数射影平面って定義出来るんだっけ?
8元数は結合律を満たさないから、well-defined性が示せないんじゃなかったっけ?
勘違いしているか? >>291
講演では結合律を避けながら定義していたと思う >>291
ケーリー射影平面というのがあるが、FII型対称空間F4/Spin(9)でエルミート型ではない。
別の複素構造を入れるのか?または全然別の話? Calabi-Yau structure and Bargmann type transformation on the Cayley projective space 訂正
projective space --> projective plane >>291>>293
ご指摘の通り、ハ元数は結合率を満たさないので、通常のような定義では
八元数射影平面は定義出来ない。
しかし、K射影空間は等質空間表示できるので、それを利用すると八元数
射影平面は定義出来て F_4/Spin(9)という対称空間になる。
だが、通常の意味の複素構造は持たないしH^2=0なので、概ケーラー構造
(シンプレクティック構造)も持たない。
特別な意味づけをしているのだろうか?謎だ。 >>294
https://arxiv.org/abs/2101.07505
論文を見たら、八元数射影平面上の話ではなく、八元数射影平面上の余接束から0セクションを除いた空間上の話じゃんw
何かおかしいなあと思ったら、そういうことか >>297
285だけど
そう書いたつもりだった。 8元数とかC言語とかスレチだろ
別スレ立てて他所でやれ 多分Ahlforsも通読できないレベルなんだろうな >>268
いい年こいて親切な269にお礼と返事もできねーのか?
匿名なら書き逃げして後は知らん顔でいいのか? >>305
その玄人がこの分野で手も足も出ないじゃん >>309
ID:votkwKF0
お前こそスレ汚しだから出て行け >>310
そいつは複素解析スレでも荒らしているから、相手にするな
>>992
> スレチだろ別スレ立てて他所でやれ >>312
報告ありがとうございます
どうせ荒らしだとは思いましたが、案の定ですね
関連話題でも、自分の知らない言葉に過剰反応してスレ違いと叫ぶ、典型的なキ○ガイですね
複素解析
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1599740381/
>992 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2022/10/07(金) 20:15:18.23 ID:votkwKF0
>スレチだろ別スレ立てて他所でやれ
多変数函数論
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/math/1661188085/
>309 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2022/10/07(金) 20:55:36.66 ID:votkwKF0
>だからスレチだっての 二変数関数論、三変数関数論、四変数関数論などのように、
変数の数がそれぞれの場合について個性的な理論は全く無いのだろうか?
1,2,3、沢山、という具合にならないのは少し不思議だ。 >>315
一口に多変数といっても
二変数と三変数以上ではかなり様相が異なる
二変数で解けて三変数以上で未解決とか
逆に三変数以上ではわかるが二変数では大変な難問とかがある
無限変数はまだまだ未開拓 幾何なら低次元、すなわち、1. 2. 3. 4次元で全然違う。
フィールズ賞のケプラー予想も、8次元だけ特殊で沢山球面を詰め込めるそうだ。 とある数学本を読んでいたら、関数の概念がわりと最近まで確定してはおらず、
数学者たちは関数の厳密な定義を問わず関数を使っていた、
なんて趣旨のことが書かれていてびっくりしました。異論はありますか? >>318
関数を厳密に定義したのはDirichletだから、19世紀半ば過ぎ。微積分が厳密に定式化された時代の話。
だが、これを最近とは普通は言わないだろう。
それまでは微分と積分の順序交換なんか気にせずやっていたから 関数の厳密な定義は、
まずWiener–Hausdorff–Kuratowskiが1921年で順序対を完成させて、
FraenkelとSkolemがZermeloの集合論の修正の中で初めて与えられた 多変数関数、多変量関数、多仮引数関数は、同じ概念の言い換えですか? >>318
ガウスの追悼論文を書きかけて亡くなった人のことを
言っているのなら、それは最近とは言えないのではないか。
そのその関数の概念はどこかの(アラブのではない)お坊さんが
日中の気温変化を棒グラフで表したのが始まりだと書いたものを
見たことがあるが
アルキメデスは関数を自在に使いこなしていたと思われる。
岡潔によれば、函数はニ数の関係をいうのであって
「ファンクションハコとカズと訳したのは多分
ソロバンを函数と思ったのだろう」
と言っている。
>>320
Dirichletが関数をそう定義したことは数学辞典にも書いてあるし
いわば人口に膾炙しているが
Hausdorffたちのその定義から始まる関数論または解析学の教科書というものを
見たことがない。
強いて言うなら写像をグラフで定義するのがそれにあたると思うが。
>>322
ちがいます。それに、「多変量解析」はよく見ますが
「多変量関数」というものはググっても出てきませんでした。 >>323
関数は写像の一種なので正解
とりあえず関数の厳密な定義が与えられたのは1925年、FrankelとSkolemによって >>323 どうもありがとう。
凄く真面目そうな人から真面目なレスをいただいてしまった。😊 >>326
複素解析屋にとっての関数は
数論屋の整数に等しい >>325
Dirichletの定義を集合論の言葉で言い直したのが厳密化? >>330
LobachevskyとDirichletが独立に関数の解釈を出して貢献したのは確かだが、
関数の厳密な定義が出たのは1925年、FrankelとSkolemによって
これが史実だからこれ以上説明することがない >>331
>>1925年、FrankelとSkolem
これを「集合論的な定義」でなく「厳密な定義」と記してある文献は? >>332
文献はない
でも集合論的定義はコンピュータによってモデル化出来るから厳密 >>333
デジタル化可能なものはみな厳密ではないのか? >>334
proof assistantでモデル化出来るものが厳密
集合による定義以前の、自然言語レベルだったものではそれが出来ないだろう >>338
少なくとも数学の定義や定理は全てコンピュータで出来る 原理的にそうだということと
実際の状況がそうだということの間の
相違はバカにならない 原理がそうなんだからそうだろ
実際ICM2022のplenary speakerの一人、kevin buzzardによるセッション「数学における形式主義の台頭」で説明している通り、
現代数学の多くの理論がコンピュータで形式化され、現実にもなりつつある
https://youtube.com/watch?v=SEID4XYFN7o コンピュータによる証明検証が行われると
根本的な破綻とギャップだらけで何も残らなくなる人、
続出しそうだね・・・笑 >>342
いずれそうなることには異論はなかろうが
現実にABCが10年以内に検証できるとは考えにくい 実数上至る所で定義されない関数とかも考えればそれなりにあるわけだが、
あまり役に立たないんだろうな。
またxが超越数なら1、超越数でなければ0というような関数も,
与えられたxに対する値を決定出来なかったりすると、あまり
使い道が無いだろうし。 >>345
クロネッカーはそのような理由で
リンデマンの仕事を認めなかった >>318
1925年がわりと最近であるかどうかについては
異論があると思う >>267
>>351
↑
Ahlforsも通読できない荒らしのアホ爺
1割も理解できない岡理論をむりくり喝破して皆から袋叩きw
ここ見てると社会人の趣味数学があちこちで評判悪い理由がよく分かるよ
ごく少数まともな人もいるがそんな人は博士号を持っていたりする 三位一体を確立しない限り
関数論の発展はあり得ない 奥深い数学の理論は、言ってみれば真言密教のようなものであり、
修行を収めないと入り口にも立てず、そうして部外者には何も
その内容がわからないものなんだろうな。そうして秘伝は口伝で
愛弟子にだけ伝授され受け継がれる。門外漢には体系の詳細は
不明で、なんだか凄いらしいとか、噂だけがひろがり。。。 多変数関数論は整数論と比べれば浅い世界。
昔は大学院の博士課程まで進んでやっと岡論文が読めるようになろうか
というほど難解だったが、今では
野口本をパラパラめくっただけで誰でも概要がわかるようになっている。 >>343
そういう人は今のうちに改心すべきだな
scholzeのDiamondの理論などラングランズに関する事実を、コンピュータによって形式化する博士課程に資金を出すプロジェクトも出ている
https://www.uea.ac.uk/course/phd-doctorate/formalising-aspects-of-the-langlands-program-in-lean-birkbeckc-u23sciec
既存の結果がコンピュータによってまとまれば、それに毛が生えたような普通の論文もすぐにコンピュータで検証できるようになっていくだろうし 三位一体が確立できれば
函数論は数論の一部となろう >>362
東大の教養課程と学部は東大東島にでも全面移転して米軍のMPに護ってもらえ(笑)。 >>359
難しいと思ってたら意外と簡単だったでござるの巻 一次元の場合はリーマン面が複素多様体になるから
三位一体はやさしいけども、高次元ではそうはいかん
岡理論を追いかけてるだけでは進歩はあり得んのでは 岡先生は進歩は行き詰ってからでないとありえないとおっしゃった 岡先生自身が行き詰まってしまった
そして進歩が止まり今もそのまま
なぜプロの数学者は現状に甘んじて
ばかりで魂の燃焼を避けているのか >>なぜプロの数学者は現状に甘んじて
>>ばかりで魂の燃焼を避けているのか
まったく意味不明なので
コメントのしようがない
悪いけど >>371
何だか例の馬頭観音が
あの世で愚痴っているみたいだな 職業数学者は所詮そのレベルなのか
それでは函数論が進展しないわけだ そういえば誰かが、多変数関数も一変数関数と足し算の有限回の合成で
実現できるとかいってたが、真偽の程は不明。 >>372
こじらしたアホどもにあなたが付き合うことはない
ここやツイッターに好き放題書いてる馬鹿は不思議とばちがあたっている \382
来年橋本市の柱本小学校に開設されるのがそれにあたる。 高木貞治記念室は立派だが
半年に一度くらいは講演会をやるのだろうか 一変数と多変数の著しい相違として
永田先生が挙げたのは多項式関数の値域だった。 >>384
凍結してた話がついに動きましたか?
アンカ>>の打ち方はレスNo.を左クリックすれば一発表示されます 岡理論は不滅の価値があるので
記念館の設立はいずれは実現すると思っていました。 キリスト教の父と子と霊の三つが一体であるという教え さんみいったい【三位一体】
1.三位⑵はすべて神の現れで、本来一体のものだというキリスト教の教義。
2.三つのものが本質において一つのものであること。また、
三者が(心を合わせて)一体になること。 代数函数はなんで決まるか?
それはリーマン面で決まる。
というのと
閉リーマン面は代数曲線である
というのと
代数曲線上の有理型関数体の超越次数は1である
というのが大まかには一変数の三位一体
というのが コンパクトなn次元複素多様体上の
有理型関数体の超越次数はn以下である。 >>397
閉リーマン面の三位一体の応用例ってあるの? 種数が2以上の代数曲線のモジュライは
負定曲率リーマン計量のモジュライに帰着するとか
CAT(0)幾何との絡みも 有限体上の代数函数論の結果を使って
リーマン面上の定理を導いた例はありますか >>403
どんな主張なの?
ていうか、CAT(0)空間って何? CAT (0)空間と呼ばれるユークリッド空間や双曲空間を一般化した距離空間がある.CAT (0)とは,「曲率が非正」ということを意味している.この空間は,ユークリッド空間で成り立つ様々な良い性質を引き継いでいる.特に,任意の2点を結ぶ測地線( 最短路)が一意に定まる.このことから凸関数なども自然に定義される.最近になって,CAT (0)空間を利用したモデリングやその上でのアルゴリズム・最適化理論が展開され始めている. >>408
うちのマンションのすぐそばの神戸屋は先月閉店した サンミーよりヨンミーの方が旨い
四味一体を目指す冪 ぼくは五味さんも好きだが
一刀斎と呼ばれた小説家や数学者もいる >>412
ファイブミーって
そこはゴミーちゃうんかい >>415
それを商品名につけるわけがないことくらい、少し考えればわかることだと思うが? >>416
それは全国の五味さんに喧嘩売ることになるぞ Remmertは教科書に
Poincareは二重円板が超球に双正則同値ではないことを
1907年に「証明した」と書き、
そのあとでフランス数学会の雑誌に書いた論説では
Poincareはそのことを「知っていて」
Reinhardtが証明したと書いている。
しかしいまだに多くの本ではPoincareが「証明した」
となっているようだ。
Jordanの曲線定理についても紆余曲折かあった。
Jordanの最初の証明は不完全で
Veblenが初めて正しい証明を与えたことに
なっていると思っていたが
2007年になってJordanの証明で問題はないことになり
現在では最初の証明はJordanによるものとされている。、 ポアンカレが主張したことは
証明がなくてもポアンカレの定理
多重円板と開球の正則非同値も
「implicitには証明した」と
されているらしい。 Poincareの補題を
Poincareは主張することさえしていないという Dolbeault-Grothendieck'2 lemma ミスタイプ
Dolbeault-Grothendieck'2 lemma
-->
Dolbeault-Grothendieck's lemma ポアンカレの不等式も
なぜポアンカレに帰されるのか
よくわからない 1890年の論文に始まるポテンシャル論への
新しいアプローチと1894年のパレルモ論文
および1909年にゲッチンゲンで行った講義により
多分ヒルベルトがそう命名したのだろうと思う ラインハルトが証明したのは
1907年のパレルモ論文の中の指摘 RemmertがPoincare provedとテキストに書いたために
「ポアンカレが証明した」と言い張る者たちが増えた。
テキストは改版され、最新の前書きの日付は1994年。
ところが1998年に出たRemmert自身の論説では
Poincare knew it and Reinhardt proved
というう形になっている。
ところがこれを示しても
「ポアンカレが証明した」という主張を引っ込めない者が多いのは
非常に不愉快である。 Poincareを読んでいることを感じさせる数学者は
そう多くないが
そういう人たちがいるから
Poincareは不滅である。 俺の知り合いで助手になった初ボーナスでポアンカレー全集を買って一度も開かず退職時に有隣社に売り払ったやつがいる >>435
いつの時代か知らんが多分購入時は高くても
今や中古本は買い叩かれるからな
ポアンカレー全集は今やネットで読めるし
全集に漏れてる論文までも無料で拾える >>435
新進アーティストの作品でも買っておけばよかった 明倫館でこないだ岩波の昔の本とか少し売ったが二束三文だったわ 明倫館はピタゴラスの胸像とか引き取ってくれるだろうか 非アルキメデス体上の代数幾何が
微分幾何に応用されているそうだね >>444
cscK計量の存在に関する話を
extremal Kaehler でするときに使うという話だった test configulationあたりから
代数化が流行りだしたようだね 多次元の複素幾何で重要な仕事をした人を一人挙げろ
といわれたら、岡潔でも小平邦彦でもなくこの人を挙げる
S.S.Chern(陳省身)
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784431710844 Complex manifolds without potential theory 小平さんはpotential theoryがお得意だったように見える Complex manifolds without Chern classes Chern先生はChern classのことを「自分の名前を自分でつけるのは烏滸がましいから」と言ってthe characteristic classと呼んでるよね(Bott-Chernの論文)
"the"と付けるのがもっとすごいと思った タイトルにある「Choo Choo」(チュー チュー)とは、英語で蒸気機関車の音を表現する擬音、または蒸気機関車そのものを指す幼児語である。つまり「Choo Choo Train」は、日本語で直訳すると「汽車ぽっぽ」に近い。 >>457
反復積分で無限ループ空間ぽっぽぽぽぽっぽ
ぽぽぽぽ
ねずみ講先輩 天下一家の会は1980年に破綻
被害者数112万人
被害総額1900億円 1978年の1月ごろ
ねずみ講に入ることの得失について
喫茶店で教授に相談している人たちがいた。
金の動きに敏感な人たちを騙す様々な方法があることで
経済の主要部が動いているのかもしれないと思った。 422
Caratheodoryも
「Poincareの定理」を証明している。 Caratheodoryはミュンヘンで亡くなったので墓はそこにあるが
Wikipediaによれば
ギリシャでは2009年に記念館が設立された。
Heckeの指導で整数論で学位を取ったBehnkeに
多変数関数論の研究を勧め、
1932年のICMでは複素多様体の研究を推奨した。
Chernは小林先生にCaratheodoryの論文を読むように薦めた。 Krantzの数学ってカバーしてる範囲がどうしてあんなに広いんだろう?
Terence Taoと同じタイプの天才なのかな? つのだじろうの漫画、空手馬鹿一代の中に、他流派の空手を馬鹿にして
空手踊り、ダンスに過ぎないと云う表現が出て来たのを見て、一瞬原作者の
知識にもしやと疑問を持ったことがあった。 ジョージじゃない方の梶原せんせーは「馬鹿」と「バカ」を明確に区別しています 梶原壌二先生は「有限」と「無限」を区別していたのだろうか 多変数複素解析の問題を
フーリエ解析の手法で解明すれば
それは多変数関数論になる。 多変数関数論を駆使してニューラルネットを解析して貰いたいものだ。 多変数関数論で学位を取った後、ニューラルネットに転向して成果を
挙げた人がいた。 そのためにはまず、ニューラルネットを変数を複素数に拡張して現れる函数を
複素解析函数化したり、佐藤超函数化などして一般化をした上で議論しなけれ
ばならなくなりそうだ。 >>371
岡自身が行き詰ってしまい函数論は停滞した >>371
>>482
>>岡先生自身が行き詰まってしまった
>>そして進歩が止まり今もそのまま
>>なぜプロの数学者は現状に甘んじて
>>ばかりで魂の燃焼を避けているのか
多変数関数論とは岡潔の数学のことであると考えるのなら
それは正しいかもしれない
プロの数学者の使命は岡潔の真似をして函数論を進歩させることにあると
信ずるならば
魂の燃焼を避けていると言って非難することは
正当かもしれない 岡潔以後の多変数関数論の中で
小林昭七のKobayashi pseudometricと
倉西正武のKuranishi spaceは
きわめて高く評価されている。 多変数(複素)関数論の工学への応用例としてはどのようなものがあるだろうか? 少し前、トモグラフィーへの応用を
多変数関数論の研究集会の報告集で見た Henkin-Ramirez-Grauert-Liebの積分公式 >>486
ポテンシャル論はいまだに有用で
パラメータつきのポテンシャル論は
多変数関数論の課題の一つ 緒方秀教、「佐藤超函数論に基づく数値解析」 『応用数理』 2017年 27巻 4号 p.8-15,
doi:10.11540/bjsiam.27.4_8,[日本応用数理学会 「代数解析と数値解析」という本が出たら買うだろうな >>500
いろんなわかり方があると思うが
どんなわかり方をされましたか? >>501
ディリクレ問題を解くのに
ポアソン積分を使うわけですが
シュワルツ超函数では不十分であり
もっと一般化する必要があるということでした
佐藤超函数もある種の汎函数とみなせることや
シュワルツ超函数も佐藤超函数に含まれると
いう話は面白いと思いましたね
このディリクレ問題を別の領域に変えたり
多変数版を考えることによって一般化された
佐藤超函数や別種のものは得られないでしょうか >>502
その問題に関してはこれなんかが比較的有名
Ōshima, Toshio; Sekiguchi, Jirō Boundary value problem on symmetric
homogeneous spaces. Proc. Japan Acad. Ser. A Math. Sci. 53 (1977),
no. 3, 81–83. >>503
さすがお詳しいですね!
今から50年近く前にそんな半単純リー群上やら
対称空間上で佐藤超函数が考えられてたわけですか
境界値問題と表現論には深い関係があるようでして
大島氏のその方面での研究がその後どう進展したのか
いろいろ気なるので調べてみようと思いました
よいきっかけをありがとうございます! >>393
コンパクトな1次元複素多様体と、
非特異射影代数曲線と、
1変数代数関数体(複素数体の有限生成拡大体で、超越次元が1の体)
は、本質的に同じモノという考え。 超越次数が2のものは
三位を六通りに組み合わせて
作ることができる 超越次数が3、4・・となっても
つじつまが合うようにしなければならない 大沢先生の新刊本が出とる
関数論外伝 ?Bergman 核の100 年?
現代数学社 (2022/10/21) Hartogsの分離正則性定理はウィキペディアには
ハルトークㇲの定理として載っていて
内容は正しく記述されている。
Osgoodの補題はその前身として
歴史的な意味がある。これも載っているが
Osgoodがオズグッドと誤訳されている。 Hartogsの正則性定理の証明は簡略化されていないのか?
難しいわりに、殆ど使われてないから改良もされないのか 劣調和関数列の上極限の性質と
ベールのカテゴリー定理 今年は多変数関数論冬セミナーと
第20回岡シンポジュウムの日程が重なっている 今年は岡シンポジウムに
多変数複素解析葉山シンポジウムの講演者が一名 多変数の三位一体についてぜひ質問してほしい
自分は門外漢だからそういう場には出向けない 質問者は講演内容について
少なくともあるトピックについては
講師よりも詳しい場合が多い 馬鹿な質問が許されるのは
専門的な質問が出終わってから >>528
「そんなのできん」で一蹴されそう
もう少し優しい人なら、色々と反例を挙げて1変数の様に単純ではありませんと返されるかな 昨日はスウェーデンの有名な数学者の講演に
韓国の駆け出しが大胆な質問をしていた。 今日はノルウェーの有名な数学者に
韓国の別の現地出席者がバカな質問をしていた。
少なくとも韓国の若手たちの興味は旺盛だ。 >>「そんなのできん」で一蹴されそう
>>もう少し優しい人なら、色々と反例を挙げて1変数の様に単純ではありませんと返されるかな
もし岡潔が「多変数における三位一体は?」という質問を受けたら
どんな答え方をするだろうか。 国際研究集会をハイブリッドでやるのは
現地参加者の旅行日程に配慮しなければならない以上
時差の障害をクリアできない。
講演時間帯をもっと制限して
Zoom専一の集会をもっと増やせないものかと思う。 昨日の講演で紹介された最新の論文を
今日arXivで確認した。
講演者が中身を読んでから話していたのに感心した。 「できない」で済むのか?
なんとか「できる」ようにするのが数学者だろ >>543
地震予知が無理と言った学者を叱った
元警察庁長官がいた。
君は政治家になれば成功するかもしれない。 >>485
岡以降多変数関数論は極端に幾何に振れたのかな? Berkeleyでは小林とChernがYauに決定的な影響を与え
東海岸では、倉西,Kohn,Calabi,Gunningらの影響でSiuが幾何学的な方向に
多変数関数論を引っ張った。
倉西追悼研究集会ではColumbia大ではSiuが
Harvard大ではYauが講演した。 これは一昨日すんだばかり
↓
CONFERENCE ON COMPLEX ANALYSIS, COMPLEX GEOMETRY AND DYNAMICS
_in memory of Nessim Sibony_
at the Laboratoire de Mathématiques d'Orsay, Université Paris-Saclay
CONFERENCE WEBSITE: http://sites.google.com/view/sibony-conference/ >>551
Fornæssは元気そうでしたか?
この人は長年コンスタントにPh.D.を世に送り出していて何気に凄い
直近では多分2018かな >>554
BeraとVermaによる
Bedford予想の解決を紹介していた
ちゃんと論文を読んで中身を理解しているので
すごいと思った。 Fornaes-Sibonyの初期の仕事は
結局引き継ぐ人が現れなかったようだ Vermaさんは去年の多変数複素解析葉山シンポジウムに
Zoomで参加していましたね。
出席できてよかったと、最後に
感謝の言葉を述べておられました。
今回素晴らしい仕事をされたようですが
やはり一流の数学者だったのですね。 今朝Demaillyの弟子が
DemaillyとSibonyが一緒に写っている写真を送ってきた。 多変数関数論冬セミと岡シンポジウムのzoomリンクがまだ来ない >>561
神本丈の話は多分
東大の複素解析幾何セミナーの90分の講演を
詳しくしたものではないか >>多変数関数論冬セミと岡シンポジウムのzoomリンクがまだ来ない
冬セミは参加登録が必要
日程: 12月17日(土)14:30〜12月19日(月)12:10
会場: 東京大学 駒場キャンパス 数理科学研究科棟 002号室 (対面+Zoom中継)
https://sites.google.com/view/2022scvwinter >>563
どうもありがとうございます!
参加登録はどちらも1週間前にしました
どちらもzoomリンクがまだ来ませんね…
自動返信の確認メールはすぐに来ました
他の皆さんはurl届きましたか? 冬セミナーに出ても
岡シンポジウムの最初の30分は聴ける。 よく見たら冬セミは14:30からだった
したがって岡シンポジウムの最初の90分は聴ける 岡シンポに出てから冬セミの最後の講演を
聴きに来る人も
ひょっとしたらいるかもしれない >>568
>>569
お返事ありがとうございます!
僕も岡シンポジウムのは14日に届きました
冬セミのはまだ届きませんね…
去年のはもっと早かったような気がします 東大はカメラが上等だから
Zoomで十分なのだが
今回は定年退職される二人の講演と
懇親会があるから
現地出席しないといけない 昨年は岡シンポジウムの講演で
黒板を使ったものはなかったと思う。 新岡理論入門
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~noguchi/NIO-Front-Chap1-Noguchi.pdf 岡シンポジウムにZoomでも現地参加でも出席してから
冬セミナーの最終日の講演を聞くのもあり シンポジウムとかセミナーとか研究ごっこだろ
三位一体みたいな大きな問題には誰も触れない
ほとんど何の進展もしないヘタレの集まりだな >>582
三位一体というのは大きな問題だね
宗教的には >>582
リーマンのリーマン面と
ヴァイエルシュトラスの解析的形成体と
あとなんだっけ?
要はその三つが同じって事でしょ? ヒルベルトの高木貞治への口頭試問
「代数函数体は何で定まるか?」
を覚えておこう。 訂正
「代数函数体は何で定まるか?」ー−−>「代数函数は何で定まるか?」 >>585
リーマン面と解析的形成体の等価性は有名だが
三位一体は
リーマン面、代数函数体、代数曲線 それで結局 >>582 氏の言ってる三位一体は何の事なの? >>590
その問題に関心を持つ人は
極めて少ないだろう 三位一体とは、父と子と精霊の三つが一体であるというキリスト教の教義のこと >>592
それは >>582 氏が(あてずっぽうで)言ってる三位一体ではない >>591
>>593
結局その問題が何なのか知りたい >>594
こういうあいまいな問題にしか
興味を持てないから? 複素解析における
三位一体は
リーマン面、代数函数体、代数曲線の等価性 多変数関数論における
リーマン面からの展開は 岡、小平、ヒルツェブルッフ、グラウエルト
代数函数体からの展開は ジーゲル、ヴェイユ、永田
代数曲線からの展開は マンフォード、広中、飯高、ハーツホーン
大雑把ではあるが 今朝の一コマ目はインドから帰って微熱が出たという人が
なんとか回復した様子で
東京のホテルからモネのスイレンの絵を背景に滞りなく講演した。
二コマめはフランスでコロナをもらってきた人の代わりに
TMruさんが板書しながら
投稿直前の共著論文を読んだ。
共著者のTMriさんがこの講演の時だけ来ていた。 コロナの予後がはかばかしくなくて来れなかった人もいたみたいです。 フラクタルな領域における関数論(実関数論、解析関数論?)は如何になるか? >>602
見たことがあると思ったらあれがモネの睡蓮だったんですね
最後は等角写像のお話が出ていました ここで三位一体の高次元化について吠えている奴に問いたい
複素2次元=実4次元多様体にはエキゾチック構造がある
とくに R^4ですらエキゾチックな微分構造が無限個存在する
このような状況をどうやって代数的に捉えるのか、問いを明確にしてもらいたい 三位一体の二つ
閉リーマン面と一変数代数函数体の等価性の解説
https://youtu.be/5H5RBKAQtmE >>611
説明の仕方がたどたどしくまどろっこしい
がしかし、頭の悪い自分にはそれがいい
今までわからなかったあることが解決した
高次元化へのヒントのようなものも得られた
ハーツホーンの続きをぜひ頑張ってほしい たしかに、こういう真面目な話を
582は拝聴すべきだね 特異点解消理論などは
古典的な三位一体説からは独立と思うべきか 特異点解消理論などは
古典的な三位一体説からは独立と思うべきか 完備な計量を持つ無限次元複素多様体の
直径が∞なら
すべての定数面が有界集合になるような狭義劣調和関数は存在するか Greene-Wuのharmonic embeddingの拡張も Narasimhanが訳さなかった短編について
直接その理由を尋ねたところ
「読んでも理解できなかったから」
ということだった。 1998年か。こういう内容はなかなかまとめにくい。 >>555
どうもありがとうございました
Fornæssの過去の仕事を調べたりしていました
この人はまだまだ現役の数学者ですよね
お返事が遅くなってしまい失礼致しました 代数幾何では環からスキームを作れるが
代数解析ではどんなものが対応してるのか? 2021年の三宅先生の論説は「数学」に載せてもらいたいくらいだ >>627
例えば佐藤超函数全体のなす環から空間を作れるのだろうか >>629
デルタ関数の2乗はどうなるんだったっけ NYに行ってしまった某先生が昔
「デルタ関数の二乗が定義できない事が場の発散につながってる」
みたいなこと言ってた気がする 物理の論文にはδ^2とか書いてあるが意味ははっきりしない
将来新しい理論が生まれれば整合化できるんだろう 佐藤超函数の枠を超える理論があったよね?
あれだとデルタ函数の2乗はどうなるんだろう >>634
そういうのがあればWikiに出ていそうだが 佐藤超函数は環にはならなくても層を形成するんだよね
その佐藤超函数の層から空間を復元できるんじゃないかな >>636
一般のアーベル群の層からだとなぜ無理だと思う? >>637
いや、佐藤超函数のそういう話題があまりないので
そうやって得られる空間を貼り合わせたりコホモロジー
を考えるとかの一般論があるのでしょうか >>638
>>佐藤超函数のそういう話題
層の「そういう話題」もないと思うけど
>>そうやって得られる空間を貼り合わせたり
具体的に、どうやって得られる?
>>コホモロジーを考える
層係数コホモロジーじゃなく? 二次元デルタ関数 δ(x,y)=δ(x)δ(y) を考えることは普通であろう。
そのときδ(x,x)=(δ(x))^2 は何を意味するか、などと考えても無駄である。 >>640
>>二次元デルタ関数 δ(x,y)=δ(x)δ(y) を考えることは普通であろう。
全く普通だが、今の話には無関係
関係があるのは
629のこれ
>>例えば佐藤超函数全体のなす環から空間を作れるのだろうか >>629
>>佐藤超函数全体のなす環
これがすべてを混乱させている。 いずれにせよ、佐藤超函数全体から空間を作れるのかどうか >>644
>>いずれにせよ
、
「佐藤超函数全体のなす環」が妄言だったにせよ
という意味だと思うが
Schwartzの超関数全体からは作れると思う?
もし作れると思うなら、その方法を佐藤超関数にあてはめたら
同様に作れるのではないか。
もし作れないと思うなら、佐藤超関数でも作れそうもないのではないか。
これでも佐藤超関数にこだわる理由があれば教えてほしい。 三位一体の次は佐藤超関数かよ
的外れもいいとこで迷惑だ
いい加減引き取ってくれ 佐藤超函数にこだわることもないでしょう
例えば、佐藤超函数では上半平面と下半平面で
正則な関数の境界値の差を考えるわけだけれども
同じようなことを四元数体でやればどうなるか? >>同じようなことを四元数体でやればどうなるか?
その為には実4次元の数空間をいくつかの部分に分ける必要があると思うが
いくつに分けたらよいと思いますか? 二つでいいと思います(quaternionic hyperfunctions)
四元数体だけでなく一般のクリフォード代数で考えられてるらしい
それからシュワルツ超函数の積についても研究されているみたい
だから、その新しい超函数の代数から空間が作れると思うんだよ >>シュワルツ超函数の積についても研究されているみたい
>>新しい超函数の代数
では、最初に存在を主張された空間は
超関数全体を含む「新しい代数」に付随しているわけですね。 >>649
>>二つでいいと思います(quaternionic hyperfunctions)
佐藤超関数の場合は
実一変数の超関数を定義するために複素数を使ったわけですが
四元数の場合は、四元数の集合を分けて四元数超関数を定義する
ことになるわけでしょうか。 通常は、O(H∖R)/O(H)みたいに定義されるんでしょうが
上からの境界値と下からの境界値の差での表示も可能かも
「新しい代数」をそのまま使ってはダメかもわからない
適当な制限の上で空間を取り出すことを考えるべきなのか
三位一体はそのままでは難しいので迂回の道を探っています >>652
>>通常は、O(H∖R)/O(H)みたいに定義されるんでしょうが
この場合O(H∖R)=O(H)みたいなことになっていそうな気がしますが 「みたいに」ですから若干の修正は必要でしょう
四元数の場合も、[F]=[F^+]+[F^-]と表示できる >>654
>>[F]=[F^+]+[F^-]と表示できる
この式には修正の必要はないのでしょうね。
念のためですが
[F]は四元数を表していて、それが[F^+]と[F^-]の和になっているのですね。
Fは何を表すのですか? [F]=[F^+]+[F^-]
これはおそらく関数Fのフーリエ級数展開を二つの部分に分けて
書いたものを使って
佐藤超関数の標準的な分解を書こうとしたものだろう。 上半平面と下半平面に分けてなどということを考えるのは、話を単純化するため。
もしも積分で相手をする関数自身が実軸から離れたところに特異性を持っていれば、
その特異性を引っかけないように実軸を囲む周上で複素積分をすれば良い。
しかし、任意の積分で相手をする関数が実数軸の上で連続あるいは解析的
というだけの一般的状況だと特異性は実軸上には載っていないが如何程でも
実軸に接近した状況がありうる。そのような場合でも成り立たせるためには
積分路は実軸に限りなく接近させることになり、その極限では上半平面と
下半平面という話になってくる。ただそれだけのことでしかなくて、
ことさらに上半平面と下半平面の登場を神秘的なものとして捉える必要はない。 >>634
Colombeau algebra のこと? In mathematics, a Colombeau algebra is an algebra of a certain kind
containing the space of Schwartz distributions.
While in classical distribution theory a general multiplication of distributions
is not possible,
Colombeau algebras provide a rigorous framework for this. 上智大の講義録を見た。
ソリトンと無限次元グラスマンだったが
佐藤超関数はこういうところで役に立ったのだろうか 本研究では、多様体上に定義される上記のような幾何的な作用素全体の成す空間が自然に無限次元グラスマン多様体に埋め込まれていることに着目し、無限次元グラスマン多様体と作用素全体の成す空間の位相的な関連、そして作用素全体の空間の構造が初めに与えられた多様体の位相をどのように反映しているかについて調べることを目的とした。とくに作用素全体の成す空間には多様体の微分同相群が作用していることから、微分同相群のコホモロジー類あるいはその離散部分群から構成される葉層束の二次特性類との密接な関連が予期されるので、その関連を明確にすることに研究の重点をおいた。
本年度の研究においてはS^1の場合について主要な二次特性類であるGodbillon-Vey類およびEuler類と、S^1の微分同相群全体のなす空間から無限次元グラスマン多様体への埋め込みから引き戻しとして得られる微分同相群の等質空間上のシンプルレクティック構造との関連が明確にされた(この結果はComtemporary Math.誌に掲載予定である)。さらにこのようなS^1の場合の具体例をふまえて、高次元の葉層束のGodbillon-Vey類に対するConnesにより提唱された非可換微分幾何学の枠組に沿う結果をも得た(これはProceedings of "Genometric Study of Foliation"に掲載された)。 そういえば8元数ケーラーとか
誰かが書いていたような 複素無限次元の場合、正則関数とは、フレッシェ微分可能とガトー微分可能が同値になるのだろうか? >>670
今度の学会の函数論分科会特別講演では
その話がされるようだ 次元が∞だと完備で直径が∞でも
狭義劣調和なexhaustionがない場合がある。 リーマン面のタワーに付随する無限直積の
函数論的構造は如何? 無限変数を有限変数に落とし込む標準的な手続きがあると面白い
再生核はその手掛かりになるだろう 再生核が機械学習で注目されている割には
再生核の理論は数学としては人気がない 変分学的な対数の2階微分の性質の発見が
最近の展開の端緒だったが
その先駆けとなった2004年の論文は
解析学賞に推薦されたときには
黙殺されたという >>681
解析学賞の審査員は殆どPDEの人しか居らんから、分からんのやろ 内容がわからないから誰が推薦したかだけで判断せざるを得ない 審査委員会で分野を担当する委員が適切に説明できない
のも理由であろう
学会賞だと解析学賞でも複数の分野のバトルになるので
弱小の函数論分科会であろうと説明しないと その適切な説明がいかに難しいかは
最近の数学通信に載ったF野氏の文章からもおわかる
「代数幾何の人は解析が嫌いだから読まないし
解析の人は代数幾何がわからないので読めない。」 2ch/5chだと読みもしない本を批評してるのになあ 数学会賞は周り持ちではないが適当に分野を
ばらけさせてることである程度対応してる
解析学賞はPDE主体になりがちで
分野人口も多いから仕方ないかもしれない 解析学賞は小松勇作先生が長年にわたって
あちこちに働きかけて生まれた賞だと
聞いたことがある。 第一回目の受賞者には
小松先生の孫弟子が入っていた 誰かKoebeの予想を解いて解析学賞をもらってくれ >>692
M.Jarnicki and P.Pflug著
Separately analytic functionsに引用された
福原先生の論文↓
Extension of a theorem of Osgood and Hartogs,
Kansuhouteisiki oyobi Oyo-Kaiseki (1942), 48-49 (in Japanese) Koebe circle domain conjecture is equivalent to the Weyl type problem that every complete hyperbolic surface of genus zero is isometric to the boundary of the hyperbolic convex hull of the complement of a circle domain in the hyperbolic 3-space. >>693
一変数なら楠幸男「函数論」を眺めれば一つの方向は見える。
双曲幾何とかかわりの深い等角写像論の難問が
ケーベの予想
多変数だとヘルマンダー >>692
福原賞は函数方程式論分科会の若手中堅向きの賞
解析学賞は函数論分科会,函数方程式論分科会,実函数論分科会,
函数解析学分科会,統計数学分科会の合同の賞
対象が違うのですよ 関数論分科会は複素微分幾何学を積極的に取り込むべきだった
通常の研究集会でも、多変数関数論は複素微分幾何と一緒にやることも多いし、
そもそも別つことが難しい研究内容も多い
現在は多変数関数論の人が幾何学分科会や代数学分科会で講演する有様
もったいない >>699
>>現在は多変数関数論の人が幾何学分科会や代数学分科会で講演する有様
若い時はあちこちで顔を売っておくのも悪くない 常微分方程式のガロア理論のアナロジーがあるらしいから、
偏微分方程式にもあるのじゃないだろうか? 解析学とは本来は不等式の学問のはずであるが、
極限をとったり、微分積分などで厳密な式評価ができる
場合がよくあり、等式で論理を繫いでいけることが多い。
しかし等式はあるいみ等価な変型であるから、かなり
機械的にできたりする。しかし本当に難しい解析は、
うまい不等式評価を行うことで、一部情報を棄てている
ことになるから等価変型ではない。ずさんな評価をすれば
評価はそれだけ易しくなるが、得られる結果もプアなものに
なるので、できるだけ情報を損なうことなくギリギリうまい
評価をするかが見せ所ということなんだろう。
本来不等式になりうる関係が(極限などで)等式になる
という場合が、代数的といえるものだろう。
等式で繫いでいく解析学が代数的解析学と呼べるのではあるまいか? 最近多変数の関数が注目度を高めている。
福水 健次:「再生核ヒルベルト空間を用いた非線形データ解析法」
https://www.ism.ac.jp/~fukumizu/papers/Nagoya_Nov2005.pdf 2005年と言えば
年末にBergman核の
国際研究集会があった。 ヘルマンダーは2005年にBergman核の論文を発表している。
どこかからファーストクラスの航空券代を捻出して
京都まで来てもらえばよかった。 機械学習で(たとえばサポートベクトルマシンなどで)よく使われるカーネル関数は、
線形カーネル
多項式カーネル (これは線形カーネルを特別の場合として含む)
ガウスカーネル
シグモイドカーネル
ぐらいのようだ。他にもっと有用な魔法のようなカーネルがある? ガウスカーネルはBargmann-Fock spaceの再生核の特別な場合だろう 佐藤幹夫先生、亡くなられたか。大山先生のツイートでしか確認できてないのだが。 >>714
俺程度の雑魚にもメール回ってきたから
直接間接ルートある人はもう知ってる メールが回ってこなかったので、
自分が雑魚以下だったことを知った。 論文でも御自分では書かはらへんのに本なんか
他人が筆記したレクチャーノートはいくつかあるよ RIMSは佐藤、荒木、広中、伊藤の時代が
絶頂期だったか 訃報を正式に伝える新聞記事とか学会等のWEBページはまだ? 新聞は近頃数学者の訃報を載せない
Atiyahの時もそうだった 世間の注目が数学者の業績に行かないようにマスコミが規制されているのかもしれない。
国民に真実を知らせずに、目を特定の方向に向かせようという意志の力が。
たとえば、産業の役に立つ数学をした学者であれば報じるが、
純粋数学や高度な数学は無視するようにとか方針が決まっているかもしれないな。 今月発売予定の多変数函数論 増補新装版について
旧版の状態の良いのを持ってるんだけど買い直す必要ないよね?
意外と多い誤植が訂正されてたり内容が改稿されてるなら買うけどさ
東大出版の名著や旧版の増補新装版って中身はそのままなんだよね
直近では2020年の梅村さんの楕円関数論がそうだった
高瀬さんの解題が不要なら買い直す必要もないかなぁと 西野本は岡潔直伝の教えを忠実に残そうとした本
高瀬氏は高瀬氏で、岡論文を耽読した後で
岡理論の原風景を19世紀の数学に求め続けた
そういうものを手元に置いておきたいと思うかどうか 西野が残したいことはわかるが
高瀬個人の解釈なんていらんわ 吉田洋一の「数学の影絵」が
文庫化された。
最初の小文を読んだだけで魅了される。
残念ながら最近の数学者で
これに匹敵する文章が書ける人はいない。 数学の大家、佐藤幹夫さん死去 94歳 「佐藤超関数」など理論示す
https://news.yahoo.co.jp/articles/d602a10d5975589cf3f182258d864b1b24dc6642
「数学の大家」として知られ、関数を極限まで一般化した「佐藤超関数」などの理論を示した
京都大名誉教授の佐藤幹夫(さとう・みきお)さんが9日、老衰のため死去した。94歳だった。
葬儀は近親者で営まれた。喪主は長男信夫さん。
1928年、東京に生まれた。東京大卒業後、大阪大教授、東京大教授、京大数理解析研究所教授、
同所長などを歴任した。
ノーベル物理学賞を受けた朝永振一郎に学んだが、数学を目指した。「佐藤超関数」のほか、
微分・積分などの解析をきっちりと代数的に調べる「代数解析学」、特殊な波の物理方程式の
解析などを開拓し、数学や物理学に大きな影響を与えた。
69年度朝日賞、76年日本学士院賞、84年文化功労者、97年ショック賞。2003年には、ウルフ賞を受けた。 ゲッティンゲン大学の物理学科での講義は
たいへん好評だった。 >>735
買い直さないことに決めました
高瀬さん本人から数学はつまらないって話を聞いてしまったんで
数学そのものへの情熱が消えた人の解題は不要かなぁと
数学史家としての情熱は他の追随を許さない人だと思います
高瀬さんの素晴らしい仕事のお陰で岡潔先生が近くなりました
私見ですが西野本はテキストには向かない名著だと思います… >>744
その本を読むのに必要な予備知識は1変数の複素関数論の入門書で十分でしょうか? >>734
足立っていうスタイン多様体の研究やってた人が、
西野さんのゼミの後でみんなで喫茶店に行ったときに、
西野本(旧版)の誤りをまとめたレポートを西野さんに渡したって昔どこかに書いてた。
なので細かい間違いはあったのかも。新版で修正されてるかどうかは知らないが。 >>744
高瀬史観は岡先生や西野先生の数学観とは
独立に味わえばよいのでは? >>745
東大の3年生の演習でやることになっているらしい
ラドーの定理の証明がついているくらいだから
予備知識としては入門程度の複素関数論で大丈夫では? >>749
ありがとうございました。
高瀬さんの文章が嫌ですが、買うことにします。 >>746
>>748
足立さんって、足立幸信さんのこと?
亡くなったんか!
アホでも数学者になれる法って本は良かったなあ >>751
「アホでも数学者になれる法」
これと「馬頭観音」のカスタマーレビューのファンは
結構多かった。
しかしこの人の論文の査読は
おいしい仕事とは言えなかった 西野本の増補版は高瀬さんとこの人に
書いてほしかった >>746
授業が終わってから喫茶店で学生に手渡してたって話ですよね
足立さんの晩年は家庭のことで色々大変だったようです
>>747
テニュアも取れていない自分にそんな余裕はありません
一発はオリジナルな結果を出さないと先がない 若い人は将来性を認めてもらえるかどうかだから
とりあえずはどこかの最先端の近くにいないと そしたらオリジナルな結果を出しても
少なくとも最初は高望みはできないね >>755
違う。
足立さんが西野さんの本の間違いをまとめて、
西野さんに手渡したって話です。 >>758
高望みなんてとんでもない…
>>759
それは初耳です
そんなやり取りが西野さんとあったのですね
大変失礼しました 岡理論については
原風景だけでなく
現風景もあるだろうに 数学界のロストテクノロジー
エリーカルタンの「動標構」
岡の「不定域イデアル」 「動標構」はファイバー束
「不定域イデアル」は連接層 moving frameは最近の論文でも見かけるが >>753>>759
「アホでも数学者になれる法」に書いていた、足立さんが脱サラして九大の研究生になったときの
受け入れ指導者(大学時代の同期)のS氏って誰?
良く出てくるN氏って西野氏か? フランスのS氏は鈴木さんのことを
天才だと褒めていた 野口先生がかなり前から、弱連接定理で岡の理論を見通し良くしようとしているみたいだが、
野口先生の『岡理論新入門』のP48に載ってる弱連接定理は層の言葉で書かれている。
しかし、数理科学 2022/08 の野口先生の記事 P15の弱連接補題は不定域イデアルの言葉で書かれている。
「不定域」という言葉の意味も少しだけ説明されている。
豆 今月号の数学セミナーの
大島先生の記事によれば
ヘルマンダーの本で育った研究者が
多かったようだ。 馬頭観音
5つ星のうち5.0 著者より
最近読み直して勉強になった。著者の断言癖は昔からで、そう生まれついたのだからしょうがない。読者はアホが言っていることであるし、半値8掛け5割引きで自由に参考?にされることを勧める。
HPを見れば分かるように私は法など説くつもりはない。題名ならず全編至る処出版社側の編集者によって改竄されている。
それはおいといて、どう勉強になったかと言うと、以前はこういう風に考えていたんだぁ〜と再認識したことである。初心忘れるべからずとでもいうか。
誰かが書くと一番よく分かると書いていたが、本当にそう思う。第一書いておかないと、私は全て忘れる。
この本は人によっては意味不明なことがあちこちに書かれている。
最近思うのであるが、何でも数学という気がする。またその何でも、の根底には数学的原理が働いている印象を持つ。
物理における最小作用の原理に類する数学的原理であるが。
それが何か?ということは、これから少しずつ研究をしながら考えていくつもり。生きている限り。
書評とは言い難い書評になってしまったが、絶版になったし、気儘に好き勝手を書いた。それが著者の性分なので、やはりしょうがないといえばしょうがない。 5つ星のうち5.0 素晴らしい本です.どんな形でも良いので再版されることを強く望みます
2017年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私自身はとても面白く,参考になりました.一度企業に "留学" し,
脱サラして数学者になった著者が,数学者になるまでに試した方法をまとめた本.
タイトルに”数学者になる方法”や”大人のための数学教室”とあるが,
数学が苦手て困っている中学生や高校生にとっても勉強の方法のヒントになるだろうし,
数学以外の分野の大学院生や研究者を目指す人にとっても参考になると思う.
あるいは仕事術の一つとして読んでも参考になる部分があるだろうと思う.
再版を望みます. >>771
岡理論新入門の弱連接定理の証明が不十分で、訂正をアップしている
補題2.4.1は、`弱連接定理'では力不足で、証明が未完になっていることが最近 (2022年秋)判明した。
検討中ではありますが、 序文中の弱連接定理に関わる記述は、現状では基本的に`岡の第1連接定理'に変更せざるをえ ません。
特に,p. iv にある項目(i)は削除といたします。 読者には誤解とご不便をかけることとなりたいへん申し訳ありません。
詳しくは、この`修正と補足'をご参照下さい。
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/~noguchi/corr-hosoku.pdf 日本が世界に誇る数学者、岡潔(1901~1978)が「人生の仕事」として取り組んだ、
多変数関数論における3大問題、 ●近似の問題 ●クザンの問題 ●擬凸問題 の
肯定的解決を目標に、岡理論への入門を試みた書。
証明は、著者の最新の研究成果である「弱連接定理」(Noguchi, 2019)と
岡の未発表論文の内容に基づくもので、既存の多変数関数論の入門書にくらべて
大幅に簡易化された。 予備知識として、線形代数、微分積分、一変数関数論、
集合・位相、代数系(環と加群)の初歩的な内容を仮定。
ワイェルシュトラースの予備定理、層係数コホモロジー論、
L^2 空間の直交射影法といった道具立ては用いない、
「ワイェルシュトラースの予備定理」はやはり必要だったということかな?
完全に初等的なアプローチで記述された、まったく新しい岡理論の入門書。 野口さんの感覚だと東大数学科の3年生で読めるようにだろ >>野口さんの感覚だと東大数学科の3年生で読めるようにだろ
朝倉の野口本はそういう触れ込みなので
今度のは東大の1・2年生または他大学の3年生むけのつもりだった
かもしれない 前回の本はコモロジーの知識を前提としていた。それは東大では当然の知識らしい。 >>780
教養課程で時間を無駄にしてるぶん
東大学部生のほうが進捗遅れてるのも知らないの? >>781
何処に紛れこんでも
八回生満期放校処分の奴等は当然卒業させるべきじゃないのにな。 >>775
数理科学 2022/8 の野口先生の記事の参考文献に、
相原、野口「21世紀複素解析入門 コーシー~岡潔」(準備中)
と書かれているけど、
証明不備のために出版が遅れるのかな? シュタイン多様体とか名前がついているが、結局はC^nの複素閉部分多様体 一変数函数論と等角写像論のように
多変数函数論に対する正則写像を研究する分野の名前が出来ても良いのではなかろうか
値分布論がそれに近いのかもしれないが 解析接続の問題に現れる解析と幾何
https://www2.math.kyushu-u.ac.jp/~joe/math/ohsawa.pdf
n 次元Stein 多様体はあるC^N の閉複素部分多様体と双正則同型である。
但しN = [ 3n/2 ] + 1(n>=2) >>788
等角写像論は
1962年の楠先生の「解析函数論」の最終章で
その最後の定理がリーマン写像をベルグマン核で書く公式である。
これはベルグマン核の変換公式の系でしかないが
多変数の場合に変換公式をベルグマン核の漸近解析と組み合わせたのが
フェファーマンの正則写像の研究であった。
ベルグマン核のもう一つの展開は
1946年のシッファーの公式を受けた
1972年の吹田予想から始まった。
2017年のクランツのモノグラフが
シッファーの公式にも吹田予想にも触れていないのが残念だ。
ちなみに、これに関連する最近の仕事は
斎藤のモノグラフに影響を受けた
ベルや山田らによってなされた。 数学科のカリキュラム
・2年生Aセメスター
必修科目「複素解析学 I ]、「同演習」
内容:一変数複素関数論の入門的な部分、コーシーの諸定理など。
・3年生Sセメスター
必修科目「複素解析学 II 」、「複素解析学特別演習」
内容:第4学期の「I」に引き続きより進んだ内容を扱う 3年生の複素解析は
必修・選択あるいは選択になっているところが
多いかもしれない 数学科の科目数って非常に少ないですよね。
全部必修じゃないんですか? 九大のシラバスで
「複素解析」を入れたら
大学院向けの「複素解析大意」がヒット >>791
これ3年の必修科目じゃなくて、学部・院生共通の選択科目だったんじゃないのか?
「複素解析学特論」って科目名はいかにも学部・院生の共通科目の印象を受ける
少なくとも現在の東大では、学部・院生の共通の選択必修科目に相当する >>797
九大といえば、野村先生の複素関数論の本が中々良かった(ちなみに、微積分の本も結構良い)
多変数も書いて欲しかったが、残念ながら亡くなられてしまった 岡以前の多変数関数論の本と以後の本を比較見比べて観て見たいものだが、
日本語で書かれた岡理論以前の多変数関数論の本は何があるだろうか? >>802
本ではないが
日本語の文献としては
福原満洲雄の論説
「Osgood及ビHartogsノ定理拡張」(1942)
がある。
掲載誌は「函数方程式及ビ応用解析」 Wikipediaによれば
*辻 正次:「多複素變數函數論」, 岩波書店 (1935).# 国立国会図書館に収蔵あり。
とあるから、復刊ドットコムにリクエストをだせば、あるいは復刻が適うかも。
著作権はまだ切れていなのかな? 序文から
多複素変数の函数論は,一複素変数の函数論に比較してその研究の困難のため
その進歩は非常に遅れている.この方面で Hartogs の 1900 年代の仕事は
画期的といってよいだろう.次に Levi によって Hartogs の結果が
函数が有理的の場合に拡張された.
Leviの仕事についての認識が今日とは少し違うようだ。 >>772
ヘルマンダーの多変数の訳本に必要な予備知識ってどれくらいですか?
関数解析もPDEもって言われて一体どんだけ〜?どこまで〜?状態です >>806
この本、読んでみたいね。
高瀬先生に現代日本語に翻訳してもらって出版してもらいたい >>808
>>関数解析もPDEも
「初歩的な部分だけ」という意味に決まっている 関数解析:Rieszの表現定理
PDE: 弱解の概念 >>813
>>PDE: 弱解の概念
これマジですか!?
ありがとうございました!! 超関数 ? 微分形式 ? ド ラームコホモロジー ? 層係数コホモロジー は常識 訂正
超関数 、微分形式 、ド ラームコホモロジー 、 層係数コホモロジー の基本は常識 Lebesgue測度の何たるかを知っていて
Bergman核の定義と基本的性質が理解できる程度の
解析の知識があれば
Hormanderは読める >>821
Krantzの2017年の本にある
初心者向けの解説がちょうどよい Harmonic and Complex Analysis in Several Variables (Springer Monographs in Mathematics) ペーパーバック – 2018/8/11
英語版 Steven G. Krantz (著) 807の序文とは辻正次の多複素變數函數論の序文ですか?
この本はおそらく出た部数が極めて少なくて持って居るところは
古くからある帝国大学の数学科の書庫ぐらいでは? 807
LeviによるHartogsの定理の拡張は
正則関数に対する接続定理を
有理型関数に拡張したもので
辻の本ではLevi擬凸性には触れられていない
ある旧帝国大学の図書室でさっき確認した。 Merker-Portenの定理
n次元正規解析空間がAndreotti-Grauertの意味で(n-1)完備ならば
コンパクト集合の補集合上の有理型関数は
全空間へと有理型関数として拡張される。 射影的代数多様体上で
有理型関数の真性特異点集合は
豊富束の切断の真性特異点集合であろうか コンパクトな複素多様体上で
正則関数の真性特異点集合は正則凹か。
すなわちその補集合は正則凸であろうか。 多様体が2次元以下なら正しそうだが
厳密な証明は厄介かもしれない 学習者の為には二変数複素関数論の本が書かれるべきだな。
一般の多変数にいきなり行くのではなくて。
そうしてその次は三変数複素関数論として、その次が一般の数についての本にと。
1,2,3、沢山
というのが基本だから。 3次元以上では簡単で
2次元の時には手のつけようのない問題もあるので
2次元限定より
2次元以上で易しい場合を済ませておくのがよい 低次元トポロジーのように
少変数複素関数論という分野を作って
1変数と2変数の関数論を主に研究するというのはどうかな アーベル関数は2次元までとか三変数までとか結果あるけど
逆に把握してる専門家少なかろう >>835
小平の曲面の分類理論とかやろ
複素3次元は森重文らのミニマルモデル理論 2変数のロジャース・ラマヌジャン恒等式とか
知らんけど >>845
例えば調和関数とヘルマンダー流の違いとかですか >>823
前から気になっていた本でした
まだ手を出す余裕がないけど BakerやOsgoodの流儀で多変数関数論をやってみると
面白い展開があるかもしれない H"ormander, Notions of Convexity って正則凸性とかを議論している本ですか? Contents
1. Convex functions of one variiable
2. Convexity in a finite-dimensional vector space
3. Subharmonic functions
4. Plurisubharmonic functions
5. Convexity with respect to a linear group
6. Convexity with respect to differential operators
7. Convexity and condition (\Psi)
Appendix.
A. Polynomials and multilinear forms
B. Commutator identities Osgoodはドイツ語で本を書いているが
アメリカ人。 11913年のCaratheodoryの定理が
1903年のOsgood予想の解決だったことを
今日初めて知った 数学においてフェンシェルの双対性定理(フェンシェルのそうついせいていり、英: Fenchel's duality theorem)は、ウェルナー・フェンシェル(英語版)の名にちなむ、凸函数の理論における一結果である。 多変数関数論の何(What)が、どう(How)面白いのか
具体的に例を挙げて説明できる人いる? 凸解析の延長線上に多変数関数論が
あると思えばいいのではないか >>867
もしかして多変数関数論に凸領域が出てくるだけでそう云ってる? >>869
まあ、承認欲求だけで数学学ぶって病んでるよね
心の底からそう思う >>866
ほんの一例に過ぎないが
等角写像論に端を発する
複素境界値問題が1950年ごろSpencerらにより構想され
岡理論のアイディアを起爆剤にして著しく発展した。
この方向で
1960年代にHormanderらの仕事によりd-bar Neumann問題や
Bergman核などの解析が進んで
1974年にFeffermanによる漸近解析とその正則写像論への応用が
世界を驚かせた。
Bergman核に関してはこの他にも
21世紀に入ってから
米谷・山口やBerndtssonらによる変分解析、
Blocki、関・周らによる最良L^2拡張理論などが著しい成果で
この周辺で現在の多変数関数論は活発な展開を見せつつある。
つまりWhatはBergman核、Howは上の通り。 やはり高次元の三位一体にたどりつけない限り
多変数関数論はいま一つ精彩を欠く印象はぬぐい切れない >>873
代数函数体からリーマン面を回復する手順を
正確に言える人がそういうことを言うのなら
その言葉にもある程度の説得力があるのだが。 凸解析の延長上に
高次元の三位一体があると思いますか? リーマン予想が解決されない限り
解析数論は今一つ精彩を欠くと言える人は
そう多くないと思う 「多変数関数論」は「関数」を研究する学問というより「複素幾何」の一種の何かになった、、、 >>872
Bergman核が面白いといいたいのは分かったが
どう、というのはただ他人を驚かせたとかいう
数学と無関係のことばかりなのでわからない
数学的にどう面白いのか説明できる?
>>874 あなたのことでしたか Bergman核なんか三位一体の構築に
何の役にも立たんだろうからなぁ >>879
数学的に、かつ歴史的に言えば
リーマン写像との関連では
Osgoodの1900年の論文でリーマンの写像定理が初めて完全な形で証明され
ベルグマン核より先にグリーン関数が注目を集めた。
1903年のOsgood予想が1913年にCaratheodoryによって解決され
KoebeやBieberbach、およびLoewnerの活躍により
等角写像論が関数論の中心的な話題になった。
吉田洋一の「函数論」(1938)の内容はこれを受けたものと思われる。
小松勇作の「等角写像論上」(1944)では
リーマン写像を多項式近似する方法として
ゼゲーの方法に続けてベルグマン核による方法が紹介されており、
このころからようやくベルグマン核が注目されだした。
1946年のSchifferの論文ではグリーン関数を二回微分するとベルグマン核になるという驚くべき結果が示された。これは
グリーンの公式を使って導かれるグリーン関数の二階微分の再生性を
解釈するだけのことだが、関数解析的方法が複素解析に浸透した結果とも
言えよう。
このような経緯を経て、単葉関数論の有名な問題であったビーベルバッハ予想に取り組んでいた人の中で、ベルグマン核やゼゲー核を一般領域上で多変数の場合に解析することの意義と可能性を見出したのがスペンサーであった。
ここを起点として成長したプリンストン学派はコーンやニレンベルグによるPDEの新しい問題としてd-bar Neumann問題に取り組み、強擬凸領域の場合に決定的な結果を得た。これはスペンサーが非常に誇りに思うところであったが、
フェファーマンがこの解析をもっと精密化して正則写像論の基本的な問題である双正則同型写像の境界挙動へと応用し、Caratheodoryの定理の多変数版を確立したことはスペンサーにとっても想定外の驚きであったろう。
三位一体と無関係でも、ここまででも精彩陸離たるものがあると思うが
いかがであろうか。 三位一体とは, (代数) 幾何学的な対象である代数曲線が, (複素) 解析的な対象であるRiemann 面,
および代数的な対象である代数函数体と1 対1 に対応する, という主張である 三位一体とは, (代数) 幾何学的な対象である複素代数曲線が,
解析的な対象である閉Riemann 面,
および代数的な対象である複素1変数代数函数体と対応し
その対応がある意味で1 対1 であるという主張である 881
ちなみに、小松本が出版されたのは1944年の12月
東京大空襲が始まったころだった。
共立出版は神田にあったので空襲を免れた。
2004年7月30日
ICUで国際研究集会があった
講演中後ろから回ってきた紙に
小松先生が逝去された旨が書いてあった。 BergmanとSchifferは共にBerlinで学んだが
Bergmanは学位取得後ロシアを経て米国へ
Schifferはエルサレムで学位を取得後米国へ移動した。
三位一体どころではなかった。 Bochnerもベルリンで学び
Bergmanとは独立に
Bergman核のアイディアを得たが
一般性において不十分な点があるうちに
Bergmanが先に論文を出してしまったらしい。 ツォルンの補題は自分が教えてやったのだと
授業で言っていたそうだ BergmanとBochnerのBergman核は1922年だが
Szeg\H{o}核は1921年 Bergman核はFeffermanの仕事以後の展開も素晴らしい。 複素多様体なら、岡や小平よりもチャーンだろう
となんとなく思ってる Chernの次世代の代表と言えばYauだが
YauはTianにBergman核を学位論文の課題として与えた。
Takagi lecturesを参照 Hilbertもカントもケーニヒスベルクで研究を行った 岡潔が分岐点を含む領域の研究に失敗したことが尾を引いている 「失敗した」という書き方が良くないなら、
岡潔の分岐点を含む領域の研究は未完成に終わったと言うべきか。 失敗か成功かはともかく
分岐点の問題にふれるときに
何故みんなFornaessの例に言及しないのかわからない 三位一体にこだわるのは
岡理論を高瀬本の範囲でしか理解していないから
したがってFornaessの名前さえ知らない 高瀬本なんか読んでわかった気になってるバカがまだいるのか ベルリンで桃園の契りを交わしたベルグマン、ボホナー、シッファーは
プリンストンで天才フェファーマンを見出して
三顧の礼を尽くして新展開を乞う
その結果生まれたのが
ローレンツ平坦幾何の計 C. Fefferman, The Bergman kernel and biholomorphic mappings of pseudoconvex domains, Invent. Math. 26 (1974), 1-65. >>904
研究に先立つ学習という営為自体が学術史をふたたび辿る行為そのもの 高瀬さんも若い頃はグラウエルト、レンメルトの分岐点を含む領域の研究についても言及してたんだけど、どんどん19世紀の数学史にのめり込んで行ったね >>907
これも重要↓
Fefferman, Charles L. Monge-Ampère equations, the Bergman kernel,
and geometry of pseudoconvex domains.
Ann. of Math. (2) 103 (1976), no. 2, 395–416. >>909
フォルナエスの研究に言及したことはあった? 三位一体はあまりに難しかったから
岡の研究自体が闇に葬られたんだろ >>916
>>岡の研究自体が闇に葬られた
実は闇に葬ったのは岡自身であったと思われる。
というのも、フォルナエスの反例が現れたのが1977年であり
岡自身は肯定的な結果が証明できたと
ひそかに近くの者に打ち明けていたので
おそらく研究ノートのたぐいは
フォルナエスのプレプリントを読んだ後、自身で廃棄したのであろう。 三位一体はともかくとして、岩澤以来2変数以上の
代数函数論について誰も書かないのはなぜなのか? 二変数代数関数論だけならPicard-Simart Barth-Peters-Venの
Compact complex surfaces 906
>>ベルリンで桃園の契りを交わしたベルグマン、ボホナー、シッファーは
>>プリンストンで天才フェファーマンを見出して
>>三顧の礼を尽くして新展開を乞う
ここまではまあまあだったが
>>その結果生まれたのが
>>ローレンツ平坦幾何の計
ここは
フェファーマンが三人の前でその答えとして述べた言葉は、なんと
「三位一体の計にござりまする」
であった。
でないと面白くない。 >>913
数理科学2016/12号の野口先生の記事に
フォルナエスの名前が出てるね(P45)
>J.-E. フォルナエス (1978): C^2上非特異2葉分岐領域で(レビ問題に)反例 プレプリントが京大のセミナーで読まれたのは
1977年 学会の一般講演(どこだったかな)で高瀬さんはこれに言及しなかったが
野口さんの講演(京都産業大)では大いに強調されていた。 >>927
>>でないと面白くない。
でないと精彩を欠く。 来週の東大のセミナーは野口先生やな
「多変数複素解析入門講義法」
面白そうやな 微積分は,主に1変数の理論を講義するが,後半で多変数の内容を入れる.
同じ様に,複素解析(函数論)でも,一変数の後につなぎよく,
多変数の講義を段差なく行えるようにしたい.
モデルケースとして'リーマンの写像定理'がある.
岡理論・多変数関数論基礎についてここでは,学部の複素解析のコースで'リーマンの写像定理'の後に,
段差無く完全証明付きで岡理論・多変数関数論基礎を講義する展開を考える.
学部講義の数学内容に日本人による成果が入ることで,
学生のモチベーションに好効果を与えるであろうことも期待したい. >>学部講義の数学内容に日本人による成果が入ることで,
>>学生のモチベーションに好効果を与えるであろうことも期待したい.
日本人による成果を強調するなら
全学共通科目で「関孝和の数学」を半期の必修単位にするべき >>934
関孝和研究所の某先生がアップを始めました 四日市大学関孝和数学研究所ではZoomを使って講演会、SKIMレクチャーズを行っております。講演者と講演タイトル(予定)は以下の通りです。
第08回 2022年03月12日(日)13:00-14:00:森本徹氏「1823年 Kazan, その前後と東西南北;幾何学を巡って」 >>734
西野本の新刊本買った。
目次を見る限り、旧刊と全く同じページ構成で、高瀬さんの解説だけが増えてる。
誤字が修正されているのかどうかは、不明。
ランダムに旧刊と新刊のページを何ページか比較してみたけど、ほとんど同じ印象。
以上報告まで S.Bellは多変数の方法で1変数をやるとよいと言っている。 西野本は昔の版を買えなかった人向けかな
梅村 楕円関数論の復刊の時ほど話題出てない 楕円関数論はいろんな分野で基礎的な素養だが
岡理論はそうでもない 梅村さんの本は複素関数論の入門書を読んだ後にすぐに読めますか? >>950
それは当然のことながら
どう読んだかによる >>951
野村隆昭著『複素関数論講義』に書いてある全ての命題の証明を読んで理解したとして、
どうでしょうか? >>941
追加
新刊には最後の著者略歴に
2005年 逝去
が追加されてる。 その入門書がアールフォルスの「複素解析」ならなおさら なんか🥴の一つ覚えで
アールフォルスの名前連呼する
残念な人がいるね >>956
ああそうか
君の著書でないのが不満なわけだね >>959
あれ、複素関数論の教科書さえ書いたことがない? >>960
自分が数学者だと妄想してる患者がいるのは
このスレッドでしたか 西野本を読むために必要な予備知識は
解析概論の第4章程度の複素関数論 >>963
では、それだとどこで読めなくなりますか? 数学ができるというだけで女にモテるということは決してない
そもそも普通の女は数学なんか全く興味ないしどうでもいいと思ってる
実に残酷な現実 >>961
そのうちしっぽ捕まえて鉄拳制裁だぞお前 >>963
西野本は多変数関数論の初学者向きというよりはむしろ玄人の復習用かと スレタイのわりにグラウエルト先生の話題が少な過ぎる >>966
女が興味あるのは男の収入と**Xのテク
実際にどういう男と結婚し
そのあとどういう男と付き合って離婚するか
見れば一目瞭然
実にザンコクなゲンジツ 一変数と多変数のギャップはどこから来るのだろうか、一変数が出来過ぎか >>972
もしかして多変数複素関数論って
「一変数複素関数論がパラダイスだから
多変数複素関数論はもっとパラダイスの筈」
と思って行ってみたら思いっきり砂漠だった
って感じ?
https://www.youtube.com/watch?v=100rF2VW--0 >>973
不分岐域は日の当たる表道
分岐点を含む領域は見なかったことにしよう >>973
光GENJIはデビューの頃は凄かったって俺の親父が言ってた。
若い俺は知らんが >>973
多変数の第一章で躓く
一松、西野、大沢 青本・喜多の
多変数の超幾何関数を知らずして
多変数関数論を語るなかれ 人名書名ばっかり書いて
理論について書かない
似非玄人ばかりのスレは
ここですか? このスレッドは1000を超えました。
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