虚数乗法論と保型函数
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Shimura, Abelian Varieties with Complex Multiplication and Modular Functions.を読む 志村五郎, 保型函数と整数論i https://www.jstage.jst.go.jp/article/sugaku1947/11/4/11_4_193/_pdf/-char/ja を読んで感銘を受けて(2はこれより難しいので一部しか読んでない) 久賀道郎, 講座の批評「近代的整数論」, 数学の歩み 5巻3号(1957) https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/ ~noguchi/SugakuAyumi/1957ayumi-5-3(1957).pdf を読んで、 志村, 谷山, 近代的整数論 を読もうとしたが、絶版で入手できないので、内容がほぼ同じで新しい>>1 を読むことにした 志村は「数学で何が重要か」(2013)で「相互律が重要」と書いているが、1960年から同じこと言ってたんだな Abel多様体の等分点って、今でいうところのエタールコホモロジーだからな まさしく数論幾何の原点だよ >>4 全然その辺の関係知らないんだけどエタールコホモロジーの中に等分点の情報が入ってるってこと?それとも定義の契機に関係してるってこと? Abel多様体に対し、その等分点の集合は1次エタールコホモロジーと解釈できる 円分体、楕円曲線の虚数乗法、類体論の場合はAbel拡大だから、Galois群の既約表現は1次元だから指標で定まる モジュラー対応の場合は、Galois群は一般には非可換だから2次元以上の表現(カスプ形式から得られる)が出てくる これも今流行りのやつの例になってる >>4 ああっ、まだシルヴァーマン&テイトの3章の Mordellの定理のとこ読んでるんだよ! いきなり6章に飛ばないでくれ!頼むw 「この章では、有理数体Qの拡大体で特に重要なものが、 楕円曲線の等分点(すなわち有限位数の点)から生成されることを述べる」 >>6 Abel多様体ではない一般の多様体の場合はどういう解釈になるの? Mumfordは高すぎるので、Milneのノートと突き合わせてAbel多様体の賞を読む まあ、Picard群とか、同種とかそういうのが分かってれば読める気はする 楕円曲線Eの場合、Eの定義方程式はQにj不変量を添加した体で、これがEnd(E)の最大不分岐Abel拡大なのだか、高次元の場合はj不変量に当たるものがない Aが高次元の場合は、Aを適当な部分群で割ったKummer多様体というものの最小定義体がEnd(E)の最大不分岐Abel拡大を与える、ということが書いてある やりたい分野によるんだろうけど、Abel多様体をスキーム理論で書いた本を読むより、まずは小林昭七の複素幾何の最後とか、Griffiths & Harrisの2章の後半とか読んだ方が役に立つかも >>12 >小林昭七の複素幾何の最後 ここら辺か 第8章 複素トーラスとAbel多様体 §8.1 複素トーラスのコホモロジー §8.2 トーラス上の線束 §8.3 Abel多様体 第9章 Riemann面への応用 §9.1 Riemann面上の線束と因子 §9.2 Jacobi多様体 §9.3 Abelの定理 §9.4 Jacobi多様体の周期行列 >>12 >Griffiths & Harrisの2章の後半 ここの後半の節か Riemann Surfaces and Algebraic Curves Preliminaries Abel's Theorem Linear Systems on Curves Plücker Formulas Correspondences Complex Tori and Abelian Varieties Curves and Their Jacobians 結論 ♪ヤコビア~ン https://www.youtube.com/watch?v=7VXwlZZW2JM& ;ab_channel=%E8%91%9B%E5%9F%8E%E3%83%A6%E3%82%AD-Topic >>9 絶対Galois群が作用するl進数係数のベクトル空間になる 有限体上の代数多様体なら、その有理点はFrobenius写像の不動点 この個数は、Frobenius写像がエタールコホモロジー群に誘導する線型写像のトレースの交代和で表される また、合同ゼータ関数はFrobenius写像が誘導する線型写像の行列式の積になっている 楕円曲線の場合、1次のエタールコホモロジー群への作用の固有多項式は2次だから、ここから有理点の個数を評価するHasseの定理が出る これを、重さ12のカスプ形式の空間に対応する11次元代数多様体に適用したのが、DeligneによるRamanujan予想の証明 >>16 >(不動点の)個数は・・・線型写像のトレースの交代和 レフシェッツの不動点定理 でしたっけ? https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%95%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%84%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%82%B9%E5%AE%9A%E7%90%86 レフシェッツ不動点定理(Lefschetz fixed-point theorem)は、 コンパクトな位相空間 X からそれ自身への連続写像の不動点の数を、 X のホモロジー群の上の誘導された写像のトレースによって数える公式である。 >>16 >ゼータ関数は…線型写像の行列式の積 レフシェッツといえば、こんなのもあったな Lefschetz zeta function https://en.wikipedia.org/wiki/Lefschetz_zeta_function 最近じゃ物理学板で相手されなくなった俺。 数論はなんかモチベーションが… モジュライって、別に分類問題の解を与えるから重要なんじゃなくて、その数学的構造自体が重要なんだよな >>12 ,>>13 >まずは小林昭七の複素幾何の最後とか、 >Griffiths & Harrisの2章の後半とか読んだ方が役に立つかも というかリーマン面はマストでしょう 俺は岩沢先生の代数関数論をめっちゃ読みたい でもその前にルベーグ積分を(要するに解析の基礎を)キチンと学んでおきたい ルベーグ積分はRudinが読めたら、haar測度を使って類体論を 証明してるweilの本を次に読みたい 代数関数論を読むのはそれからになるだろうな その後はやっとこさ志村の保型形式の本に挑める、ここでやっと一区切りかな その後は肥田のR=Tの教科書か、保型表現の本か あとSGAも読まなきゃいけない、おっと、もっと素朴な初等整数論も決して 侮れないからHardyの本でも、・・・って、生きてるうちに絶対終わらねーなこれ 物理もやりたいし スキーム論なんて、可逆層と射影スキームだけ覚えとけばいいぞよ Abel多様体のモジュライに関する完結なノートを見つけた https://www.math.purdue.edu/ ~arapura/preprints/abelian.pdf Tata Lectures on Theta 1と合わせて読むと良さそう Weilのケーラー多様体の本にも、Abel多様体とテータ関数の解説あるんだな >>24 専攻も何も とうの昔に大学卒業したただのオッサンですよ 散歩が趣味 SilvermanのThe Arithmetic of Elliptic Curvesの有限体上とC上のところまで Abel多様体とテータ関数(たとえばWeilのIntroduction à L'Étude des Variétés Kähleriennes) 1変数の保型形式を何か あたりの予備知識があればなんとか読めそうなんだがなぁ 難しいな >>28 >なんとか読めそう それって Shimura, Abelian Varieties with Complex Multiplication and Modular Functions のこと? そんなに楕円曲線やテータ関数の予備知識って必要なん? Abel多様体の知識を前提としているのだから、楕円曲線は知っていて当然でしょ。別にあらゆる事項を把握していなければいけないわけではないが。 そもそも、そこら辺に書いてあること(有限体上の楕円曲線の有理点とか、複素数体上の楕円曲線の射影空間への埋め込みだとかモジュライだとか)は、このレベルの本を読む人にとって大して高度な知識ではない >>32 >Abel多様体の知識を前提としているのだから 前提なの?? その知識自体をゼロからレクチャーする本じゃないの? Abel多様体のためにコンパクトKähler多様体とか群スキームとかを時間かけて勉強するよりも、単に結果を認めればいいと思う Riemann-Rochの定理やSerre双対性なんかを証明してから楕円曲線を勉強し始めるくらい遠回りだと思う >>34 そんなのは当人の自由 私は自分が必要だと思った事はどんな遠回りでもキチンとフォローしたい 志村の保型形式の本を読むために 今はもう淘汰されてしまったヴェイユの代数幾何学を知らなきゃいけないと 聞いたことあるけど これはハーツホーン1章の古典代数幾何学ともまた違うの? 万有体とかいう謎の概念が出てくる また、代数多様体の積は代数のテンソル積と対応するが、整域のテンソル積は整域になるとは限らないので、正則拡大とかいう条件を考慮する必要がある Weilの原典を読まずとも、おそらく志村本(Introduction to arithmetic theory of automorphic functions)の附録に必要事項は書いてある >>1 を読んでて気付いた(正確には、薄々気付いていたが、確信に変わりつつある) これの後ろの2章はそれ以前の章とはあまり関係ない これはAbelian Varieties with Complex Multiplication and its Applications to Number Theoryの続編というより、 後半の内容の本を書いていて、それをself-containedにするために、前の本を微修正したものを付け足しただけ 保型性の裏には2次元のトーラスが隠されていることが多い。 数学セミナー, vol.36, no.8, p.34 (1997/Aug) 重さ2のカスプ形式は f(z)dz が正則ということだから、正則な微分形式 つまり、重さ2のカスプ形式の空間の次元は、モジュラー曲線の種数 XをAbel多様体 x∈Xに対して、t_x: X → Xを t_x(y) = x + y で定める。 Abel多様体の射f: X→Yと、Yのline bumdle L(π: L → Y)に対して、Xのline bundle f*Lが X ×_Y L で定まる。(x∈Xのファイバーf*L_xが、{ (x, a)∈ {x}×L | π(a) = f(x) }ということ) X: Abel多様体 L: Xのline bundle Φ_L: X → Pic(X) を Φ_L(x) := (t_x)*L ⊗ L^(-1) で定める。 Pic0(X)⊂Pic(X)を、 Pic^0(X) := { L∈Pix(X) | Φ_Lが恒等的に0 } で定める。Pic^0(X)にはAbel多様体の構造が入る。これをXの双対Abel多様体という。 レベルNのモジュラー曲線X(N)の種数gは、レベルN重さ2のカスプ形式の空間の次元であり、g ≥ 1ならそのJacobi多様体を調べることで、X(N)の性質も分かった。 ところが、g = 1の場合はJacobi多様体は自明になってしまう。[D71]では、X(N)のJacobi多様体を考える代わりに、X(N)上の普遍楕円曲線族を考えることで、l進コホモロジーを用いて、モジュラー判別式Δに対するRamanujan予想を示している。 これの類推で、ある程度分かりやすくてかつ豊かな構造を持っている対象のモジュライ空間のコホモロジーを弄ることで、何か出てこないだろうか。 ……と去年の暮れから考えているのだけど、何も出てこないね。代数群とか志村多様体とか勉強してるんだけども。 ところで、一元体Funも上記のJacobi多様体ような「位数1だと自明になってしまう」という問題を抱えている。 これも、やっぱり何かのモジュライ空間の中に、その本質が宿っているのではないだろうか。 [D71] P. Deligne, Formes modulaires et représentations l-adiques. Hasse-Weilゼータ函数も、局所コンパクト群の積分で書けるの? >>49 2次元arithmetic schemeの場合をIvan Fesenkoがやってる 一般は未解決だと思う 代数体の整数環は係数体が無いからF_1が見つかるといいな、って話だけど よく考えたらl進コホモロジーは、p≠lならmod pの還元で上手く機能して、全部Q_lベクトル空間じゃん これ集めてベクトル束みたいにしようぜ l進コホモロジーはいいとして、p進コホモロジーはどうなる? p進コホモロジーは難しいから分からない 正直、p進化はFaltingsとかが全部やっちゃってもう凡人に開拓できるもの残ってないでしょ 何年数学板にはりついてんだお前は 中身の無いこと書き込んでる暇あったら 本の一冊でも読んだらどうなんだ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる