>>244 補足

(>>240より)
仮定P’2:「R−Bf:RにおけるBfの補集合で、ベールの第一類集合で、R中稠密である、とする。」
 ↓
結論:この場合は、fは空集合(存在しない)

は、証明可能かもしれません。(定理1.7の証明で、「自動的に証明できている」という主張は無茶では?)

しかし
仮定P’2:「R−Bf:RにおけるBfの補集合で、ベールの第一類集合で、R中稠密である、とする。」
  ↓
 f はある開区間の上でリプシッツ連続である
  ↓
結論: f はある開区間(=リプシッツ連続な開区間)の上で ”lim sup y → x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞”である
 が言える (つまり、リプシッツ連続→”lim sup y → x |(f(y) − f(x))/(y − x)|< +∞” が成立。つまり、Bf内に開区間ありと)
>>205より)

ですから、繰り返しますが
仮定は、補集合がR中稠密で、Bfは開区間など持ち得ない
結論は、Bfは開区間を持つ
です

だから、仮定から結論は、導けない。
この証明は不可能でしょう

だから、
仮定:補集合がR中稠密で、Bfは開区間など持ち得ない

から出発して
結論(A):そのようなfは空集合(存在しない)
結論(B):そのようなfは存在し、反例になる

このように、結論(A)か結論(B)か、どちらかをきちんと証明すべきです

(繰り返すが、仮定:補集合がR中稠密で、Bfは開区間など持ち得ない だから、結論が、Bf内に開区間あり は、まずいよと)

以上