なお、航法に GPS を利用すると、ジャイロや加速度計は従来よりも
低精度(=低価格)のものでも済むようになる。

旅客機では万一の場合を考慮して(GPS 衛星はたまに信号が中断する)、
そこまで割りきらないが、ロケットでは割りきることも可能。
ただし、GPS 高度以上では航法精度の保証はできない。

まあ、打ち上げ需要の多くは LEO,SSO,GTO で,せいぜい少数の惑星探査機が
打ち上げられない程度なので、あまり問題にならないけど。
今後ディープスペース・ゲートウェイが正式に決まった場合は、
建設や輸送ロケットでは結構な違いになる。

GPS 中心で、必要に応じて特別な航法機器を備える選択肢もあるけど、
オプション分は割高になる。