>>444

>時の制約を越えたあってはならない技術

たぶんここでは後者の『優れた人間が不老不死でずっと開発できるから生まれた文明』だと思われます。
だからといって筋が通るわけではないですが。

>…ふと思ったんだが外からマグメルドに入った人間は後追いで不老不死になるのかな

これも推測ですが、たぶん後付けではならないと思われます。
ナマデン方程式では
不老不死なれないため、なるための研究を外国がしたがる。
→マグメルド王国にまつわる物・才能のある人物のパトロンになり、不老不死の秘密を手にいれようとする。
→エレンも才能を注目されていて、海外の投資の買い取ったオペラ座修繕を頼まれている。
としたいのだと思います。(読者には成立しているようには見えません)

>>445

>あれ?クラブで病魔に苦しむ人とかいたんじゃなかったっけ
おっしゃる通りです。
つまりマグメルド王国は、
腹もすけば病気になる不老不死の人間がうようよして、
クラブで病魔が人を襲い、4年前の鳥の死骸が放置され、
レジスタンスを名乗るテロリストが跋扈し、
少女王が政治を放棄し弾圧にかまけているというのに、
きゃっきゃと笑う上品な老婦人がいるという、核の炎に包まれた世界も真っ青のディストピアです。

ーオマケー

マグメルド王国の動向の時系列です
(ジュゼット死亡時を0年とします)

女優ジュゼットとマグメルド王子リュグナート恋に落ちる
→〔0年〕冥王ミラダによりジュゼット死亡
→リュグナート王子or国王(いつ変わったかは不明、このあとは国王で統一します)、
死神ジゼデンを目撃。冥王に復讐を誓う

→国王に対する報われない恋で才能を開花させたセーラ。
国王の命令でエレンと一緒にレガテアを作成
(これ以降のジゼデンと会うまでの間にエレン出奔。時間特定不可能)
→〔10年〕国王の策略でレガテアがジゼデンを刺す。マグメルド王国、不老不死に。

→〔106年〕王国で疫病が流行る。セーラ、少女兵の隊長として営巣地を焼き払い、ピートを拾う。しかしピート死亡。セーラ、操れる病魔を作製する。
→操れる病魔が人間を襲い出す。レガテアは放置。
セーラは自分がやって来たことが怖くなって城を出奔、レジスタンスを作り、病魔を退治する。

→海外との交易により王国が好景気になる。不老不死に興味がもたれ、海外に技術が拡散する。
→〔110年〕ジゼデン復活

セーラ周りが特にひどい…。
セーラは大人の女性になれないという報われない気持ちを、研究にぶつけて才能が開花したとはっきり書かれてしまっているので、矛盾が際立ちます。
セーラは才能が開花する前にレガテアを作製したのか、
10歳前にして報われない恋に悶えていたのか分かりませんが、当時の編集担当が完全に投げ出したことは分かります。