極端な糖質制限をすると糖新生は避けられません。糖新生が行なわれる時には、特にビタミンB6を多く「浪費」します。

糖新生とは別に、肝臓の中ではアミノ酸の1つである「メチオニン」が代謝されます。
このメチオニン代謝でもビタミンB6と葉酸を消費します。

そして糖新生により、これらのビタミンが不足するとメチオニン代謝が上手く回らなくなり、血中に「ホモシステイン」というアミノ酸が増加してきます。
ホモシステインは動脈硬化の元になりますので、循環器系疾患を招きやすくなります。

また、ビタミンB6とは別に、極端な糖質制限はAGE(終末糖化産物)上も問題があります。
食事から吸収されるAGE摂取量(exAGE)が多くなると、様々な病気の原因になります。

その中に老化、シミシワがあります。
ライザップで表彰されるほど厳格な糖質制限をした顧客が、ほうれい線が深くなんだか老けた印象がするのはそのためです。