運動だけで減らせる体重には限りがあることに、科学者らは気付き始めている。
体重には運動量よりも食べ物の種類と量が影響することを示す証拠が積み上がりつつあるからだ。

その最新のものは28日に公表された研究結果で、大量に運動する人と中位に運動する人で、消費カロリーは変わらないことが示唆された。
米国、ジャマイカ、ガーナなど5カ国の成人332人を対象に調べたところ、「活動が低レベルの間はエネルギーの総消費量が
身体運動と連動して増えるが、運動量が高レベルになると運動を増やしてもエネルギー消費量は横ばいになる」ことが分かったという。
つまり、運動を増やせばある段階まではカロリー消費が増えるがその段階を超えると消費は増えないということだ。