力線は定義から何本でも引ける そんだけならどん詰まりだ

天才ファラデーは平行板コンデンサなどの物理実験を繰り返した結果、
一定量の電荷から比例した電気的な量が空間に出ていると仮定すれば
物理実験の結果を矛盾なく説明できるという重要な発見をした。

出自から小学校にも行けず微積分学も学習出来なかったが、
電荷qの量に比例する「電気力線」の数で図示するというアイデアで
その概念を説明することができた。
つまり、電荷qからq/ε(本)の「電気力線」が出入りするという定義
である。(εは空間または一様物質の定数)

後年、マックスウェルがファラデーのアイデアを数学の微積分で厳密に
書き直したのがマックスウェル方程式の最初の式 ∇E = ρ/ε

電気の教科書すら理解できない凡人は天才ファラデーの足元にも及ばない。