>>158 つづき
「通俗解説書」は於いといて、大科学者が書き下ろした一般向けの
解説書も本書と比較していこうか。
内容的には、「物理学の全体」、「相対性理論」、「量子力学」
の発展などについて述べたもの。下記のものをあげる。

(1)「相対性理論」アインシュタイン/岩波文庫
(2)「物理学とは何だろうか」朝永振一郎/岩波新書
(3)「現代の物質観とアインシュタインの夢」益川敏英/岩波書店

いずれの著者もノーベル物理学賞の受賞者だ。
(1)と(2)は、もやは古典とも言うべきもので、読書もおのずから
回顧的ものにもなる。