ある星の光線が左上から大気上層へ入って来ています。地球(大気と地表とをイメージしましょう)は右へ運動しています。そのため、大気上層において光線は僅かに(しかしシャープに余すところなく : 屈折は無視)右へ曲げられるでしょう。これは運動媒質による光の引きずりです。地表上の望遠鏡にとって光行差の方向は雨滴による図解とは逆であるように思われます。また宇宙空間における屈折望遠鏡でも同じく逆でしょう。 物理学者はバカばかり。