「宇宙からのメッセージ・銀河大戦」はフランスで放送された時のように日本でも(それも本放送時に)大ヒットしてほしかった。
特撮研究所による特撮を毎回ふんだんに盛り込んだ東映としては意欲作だった本作の評価がいま一つでなおかつ同時期の作品で予算上初期のシーンとバンク用の部分しか撮影できなかった「スパイダーマン」がヒットしてしまったせいで以後の東映特撮作品は初期とバンク用の特撮部分(パイロット版)及び、劇場公開時や新メカ登場の際に特撮部分の撮影を特撮研究所に依頼してそれを本編スタッフが編集・流用する手法(戦隊シリーズ等の通常回の巨大戦は基本的に本編スタッフとアクション監督が担当)をとるようになってしまったし。
もし本作が本放送時に日本で大ヒットしていたら以後の東映特撮作品も特撮研究所による特撮が毎回ふんだんに盛りまれた作品が史実より多く制作されていたかもしれない。
例えばスーパー戦隊シリーズとかはパイロット版と同レベルのクオリティーの巨大戦が通常回でも毎回見れたかもしれない。
本作が本放送時に人気を獲得できなかったせいで以後の東映特撮作品は悪い意味で変わってしまった。