◆タイム・トラベラー他〜NHK少年ドラマシリーズの特撮作品〜
昭和47年にスタートしたNHK少年ドラマシリーズの中の特撮作品を語る まあスチール写真や台本などをいくら持っていてもそれらは二次的な資料
映像資料にかなうものはない
現在、タイム・トラベラー正続に関しては映像は正編の最終回だけだが、音声のみは全話
残ってるので、スチールと合わせれば作品のイメージは感じることができる
作品によっては数枚のスチール以外全く何もないものもあるので(「暁はただ銀色」とか
「まぼろしのペンフレンド」「赤外音楽」など)、それに比べたらまだ恵まれてると言えよう
個人的にもう一度観てみたい作品は「赤外音楽」である 終末的な世界観をスタジオドラマで
構築したのはすごいと思う 映像の発掘が待たれる 『なぞの転校生』と『明日への追跡』で,
山沢典夫と竹下清治は,転校して来た時に,行動の基になっている考えを
みんなへの挨拶の中で言っている。
山沢−(前略)暴力は嫌いです。
竹下−人間にとって一番大切なことは,名誉を守ることと不正を憎むことだと思います。 展開的には「なぞの転校生」と「明日への追跡」はけっこう似通った部分がある
不可思議な転校生が現れ、その後いろんな事件が起こっていくというような・・・
転校生、山沢と竹下も謎めいたイメージを持ったキャラクターであることも共通
演じる役者もそういう人を探してきたのではなかろうか >>594
山沢典夫役は,直前に高野浩幸から星野利晴に変わったのだから,
そういう役者を探したということはない。
高野浩幸も長谷川諭も子役からなので,表現力が期待されていたと推測する。 少ドラはSF作品以外も秀作が多い
個人的には「ユタとふしぎな仲間たち」「つぶやき岩の秘密」は傑作だと思う
ユタは座敷わらしたちのキャラクターが実にユニーク 主人公との出会いと別れがとてもいい
つぶやき岩はロケの風景もきれいで、ミステリーなドラマとマッチする 主題歌が傑作 >>601
『ユタとふしぎな仲間たち』の主役が熊谷俊哉であることはよく知られていると思うが,
ユタが仲良くなった座敷わらしの一人が佐藤蛾次郎。 ユタとふしぎな仲間たち
1974年5月6日〜8日に放送された。1話25分・全3話。フィルム作品。
全編を1時間に再編集したものが昭和49年度芸術祭に出品され、テレビ部門ドラマの部優秀賞を
受賞している。この再編集版は出品時と受賞時に再放送された。
なお現存する映像はこの再編集版のみ。
この、再編集版でない全3話のものを観た記憶があるのだが、再編集版よりはお話の展開が
ゆったりしていた。この全3話の映像が残っていないのは残念である。
ユタ:役の熊谷俊哉さんがすでにお亡くなりになってるのが寂しい。熊谷さんは2015年の
少ドラ同窓会に出る意欲を持たれていたそうだが、その願いは叶わなかった。 佐藤蛾次郎さんは座敷わらしのリーダー格的役 存在感あったね お寺の鐘の音に乗って飛ぶんだよな 楽しい場面だった >>609
そうだった。ありがとう。
座敷童は,冷害で食べ物が無いせいで口減らしさせられて
成仏できなかったという東北の哀しい歴史を伝えるものだった。 少年ドラマシリーズのDVDは、そこそこリリースされてるけど、少年ドラマオナニー猿くんはもちろん全部定価で買って持ってるんだよねねねねねねねねねね? そこそこリリースされていないな 未発掘の作品の方が圧倒的に多い
有名なSF作品でも「赤外音楽」「まぼろしのペンフレンド」「暁はただ銀色」「夕ばえ作戦」
「続タイム・トラベラー」などは映像の影も形もない
「明日への追跡」と「未来からの挑戦」は全話発掘されてるが、全話DVD化に至ってない
全話DVD化されてる作品だって、もともとは視聴者が家庭用VTRで録画したものがマスター
こんな状態ではやがて少ドラは人々の記憶から消えていくだろう 寂しいことだ 少ドラの記憶が、というよりも少ドラの記憶がある人が順次消えていきそうな >>613
そこそこリリースされてないなら、持ってるの挙げて これまで発売されたNHK少年ドラマシリーズ関連DVD(SF作品以外も含む)
<第一期 全15巻>
・少年ドラマアンソロジーT(タイム・トラベラー、明日への追跡)
・少年ドラマアンソロジーU(未来からの挑戦、ぼくとマリの時間旅行、ポンコツロボット太平記)
・ユタとふしぎな仲間たち
・つぶやき岩の秘密
・その町を消せ!T〜V
・七瀬ふたたびT〜V
・なぞの転校生T〜U
・幕末未来人T〜V
<第二期 全10巻>
・霧の湖
・快傑黒頭巾
・星の牧場
・芙蓉の人
・少年ドラマアンソロジーV(風の又三郎、オハヨウ先生こんにちは)
・あんずよ燃えよ
・家族天気図
・11人いる!
・おれたち夏希と甲子園
・だから青春 泣き虫甲子園 DVD以外にビデオテープ、LD(レーザーディスク)で発売された作品もある
ビデオテープ版のものは解説書が充実していた LDは解説書がほとんどない 少年ドラマシリーズではないが、ファンの多い人形劇シリーズのDVD作品
<NHK人形劇クロニクル 全8巻>
・チロリン村とくるみの木
※「家なき子」と「テレビ天助漫遊記」もそれぞれ1本収録
・ひょっこりひょうたん島
※現存する7本を収録
・空中都市008
※「宇宙船シリカ」と「銀河少年隊」もそれぞれ1本収録
・新八犬伝
※「真田十勇士」も2本収録
・笛吹童子
※「紅孔雀」「リメイク版ひょっこりひょうたん島」、PR番組内に含まれていた「ネコジャラ市の11人」フッテージなども収録
・「プリンプリン物語」
・「ひげよさらば」
・「平家物語」 少年ドラマオナニー猿は、
このDVD全部定価で買って持ってるんだよね? プリンプリン物語は、残ってないって云われてた
アクタ共和国編がいきなり出てたんで、びっくりした
パペット製作のスタッフが録画してたんだって >>618
少年ドラマオナニー猿は、
このDVD全部定価で買って持ってるんだよね? 現在、連続ものSF作品で全話観られるのはこの4作品のみ
・その町を消せ!T〜V
・七瀬ふたたびT〜V
・なぞの転校生T〜U
・幕末未来人T〜V >>626
少年ドラマオナニー猿は、
このDVD全部定価で買って持ってるんだよね? 「怪人オヨヨ」
1972年7月1日から1972年7月24日まで放映。
『オヨヨ島の冒険』、『怪人オヨヨ大統領』の2つの原作から、キャラクターの設定だけを借りた作品。
内容は、非常に実験的なことがいくつも行なわれていた。
この話は劇中の大沢和彦が書いたドラマ作品が現実化した、という設定である。
そして、ドラマ作品がTVでドラマ化されているという設定にもなっている。
また、ドラマ中のキャラクターが視聴者を意識した(視聴者に向いた)セリフをしゃべることもあった。
すなわち、全体のドラマ(怪人オヨヨ)の中に、劇中劇としてのドラマがあり、その2つの世界が交流し、さらに視聴者までも巻き込む、というような作りになっていた。
出演者のほとんどがテアトル・エコーの俳優で固められている。
原作 - 小林信彦(『オヨヨ島の冒険』、『怪人オヨヨ大統領』より)
脚本 - 石山透
演出 - 石川康彦
制作 - 柴田和夫、久保田弘
音楽 - 桜井順
歌 - シンガーズ・スリー(エンディング曲および劇中歌)
キャスト
大沢ルミ子 - 星野みどり
大沢和彦 - 峰恵研
母 - 平井道子
鬼面警部 - 梶哲也
張念天 - 二見忠男
ローレライ - 江藤久里子
ジュン - 加藤信博
名探偵グルニョン - 納谷悟朗
千代おばさん - 牧野和子
ジョンジョン - 中山愛子
ディレクター - 山田康雄
怪人オヨヨ - 鈴木利秋(本編の放送中では役者名が?になっていて、表示されなかった) 「ミルナの座敷」
NHK少年ドラマシリーズの作品のひとつ。放映は1972年4月。
原作:須知徳平の同名児童文学。脚本:川崎九越。
出演:山本善夫、石崎恵美子ほか。
決まった日以外には入室を禁じられた「ミルナの座敷」をめぐるミステリー。 NHK少年ドラマシリーズ作品
『少年ドラマシリーズ』99作品は、次の通り、さまざまなジャンルがあった。
海外(20本)『ロンドン大追跡』『アルプスの少女ハイジ』ほか
青春(19本)『太郎』『あおげばとうとし』『けんかえれじい』ほか
SF(15本)『タイム・トラベラー』『なぞの転校生』ほか
ホームドラマ(15本)『家族天気図』『空中アトリエ』ほか
時代(6本)『快傑黒頭巾』『安寿と厨子王』ほか
コメディー(5本)『どっちがどっち』『気まぐれ指数』ほか
名作(5本)『二十四の瞳』『風の又三郎』ほか
推理ドラマ(5本)『ミルナの屋敷』『つぶやき岩の秘密』ほか
ファンタジー(5本)『怪人オヨヨ』『あなたの町』ほか
恋愛(4本)『悲しみは海の色』『マッティと大ちゃん』ほか 少年ドラマシリーズというと、第1作の『タイム・トラベラー』から、SFものが大看板のひとつ。
筒井康隆、眉村卓、光瀬龍、小松左京など、一流のSF作家の原作をドラマ化したものがずらりと並んだ。
また、池上季実子『まぼろしのペンフレンド』、紺野美沙子(当時は佐藤美沙子)『未来からの挑戦』、
古手川祐子『幕末未来人』、多岐川裕美『七瀬ふたたび』など、
その後、第一線で活躍する女優たちの初々しい演技も注目を集めた。 少年ドラマシリーズ・1972(昭和47)年の作品
1)タイム・トラベラー(筒井康隆のSF小説「時をかける少女」をドラマ化)
2)満員御礼
3)ミルナの座敷
4)とべたら本こ
5)悲しみは海の色(転校生の少年と彼に興味を持つ少女の初恋物語)
6)怪人オヨヨ(TVの架空の人物が現実世界で暴れまくる奇想天外な物語)
7)少年オルフェ
8)どっちがどっち(おっとり夏子とおてんば冬子の双子の騒動記)
9)続・タイムトラベラー 1973(昭和48)年の作品
10)はつさん ハーイ!
11)コロッケ町のぼく
12)暁はただ銀色(宇宙人の美少女に恋する少年のSFサスペンス)
13)気まぐれ指数
14)空飛べ!キャットウィーズル
15)けんかえれじい
16)あなたの町
17)ロンドン大追跡
18)つぶやき岩の秘密(両親の死の謎を探る少年の前に奇怪な事件が)
19)それ行け名探偵
20)ぼくがぼくであること
21)海のセバスチャン
22)しろばんば
23)マッティと大ちゃん 1974(昭和49)年の作品
24)姉弟
25)夕ばえ作戦(タイムマシンを偶然手に入れた少年が江戸時で大活躍)
26)マリコ
27)荒野の王子
28)ぼくのおじさん
29)まぼろしのペンフレンド
30)ユタとふしぎな仲間たち(都会の少年が転校先の田舎で愉快な座敷わらしと出会う)
31)おんぼろ車のドナおばさん
32)悦ちゃん
33)秘密の白い石
34)風の中の子供
35)霧の湖
36)空中アトリエ
37)少年カウボーイ
38)二十四の瞳(壺井栄の不朽の名作をドラマ化)
39)アルプスのスキーボーイ 1975(昭和50)年の作品
40)春の太鼓
41)末っ子物語
42)太郎
43)マッティと愉快な仲間たち
44)六年二組の春は・・・
45)キヨ子は泣くもんか
46)赤外音楽
47)ふたりの追跡
48)珍太郎物語
49)ジュンのあした
50)リバーハウスの虹
51)野菊の墓
52)長くつ下のピッピ
53)すばらしき友人
54)なぞの転校生(超能力をもった転校生が引き起こすSFサスペンス)
55)ぼくのテムズ川 1976(昭和51)年の作品
56)あおげばとうとし
57)二十四の瞳 第2部
58)幼年時代
59)アルプスの少女ハイジ
60)アケミの門出
61)ママの卒業式
62)いつわりの微笑
63)明日への追跡(転校生の謎の行動を追跡し、真相は宇宙へ)
64)長くつ下のピッピ〜冒険旅行〜・〜海賊退治〜
65)地球防衛団
66)いたずらっ子エミール
67)巣立つ日まで
68)森の秘密
69)兎の眼
70)快傑黒頭巾
71)風の又三郎
72)姉妹
73)安寿と厨子王 1977(昭和52)年の作品
74)11人いる!
75)未来からの挑戦(10代の紺野美沙子が出演)
76)きみはサヨナラ族か
77)困ったなァ
78)赤い月
79)アン通り47番地
80)叱られ人生〜サトウ・ハチロー作品集より〜
81)孤島の秘密
82)幕末未来人(少年2人が幕末にタイムスリップ。古手川祐子デビュー作)
83)十三歳の夏
84)白い峠
85)スカイパトロール・チョッパーワン 1978(昭和53)年の作品
86)蜃気楼博士
87)その町を消せ!
88)寒い朝
89)ポンコツロボット太平記
1979(昭和54)年の作品
90)七瀬ふたたび(筒井康隆原作。超能力者ゆえに迫害される少女の悲劇)
1980(昭和55)年の作品
91)オハヨウ先生こんにちは
92)ぼくとマリの時間旅行
93)家族天気図
1981(昭和56)年の作品
94)おとうと
95)星の牧場
96)あんずよ燃えよ
1982(昭和57)年の作品
97)芙蓉の人
98)おれたち夏希と甲子園(女子高生が丸刈りになり、甲子園をめざす)
1983(昭和58)年の作品
99)だから青春 泣き虫甲子園 少年ドラマシリーズには近年リメイクされた作品もある。
1978(昭和53)年放送の『七瀬ふたたび』は、2008(平成20)年放送のドラマ8で、
七瀬役を蓮佛美沙子が演じ、1982(昭和57)年放送の『芙蓉の人』は、
2014(平成26)年の土曜ドラマ『芙蓉の人 〜富士山頂の妻〜』で松下奈緒が主演を務め、
1974(昭和49)年放送の『悦ちゃん』は、2017(平成29)年の土曜時代ドラマ
『悦ちゃん 昭和駄目パパ恋物語』でユースケ・サンタマリア主演で放送された。 1972年1月の放送開始から1973年3月までは毎週土曜18時枠、1973年度から1975年度は
月曜から水曜日、1976年度と1977年度は月曜から木曜日の18時枠の帯番組として放送され、
1978年度から1983年度までは特番として断続的に放送された。
SFからコメディ、海外作品などバラエティ豊かな作品群を提供している。
帯番組時代は大半が東京のNHK放送センター制作だが、1973年から1977年にかけて
名古屋放送局も一部の作品を制作した。名古屋市とその近郊でロケが行われたものも多く、
伊賀上野を舞台にしたものもあった。また、出演者が『中学生日記』と重複することもあった。
東京制作分はSFものを重視していたのに対し名古屋制作分は原作ものを重視していた。
1973年度から1977年度まで18時台の海外ドラマは独立番組として放送されず、
“少年ドラマシリーズ”の作品として放送された。
また、池上季実子や古手川祐子、紺野美沙子といった女優が少年ドラマシリーズで実質上の
デビューを飾っている。 滝田栄主演の『芙蓉の人』の時は,
ついでに撮影された映像を使って甲府放送局が富士山に関するドキュメンタリー番組を作った。
ナレーターは,滝田栄だった。 滝田栄さんはNHKの時代劇や必殺シリーズなどに出演されてるが特撮作品には出ていない
富士山がテーマの作品といえば、やはり石原裕次郎主演の「富士山頂」を思い出す
「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」の出だしにも、富士山をバックにガメラが飛ぶシーンあり 「夕ばえ作戦」
少年ドラマシリーズの1つとして1974年1月14日 - 1月23日に放映された。
笑点の座布団運びでおなじみの山田隆夫が主人公を演じ、アイドルグループ「ずうとるび」等で
後々に活躍する基礎を作ったという事も知られている。ずうとるびの仲間、今村良樹も共演した。
この時点ではまだ「ずうとるび」としての認知度は低かった山田が、コミカル・シリアスの両面で主役を演じていた。
原作と違い、茂は中学生から高校生へと年齢が上げられている。
また、風祭陽子は風魔洋子と名を変えられた。
あらすじは、ゴミ捨て場でタイムマシンを拾った主人公が過去の世界に行き、いろんな騒動を
巻き起こす。NHKにはVTRは現存していない。NHKアーカイブスでは視聴者に資料提供を
呼びかけているが、2017年現在、情報は寄せられていないようでこちらでも全く見ることは出来ない。
(登場人物)
砂塚 茂(すなづか しげる)山田隆夫
高尾先生(たかおせんせい)うつみ宮土理:当時は「うつみみどり」名義
茂の父(しげるのちち)長門勇:1人2役
小泉 右京太夫(こいずみ うきょうだゆう)長門勇:1人2役
風魔 洋子(ふうま ようこ)志摩みずえ
風魔 小太郎吉春(ふうま こたろうよしはる) 誠直也 ゴミ捨て場にあったタイムマシンは、銀色のお弁当箱みたいなものだった
山田君は当時、番組を録画とかしてなかったみたいね・・・ >>644
江戸時代の長門勇が「砂塚殿」と言っていたことぐらいしか覚えていない。 >>646
音声さえも全く残ってないみたいですね。なのでテーマ曲も覚えてない。
最終回、主人公がタイムマシンをどっかに捨てるのは覚えてるが・・・ 夕ばえ作戦のオープニングで流れたテーマ曲は、1976年にフジテレビ系列で放映された時代劇
「江戸の旋風U」のテーマ曲と同一のメロディーとなっているとのこと。共に作曲者は服部克久。 >>648
たしか記憶では、タイムマシンを橋の上から川に投げ込んだように思う 違うかも知れんが 「星の牧場」
1981年、福田勝洋主演、19歳のヴァイオリニスト千住真理子が準主役となり、NHK総合テレビで
ドラマ化され、少年ドラマシリーズとして11月2日・3日に前編・後編が放送された。
この作品はDVD化されている。
不可思議でファンタジックな作品であり、千住さんがとても可愛らしい。 「星の牧場」
キャスト モミイチ:福田勝洋、川津祐介、高田敏江、千住真理子、千住明、杉崎昭彦
麿のぼる、犬塚弘、ジプシー:湯沢勉、パンチョ加賀美、大畠條亮、岸部一徳
坂部文昭
スタッフ 脚本:別役実 演出:佐藤和哉 音楽:林光 >>654-655
いい番組だったな。
ビデオに録画してあるよ。
出演者の多くが音楽家。 人間の心のふるさとを探すような作品でしたね
リアルな人間ドラマの多い少年ドラマシリーズの雰囲気とはまた違う、ファンタジックなお話 『星の牧場』のロケ地は,日光の周辺だったと思うが,
リュックを背負ったもみいちがどこかの山を歩く場面では
尾根全体にニッコウキスゲが咲いていてきれいだったな。
たぶに霧降高原だと思うけど。 「けんかえれじい」
旧制第二岡山中学校の生徒・南部麒六(きろく)は夢見がちで柔らかい物腰の学生だったが、
憧れの女性・道子を馬鹿にした上級生たちとケンカになり、上級生を叩きのめしてしまう。
その様子を見ていた同校OBでケンカの達人・スッポンは、麒六のケンカの才能を見込んで、
麒六にケンカの極意を伝授。
麒六はたちまち学校の不良たちを制圧し、学校最大の勢力OSMS団(岡山セカンドミドルスクール団)
の副団長に祭り上げられてしまう。しかし、学校に軍事教練にやってきた教官と衝突し、岡山を
出奔することとなる。
この作品は高橋英樹の映画版が有名だが、少ドラ版の方は多少ストーリー展開が異なるようだ。
出演:竹下景子、山田政直、誠直也、織本順吉
脚本:須藤出穂ほか 演出:黛叶ほか 制作:柴田和夫 音楽:柳沢剛 少ドラの珍しい写真が載ってる本を発見
アスキーから出版された「懐かしのNHKこども番組コレクション」
写真はそんなに大きくないが、エネルギー・スクリーン装置を持ったおばあちゃんの横に
立ってるケンや和子、お巡りさんの写真や、夕ばえ作戦のカラー写真が珍しい 国宝級のお宝
・島田淳子ちゃんがタイム・トラベラーで着たセーラー服、及びパジャマ
・島田淳子ちゃんがタイム・トラベラーではいてたパンティと着けてたブラジャー
・伊豆田依子ちゃんがなぞ転ではいてたブルマー 少ドラ関係のスチール写真やシナリオなどは意外な所で売ってることも多く、以前、下北沢の
懐かし物店で明日への追跡、七瀬ふたたび、夕ばえ作戦の白黒スチールが売られてた
現在ではオークションで売ってる写真、シナリオなどに少ドラ関係のものが出ている
以前NHKで販売されてたのは、続タイム・トラベラー、ユタとふしぎな仲間たち、幕末未来人、
七瀬ふたたびのテレホンカードであったが、現在では売られていない つぶやき岩のやつ、内容はあまり覚えてないけど
石川セリの歌が妙に印象に残っている 「つぶやき岩の秘密」
原作者は新田次郎。1973年7月9日、7月10日、7月11日、7月16日、7月18日、7月19日の、
18時05分から18時29分30秒まで放映され、1974年3月11日から3月16日の同時間に再放映。
全編ロケによるフィルム制作だったこともあり、大部分の映像が残っていない少年ドラマシリーズ
としては珍しく全話がNHKに保存されており、2001年にはDVDが発売された。
石川セリ「遠い海の記憶」
作詞:井上真介/作・編曲:樋口康雄/歌:石川セリ
1974年8月・9月には『みんなのうた』でも紹介。38年後の2012年8月・9月にはラジオのみで再放送。
石川セリの2ndアルバム『ときどき私は......』に収録。
JOYサウンドのカラオケに収録されている。 俺は石川セリさんを荒井由美さんだと思い込んでいたよ 声と歌い方は似てますな この主題歌は少ドラ作品の中で最も有名な歌でしょう
大塚村小学校6年生の三浦紫郎少年は、早くに両親を亡くして祖父母に育てられていた。
彼は「海のつぶやき」を聞くのが好きだった。彼が生まれ育った大塚村は、三浦半島の
相模湾側にあって、富浜という海水浴場があり、その南に塚が崎という岬がある。
その岬の近くにある岩場では、大潮の日に岩に耳を近づけると、複雑な潮流によって
つぶやくような音が聞こえるのだ。紫郎はその岩を「つぶやき岩」と呼んでいた。 つぶやき岩の秘密
小林恵子先生役で、好き!すき!!魔女先生の菊容子さんが出演してたのも話題だった
菊さんは数年後に亡くなってしまい、当時はショックだったのを覚えてる つぶやき岩の秘密
新田次郎の原作ではラストシーンが異なる
金塊を元の場所に戻す原作より、海に沈める少ドラ版の方が好きだな 映像的に美しい
あの場面のナレーション、それに続く遠い海の記憶が実によろしい 「マリコ」
NHK少年ドラマシリーズ作品No.26 全6回
原作は肺がんで25歳の若さで亡くなった高谷玲子先生の処女作「静かに自習せよ〜マリコ〜」。
愛する父親の再婚をその一人娘が受け入れるようになるまでの心の葛藤を描いたドラマ。
「タイム・トラベラー」の浅野真弓と木下清が再び出演で話題に。
1974年(昭和49年)1月28日〜2月6日・月曜〜水曜、夕方6時5分〜29分30秒放送。
出演者
相川マリコ=浅野真弓、マリコの父・大介=根上淳、父の恋人=高田敏江
白石雅也=木下清 オークションにてつぶやき岩の秘密のハードカバー版の原作本、地獄の才能、明日への追跡
の原作本、まぼろしのペンフレンドの記事等が出てる 「少年ドラマシリーズ」は、1972(昭和47)年1月1日から放送された「タイム・トラベラー」を第1作と
してスタートした小中学生向けのシリーズドラマ。1983(昭和58)年の『だから青春泣き虫甲子園』まで
99作品が放送された。
SF、ホームドラマ、文芸作品、海外ドラマなど多岐にわたり、当時のティーンが夢中になった。
とくにSF作品では「タイム・トラベラー」を初め、伝説的になった作品も多いが映像が現存しない作品が多い。 少年ドラマシリーズ99作品は、次の通り、さまざまなジャンルがあった。
海外(20本)『ロンドン大追跡』『アルプスの少女ハイジ』ほか
青春(19本)『太郎』『あおげばとうとし』『けんかえれじい』ほか
SF(15本)『タイム・トラベラー』『なぞの転校生』ほか
ホームドラマ(15本)『家族天気図』『空中アトリエ』ほか
時代(6本)『快傑黒頭巾』『安寿と厨子王』ほか
コメディー(5本)『どっちがどっち』『気まぐれ指数』ほか
名作(5本)『二十四の瞳』『風の又三郎』ほか
推理ドラマ(5本)『ミルナの屋敷』『つぶやき岩の秘密』ほか
ファンタジー(5本)『怪人オヨヨ』『あなたの町』ほか
恋愛(4本)『悲しみは海の色』『マッティと大ちゃん』ほか 少年ドラマシリーズというと、第1作の「タイム・トラベラー」から、SFものが大看板のひとつ。
筒井康隆、眉村卓、光瀬龍、小松左京など、一流のSF作家の原作をドラマ化したものが
ずらりと並んだ。
また、池上季実子「まぼろしのペンフレンド」、紺野美沙子(当時は佐藤美沙子)「未来からの挑戦」、
古手川祐子「幕末未来人」、多岐川裕美「七瀬ふたたび」など、その後、第一線で活躍する女優たちの
初々しい演技も注目を集めた。 「幕末未来人」
1977年9月5日から9月29日の毎週月 - 木曜日、18:20 - 18:39:30放送、全16話。
少年ドラマシリーズの中では放送回数が多い作品。
眉村卓の短編小説「名残の雪」を原作に制作された。原作では「ぼく」が勤める雑誌社の
守衛である伊藤良平の死をきっかけに、「ぼく」が伊藤さんの妻から遺品を見てくれるように
頼まれ、遺品の中にあった70枚ほどのインク書きの原稿には、手記という形で伊藤と
その友人である和田隆が幕末にタイムスリップした経験が綴られていた…という導入部から
物語が始まる。
和田と伊藤の名前が違うことや、2人が原作では大学生であることを含め、原作にはない
登場人物が何人か設定されている。脚本の蓬莱泰三によれば、2人を高校生にしたのは、
少年ドラマという番組の性格上のことであり、また短編を16話に引き延ばす必要があったため、
原作から「アイディアをお借りし」て制作したためとのことである(後出のシナリオ集あとがきより)。
このことから、登場人物の生死や、最後に元の時代へ帰還できたかどうかについて違いがある。
また、幕末時代のことは、原作では伊藤の手記を「ぼく」が読む形で進むが、ドラマ版では主に
和田の視点でリアルタイムに描かれる。 キャスト
和田文彦:星野利晴 伊藤良:沢村正一 ゆき:古手川祐子 たか:万里昌代 仙吉:犬塚弘
樫岡:蟹江敬三 大津屋:田中明夫 番頭:坂本長利 桂小五郎:森下哲夫 幾松:日向亜希
沖田総司:市山登
放送データ
原作:眉村卓「名残の雪」(角川文庫『思いあがりの夏』所収)
脚本:蓬莱泰三 音楽:樋口康雄 制作:黛叶
演出:佐藤和哉(1 - 4、9 - 12話)、小山攻(5 - 8、13 - 16話)
「なぞの転校生」の星野利晴と「明日への追跡」の沢村正一の二人コンビが主役。
舞台のほとんどは過去の世界である。
DVD、関連書籍等
・DVD「NHK少年ドラマシリーズ 幕末未来人I・II・III」(2001年8月24日 - 10月26日発売、アミューズソフト)
・シナリオ集「幕末未来人」(大和書房) このシナリオ集「幕末未来人」(大和書房)が実にレヤな本で市場で見かけない
この本で貴重なのは巻末の「NHK少年ドラマ傑作選」の資料ページ部分
SF・ファンタジー作品をピックアップし、けっこう珍しいスチールが載っている
有名な、彷徨えるインド人の写真もある 当時、「ラベンダー」という不思議な響きの言葉が心に残った