帰ってきた鈴木清順
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ずっと無かった清順スレ
先日見た「東京騎士隊」は男版「セーラー服と機関銃」みたいな趣で
なかなか楽しめました。 そう、ラグビー・剣道からギャンブル、果ては能までこなす、歌って踊れるスーパーマン 和田浩治ってスゲエ偉そうだった印象が在るが42で死んでるのな 先日から山崎忠昭さんの日活本読み始めたんだが
いきなり大藪批判から始まってるのが笑った。
なんでも師匠の池田一朗氏もそうだったとかで、「野獣の青春」(原作「人狩り」)を
引き受けるにあたって「この原作は一字一句使わない」と決めて仕事にかかったとか。
たしか長谷部監督も大藪さんは好きじゃないと語ってたっけ 東京流れ者
ワシが初めて観た清順映画
今でも一番好きだ
あらすじが目茶苦茶なうえに脈略が無いシーンの続出で度肝抜かれたなあ
後々清順映画はこうなんだと知るんだが
これNHKBSでも放映してたが、清順知らずに何気に観た人は訳分からんかったと思う 解雇されず曽根みたくロマンポルノで連作してたらどうなっていたか。
もちろん大和屋や陰造やキムタケらと組んで。
ツィゴイネルワイゼンという、水木しげるでいう鬼太郎みたいなものを生み出せずにマイナー中のマイナーで終わっていたかもしれないが… 水木しげるでいう鬼太郎がツィゴイネルワイゼンって
どんな例えだよそれ? ツィゴイネルワイゼンは清順にしては完成された映画(長すぎるけど)になっていてらしくない。
悲愁物語やカポネ大いに泣くのような困った映画こそ本流。 悲愁は「美学」もへったくれもない怪作で良かったが
カポネはキツい。はなっから真面目に観ても仕方ないと思わせる「なんでもあり」は退屈。
映像美を狙うとかえって悪趣味になるのはなんなのか?
清順は沢田研二を気に入ってたようだけど、役者としては当時の基準でも顔デカ短足で見苦しい。 ツィゴイネルワイゼンは、凄い映画なのか目茶苦茶な映画なのか今でもよくわからんが、
いつも観終わったら疲れるわ。
まあ、清順グループの壮大なお遊びに、我々が付き合わされてる映画だと思う。 ツィゴイネルワイゼンは清順の「わけのわからなさ」と原作の世界観が予定調和的にスイングしたとして否定する者もいる(青山真治とか)けどそれは贅沢な話で
徹子の部屋に出たり小森のオバチャマに観てもらえたりしたので結果的には正解。
日活時代の同僚が語る清順は嫉妬もあるにせよバッチィ(ケンジット)オッサンだし、アキラは清順ばかりが持ち上げられる現状に違和感を表明していた。 とは言え、本人の想いを無視するなら、清順が石原裕次郎なんか映画で撮らずに済んで良かったでござる、ニンニン。 筑波久子との「暗黒の旅券」「らぶれたあ」中々良かった >>14
青山真治こそ、如何にも青山真治が撮りそうな映画しか撮ってなくて、予定調和の塊じゃないか。
青山の理屈で言うと、青山自身がまず否定されなくてはならなくなる。
そういう偉そうな事は、「世界の中心で愛を叫ぶ」とか「引っ越し大名!」とかを撮ってから言え。 青山真治なんか嫉妬してるだけなんだからそう熱くなるなよw 握手会では相手の眼球を凝視する
眼球の表面に映った自分の顔が笑顔か視認している
とか言ってたな
何か三島由紀夫みてえな表現だな・・・と思った次第 青山真治は基本的には清順を「師」と呼んで崇拝してる。 「ドライヴ」がカンヌで監督賞とったときに、妬みから?批判しまくってた青ちん先生だったが
その「ドライヴ」に感激した清順老がわざわざ監督のレフンに連絡を入れたということがあったな
それがきっかけで「東京流れ者」のリメイク話も立ち上がってたが >>22みたいな物事を単純にしか見られないやつは
複雑極まる思考や感情が隠された清順映画の表層しか見えてないんだろうね 立教系統は根岸作品では遠雷を特に認めなさそうだが
青山は根が遠雷っぽい体質というか、結局は共食いみたいなほとんど理屈で割り切れてしまう作品を撮ってしまうのでした。 役者としての清順は映画よりテレビ向きだと思う。
山羊髭の爺さんという記号を越える魅力があるかどうか曖昧だし。
むしろ、人気のない田舎教師のような風貌だった頃(仙人化する前)の方が映画向きだったかもしれない。 白木マリの「裸女と拳銃」「暗黒街の美女」も良かった 沢たまきの事をいい女だったと、
褒め称えていた鈴木清順 ツィゴイナルワイゼンなどは芸術映画というのでしょうか。
ただ個人的好みとしてストーリーと脚本が面白く無い映画はあんまりよくわからない。
というかストーリーと脚本が面白く無い映画は映画じゃない! >>34
まぁ百闥mってる人はある程度楽しめるけど
鈴木清順は百闥mらない人も楽しめるように作るべきだったね
黒澤も百閧ヘ失敗してるし
好意的に解釈すればストーリーとかはあまりいじりたくなかったんだろう
結論は百閧ヘ旧仮名使いの活字でということだろうね 小林信彦のコラム「ビートたけしの猛毒DJ」の前半が、ツィゴイネルワイゼン讃。後半がビートたけしのオールナイトニッポンを活字で初めて褒めたとされる内容。
そんな時代があった。 >>35
俺は「ツィゴイナルワイゼン」も「まあだだよ」も両方とも傑作だと思ってるが。 喜多方中校長の言葉はオレの人生の支え
あとで思えばバカバカしいことでもその時には命をはってやることがある ここまで「陽炎座」は一言も触れられいない・・・
「ツィゴイネルワイゼン」は紛れもない傑作だが「陽炎座」は大傑作だと思う。
前者を高く評価して後者はそれほどでもない批評家が少なくないが、
その人たちは前者の何を評価したのだろうか?
「陽炎座」は清順の最高傑作だと思うが(異論は認める)
最も大好きなのは「オペレッタ狸御殿」だ
いい加減BD化してくれ 陽炎座はまだ撮影がしっかりしていたから
古典的な意味で秀逸な場面と出鱈目なカット割とチャチな悪ふざけのような場面の混在に驚いたり出来たし
全作品の中でも孤立しているように思える。
しかし、同じ悪趣味(豪華絢爛を好む清順にそのつもりはない)なら、こうしたアングラっぽさよりも悲愁物語の三流劇画のようなケバケバしさの方が好み。
この作品に限らず、演技してるつもりの時の松田優作の顔はいつ見ても違和感がある。
それを清順が異化したなんて風には思えない。 自分も陽炎座派かな
しかし、ピストルオペラのDVDのオーディオコメンタリー面白すぎ 「ツィゴイネルワイゼン」は芸術だが、「陽炎座」は漫画だよねえ。
しかし、漫画になり切れてないようも思う。
原田芳雄の役とかはコメディアンにやらせたりして、もっとハッチャケても良かったのに。
清順の漫画映画のいちばんの傑作は、コレじゃないだろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=-ejY_FJy9NY あぁ 分かった気がする
「ツィゴイネルワイゼン」がそれまで一度も清順の映画を評価しなかった奴ら(批評家含む)からも
絶賛されたのは、あれを『芸術』だと勘違いした手合いが多かったからなのか
お話自体はお化け映画だけど、ゆったりしたテンポと
なんちゃって文学性でコーティングした余裕しゃくしゃくの傑作だと思う ヒャッケンの作風と清順のデタラメが自然な形でスイングしたのは、陰造の貢献度も高い。
ただし陰造は損な役割で、観念的な脚本を奔放な清順がなんたらかんたらみたいな評価が多いような気がする。
夢二の時に愚痴るのも当然。
力のせめぎ合いがなくなると毎度お馴染みの何でもありでございとなってしまう。
ピストルオペラや狸御殿が辛いのは、前者はファン上がりの接待モード、後者ははなっからお約束のナンセンスなので
崩しようがない。 陰造って書くの面白くもなんともないからwww
昔から思ってるけど、脚本がどーたらこーたら言う人って
その脚本を読んでるのかね?ww
「ツィゴイネルワイゼン」も「陽炎座」も脚本家が気の毒になるほど
変えられちゃってるけどな
それに「オペレッタ狸御殿」が辛い人って清順の何を面白いと思うんだろ? 狸御殿は公開当時に見て糞面白くもなくゲンナリした
しかし昨年暮れにブコフで投げ売りしていたDVDを衝動買い
改めて見て驚愕!
何んという傑作か!と腰が抜けそうになった
ここまで評価が激変した映画は自分では初めて
その後ニヤニヤしながら何度も見ている
見ていると何故かニヤニヤしてしまうのだ 申し遅れましたわしゃ中学の時に殺しの烙印に打ちのめされたジジイです >>48
私はあまりの面白さに2日続けて映画館に行った。
結局5回見に行った。
5ちゃんでは(当時は2ちゃんか)どうせボロクソに言われてるんだろうな、と思い
おそるおそる作品スレを覗いたら、意外なことに大好評で
私もたくさんレスしました >>47
山崎忠昭さんも「野獣の青春」で勝手に改変された箇所を全て書き出してたw
個人的には改変された方が数倍映像的だったし、面白くなってると感じたけどね >>51
それは山崎忠昭も「やはり清順は凄い」と感嘆していて、如何に凄いかを納得させるために改変部分を紹介していた。 >>47>>48
美空ひばりがCGで出演して面白い? >>52
いやいやどっからどう読んでも恨み節だったよw
その証拠に、元のシナリオを「映画評論」誌に持ち込んでたし
共作者池田さんの言葉を借りながらクライマックスの演出を全否定してたしね 異業種監督から脚本を無断で勝手に変えられて憤慨していた野沢尚は
ビートたけしのクズ人格はともかく出来上がった作品は認めていたが
村上龍の事は何から何までボロカスだった。
夢二の撮影現場ルポは、現場で脚本をまるっきり変えてしまう清順に心酔しきったライターが感動的だとか書いていたが
脚本家(田中陰造)は
「天ぷら蕎麦ってものは先に天ぷらで酒を飲んで後で蕎麦を食うもんだ
なんて下らないセリフ書くわけないでしょ。それじゃ蕎麦がのびてしまうよ」 野沢尚懐かしい名だ
あれだけのヒットメーカーが何故首つったんだろう プロデューサーは脚本を読んでOK出す訳だろ?
監督が金出すのならともかく、設計図と全然違う家を建てられて納得するオーナーって
普通はいないし、楽譜と違った指揮をされてはオーケストラは演奏できない。
なんで映画だけは全然違うことをしても認められるんだろうね? >>56
「その男、凶暴につき」は、脚本改変なんていうレベルじゃない。
まるで別作品だ。
あれじゃ野沢も怒るに怒れないだろ。 同じことを言っていても、8年余前はまともだったなww
110この子の名無しのお祝いに2011/12/17(土) 09:55:22.47ID:mCLpj05y
夢二に、天ぷらそばの食いかたを講釈する台詞があるがあれは脚本にはないらしく
「天ぷらそばってのは、まず天ぷらで酒を飲んでそれから蕎麦を食べるって、蕎麦がのびちまうだろう。そういうとこがイヤなんだよ」
と脚本家がいつものように不満を述べていた。
「評論家は監督がその場で脚本変えたというと大はしゃぎして持て囃すけど、それで良い結果になるとは限らないからね」 発言者を上野か山根か区別する気もないが
「観客が勝手に抱いた期待を常に裏切るのが清順だ」というチートキャラ肯定論には白けさせられた。
予定調和な「なんでもあり」なんてひたすら退屈なだけだろう。
かと言って、石上のように
「清順さんも人前でキャラを作るようになってしまい、むかしから応援していた我々からするとなんだか遠くに行ってしまった」
という意味の感慨に共感する気にもなれない。
そこまで年季の入ったファンではないし、日活を干された清順に仕事を世話した事もないからだ。
テレショップから始まる金井の清順論がそれらしくて面白い。 >>63
15年、いや20年ほど前から懐かし映画板でもっともらしいデマを書き続けている
かなりリアルでイタイ老いぼれが一人いるんだけど
それってアンタ? 「東京流れ者」はアバンタイトルがかっこいい
Toquio Violenta (Seijun Suzuki, 1966) そういえば、「東京流れ者」で松原智恵子の吹き替えをしてる人ってクラシック畑の人だよね。
何という人か知ってますか? 福岡の上映会、終了後にロビーに立っていたので「面白かったです」と声をかけた。「面白かった?」と答えてくれたと
よく考えたら則文さんのほうだった 『州崎パラダイス 赤信号』を初めて観たけど、
もっと赤線内部の風景が見られる記録映像的なものを期待してたら、
それは冒頭シーンの、しかもおそらくはセット撮影だけで、ちょっと肩透かしを喰らった感じ。
でもストーリー自体は楽しめたわ。 女を殺すシーン見せてるのは「東京流れ者」の浜川が車とスクラップにされるまえ
(転落し仮死状態)、殺しの烙印で浪費家の嫁をトイレで殺すシーン
(頭が打ちぬかれてる)
日本映画ではあまり見かけないですね。殴る蹴るの暴力はありますが
イーストウッドはニューシネマで「俺たちに明日はない」で銃撃で蜂の巣にされる
フェイの微笑が好きみたいだね。あそこまで銃弾受けると臓物まで飛ぶよ 昔は東京や大阪の単館系でよく
「オールナイト清順特集」なんかやってたんだけど、今無いねえ。
偏屈そうな客が多かったなあ。 実はそういう見かけの客こそが
映画に対する感性が柔軟だったりする 数年前、スカの猿島へ渡ったのだが、「殺しの烙印」で、南宏?が、銃撃戦で
追い詰められてトンネルで発狂するシーンそのまま、演じてた人がいた
しかもビデオで撮っていた。きいたら、映画愛好家のフェイスブック集団、
日活映画のロケ地めぐりでした 日活映画のファンはアジアに存在するのだし、「わけの分からない映画」を作って
干されても、悔いはなかろうね。sns仲間でフィリッピンのアクション映画おたくが
「河内カルメン」の主演女優に惚れたと報告があったw
荒んだ男に奉仕する役ばかりの野川、あの役はかっ飛んでて可愛い。 「暗黒の旅券」に出ていた、沢たまきの事をいい女だったと褒め称えていた清順さん 「すべてが狂ってる」は01年からdvd化されてたが、若者風俗映画としては
太陽族っぽいのかな。女優の人物設定と、本人の持つ雰囲気が合致している
ヒロイン称津良子・・お嬢の学生。サバサバ系だが、肉食でちゃっかり者。物事をはっきり
いう男まさりな性格。川地の筆おろし?に協力するが、口げんかに・・
中川姿子・・女らしく、苦学生の娘。同棲のすえに妊娠。医師から堕胎可能な時期
まで知らされ、パニックに。
吉永小百合・・・社長令嬢、犬がいい
見事に新人女優ばかりで、称津が上野樹里にちょっと似てるかな。中川の役はかまとと
娘で長く付き合うというより、男にうんざりされて逃げられるタイプだ。でも、かわいい
団塊サユリスト需要で結構見てる人が多し。ロケも素晴らしいし、川地も清順作は
いい役ばかり。 中川姿子が芦田伸介(芦田にとって川地は妾の子)の
別荘で「お・じ・さ・ま」って猫なで声で誘惑するシーンもすごくいい。 もう20年位昔だけど、俺の映画好き知ってる広報部の部長から、社内広報誌に何か映画の話を書け、と命令が有ったんだ。
で、ヨッシャとばかりに「殺しの烙印」について書いた。当然ながら全くうけず反響も無かった。
若くて空気読めない時代だったなあ。 >>81
どんなこと書いたのか知らんけど内容によるんじゃねえの?
ピストルオペラが ’01くらいだったし
映画やドラマで露出は多かったから
ヘンな爺さんとしての認知はけっこうされてたはず
まあレスからは文章力は期待できそうにないが 無邪気というか、何も知らぬ娘が悪い大人に踊らされ、堕ちていくのは
「悲愁物語」もだな。タレントゴルファーの甘い生活も、取り仕切る師匠である
原田芳雄に性的に虐待され、金をむしられる。人身事故によって江波にも従う関係が
生まれ、自傷行為(江波の旦那との浮気やお偉方との枕営業)に、にた行動にも出る
新人の白木葉子の無機質な美貌によって、にっかつロマンポルノ風味なんだよな・・ そんな真面目な映画だった?
無茶苦茶な映画だった記憶が。 子供が出てきちゃって、変な映画になったね。
脇があんなに豪華じゃなくて、アイドル系の新人女優
梶原さんが嫌がるだろうけど、ロマンポルノ、監督でしっかり撮ってほしかった。
白木がカマトトぶるほど、原田の怒りや暴力が酷くなるのは案外いいね 清順インタビューだと沢たまき凄い絶賛だな。たまきに似てる西田佐知子で歌謡映画撮って欲しかった。声もいいしね。西田佐知子は赤木も渡もファンである。 山内賢・和泉雅子主演の「二人の銀座」のオープニングがやけにカッコいいな、と思ったら美術が木村威夫だった。納得。 一番の女優役得は河内カルメンの野川だよ。キュートで愛らしい、いまのsns時代にも
ああいう軽くてかわいい愛人(オツム関係なし)なんか探してるおっさんは沢山いる。
野川の役はパパ活ってほどの受身でもないしね。川地もめがねで格好いい。
管理された売春でもなく、自由奔放な娘がたまらない。
筑波さんは早期映画界引退で「らぶれたあ」が遺産になったな カルメンは中身もあるしな。若いときの役ではあるけれど、野川も美人の
くせに気取ってないし。スタイル抜群だしね。安いキャバレーの騒ぎっぷり
も楽しそう。
フォードが苦しみ、亡くなった娼婦の葬式を遺作で描いたが、
清順は日活干される前の娯楽の範囲で「かわいい女」を追求したw 渡哲也氏死去、合掌。
「東京流れ者」は清順で一番好きな作品。
というか、清順を知ったのが「東京流れ者」だからそのインパクトが今に至るまでずっと続いてる。高校2年の時だからマセたガキだった。
雪の中の意味が無い赤提灯に一番驚いたなあ。 >>78
「暗黒の旅券」筑波久子の演技が駄目だったとか、どっかの映画評論家がインタビュー時に発言したら、筑波さんに言っておきますと庇う清順さんは素敵。 鈴木清順論 影なき声、声なき影
上島春彦
本体 10,000円
http://www.sakuhinsha.com/art/28249.html
読みたいが高い >>96
そういうような、単なる作品評論の羅列の本って、誰が買うんだろう。
てか、何の意味がある本なんだろう。
著者の自己満足の意味しかない。 >>94>>95
高くて買えないけど、しょうもない文章を長々と書き並べしている本に見本を読んだ時に感じた。 キネ旬で著者(元アップル通信編集長)があれこれ語っている。 原作者の梶原一騎さんが映画界で仕掛けたのが「悲愁物語」だった。
清順復帰もそれに乗ったわけだが、当時は梶原さん、公明党からオファー
を受け、政界にも色気をみせていたが、辞退。それ以降は作家業、対談番組のみ。
昭和50年代に突入し、大物ぶりを発揮した
今東光さんが自民から全国区で出たり、一流作家が簡単に出馬する時代でしたね
一生食える身で党も打診してるのだろう
今は落ちぶれタレントの墓場だが 五年ぐらい前に出た小林正樹さんの本は七千五百円程度、
去年に出た神代さんの本は一万三千円ぐらいでした。
映画関連の豪華本は一万円を超える時代になったのかもしれませんね。 高くてもいいから買って寝転びながら読み耽りたいけど、そういうのには適さない本の作り。
かと言って文庫にするといろいろ端折られそう。 日本初の小林正樹研究書でめちゃくちゃ高価なのに
突然「アベガー」って安倍総理批判の文章が出てきて
ひっくり返ったわ
本なんて30年後50年後も読まれる可能性があるのに
単なるプロパガンダに小林正樹を利用していてダイナシだわ 安倍のやったことは30年後50年後も批判されて当然だからなあ >>106
最近は文庫の方がいいだろ
増補とか訂正とか初版の単行本より良くなってたりする たった10年で世界第3位の移民国家にしちゃったからね
今は田舎いっても外人ばっかり
恐ろしいことだよ 名優・小池朝雄をも活かした石井監督、清順はスター・システムにアレルギーを
持ち、回想録でも「忘れた」「俳優を見る目がない」を連発。
大島渚監督も端役俳優に興味があるだけ。
同人誌とかシナリオの会で夜遅くまで役者の卵と居酒屋で語り合う若き大島監督
って興味ある。新劇スターアレルギーでもある。 大島渚は「一に素人二に歌唄い…」と言うけど、常連は新劇で固めていたし
清順にアクション俳優としての松田優作を薦めても「旭に比べると体力がないし…」と必ず答えていた。 >>111
>>112
何を言おうとしてるのか、よくわからん。 大島、新劇スター嫌いなのは、芥川比呂志が頑なに大島作に出演拒否したから。
地味な役者さんなら好きなんじゃない
大島さんはあらゆる階層から差別されてと僻んでるからな。 青春残酷で芥川にダメだしされ、再度オファーで芥川は脇役(津川主演)。
交流もなかったそうだ 清順は松竹の監督連中が良家の子息ばっかりで怒りを覚えてたらしいが
日活の監督も金持ちのお坊ちゃんは居た。アクションだと井上梅次、牛原。
師匠の野口監督はどうなんだろ >>117
鈴木清順自身も日本橋あたりの商家のボンボンじゃないの? 「東京流れ者」
「何でえ!歌なんか歌いやがって!」 デッドプールを先取りしていた >>115>>116
大島渚と、芥川比呂志はどう考えても合わないと思うけど >>115
いや、>>112は「常連は新劇で固めていた」と言ってるんじゃん。
実際そうだったし。
ここのところ、それぞれの書き込み同士がちっとも噛み合ってないな。 >>120
「いいとも!」という言葉も、「笑っていいとも!」が始まった時点で既に死語だった。
日活アクション映画の中で聞いた事ある言葉だな、と思った。 いいとも、は洋画や海外ドラマの吹き替えでは今も健在
そう頻繁に聞けるわけではないけど
「食事行くけどどう?」
「いいとも」
な感じでわりと使ってる 大島は田舎の研究者(博士号くらいあるのかな)の息子
清順は商売人の息子だな。
大地主(山林王)でみな働かない一族で育ったのは清水宏監督。3度目の妻が土地を寄贈する
松竹脚本や演出部は山田洋次や寿賀子みたいな従順な人がいいんだろうな >>125
山田洋次は鎌倉シネマワールドにハッキリと怒ってたよ。
橋田寿賀子は「映画界の女性クリエイターへの白眼視」に怒ってたが、それだって実質は松竹批判でしょ。
あの人は、映画会社は松竹しか知らないんだから。 清順も大卒就職難の時代だね。鎌倉アカデミアで下地は出来て、松竹の助監督に
合格。
大島は京都・鳴滝組のような職人集団を探したが、松竹助監督に合格。就職試験
ですべて落ちてしまった
二人とも就職できなきゃ教師に。って考えだね 96の本を見かけました。
本の中は見ていないですが、映画評論の本にしては
判型が大きいですね。高額の理由なのかな。 「カポネ」プロデューサーの奥山
これは、清順さんが持ってきた企画ですね。その時点で、もうショーケンとジュリーが主演だと決まってて、タイトルもユニークだし、即決でやることにしたんだ。
金のかかる企画だったけど、スポンサー探しも、あの二人のネームバリューがまだ強かった時代だから、どんどん決まって行ったね。
撮影も、ライバルと言われた二人なんで心配だったけど、トラブルもなくてね。
ただ、田中裕子さんがね、すごく演技のうまい女優なんだけど、監督の狙いと違うということで、かなりダメだしされて、ギクシャクしたことはあったな。
でも、それくらいで、本当に順調すぎるくらいだったんだよ・・・
う〜ん、あの詰まらなさは何なんだろうね・・・清順映画の中でもワーストでしょう・・・
映画作りって、ホント難しいよね。逆に、トラブル続きの映画が傑作になったりするんだからなあw
でも、監督はやりたいことやってご満悦でね・・・あの時ほど、プロデューサーという仕事が空しく思えたことはなかったよ。 カポネはラストに奇妙な叙情がたちこめる。
画面は悪い意味でペラペラだし、せっかくのショーケンも短足ジュリーもタコハイ女もみな空回り。
役者チャックウィルソンを活かしたのはビーバップオヤジ。
こんな映画がうちの田舎でも公開された。 蓮實重彦も、カポネ持ち上げた文章を単行本には載せなかった。 「ぶっ飛んでる」のと、「ズレてる」のは違う。
例えば黒澤明だって、『七人の侍』なんかは最高にぶっ飛んでたからこそ傑作だったんだ。
黒澤も清順も、晩年はただ「ズレてる」だけだった。
(『まあだだよ』は、かなりぶっ飛んでると思えて、俺個人は大好きだけど) 80年代の清順については蓮實、山根、上野等の評論家が囲いこんで
清順に関する言説を支配してましたね。
彼等が清順を過剰に持ち上げ、批判を許さないような空気を作り
独特な窮屈さがあったと思います。
マニアの人達も黒澤明批判はできても
清順批判は口籠るようなところがあったのではないでしょうか。 それは言える。
カポネと陣内が出た結婚とか。
ああ言う清順もある。 清順の映画はダメでもなんか許せるんだよなあ
元々メインストリートじゃないからかも知れないが 山根だって、黒澤と清順それぞれに疑問を呈していた。
「この作品にメッセージなんてない」と強調する黒澤と
「今回はわかりやすいでしょ」と繰り返す清順。
八月の狂詩曲にメッセージがないわけはないし
夢二が(これまでと比べて)わかりやすいわけでもない。
黒澤や清順がそうしたアピールをしなければならない状況が不健全だと。 早くから清順を評価した代表格でブランク期に仕事を世話した石上三登志は
「清順さんも変わってしまった」と嘆いていた。
世の中渡ってゆく為には仕方ないのかもしれないが、達観した仙人風のキャラを演じるようになってしまったと。
蓮實らも例によって映画ジャーナリズム内の「政治」活動はしていたが
ツィゴィネルワイゼンにしても陽炎座にしても批判すべき部分は的確に押さえていたし、「日活時代の方が良かった」と言う者(これは多かった)を押さえつけていたわけではない。
小林旭も、昔のことを訊かれた時に当時の背景をまったく無視して清順清順言われる事に違和感を示していた。 上野の「観客の期待を裏切り続けるのが清順なのだ」という、ありもしない永久革命を支持するようなフレーズにはさすがにちょっと待てよと思ったけれど。
こういう言い草は上野自身が批判しかねない、人々を思考停止に導く安易なものだと思うのだが。 狂った1頁がnhk映画百年特番のオープニングだった。
川端さん率いる映像感覚集団、芸術家がメインだけどね。
清純が芸術家クラスに持ち上げたの一部の評論家なんだよね。。 柄谷行人
「(アメリカの)大学で『狂った一頁』を上映した時にはこの映画を知らなかった学生たちは感激してましたね。
その前に『青春残酷物語』が上映された時には失笑しか起こらなかったのに(笑)」 「母に捧げるバラード」が実現していたら、悲愁物語どころではない違和感を提供していたと思う。
観たかったような、観たくなかったような。
たとえ失敗したとしても清順美学とやらで傷をごまかせそうな「ゴーストタウンの赤い獅子」などよりも引っかかる。 さて、嫌われようかなw
>>135
>>黒澤も清順も、晩年はただ「ズレてる」だけだった。
最後の長編「オペレッタ狸御殿」がズレてるように見えるのか
私は猛烈に大好きなんだけどね
>>136
>>80年代の清順については蓮實、山根、上野等の評論家が囲いこんで
>>清順に関する言説を支配してましたね
こういう知ったかぶりはイタイ
むしろ80年代はそれまで清順についてほとんど語らなかった奴までも
自分は昔から評価していたと言い出した 「清順はヘン」というのが前提でそれを楽しみに待機してる層は
日活作品のリバイバル上映の時点ですでに存在していたという。
金井美恵子によると、封切り時に東京流れ者を観た劇場では、工員らしき若者が「何だよこれ?」「ワカンねぇよ!」と不満の声をあげていたそうだ。 >>146
「母に捧げるバラード」は、脚本が発表された事はある?
そもそも何で清順に話が持ち掛けられたんだろう。
しかも、あれ、東映だったんでしょ? 意味がわからない。 >>145
「悲秋物語」の失敗の原因は、プロデューサーだった梶原一騎から押し付けられたヒロイン(彼の愛人だった)と、
それに、撮影スタジオが松竹大船だったせいじゃないだろうか。
でも、メインスタッフは日活の者たちばかりなんだよね。意味がわからない。
現場は大混乱だったんじゃないか。
http://www.jmdb.ne.jp/1977/da001390.htm >>141
渡哲也は『東京流れ者』について質問された際に、
「まァ僕も当時は若かったんで、何もわからず、ただやらされてただけでした」
と言っていた。
でも、それが良かったんだよ。
小林信彦が昔、小林旭の事を‘無意識過剰’と評していたが、
それはアキラに限らず、すべての日活俳優に当てはまる。
『陽炎座』での松田優作なんか、
「いま、私は、清順作品で主役を演じています」
と、顔に書いてある。
それがウザったい。 >>144
『青春残酷物語』がアメリカ人に理解されないのは、仕方がない。
日本のいまの大学生にだって理解不能だろう。 >>144
大島は痛いの多いからな。
太陽の墓場なら理解できたろう。 久しぶりにこのスレにレスが付いたと思ったら
懐かし映画板で有名なアタマのおかしい人が
例によって、誰それがこう言っていたというデマを交えて
延々と自演しているだけだったww
まぁよい、枯れ木も山の賑わいだ、と言いたいところだが
コイツ、根本的に映画音痴なのでイライラするのだ ピストルオペラ値下がりしたので見てみたらおもしろかったな 「悲秋物語」失敗かな?
カポネと比べたら、娯楽作品として一般も楽しめるだけの度量はあると思うけど 個人的には清順ベスト10に入る。
昭和50年代のカラー現代劇というのをもっと観たかった。 これまでの清順作品の中で最も醜い主演女優と誰か(確か蓮實)が書いてた。
だらしないグラマーさも含めて桜庭あつこにちょっと似てる。
桜庭あつこと羽賀健二の「シルバー」というVシネマがあったけど、三池崇史ではなく清順に撮ってほしかった。 四方田犬彦が最後にテレビ画面が割れるからテレビ放送しないといっていたが、90年代にした。 そういえば最後のシーンの野呂圭介は、アイズワイドシャットの日本人に似てるな。 悲愁物語も結婚もテレビやテレビ局批判(おちょくり)があるけど、フェリーニもそうだった。
むかし面と向かって「フェリーニからの影響」を訊いた者が清順を激怒させたというが
本人は中川信夫のやり方にショックを受けたのと、中平康を意識していたと語る。 フェリーニの影響下にあると思われる日本の監督
寺山
村上龍
相米
たけし
ガイジンではウディアレンもフェリーニ病だった。 >>164
木村威夫は8 1/2が一大転機となったと証言してるし
少なくとも美術方面からその影響をうかがえるのは確かじゃね >>165
寺山は、そりゃもう露骨だよね。
『田園に死す』がカンヌ映画祭のマルシェで上映された際には、まだ寺山が欧米では無名だったせいもあって、
「フェリーニの日本版」の一言で片付けられたとか。
たけしは、1991年刊の「仁義なき映画論」の中で、『8 1/2』について、「初めてフェリーニの映画を見た」と語っている。
宮崎駿作品の定番キャラである‘宙に浮かぶ(空を飛ぶ)巨大な物体’というのは、フェリーニからの影響だと思う。
特に、『魔女の宅急便』のクライマックスの飛行船の描き方など、フェリーニの演出タッチそのままではないか。 あの本でたけしはフェリーニという存在自体を知らなかったようなフリしてるのが不自然だし、ハッカニブンノイチ初めて観たというのも疑問。
よそで発表した洋画ベスト3(ガラスの墓標、フェリーニの道化師、女は女である)が時期的にたけしの若い頃の作品ばかりで、もちろん「映画なんかほとんど観たことない」というのは監督やるようになってから言い出した営業トークである。 おいおい、黒澤関連スレでデマばかり書いていたキチガイジジイ
しばらく見ないと思っていたら今はここに粘着かw
>>167
>>『田園に死す』がカンヌ映画祭のマルシェで上映された際には
「田園に死す」はカンヌのコンペ部門だった
この時点でダメだ、このジジイ
宮崎駿とフェリーニを結び付けるあたり、いつものことながら
映画のえの字も分からないw キチガイジジイの過去レス抜粋
373 この子の名無しのお祝いに 2005/05/26(木) 03:18:39 ID:8tDpHbQW
オープニング上映されたんだが
なんかクライマックスのまあだだよ〜合戦がカッコーの巣にしかみえへんという
反応だった
「まあだだよ」が招待作品として上映された年のカンヌのオープニングは
アンドレ・テシネの「背徳のささやき」だったんだけどねw たけしは映画を見てても見てないと言うからな。
力道山の映画見てたとか、
処女の泉をポルノだと思って見に行ったとか。
実際はソナチネの原題は沖縄ピエロというらしく、
ゴダールの影響が見られる。
若い頃は浅草の名画座に通っていたんだろう。 フィリップカウフマンも、ポルノと思って処女の泉を観て映画にハマったと言っていた。
たけしは監督するようになってから映画に興味ない門外漢アピールを繰り返したが
フーテン時代の居候先のホモにつき合わされて映画観まくったり
フランス座時代には、浅草六区で勤務してる者に与えられるフリーパスで暇にあかせて邦画を観まくり(若富主演作品で泣いていたという)
売れてからもラジオやインタビューで聞かれてもいないのに映画の話をして
糸井重里との対談や著書の増補改訂版では「映画監督をやってみたい」と発言している。 >>169
>>170
人違い。
『田園に死す』については勘違いだった。ゴメン。 >>168
しかし、「仁義なき映画論」の中で文芸坐について「若い頃によく来てた」と言ってるし、
フェリーニについては嘘は言ってないんじゃないかなあ。
浅草の名画座の常連だった話は、『その男、凶暴につき』以前からよくしていたよ。
ゴダールについては、そりゃ若い頃から見ていただろう。
若松プロに出入りしてたくらいだから、仲間に教えられたりしてただろうし。 編集者が用意した作品をたけしが観るという設定にしては、他が同時代の映画なのにフェリーニだけはリバイバル公開期(単行本ではカットされたパラジャーノフは旧作リバイバルだったかも)でもないのに浮いてるんだよ。
たけしがフェリーニ好きを公言していたのはかなり昔で、どういう意図かは知らないがとぼけてる。
誰かに迷惑がかかる罪のある嘘(たけしにはありがち)ではないから非難するつもりはないけど。 ビデオで観てるんだろうから、その頃にやってない作品でも構わないんだけど。
読者にフェリーニという存在を教えたいけど、いわゆる映画ずきの芸能人みたいなスタンスはとりたくないとかややこしい考えがあったのではないか? 「フェリーニからの影響」に話を戻すと、
かつて水野晴郎が『地獄の黙示録』の「巨大な吊り橋が燃え落ちる場面」についてフェリーニからの影響を指摘していて、
水野は実際に、インタビューの際にコッポラに質問したという。
そしたらコッポラは一瞬黙った後、
「『地獄の黙示録』をフェリーニに見てもらったら、誉めてもらえたよ」
と答えたとか。
まあ、コッポラ当人にそういう質問をする事自体が失礼な話で、当人はそう答えるしかなかったんだろうが、
しかし水野の指摘は正しいと思う。 探せばおんなじような場面のある映画なんかいくらでもある
すぐに影響って言うのもね 「百万弗を叩き出せ」とキッズリターンの設定は似ているが、影響とかパクリとは思えない(ありきたりな話だし)し
3-4x に「悶絶!どんでん返し」に似た場面があっても、エロマンガやなどにはよくあるネタだったりするし
たけしが絶賛した「ときめきに死す」とたけし監督作品の特徴を箇条書きにすれば共通点は多く、実際影響受けてるだろうとは思うが、作品の感触は異なっているし
若松孝二が「タケちゃんの映画観てると大和屋(竺)を思い出す」と語るように、大和屋作品との共通点もあり
「ある時からたけしの映画はどですかでん化している」と中原昌也は指摘する。 蛭子能収は「その男凶暴につきを観たとき、勝新太郎が監督した顔役を思い出した」と本人に語ったが
たけしは「その映画は観てない」と答えた。
アウトロー刑事物の俺流アレンジという意味でなら蛭子の指摘は正しい。 鈴木清順は黒澤明の虎の尾を踏む男たちが好きだと言っていた。
清順らしいチョイスなんだと思った。 清順に影響受けたというと、山根成之や渡部謙作のようになってしまってガッカリするが
一時期の鎮西尚一は(蓮實批評にモロ影響受けた理屈屋で、どちらかと言えばゴダールなんだろうけど)いい線いってた。 >>177
>>『地獄の黙示録』の「巨大な吊り橋が燃え落ちる場面」
そんな場面あったか? >>177
スレチなんだが慰問団の女の子たちに
兵士たちが群がってくるのでヘリで逃げるくだりは
まんまフェリーニだわな。
フェリーニは必ずズッコケる。 ■桜庭あつこと羽賀健二の「シルバー」というVシネマ
桜庭はロフト+1のイベントで
「はい羽賀さんとSEXヤリました 勃起してあんな長いペニスは初めてでした」
とキッパリ言い切っていた 前にも書いたけど、照英や修造など陽性でガタイが良くて身体能力はあるがナチュラルにバカっぽい奴を使ってアクション撮ってほしかった。 東映では、実録やくざ映画と並ぶ新路線の開拓が急がれていた。そこに「母に捧げるバラード」のヒット、「夜の歌謡曲」シリーズという下地もあった。
実に7年ぶりの新作である。田舎で暮らす母への思いを描く歌謡青春映画のつもりで企画した。製作部長は「若者に人気のある鈴木さんだと思いあたったんです。新路線でいくんなら、東映カラーのない人に監督してもらいたかったんです。あれだけ実力のある人が、このまま埋もれてしまうのは大きな損失ですよ」
ただし「難しいのは困ります。清順映画にはサッパリ分からないのがありますからね。今度のはすべて、シナリオから何からこちらでお膳立てしたんです」と釘を刺し、清順も「ボクを生かせる部分は20%だな。あまり期待しないでください」と同調する。
しかし脚本作りに取りかかると、東映側の用意した設定が気に入らず、流れた。
結局、内藤誠の「時の娘」(1980年)に変わった。 >>187
「時の娘」の脚本は佐々木守だけど、佐々木が清順に依頼されて脚本を書いてたって事? 清順に指名されたのは、共闘会議の議長を務めた佐々木「追放された監督が、五社でカムバックするところに意義があるんですよ。ATGじゃ意味ないよね」
だが佐々木は、何本ものテレビ番組を抱えマンガ原作も手がけていた売れっ子だったから、助っ人が加わり、清順や佐々木とも親交がある内藤である。
しかし、清順のカムバックを飾らせたいという気持ちが強く、東映が提示した意図はどこかにいってしまい、清順のアイデアに基づくオリジナルになってしまった。 なるほど、佐々木は共闘会議の議長だったか。
大島渚も抗議集会で演説してたな。 >>161
裸女と拳銃、暗黒街の美女、暗黒の旅券、らぶれたあ
筑波久子と白木マリの日活二大グラマー女優がファムファタルの様に美しく描かれていた 白木マリの悪口も言ってたな「誰かのお妾さんじゃないか」とかなんとか。
いくら添え物映画でも水島道太郎が主演なんておかしいとも。 >>添え物映画でも水島道太郎が主演なんておかしい
おいおい水島道太郎は40〜50年代を通じてメイン作品の主役級スターだろうが。
ホラ吹きジジイのホラの質が低下してきてるぞw 主役を張るようなタマではない(と蓮實重彦が言った)という意味だ。
嘘か本当かは「鈴木清順全映画」を読んでから言ってほしい。 >>194
後出しジャンケンで負けるホラ吹きジジイw デビッドリンチはツィゴイネルワイゼンの影響受けてる? >>192>>194
北原三枝、芦川いづみ、浅丘ルリ子らの清純派が映える様な引き立て役だったよね、筑波久子や白木マリや中原早苗、香月美奈子らって リンチは清順ともリヴェットともシュミットとも少しだけ似ているけど影響は受けてないのではないか?
ワイルドアットハートを「小林旭の映画みたいなもの」として評価したのはビートたけしで、ストリートオブファイヤーも日活映画みたいな枠組みだったが
リンチやウォルターヒルがそういった日本映画を観ていたとは思えない。
スタイルカウンシルやホール&オーツなどが歌謡曲みたいに聴こえるような倒錯がある。 >>194
ホラ吹きオジイチャン、お生憎だが、オレ「鈴木清順全映画」持ってるから
何ページか教えてよ
このジジイ、金井美恵子についてもデマ言って逃亡したなw ユリイカ増刊「鈴木清順」(没後ではなく夢二の頃に出たやつ)に金井美恵子の文章は掲載されてる。
没後に出たやつにも載ってたかもしれない。
全エッセイの映画篇にも収録されてると思う。 おいおい、急にピタッとレスが止まったら
今までのはやっぱりホラ吹きジジイの自演だってバレバレになっちゃうぞ
早く>>201に答えてよ 大和屋スレが落ちてるからここに書くが
「裏切りの季節」のラストが全く意味不明だった
元からああだったのか、マンションから出て現場に向かうまでの
フィルムが欠落してるのか 中平康や蔵原惟繕の作品がDVDで出しているから、
鈴木清順のも続けて出して欲しいなと思う。 日活作品は他社より4Kレストアに出遅れてるが
清順映画も早くレストアされたピカピカのが見たいなあ >>110
移民でなく不当な研修生だけどね
汚れ仕事だれもしないから、これはロボットでやるか、国民の意識が変わらないと無理だろうから、誰がやっても同じようなもんじゃない
問題は新自由主義とナショナリズムで、まあ、これは異論もあるでしょう
許されないのが、政治機構破壊ですね、文書偽造、虚偽答弁など、これは戦後最悪と思われます 中身は移民だよ
高度人材(笑)には最短1年で永住権もとれるように今回省令改正する >>209
そうなんだ、だとすると移民選抜ですね
ロボットまでの応急措置なのかと思ってた
いずれにしろ、意識が変わらないと厳しい
ジョーとかにオペレッタでも踊ってもらうか 『暗黒街の美女』『影なき声』『13号待避線より その護送車を狙え』
と初期作品を立て続けに見たけど、普通に面白い作品を撮れる人だったんだな~と
松竹のままだったら、城戸四郎の趣味ではないので重要視はされなかったかもしれないけど、野村芳太郎のように便利屋として重宝されたかもしれないな。
『暗黒街の美女』は「白木マリがヒロインかよ」と見る前のテンションは低かったがそれなりにヒロインとして魅力があったから驚いた。二年後の『13号待避線より その護送車を狙え』では役柄もあったからか、よく知ってる白木マリだったけど。 キッスで殺せのOPを頂戴?した「裸女と拳銃」も見るべし 引き続き『8時間の恐怖』『けものの眠り 』『踏みはずした春』
『8時間の恐怖』、『駅馬車』をベースに『恐怖の報酬』『有りがたうさん』を練りこんだ感じ
『けものの眠り』、池田一朗の世界を見事に映像化したというか、芦田伸介が素晴らしい。次々とエース監督を仕立て上げた水の江滝子の企画だけど、これ一本のみ、波長が合わなかったのかなぁ?
『踏みはずした春』、一転の社会派作品だけどサスペンスで鍛えた演出が作品を盛り上げ、ラストの爽やかさも忘れがたし。
どの作品も面白く、三番手四番手の作品ばかり任されたのが不思議、この時代に抜擢されてたら正統派なサスペンスの巨匠になってたのかもな~と。
>>214
機械があれば! ツィゴィネルワイゼンは劇場で見ないと魅力が半減しますね ノワール期でいうと「暗黒の旅券」なんてしっかりした脚本で
最後までサスペンス感あふれた作品なのにあまり語られないね いまやアマプラで鈴木清順の初期作はかなりの本数が見放題になったが、そうなると見ないんだよな。いつでも見れるからと思ってさ 急にageんじゃねえよ!
タヒんだかと思うじゃねえか! けんかえれじいの脚本は新藤兼人だけど、新藤兼人は一字一句変えるなの人だから、鈴木清順タイプの監督は撮りにくかっただろうな
日活辞めさせられてATGから映画撮らない?と誘いが来たんだけど1000万円じゃ映画は撮れませんと断ってる 清順は「このホンにはサスペンスが全くないから」って最初断ったんだよ
それで新藤と話し合いの場が持たれて、清順が色々と手を入れることになったんだと
ラストの北一輝も清順のアイディア 「悪太郎」とか撮ってるし、ああいう話は好きかと思ってたんだけど、「けんかえれじい」一度断ったのか
弟子の曽根中生は「けんかえれじい」が鈴木清順の最高傑作だと述べてたな
木村威夫もじぶんが関わった作品では「けんかえれじい」がベストと答えてた 高橋英樹も芝居が出来ていないところが逆に効果的
短い学ランからはみ出した無駄にデカい図体もいい
カッコイイ川津祐介とのユルイやり取りも可笑しい 木村威夫によると鈴木清順は日活時代、本当に低予算で撮っていたらしく、毎回美術の金どうするで頭悩ませて、結果あんな感じになったんだと
あの「裕次郎映画を撮らせてもらえなかった」も裕次郎と組みたかったんじゃなく、潤沢な予算で撮影したかったということ >>224
脚本の問題なんでしょ
>>226
和田に感謝してるよね
彼の人気のお陰でカラー撮れるようになったって フィルムメーカーズの『大島渚』で佐藤慶・渡辺文雄・小松方正の3人が鼎談してて
佐藤慶が日活の木村威夫さんは戸田重昌のことを映画美術家じゃない、違うと述べてたと言ってる
木村威夫も戸田重昌もどちらも独特の感性を持った美術監督だけど木村威夫は戸田重昌の美術を認めなかったのか 大島といえば、絞死刑をイマジネーションが貧困だという論調で批判してたな 鈴木清順が絞死刑を批判してたってこと?
とはいえATG映画だから予算全然無くて素人の松田政男や石堂淑朗まで俳優に使ってようやく完成でしょ
仕方ない気もするが…
大島渚は芸術映画扱いだったけど鈴木清順はプログラムピクチャー専門という感じだったから色々思うところあったのかな
大島が松竹入る際の面接試験でも清順は反対したそうだし 正直「野獣の青春」以前の清順映画は見てて面白くない そこで区切るってことは直前の探偵事務所23が嫌いなのか
珍しいな どんなに清順ファンでも「カポネ大いに泣く」は辛いだろ
映画評論でも復帰後は「ツィゴネルワイゼン」「陽炎座」でカポネ抜かして「夢二」で三部作として論じてるぞ >>230
清順がホメた映画だと、どういう作品があったんだろう。
『ソドムの市』は、清順自ら、旧・映画芸術でやたらホメまくりの批評を書いてたな。 >>240
>>241
そいつらは糞だ。
清順にしたって、その二人を鼻先で小馬鹿にしてただろうよ。 タランティーノは鈴木清順の大ファン
ただし「ラス・メイヤーと同じく映像面での僕の師匠。でもストーリーは退屈。『殺しの烙印』はいつも途中で寝ちゃうんだ」
『けんかえれじい』は日本の文化や歴史がわかってないと外国人には厳しいだろうなと思うけど『殺しの烙印』で寝るなよ…… ラス・メイヤーと同じ扱いか
まあ・・・大ファンじゃないことだけはわかるw シネマブルースタジオは天井が高くてスクリーンもなかなか大きいですが小津安二郎がかかっても地元の北野武作品がかかっても土日でさえ10人ほどの入場者なのでゆったりストレスなく見られます >>497
北千住のシネマブルースタジオは俺も好きだ。
定員300名なのに、いつも観客は20名以下なので
落ち着いてみられるw >>246
例のくだらない法律はクリアしたんかね? 法律施行後にアマゾンで購入したdvdはそのままだったが劇場で見るのは気が引ける 映画を観るにやはり宍戸錠とかと気があったのかなあ……と思いきやツィゴネルワイゼンで復帰してからは全然宍戸錠も高橋英樹も渡哲也も使ってないね
日活のお仕事で一緒にやってただけなのかな? >>258
ジョーや英樹はオーラがあり過ぎて、画面に出ただけで全部持ってかれてしまうからなあ。
渡は、ギャラが高すぎるだろ。
林美雄がプロデュースした伝説のコンサート『銀幕スター夢の競演』で、ジョーは、清順をステージに上げて、
「映画会社さん、頼むよ! 鈴木清順に映画を撮らせてやってくれよ!」
と、涙声で叫んでいた。 「ピストルオペラ」で例の役断ったんじゃなかったっけ >>260
ちょうど運悪くジョーのほっぺたの手術と撮影時期が重なったんだよ 『カポネ大いに泣く』を観たが
言われているほど駄作か?面白かったけど
ただ田中裕子の演技が良いから退場しちゃったあと少しダレるのはそうだけど BS松竹東急(無料ch)で『悲愁物語』がノーカット・ノーCMで放送されたのに、ここでは話題になってないのね
今度の日曜には『カポネ大いに泣く』もやるよ
https://www.shochiku-tokyu.co.jp/program/11478/ エロい、グロい、アヴァンギャルド! 生と死の狭間にあるエロスの世界へと誘う、反骨の映画監督・鈴木清順の知られざるトラブル史
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1699706894/ リンク先全く機能してないスレだな。
清順映画ずっと食わず嫌いだったが、ツゴイネルワイゼンめちゃ面白かった。重たい文芸作品かと思ってたら、むしろゴダールとかに近いのかな、エンタメ感すら感じた。 普通の格好をしてたらターキーに敬遠されることもなく裕次郎作品を撮ってサスペンスの名手として地味に人気だったかも ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています