all about 小津安二郎 2
前スレ
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ということで、よろしくお願いします。 >>49
で、あなたはどう思いましたか?
あの原節子(に対する演出)
意図的なキャラ設定?
それとも当時は中産階級でもあれが普通の行為? >>51
くだらんとは?
別に行儀悪くはないってこと?
それとも行儀悪くてもokってこと? 俺は原が食いながら話していても構わないしお茶漬けズバズバ啜っても気にしない
笠がおかずをご飯に乗せて食べてても気にならない 大人に怒りを示す為に、いけないこと、パンを蹴っ飛ばすくらいのことは子供なら誰でもやるし、その子供はそのまま大人になる訳じゃない
ましてや小津に出てくる子供は総じてムカつくガキだし、あれぐらいは子供なりの可愛い反抗として俺は捉える
映画なら勿論、現実であっても、外野が怒るようなことじゃあるまい 自分が小学生の頃、昭和30年台前半には、クラスには6畳ひとまに
一家5人が住んでる奴とかバラックみたいな家に住んでる奴も居た。
子供のしつけなんて全くできてなくて悪いことばかりしてたわ。
麦秋の家庭にあの悪ガキはいないと思う。 >>58
親に全く相談もしないで、子持ちの男との結婚を勝手に決めてしまう娘をどう思いますか? >>38
邦画の娯楽アクションとしては良く出来ている方だが、いかにも70年代の大作らしく
無駄に豪華キャストで少し長過ぎるのが欠点。 中井は「原節子さんの髪型あるじゃないですか、『シニョン』。あれはうちのお袋の髪型なの。最初に原さんが映画にお出になるときに、(小津監督が)メイクさんを呼んで『原くんの髪の毛は益子(中井の母親の名前)にしてくれ』って」と映画の舞台裏を明かしていた。
中井は母親と小津監督の関係についてこう語る。
「いまの週刊誌みたいなのが昔にあったら、小津先生と母は噂になっていたと思いますよ。そのぐらい可愛がってくださって」
いくらお気に入りだったとはいえ、主演女優の髪形にまで反映させるとは、相当な思い入れだ。
中井は「だから俺も聞いたことありますよ、母に。『なんかあったの?』って。そしたら『ない』って」と振り返っていた。
ちなみに、中井の父親は映画俳優の佐田啓二。冨士が「お父様の結婚も小津先生がお勧めになったのかしら?」と質問するも、「まったく違った」と中井は説明する。
「うちの父は当時、小津先生なんかに近づけなかったんですよ。母も京都出、父も京都出。(大船撮影所で)京都弁が話せるのが強烈に嬉しかったんでしょうね。母に引き寄せられるように食堂に行くんです」
しかし、そこは小津監督の行きつけ。そこで中井の父親は、小津監督が来る前に食堂に行き、いざ監督が来るとバレないように勝手口から出て撮影所に戻っていたという。
「いよいよ結婚するってことになったとき、『どうしよう』となって。(母が父に)『言いに行って』となり、佐田啓二が小津先生のところに『益子さんと結婚したい』ってことを言った。
すると小津先生は『いいよ、もちろんだよ』って、そこから逆に小津先生と親父が親子みたいになっちゃった」 戦後も戦前のような軽い作品をもっと作ってほしかったな 淀川長治
bot‏ @yodogawa0213 · 10月30日
この小津映画のオーバーラップなしの映画の囁きことは、日本そのものの香りを見せて、西洋人をびっくりさせたが、これは一種の映画の破壊でもあった。
映画のもともとは流れる物語、そのリズムに魅了があふれた。
黒沢映画のどの作品にも、そのリズムが美しかった。くわえてイマジネイションが美しかった。「生きる」のブランコに腰かけた老人、「羅生門」の雨、「夢」の狐の嫁入り。
映画はその始まりから美術のリズムその流れを見せた。映画がそのリズムを失った今のトリック映画の貧しさよ 彼は兵庫県立第三神戸中学校やね。
港川新開地か。
戦前は中学生が映画館に出入りするところを見つかったら
一発で退学だったそうな.。
芸者置屋の跡取り息子か。
自分の美術の先生は神戸一中で三味線屋の息子だった。
あのあたりはそんな人が多い。 >>70
もう止めといてやれって
だれでも過去の過ちはあるから 小津だけなら小津の特殊さということで終わる話だけど
後発の人たちがスタンダードにしちゃったんだろうな。
黒澤の真似は金と時間がないとできないだろうし 秋刀魚の味の岩下志麻の白無垢綺麗だったなぁ
晩春の原節子の花嫁衣装もカラーで見て見たかった いろいろと役に立つ副業情報ドットコム
少しでも多くの方の役に立ちたいです
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
31W9K カラー作品の秋刀魚の味とお早うはどっちが好きですか? 2月下旬、ベルリンで「東京暮色」4k版が特別上映。小津映画大好きな2人(坂本龍一てブィム・ベンダース)が対談したね。海外では、暮色はとても人気がある。東京物語、晩春に次ぐらしい >>80
お早う に出ていた子は、松竹で使い回しされていたような。 黄色いからすに兄が
名もなく貧しく美しくに弟が出演してたな 小津安二郎は「晩春」では原節子の花婿をださなかったが、「秋日和」では司葉子のダンナとして、佐田啓二を登場させた。佐田を気に入っており、「東京物語」も当初は佐田が三男の予定だった。 「黒澤や溝口と比べて欧米における小津評価が遅れたのは、小津映画を語る際に、小津はそう簡単に理解できる監督ではないという事実が強調されたからなのです…」(イムジェチヨル). そんな事実ないはないと思うけど
誰がそんなことを強調してたんだろう? おそらく小津は、ヨーロッパの映画祭に自分の作品を1本も出してないし、欧米の映画批評家が、小津を偉大な監督として認知するまで20〜30年を要した。また60年代の若い監督たちは、小津の様式上の戦略の斬新さが理解できていなかったということだね。 おそらく小津は、ヨーロッパの映画祭に自分の作品を1本も出してないし、欧米の映画批評家が、小津を偉大な監督として認知するまで20〜30年を要した。また60年代の若い監督たちは、小津の様式上の戦略の斬新さが理解できていなかったということだね。 昔は日本側にも欧米人には理解できないだろう
みたいな偏見があったらしいね。 2018.4.21〜5.4 小津安二郎「「をんな」たちのいる情景」生誕115年記念。神保町シアター
宗方姉妹、彼岸花、東京暮色、秋日和、その夜の妻、東京の女、一人息子、淑女は何を忘れたか、風の中のめん鶏、晩春。 戦後の小津作品
同時代の庶民はどう評価していたんでしょうか?
都市の知識人だと共感もできたでしょうが、地方の人たちには遠い物語だったと思います
都会への憧れとして見ていたんでしょうか? >>94 この頃生まれていないのでよくは分からないが、「晩春」は興行的にもヒットしたので、庶民は満足したと思う。松竹の若手の監督は似たようなホームドラマに批判的だった。スタイリッシュな映画が多く、それなりにファンはいたと思うよ。 小津映画は、戦後は主に中流家庭を描くことが多い。小津より庶民的な家族を描いているのが、成瀬巳喜男ですね。どちらも好きです。2人ともユーモアがあり、小津の「お早う」、成瀬の「驟雨」は喜劇だよね。 小津監督の作品はもちろん成瀬監督の作品も好きでよく観るけど、海外からの高評価の理由になっている技術的な素晴らしさがわからない
ただ「映画」として面白いから観る
こういう事を書くと必ず「おまえは小津を理解してない」などと批判するひとが現れる、と書くと現れない
まぁその程度の輩ということだが、制作側の技術思想まで汲み取ることに固執してるヒマがあるなら演技理論や評論家の文献でも読んだほうが勉強になるというものだ 最近の山田洋次は、小津安二郎への敬愛が深まったというか、小津映画に似せているね。「東京家族」はリメイクだが、「家族はつらいよ」も「小さい家」も。 これっぽっちも似てねーよww
映画のタイトルもまともに書けない奴だから推して知るべきか >>99.100
「家族はつらいよ」は、蒼井優の配役は間宮紀子だし。「小さい家」ではローアングル、妻の不倫する相手=吉岡は戦死するが、名前は「しょうじ」.これは「麦秋」の戦死した兄が「しょうじ」.東京物語の原節子の夫=しょうじ。ww >94
九州生まれ・昭和一桁生まれの母は、
当時見て(何かは覚えてない) なんておしゃれな生活だ〜と思ったそうです。
以前東京物語のDVDを見せた時、熱海の旅館の外で流しの人が「煌めく星座」を歌ってるシーンを見て「懐かしい歌」と言ってました。 もう亡くなったけど、大正生まれのうちの婆さんに聞いた話だと、毎年公開される小津映画はみんな楽しみに見に行っていたと。
何か小津作品だけは別格という意識が国民全体に確かにあった様子。娯楽が少なくテレビもない時代で、庶民は時代劇など単純な娯楽ものと、小津や溝口などの芸術作品を両方楽しんでいたのではないかと。 山田洋次は、若い頃は小津に対しては批判的だったに、どうしてこんなに変わってしまったのか。今頃、小津映画の良さを理解できて、それでオマージュのために似せているのかも? 似てないどころか、小津作品を本当に理解しているのかどうか疑問。
理解しているのなら、「東京家族」なんていう、なんちゃら映画など絶対に作らないと思う。 後期の黒澤作品が小津に似ていると言い続けている、かなりイタイ奴がいるのだが
>>105がそいつっぽいな 一般の観客よりはずっと理解してるだろう
できあがった映画は違ったものになってるんだろうけど 確か黒澤が家で小津の映画見ててショックを受けたみたいなこと言ってたから
それから見直して認識を改めたんじゃないか? 黒澤が晩年、自宅で小津の映画を見ていたことは有名な話
だからといって自身が作る映画が小津に似る、なんてことはない
影響を受けるイコール似る、ではないことは
小津からの影響を公言しているヴェンダースやジャームッシュの映画を見れば分かる (※記者からワイドスコープで撮らない理由を聞かれ)科学が発達すれば、映画も発達する。ところが、監督が進歩しないうちに科学面だけが発達している。
だいいち、スコープは興行師の考えたもの。私は私のペースで(「朝日新聞」1962年11月28日朝刊) 小津映画は歳とるとすごい面白い
東京物語なんて自分のうちの話みたいに思える
杉村春子が演ってたみたいなサバサバしたおばさんてほんとに親戚にいたりする
うまい役者も多いのにわざわざ刻んで撮って自分の呼吸で再構成すると独特の空間が出来上がる
真似できるようでできないだろう 小津映画は、衣装まで全て監督が選ぶ。「晩春」の原節子や月丘夢路の衣装は、センスがあると思う。 お茶漬けの味の旅館の浴衣がいいね。あんな洒落た浴衣出すとこって、今でもそうないぞ。 その浴衣は、やはり小津が選んでいるよね。何から何まで小津好みだもの。 >>100
70年代以降の日本で往年の松竹大船的なものを継いだのはせいぜい山田太一ぐらい
では?(まあ自分も太一の作品をそんなにちゃんと観ているわけでもないが)
ほか、松竹大船では田向正健などもTV脚本家になってるね。
意外な処では木下プロにいた飯島敏宏などもやっぱり木下恵介の薫陶は受けてるのかもしれない。
飯島の昔のドラマの演出(金妻とかあの辺)を観てると日常を描く繊細なタッチや随所の狙い捲った
画作り(露骨な暗転・スポットライトなど)が恰も古い日本映画みたいに見える(というか明らかに意識してる)
山田洋次が小津とか言い出したのは自分こそが松竹映画の正統な後継というプライド故で
しょうね。だから嘗て『キネマの天地』とか作ったんでしょ?
あれは戦前松竹映画について相当に取材してあるらしい、、自分はちゃんと観てないけどw
でも結局、小津も成瀬も後継者は日本にはいませんよ。
それは海外にいるんですよ(例:アレクサンダー・ペイン『ファミリー・ツリー』『ネブラスカ』)
是枝某とかね、あれはあの人が勝手に小津だ成瀬だって言ってるだけですからね。
往年の成瀬映画並の贅沢なシナリオも撮影も美術もないのに堂々と「成瀬がどうの」とか
言える恥知らず、、まあそれぐらい図々しいからこそカンヌで賞も獲れ映画もヒットするんでしょうねえ、、 >>114
嘗て蓮實重彦が「或るTVドラマの演出家が小津調をやろうとして真似てセットを作ったが
どうも上手く撮れない。小津のセットの空間そのものが歪んでいるからでした」とか言ってた。
確かこれ、鴨下信一の失敗談じゃなかったかな?
小津はセットは独特、撮影も演出も独特。全てが小津の脳内で作られた異空間。
成瀬は基本がリアリズムだが、小津の空間の作り方はファンタジー。
戦後にいわゆる「小津調」を確立して以降の小津映画はいっけん淡々としているが、実は
劇中の人間関係・ドラマそのものは動いている。その「動き」「シナリオの構造」に気づ
かないと面白くない。
だから逆に年輩の映画など大して知らない人が観て無意識に自分の長年の人生経験に照
らし合わせて「分かる」「面白い」「泣ける」といった現象が起こる。 小津が黒澤との違いを訊かれた時に、「黒澤君は
ビフテキだけど僕はカツ丼」と表現したこと。小津の助監督をやっていた
山田洋次は「贅沢趣味のクセに何がカツ丼だよと思った」 10年以上もひたすらデマを書き続ける認知症老人
吹雪ちゃんことVHSスカトロ北朝鮮ホモジジイ 80歳の腐った臭いが漂ってまいりましたwww 小津が欧米で評価高くなったのは蓮實の暗躍があったの? 北野映画みたいに >>120 カツ丼は違うだろ。
>>122 小津4K は大都市は行きそう
>>123 小津映画は70年代になり、イギリスやフランス辺りから評価が高まってきた。アメリカもか。蓮實の例の本が翻訳されて、小津の再評価はあったんじゃね。 小津の映画は60年代前半にはフランスなんかで熱狂的なファンがいて
有名な映画人がこぞって見に来てた
死んだ時もルモンドに訃報が載ったくらいで
日本の研究者が馬鹿にされてるとは言わないけど
蓮實の影響で小津が評価高くなったと言うのは端的に間違い
(もともと評価高かった) 北野映画だって国際化に貢献という意味で影響力が大きかったのは
トニー・レインズとかでしょ テーマとか教訓めいたものを読み取る批評を打ち破った表層批評の意味は評価するけどさ、アマゾンレビューとかでリメイクだの評論だのをハスミかぶれが偉そうにボロクソ書いたりしてるのは不快極まりない >>126
「東京物語」は、遅れて海外に輸出された。1958年イギリスで、サザーランド杯を受賞した。小津は海外に関心はなかったが、現代劇では最初の海外の受賞だった。原節子もルモンドに訃報はのった。国際的女優は小津・成瀬・黒澤のお陰もあるね。 小津も山田洋次もどっちも松竹っぽさがあるよ
どう見ても二人とも東宝や東映の感じじゃない
持ち味は違うけど 戦前作品の常連でしかも主役級だった、坂本武・飯田蝶子・吉川満子らが戦後作品には全く出ていないのが不思議。
なんかトラブルでもあったのかな? 飯田蝶子は、戦後はしばらくは松竹にいたね。長屋紳士録など。後は若大将シリーズか。坂本武の戦後では、「お嬢さん乾杯」の脇役など。 坂本はサイレントの頃は主演級だったのに降格し過ぎだよな 坂本武のひょうひょうとした味のある演技が凄くいい。この人、どの映画でも自然な演技してるよね。 東京物語、ラストよりも最初の方の「あんたがのう、お医者さんなる頃、おばあちゃんおるかのう」のセリフで泣いてしまった
おっさんになって涙もろくなったか 「晩春」の不潔なおじ様wは、悪人顔の三島雅夫よりか坂本武の方がはまり役だったと思うがなぁ。
あと、例の中年三人組のカミさんも、沢村貞子よりか吉川満子の方がいいように思う。 浮草おもしろい
京マチ子と若尾文子が艶めかしい
ちょっと溝口の芸道ものっぽい
カラーが美しい 小津映画ってのは今じゃ本当に無理だねえ
間違いなくセクハラだ結婚の押しつけだって問題になる お見合い話で、育ちがいいとか国立大学出て一流企業に就職して、とかの話題も今はアウトだよな。 4k小津映画観に行った。香川京子のトークしょーがあるので、前売券を入手していった。満杯で入りきれない人が相当いたらしい。身近に香川京子をみたのは初めてだ。この女優が、大ファンだったのが原節子だったのか。いいな Blu-ray東京暮色他受け取ったけど台本つかないみたい
ふつうのケースに入ってるだけだ 映画の出来がよくて、その上興行成績が良ければ、それに越したことはないが、若い頃には、
興行性と芸術性とは相反するものだと、私は考えていた。儲からなくてもいいから自分の
やりたいものをやるんだという意気込みで大いに仕事をしたものだ。だから、批評家には
評判がよかったが、会社は有り難くなかっただろう。しかし、小津の映画はあまり金を
かけてないから、客が入らなくても仕様がない、と考えて好きなようにやらせてくれた。
もし、会社で皮算用している作品がはずれたならばそのままでは済まなかったろうと思う。
やはり若い時は、意あっても力が足りない。通俗性だ、芸術性だと難しいことを振り
まわしても、後になって振返ってみると、思っているだけの表現ができていない。気分
だけは大変な芸術と取組んでいるつもりでも、ろくに腕も立たず、障子一枚、桟一つ削れ
ない奴が、仏像を作ろうとしてもうまくゆくはずがない、職人の風上にも置けない奴だと
いうことになる。あまり芸術などと云わないで、のんびりと儲かる映画を作ればいいのでは
ないかと思う。儲かるというと語弊があるが、自分の作ったものを多くの人に楽しんでもらう
仕事をし、会社のほうではそれで儲かるということで両者が一致すべきではあるまいか。
監督も若いうちは色々な意欲を持つが、力量がなかなか伴わない。意欲と力量とのバランス
がとれてこそはじめていいといえるので、頭がよくて腕がなくても困るし、腕があるが頭が
なくても困りものである。
子供と一緒に見られる映画
先日、町へ出て常設館に入って、ある会社の予告篇を見た。オッパイは隠しているけれども
殆ど臍すれすれまでにズロースをさげた女が出てきて男と踊る。踊りながら暗い所へ引っ張り
込んで行き、ベッドの上に腰をおろす。次のシーンは、カーテンの後で接吻する、接吻しながら
踊る・・・・・・。最近はこういうものが無闇と多い。
同業者の悪口を云うわけではないが、私が親だったら、倅に映画なんぞ見るなというだろう。
映画で銭を儲けるのはいいけれども、儲け方があるのではないか。もう少し道徳的になって
貰いたい。泥棒するのも金儲けの一方法ではあろうが、はじめはこそ泥だったのが、泥棒になり
居直り強盗になり、遂には包丁を突きつけて強姦するというのでは世も終わりだ。各社ともよく
考えて、せめて子供と一緒に見て赤い顔をしないで済む映画を作るようにしたいものだ。 秋刀魚の味を見たら、岩下志麻が泣いてないのに
台所に行ってから弟が「どうしたんだい、姉さん泣いてたけど」といわせる
うまい時間差攻撃だと思った
若い岩下志麻の演技力を考えても、カメラの前で泣かせるより
観客の想像力の中で泣かせた方が効果的だ
それに対して、浮草で川口浩や若尾文子に泣かせたのは少々まずかったのでは
最高の映画だが、そこだけが少し心残りな気がする 戦後の小津映画では、確かに「浮草」だけが異質。
唯一の大映作品で、カメラがさすがの小津も意見がいいにくい宮川一夫というせいもあるせいか、いつもの「小津調」とはかなり異なる画作り。
画面の構図だけでなく、豪雨の中での中村鴈治郎と京マチ子との口喧嘩や、川口浩と若尾文子のラブシーンなど、俳優がこれほど激しい文字通りの「演劇」をする作品は他にはない。
戦前の無声作品のリメイクだけに、他社のスタッフ・キャストを使う機会にいつもとは違うスタイルでやってみた結果なのかもしれない。
それでも、あれだけの作品に仕上がるのだから、やはり只者ではないと思う。
できれば、もう一作くらいこういうタイプの作品を見たかったが… 早春をみた
岸恵子が可愛い
このあたりがモノクロのいちばん撮影の綺麗な時期かな 蓮實重彦bot‏ @shigehikohasumi ·
多くの時代劇を残した溝口健二と異なり、たえず現代劇を撮り続けた小津安二郎が、溝口以上に「神秘的」な映画作家とみなされていたのは何とも奇妙なことだ。 溝口は駄作も結構あるからなぁ。
小津ほど外れがほぼゼロという監督も珍しい。