□ 天国と地獄 ■ 2 [無断転載禁止]©2ch.net
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捜査活動の緊迫感と、ある意味爽快感があったのに、
最後が鬱展開 びしっと後味悪し
がらがらがっしゃーんっ!
ギロチンのような・・・
『どん底』の最後の「ちょんっ!」みたい
http://i.imgur.com/mng6F2N.jpg つまりファイトクラブのようにこの事件は権藤の二重人格による事件ってこったな 日本文学の研究者で、ロバート・キャンベルが出てくる前にテレビ出てた人で、
もっと年配で、、誰だっけ?
ドナルド・リチー、なんか違う、、思い出せなくてさんざん悩んだが、
正解はドナルド・キーンでした。 捜査本部のマスコミの中にキラーカーンが混ざってるらしいけれど見つけられない >>108
いやいや、w 無理でしょう
この映画の時は、力士として入門したくらいなのでいくらなんでも若すぎるような
キラー・カーン、かっこいいよね!
あの場面に出てきて、あれっ?と思うのは大滝秀治ですね
千秋実と三井弘次のコンビも、どん底囃子を始めるのではないかとハラハラしますが
http://i.imgur.com/dTR6d5A.jpg ロバート・キャンベル
ドナルド・リチー
ドナルド・キーン
キタノを世界に出した批評家(名前失念)
全員ゲイ
ゲイじゃねえと日本文化理解出来ねえのか? と思ってしまう マイノリティ(ゲイ)が同じくマイノリティな民族(他所の国での日本人)を評価することで、マイノリティである自分たち(ゲイ、つまり変態)の評価を上げ、社会秩序を壊し支配者側に立ちたいんだろ 日本文化を理解するしているんじゃなく、利用しているだけ >>109
このワンシーンの為に千秋実、三井弘次、北村和夫、大滝秀治集めるんだから凄い贅沢な映画だよね。債権者の面々も凄いし。 まあ、マイノリティーで、ある程度の知性(見識)がある人間が、日本映画のような
マイナーな文化(当時も、今も?)を好意的に評価して紹介する:という図式でしょうかね?そのようなことはいまでもあるとおもいますが。 >>110
違う映画ごとに役柄の振幅の大きな俳優さんは、それぞれの映画を見た時に
面食らうことがありますね。三船敏郎とか左卜全とかは安定してるんですが。
その捜査本部の記者会見上でも、馬鹿囃子が始まったら、仲代達矢は拳銃を
引き抜いて頬ずりしはじめるかも。ボースンは「なんぼや!なんぼ必要なんや!」
と叫ぶだろうし、藤田進は・・・安定している。 鬱展開といえば、全体がうつの「どですか・」
三波伸介のエピソード(シーン)が怖い。
下記画像からは、あえて「プール」の場面をはずしました。
(スレ違い・連投失礼)
http://i.imgur.com/YTXqLNN.png >>118
自分が初めて「天国と地獄」を観た時、記者会見シーンでの大滝秀治を見て
「なんで刑事が記者の中に混じっているんだ?」と本気で思った。
映画を観た当時、大滝秀治といえば刑事ドラマ「特捜最前線」の船村刑事の
イメージでしかなかったw >>112
極端な言い方だけど概ねそんな感じだろうな >>123
『ミッドナイトミュージック』ですね。
山崎努がヤクを持ってきてくれる特典付きだったらうれし怖いですね。
表に出たら仲代達矢たち(たのしそう)も来ていて、しょっぴかれてしまうという。
ちくしょ〜うっ!
http://i.imgur.com/95BFyZf.png 映画見ていて思ったのですが、
左上(>>124)の山崎努のサングラスにはカメラは写り込んでいませんよね。
あの角度なら大丈夫なのかな?なにかカモフラージュしているのだろうか?
あの暗いシーン、どうやって撮ったのでしょうか?露出をアンダーに振っただけですかね? >>125
>山崎努のサングラスにはカメラは写り込んでいませんよね。
望遠レンズで撮影したのでは?
それで、写り込みの「樹木」の中にカメラがあると想像する。
>露出をアンダーに振っただけですかね?
その通りです。
「月の光」ぽいイメージですが太陽光です。
ひと昔前の映画やテレビ(フィルム撮り)の「夜のイメージ」は、大体が
こんな感じです。
感度の高いフィルムがなかったから仕方が無いよねw カラー作品ではないので、カラーバランスを狂わせる必要はないのでしょうが、
コントラストをつけるために赤色系のフィルターを付けて撮影したのでしょうかね?
そうすると、植物の葉っぱ(緑)が白っぽくなると思いますが。
それは計算して、黒く写るような葉っぱに着色(黒色とか)しているかもしれません。
黒澤明ならやりかねない。雨水に墨汁を混ぜたやつですからねw
山崎努のサングラスへの光源の映り込みの方向と壁に落ちる屋根(すだれ状の)の陰の方向が
整合的でないような気がします。どうでもいいことですが。
彼の目の周りだけ明るいのもなんかいやですね。メイク処理でしょうか? クライマックスでオーソレミオ流れると感動で泣きそうになる 面会場面でのカメラワークの良さが、改めて関心した。
竹内側に金網、権藤側にガラスがある。竹内を映す時は手前からガラス、金網、竹内と映る。
ところが、権藤を映す時はガラス、ガラスに反射した金網、権藤と。
権藤の顔が金網越しにならないよう、ガラスと金網の間にキャメラをセッティングしての撮影…
黒澤って、ここまで細部にわたるまで細心の注意を払ってるのかな? >>131
権藤氏から見て
「ガラス」ー「シャッター」ー「金網」の順番だよね。
竹内側から見た場合、実際の金網とガラスへの金網の映り込みとで金網の線が
二重になっている。
これって「ガラス」と「金網」の距離が15センチ位あると想像できる。
「シャッター」の収納スペースも必要だからね。
と考えると「ガラスと金網の間にキャメラをセッティング」しなくても
普通に撮れば(竹内側から権堂氏の顔にピントを合わせれば)あのように
映るのではないの? 権藤と竹内の面会シーンのガラスと金網の関係には矛盾があるんだよね。
詳しくは「荻窪東宝 重箱の隅」で検索し参照されたし。 後味の悪い最後のシーンですが、
三船敏郎から山崎努に向かって、
ガラス(中央に通話のための穴あり);金属シャッターのための空間(隙間);金属網
と配置されていますね。
山崎努が写る時は、金属網にも焦点が合っている。彼が檻の中に囚われているのを明示するかのように。
一方、三船敏郎が写るときには網はほとんど映らない。
背景との相対的な位置関係が両者では異なっているとは思うのですが、山崎努は広角レンズで、
三船敏郎は望遠レンズで撮影されているようにも思える。被写界深度が異なるので、広角レンズで山崎努と
網には同時に合焦するが、望遠レンズでは三船敏郎の顔だけに合商してその手前の網はかなりout of focus
になりぼやけてしまう、という。しかも、三船敏郎を引いた構図で撮影した場面は無いんですね。
まあ、金属網との距離は、山崎努のほうが、三船敏郎よりも近いでしょうから、同じ焦点距離のレンズでも
同じ距離なら、山崎努を撮影するときのほうが顔=網両方に同時に合焦しやすいのですけど。
わからねぇ!ちくしょーうっ!
http://i.imgur.com/cJS5ZbM.png >>134
「荻窪東宝・重箱の隅」を見てきた。
「通話口に金網が写っていない」とあるけど、俺も下記の >>135の解説と同意見です。
手前の金網にピントが合っていないので、通話口の部分に重なる金網が無いように見える
のではないでしょうか?
また、それにプラスして通話口の白いプラ部品がライティングでぶっ飛んでいるので、
なおさら金網が見えなくなっているのかと想像します。
「荻窪東宝・重箱の隅」を見たついでに、メインのページを見てみたら、以前に>>14が
質問していた「DVDだと音声が抜けている」の件が更新されて解決していましたよ。
http://ogikubo-toho.com/seititenjigo2.html#10
>>135
俺も「三船敏郎が映るシーン」は、望遠レンズで撮影されていると思う。
後方の壁の映り方を(寄り方を)見るとね。
しかし、同じく考えれば考えるほど「わからねぇ!ちくしょーうっ!」だわw 面会シーンで黒澤がこだわったのは、向かい合っている二人の表情が同時にわかるということだったんだろう。
それで一方を撮影しているときに、相手の顔がガラスに映りこむように撮影の中井に要求したんじゃないかな。
それでいろいろ試したのだと思う。
竹内を撮っている場面では権藤の後ろ姿も入っているが、権藤を撮影している場面では竹内の姿は映り込みだけ。
たしかにその方が効果的な気がする。
このシーンは相当なこだわりを持って撮影したのがよく分かる。 三船敏郎、山崎努それぞれが映っている場面で、ガラスに組み込まれた音声伝達用の白い
プラスチック部分が同じ大きさななのに、三船の顔のほうが少し大きく、背景との空間
圧縮の程度が、山崎のそれと比べて大きい。>>136さんの指摘通り。
三船敏郎の画は、彼の顔だけが重要で、山崎努の画の場合は、彼と三船との対置が重要だったの
でしょう。動機を知りたいと問いかける三船と、それに答えることが自尊心と混乱のために
できず、また自分の行動を後悔する山崎との比較のために。
三船敏郎だけの画を広角レンズで撮影しようとすると、山崎努の画を撮っているときに、
そのカメラが写ってしまいそうな気がします。セリフごとにいちいち撮影を停止していない
でしょうから、両者のダイアローグは1カットとして連続しており、2つのカメラで同時撮影
をしていたと思われます。
すると、三船の撮影は望遠で、山崎の撮影は広角(標準)でということになるかと。
金網は、三船の顔の部分はぼやけて見づらいですが、それから離れた部分(周辺部)では、
露出が適合していて明確になっています。
また、両者の顔が暗い面会室(のセット)の中でガラスに映り込むということは、両者の
顔それぞれにともに照明があたっている、ということでしょう。不自然にならないように
(境界部が見えないように)遠くからスポット的にあてているのかもしれません。 >>140
長文すんません。
捜査本部の会議から共犯のヤク中たちの家(管理している別荘)が
見つかるまでの流れがわくわくしますね。会議のなかで報告されている
内容が犯人につながるものもそうでもないものもあり、それらが同等に
扱われていて真実味がある。
書き込みが長い?この長い文章のなかに犯人は隠れている・・・
ttp://i.imgur.com/OoDQ9RQ.png >>141
(捜査会議で報告された情報)
(1)電話ボックスおよび犯人居住地の特定関係
(2)列車電話関係
(3)進一が言っていた「富士山と海」関係
(4)エーテル関係
(5)クルマ関係(会議中に綱島でクルマ発見の情報)
(6)1000円札の手配番号関係
(7)一般からの情報関係(横浜新道の料金係の目撃情報)
(8)国鉄関係
(9)怨恨関係(ナショナルシューズ)
この捜査報告の中で「別荘の特定」に結び付いた情報は(3)(5)(7)と、
会議後に荒井刑事が聞き込みに行った国鉄職員から得た「この音は江ノ電」の情報。
しかし、一番の情報は「探偵気取り親子」進一君の「お父ちゃん!ここだよ!」情報w >>142
「僕、あそこでおしっこしたよ」
「おしっこする所おじさんに見せてもらえるかな?」
の大事なくだりが抜けてる >>143
阿藤快に似ている気もするw
>>144
以前に「おしっこする所おじさんに見せてもらえるかな?」 を書き込んだのは
お前さんだったのか! とにかくこの映画、深く掘り下げたくなる場面の連続だよね。
こんな作品はなかなかないよ。 >>146
ほほう、『掘り下げる・・・』とw
権藤邸の三船敏郎の無精髭が生えていくところも芸が細かいですね。
で、特急の有名な場面ではとうぜん髭をそっている。
仲代達矢が楽しそうです。
http://i.imgur.com/tCFHWqR.png >>152
赤ひげ撮影中、加山雄三が居眠りしていたのを見た天皇
黒澤「加山!眠いのか!」
加山「眠いです」
黒澤「よし加山のために30分休憩!」
が元ネタ
わかりにくくてすまんw >>153
しかし、これでは「モーレツな演技陣」の中でまったく目立たないという・・・
おいっ!こっち向けっ!加藤武おしっこちびったのでは?
http://i.imgur.com/kAqUdV7.png >>155
おおっ!そうでしたか!しらなかった
それでは加山雄三、居場所がありませんね 後悔しましたね
「七人の侍」でいきなり『休憩』と出て延々と音楽が流れたのには面食らいました
休憩になってない。
↓この場面、三船敏郎はすっぽんぽんのはずですが(設定上)、残念ながらチンXは写っていません。
http://i.imgur.com/H8CWXVt.png >>156
右下は用心棒にも出てた?
片方の親方の女将 >>156
加藤くん「ぼくここでおしっこチビったよ!」 154を読んでみて
権堂さんてワンマン社長だっけ?
社長? >>161
あ、これは酷いなぁ。
発売元は東宝なのに誰も気が付かなかったのかね?
しかも、権藤が権堂になっている始末w 差押えの紙が貼られた置時計は誰が見ても本物の高級品だね。 昨日久々にCSで見た
犯人の隠れ家(湘南)って今は建て替えられてるよね?
木村功が見下ろす江ノ電が走ってるシーンはロケ地違うよね?あれは何処なんだろうか >>169
これでしょう?
どこですかね。
自分で推測して探す、というのがたのしいですね。
木村功は、あまり楽しそうではないですが
http://i.imgur.com/mnQCKti.png >>169
>>171
江ノ電が写っている位置は「神奈川県鎌倉市腰越2丁目2−2」あたりですよ。 HP見ても個人宅までは特定されてないよね
グーグルで見てもアジトはわかるけど(階段の向き変わってる?)
あの江ノ電見下ろすシーンは家では無いのかも知れないか 清水元、病院長
清水将夫、拘置所所長
役は入れ替わりでもいいようですが、、
黒澤は何故、この配役でやったのですか?
答えられたら偉い 靴売りをしていてカバン職人もしてから権藤さんは技術系部落民から成功を収めた人なのかな? >>177
何か理由があったのですか?
177さんは知っていそうな感じがします。
知っているのならご教示を願いたい。 清水元は山崎と顔の骨格が似ているからです。
実は親子だったでは話が膨らみおすぎます。
配役は錯綜を極めました。
犯人役は刑事をやった宇南山か、麻薬患者の鈴木和夫かだったのです。
こういうのは良くありました。
悪いーで、仲代が人間のーに取られて三橋になって
用心棒で三橋が仲代に取って代わられて
その前日活で、夜の牙で三橋がギャラでもめてやめたあと裕次郎がやってと。
役者さんは大変です。 しかし横浜黄金町は酷いところだな
今もたいして変わらない街並みが何とも >>184
早速のレスをありがとうございました。
>清水元は山崎と顔の骨格が似ているからです。
ん?
清水元は内科医長ですから清水将夫が山崎努と骨格が似ているということですよね?
「清水将夫は山崎と顔の骨格が似ているからです。」でOKですか? 刑務所長が清水元では山崎と顔が似ていて、この後其の引きで脱走などして東映系の物語に
発展するのを怖れて清水将夫にしたのです。
清水元は用心棒でもあの役は元々新東宝の大友純だったのです。
その用心棒では清兵衛は本来石山健一郎だったのです。
本当に役者さんはぷろですね、 >>189
本当なのか?
出典元を出しなさいよ。
お前さん、妄想で語っているだろう?w 換えない方が良かったのは
隠し砦の 大友柳太郎→藤田進
椿三十郎の 和泉雅子→団玲子かな
6(5)社協定があったからだが、もうひとつ
影武者の 勝新太郎→仲代達也
これなんか映画ががらりと変わった例です >>192
「赤ひげ」の山崎努の役も、やはり最初にオファーしていた長門裕之の方が圧倒的に良かったな。
安定収入が見込めるTVドラマを選んで黒澤を袖に振ってしまった長門は、今村昌平にも激怒されて今村組からも排除される事になったし、
自らの役者人生を大きく躓かせた。 >>192
長門がやる役だったのは江原達治のやった先輩医師役じゃないかな
断った理由は当時主宰していた人間プロの俳優沖竜次が若松プロの
エロ映画で手錠のまま水流を渡って溺死した混乱からだよ >>195
何で、それが理由で降板? 自身のミスでもないのに。 配役なんてのは、企画の段階でこの役はあいつがいいだの、いやこいつの方がいいだの、という裏話がいくらでもあるもんだろ。
そんな話題をスタッフの誰かがどこかで語っていた…
それをまた誰かが聞きかじって話していた…
…程度のネタを、いまさら特ダネみたいにほざいてもなぁ…
まぁ、映画ファンならではのヨタ話としては、それなりに楽しいんだろうが。 >>影武者の 勝新太郎→仲代達也
>>これなんか映画ががらりと変わった例です
いまだにこんなことをホザくバカだからな
黒澤は役者に散々手こずったことが何度もある
「七人の侍」の稲葉義男 「天国と地獄」のボースン役 「デルス・ウザーラ」のマクシム・ムンズク
「八月の狂詩曲」の村瀬幸子 「まあだだよ」の松村達雄
だが、主要な役を演ずる役者を降ろしたことは無かった
黒澤は、よほど勝新の演技が気にいらなかったと発想する者がいないのが不思議だ
これは今まで黒澤スレで何回も書いていることだが
アメリカで製作された「KUROSAWA」という出来の悪いアンソロジー作品がある
NHKでも放映された
そのアメリカ盤DVDの特典に仲代のインタビューがあるのだが
こんなことを言っている。 記憶だけで書く
役者にとって二役はとてもやり甲斐がある。特に盗人の方は。
だが黒澤から 「仲代君、面白く演じないで欲しい。 これは信玄の悲劇なのだから」と言われた
仲代の演技は、下卑た笑いをしても、品のない仕草をしても下品になりすぎない。どこかに品格が残る。
映画全体のトーンを見ても、それこそが黒澤が主役に求めていた演技だと思う
勝新が演じていたら、下品さが強調され、生臭さがにじみ出ていただろう
それが勝新太郎という俳優の個性であり魅力でもあるのだから
いかに黒澤でも役者の個性までは自在に操れまい
降板に至った理由はそれだと思う。
私は「影武者」は傑作だと思っている
しかも戦国絵巻というよりニューロティック・ドラマとして傑作だ >>199
もしそれが真実としたら、黒澤は人に対する観察眼がいかに幼稚だったということだな
ド素人の199が判るのに ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています