【切腹】小林正樹【二人目】
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その辺のいきさつは知らないが、二人とも偉大な役者だよな 年末の放送で「一命」をようやく観たけど、質問にとぼけたり一介の浪人を
装ってる段階での海老蔵の口調は、仲代の演ずる津雲半四郎とそっくりだな。 真似してるってこと?
海老蔵が中代の演技を真似しきれるとは思えないが。 >>343
黒澤監督の仲介で赤坂の料亭で仲直りしたらしい 見た目がすっかり萎んで声もかすれた田村正和はみたくない 津川って東条演じてからおかしくなったんだっけ?
戦陣訓を謳った張本人が死に損なったあと、裁判に引き出されて恥かしげもなく
偉そうにしているのが笑止きわまる愚作だったが。 しかも腹を斬る勇気さえなく拳銃自殺、で未遂
作法通り見事に腹かっさばいて果てた阿南陸相の足下にも及ばない 開戦時の首相が死んだら、天皇に戦争責任が及びかねないからな
トップは簡単に死んだらいかんよな 東條は左利きなのに頭を狙わず心臓を狙って失敗した。
左の手を拳銃の形にして心臓に当ててみれば
左利きでも心臓を狙って引き金を引くのが難しいのがわかる。
だから軍人にあるまじき醜態として嘲笑された。 今日の昼にBSフジでやってた日系二世兵士の葛藤を描いたドキュメンタリーで
戦後、東條の担当になった二世兵士の親族の人が出てきて
絞首刑が決まった後にマッカーサーあての伝言を頼まれて
「絞首刑ではなく名誉ある切腹をさせてくれ」と希望して拒否された
というエピソードを語ってたんだが本当かねこれ?
仮に本当だったとしたら、お前何で最初の自殺で腹切らなかったんだよwと >>356
しかも、その時の拳銃がひどい旧型で、普段からまったく手入れをしておらず、
「暴発して当たり前」みたいなモノだったらしい。
本当に死ぬ気あったんかな。
>>357
デタラメだろうよ。 なんの予備知識もなしで偶然に切腹と三池崇史の一命を一緒にレンタルしたw
で、切腹最初に見てよかった。なにこの傑作。
それにくらべて一命はだめだ。
まず海老蔵が若すぎというのもあるが
そんなことより、最後に津雲半四郎が切腹で終わらないと単純に武士の否定にしかならないだろ。
あれほど否定したサムライを、津雲自信が最も体現してる、というのがキモなのに。
竹光で戦うとかwこの映画のどこに惹かれたんだろう三池は。 今FC2で一命なんてなんか面白そうだと思ってみたら切腹のリメイク
日本の映画人ってホント馬鹿とカスしか残ってないわ
そりゃアニメに逃げるわけだ 用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな
今とも通ずるものがある 用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな 用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな
今ともは余計だったが >>365
何故黒沢映画と比べる? もしかして頭おかしい? そもそも切腹の元ネタになったのは黒澤の没ネタっていうのは既出? 元は東映で、大友柳太郎、伏見扇太郎の企画だったし。 セリフは、大友さんの口跡に合わせたものだね。
丹波哲郎、三國連太郎はそのまま横滑りしたな。
仲代では殺害されるならともかく、
自ら切腹するイメージが湧きにくい。 「この広い空のどこかに」
脚本;楠田芳子、潤色;松山善太になっていたけど、凸のエピソードは善三の演出ということか。
若い内田良平が久我の幼なじみの役で出演。
意外と純朴な青年役が似合うね。
三井役の田浦正己が帰省するときに「空を見て暮らす・・・」というセリフは、
結核の治療に専念するという意味だろうと考えれば八方丸く収まったかんじ。
なかなか良い映画だな。 用心棒は空想の物語だが
切腹に描かれた世界はリアリティに満ちている
いまだって日本は切腹の世界と本質的に変わらない うろ覚えだがドイツの新聞が小林正樹の「切腹」の批評文を載せていた。批判
はなく描かれた武家社会の厳しさに衝撃を受けたようだ。「精悍なサムライた
ち」に感銘を受け、「重厚な声量」の仲代の演技を高く評価している。
一種のカルチャアショックのようなものを受けたのだろう。
仲代はサムライそのものを演じていると思うが、今の若い俳優は「サムライ」
を演じることが出来なくなっている。
「一命」を観てそう感じた。 >>375
一命の海老蔵のどこがサムライらしくないのですか? >>376
返事送れて失礼仕った。お尋ねの件で理由を以下の如く申し上げたく存じる。
「一命」はなにより、本作より劣っている。出演者の演技に対する覚悟と言う
ようなものだろうか。
「武士道とは死ぬことと見つけたり」という精神に通ずるようなものが前作の
全編にみなぎっている。仲代、三国、丹波、佐藤、稲葉などの演技
からひしひしと伝わってくる。特に主演の仲代の重厚な演技は圧倒的である。
切り合いの場面は鋼剣がうなり、火花が飛び交うようで迫力満点である。
大体、「一命」での真剣と竹光の対決は考えられないことだ。これだけでこの
作品は終わっている。
半四郎がいかに腕達者といっても相手は井伊家の侍達だ瞬時の一太刀、数太刀で
絶命させられただろう。
「一命」をみてもドイツ人は前作から受けたような感銘は受けないと思うが。
異論ある筈故、あとは方々の御討議ご自由になされよ。 切腹の次に一命を観る。確かに軽量俳優陣で物足らないが意外によかった。
食い詰め浪人の悲哀は一命のほうが描きが深かったし、さすが仲代には及ば
ないが海老蔵もなかなかだった。江戸家老の足を悪く描いた点は彼のみが唯一
関ヶ原以来の生き残りという雰囲気が出ていたし。最後は竹光にしたのも、
求女と同じく竹光で最後の武士を全うしたかった半四郎の覚悟が見て取れる。
最後に髷を取られた三人の切腹シーンを入れたのもよかった。 >>375
サムライはただ強いだけのロボットでは無いですよ。 切腹は男向けで一命は女向け
前者は武家組織の忠と義がテーマ
当時の企業人やお役所の組織人としての常識や倫理に通じる
後者は情に訴えかける造り
求女切腹のシーンで丹波役は人としてのいやらしさを際立たせ
見かねた役所が頸動脈を斬るなんて「実はいい人」を強調
丹波には求女への武士としての怒りがあり、三国は組織の責任者として「場」の中で私情を挟まない
そして金吾が死んでこれでもかってほどに悲惨さを演出
如何にも今どきの作品で、ターゲットは女性
良し悪しは省略 >>381
武士道は死んでしまったと思っていたが、まだまだ生きていると感じるエピ
ソードがあった。それはなんと巨人軍原監督の甥菅野に対する言葉の中にあ
ったのだ。
日本シリーズ、楽天との初対決で菅野は健闘むなしく敗戦投手となったが、時々
試合中笑みを見せていた菅野に対し、原は一喝を食らわし武士道というものを
教えた。
「武士の切り合いは斬るか斬られるかだ。命がけの戦いは野球も同じ、笑顔
を見せるなど覚悟が足りない。」ときつく言い渡したという。(報知新聞記事より)
それを聞いた菅野は次の楽天との戦いに勝利した。その試合では菅野から笑みは
消えていた。
原の菅野への忠告は武士道の本質を突いているように思う。安倍、坂本、杉内等
にこの精神が欠けていた故の敗戦といえないだろうか。原監督に全員個別指導
する時間がなかったのかもしれない。
侍は勿論強いだけのロボットではない。武士道の奥底には禅の精神が存在すると
言う。老師原は雲水菅野に対し杓杖によって一喝食らわしたのだ。禅の世界は
奥深い。それは極めて人間的なものであり、そしてそこには普遍的な真理とい
うようなものがあるに違いない。
このように考えていくと「一命」の真剣対竹光の戦いの軽薄さが際立ってくる。 >>385
そうかな? 決して軽薄では無いと思います。
一命の半四郎は息子求女と同じ条件で我が身を、全うしたのではないか。
それこそ人間的、普遍的な真理です。
この竹光侍が、と嘲笑った井伊家に対して同じ竹光で渡り合ったのですよ。 すいません。あまりに腹が立って間違えました。
>>385、ではなくて、>>383でした。 君が言うような半四郎の心情わからんでもない。しかし、真剣に竹光では
瞬時に決着がつくと誰氏も思うはずだが。
「一命」の中でのように長時間渡り合えるわけがない。そこに無理がある。
しらけてしまう。
本当の武士ならもっと有効なほかの手を考えるはずだ。
武士道に関しては例まで挙げて説明してるじゃないか。理解できないところ
は無視か。何も半史郎や求女がが軽薄だと言っているのではない。映画の作
り方そのものが軽薄だと言ってるんだよ。
>>378のように「映画はファンタジー」と割りきって「一命はファンタジ
ーなのです。」と監督が公開前に宣言すれば問題なかったんだけどね。
まあするわけないけど。
君は高校生くらいの若者かな。君は怒りに任せて書き込んでいるよう
だが、感情的になったんでは正しい判断なんか出来ないぞ。 >>387
おっ、なんか反撃してるつもりかな。
顔も見えないのに何で顔が真っ赤だと分かるのかな。別に暴れてるわけでもないよ。
自説を主張しているに過ぎない。極めて冷静のつもりだ。
反撃するんだったらきちんと具体的に、理論的に反論したらどうだ。それが大人
というもんだろ。こんな低レベルのことしか言えないとはお里が知れるぞ。 >>388
私は ID:lFNcN3mvではありません
ただの通りすがりです
あまりにも大人げないのでからかっただけです
思った通りの人なので安心しました
じゃあ、そういうことなので 『日本の青春』の最後のほうで、藤田まことと佐藤慶が酒場で対峙するシーンがある。
ワイド画面をフルに使って二人の男が向き合うショットは、黒澤映画のように感じた。 家中で切腹入れて7名死亡、他に重傷者8名、半四郎の自害も含めて
幕府に届けなくてはならない。 公儀は疑念を持たなかったのか?
如何に濠をめぐらせた城同然の江戸屋敷でも、足軽その他軽輩者から
いきさつが漏れる方がむしろ当然。 仲代の策もそこにあったろう。
武士道たるものを告発する真剣剛剣の「切腹」の最大の弱みはそこだな。
竹光の「一命」なら家族愛で、お父さんここまでやったよ、で分かるが。 ┌─┐
│先│
│祖│
│代│
│々│
│ば│
│か│
┌┴─┴┐
│| 三三 |│
 ̄.凸( ̄)凸 それがし、何といっても宮島殿のキャメラが気に入ったでござる 監督も小林正樹氏だったとは知りませんでした。この方は戦争中、
父が軍曹だった部隊の部下だった話を思い出しました。父よりずっと年上だったそうです。
部隊で開催したお芝居で小林氏が演出し父が主役を演じた話を聞きました。
ttp://ameblo.jp/tron-12/entry-10913607911.html#cbox
なんだか貴重な話だ。 岡本喜八監督の『侍』を見たのだが、これ小林正樹監督作品みたいだなあ。
語りすぎのところが。 >>398
影響を受けているのだろうな。
今井正の『仇討』や『武士道残酷物語』も。 彼も私も宮古島で終戦を迎え、そのまま内地に復員できると思っていたら、
沖縄カテナ収容所に送られ約一年暮らした。
彼を中心としたメンバーで演芸中隊が出来、毎週土曜日の夜に芝居や演奏会が公開された。
立派な舞台も出来て中隊のものは作業は免除され、もっぱら練習に励んでいた。
小林さんは演出とシナリオ担当で当時から凝ったものを発表していた。
私は一般の作業中隊にいたが、縁あって手伝うようになり小林さんとの付き合いが出来た。
彼は召集で私は現役だったから、年は大分彼が上だった。
最後のころ、どん底の本が手に入り配役まできまったが復員となった。
ちと残念な気がしたものだ。
その後の活躍はみなさんご存知のとうり、最後に渋谷のハチ公の前で偶然会ったとき、
次は?と聞いたら敦煌ですと言っていた。それが実現できなかったのは残念だ。
http://blogs.yahoo.co.jp/coku0988/5945546.html 三池は「十三の刺客」もそうだが、ワザとやってんじゃねーのかなあ? >>402
あんなに爆破に頼る映画が時代劇といえるのか? 「上意討ち」は三船がミスキャスト
三船の役を仲代がやればよかった
あのギョロ目は怨念を込めやすいw この映画見た。すげー面白かった
こんな名作が無名とは残念なことだな 無名ってこともないと思うけど。リメイクされたぐらいだし 最後のチャンバラのシーンあんまり迫力ないね
黒澤とか三隅とかに比べると劣る リアルだとしたら追い腹を禁じてる井伊直孝の江戸屋敷が切腹を許すはずも無かろう >追い腹を禁じてる
別に関係ない無礼な浪人がやる分にはいいだろうw 無礼な浪人が切腹するのがいいのなら
この映画の主人公には賛同できないということか 追い腹は主人が死んだ後、後を慕って側近が死ぬもので
罪を得て腹を切るわけではない この映画は本当におすすめ。
仲代、三國、丹波の演技が光る。
観て数日は、「拙者、芸州福島家元家来…」なんて言葉が口をついて出たよ。 上意討ちもそうだったけど、この監督の時代劇は台詞劇なんだよなあ。
互いが延々と持論を述べたてる、そして最後のチャンバラがまた延々と長い。
何人斬っても刃こぼれしないんだから斬鉄剣か? これでリアリズムとかねーわwww >>417
www、は無い方が良かった。馬鹿に見えるだけ。 >>417
この映画にリアリズムが無いのは同意だが
刃こぼれは刀よりも剣士の腕次第だから
実際には「新身刀のためしにこやつを切て見んなど云けるを其浪人もれ聞て忽ち迯去しと也
是より諸侯方へ浪人の推参する事止みけると也」
という笑い話に近いオチだったらしいな >>375
この狂言映画を実話だと勘違いしてる外人多いだろうな
じゃなきゃ評価されてない
原作の原典になった明良洪範では切腹しないで逃げ出したんですよぉ
などとは死んでも言えないな ttp://nakaikie.exblog.jp/24790140/ >>423
源氏物語の光源氏を読めば分かるとおり、古来から日本男児はメソメソしてるんだよね 岩波書店(東京)が今夏の刊行を目指して編集作業を進めているのは「映画監督 小林正樹」。
「東京裁判」の脚本を担当した小笠原清さんと、小林組のスクリプター(記録係)だった
梶山弘子(こうこ)さんが編著者を務めている。A4判、約500ページになる予定だ。
市立小樽文学館は、本の刊行などに合わせて小規模な企画展を計画。「人間の條件」の
小樽ロケを撮った写真や小樽中学時代(現小樽潮陵高)のアルバムなどを展示する。
終焉(しゅうえん)の地となった東京都世田谷区では世田谷文学館が7〜9月に企画展を開く予定だ。 https://www.youtube.com/watch?v=mcUlK1y56AM
今日たまたまThrobbing Gristle聞いてたけど、武満ってやっぱりすごいなー 小林正樹(1916〜1996)も會津の教え子であり、1939年10月の奈良旅行に参加している。
この旅行にカメラを持参した小林は會津と学生たちの姿を写真に残している(図5〜8)。
http://www.yomiuri.co.jp/adv/wol/culture/151111.html
いい写真ですな 早稲田出身の映画監督としては最高かな
篠田正浩よりはかなり上だろうし
今村昌平よりも少しは上だろう
ほかに誰かいる? 書籍『映画監督 小林正樹』
小林正樹監督の仕事の全貌を伝える初の書籍にして基本文献。
生前に行われたロングインタビューのほか、
内外のゆかりの人物やスタッフによる書き下ろし原稿、作品評などを収める。
編者=小笠原清、梶山弘子。寄稿=篠田正浩、仲代達矢、想田和弘、橋本忍ほか。
A5判512頁(予定)、予価6800円
2016年夏刊行予定
版元=岩波書店 三十年位前、中川信夫や鈴木清順の高額の本が出たけれど
それ以来じゃないのかな。これだけの値段になると。
ワイズの増村保造の本も高かったけれど。
期待して待ちましょう。 「あしたのジョー」の少年院でジョーが青びょうたんと試合するシーンで、
「切腹」で仲代が丹波と勝負するときの]の構えが出てきたw 小林正樹は一流の監督だが、生真面目すぎて作品にユーモアがないのが最大の欠点。
だから、小津、黒澤、今村より落ちる。「燃える秋」なんかはユーモアがなくても
成立する内容だから、自分は結構好きだがね。 この監督の『いのちぼうにふろう』がようやくDVD化されたので見てみたが・・・、
せっかくこれだけのキャストを揃えていながら勿体ないというか何というか、
勝新が間謀でもないのに叩き出されても戻ってくるのも不自然だったし、
佐藤慶以下主だったメンツが罠にはまってやられてしまうシーンを見せないのも
物足りないし、ラストの一対多数のチャンバラが『切腹』や『拝領債妻始末』同様
やたら長いのがリアル感を削いでいる。どれほどの剣豪でもあれだけ多勢に
囲まれたらアウトだろ、相手の連中も一端の武士なんだし。
黒澤よりも五社英雄に近いサービス精神の持ち主なのかも知れんが、これじゃまるで
桃太郎侍みたいだ。 世田谷文学館いったら、人間の條件のBlu-rae BOX宣伝してたけど、これまた字幕ねーのな
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