小津安二郎 『小早川家の秋』
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東宝での最初で最後の作品『小早川家の秋』について、話しましょう。 京都市以外の生まれのもんを京都人とは認めん!
っていうオッさんがいっぱいいます 撮影は暑かっただろうな。
毎晩のように飲み会やったらしい。 >>69
撮影中に司葉子と原節子は須磨か垂水のほうへ海水浴に出かけたこともあったらしい。 >>70
今は須磨は不良だらけでいく気にならないね。
舞子海岸がお勧め。 俺の爺さん(故)は漁村出身で、若い頃神戸の会社へ就職した。
休みの日は船遊びをよくした。
爺さんは艪が漕げるので皆から重宝されたと。
記念カキコ(スマ)
登場人物の人間関係が複雑で途中で
わからなくなりそうだったw >>74
小津先生の作品は大体そうです。
事前にあらすじでも読んでないと。 新聞小説の映画化だから
筋書き、人物は皆知ってることが前提。 >>75
そんなことないよ。
すごく単純な人間関係。
まあこの作品はちょっと詰め込み過ぎかもしれないけども。 自分(関西人)が見て不自然だと思ったことの一つ。
小早川家の秋
本編1h35m頃
社員達が葬儀の準備をしているカット。
花輪が映っているが、関西、京都ではありえない。
葬儀では花輪ではなく樒(シキビ シキミ)を使います。 こういうのは、細部まで先に決めてしまって、
他の人の意見を一切、入れなかったからですね。
小津映画としての完成度は悪くないのでは・・・
原節子が関西弁じゃないという前提な以上、細かい点は言ってもきりがない
小津のファンじゃないけどね
原と司の座ったポーズ、俺もやってみたけどきつかった >>87
松竹以外で撮った映画は小津にはバイトみたいなもんだから。 小津は死んだとき松竹に借金がたくさん合ったらしい。
香典も差し押さえられたとか。 >>89
全然違うぞ。
>>90
助監督だった井上和男がその場は追い返してる。
そのために彼はクビになった。 >>86
花輪なんか使うものか。しきびを使う。
小津監督の周りに関西の事情がわかる人がいなかった証拠。 本当は怖い昭和30年代 〜ALWAYS地獄の三丁目 送別会でみんなで「雪山讃歌」を歌うシーンで
宝田明はいやいや歌ってるように見えた。
こんな歌を歌わせるなって感じ。 >>79
そこに「ただの小早川家じゃないぞ」というこだわりがある
らしい。 老後の趣味で中世城郭模型を製作しています。
来年の大河ドラマは軍師黒田官兵衛。
備中高松城の水攻めを羽柴秀吉に献策したのは黒田官兵衛とのこと。
大河ドラマにちなんで備中高松城の水攻め復元模型を製作した。
何れみなさんにお見せできる機会があると思います。
http://mirai660.net/castle/ 撮影助手だった田辺晧一さんのトークショーが宝塚であった。あのカラスはヒモでくくりつけてあったとか、小津が同じ帽子を1ダース持ってたとか、昼は豆腐に黒ビールだったとか、森繁がすごい緊張してたとか、いろんな話が聞けた 宝塚映画の残党の人が関西テレビの阪急一社提供のドラマを
作ってはりましたな。
ところで二年前の「京都に行く」という書き込みですが、
今でも洛中と洛外の意識はありますよ。
京都駅が羅生門で南限、北限は北大路・東は東大路・西は西大路。
大阪市内でも古い人は環状線の中(梅田から天王寺まで)か外かとか言いますわ まあ、江戸時代の感覚と思う。
西国街道では京の次の宿場は伏見じゃなかったですか? 原節子、雁二郎、司葉子以外は森繁が多少マシ
あとはみんな顔色悪いな 東宝の役者が全然活きてないのが残念 >>108
山茶花究、藤木悠、宝田明みんな生気ない
加東大介ですらゾンビみたいな顔
硬直してどうしようもない
小津が他社で撮ったのなら、大映の浮草がはるかに良い >>105
>宝塚映画の残党の人が関西テレビの阪急一社提供のドラマを作ってはりましたな。
宝塚映画は「小早川家の秋」を撮った僅か7年後(昭和43年)に劇映画製作を中止せざるをえなくなった。
生き残りのためテレビ映画製作が開始され、多くは阪急グループ提供・関テレ放映という体制が取られた。
それもバブル崩壊後に中断、さらに阪神大震災の影響で製作部門自体が機能しなくなった。
いまも宝塚映像(後継会社)は存在するが東宝が近年製作した「阪急電車」にも製作協力できなかった。 >>110
>いまも宝塚映像(後継会社)は存在するが東宝が近年製作した「阪急電車」にも製作協力できなかった。
できなかったも何も既にスタジオも無いしスタッフも殆どいないのでは?
もうとっくに終わった会社。
黒沢清が90年代に関西テレビで『学校の怪談』を撮った頃は宝塚映像にも50〜60年代から
いるような老齢スタッフが残ってたらしいが。 >>109というか小津映画って大抵の人が硬直してるんだよな
同じセリフを何十回と取り直させられて幽霊みたいになったところでOK出してたようだけど、
なんでそんなやり方して不自然さバリバリになった図が好きだったかねえ? 『浮草』はちょっと古臭い感じの人情話で、俳優のテンションがみんな高いからあまり小津らしくなかった。
『小早川家の秋』は総花式の集大成みたいな映画。 この時期は映画の専門学校に入ってきた輩が
テキストにされているのか
へんなこと聞いてきたり
珍妙な持論を展開するんだよ
この手の専門学校出身なんて映画業界には食い込めないだろうな
100人に1人でるかどうか
高い学費払ってはい、ご苦労さん >>65
その場合の「八王子」は、「八王子駅(周辺)」ということ。
八王子駅となりの西八王子駅周辺に住んでいる人も、
「○○を買いに八王子へ行く」などと言います。 >>111
>できなかったも何も既にスタジオも無いしスタッフも殆どいないのでは?
>もうとっくに終わった会社。
宝塚映像は昨年3月に解散したようですね。
阪神大震災で親会社の阪急電鉄に多大な被害が発生して業務を圧迫した影響で、ドラマ製作の再開が不可能になり事業を大幅に縮小してしまった。
さらに宝塚ファミリーランドが閉鎖され敷地内のスタジオが取り壊されてからは会社の実体がよく分からない。
宝塚駅前のビルに事務所を置いてて阪急梅田駅にある大型ビジョンBIGMANの管理を受け持ってたと聞くけど…
スカパーの宝塚歌劇専門チャンネルの番組を製作する宝塚クリエイティブアーツは別会社みたいやし。 昨日からスカパーで毎日やってるね
久しぶりにみても、やはり良いものは良い CS日本映画ちゃんねるで放映されていたので初めてこの映画を見た。
女二人がしゃがんで話をするシーンが二回あった。
カメラ目線で大写しの原節子と司葉子が微笑みながら会話をするシーンなど、
小津ワールドは健在であった。
小津ファン以外からみれば不自然さ極まりないわけだが、好きな人からみれば
それが心地よいのだろうな。
森繁久弥・・・「俺は小津ワールドには絶対染まらないぞ」の心意気が見て取れた。
団令子・・・・チャーミングだなあ、、、今の時代でも通用しそう
原節子・・・・小津の映画ではどう見ても大根女優になる。
それが小津の要求しているものだと思うが、 鴈次郎が白玉を注文するで「バヤリース」と印刷された黄色の灰皿が
置いてあった。
懐かし商品名だなあ、、今でもあるのかな、、、 >>125
小津作品では人間がいないシーンを固定した状態で10〜20秒間映すことがある
「麦秋」でも誰もいない庭を固定したカメラで20秒ぐらい映しているシーンがあった。
後年、フランスヌーベルバーグ映画でもそのようなシーンがあったが
あれは小津の影響なのだろうか? 自分も日本映画専門chで久しぶりに見た。
数寄屋造りというのか、ああいう家に住んでみたかった・・
やたらめったら、簾や衝立がきれいにみえる。
着物で団扇をお客様に向けて扇いであげる仕草が美しい。
この時期に戻りたいよ。 宝塚映画作品「海の若大将」を改めて見たら、大学の講堂、ダンスパーティ、ナイトクラブのシーンがスタジオで撮られてて、その広さに驚いた。
小林一三がカラーシネスコ時代を見越して当時東洋一広いスタジオを建設したそうで、それが確認できる規模だった。
小津監督作品も撮ったこんな立派なスタジオも「海の若大将」からわずか3年後に宝塚での映画製作中止に伴って隣接する宝塚ファミリーランドのイベントホールに変わったが、サーカスの猛獣ショーや空中ブランコが出来るぐらい大きかったw 当時のスタッフが書き込んでくれた貴重なレスのあるこのスレを落とすわけにはいきません 東宝特有のどこか垢抜けたイメージが案外小津映画に合っているように感じる 好きな映画で何度も観ているけど、観れば観るほど新珠三千代の上手さに感心する ベルリン映画祭コンペ作品なんだよね
小津監督の三大映画祭唯一の出品
東宝というのが関係あるかな 原さんが亡くなられて、この映画の主要キャスト(子役除く)で存命は
司葉子、宝田明、白川由美だけになっちゃったね なんで、こはやがわにした。
こばやかわが正しいのに。 会社の同僚の送別会のシーンでタバスコの瓶がパッと見今のと変わってなかったw
あとフィーリングカップルみたいに男女分かれて向かい合わせに座るのは当時の習慣?
それとも演出上の理由なのかな? この後21:00より日本映画専門chにて放映
久々に見てみよう 小津はサイレント時代に才能を使い果たした。
後の作品はカス wikiによると、この映画で新珠三千代を気に入った小津が「松竹で作る次回作に主演してくれ」
と頼んだらしいんでけど、これホント?
「秋刀魚の味」で岩下志麻の役やらせようとしたのかな?それとも別の企画があったのか。
本当だったら実現してほしかったなあ。
前々から新珠三千代の知名度も評価も不当に低いと思ってるんで、小津作品に主演したとなれば、
今ごろその辺変わってたと思うんだ。 秋刀魚の味の岩下志麻の雰囲気や挙措が小早川家の新珠三千代に似てるのは自分もなんとなく思ってた
ただ小津は主演女優すべてにまた出てくれと言ってるような気がしないでもない 東宝の役者が死んでるのは痛いな
映像的には深みがあるともいえるが
役者が死んでるから、ダメ作品だと思う >>143
賛成だが、「一人息子」「淑女は何を忘れたか」も入れてほしい。 これの内容おぼろげ。
鴈治郎はんがお茶目な旦那で死んじゃう奴だっけか?
よく思い出せない。 新珠三千代が鴈治郎はんに嫌味を言うとこが面白い。
新珠さんは普段は相当な天然さんだったらしいが、演技は本当に上手いね。
「おとうちゃん、ほんま京都お好きですな。そないいい事あるんですか」 死んだ兄さんの悪口言いながら泣き出す杉村春子の間は絶品
あまりの悪口に諫めようと腰を浮かしかけた人が坐りなおして
こういう悲しみ語ってあるよなあと、見る度に涙が滲む 小津のカラー作品はヒロインよりも準ヒロインが印象深いな。
「彼岸花」の山本富士子、「秋日和」の岡田茉莉子、そしてこの作品の新珠三千代。
鴈治郎を詰問するシーンは何遍みても味があって飽きない。父と娘のバトルを
棒みたいに突っ立ってはらはら見ている婿を演じる小林桂樹もからんで、「芸」の神髄を
見ているよう。 >>144
小津は新珠三千代を「秋刀魚の味」に使いたかったが、5社協定が厳しくダメだった。 「大根と人参」を小津が撮ってたら名画になっただろうか? 最後に列車で広島(?)に向かうシーンはいいね。
電報を打つし。 この映画の司葉子の美しさはただごとじゃないよ。原節子とペアになって映るシーンが
多い作品だが、これは小津の中で原と司の世代交代をはっきりと認識させる一本でもあったように思う。
そしてそれは原節子自身もそう感じたんじゃないかな。 >>158
♪秋の夕日に照る山もみじ 濃いも薄いも數(かず)ある中に・・・ 白川由美さん、死去。79歳 合掌
この映画では、何の役柄か、一度観ただけ
なので、忘れている。教えて欲しい。 >>161
白川さんは司葉子が勤めてる会社の同僚じゃなかったかな
出番はかなり少なかったと思う バドミントン金メダルの松友ちゃんは、新珠三千代タイプの美女 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています