成瀬巳喜男5
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
浦島太郎の後裔ってすごい映画だよな
占領体勢馬鹿にしきってるだろw
まぁ、何度も見る気はしないけど 小林よしのりが今発売中の「わしズム」で「コタンの口笛」はいい映画だって言ってたよ。
三好栄子や志村喬の絵もあった。
成瀬作品ではあんまり評価は高くないけどおれも嫌いではないな。 コタンは色が嫌
成瀬作品の中では特にお勧めって程じゃないな
有名どころ10本以上見た後でなら箸休めにいいかも つーか小林なんてバカだから、成瀬の他のまともな映画全然見てないだろ。
でなけりゃ「コタン」なんか評価できるわけない。 稲妻見たけどなんだありゃ
最後前いい感じに悲劇的に盛り上がってここをどうヒューマニズム的に締めるのか期待したのに
雷だけでコロッと解決させられちゃたまんねーよ
終わり悪ければすべて悪いの典型
成瀬作品で最駄作なのは疑う余地はない 稲妻の見所は小沢栄太郎の殴り倒したくなる程の神演技だよ。
後藤綱吉な。
オレは稲妻のDVD見るときは小沢先生が出てくるシーンだけを見て、「へへ、相変わらず
小沢先生は悪人を演じさせたら神演技だぜ」と思いつつモニターをぶん殴るのを我慢する 小沢さんは植村謙二郎と取っ組み合いをしているときも、相手が倒れないように
片手で肩を押さえてあげていた優しい人だ。
>>14
コタンがいいと思ったらいい、で別に問題ないんじゃないの? 植村謙二郎も胡散臭いヤツをやらせたら神レベルだよな
っていうか稲妻と静かなる決闘でしか知らないけど 「稲妻」ってカメラが峰重義なんだね。黒沢みたいに宮川さんとのコラボという
可能性はなっかたのかね。 せっかく大映に行ったんだから、
小津みたいに若尾文子とか山本富士子とかの起用が見たかったな。 「彼岸花」など見ると、お富士さんは小津、成瀬あたりと相性がいいように
思える。特に成瀬だな。中北千枝子とも呼吸ぴったりだったろう。
>>22
合うわけないじゃんw
作風以前に仕事の進め方で揉める。 「鶴八鶴次郎」「女が階段を上る時」
「妻として女として」「女の中にいる他人」
の山本富士子もよさそうだねえ。
オリジナル・キャストにも何の不満もないが。 成瀬作品で良かった高峰秀子や田中絹代や香川京子は、小津作品では冴えない。
逆に小津監督お気に入りの原節子や岡田茉莉子や司葉子は、成瀬作品でもいいよね。
新珠三千代みたいなあまり合わなさそうな人でも、それなりに使いこなしてる。 「東京の女」「非常線の女」「彼岸花」はいいぞ。
小津作品の司はよくないが。 香川京子は東京物語にしか出てないし脇なんだから
冴えてるも冴えないもないと思うがね。 「鶴八鶴次郎」を大映でやらせるなら、
森雅之&京マチ子よりは、
市川雷蔵&山本富士子だね。 「晩菊」観た
これまたすげぇえええええええええ、どうなってるんだ成瀬、勘弁してくれ
見る映画見る映画傑作のオンパレード
その中でもこの「晩菊」はナンバーワン候補だわ
何が凄いって杉村春子がすげぇ
もちろん特別にうまい役者だってのは前からわかってたけど
作品によってはうますぎて鼻に付くってことがあると思ってたんだよな
ところがこの「晩菊」ではそんなこと全く思わなかった
何故かって?
だって杉村が浮き上がらないぐらい他の女優が最高の演技してんだよ
細川ちか子、望月優子、沢村貞子の3人が杉村の一世一代の名演と全く遜色ない神演技
なんでこんなレベル高いんだよw
4人とも主演に使うにはちょっと盛りを過ぎた「晩菊」なんだけど成瀬が使えば光まくり
中年女のいきづまり感をここまで赤裸々に描いた映画はちょっとないぞ
ユーモアがあってペーソスに溢れていてそれでいてシニカルで・・・うーん俺のボキャブラリーが貧困だから誉め方わかんないや
とにかく未見の奴は今すぐ観ろや馬鹿野郎
1954年製作のわりには保存状態が悪くて最初ちょっといらついたけど
そんな細かいことでごちゃごちゃ言わねぇぞ、俺には想像力が有るんでぇ
この映画はまさに国宝そのものだよ 「驟雨」観た
成瀬映画を観るたびに絶賛しすぎて疲れてしまったけどこれもまた傑作だった
香川京子が抜群に可愛い、「おかあさん」に匹敵する可憐さ、もうたまらん
ラスト紙風船一発で徐々に重苦しくなった気分が一掃されるとこなんてすげえよ
「稲妻」なんかもこのパターンだったな
とにかくうまいとしか言いようがない達人が撮った映画、成瀬ばんざい 最近になって成瀬映画を見始めた大学生なんですが、一般には小津や溝口の名前のほうが浸透してますよね。
関連本もわりと新しいものが多いようですが、ここ10年ぐらいで急速に再評価が進んできたってことなんでしょうか?
それとも単に海外で発見されるのが遅れたというだけで、日本の映画ファンの間では
昔から小津溝口と並ぶ巨匠の扱いだったんでしょうか?
銀座にあった並木座でのみ並ぶ扱い。他では評価低かった。
作家性はないが技術の確かな職人監督と言われていた。 >>43
86年ごろにリュミエールで成瀬特集号を出したのが確か最初。
小津・黒沢・溝口に成瀬を加えようという意図もあって、確かあの雑誌と前後して
海外の映画祭で成瀬特集が組まれたはず。カウリスマキや何かはそこで観てるのかな?
それまでは「松竹に小津は2人要らない」事件とかカルトな話題に上ることもあったし、
何故か「浮雲」が好きで屋久島まで行きましたっていう人がいたり、
「ゴジラ」に玉井正夫と中古智と石井長四郎が参加していることから特撮関連から成瀬を見始めたという
人もいたけれど、巨匠としてまともに評価されたのは85年くらいからだと思う。
ついでに自分は特撮から成瀬に入った口。生まれて初めて観た成瀬映画はテレビでやった「杏っ子」で、
佐原健二と土屋義男が山村聡と木村功に苛められるのが可笑しかった。 自分が言いたいことを声高に叫ばないところが作家性がないと誤解される原因だろうな >>44>>46
丁寧に答えていただいてありがとうございます。
なるほど、あくまで優れた職人であって作家とは見なされてなかったということですね。
リアルタイムで見てたという祖母に聞くと、「今でも見る人がいるのかね」と不思議そうな顔をしてました。
休日の暇つぶしだったようで、半世紀後になって特集上映がされたりアカデミックな研究書が出版されるとは
思いもよらなかったみたいです。 「舞姫」観た
うーん、ちょっとこれはタイプじゃないなぁ
さすがの成瀬もあんまり得意種目じゃなかったんじゃないかな
よろめきドラマの走りみたいな感じなんだけど背景となっている中流の上クラスのディテールがなんかとってつけたみたいで違和感があった、溝口の楊貴妃みたいな違和感w
下町が舞台ならもっと違ってたのかな
まぁ、80本以上撮ってるんだからこんなのもあるだろうな >>46
>何故か「浮雲」が好きで屋久島まで行きましたっていう人がいたり、
その人は徒労だったな。あれ本当のロケ地は伊豆なのにw
>特撮から成瀬に入った口
おれもその口。
「乱れ雲」の土屋嘉男がガス人間だったら車に轢かれても助かったのにと悔やまれる。 ガス人間だったとしても哀しい結末は一緒だよ。
それからロケなら鹿児島に行くとか、
林芙美子「屋久島紀行」を持っていくって手がある。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000291/files/4989_24353.html 「めし」がよかった。傷口をやさしく舐めてもらってるような映画でした。
それから「山の音」。親子の役なのに上原謙より山村聡の方が1歳年上なんですねぇ。
ワロタ。
生き物の記録の三船敏郎のメイクもそうだけど、昔の映画は手抜きがないですね。
成瀬や黒澤映画ばっかりみてると三谷後期なんかの映画はカス以下だ。
成瀬映画に常連の森雅之は、
邦画史のなかでもっと高く評価されていいと思うのだが…。
森雅之は評価されてるんじゃないの?黒沢の羅生門にも出てるから有名だし。
むしろ小沢栄太郎が凄い役者なのに割と知らない人が多いような気がする。 森は実績に比べると過小評価なんだよ、知名度だって。
小沢栄はスターじゃないから。 森だってスターじゃないよ。
こういう人は名優って言うんだよ。 森はそもそも生まれ育ちがアレだから、そういう意味で別格扱いだった。 昔の邦画は録音が悪いから森さんも声量が小さくてあんまり迫力がない。
名優と言われてもピンと来ない。 「浮雲」はキレイな作品だねえ…
瀬戸内寂聴のカコバナ思い出した。 「松竹に小津は二人いらない」と言った城戸とかいう所長(社長?)がいたそうだが、
小津さんと成瀬さんは全然、違うと思う。
たとえば「名もなく貧しく美しく」のラストシーンを小津さんならどんな撮り方をしただろうか。
「名もなく貧しく美しく」の監督は松山善三です!(><) 後期の作品群で見比べれば全然違うと言えるが、城戸が言ったとされる時は
サイレント〜トーキー前後期だろ。 「晩菊」で細川ちか子と望月優子が一緒に寝ているシ−ンは笑える。
成瀬は映画の味付けが凄くうまい。
ちなみに細川ちか子の経歴をググッてびっくりした。 「晩菊」といやあ中年大女優ばかり注目されてるけど、警察に追われている
関役の見明凡太郎もいい味だしてた。眉間に縦皺作って不健康に黒光りしたような
顔、かみしめるようなせりふ回し、玄関のガラス戸越しの所作、絶品だ。 細川さんはCS衛星劇場で昭和10年代のPCL(東宝)映画に
主役で何本か出てるのを見た 「あらくれ」「稲妻」、久しぶりに観直して、やはり面白かった。
ところで、高峰秀子さんは健在ですかね?、もう80歳は超えたと思うが… テレ東のグルメ旅行番組で観たのは、何年前だったかな。 テレ東のグルメ旅行番組で観たのは、何年前だったかな。 >>67
成瀬、細川さんのこと役者として好きだったんだろうなあ。
ちょくちょく使ってるから。変な役が多いけどw 俺は「晩菊」の細川さん見て凄い役者だと思ったな。
表情、せりふの間、仕草なんか余裕たっぷりで、望月優子や杉村春子との
呼吸もぴったりだった。
舞台人としては杉村さんの先輩なんだね。 ここには「乙女ごころ三人娘」観てる奴っていないのか?
いまさら細川が話題になるなんて >>73
それを言うなら、「妻よ、〜」にも出てるしねえ。
「女が〜」でも変な役だった。 「妻よ〜」はホントにチョコっとしか出てないから語るなら「乙女ごころ」だろ。
駅でのラストの悲哀とかさ。 見せどころのない汚れ役だよね。
「桃中〜」とか後の方がいい役になっていくね。
>
そうそう。「乙女ごころ」よかった。雲右衛門でも妖艶だったな。
藤山さんも熱烈なファンでもあったんだろうな。 この監督の映画で最初に観たのは「浮雲」だった。
「構図とかは凄いけど、苦手なタイプの監督だなぁ…」というのが正直な感想だったのだが、その後観た「乱れる」が最高に良くて一気にハマってしまった 「妻よ薔薇のやうに」を観たらもっと嵌まって抜け出せなくなる。 「一気に」って言ってんだからもういろいろ見てんじゃないの?
余計なお世話だよ。 >>80さん、>>81さん
今のところ観たのは50年代・60年代のばっかりで、その「妻よ〜」は未見なんです。
今調べたら、かなり初期の作品みたいですね。
今度レンタルビデオ店で探してみます。>>80さん、お薦め感謝です。 >>83さん
もう既に一通り観たととられるかもしれない書き方をしたのがマズかったですね。すいません…。 室田日出男もそうだけど成田さんも最高に素敵な役者でしたね、独特なあの雰囲気が堪らなかった。 雑誌シナリオで水木洋子さんの伝記物連載してるんだけど、
今月でついに成瀬が登場したから読め。
しばらく成瀬関係続くと思われ。
この田舎者どもが。 まっこつ!
じゃかい、都会んもんはすかんとよ!
いうちょくけどね!田舎でん、本屋ぐらいはあっとよ!
成瀬もよかけどね、おんなじ監督さんの映画ばっか見ちょるとバカんなるよ!
>>87、たまには帰ってこんね。かあちゃんな、待っちょるよ! 王候賢の「珈琲時光」って、小津へのオマージュとして作られてるけど、
そりゃどう見ても勘違いで、あの映画のテーストは成瀬だろ。 >>90
継承はともかく成瀬の弟子といえば山本薩夫だよ。成瀬が松竹からPCLに移籍したときに
成瀬が引っ張ったのは山本薩夫。
成瀬の映画は結構、醜い財産争いが出たり、愛人が出てコレが金を要求したりとかドロドロ
したモノがあるけど、そういうドロドロさは山本は継承してると言えるかも。 成瀬の弟子を一番自認していたのは石井輝男だが。
成瀬特集のイベントとかやると必ずゲストで呼ばれて、ベラベラ喋ってたな。 >>95
石井輝男は映画の題材はアレなんだけど、
演出はやっぱり成瀬の影響受けてるもんね。 >>12>>14
別に小林は好きではないが、お前らにすごく団塊フォロワーの臭いを感じる。
サヨクがカッコ良かった時代のなw >>303
ありがとう。
「日本の悲劇」確かにあった。
だが「女の園」がない… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています