久しぶりに観たら、完璧な映画だと思った。
セリフがひとつ変わってしまうと、ストーリーが変わってしまう絶妙なバランス。
難解なミステリーだが真実はひとつ。
ヒッチコックの「裏窓」と同様、細かい演出が沢山あるのだが、
その細かい演出に気がつかなくてもなんとなく観れてしまう映画なので
気づいた人と気がつかなかった人で評価がわかれるだろう。
ヴェネチア映画祭の審査員たちは気がついたようで流石だと思う。
1つだけ例をあげれば、三船が冒頭のシーンでなぜ倒れていたのか、
倒れた本当の理由がわかってる人ってほとんどいないのでは。