マキノ雅弘/マキノ映画
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とにかく色々語れそうだから立てちゃうよ。語ってよ。
>>112
東宝に上映用プリントが無かっただけで、前からCS(CATV)では
やってたみたいだけどな。キネマ倶楽部からソフトも出ていたと思う。
それとフィルムセンターで上映したこともあるよ。 >>113
フィルムセンターで上映したことある? マジっすか。
「荒神山」はどっかでやった気もするけど、6・7部もやりましたっけ。
まあ、でも、一挙上映は非常に珍しいのは確かなんで、サイト、はっておきます。
これだけでシネマヴェーラ渋谷には花丸あげたい気分だ。
http://www.cinemavera.com/schedule.html >>114
追加情報。東宝の9部作に加えて、63年から、東映で鶴田浩二主演で
製作された『次郎長三国志』シリーズも上映するそうだよ。
こちらは、未ソフト化で、上映プリントもなかった作品。
楽しみですな〜。 >東映で鶴田浩二主演で 製作された『次郎長三国志』シリーズ
鶴田次郎長がいい男になり過ぎてて、ちょっとイヤミだけどね。 01月25日(水) 後 01:00-後 02:30
BS2 懐かし映画劇場
「月形半平太」 <レターボックスサイズ>
【監督】マキノ雅弘
大川 橋蔵/丘 さとみ/青山 京子/高田 浩吉 ほか
〜1961年 東映京都制作〜 ↑ 予約録画しておいたが、国会中継で延期になってた。 東映版「次郎長三国志」シリーズ 昔 深夜の放映で観たけど、おろらく監督本人
としては、東宝みたいに多く撮りたかったろうけど、鶴田や他の俳優も任侠作品に
出なければいけないから、話をブツギリにした感じがする。だいたい次郎長伝を
4部で描ききるのは無理。 『雪之丞変化』をテレビ放映で見た。大川橋蔵が三役で奮闘、
雪之丞の女形が素敵だった。十三代目片岡仁左衛門の師匠も
渋い。
かつて東映随一といわれた腹ちがいの兄【松田定次監督】は今年が生誕100周年ですが、何の動きもないのでしょうか? >>124
まあ、今は観るだけならソフトやCS(ケーブル)・BS等で普通に観れますけどね。
地上波でもKBS京都では松田作品はヘビィ・ローテーション。
松田さんは東映京都でも、下っ端助監督は畏れ多くて口も利けないぐらいに偉い
人だったそうで。当時のスター映画は軒並み撮っている。ただ、映画監督は作家的
な癖のある個性的な作品がないと取り上げにくいですよね。
マキノは何を撮っても演出に独特のリズムがあるけど、松田さんは見えにくいでしょう?
松田定次や佐々木康といった監督は取り上げにくいんですね。
キャメラ2台で長回しして芝居の演出と編集でリズムを出すのがマキノさんだけど、松田さん
は現場でも呆れるほど細かいカット割を繰り返し、それをさらに編集で詰めに
詰めるスタイルだった。テンポはいいが個性が見えない。
忠臣蔵(赤穂浪士)を3回も撮ったとか、そのあたりで引っ張れるか? あるいは未見だが、
キャリア末期の「バラケツ勝負」や「めくらのお市」などは面白そう。 昨日行ったけど、やっぱり、いいなあ。
『浪人街』は初見だったけど、「ああ、マキノ!」と唸るところが、いっぱいあったよ。
それにしても、"マキノ雅彦"のは、予告編を観ると、非常に嫌な予感がする。
センスのないブラックユーモアほどツライものはないのだが……
杞憂だったらいいんだけど……。
「次郎長三国志」で頑張った子役で、マキノの甥の監督作として、観るべきなんだろうか。 >キャメラ2台で長回しして芝居の演出と編集でリズムを出すのがマキノさんだけど
ホントに? マキノは中抜きの名人で、「昨日消えた男」で、
それまで順撮りしていた東宝の撮影所の人たちを驚かせた。
だけど、後年はマルチカメラを使いこなしていたのも事実。
かといって、もちろん中抜きの手法を忘れてるわけじゃなく、
それは映画を観たら分かるよ。使い分けてる。 >>130
マキノが何時頃からキャメラ2台で撮り始めたのかがはっきりしない。恐らく、
東映でカラー・シネスコで撮るようになった時期が境目ではないかと思う。
中抜きを始めるぐらいにセッカチな人なので、トータルでの経済効率を考えているんでしょうね。
2台になればそれはそれで照明や構図の手間暇も掛かるのだが、それを差し引いてもキャメラを切り返す時間がもったいないし、
役者の演技が現場のカット割で途切れることが気に入らなかったのでしょう。
まだマルチカメラを始めていなかったと思われる頃でも、レールや台車の移動を使いつつ、
ゆっくりと俳優の芝居場を捉えるような演出を行うことが多かった。
本人がその事にどれだけ自覚的だったかは不明で、案外に何も考えていなかったのかもしれないが、
実は日本で同時代のフランスやハリウッドに通じる映画話法を持っていたのが、当時のマキノだったのではないですか?
ジョン・フォード、ジャン・ルノワール、ハワード・ホークスと並び称されるべき人ですね。 >>131
まあ、大げさに評価すまいと思っても、昨日(4日のことね)やった中で
どっちかというとデキの悪い方の「浪人街」にしても、神業なところあるよなあ。
最初の方の近衛と河津が居酒屋の外でチャンバラを始めて、
藤田が太鼓を叩くあたりの一連は、どう演出してるかわからんが、
ひたすら自由でおおらかで活気があってお祭り的で凄い。
弟子の喜八や澤井が、ああいう感じを出してるのは見たことないもんなあ。
つか、ホント、ルノワールあたりが近いよ。 >>131
東映DVDボックスの解説書の対談の澤井発言によると、
マキノは2カメでの照明は、「太陽が両方からあたってる」状態でも気にしない人だったと。
フォトジェニーの人ではない。それよりも役者のいい芝居を一気に撮りたい、というようなことを言っていた。 だいたい無声映画って照明、おおらかなことあるよね。 昔の時代劇はライト当てる方向決まっていた人多かったし。 シネマヴェーラ渋谷で、今週の土曜日から上映する、『次郎長三国志』特集
の、タイムテーブルが発表されないけど、どうしたのかな〜?ちょっと、
心配になってきた…。 >>137
ありゃ、ホントだ。ありがとさん。でも、公式HPには載ってないし、
チラシとかも劇場に置いてないんだよな〜。でも、なんで第一部から
始めないの? 「港祭りに来た男」めちゃくちゃ面白かった。
なんでこれが未ソフト化なんだ。 今日は二本ともアタリだった
大友柳太朗いいねえ・・・色男だけど不器用かつ品がある
丘さとみ美しすぎ 「男の花道」 マジ泣けた・・・最高
ところで文芸坐の最前列に連日居る道化師のオッサンなんなの?
別にどんな格好しようが自由だけどさ 津川がマキノ雅彦を名乗り映画監督デビューする件について。 マキノ雅弘が存命の内にマキノを襲名しちゃったんだよね。
喜んでいたらしいが、弱っちゃったのかな。 いや、割とどうでもいいんじゃないの。
むしろ、ほんとに喜んでたんでしょ。 で,今日は9時55分の「日本侠客伝」から鈴木・澤井両監督インタビューまで
新文芸座にいたのですが,映画は2本とも雨&とびとびで,あれでは演出のテンポとかは
味わえないような気がしました。「浪速篇」は笑いもあっておもしろかった。
鈴木監督は入院後というとこで声が出ない風でしたが一生懸命話しておられ,いろいろと興味あるエピソードも
披露されていました。
ワイズ出版からインタビュー本を出してほしいです,深作・中島ばりのボリュームで。
道化師のおっさん今日もいたね。というか,席がとなりでした…ちなみに自分じゃないよ。 河津清三郎は崇拝していた。
監督作品に殆ど出演している。 >>147
あのひと、虎のお面は鑑賞中は外してるの?
毎日同じ衣装だけど洗濯しなくて匂わないんだろうか?
すごく気になる・・・ 最前列のあの人は道化師のおっさんじゃないよ。
彼は新宿タイガーマスクといって、あの格好で昔から新聞配達をやっている。
TV番組でとり上げられたこともある、映画好きのちょっとした有名人でつ。
そのときはタイガーの部屋の中も映してたけど、同じような衣装も何着かあったな。
(「我に撃つ用意あり」で石橋蓮司が扮した新聞配達のモデルでもある)
新宿の映画館でバイトしてた友人の話では、映画館は劇場招待券と引き換えに
新聞を無料購読してるので、映画好きのタイガーはもらった招待券で
新宿中の映画館に出没してるそうなw
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=802561 >>150
おお、鑑賞中はマスクを外すんだw
最前列であのお面じゃ見えないもんな
あの膨大な手荷物は新聞なのか?
きょう間近で観察したらオードリー&BBがプリントされた特製シースルーバッグを掛けていた
どこで手に入れたんだろう? >>150
タイガーマスクは新宿の名物男なので、住み込んでいる販売店も追い出せないんだろうな。「この
人がいなきゃ」って感じなんだろうね。あの稼業もラクじゃないだろうなあ・・・。
>映画館は劇場招待券と引き換えに新聞を無料購読してる
昔の「ビラ下」の習慣の名残ですね。昔は新聞販売店・銭湯・商店にはよくポスターを貼らせてもらっていた。
ttp://www.wind.ne.jp/asakusau/asakusa/kobore/kobore2.htm
いまだにその土地で古くから営業している各映画館には、地元の販売店からそ
の地方で配達されている日刊紙はほぼ全紙届きますよ。購読費は払わない。
代わりに何枚か無料招待券を上げるだけ。主に販売員の人が使ってるみたいね。
古い馴染みではない新しいシネコンやミニシアターには、もうこの習慣はないと思う。
ちなみに拡販で配るプロ野球や映画の切符は、拡販さんと映画・スポーツ興行
の営業さんの方の取引なのでまた別です。あのあたりの詳しい事情はちょっとよく
分からない。あの辺となると、まあ何かとグレーな世界ではあるね。 文芸座くらいキャパあるとこならいいけど、
ラピュタみたいな狭い劇場にまで遠征して来るんだぜ、あのおっさん!
それも最前列!
うっとおしくてかなわん! 三百人劇場で見かけたこともあるけど、フィルムセンターはまだないな・・・ >>151
外すというより、頭の上にずり上げるだけ。
お面にスクリーンの光が反射して、すごい気になった。
あんなのが近くに坐ってたら、気になって映画どころじゃない。
劇場は周りの迷惑も考えて、せめて普通の格好して見に来い、くらい言ってほしいね。
>>155
タイガーのことは、自分が高倉健になったつもりで、まあ大目に見てやれ まあ、そういうことがあってもええんとちゃうか?(マキノ風) 席が埋まったわけでもないのに、タイガーの真後ろで見てる青年が居た
絶対に視界に入ると思うんだが・・・ マキノは本当に安定して高レベルの名演出家ですね
それとも文芸坐のセレクトが良かったのでしょうか やっつけ仕事も多かったよ。けど総じてレベルは高いね。
情感出すのがうまいから、なんとかしてしまえるんだろうな。
1.ヌケ2.スジ3.ドウサのはずだけど、3の指導が巧すぎる。 ダメダメ作でも「これは!」と思うところがある。
逆に言えば、「これは!」というところで客を引きつければ、
いわゆる「名作」に仕立てようという欲もなかった。
こういう人を前にすると、批評家的な点数主義で映画を評する
(ネットでもこれをやりたがる厨が多いこと!)のが馬鹿げてくる。 昨日今日、渋谷で鶴田浩二の次郎長4本観てきた。
鶴田は本当に「親分!」て呼びたくなる貫禄があるし、佐久間良子との
絡みも情感籠もってて良かった。
鶴田を立てながら周りの子分衆も存在感あるし。
ソフト化されてないせいかリメイク物のせいか、評判は今一つだけど個人的には楽しかった。 僕も鶴田版の3,4を見てきたが面白かった。
展開もスピーディで見ていてだれない。
たしかにな
「ALWAYS 3丁目の夕日」の芝居なんてクソだもんな
マキノが撮れば吉岡と小雪のやりとりなんか名シーンになってたのにな >マキノが生き返れば日本映画は復活するよ
マキノはマキノでも、マキノ雅彦では、無理だろうね。 >>168
言えてますね。あれで評価が高いんだから…
昭和30年代の長屋的雰囲気もうまく出たかも。 >>164
>批評家的な点数主義で映画を評する(ネットでもこれをやりたがる厨が多いこと!)のが馬鹿げてくる。
元々、映画(に限らずあらゆる創作物)ってそういうものだと思うけどね。とくにマキノのような多作=佳作型の人に
いちいち点数を付けるのは大きな間違いでしょう。
批評家が星を付けるのは、あくまで読者の時間の節約の為にそうしているだけなんだけどね。
いつのまにか点数やベストテン・賞だけが独り歩きするようになった。
>>168 >>170
要するに、今の映画は人情劇・感動劇のスタイルさえあればそれでいいわけでしょ。中身
が空でもいいんだよ、観客が勝手に「泣ける」雰囲気が味わえればそれでいい。
マキノだってそりゃ深いことは考えてなかったけど、そこで同じ泣かせをやるにも芸が違うわけですよね。 泣かせのシーンにしても、ひとつの情緒に溺れず、ささっと次の場面に行く。
それが却って余韻を残す。いわゆるお涙頂戴とは一線を画するマキノ流。 >>171
>要するに、今の映画は人情劇・感動劇のスタイルさえあればそれでいいわけでしょ。中身
>が空でもいいんだよ、観客が勝手に「泣ける」雰囲気が味わえればそれでいい。
>マキノだってそりゃ深いことは考えてなかったけど、そこで同じ泣かせをやるにも芸が違うわけですよね。
ほんとにそうだね。
「ALWAYS三丁目の夕日」を全否定するつもりはないけど、読解力のない観客たちに支えられた
人気なんだな〜と、このスレを読んでオモタ↓
http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1140445828/18-28 >>174
>20 :名無シネマ@上映中 :2006/02/21(火) 18:13:00 ID:X022VWHc
>うん、マキノ映画はいいよ〜。
>山崎監督は現代によみがえったマキノ雅弘だ!
>21 :名無シネマ@上映中 :2006/02/21(火) 18:47:06 ID:wyMlt47d
>>>20
>全くその通りだと思うね。
>22 :名無シネマ@上映中 :2006/02/21(火) 19:49:19 ID:ugmBkaX/
>>>21
>禿乙
すげ〜、>>168「ALWAYS 3丁目の夕日」の芝居なんてクソ と書いてあるのに、
どうしてここまで好意的に脳内翻訳できるんだろうか・・・。
>うん、マキノ映画はいいよ〜。 (←じつは見たことない)
>山崎監督は現代によみがえったマキノ雅弘だ!
>全くその通りだと思うね。 (←同上)
うん、「3丁目の夕日」板の連中の脳は森の石松並みかもしれん
「次郎長三国志」でも見てくれと言いたいな >>156
蒸し返すようで悪いが、俺はあのおっさんには頭にきている。
周りの迷惑を考えないヤシは最低だ。
ささやかな娯楽を求めて映画を見にきているカタギの衆に、迷惑をかけるようなヤシは、
健さんほっとかないと思うが。 ちょいと質問。
演出家のマキノノゾミって雅弘の何にあたる人?
確か男だとは聞いたんだけど。 みんな今やってる、次郎長三国志は見に行ってるのかい? >>181
このところ、シネマヴェーラで、マキノ雅弘の追っかけやってますw
俄かファンです。
1,2,3,4,5,7,8と観た。
6を飛ばして、7を観たら豚松とお蝶ねえさんが亡くなっていて
「しまった」と思った。
スターの素晴らしさ、シナリオ、おかしみ、殺陣の時の人の多さ等々、皆すべてが
今の時代では成立し得ないもので、おかしな感想かもしれないが、儚さを感じてしまったよ。
もちろん、このような映画を観られて、とてもよかったと思っている。
このシリーズが作られた頃は、今よりもずっと江戸時代に近かったんだなぁ、とアホなことを
ボンヤリと思ったw
さぁ、残りも観るぞ。 >今よりもずっと江戸時代に近かった
これは本当にそう感じるよ
今の時代劇が完全に失った何かが充満している まあ特異点から一般論にするのはちょっと無理があると思うけどな。 はじめの方は面白かったけど7,8あたりはだいぶテンション下がってる >>180
血縁という噂があるけど、無関係だと思うけどな〜。 >>186
そうなんだ。「浪人街」の舞台を手懸けてたから、てっきり遠縁かなんかかと。
まあ本当に一族だったら、もっと前から名前が知られてるか。
ちなみに次郎長は自分も観てる。今週土日(6〜9部)で鶴田版含めて全作制覇。
笑いあり涙ありチャンバラありですごく贅沢な気分になれた。
あと、やっぱりみんな上手いね。時代劇や方言混じりでも芝居に不安定な感じが少ない。 山根氏の話
・シリーズの簡単な概略
・マキノ監督は八部で完結させるつもりだった
・九部は前後編だが後編は作られていない。理由は不明
・通常の「シリーズ」は一話完結の連作が多い(残侠伝など)が、これは続き物の珍しい作品
・このシリーズは前半(4部まで)は仲間がどんどん増えて無条件に楽しい
・一転して後半は重いトーンが続く
・マキノ作品には「鴛鴦歌合戦」のように無条件に楽しい明るい作品と、
「崇禅寺」のように暗い作品の二極がある
・その二面性を凝縮したのがこのシリーズ
こんな感じでした。真新しい話は何もないけど(山根氏の批評は大体そうだし)、
時間も短かったので仕方ないかな。丁寧な話振りは良かったです。 >>188
>・九部は前後編だが後編は作られていない。理由は不明
例の「映画渡世」では、東宝が勝手に企画を立てて番線に載せてしまい、マキノ
が乗り気でなく降りてしまった、という書き方になっていたな。
実は第十部の予告編だけ撮影されているんだよね。昔、フィルムセンターで見た。 「第六部 旅がらす次郎長一家」はせっかくのニュープリントなのに
がっつり傷が入っていて残念だった。
映写事故のためとアナウンスしてたけど、信じがたいミスだな。
>188
五部以降は確かにダウナー系。
特に六部は敗走のうえに厄災が重なる悲惨な話で
大の男が泣いてばかりいるんだが、それでもどこか
カラッとした開放感があるのが不思議でした。
越路吹雪がフェロモン出まくりだったからだろうか。 >>189
そうそう、その予告編と他の次郎長映画との記憶がごちゃ混ぜになって、
山根氏も山田宏一氏もこのシリーズを「10部作」だと思い込んでた、て話もあった。
山根氏なんか実際にそう紹介したこともあったらしく
ビデオ(キネマ倶楽部か?)の解説書くときに初めて知った、ってw
あと、個人的には2ヵ月後に出るという「加藤泰BOX」の内容がすごく気になりましたw
山根氏と鈴木則文監督の対談付きとか。 >>190
いきなりニュープリンと駄目になったと言うことですね…
まあテレシネは終わっているんだろうけど。 山根氏話追記もう一つ。
第九部は、キネ旬で告知されたときは「脚本:橋本忍」で
「お米:岡田茉莉子」と書かれてたらしい。
ところが出来上がってみると岡田は出てないし脚本は唯一マキノ自身だし、
会社と相当なんかあったんじゃないか、てことでした。 岡田茉莉子の次郎長見てみたかったね。
岡田はちょっと演技固いから、
マキノ次郎長で柔らかい演技するところ見てみたかった。
結局、第八部と第九部の間に作った
鶴田浩二&岡田茉莉子「やくざ囃子」になったんだろうな。 おい喪前ら!gooでは第十部ってか完結編があったことになってるぞ!
詳しくは↓参照。『次郎長三国志 完結 荒神山』って・・・
ttp://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD24095/index.html?flash=1
脚本が橋本忍、岡田茉莉子出演となっているので山根氏の話とも一致している。
ところで昨日シネマヴェーラ渋谷で第六部、山根氏の講演、第七部と延々いびき
かいて寝てた馬鹿!寝るのは構わんが、いびきかくな。迷惑じゃ。 昨日・今日とシネマヴェーラ行ってきました。
八部が良かった。森繁の石は、なんか出てくるだけで泣けてくる。
ビデオで、錦之助が石松やってるリメイクも観たけど、
錦ちゃんはスターオーラ出過ぎで「もてない男」っぽくないよね。
頑張ってはいたけど・・・。
今週は一〜六部観る予定です。 >>191
加藤泰DVDボックスにはハスミンも評論を寄稿しているみたい。
講演前、ロビーで山根氏と蓮実氏が談笑しているのに遭遇。
>>195
gooのデータはキネ旬の日本映画紹介から転載している。 >>195
ついでにJMDBでも第九部脚本が橋本忍になってるけど、
これもたぶんキネ旬準拠。
実際の画面では、ちゃんと「脚色:マキノ雅弘」になってました。
しかしハスミンも来てたのか…
なんであの人はこう何でもかんでも絡んでるんだろう…… >>198
昔のキネ旬のデータは基本的に映画会社のプレスの丸写し。プレスは撮影前や
撮影中に書かれる。よって、企画・撮影中に実際のキャスト・スタッフ・ストー
リーが変わってしまうことがある。
脚本については、橋本が書いてきたホンをマキノが気に入らず、時間も無かったのでマ
キノが例の口述による直しの連続で切り刻んで変えてしまったと推測。
その過程で橋本の名前が消えてしまったのでは? >>198
よく奥さん同伴で、ヴェーラに日参されていますよ。
ホントに映画が好きなんだなと、そんなに悪い印象はないなー。
初日に行ったところ、あまりに客が少ないのにびっくりして、
緊急アピールとやらを勝手に方々へ送りつけたとのこと。
それが功を奏したのか、客足も徐々に上向いてきたと。
確かに最初のころは新文芸坐と一週重なっていたせいもあって、閑古鳥が鳴いていた。
ハスミン効果でも何でもいいから、お客が来るのには越したことはない。 荒神山でその後どうなったのか激しく知りたいっ!
予告編やってたから少しは撮ったんじゃないの? >>199ー>>201
おそらく>>199の推測通りでしょうね。
山根氏が「このシリーズの脚本は、とても全体のコンストラクションを
考えて書かれているようには思えない。泣きの場面がしつこすぎて
(しかも何故そこまで哀しいのか伝わらない)著しくバランスを欠いている」と
発言されてましたが、それも口述筆記とかとにかく時間のなさが原因ではないかと。
で、個人的には多少なりとも第十部は撮影されたのでは?と思います
(おそらく橋本忍は9〜10を任され、共に没を食らったのでは)。
第九部の最後が、どう考えてもこんな所で辞められないような場面で終ってますし、
一応予告編(これは撮り下ろしでしょうが)にも「撮影快調」の文字もありますし。
結局撮影中に脚本か俳優かに決定的な問題が生じて、中止に至ったのでは。
今でも存命の長門裕之にでも聞けば真相が明かされるかもしれませんね。
>>200
自分も集客力あるところは好きですよw
ただあんまり色んなところで見るんで節操ないように思うだけでww >>202
>で、個人的には多少なりとも第十部は撮影されたのでは?と思います
このシリーズは2本同時進行のグロスで撮影されたと言われているので、
第十部も一部分は撮影されていた可能性はある。 >>201
気休めだけど、話だけなら原作本は今でも簡単に買える。
第八部とか全く違う部分もあるけどね。 >>202
> 結局撮影中に脚本か俳優かに決定的な問題が生じて、中止に至ったのでは。
第九部の後しばらく東宝と疎遠になるから、
組合と揉めた可能性もあると思う。
実際「第九部 荒神山」は主だった配役に専属の俳優がほとんどいないし。
あるいは日活に引き抜かれたか。 山田宏一の本には
後編の脚本だってできていたんですから。撮影だけはしたんですよ。
でも、こんな調子で封切られちまったので、
スタッフもキャストも、途中でみんなやめたんですよ。
というマキノ監督の発言が載ってるね。やはり撮影はしたんだろうか。
それでその悔しさが日活で次郎長を撮るきっかけになった、とのこと。 >>208
>後編の脚本だってできていたんですから。撮影だけはしたんですよ。
やはり途中までは撮影していた可能性はありますね。
>それでその悔しさが日活で次郎長を撮るきっかけになった、とのこと。
日活や東映でも堂々と同じネタで撮るんだから凄いよな。フォードの騎兵隊もののよ
うに、似たネタを何度でも繰り返して洗練させていく。こういった創作スタイルは
現在では難しい。強いて言えばスピルバーグにそういう所があるけど。 >>207
ちなみに同じ本によると、「無名の俳優ばかりおしつけられて」との発言もあり、
俳優に関しては(森繁、田崎、田中を除くと)会社の意向がかなりあるみたい。
特に小堀明男は東宝がこれでスターに育てたかったみたいだね。 >>210
小堀明男も芸能一家の出身ではなかったですか? 結局、「次郎長三国志」以外には
ほとんど代表作がない。「ラドン」の警察官ぐらいでしか見たことがないな。
このシリーズは基本的には2本グロス撮影で、1本半分の予算・ギャラ・スケジュールで2本撮っていたのでしょう?
東宝が「これで撮ってくれ」と言ってくる二流俳優でも何とかせにゃ、ということですよね? つまり東宝的にはこのシリーズにあまり期待してなかった、てことかな。
商業的にはともかく、批評家受け(キネ旬とか)はあまりよくないみたいだし。
それで九本(予定では十本)も作らせたのが分からないけど、
低予算で確実に当たる収益性の高い作品、てことだけを考えてたのかな。 加東大介を盗っていった「七人の侍」公開もこの年だよね。
いろいろ不満があるところを日活に引き抜かれたかたちかね。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています