ウン。その状況はわかるんだけど
金丸座に役者とエキストラ連れてきて、みんなキレイに着飾らせて陳列して…
そこで満足しちゃったであろうところが篠田だな〜と思うわけだ。

脚本がアレだから判りづらいんだけど、「写楽」って
蔦屋重三郎のお上に対する反抗、大部屋役者の花形役者への反抗、
そして民衆の、正統派と異なる写楽の「傾いた」浮世絵への賞賛…
つまり「反抗のエネルギー」が本来のテーマ・・・な筈だよね?
そしてその象徴が「芝居小屋」なワケで。芝居小屋のシーンが、映画の「キモ」
なワケで。

入れもんだけ作ってそこで終わっちゃうあたりが、やっぱり篠田。
仏作って魂入れず。
エキストラでも酒飲ますなりなんなりで盛り上げてやれよ・・・