映画的に好きなところも多々あるんだが、帰還事業を肯定的に描いていることは
今から見ると確かにイタい。私は以下の2点の間で評価に迷う。皆さんはどちら?

1 当時は右も左も含めた日本の国全体が帰還を奨めていた。いわば時代の限界
 みたいなものでいたしかたない。むしろ、そのような時代をきちんと描いている
 ことに価値がある。

2「戦意高揚映画」を作った映画人が道義的に非難されるのなら、この映画にかか
 わった人達も同じように非難されるべきである。