【893】中島貞夫【愚連隊】
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ヤクザに対する愚連隊の痛快な反抗を描いた「893愚連隊」。
若き松方の愚連隊、近藤正臣のスケコマシ、高松英郎のヤクザ、
京都を舞台に大暴れ。
「粋がったらあかん。ネチョネチョ生きるこっちゃ。」
当時の鶴田、高倉の正統派任侠映画への批評的作品でもあった。 >>93
スレ違いかつ、いまさらだけど、映画もTVも、安定した品質の「作品」として観るに値し得るも
のがコンスタントに産み出された時代は、80年代で終わってしまった。
(撮影所系プログラムピクチャーに限れば、にっかつを除き、70年代で終わっている)
現在の映画界においては、作家も作品も、「線」ではなく「点」としてしか存在し得ず、
継続した観客層も薄く、創り手にとってこんなにしんどい時代も無いだろう。
また往年、映画の仕事が減った監督たちが雇われて逃げ込み、かつてはTV育ちの演出
家と撮影所系監督の競い合いが見られたTV界の作品的質の低下も著しい。
(どんなに労力を費やそうと、大半はもはや「番組」以上の何か「作品」にはなりえない。
CS・DVD等の二次利用活性化の時代とは裏腹に・・・)
貞夫さんには、こうした時代に生きていく馬力も戦略も無かったのだろう・・・
大風呂敷かつ淋しい話だがマンセーできなくてスマソ。 >>94
ほぼ同意。
今回の特集も事実上「回顧上映」だし・・・
でも、『893愚連隊』や『真田幸村の謀略』を観て
こんな映画を撮りたいって思う若い人たちが出てきて
くれたら嬉しいね。
安里麻里みたいに70年代東映アクション
を今に甦らせるだけの力量を持ってる監督(予備軍)は
きっといるはずだから。 >>95
安里麻里は映画美学校系の人らしいが、そういう志向の人なの?
日本の自主界は往々にして妙にミニマリズム志向が強く、娯楽映画志向のヲタクと
は二極分化しているように思うが・・・。
(恐らく欧米では必然的形式として産み出されたであろうインディーズ風味−ジャームッシュ、
流行ったねえw−が、日本に輸入されるとただのスタイルになってしまう)
一方で、一時期持てはやされた室賀厚を観たときも思ったが、プログラムピクチャー的作品
までもが、もはや「点」としての作家性の中から産み出さざるを得ず、また継続した体
制の中で撮り続けられるわけでもない。こういう苦しさですよね。
こういう時代に中島貞夫を観る意味って、いったいなんだろう? と思ってみたりもして。 中島貞夫は大阪芸大の先生をやってて、生徒から熊切、山下敦弘など、
輩出してますよ。
決して安住しているわけじゃなくて、こういう逸材を育てることを今も実践されて
います。 >>94-96
失われたものと現在の英G亜状況とやらの断層を考えると、
徒労感を覚えるというか、絶句してしまうような。
>>97
大阪芸大で教鞭をとって更新の育英にあったり、京都映画祭の
総合プロデューサーを務めたりといった活動は評価しますよ。
あくまで映画監督中島貞夫の個人の活動は、ということ。 今日の『沖縄やくざ戦争』のプリントはボロボロ、切れまくってた。
最後の松方と梅宮の海上対決はこれからっていうところで「終」だったけど、
公開当時もそうだったのでしょうか? 以前うちの大学の集中講義にも中島貞夫来てたよ。
今でもうちの教授は映画学の授業で、
中島貞夫の映画の4日間を教科書にしてる。
それと「首領を獲った男」を参考に。
すごい親切で分かりやすいね、この本。 >>100
「映画の四日間」はいい本らしいね。ただ、肝心の「首領を殺った男」はつまらんけど・・・。 『東京=ソウル=バンコック 実録麻薬(覚せい剤)地帯』も
シーンが飛び飛びで意味不明なところがあったけど、なにかの本で
『沖縄やくざ戦争』の千葉真一の死に方が凄いとあって、
凄く期待して観に行ったのに、いよいよこれから兄貴分(千葉)を
襲撃するぞ、という場面が、切り替わったらいきなり葬式のシーンだった。
今やってる新文芸坐の特集のフィルムはほんとボロボロですね。 「男の勝負」はニュープリントでもないのにやたらと綺麗だったな…。
小道具とかセットとかがいい映画だからよかったけど。
「日本の首領」はどうだか心配だが。 『総長の首』の日にハスミが来れば、デキ過ぎてて面白いのになぁw 2001年の京都映画祭で、中島貞夫監督が座っておられたお席より、斜め後
ろの座席で『春秋一刀流』を拝見しました。監督、風格ありました。
片岡千恵蔵御大の劇映画の遺作『真田幸村の謀略』を演出された中島監督のお
側近くで、御大の1939年の映画を鑑賞させて頂いたことは、自分にとって
歴史的出来事です。あの日の緊張感は今も強烈です。
今秋の大阪シネ・ヌーヴォの中島監督祭、楽しみです。
「にっぽん’69セックス猟奇地帯」と「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」の
二本立ては立ち見も出る盛況ぶりで、中島監督もちゃんと見にきていましたね。
「にっぽん’69セックス猟奇地帯」は、大島渚の「新宿泥棒日記」や河辺和夫、
藤田繁矢(敏八)の「にっぽん零年」と併せて公開すると結構面白いのでは、と
感じさせるドキュメンタリー映画です。(東映なんだから、ヤコペッティふうの
ところはもちろんあるわけで、それが楽しい! 唐十郎も大活躍!!) >>104
「男の勝負」はたぶん、CS放映用に焼いたニュープリントだろう。 >63
「東京クーデター Xデー日曜日」(土曜ワイド劇場)
はっきりとは憶えてないけれども、農本主義の右翼グループがTV局をジャックする話じゃなかったっけ?
「日本暗殺秘録」と繋がるTVムーヴィー。
右翼の高橋長英が夕日の中で「赤とんぼ」だかを歌う場面が印象に残っている。 >>109
それで、農本主義の指導者が中村敦夫で、クーデタが失敗すると切腹するといった
シチュエーションだったかな?
ttp://www.linkclub.or.jp/~mangaya/nikkann.html
▼島田裕巳は近刊の『創価学会』(新潮新書)を読んでも、相変わらずの生ぬるい体質だが
(客観性と曖昧は違うだろ?)、映画界で似た感じを受けるのが、中島貞夫の作品群。
昨夜「新文芸坐」で『東京=ソウル=バンコック 実録麻薬地帯』を観たが、一体アレって?
ただ、その突っ込みの甘さがいいと言うファンも確かにいる。今は大学のセンセだそうだが、
ピッタリ(内藤誠よりは数段いいが)。
中年女も結構いたが、かつての千葉ちゃんファン?『レモンクラブ』下版中。('04.7/1)
貞夫はヌルいか・・・言い得て妙。 >>111
塩山は群馬に引っ込んでも相変わらずキビシイなw
でも「日本の首領」の小池朝雄のことを絶賛してたような
記憶があるのだが。 山根貞夫、蓮實重彦とのトークショーはどうでしたか?
見た方書いてください。 >>115
天皇制って口にする時、ちょっと言い淀んでたね。
ハスミは軽く受け流してたけど。 中島貞夫緊急アンコールナイト
8/7 22:15〜 新文芸座
『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』
『くノ一忍法』『日本暗殺秘録』 中島貞夫特集のせいなのか、暑さのせいなのか
新文芸坐で上映中のケンカが多いゾ! >>118
この前行ったらマナー悪い奴が多かった。
そもそも前に成瀬特集観に行った時と全然客層が違う。
かなりすさんだ感じの人たち。
それはともかくこのスレムチャクチャ盛り下がってませんか? >>118>>119
ケンカではないけど
2日目に行ったとき、通路隔てて俺の隣りにいたオッサンが
観てる間じゅうずっと扇子をパチパチいじってて
耳障りだったから小声で注意したのにやめようとしなかったから
扇子を取り上げてへし折ってやった。オッサン、無言で逃げちゃった。
もしかして俺も「かなりすさんだ感じの人」に見られてるのかな・・・・ トークショーで中島監督はサングラスをかけてましたか? 昨日のくのいち忍法ぜんぜんツマランかった
ジーンズブルースがなかったら金返せって感じだ
ジーンズブルースのほうが成人映画している
今まともに公開しようとしたらR15映画だろう >124
個人的には最終日は収穫だった。
中島貞夫って女優を選ばないっていうか、ブスばっか使ってる気がしたけど
監督デビュー作の『くノ一忍法』の野川由美子も
梶芽衣子全盛期の『ジーンズブルース』もすごくキレイに撮ってて、
ちゃんと女優を使うことができる人なんだってわかったよ。 最終日、良かったねえ。
『くノ一忍法』の音楽が鏑木だったので、
まるで『恐怖奇形人間』を見ているような気分(笑)。
『ジーンズブルース』は京都に着いて着替えた時の
梶芽衣子の美しさに、あらためて感激! 「日本暗殺秘録」―ギロチン社事件で、高橋長英の横を通り過ぎて行く女学生が
歌ってる歌は何?
前から気になってて。知ってる人レスよろ。 >>122
ありがとうございます。
プログラムビクチャア崩壊後のヤクザ路線の三つの流れで
1『日本の首領』シリーズ、『日本の黒幕』『制覇』『修羅の群れ』『最期の博徒』
−−−実在のヤクザをモデルにした大作。実録路線よりヤクザ側に寄る。
2『冬の華』−−−現代の設定で失われた男の中の男を描く。
3『総長の首』−−実録路線で支持を得たチンピラ達を戦前の設定で描く。
『総長の首』は中島さんの反抗性がよく出た傑作だと思う。
戦前の浅草を舞台に大陸浪人、ヤクザ、肺病病み、朝鮮人、娼婦らアウトローの
夢、無念、激情がよく描かれていた。
この流れは以降途絶えて、実在のヤクザをモデルにした大作の1路線で
ヤクザ映画の活力は途絶えた。 俊藤さんが勧善懲悪の仁侠映画的図式を実在のヤクザの話
に当てはめようとしたのは失敗だった。
>>128
> 反抗性
反骨精神?
俺はこの人のは下降嗜好なんだと思う。
共産主義に共感があったのに自分は労働者じゃなく東大出のインテリだったから。
プログラムピクチャーのルーチンに埋没した作品もあった。
プログラムピクチャーであっても、何か工夫を施した作品であって
欲しかった。
いくつかの中島作品に見られた無理のある展開は、勝負を投げてしまった
調子がある。そうでないのも有るが、映画の衰退を招いた一因を見た気がした。
何より、日本映画のファンからそっぽを向けられた理由のひとつを見た気がした。
まぁ、そんな印象の作品も有ったと言うことです。
ドンシリーズのような大作主義に突き進んで、さらに墓穴を掘ったとも
言えますね。
大作を撮ることが、映画界での出世だった時代には仕方ないのかも
知れないが、、、残念です。 映画監督としての幸せとは何なのか、もう一度考えてみて欲しい気がしました。 中島さんは『総長の首』の不入りはこたえたと思うよ。
以後関わったヤクザ映画の監督作品、脚本作品は型通りでヤクザと対峙する意思が感じられない。
『制覇』で組長の妻、家族に焦点を当てていたけど、軟弱化したとしか思えなかった。
極妻とかやって欲しく無かったよ。
この時代の監督にはプログラムピクチャア時代と一本立ての大作時代との断層が大きい。
深作欣二、佐藤純彌、舛田利雄、蔵原惟善、森谷司郎、加藤泰、鈴木清順…。
マニアはブログラム時代を支持し、世間一般には大作後の作品しか知られていない事も多い。
この辺のずれも映画衰退を語る上で語られるべきテーマだと思う。
>>133
不入りだったんだ.....
随分前にSPA!の「レンタルビデオ店の隠れた人気作品」とか
いう特集で取り上げられてたけど、カルトというには
いままでのヤクザ映画のルーティーンを踏襲してるし、どっちつかず
な印象があるなぁ。好きではあるけど。
あと森田公一の音楽がダサ過ぎw >>133
「極道の妻たち 危険な賭け」は内容はつまんないけど、あの跡目抗争は明らかに
自民党総裁選のパロディなので笑った。そんだけ。
「極道の妻たち 決着(けじめ)」はちゃんとは観ていない。TV放送時にちらちら見ただけ
の印象で恐縮だが、仙元誠三さんにもあるまじき冴えのないアクションと構図に参ったよ。
ラストもあの撮り方は無いでしょう? こういうのって、京撮のスタッフが癌なんですかね? ちなみに、これが貞夫の日常・・・。
ttp://osaka.yomiuri.co.jp/ajinakansai/asahiruban/2003/031023.htm
age >>133
うんうんうんうんうん・・・・鈴木清順!? 「遊撃の美学 映画監督中島貞夫」がみつからねえ。
本屋で見たことある? 任侠路線から実録路線への移り変わりで
マキノ雅弘、佐伯清が引退、加藤泰は他社へ、小沢茂弘もメインから退く。
山下耕作のみ残るも、以前の活躍なし。
メインに上がってきたのが、深作欣二、佐藤純彌、中島貞夫。
実録路線になってヤクザ映画の中で社会的視点を保ってきた
深作、佐藤、中島の三氏が現実のヤクザの過剰な存在感に圧倒されたのかとの印象も受ける。
今まで持っていた良識を捨て去って、過剰な暴力剥き出しの世界に魅入られたかのように見えるよ。
その後の大作路線との落差を見ると実録路線は任侠映画の夢が過ぎ去った無念、
プログラムピクチャア崩壊前夜の悲痛な叫びを象徴していたのかなと思う。
中島さんは『日本の首領』辺りからは京都撮影所のエース監督。
中島さんの後、京都撮影所からエース級の監督は出ていない。
『バカ政ホラ政トッパ政』はワーストじゃないかな。
折角の倍賞美津子出演を生かしていない。
中山仁とかケーシー高峰を東映映画で見たくない。
>140
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドと美輪明宏が
出てくるシーンはちょっと笑えるけどね 文芸坐の特集上映に行った人が多いみたいね。
次は佐藤純弥特集か。 >>138
池袋か渋谷だ。新宿の紀伊国屋には無かった。 『実録外伝 大阪電撃作戦』の郷^治、カッコ良かった。
『にっぽん’69 セックス猟奇地帯』に出てくるマゾヒストは沼正三だってね。 >>150
マジッ!?本人なの?
「くノ一忍法」40年前にあんなもの作れたのにはビックリ。 >>151
はい、「遊撃の美学」(P.155)で中島貞夫が語ってます。 『遊撃の美学』は編集ミス?があって初版は回収されたはず
あとで改訂版と交換してもらえたようだけど、そのためあまり本屋では見かけない >>153
初版というか校正ミス版は、新文芸坐での上映のときにしか売られなかった。
回収も何も、書店で発売されたのは最初から改訂版。 『893愚連隊』を観て、ところどころ初期(人類学入門あたり)の
今村昌平っぽさを感じたのですが、同時代性ってヤツですかねぇ? 今日の朝日新聞の書評欄に『遊撃の美学』がとりあげられていた。
評者、中条正平。 「殲滅 中島貞夫の映画世界」北冬書房 も復刊してぽ。 『日本の首領』のキャストは最初の構想は
佐倉−鶴田浩二、辰己−高倉健だったみたいね。
健さんが拒否して、
佐倉−佐分利信、辰己−鶴田浩二になった。
これで良かったのかな?ヤクザ映画全盛時代の最期の作品だけに複雑だ。 新文芸坐の特集で『日本の首領』観ましたが
野望篇あたりで佐分利信が着ていた、虎の刺繍が入ったガウンは
佐分利さん本人のアイデアだと中島監督がトークショーで語ってました。
けっこう本人ものっていたようなので成功なんじゃないですか。 >>159
その頃(77年頃)はすでに健さんが東映から離れ始めていた頃でしたからね。同年、「八甲田山」
「幸福の黄色いハンカチ」と2本も東映外でヒット作を得るので、出る必要も無かったですが。
プライドの高い鶴田が、佐分利の助演に甘んじたのがちょっと信じられませんけどね。
そこを俊藤さんが押さえたのでしょうね。たしかビリングでは鶴田がトップだったと思う。佐分利はトメ。
>>160
佐分利さんは自分も監督だったので、いろいろアイデアを出してくる、という話でしょう?
鶴田に佐分利、うるさ型が多くて大変だったのでは? 恐らく、Y口組に批判的な視点
も入っているのは、この三部作が最後じゃないですか?
同じ中島でも、「制覇」「激動の1750日」はY口組の宣伝映画みたいな内容だったね。 >>73
この前「狂った野獣」観たんですがあのバスの運転って渡瀬がやってたんですか、
スゲーな・・・
大阪、九条のシネヌーヴォで中島貞夫特集上映。
本日、中島貞夫監督と大森一樹監督のトークショー。
行った人はレポートをよろしくお願いします。
文芸坐の特集の時みたいに、関西在住の人盛り上げて!! 3日に『日本暗殺秘録』を観に行きましたが、盛況でした。 私も関西です
邦画指定席を楽しみにしています
ただ地上デジタルの影響で、KBSの映りが悪くなってきたのが悩みの種 本をよんであらためて、いろいろ語るに値するんだなと。
シネヌーヴォの特集は本当に有難かったです。
でも、東京のときよりちょっと規模が小さかったみたいですね。 「戦後秘話 宝石略奪」
マカオの闇ブローカー、に扮する若山トミーが笑える
昨年は東京、大阪で特集上映。
大著『遊撃の美学』発売。
『鉄砲玉の美学』がテレビ初放送。
中島ファンには実り多い年だったと思います。
『遊撃の美学』を購入したので、感想を語り合えれば楽しいと思います。 >170
うちもKBSの映り悪いんだけど、地上波デジタルが関係してるとはしらなんだ 今日のKBS京都「中島貞夫の邦画指定席」
例によって黄色のネクタイ 東映は何故か東大出が多い 中島貞夫 降旗康男 佐藤純弥 岡田茂元会長 >>175
地上デジタルはUHFの帯域を使ってますから
ちょっと出力が増えるだけでも影響を受けたりします >>1
「893愚連隊」見たけど痛快って感じは受けなかった、むしろ弱い者がウジウジやってて
最後に逆キレして893に反抗ってとこかと。
三船プロ製作で文太主演の『犬笛』が今月
日本映画専門チャンネルで放送。
中島作品で観ることができる機会が少ない作品なので要チェック。 >>180
どうも「黄金の犬」と混同してしまうのよね 『犬笛』はスタンダード作品。
『遊撃の美学』の巻末データによると130分余りの作品らしいが
昨日の放送は2時間以内で終了。
この辺の事情、分る方いますか? >>183
この人に制作費を出してあげるスポンサーとかいませんかね? 映像的な美しさは感じないが
企画、脚本家としての技量はある時期まで冴えていた。
『木枯し紋次郎』はテレビ版の便乗企画だったが
ストーリー、キャラクターの掘り下げは明らかに映画版が優れている。
市川のような華麗な映像感覚に欠ける分、評価が低いのかな? 文太の紋次郎、渋杉る程渋いよね。山本麟一が『関わりござんせん』で印象的
な悪役だったが、中村敦夫のテレビ版でも同じ台詞を言ってた記憶がある。 文太の紋次郎、シリーズ化して欲しかったな。
せめてあと2〜3本撮ってくれれば・・・。 実録物でも『脱獄広島殺人囚』と『安藤組外伝・人斬り舎弟』は、らしかったよ。 >>177
「なぜか」も何も、戦後の一時期、映画会社は超一流企業だったことを忘れてはいけない。
(今も新卒採用倍率だけなら、邦画三社−東宝・東映・松竹−はかなりのもの。今も
昔も簡単には入れない)
今の電通・博報堂やキー局・大手紙みたいなものだと考えればいい。学歴があれば入れる
訳ではないが、まずは学歴で足切りされるということ。深作は日芸だけどね。
ちなみにこういう業界は、今も昔も縁故が多いw
>>190
降旗さんは長野の人だから違うよ。ちなみにこの人もいいとこのお坊っちゃんで縁故で東映入社。
ttp://www.matusen.co.jp/myway/furihata/frt00.html
このインタビューを見る限り、降旗さんは人が好過ぎ。育ちが良くて人が好くて人柄に
余裕がある、そこが健さんに好かれるんだな。 高学歴が多いのは、東映より松竹大船でしょう。
東映の人は結構コンプレックスあったらしいよ。 松竹だと、大島、吉田、山田は旧帝大で、大島なんかは
成績がばつぐんだったそうだが、篠田は早稲田としょぼいね。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています