【893】中島貞夫【愚連隊】
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ヤクザに対する愚連隊の痛快な反抗を描いた「893愚連隊」。
若き松方の愚連隊、近藤正臣のスケコマシ、高松英郎のヤクザ、
京都を舞台に大暴れ。
「粋がったらあかん。ネチョネチョ生きるこっちゃ。」
当時の鶴田、高倉の正統派任侠映画への批評的作品でもあった。 松方弘樹とのコンビでは
この人がベストだろうか
菅原文太とも「まむしの兄弟」を作ってるが 邦画指定席でしか知らなかったけど、監督やってた方だったんですね。
単に語りの雰囲気が好きで見ていたのですが。
ちなみに奈良ですがKBSはきれいに写ってます。 邦画指定席でバリバリのギャングものとか
とんでも無国籍ものとかもやって欲しい・・・
京都映画祭で総合プロデューサーやらはるのね。
俺としては新作撮って欲しい マジで >>47
ワイズ出版から近々、中島貞夫本が出るかもだ。
ついでに刊行記念で新文芸坐で、ニュープリを含む特集上映があるかもだ。 なんで成人映画指定になったんだろ?
それらしいシーンないじゃん。 日本映画監督協会の「特報」コーナーにて中島貞夫インタービューがあります
ttp://www.dgj.or.jp/japanese/tokuho/index.html >58
京都では、映画解説の爺でしかないのに、実は結構評価されてるのね >52
出るかもだ。
かも。でいいじゃん。
かもだ。はイヤぽ >>61
もう撮らなくていいでしょ? 後進の指導には熱心なようですが。
最近の極妻は岩下志麻の明治座座長公演かい、ありゃ? カメラが動かないし画面も編集も
平板。やたらキラキラ映っている志麻タンだけは満足。ワシらは退屈。
とりあえず96年のTVの「眠狂四郎」の時点で相当にヤバかった。ビデオ撮りの枠内で丁寧に画面を造
り込んでたけど、随所の合成に失笑。マサカズのニヒル芝居もすでにギャグになってしまっていた。
(TVといえば、80年に撮った「東京クーデター Xデー日曜日」ってどんな作品だったのだろう?)
今日から新文芸坐の特集だっけ? まだ面白かった貞夫が観れるな。 新文芸座に行ってきた。
『鉄砲玉の美学』は面白かったなぁ。渡瀬のアホ面を見てるだけで楽しかった。
『日本暗殺秘録』は退屈。冗長。
『893愚連隊』『狂った野獣』も期待外れだった。 >>65
「鉄砲玉の美学」個人的には佳作程度だとおもうけど
頭脳警察が大音量で流れるなか、全力疾走する渡瀬がカッコ良すぎ! >>65、こういう奴は中島との相性ゼロ。
無理して通うなよ。 >>65
お前、プログラムピクチュアの面白さが分かってないな。 『鉄砲玉の美学』『893愚連隊』『狂った野獣』、面白かった
です。特に狂った野獣はもう一度観てみたいです。鉄砲玉の
美学のオープニングの歌、耳から離れません。
ただ、『日本暗殺秘録』だけは、まあ途中で眠たくなってしまい
話に集中出来なくなったせいもあると思うのですが、あまり
楽しめませんでした。またちゃんと観る機会があったら、感想が
違うかもしれません。 >65
ふざけるんじゃねぇよ! てめぇの善人面をいつかぶっとばしてやらぁ! >>68
いや、もっと面白いプログラムピクチャアあるでしょ。
マキノとか、健さん系任侠ものとかさ。
若大将なんか嫌いだけど、中島よりは面白いと思う…
面白いというより主人公のクズさ加減が好きというのなら分かる。 >>71
いや、深作の「仁義の墓場」もいいけど、中島の「総長の首」も最高ですよ。
個人的にはこの2本と北野武「ソナチネ」が今まで見たやくざ映画のベスト3です。
中島は本当に完成度の高さはめざしていない。
深作も破綻してるが、中島は深作以上に破綻しているところが魅力だと思う。
お祭り的にいろいろなものが盛り込まれている世界の魅力です。
マキノでも深作でもなく森崎東に近いような気がします。 >>72
>マキノでも深作でもなく森崎東に近い
言い得て妙だね。
俺自身は、中島作品は長尺よりも90分前後に収まってる
ものの方が面白いと思う。
『狂った野獣』をひさしぶりに観て、渡瀬が全編スタントなしで
やってるのに気がついて驚いた。 正しい中島貞夫好きがたくさんいて嬉しいなあ!
ストーリーの破綻を恐れることなく
映画をうねらせ躍動させる手腕は見事!
「脱獄・広島殺人囚」のあのラストショットの松方!
良かったなあ!
「首領を獲った男」とか「激動の1750日」あたりは停滞してたけど
その後撮った「新・極妻」とか「武闘派」とかは
若返ったかのように面白かった。
トークショー、聴いてきました。
893愚連隊、せぶり物語
この二本を愛着ある作品に挙げておられました。
次回作の構想もあるとのこと。 「男の勝負」。演出そのものは、とくにどうということは無いか…。
美術や、独特のセットの感じは結構雰囲気があった気がする。
だれか詳しい人、解説してください。
「同期の桜」は、普通に感動的だが、冒頭、ラストの実録の挟み方がいいですね。 >>75
瀬降り物語は公開当時、ちょっとと思ったんだけど・・ >>77
「男の勝負」、わざわざ「監修マキノ雅弘」なんてクレジット入れなくてもよかったのと違うかな?
マキノ御大の名を冠するには、キャストがちょっと弱かったのかな。
村田英雄、天知茂に特別出演の高倉健はいいのだが、悪役が天津敏だけで1時間半を引っ張るのは、
ちょっとしんどいよ。 「男の勝負」ってマキノが監督する予定だった奴?
男の勝負
(略)
スクリプター:マキノ雅弘 マキノマサヒロ / 諸角義雄
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD21965/
スクリプターって、おい! >80
それでマキノが倒れたか、どうかして、中島になったという。
様式っていうか、村田英雄の歌の挿入とかはいかにもってかんじで
笑えたけど…
あと高倉健の殴りこみのシーンとかね…。村田英雄が任侠映画で
占める位置とかがよくわからんけど、この映画ではよかったと思う。
ただ一番いいのはやっぱり高倉だろうか。
>72
オレも『総長の首』大好き。
ジョニー大倉も清水健太郎も小倉一郎も……、
登場人物たちが皆悲しかった。
舟木一夫が白塗りの刺客で出ててスグ死んじゃうんだけど
いいんだよなぁ、リアルで。
中島貞夫で言えば、『温泉スッポン芸者』に笹沢佐保や菅原文太
とともに特別出演していたのが印象に残る。 今日「脱走広島殺人囚」観ました。松方の生臭さ、元気落としてる人にキクよ。渡瀬の見せ場がもうちょっと欲しかったなあ。
今度「暴動島根刑務所」観ますわ。 深作の映画は今ひとつのものもそれなりに観れるが、中島の駄作は「やる気あるのか」と
言いたくなるような観るに耐えないものが多い。
だが同時に目を見張るような大傑作も多いのは確か。
中島の魅力は、いいときはいいが、駄目な時は徹底して駄目、そんな人間らしさではないだろうか。
深作みたいに強く生きられない駄目人間の私は、これまで何度中島の作品に慰められたことだろう。
>>78
文芸座の創業者はサンカ文学の第一人者・三角寛。
日本でも珍しいサンカ映画「瀬降り物語」制作当時も
三角の義理の息子で当時の支配人・三浦大四郎が企画協力で参加しているぐらいだから
このコヤで「瀬降り物語」を上映することは多少の意義はあるかもね。 文芸坐混んでますか?
週末に行こうと思ってるんですけど
かなりの混雑を覚悟しなければいけないですかね。 土曜昼からは立ち見がいた。
火曜最終二回は2割程度。 >>85
東池袋に三角寛の関係者がやっている店があるとか。
飯屋だったかな? >>86
新文芸座はいつになく込んでいるけれども、トークショーのある日以外は、ほぼ確実に
座れるのではないかと思う。みんな、ウェルメイドな日本製の娯楽映画を見たいんだよ。
「芸術的完成度」はイマイチでも、入場料に見合う以上の楽しさがあるのはたいしたものだ。
今度の土曜は、蓮実御大がゲストだから、きっと立ち見が出るでせう。 貞夫相手に何話すのか聞いてみたいな。
誉め殺しの天才だからな。 >>84
正直、80年代以降の深作はしっくりこない映画ばかりだが、現場の熱意は感じる。
貞夫の映画には、どうもそうしたパッションが薄いような気がするんだが・・・。
カメラが動かないなど、撮影・照明の労力を惜しんだかのような映画になってしまうのは、単純
に京撮のスタッフの動きが悪くなっているせいかな? とも思うんだけど・・・。
こうした薄さは、80年代以降の邦画に常に感じることで、仮に撮影所の衰
退が原因だとすると気の毒ですね。
TVでも自分の趣味を通していた工藤さんは偉かったなあ。もっとも、その工藤さんにしても、
晩年はだんだん撮るものが無くなっていった訳だが・・・。 >>91
あ、言うまでもなく2行目は、「80年代以降の貞夫の映画には」ということですね。
貞夫は「実録外伝 大阪電撃作戦」や「安藤組外伝 人斬り舎弟」が好き。
なぜか公開当時は余り語られなかった記憶があるが、88年の梶間俊一・陣内孝則
の「疵」は、「安藤組外伝」の事実上のリメイクだね。 >>91
80年代以降の深作の映画は、撮影所システムが崩壊したなかで
何ができるのか、何を撮るべきなのか、自問自答しつつ悪戦苦闘している
過程がみてとれる。で、ようやくたどり着いた果てが「バトル・ロワイアル」で
あったという道筋は感動的であったりするわけだけど。
中島はそこまで方法論的に意識的ではなく、よくもわるくも撮影所システムのなかの
プログラムピクチャー出身の職人としての位置に、本人も周囲も安住していたんだろう。
流されるままに、与えられる企画をこなしていっただけのようにみえる。
だからもう、よっぽどのことがないかぎり、新作を撮ることもないだろうし、
実現したとしても、正直、あまり期待はできない。 >>93
スレ違いかつ、いまさらだけど、映画もTVも、安定した品質の「作品」として観るに値し得るも
のがコンスタントに産み出された時代は、80年代で終わってしまった。
(撮影所系プログラムピクチャーに限れば、にっかつを除き、70年代で終わっている)
現在の映画界においては、作家も作品も、「線」ではなく「点」としてしか存在し得ず、
継続した観客層も薄く、創り手にとってこんなにしんどい時代も無いだろう。
また往年、映画の仕事が減った監督たちが雇われて逃げ込み、かつてはTV育ちの演出
家と撮影所系監督の競い合いが見られたTV界の作品的質の低下も著しい。
(どんなに労力を費やそうと、大半はもはや「番組」以上の何か「作品」にはなりえない。
CS・DVD等の二次利用活性化の時代とは裏腹に・・・)
貞夫さんには、こうした時代に生きていく馬力も戦略も無かったのだろう・・・
大風呂敷かつ淋しい話だがマンセーできなくてスマソ。 >>94
ほぼ同意。
今回の特集も事実上「回顧上映」だし・・・
でも、『893愚連隊』や『真田幸村の謀略』を観て
こんな映画を撮りたいって思う若い人たちが出てきて
くれたら嬉しいね。
安里麻里みたいに70年代東映アクション
を今に甦らせるだけの力量を持ってる監督(予備軍)は
きっといるはずだから。 >>95
安里麻里は映画美学校系の人らしいが、そういう志向の人なの?
日本の自主界は往々にして妙にミニマリズム志向が強く、娯楽映画志向のヲタクと
は二極分化しているように思うが・・・。
(恐らく欧米では必然的形式として産み出されたであろうインディーズ風味−ジャームッシュ、
流行ったねえw−が、日本に輸入されるとただのスタイルになってしまう)
一方で、一時期持てはやされた室賀厚を観たときも思ったが、プログラムピクチャー的作品
までもが、もはや「点」としての作家性の中から産み出さざるを得ず、また継続した体
制の中で撮り続けられるわけでもない。こういう苦しさですよね。
こういう時代に中島貞夫を観る意味って、いったいなんだろう? と思ってみたりもして。 中島貞夫は大阪芸大の先生をやってて、生徒から熊切、山下敦弘など、
輩出してますよ。
決して安住しているわけじゃなくて、こういう逸材を育てることを今も実践されて
います。 >>94-96
失われたものと現在の英G亜状況とやらの断層を考えると、
徒労感を覚えるというか、絶句してしまうような。
>>97
大阪芸大で教鞭をとって更新の育英にあったり、京都映画祭の
総合プロデューサーを務めたりといった活動は評価しますよ。
あくまで映画監督中島貞夫の個人の活動は、ということ。 今日の『沖縄やくざ戦争』のプリントはボロボロ、切れまくってた。
最後の松方と梅宮の海上対決はこれからっていうところで「終」だったけど、
公開当時もそうだったのでしょうか? 以前うちの大学の集中講義にも中島貞夫来てたよ。
今でもうちの教授は映画学の授業で、
中島貞夫の映画の4日間を教科書にしてる。
それと「首領を獲った男」を参考に。
すごい親切で分かりやすいね、この本。 >>100
「映画の四日間」はいい本らしいね。ただ、肝心の「首領を殺った男」はつまらんけど・・・。 『東京=ソウル=バンコック 実録麻薬(覚せい剤)地帯』も
シーンが飛び飛びで意味不明なところがあったけど、なにかの本で
『沖縄やくざ戦争』の千葉真一の死に方が凄いとあって、
凄く期待して観に行ったのに、いよいよこれから兄貴分(千葉)を
襲撃するぞ、という場面が、切り替わったらいきなり葬式のシーンだった。
今やってる新文芸坐の特集のフィルムはほんとボロボロですね。 「男の勝負」はニュープリントでもないのにやたらと綺麗だったな…。
小道具とかセットとかがいい映画だからよかったけど。
「日本の首領」はどうだか心配だが。 『総長の首』の日にハスミが来れば、デキ過ぎてて面白いのになぁw 2001年の京都映画祭で、中島貞夫監督が座っておられたお席より、斜め後
ろの座席で『春秋一刀流』を拝見しました。監督、風格ありました。
片岡千恵蔵御大の劇映画の遺作『真田幸村の謀略』を演出された中島監督のお
側近くで、御大の1939年の映画を鑑賞させて頂いたことは、自分にとって
歴史的出来事です。あの日の緊張感は今も強烈です。
今秋の大阪シネ・ヌーヴォの中島監督祭、楽しみです。
「にっぽん’69セックス猟奇地帯」と「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」の
二本立ては立ち見も出る盛況ぶりで、中島監督もちゃんと見にきていましたね。
「にっぽん’69セックス猟奇地帯」は、大島渚の「新宿泥棒日記」や河辺和夫、
藤田繁矢(敏八)の「にっぽん零年」と併せて公開すると結構面白いのでは、と
感じさせるドキュメンタリー映画です。(東映なんだから、ヤコペッティふうの
ところはもちろんあるわけで、それが楽しい! 唐十郎も大活躍!!) >>104
「男の勝負」はたぶん、CS放映用に焼いたニュープリントだろう。 >63
「東京クーデター Xデー日曜日」(土曜ワイド劇場)
はっきりとは憶えてないけれども、農本主義の右翼グループがTV局をジャックする話じゃなかったっけ?
「日本暗殺秘録」と繋がるTVムーヴィー。
右翼の高橋長英が夕日の中で「赤とんぼ」だかを歌う場面が印象に残っている。 >>109
それで、農本主義の指導者が中村敦夫で、クーデタが失敗すると切腹するといった
シチュエーションだったかな?
ttp://www.linkclub.or.jp/~mangaya/nikkann.html
▼島田裕巳は近刊の『創価学会』(新潮新書)を読んでも、相変わらずの生ぬるい体質だが
(客観性と曖昧は違うだろ?)、映画界で似た感じを受けるのが、中島貞夫の作品群。
昨夜「新文芸坐」で『東京=ソウル=バンコック 実録麻薬地帯』を観たが、一体アレって?
ただ、その突っ込みの甘さがいいと言うファンも確かにいる。今は大学のセンセだそうだが、
ピッタリ(内藤誠よりは数段いいが)。
中年女も結構いたが、かつての千葉ちゃんファン?『レモンクラブ』下版中。('04.7/1)
貞夫はヌルいか・・・言い得て妙。 >>111
塩山は群馬に引っ込んでも相変わらずキビシイなw
でも「日本の首領」の小池朝雄のことを絶賛してたような
記憶があるのだが。 山根貞夫、蓮實重彦とのトークショーはどうでしたか?
見た方書いてください。 >>115
天皇制って口にする時、ちょっと言い淀んでたね。
ハスミは軽く受け流してたけど。 中島貞夫緊急アンコールナイト
8/7 22:15〜 新文芸座
『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』
『くノ一忍法』『日本暗殺秘録』 中島貞夫特集のせいなのか、暑さのせいなのか
新文芸坐で上映中のケンカが多いゾ! >>118
この前行ったらマナー悪い奴が多かった。
そもそも前に成瀬特集観に行った時と全然客層が違う。
かなりすさんだ感じの人たち。
それはともかくこのスレムチャクチャ盛り下がってませんか? >>118>>119
ケンカではないけど
2日目に行ったとき、通路隔てて俺の隣りにいたオッサンが
観てる間じゅうずっと扇子をパチパチいじってて
耳障りだったから小声で注意したのにやめようとしなかったから
扇子を取り上げてへし折ってやった。オッサン、無言で逃げちゃった。
もしかして俺も「かなりすさんだ感じの人」に見られてるのかな・・・・ トークショーで中島監督はサングラスをかけてましたか? 昨日のくのいち忍法ぜんぜんツマランかった
ジーンズブルースがなかったら金返せって感じだ
ジーンズブルースのほうが成人映画している
今まともに公開しようとしたらR15映画だろう >124
個人的には最終日は収穫だった。
中島貞夫って女優を選ばないっていうか、ブスばっか使ってる気がしたけど
監督デビュー作の『くノ一忍法』の野川由美子も
梶芽衣子全盛期の『ジーンズブルース』もすごくキレイに撮ってて、
ちゃんと女優を使うことができる人なんだってわかったよ。 最終日、良かったねえ。
『くノ一忍法』の音楽が鏑木だったので、
まるで『恐怖奇形人間』を見ているような気分(笑)。
『ジーンズブルース』は京都に着いて着替えた時の
梶芽衣子の美しさに、あらためて感激! 「日本暗殺秘録」―ギロチン社事件で、高橋長英の横を通り過ぎて行く女学生が
歌ってる歌は何?
前から気になってて。知ってる人レスよろ。 >>122
ありがとうございます。
プログラムビクチャア崩壊後のヤクザ路線の三つの流れで
1『日本の首領』シリーズ、『日本の黒幕』『制覇』『修羅の群れ』『最期の博徒』
−−−実在のヤクザをモデルにした大作。実録路線よりヤクザ側に寄る。
2『冬の華』−−−現代の設定で失われた男の中の男を描く。
3『総長の首』−−実録路線で支持を得たチンピラ達を戦前の設定で描く。
『総長の首』は中島さんの反抗性がよく出た傑作だと思う。
戦前の浅草を舞台に大陸浪人、ヤクザ、肺病病み、朝鮮人、娼婦らアウトローの
夢、無念、激情がよく描かれていた。
この流れは以降途絶えて、実在のヤクザをモデルにした大作の1路線で
ヤクザ映画の活力は途絶えた。 俊藤さんが勧善懲悪の仁侠映画的図式を実在のヤクザの話
に当てはめようとしたのは失敗だった。
>>128
> 反抗性
反骨精神?
俺はこの人のは下降嗜好なんだと思う。
共産主義に共感があったのに自分は労働者じゃなく東大出のインテリだったから。
プログラムピクチャーのルーチンに埋没した作品もあった。
プログラムピクチャーであっても、何か工夫を施した作品であって
欲しかった。
いくつかの中島作品に見られた無理のある展開は、勝負を投げてしまった
調子がある。そうでないのも有るが、映画の衰退を招いた一因を見た気がした。
何より、日本映画のファンからそっぽを向けられた理由のひとつを見た気がした。
まぁ、そんな印象の作品も有ったと言うことです。
ドンシリーズのような大作主義に突き進んで、さらに墓穴を掘ったとも
言えますね。
大作を撮ることが、映画界での出世だった時代には仕方ないのかも
知れないが、、、残念です。 映画監督としての幸せとは何なのか、もう一度考えてみて欲しい気がしました。 中島さんは『総長の首』の不入りはこたえたと思うよ。
以後関わったヤクザ映画の監督作品、脚本作品は型通りでヤクザと対峙する意思が感じられない。
『制覇』で組長の妻、家族に焦点を当てていたけど、軟弱化したとしか思えなかった。
極妻とかやって欲しく無かったよ。
この時代の監督にはプログラムピクチャア時代と一本立ての大作時代との断層が大きい。
深作欣二、佐藤純彌、舛田利雄、蔵原惟善、森谷司郎、加藤泰、鈴木清順…。
マニアはブログラム時代を支持し、世間一般には大作後の作品しか知られていない事も多い。
この辺のずれも映画衰退を語る上で語られるべきテーマだと思う。
>>133
不入りだったんだ.....
随分前にSPA!の「レンタルビデオ店の隠れた人気作品」とか
いう特集で取り上げられてたけど、カルトというには
いままでのヤクザ映画のルーティーンを踏襲してるし、どっちつかず
な印象があるなぁ。好きではあるけど。
あと森田公一の音楽がダサ過ぎw >>133
「極道の妻たち 危険な賭け」は内容はつまんないけど、あの跡目抗争は明らかに
自民党総裁選のパロディなので笑った。そんだけ。
「極道の妻たち 決着(けじめ)」はちゃんとは観ていない。TV放送時にちらちら見ただけ
の印象で恐縮だが、仙元誠三さんにもあるまじき冴えのないアクションと構図に参ったよ。
ラストもあの撮り方は無いでしょう? こういうのって、京撮のスタッフが癌なんですかね? ちなみに、これが貞夫の日常・・・。
ttp://osaka.yomiuri.co.jp/ajinakansai/asahiruban/2003/031023.htm
age >>133
うんうんうんうんうん・・・・鈴木清順!? 「遊撃の美学 映画監督中島貞夫」がみつからねえ。
本屋で見たことある? 任侠路線から実録路線への移り変わりで
マキノ雅弘、佐伯清が引退、加藤泰は他社へ、小沢茂弘もメインから退く。
山下耕作のみ残るも、以前の活躍なし。
メインに上がってきたのが、深作欣二、佐藤純彌、中島貞夫。
実録路線になってヤクザ映画の中で社会的視点を保ってきた
深作、佐藤、中島の三氏が現実のヤクザの過剰な存在感に圧倒されたのかとの印象も受ける。
今まで持っていた良識を捨て去って、過剰な暴力剥き出しの世界に魅入られたかのように見えるよ。
その後の大作路線との落差を見ると実録路線は任侠映画の夢が過ぎ去った無念、
プログラムピクチャア崩壊前夜の悲痛な叫びを象徴していたのかなと思う。
中島さんは『日本の首領』辺りからは京都撮影所のエース監督。
中島さんの後、京都撮影所からエース級の監督は出ていない。
『バカ政ホラ政トッパ政』はワーストじゃないかな。
折角の倍賞美津子出演を生かしていない。
中山仁とかケーシー高峰を東映映画で見たくない。
>140
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドと美輪明宏が
出てくるシーンはちょっと笑えるけどね 文芸坐の特集上映に行った人が多いみたいね。
次は佐藤純弥特集か。 >>138
池袋か渋谷だ。新宿の紀伊国屋には無かった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています