家族 【松竹】
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いい作品だし、泣けるし、鉄道ヲタも評価してくれるし。 >>83
なに?
一緒に買ってきた「故郷」を先に見たんだが、色々といい話していたよ。
そう言われると、「家族」の方は見るのがちょっと欝だ・・・。
あと、知らない女優がナビゲーターをしていたロケ地再訪みたいな企画は酷すぎだな。
あれだったらNHKの「名曲アルバム」みたいに淡々と紹介してくれた方が良かった。 「家族」を注文した。楽しみだ。
>女優がナビゲーターを なんでも余計な味付けをしたがる風潮はあるな
つまらん味付けをしたものでなければ受け付けないバカな視聴者が多いから
仕方ないといえばいえる。しかしくだらん。 DVD メール便でいまさっきついた。テレビ占領されてるのでこれからまずパソコンで見る。 こないだ見た「鬼婆」DVDはよかった
佐藤慶秘蔵の8ミリメイキングは、撮影楽しそう?と思ったし
佐藤・新藤・吉村の音声解説も聴き応えがあったよ
「家族」もせめて音声解説して欲しかった
たいしたことじゃないけど前からちょっと気になっているんだが
ラストの仔牛が生まれるところから
倍賞の向かって右、上のあれは犬歯だろうかね、光って金属の冠に見える
まあ たまたまなのかよくわからんが たいしたことじゃない スマン さくらを見慣れた目から見ると 民子の眉が太いというか濃いというかちょっと気になる
それに赤い口紅の似合わないこと まあ もちろん意図的にそういうメイクをしているわけだろうし
その効果は抜群
色ボケ爺の花沢徳衛からちょいとした色仕掛けで3万円借りるあるいはだまし取る
ここの倍賞の演技も新鮮でいいなあ 「家族」を見て感動して「故郷」「同胞」と行こうと思うのですが、
「故郷」「同胞」DVDは買いですか?どっちか1つで十分?ちなみにどっちも未見。 >>91
「故郷」は間違いなく買い。
「同胞」はちょっと微妙かな。
>>92
どうも有難うございました。
高いDVDなんで慎重になってしまいます。助かりました。 今「故郷」を見てたんだけど、回想シーンで民子が娘の名前を「早苗」って言ってた。
倍賞さん、それ「家族」じゃん・・・・・。
(「故郷」は"千秋"と"まゆみ") ほんとに まだ「故郷」は見てないんだけど見るときに注意してみる >>94
大和丸新造(?)のシーンだね。
千秋とまゆみって、子役の本名みたいだから
はじめは「家族」の早苗って設定で、途中で子役の本名使うことにしたのかな。
「故郷」ってそもそもその場その場で台本書いていたっていうし。 >>96
新造かどうか分からないけど、大漁旗を掲げて船上で石崎家が酒宴を開いている場面。
脚本の手法は今回DVDを買って初めて知ったけど、正直驚いた。
話を早苗の件に戻すと、あの場面が撮影スケジュールのどの辺りで撮ったかが分かれば、
その説が有効かどうか分かるね。 TUTAYAで「家族」「故郷」「息子」かりて見ました
さらに「下町の太陽」も借りてみたよ
「同胞」が置いてないので残念。
「鬼の爪」「たそがれ」も観ました 家族…伊王島ロケの時うちの車(軽のライトバン)にスタッフと役者さんを載せていたらしいが。 砂利運搬船が転覆したってニュースで「故郷」思い出してしまった。
映画に出てくる船は自分から転覆するような仕組みのもんだったけどねぇ‥ >>99
仔細を聞こうか。
>>100
やはり反応があったか。
俺も反射的に思い出した。 島を出るときの桟橋のシーンで共産党のポスター
がチラっと映るね。 >>104
戦後の炭鉱街では宗教と共産主義がせめぎ合いをしていたらしいよ。
九州のある地方に層化信者が多いのはその名残。
それにしてもこの映画に漲る臨場感は凄いな。
これを越えるロードムービーは邦画では無いと思う。 >105「それにしてもこの映画に漲る臨場感は凄いな。
これを越えるロードムービーは邦画では無いと思う。」
激しく同意同感
おれは見ていて、あ ドキュメンタリー と半分錯覚みたいな感覚に襲われて
いやいや 映画映画 いい映画 と覚醒
この浮遊感覚がたまらん 東北本線の車内で世間話してるおっさんたちは地元の人たちだよね。明らかに。
あと大阪の地下街で迷って座り込んだ時周りの人たちが興味深げに見てたけど
あれもガチだよね。 タイトル前画面にもあるけど、行く先々で地元の人が出てるらしいね。
DVD特典監督インタビューにあったが、あの東北本線車中の人たちは、
農協関係の人で、多少は打ち合わせもしたらしい(正確な表現は忘れた)
・・どうかなあと思ったが、映画のなかで十分使える(失礼な表現だが)と思った・・
みたいなことを山田監督が言ってた。 DVDのインタビューで、ドキュメンタリータッチという言葉を山田監督も使ってるね。
・・それで、主人公たちが出会う人々も、実際にその土地で暮らし、仕事をしている人たちに出てもらいたかった。
俳優として素人の人たちがどれくらい芝居ができるのか不安もあったが、
実際に自分が毎日やっている、やってきた仕事、生き方に関しては
リラックスすればうまい芝居をしてくれることがわかった。・・
てなことを山田監督が言ってる。
区役所?で、井川比佐志が火葬について無理を言うところ、
「 ・・あなたもわからないかたですねえ・・ 」
あの職員も現場の素人らしいね。
鎌倉の市役所でカメラをまわしてテストしてみて自信をもったと言ってる。
(あのシーンをどこで撮ったかはよくわからん) しかし、この頃の山田洋次は才能が惜しげもなく発揮されているよな。
男はつらいよでも「望郷編」なんて初期の集大成とも言える傑作を撮っているし。
それが「幸福の黄色いハンカチ」になってくると、後々まで山田作品の欠点でもある
リアリティの無い嘘臭い若者が出てきたりねぇ・・・・。 もう一度「家族」「故郷」みたいなの撮って欲しいな。
暗かろうが重かろうが構わないから。 ヒリヒリね うん それでもいい まだまだ期待してるんだよ 新幹線での移動シーンの車窓ですが、浜名湖シーンと富士山シーンの間の
小さな町と駅はどこですか。掛川だと思うんだが・・。 ぐぐってみたら掛川駅開業は1988年で比較的新しい。
浜松かなぁ。 おれ通りすがりの者だけど
おれも好きで繰り返し見てる映画だとさ
そういうディテールってのも大げさな、ホントにどうでもいいツマランところが
ものすごく気になることがよくある。まわりから変人あつかいされるのよ
(115が変人だと言ってるわけじゃないから 誤解のないように) そこのところ、DVDでなんども見てみたが、おもろかったな。
46分のところで、早苗がむずかって泣く。民子があやす。
それからすぐ比較的大きな水面が見える。ここが浜名湖だよね?
で、カットがかわって(46分31秒)、町、4階建てのマンションとか駅が映る。
同時にここから、民子の「子守歌」が始まる。
ここが浜名湖と連続しているんだとしたら、掛川まではいってない。
浜松のどこかだと思うが、おれにはわからない。
ただ、浜名湖から連続しているとすると、以下の民子の子守歌が長すぎるんだな。 それから(連続して)山っぽいところが映って、工場が見えてくる。
東芝とか、チラっと見える。(47分06秒)
それから、右手に富士山。
まだ、民子は子守歌をうたってる。
47分19秒でカットがかわるまで、民子の子守歌は連続している。切れない。
この富士山が見えだすあたりは、清水は過ぎてるんだよな? 富士、吉原あたりかな。
いずれにしても、問題は、民子の子守歌が始まるカットの町、駅は
民子の子守歌が連続していることからすると、富士山が見えるあたりとかなり近いことになる。
すると、掛川ではないことになる。
ただ、フィルムを編集しているわけだから、子守歌の連続性と
窓外の景色が別であっても、ここでは問題ない。
映画の流れとして自然ならいいわけだろう。
掛川でもいいんじゃないか。
やがて民子はぐっすり眠る。
笠(役名わすれた)が民子を起こして、「富士山の見ゆる」
ここも、富士山が見えだしてから、民子が眠って起こされるまで、連続が悪いが、
映画の流れとしては、まったく問題ない。
それから、すぐ東京に入って、あのテーマが流れて・・
ながながスマン
>>120
夕闇迫る東京の街並みによくあった音楽でしたね。
で、その後帰宅ラッシュの山手線があって、
上野駅広小路口広場でハナさんのばぁがあって…。 でも帰宅時ってそれほどのラッシュにはならんと思うんだが(山手線は特に) >>125
1970年、高度経済成長期だったというのがあるかも
にしてもあの混み様は凄まじいね
家族にとっては大阪に続くカルチャーショックだっただろう >>126
青函は波が荒い時は乗り物に弱い人はリリースしちゃうかもね
宇高は穏やかだった記憶があるなあ
いずれにしても太平洋・日本海のフェリー航路に較べればそんなに
揺れなかったな。 今日、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」
を見ました。とても良かった。泣いてしまいました。
そして「家族」を想い出しました。
「ほら これが万博よ」
「大阪で博覧会やっとるそうじゃの」
「おじいちゃん万博でしょ」
「家族」久し振りに借りて観てみようと思います。 飛行機がまだ高かったんだねえ。福山の前田吟の給料が2.5万円だって。汽車代が一万何がしだったから
今で言うと、10万円いじょうかな? そうねえ・・ おいら通りすがりだが、
まず最初に、連絡船が島を離れて、大型船が映って、
佐藤勝の音楽がかぶりますね。まずあそこで泣けますね。 新幹線が夕闇の中、終点東京駅に近づいて佐藤勝の音楽に「東京」のテロップ
が入るシーン、なんだかゾクゾクする。
大学で宮崎晃の講義の中で
万博のシーンの苦労話を聞きながら鑑賞した
色々ショックな作品だった
>>135
・精一一家が乗る船を遠くで見送る島の神父さん。
・福山駅での源造と力のやりとり。
・東京で早苗が死に至る迄の出来事。
・北海道に着いて酒宴の翌日に源造が大往生。
さっき気が向いたんでDVDの字幕を出してみたんだが、一寸酷い出来だな。
言葉の一言一言が大事な作品なんだから、戸田翻訳の洋画みたいな雑な字幕は
作らないで欲しいな。 幾ら飛行機が高くて、直行便がなかったとは言え、あの家族にはそっちを選択して欲しかった。
旅の無理がたたって肉親を2人も亡くしたら、金銭に換えられない損失だろうに。
最後に
「美しい初夏の風景」
「初めて自分たちの子牛が生まれた」
「奥さんの胎内にも新しい命が」
で無理矢理ハッピーエンドししようとしても無理があるよ。
>>144
ほんと、何であんな無理なハッピーエンドを付けたのか未だに理解出来ない。 じいちゃん、すごー疲れたとて・・・。
っ!
じいちゃん? じいちゃーん!
民子。おいはアホやったね。なんでこんげんば思いばして北海道に来んばならんかったとね。
泣かんね父ちゃん。泣かんね…
父ちゃんが泣けばうちはどうしたら良いか分からん。 >>148
通りがかりの人を泣かせるんじゃないよ(号泣)。 >>135
笠智衆が車窓から、前田吟に「もう あえんかもしれん」と言う所から、
前田吟が、1人で車を運転しながらメガネをずらして泣くところまで。 久々に上がっていたのでカキコ。
この一家はクリスチャンという設定だったが、前にTV見ていたら長崎の五島列島を
取り上げていて、あの辺りに住む住民の半数以上はクリスチャンで洗礼名を持って
いるというのを見て、「あっ、「家族」ってそういう所もキチンと考えていたのか」
と感心した覚えがある。 トロッコに乗り手を振り、トンネルに消えていくおっちゃんも良い。 >>158
伊王島のシーン、慌ただしく旅立つ家族を見送る牧師さんの
後ろ姿から、遠景に切り替わって「家族」の文字が重なり
テーマ曲が流れるあたりが好きです。 引っ越す時、水道代未払いだったけど、山田監督は、倍賞をどのような
人物に描きたかったんだろう。
万博であったエロ親父からの借金も踏み倒す想定だったのか???
家族を御覧になった皆様、どう解釈していますか?
電車の中でほおばる、おむすびがうまそうでした。
コンビニが無い時代は、おむすびって、和菓子屋さんで赤飯のおむすび売ってるくらいだった。
>>160
良い意味でも悪い意味でも「女のしたたかさ」だろ。
序盤、精一が「女はあつかましかね」とふてくされる場面があったでしょ。
あれだよ。 >>162
なるほど、確かに精一さん言ってたね。さすが若き日の山田洋次、庶民の姿
を読みきってるんですね。
”21世紀の女子もあつかましかね。” 合間合間の回想シーンがぐっとくる
特に若き日の笠智衆と精一と前田吟の子供時代と
精一と民子の馴れ初めの笠智衆の仕草
厳しいであろう生活の中にあるかけがえのない幸せって感じで
>165
そう思うよ。かけがえの無い幸せ感がたまらないのよ。
「あんたぁ奥さんですか。」もいいんだけど。 >>170
「家族」は山田洋次の最高傑作と同時に、邦画ロードムービーで他の追従を許さない。 やすらぎ伊王島ってところがそのまま、「伊王島からの手紙」ってふざけた広告をだしてるが… >>171
「少年」観たら「家族」なんてウンコだよ。 >>175
「家族」に比べたら「少年」なんてケツ毛に絡んだウンコですよ。 保守ついでに山田洋次スレから転載。
328 名前:この子の名無しのお祝いに 投稿日:2007/06/13(水) 21:47:27 ID:Ewhlc7Uc
これTSUTAYAのブログでハケーン。
ttp://blog.tsutaya.co.jp/dj_a_shi/1897
内容はまあ普通だが、これを載せているTSUTAYAの懐の深さにびっくり。
自社の扱う商品をここまで批判させるかな。
ちょっとTSUTAYA見直した。 前年「男はつらいよ」をヒットさせ、シリーズ化をはじめた山田洋次監督が、シリーズ
第5作「男はつらいよ 望郷編」の前に撮影した作品が「家族」だ。
山田監督にとって初めてのオールロケ作品だった。ロケ撮影のあらゆる制約に対応する
ため、最新鋭の機材、最小限のスタッフを駆使した実験的挑戦でもあった。スタッフは
24名。通常の作品の半分以下だ、結髪、衣装、演技事務(俳優の面倒をみる人)はゼロ。
これらの仕事をスタッフの誰かが代行したにしても、俳優への負担が大きかったことは
推測できる。"その場の情景"を重視するドキュメントな技法を貫こうとするあまり、撮影
不可能な状況にしばし陥った。が、スタッフ、出演者一体の協力がその都度困難を乗り
越える原動力となった。
全ての会話は同時録音を基本とした。周囲の騒音、列車の振動音なども生かして、ドキュ
メンタリー的効果を上げた。長崎本線、山陽本線、新幹線、東北本線、室蘭本線の列車が、
同じレールの上を走っているのに、振動音がそれぞれ違うことを証明し、録音スタッフを
驚喜させもした。
四月上旬に長崎から撮影を開始し、六月中旬に北海道の中標津で撮影を終えたこの"意欲作"
は公開当時大きな話題を呼んだ。列島を縦断する慎ましい家族の旅を見つめたこの映画は、
高度経済成長期の日本を問い返した。キネマ旬報ベストワン、監督賞、脚本賞、女優賞、
男優賞を受賞。その他、この年の映画賞を軒並み独占した。山田監督の実力が初めて世に
認められる契機となった作品である。「幸福の黄色いハンカチ」「息子」「学校」へと続く
山田監督第2期へのスタートと呼ぶ人もいる。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています