>>287
首都機能分散というのが官公庁分散という意味であれば、そうするべきではないと
書きました。

都心の人口が地方に出て行くことで、地方の人口密度は上昇し、店舗と
家の距離は短縮するので、トータルとしてはエネルギー消費は減ると思います。

輸送距離は短縮すべきだと思いますが、乗用車だけでなくトラックやバス、鉄道も
含めて考えるべきだと思います。

郊外から都心への長距離通勤を例にあげましたが、無駄輸送はそれに
限ったことではないです。

たとえば、新幹線に乗って東京の営業マンが大阪に行って仕事をとってくる。
同じような会社が大阪にもあって、大阪の営業マンが東京に行って仕事を
取ってくる。
皆きっと「新幹線があるおかげで遠い所まで自分のテリトリになって業績が
上がっている」と思っているのではないでしょうか。でも、ライバルも新幹線に
乗って自分のテリトリ奪いに来てるから差し引きゼロなんですね。リニアも同じ。

生産工場から消費地まで最短距離で結ぶようにすれば輸送エネルギーは
もっと少なくて済むでしょう。

今はなんとなく無駄輸送が多いように思います。なぜかというと、トラックが
(もちろん鉄道貨物でもなんでもいいんですよ)増えているのに、不況で
荷物輸送の仕事がない。そこで運賃を安くしてなるべく多く利用してもらおうとする。
結果的には無駄輸送が増え、人件費の取り分は減り、エネルギーの海外支払いが
増加する。

ガソリンスタンドの経営難は深刻です。実は僕もガソリンスタンドでバイトしてますから
よく知っています。でもガソリンがバンバン売れる好景気な状態になればなったで
海外支払いが増加し、次のサイクルでもっと大きな不況が来ますね。好況は不況の原因です。