>>102

>自分自身で幸せが分からなければ
>他人を幸せにすることなんて出来ないですよね?

以前私が書いた事ですが再掲載します。

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近テレビで話題の尾畠春夫さん78歳(スーパーボランティア)

自利のみを求め「無我ムガ教」に貪欲な方々は、彼の生き方を学ぶべきだと思う。
まさに菩薩の生き方だと思う。
仏法の法理に照らして生々世々、人界、天界に生まれ、多くの人々から愛され、守られゆくに違いない。

「自分が救われないのに他人を救えるわけがない」とか、

「自分を差し置いて他人を救おうと思うのは英雄にでもなりたいかただ傲慢なだけ」

とか平気で言い放つ人が居ると悲しくなるね。

このような慢心者の境涯は尾畠さんの足下にも及ばない事を知るべきでしょう。

フランスの文豪ロマン・ロランは叫んでいる。
「自分の魂が救われるか救われないかということにばかりこだわっていれば、救われることからかえって遠ざかる。君が君自身を救いたいなら、人間を救え! 
もっと的確に言うなら、ほかの人々の中へ、君自身を忘れ去れ! そうすれば、それ以外のたいせつなことはみな君につけ加わって来るだろう」(『内面の旅路』片山敏彦訳 みすず書房)

※「ほかの人々の中へ、君自身を忘れ去れ!」

この実践の中に仏の悟りはあるのです。

日蓮大聖人は仰せであります。
一念(いちねん)に億劫(おくごう)の辛労(しんろう)を尽(つく)せば本来無作(ほんらいむさ)の三身念念(さんじんねんねん)に起(おこ)るなり所謂南無妙法蓮華経 は精進行(しょうじんぎょう)なり

人を救うために億劫の辛労を尽くす!消極的な瞑想、苦からの離脱とは正反対の精進行です。
座して瞑想にふけるよりも、仏法を根本に人々のため、祈って、動いて、語っていきなさい!というのが大聖人の教えです。
自身の無慈悲を乗り越え衆生を愛する戦いです。その中に仏の慈悲の悟りを観ずるのです。

そのとき始めて「自分自身の本当の幸福とは何か」を知る事になると思いますよ。