>>1のような人間の数学バージョンを書いてみると、次のようになる。

・ 多くの数学が物理学と無関係のパズルにしか見えないのは、
  物理学がその分野の本当の重要性に気づいていないからである。
  群論がいい例である。

・ 数学は、一見すると役に立たないパズルで
  遊んでいるだけに見えるが、実際には数世紀先の技術を
  研究しているのであり、数学の方が常に先に進んでいる。

・ 尤も、そんなパズルが現代の科学水準において物理的にどう重要なのかは、
  数学者自身にも説明はできない。そして、実は説明する必要がない。
  なぜなら、物理的にどう重要なのかを見出すのは物理学者の仕事だからた。

・ そして、パズルにしか見えなかった数学に、 物理学がやっと重要性を
  見出したとき、物理学はその分野で初めて数学に追いつく。

・ 物理学はそこで「数学をまた1つ道具にしてやったぜ。物理学の方が高度だ」と
  言い張るわけだが、それは勘違いであって、実際にはその分野で
  物理学がやっと数学に追いついただけである。

・ この構図においては、物理学は永遠に数学の奴隷である。数学の方が高度である。