>>343
(引用開始)
ところで「二つの封筒」は漫画「数字であそぼ」10巻にも出てくるな
「そもそも1以上の整数が同様に確からしく出るなんてのがありえないんだよ
”同様に確からしく”というのは確率的に均等に出るという意味だ
無限個の候補が均等に出る確率空間は定義できない
だって確率空間の定義が全て足したら1になるってことだから
この場合には1にならないからそもそもそんな話はできない」
ついでにいうと
0+1+2+3+・・・=∞
なので、1以上の任意の整数nについてnより小さい数が有限であっても
それら全体を加算した場合には∞になるので、測度0とはいえない
(引用終り)

ありがとう
そうそう
・漫画「数字であそぼ」10巻は下記だね
・第55話 同様に確からしい数学 P65 かな
・さて、1以上の自然数N から、二つの異なる数 d1,d2を選んだ
 このとき、「d1<d2の確率は1/2」が言えない
 ∵1以上の自然数Nは、発散する(上記)ので、確率空間は定義できない
 例えば、あるd1を先に取り、次にd2を取ると、1〜d1-1は有限であり d+1 以上の整数は無限にあるので d1<d2の確率1
 逆に、あるd2を先に取り、次にd1を取ると、話は逆で、d2<d1の確率1

このパラドックスは、発散している1以上の自然数N(可算無限集合)において
確率の扱いができないのに
無理に d1<d2の確率を求めようとしたことにあるのです
(人が錯覚しがちなパラドックスだね。時枝さんも、これにひっかかった)

(参考)
https://shogakukan-comic.jp/book?isbn=9784098722136
SHOGAKUKAN COMIC
数字であそぼ。 (10) (フラワーコミックス α)
絹田 村子 形式:コミック
出版社:小学館 発売日 2023/08/10
https://sc-portal.tameshiyo.me/9784098722136
試し読み
第55話 同様に確からしい数学 P65
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