>>490 補足と訂正

 P37 平面曲線 w=f(z) から f(w,z)=0 なる複素平面曲線(陰関数) への視点の転換がある
 (定義域と値域の区別がなくなる)
 (P38のヤコビアン判定法 (下記陰函数定理)を使う)
  ↓
1)複素平面曲線(陰関数) への視点の転換は、良いが、
 ここは陰函数定理wikipediaの「例と導入」に説明があるとおり
 一価関数でない場合にも、曲線の一部に注目して、y=g(x)なる微分可能関数の存在を示すことにある(y=g(x)はwikipediaの表記)
 (P13 楕円曲線 で、y^2=x^3+ax^2+bx+c として、y^2=・・のまま。これで、y= の形になってない段階で、実質は陰関数ですね https://imgur.com/EQL5A3K
2)なお、リーマン面の数学的定義では、特に定義域うんぬんの記述はないが、
 P36にあるように、位相空間X (ハウスドルフ)として、Ui∈X で、写像φi:Ui→C (Cは複素平面(P37記述より))
 で、φiが正則写像(P37)であることを要求しているので
 Xは、写像φiの定義域です
3)なので、具体的な関数w=f(z)(例えば寺杣P41超楕円曲線)を考えるとき、そのリーマン面とは、定義域を複素平面から位相空間X に拡張したものです
 (なお「自明なリーマン面の例として、複素平面Cの開集合が挙げられる」(P37)とあります)

詳しくは、寺杣 P36~37 を見てください

以上、補足と訂正でした