メモ
http://www.math.titech.ac.jp/~jimu/Syllabus/H25(2013)/Graduate/Special_Lectures_on_Mathematics_B_I.html
講義名 数学特別講義B第一(Special Lectures on Mathematics B I)
開講学期 前学期 単位数 2--0--0
担当 星 裕一郎 非常勤講師(京都大学数理解析研究所 講師)


【講義の目的】
 遠アーベル幾何学とは,「遠アーベル多様体というある特別なクラスに属する代数多様体は,
その数論的基本群の純群論的な性質によってその数論幾何学的性質が完全に決定されるであろう」
という予測に基づいて,1980 年代に Grothendieck という数学者によって提唱された数論幾何学の一分野です.
この講義では,その遠アーベル幾何学への入門を目的として,p 進局所体(= p 進数体の有限次拡大体)に対する
ある Grothendieck 予想型の結果(p 進局所体がその絶対 Galois 群と ある付加情報から復元できるという結果)の
解説を行います.

【講義計画】
1. 遠アーベル幾何学とは
2. p 進局所体とその絶対 Galois 群
3. 局所類体論・Hodge-Tate 表現
4. 復元 (1)
5. 復元 (2)

つづく