>>53
ダメです。
Iは無条件に成立する式ではありません。
Iを示すまでで示したことをキチンとまとめれば

∃y A B p
yは奇数の完全数,pは素数でv_p(y) = 4m+1 …(A)
2y = 2p^(4m+1)B = (1+p+…+p^(4m+1))A …(B)
qr = v_pr(B)  …(C)
cr = v_pr(A) …(D)
p = 2pr -1 …(E)
⇒∃w 2m+1 = wpr^(qr-cr-1) …(F)

ですよね?
結論(F)の式の中には陽にyやpは出てきませんが、だからyやpに無関係な(C)〜(F)だけを拾い出して
(C)〜(E)⇒(F)
が証明できたことになんてなりません。
一例をあげるなら

x=t^2,y=t^4 …(X)
x>2, y>3 …(Y)
⇒y=x^2 …(Z)

は正しい推論ですが、(Z)のなかにはtがないからといって
(Y)⇒(Z) i.e. x>2,y>3 ⇒ y=x^2
が証明できたなんて主張はできないでしょ?
つまり(F)式がすべての素数psについて成立するというなら任意の素数psにたいしてy', p', A', B'で
y'は奇数の完全数,p'は素数でv_p'(y') = 4m+1 …(A)
2y' = 2p'^(4m+1)B' = (1+p'+…+p'^(4m+1))A' …(B)
qs = v_ps(B')  …(C)
cs = v_ps(A') …(D)
p' = 2ps -1 …(E)
をすべて満たすものが存在することを証明しなければなりません。
そしてその証明は現時点で論文にはないのでyを取り替えることによって任意の素数psについてIが示されているとは言えません。