西内啓著『統計学が最強の学問である【数学編】』を読んでいます。

↓『解析概論』が一般的だと思っているんですね。
なんかこの人ずれていますよね。



また、本書の中では微積分のところで考えた「めちゃくちゃ小さい」「めちゃくちゃ大きい」
といったところについて、数学的にはだいぶぼやかして書いてきました。統計学や
機械学習の中で、「パラメーターのちょうどよいところを探す」ために勾配を考えるだけなら、
別に「無限に小さくする」ことの数学的な意味を深く考える必要はありません。しかし、
そのあたりが気になって、どうしても数学的な理屈を理解したい、という方もいらっしゃる
かもしれません。このような場合、高木貞治著の『定本 解析概論』を読みとおす、というのが
一般的な理系の嗜みというやつです。それが統計学や機械学習を使いこなす上で役に立つか
どうかはわかりませんが、この本を通してε-δ論法であるとかデデキント切断といったことを
学べば、微積分に関してより厳密な理屈が理解できることでしょう。