>>542 補足の補足

・例外的に、定理の命題の理解が、証明を読むことで深まるということはある
・が、しかし、多くの場合、定理の意味するところを、きちんと押さえておくことは、定理の証明を読む上でも、重要だろう
・定理の命題は、証明のゴールでもある。
・ゴールが西にあるのか東にあるのか、それも理解せずに証明を読む
・ただただ、証明に引きずり回され、右にうろうろ左にうろうろして、「はいここがゴールです。QED!」だと
・それで、一体何を理解したことになるのでしょうか?
・読んで、「証明は正しい」と思ったとしましょう。しかし、定理の命題の理解が浅ければ、その定理の活用もできまい

そんなことになっては、本末転倒
証明を読むのは結構だが、定理の命題の意味するところが不明確なら、もう一度本来の命題の吟味に戻るべき

「f はある開区間の上でリプシッツ連続である.」(>>543)の意味するところ
ある開区間が、fの定義域の一部のBf内に取れるのか?

はたまた、証明のために作った”B_N,M”なる被覆空間の合併集合の中に止まるのか?
それは、定理の命題の意味や適用を考える上で、天と地ほどの違いを生むと思うのだが・・