純粋な感想
最初登場人物の情報が整理されてない段階だったのに
イカれた行動のテンポが早すぎて脚本に雑さを凄く感じた。
急に本編が始まる演出だったからそれも相まってた。
平手の棒演技は健在でそういう役柄とはいえこの映画ダメだって思ったわ。
でも徐々に響が次にどういう行動を起こすのかという興味が出てき始める。
この辺は脇の俳優陣にだいぶ助けられてる。
いい感じに嫌味っぽい悪役をどうぶっ飛ばすのかというスカッとさを期待しだす。
これが一番のこの映画の核だわ。
この辺りから妙に平手の棒演技が板に付いてきて
周りの上手い俳優陣の中の棒演技が周りの普通の大人達と異質な響という構図そのものになり
棒演技が棒に見えなくなり個性になる瞬間が生まれる。
そして映画館で見ていた人達から響のイカれた行動にクスクスと笑い声が聞こえ始める。
ただ最後の小栗とのくだりはシリアスなシーンなだけに平手の棒感が返り咲いてくる
小栗は山本というキャラクターを自分流に解釈して演技してる節があり、
原作のキャラクターとは全然違うから
二人のやりとりには世界感が異なって違和感を感じた。
最後のパトカーのシーンもシュールすぎて、は?
っていう終わり方だった。
まぁ方向性としてどんな事件でも響にとっては日常で
淡々としている雰囲気を作りたいんだろうなーと思ったが。
つまり纏めると最初おもんなかったけど途中ワクワクして
最後、は?って終わる映画だった