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【物語】欅坂46orけやき坂46の小説 ★3【エロも可】
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0001名無しって、書けない?(やわらか銀行)
垢版 |
2018/03/11(日) 09:17:32.61ID:b3/LyH/X0
素人レベルからでも投稿できる小説スレです 
ただし投稿作品に対するすべての中傷は禁止です 

投稿者は多大な時間と労力をかけて 
作品を投稿していますのでご協力をよろしくお願いします 

この度小説スレと原案ありスレを統合しました 

以下は原案ありの簡単な説明です 

インスパイア、オマージュ、パロディ、パクリ、何でも結構です。 
その原案も小説、戯曲、映画、テレビドラマ、マンガ以外にも、ルポルタージュやテレビのドキュメンタリーとかでもかまいません。 
テーマだけでもOK、冒頭だけでもOKです。 
少しでもかすったから原案ありだと書いた当人が主張するのなら、そう見なしてあげましょう。 
「『パクった』と言ってるけどさ、全然パクってなく、それはお前のオリジナルじゃん」という非難はやめましょう。 

あとは作家さん各々の良心に従い思うままに書いてください 

最後に、このスレの投稿される作品はすべてフィクションであり 
実在する人物や団体や建物等との関係は一切ありません 
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0240名無しって、書けない?(千葉県)
垢版 |
2018/04/19(木) 20:49:58.88ID:/tEsPtNr0
しまった。さっきの8だった。
0241hidamari(9) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
垢版 |
2018/04/19(木) 20:51:02.40ID:/tEsPtNr0
「あっしまった!」僕は起き上がってベットサイドの時計を見た。
9時50分。遅刻である。
「やばいやばい。」慌てて下へ降りる。
リビングではすっかり慣れた感じの守屋茜と姉がおしゃべりをしていた。
「おはよう。」守屋はニッコリと微笑む。がその笑はどこか恐ろしい。
「えらい早いやん。」姉はびっくりした顔でいう。
「いや、遅刻、遅刻。」僕は慌てて言う。
「遅刻?今日は土曜日やん。」
姉が涼しい顔で言った。
「あ、そうか。」僕は頭を掻く。
「ところでさ、寝癖すごいよ。」
守屋は僕の頭を指し、そして、ねぐせ、の部分を強めにゆっくりと発音した。
僕は頭を触る。
なるほど。髪の一部分が触覚のように跳ね上がっている。
2人はゲラゲラ笑った。僕は恥ずかしくなって洗面台へ向かった。
寝癖を直してからまたリビングに向かう。
「あ、直ってる。」
守屋は無感動な顔で言った。
「なんや。つまらん。」
姉は詰まらなさそうな顔で呟いた。
「つまらないってなんだよ。」
そんなやりとりをしていると
チャイムの音がした。
0242hidamari(10) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/19(木) 20:52:40.11ID:/tEsPtNr0
扉をあけると、
そこに居たのはいくちゃんだった。
「よ。」
いくちゃんは小さく手をあげる。
いくちゃんは白くふわっとしたコートを着ている。その姿に徒、どきっとする。
「おっ、いくちゃん。」
姉はいつの間にか僕の後ろに立って言った。
「えっ、誰。」
守屋はテーブルに置かれたドーナツを一欠片口に放り込み興味津々といった様子で言った。
「お邪魔しまーす。」
いくちゃんはなぜか嬉しそうに僕の家に上がる。

リビングには僕といくちゃん、そして姉と守屋がいる。
「で、2人は?」半ば取り調べのように守屋は訊く。
「幼なじみや。」姉は僕の代わりに答える。
「それだけ?」守屋は僕を覗き込む。
「それだけと違うん?」姉も僕を覗き込む。
僕は隣に居るいくちゃんを見る。
いくちゃんはすこし頬を赤くした。
そしていくちゃんはテーブルの下でそっと僕の手を握ってきた。僕は頷いて手を握り返した。
0243名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/19(木) 20:53:44.52ID:/tEsPtNr0
書いても 書いても辿り着かない。どんどん蛇行する。
0244名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/19(木) 21:01:52.65ID:6KPy7EZ0a
>>243
大長編の予感ですねw
0245名無しって、書けない?(茸)
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2018/04/19(木) 21:39:29.78ID:2lPjNzJRd
>>244
大長編...結末は決まってるのにそこまで行き着かないw
0246名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/20(金) 23:29:42.76ID:+FB7kFBda
仕事が忙しくてこっちに手が回らなかった、、、涙

という保守
0247名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
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2018/04/22(日) 00:44:42.55ID:olj5n59gK
週末は賑やか…というわけでもないのか(笑)

という保守
0248名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/04/22(日) 03:35:03.73ID:k+X7aJVba
冷静に考えたらちゃんとした小説書くとなると構成やら展開やら考えるから毎日は書けないですよね

やはり俺のように口からでまかせを即興で書くスタイルは強いなw
0249名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
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2018/04/22(日) 11:52:36.32ID:olj5n59gK
>>248
無敵ですよ(笑)

珍しくこの時間にふと思い出してTVをつけて、あっぷっプリを見たら、何と偶然に理佐ちゃん登場♪
そんな日曜日
0250名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/22(日) 12:28:33.41ID:rG09uKhFa
>>249
そういう幸運な偶然には必ず意味があって、この場合はきっと神様が理佐ちゃんを推せと言ってるんだと思われます
02511リットルの理佐ちゃん 第16話(庭)
垢版 |
2018/04/22(日) 22:42:32.76ID:z0mjBUdEa
「待ち合わせしても遅れてくるんだ」
待ち合わせ場所の公園に現れた俺を見るなり文句言う理佐ちゃん

恥ずかしいからやだなんて言ったくせにやっぱり待ち合わせしたいなんて言い出した理佐ちゃん

「理佐ちゃん乗せるためにチャリを手入れしてたんだ」
なんて愛しの理佐ちゃんを乗せるためにチャリをカスタムした俺

「理佐ちゃん号・・・」
チャリのボディに書かれた文字を見て目を丸くする理佐ちゃん

「理佐ちゃん専用だからさ俺のチャリは」って誇らしい俺

「ダサくないかな・・・」って呟く理佐ちゃん

「そんなことないよ、理佐って名前は響きも字面も完璧に可愛いよ」って理佐ちゃんに訴えかける俺

「まあ、いいや」ってチャリの後ろに乗る理佐ちゃん

どうやら俺の相手をしていると学校に遅刻してしまうと判断したらしい理佐ちゃん

「ほら、早く漕ぎなよ」って俺を急かしてくる


「流れる季節の真ん中で〜♪」
音楽祭で自らが指揮者となり合唱した三月九日を俺の背後で歌う上機嫌の理佐ちゃん

「タクトふるう理佐ちゃんカッコ良かったね」って理佐ちゃんを褒める俺

褒められて照れたのか歌うの止める奥ゆかしい理佐ちゃん

「忙しく過ぎる日々の中で俺と理佐ちゃんで夢を描く♪」
なんて理佐ちゃんから引き継いで替え歌を歌う俺に

「変な替え歌歌ってんじゃねーよ」ってチャリの後ろからドス効かす理佐ちゃん

「俺君は私とどんな夢描いてんのよ?」
なんて照れ隠しにぶっきらぼうな理佐ちゃん

「恥ずかしいから言わない」
理佐ちゃんに拒否されるのが怖くて結婚なんて夢を描いてるとは言えない俺

そもそもまだ仲の良いクラスメイトでしかない身の俺だけに仕方ない・・・

「言わないってことは、描いてはくれてるんだね、私との夢・・・」
なんて呟き俺の背中にもたれてくる理佐ちゃんだから好き
02521リットルの理佐ちゃん 第17話(庭)
垢版 |
2018/04/22(日) 23:11:49.45ID:z0mjBUdEa
「理佐ちゃん先行ってて」
学校着いたらやっぱり遅刻な俺と理佐ちゃん

理佐ちゃんを先に行かせて自転車置き場にチャリを置きに行く俺

その背後で「痛〜い」って転ぶ愛しの理佐ちゃん

理佐ちゃんまた転んでる・・・

俺がよく転ぶ理佐ちゃんに嫌な予感を感じてる隙に

「渡邉大丈夫か?」
なんて理佐ちゃんに駆け寄る松山ケンイチな先輩

「先輩どうしたんですか?」
こんな時間に校門辺りにいる松山先輩に戸惑う理佐ちゃん

まずい・・・松山先輩を見る理佐ちゃんがまた女の顔になってる!?

「土曜日の花火大会一緒に行かないか?」
花火大会に誘うために理佐ちゃんを待ち伏せしてた松山先輩

困ったように俺の方を見る理佐ちゃん

なんか言わなきゃって焦るけどミスター欅坂高校に選ばれるほどに格上な松山先輩にビビって立ち尽くす俺


「ねぇ、なんで困ってんのに助けてくれなかったの?」
1時間目の授業が終わるなり俺に文句言いにくる理佐ちゃん

「ごめん、困ってるって思わなかった」
なんて理佐ちゃんが困ってたのに気づかなかったふりする俺

「なんで気づいてくんないの、先輩に強引に花火大会一緒に行く約束させられちゃったじゃん」って拗ねる理佐ちゃん

「いや・・・ほら、あの人理佐ちゃんの憧れの先輩だって葵ちゃんが言ってたから・・・」
理佐ちゃんが松山先輩と花火大会に一緒に行くと聞いて動揺したせいか、言わでもな事言う俺に

「つまんない事気にしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「私は俺君と花火大会一緒に行くつもりだったんだからね」
なんて怒る理佐ちゃんだから好き
02531リットルの理佐ちゃん 第17話(庭)
垢版 |
2018/04/22(日) 23:19:32.35ID:z0mjBUdEa
もう1話書くつもりだったけど眠気が・・・無念だ・・・
0254 ◆.nO1rkdGpI (大阪府)
垢版 |
2018/04/22(日) 23:41:41.32ID:+YpDkAxu0
『ひったくりにご注意を』

剣道の稽古を終えて、水道まで顔を洗いに行った。午後七時半を指す時計の針が、滲んで見えた。
顔を洗っても、瞼の裏に籠もっている熱は冷めなかった。まだ、熱い涙が流れていた。ここ最近はずっと負けっぱなしだ。

タオルで顔を拭いながら、道場へ戻った。この時間になっても、練習を続けている人がいた。
照明は道場の一角だけを照らしている。その明かりのもと、リスのように影が跳ね回っている。
「丹生ちゃん、もうすぐ門限だよ」剣道部でたった一人の女子部員に声をかけた。
そもそも部員が4人だけである。唯一の女子だからといって、彼女がチヤホヤされることはない。
丹生ちゃんはステップを止めた。防具を片付け始めた。
「カギ閉め、よろしく」そう言い残して、道場を去ろうとしたところ、着信音が鳴った。
自分の携帯を見たが、鳴っていない。
「あ、わたしか」丹生ちゃんが電話に出た。
「はい…あ、お母さんか。何?え、来れないの?うそー」

丹生ちゃんはバス通学だ。ところが、日曜日は、学校前にバスは通っていない。
稽古がある日は車で送ってもらっている。
その車が来られなくなった。歩けないほどの距離ではないが、夜道は危険だ。
「ねえ、後ろ乗っけてよ」丹生ちゃんが両手を組んで、僕に頼んだ。
「やだよ、面倒くさい。そもそも二人乗りしちゃダメだからな」
「いいじゃん、どうせ夜道には誰もいないからバレないよ」
丹生ちゃんは基本的には真面目だ。クラスでも爽やかな女の子と、評判になっている。
しかし、剣道経験者特有の頑固さもある。自分の意志は絶対に曲げない。
(つづく)
0255名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/22(日) 23:42:13.13ID:+YpDkAxu0
門限も過ぎて、駐輪場には自転車がほとんどない。しかし、女の子が一人いた。
丹生ちゃんがその女の子の方へ走っていった。
「愛萌ちゃん何してるの?」
「今から帰るところ。ねえ見て、これ新しい御朱印」
愛萌ちゃんが御朱印帳を開いた。
「わあ、すごーい」丹生ちゃんが感心した様子で覗いている。
ちなみにこの二人は神社巡り部を結成している。丹生ちゃんは、剣道部と掛け持ちだ。顧問には黙っている。

「ちょうどよかった。愛萌ちゃん、自転車で来てるよね?丹生ちゃん乗っけてあげて」
「私、女子と二人乗りはしない主義だから。荷物なら乗っけるよ。それとさ…ちょっと耳貸してよ」
秘密事の吐息は魔法の香りを振り撒き、いつだって心を束縛する。秘密事が真実かどうかなんてどうでもいい。


自転車は惰性で下っていった。二人乗っているぶん、ブレーキの効きが悪い。愛萌ちゃんはスピードを上げて、先を進んでいる。
「ねえ、さっき何話してたの?」すぐ後ろで丹生ちゃんの声がした。
「あぁ…あのさ、丹生ちゃんって俺のこと…」
「ん?」
丹生ちゃんが僕を覗き込んだのか、自転車の重心が少し傾いた。ハンドルが左に取られた。
そして、緊張していると心臓の音が鼓膜を支配し、周りの音が聞こえなくなる。
目の前で起こっている出来事への反応が遅れた。
(つづく)
0256名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/22(日) 23:44:56.58ID:+YpDkAxu0
「ちょっとー!」愛萌ちゃんの甲高い声が聞こえた。その後に、オートバイの光がこちらへ向いた。
「借りるよ!」今度は後ろで声がした。
背中にあった竹刀が抜かれた。僕の右肩のすぐ横に竹刀が固定された。オートバイが加速し、向かってきた。
「そのままだよ、逃げちゃダメ」そう呟く丹生ちゃんの声が格好良かったのは覚えている。
次の瞬間、竹刀が砕け散った。丹生ちゃんはびくともしなかった。
オートバイは後ろへ転がっていった。搭乗者はその場でうずくまっていた。

愛萌ちゃんがかばんを拾い、「ひったくりには注意しなきゃね。取りあえず警察に…」と落ち着いた口調で話している。
僕の背中は濡れていた。愛萌ちゃんが心配そうな顔をしていたが、それは僕へ向けられたものではなかった。
丹生ちゃんが気を失って、僕の背中へもたれ掛かっていた。

「救急車を呼びます」
愛萌ちゃんがマニュアルを読むように宣言をした。


救急車のサイレンで、丹生ちゃんは目を覚ました。開口一番にこう言った。
「俺のこと何なの?」
「へ?」
「丹生ちゃんって、俺のこと何なの?」
「ああ、俺って丹生ちゃんのこと好きなのかな?」
「え…」

完全に間違えた。言葉の順序は大事だ。
丹生ちゃんがふっと笑った。

(おわり)

ひらがな推し次回予告の、愛萌ちゃんが意味不明で気になったので書いてみましたw
0257名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/22(日) 23:46:23.70ID:+YpDkAxu0
>>253
春は眠くなりますな

にしても、今までにはなかった理佐ちゃんとのロマンチックな雰囲気が素敵です
0258名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/23(月) 06:49:13.24ID:+7JnSlUIa
>>257
投稿乙でありますm(__)m

ひらがなちゃんまで守備範囲に入っているとはお手が広い

1リットルの涙からの引用部分がロマンチックさを出してるのかもw
02591リットルの理佐ちゃん 第18話(庭)
垢版 |
2018/04/23(月) 07:27:08.84ID:+7JnSlUIa
「俺君よ〜俺は情けないぜ」
とぼとぼ歩く俺に心無い言葉を浴びせる親友の澤部

理佐ちゃんと松山ケンイチな先輩に割って入ることが出来なかった俺

その報いで花火大会には澤部と理佐ちゃんの親友原田葵ちゃんと3人でお出ましってわけだ

「ちきしょう、あの時に理佐ちゃんが俺と一緒に花火大会に来るつもりだったと分かっていたら・・・」
なんて暗くなり始めた夜空に叫ぶ嘆きの俺

「今さら何言ってんの、理左が俺君のこと好きなのなんて見え見えなのに」
無責任なこと言うごぼうな葵ちゃん

「そうだよ、葵ちゃんが俺のこと好きなのがモロバレなぐらい理佐ちゃん分かりやすいのに、本当情けないよ」
俺を詰るふりしてさりげなく葵ちゃんにアピールするやり手な澤部

「やだ、澤部君何言ってるの」
なんて澤部の肩を叩く満更でもない葵ちゃん

いつの間に・・・澤部恐るべし


「俺君!あれ理佐ちゃんと先輩じゃないか?」
斥候よろしく花火大会の会場に向かう人波の中に理佐ちゃんと先輩を発見する三等兵澤部

「理佐ちゃん・・・」
仕方なく先輩に付き合ってるわりに浴衣姿の理佐ちゃんに大切なものが遠のいてくのを感じる俺

「女にとって恋はタイミングだからね、一緒に花火見たりしたら先輩に恋心が芽生えるかもよ、元々憧れてたわけだし」
なんて小4丸出しのくせに恋を語る葵ちゃん

「うるせえ、小4はわた飴でも食ってろ」って葵ちゃんに八つ当たりする俺

「小4って言うな!!死ね死ね!」
なんて頬っぺた膨らまして小4丸出しで怒る葵ちゃん

「ちょっと、こんなことでケンカしなくてもいいでしょ」
慌てて葵ちゃんの機嫌とる情けない澤部

と、その時・・・

「渡邉大丈夫か!?」
響き渡る松山先輩の叫び声

愛しの理佐ちゃんに緊急事態発生か?
澤部と葵ちゃんを放って置いて人波をかき分ける俺

やっぱり転んでる理佐ちゃんに凍りつく俺

「どけい!」って松山先輩を突き飛ばし理佐ちゃんを抱える俺

「うおっ!?鉢割れとるやないか!」って頭から血を流す理佐ちゃんにマジ焦る俺

「ぼさっとしてねえで救急車呼べよ!」って誰にともなくを怒鳴るパニック起こしてる俺

救急車来るまで俺の腕の中で気を失ってる理佐ちゃんだから好き
0260名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/23(月) 18:58:23.24ID:AksvrJbV0
>>259
こっちも救急車出動してるw

ほっぺを膨らます葵ちゃんがなんだか懐かしいです
彼女もすっかり大人になりましたね
0261名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/04/23(月) 23:53:12.56ID:tMqz6BSaa
>>260
時の移ろいはあおたんを大人にしてしまいましたね

そして浜辺美波ちゃんの問答無用の可愛さは俺の妄想を止めてしまったw

よって、今日は何も浮かんでこないので寝ますm(__)m

という保守
0262hidamari(11) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/24(火) 12:57:57.92ID:2w0VbO/a0
「えっ、いつから?」
姉は驚いて立ち上がる。姉はいつも大袈裟である。僕はついにいくちゃんと付き合っていると言ったのだ。
「いつからだっけ。」僕はいくちゃんに聞く。
「つい数日前から。」
いくちゃんは少し小声になって言い、口を窄める。
「あんたには勿体ないな。」
可笑しそうな顔をして言った。
「なんだよ、いいだろ。」
僕はまたテーブルのしたでぎゅっといくちゃんの手を握った。

その後。
結局僕は姉と守屋を前に洗いざらい顛末を話す羽目になった。
(それは、ある程度予想をしていた展開だった)
姉と守屋は僕たちの回想にいちいち変な歓声をあげる。どうして女という生き物はこの手の話が好きなのだろう?

さて、どれくらいたったのか。
全てを話し終えた。
姉は「こんないい子大切にせんかったら罰当たるで。」と、いい、
守屋は「仲良くね。」と言った。
僕といくちゃんは恥ずかしくなって2階へ行くことにした。
0263hidamari(12) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/24(火) 12:59:10.28ID:2w0VbO/a0
「しかしあの子が彼女なぁ。」
松村さんは頬を膨らまして手元の珈琲カップに目線を移す。
珈琲は底に僅か一口分しか残っていない。松村さんはそれを飲み干して、
珈琲カップを置く。
お皿とカップが触れ合って鋭い音が二人のリビングに響く。
「まだ飲む?」松村さんは自分の珈琲カップを持ち上げて訊く。私も手元のカップに目を落とす。だいぶ前に底は見えていた。
「はい、いただきます。」私はそう言って、カップを手に取った。

「あの子は昔からいくちゃんと仲良くてなぁ。」松村さんは階段を見つめながらつぶやく。
「そうなんですか。」私は少し潤んだ松村さんの眼に目をやりながら訊き返す。
「うん。いくちゃんはすぐ近くにすんでてん。」
そこそこ。と言いながらダイニングから見える小さな庭を挟んで広がる道路を左に指をさして言う。
「まぁ、あの子といくちゃんは仲良かったからな。安心はしてるんやけど。」
松村さんはお皿に盛られたクッキーをかじる。私はそれをじっと見つめる。
「昨日スーパーに行った時、いつの間にかカゴに入っててん。」
悪戯が露見した幼児のような笑を浮かべて話す。そんな松村さんは素敵な女性、いや、女の子だと思う。しかし先輩相手にそんなことは言えないから
「またですかぁー。太りますよぉー。」
と軽口を叩く。それくらいに仲はいい。
「まぁまぁ。」そう言いながら擬音をつけてクッキーを齧ると、欠片が白い皿にこぼれる。私は何故かその欠片から目が離せないでいた。
0264hidamari(13) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
垢版 |
2018/04/24(火) 13:26:16.29ID:2w0VbO/a0
「ねぇ、ほんとにそれでいいの?」
スターバックスの中でずみこは驚いたように言う。私は唇の前に指を立て「静かにして。」と言う。
「でもさ、ゆいちゃんはあの人が好きなんでしょ?」ずみこは目を丸くしながら聞く。窓の外には顔に感情のない人々が俯きがちに歩く。
それを見る度、ここは、随分、冷たい街だと思う。然しながら、自分もその感情のない人々の一人なのだと思うとあまりこの街を詰ることは出来ない。
「まぁね。」私は走り去る遠くのバスを見ながらつぶやく。
頬杖をついたその腕は少し赤くなって気だるい重みが走る。
私はその体勢をやめると、腕を伸ばした。
「言っちゃいなよ。」
その時、ずみこは言った。
「へっ?」近くにいた客はいっせいに私を見る。ずみこは「静かにして。」と笑いながら言った。唇の前に指を置いて、徒に。
私は俯いてテーブルの模様を見詰めた。
「でもあの人にはもう別の人が...。」
私はため息混じりにつぶやく。
頬をふくらませながらあの人の肩を叩くいくちゃんを思い出す。
0265hidamari(14) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
垢版 |
2018/04/24(火) 13:27:28.91ID:2w0VbO/a0
「ねぇ、好きなの?」
私は何時だったか、あの人が休みの時に心配そうにするいくちゃんに訊いた。なぜ訊いたのかは解らない。しかしながら、漠然と好きという感情が浮かんでいたからかもしれない。
いくちゃんは私の方を見て、「好きだよ。」まっすぐにそう言った。
そんないくちゃんを羨ましいなと思って見つめた。
「まぁでもあいつは驚くほど鈍いからなぁー。」いくちゃんは笑った。
「そうなんだ。」私はそう返すのが精一杯だった。
その日は今でも忘れない。
忘れようとしてもふっと、思い出すのだ。

私はあの日風邪気味だった。
しかし、今まで無遅刻無欠席だったから、休みたくなくて無理矢理来た。
それが良くなかった。2時間目の途中から頭が割れるように痛み出した。
額からは大粒の汗が流れ、私は俯きがちに窓の外を見つめていた。
その時、「保健室行ったら?」
と言う声が降ってきた。
私は掠れた声で大丈夫。とだけ告げた。
だけど。
「大丈夫じゃないよ。」あの人はそう言って、結局私を保健室へ連れてってくれた。教室に喧騒が戻ってきた一瞬に。
人によってはなんでもないかもしれないが、私はその瞬間恋をした。
自分でもよくわからないタイミングで。
0266名無しって、書けない?(千葉県)
垢版 |
2018/04/24(火) 14:16:26.03ID:2w0VbO/a0
エロも可でいいんですよね...
なんか妄想のまま、書いたらエラいことに
0267名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/04/24(火) 23:35:50.85ID:EzzI/EOca
>>266
乙でありますm(__)m

エロ可ですから遠慮はいらないですw
0268 ◆pZLaUoYPXc (茸)
垢版 |
2018/04/25(水) 07:25:18.68ID:4wyL/BoXd
>>267
安心しましたw
0269hidamari(15) ◆pZLaUoYPXc (茸)
垢版 |
2018/04/25(水) 07:28:26.36ID:4wyL/BoXd
僕の部屋に来たいくちゃんはしばらく黙り込んでいた。僕も何か気の利いた事を言えればいいのだが、言えない。
時計の針が静寂のなかに響く。その音がやけに心地よかった。

「なんかごめんね。」
赤くなるいくちゃんに僕は言った。
「ううん、全然。」
いくちゃんは首をふる。
「ところで今日はどうしてきたの?」
僕はいくちゃんに訊く。
「んー?なんとなく。なんとなく。」
僕の勉強机に座って上の空で答える。
僕はベットの上に座る。
「なんかあった?」
僕はさらに尋ねる。
「なんにもないよ。」
いくちゃんは何かを隠したりするのがとてつもなく下手だ。
だからすぐにわかる。
「なんかあったでしょ。」
僕は勉強机に頬杖をつくいくちゃんを問い詰める。
「バレたか。」振り向いていくちゃんは言う。
「すぐわかるよ。」僕は言う。
0270hidamari(16) ◆pZLaUoYPXc (catv?)
垢版 |
2018/04/25(水) 08:54:02.17ID:xk0tnybLH
いくちゃんはコートを脱ぐ。
その下には黒のニットを着ていた。幾らか膨らんだ、胸を僕はちらっと見てまた目をそらす。
そらした目線の先には青いスカートから伸びる黒いストッキングがあった。
太ももの部分が透けていて妙にセクシーだった。
いや、そんなことを考えている場合じゃない。
「どうかした?」
結果、目のやり場に困った僕にいくちゃんは言う。
「いや?」僕は咳払いをして答える。
「それでね。」いくちゃんは僕の隣に座った。
ふわりと微かな甘い香りがする。
「それで?」僕は聞き返す。
「それでね。あの、この前三者面談あったじゃん。それでね...」
いくちゃんは唇を噛んだ。
「それで?」僕は心許なさそうないくちゃんの細い肩を見た。
「厳しいって言われたの。」いくちゃんは悔しそうに言った。
「そうなの?」僕は至って冷静に聞き返す。
「そう。でもね厳しいってわかってるんだよ。わかってるんだけどね。」
いくちゃんの瞳は潤んでいた。
窓の外はいつの間にかグレーに濁っていた。今朝までは青い布地を広げたような空が広がっていたというのに。
悲しさというよりは悔しさが滲んでいるいくちゃん。僕はただいくちゃんの話を聞くことしかできない。
0271名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/04/25(水) 20:29:44.15ID:mdByByU5a
千葉県さんが投稿してくれてるお陰で自分のスレに集中できます

ありがたしm(__)m
0272 ◆pZLaUoYPXc (茸)
垢版 |
2018/04/26(木) 06:48:06.52ID:ZwUF6xa4d
>>271
いえいえ。保育園の理佐ちゃんシリーズなど見てます〜
0273hidamari(17) ◆pZLaUoYPXc (茸)
垢版 |
2018/04/26(木) 06:51:15.67ID:ZwUF6xa4d
暫くするといくちゃんの瞳からは耐えきれず一筋の涙が頬を伝いはじめた。
僕は机の上にあった箱からティッシュをとって渡す。
「ありがと。」
いくちゃんはティッシュで目をおさえたあと、豪快に鼻をかんだ。
僕はなぜだからそれを見て吹き出してしまった。
するとそれを見てたいくちゃんは
「何笑ってんのー」と膨れっ面しながら僕を見た。
「ごめん、ごめん。」
僕はヘラヘラしながら謝る。
するといくちゃんは、えぃっ。と言いながら手を伸ばして僕の脇腹を擽ってきた。
擽られてこみ上げる笑い。僕はいくちゃんを遠ざけようと腕を掴んで上へ向けようとするが僕は絶望的に握力が弱い。
だからほぼ力関係はいくちゃんと五分五分なのでなかなかこのおかしな取っ組み合いの様相を呈した光景は終わらない。
そんなとき、不意にいくちゃんがバランスを崩して僕の上に倒れ込んだ。
いい香りが鼻の奥まで広がる。
顔一杯にいくちゃんの髪がかかる。そしていくちゃんの胸が当たっている。
いくちゃんは僕の上に倒れ込んだまま恥ずかしそうに笑っている。
「ハハハ、ごめん、ごめん。」
いくちゃんはそう言って起き上がると、不意にまた僕に抱きついてきて、
「しばらくこうしていたい。」
と言った。
僕はいくちゃんの背中に手を回す。
指先にはニットの分厚い生地とともに硬い横線に触れる。僕はそこにふれてはいけない気がして、少し下の方に手をずらした。
僕達はしばらく黙ってそうしていた。
0274名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/26(木) 23:17:47.98ID:hdvk8ffNa
>>272
お読みいただきありがとうございます
保育園の理佐ちゃんも早く続きを書きたいのですが
突然イタコの理佐ちゃんの妄想が涌いてきてしまい止まらなくなりまして・・・

色々な理佐ちゃんシリーズが飛び飛びになってしまい読みにくいスレになってしまいましたがこれからもよろしくお願いしますm(__)m

という

自分のスレの宣伝も兼ねた保守でしたw
0275名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/26(木) 23:41:38.13ID:F1AekV800
>>273
いい感じのエロさですね
0276名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/26(木) 23:49:33.74ID:F1AekV800
Boxer and Fixer (1)

揺さぶられた脳みそに、コングが数回鳴り響いた。1ラウンドKO。
天井を見上げる視界の端には、気味悪い笑顔の先輩がいる。赤いグローブを立てていた。
これで、ひとまず俺の2年生の夏は終わったのだった。
インターハイに出場できるのは、各階級、各県から一人のみだ。
俺はリングに大の字で倒れ、同級生の呼びかけに涙で応えた。まだ、終わったわけじゃないさ。

試合会場で医師の診察を受けた結果、どこにも異常は無かった。それは自分でもよくわかっていた。
倒れて動けなかったのには別の理由があった。誰もいなくなったロッカールームで自問自答を繰り返す。
インターハイ出場を決めた先輩たちは、気を良くしてこれから打ち上げをするらしく、早々に出ていった。
一人で校舎に戻った。グローブやシューズなどを片付け、クールダウンを兼ねてグラウンドでジョギングをした。
職員室と数カ所の教室にしか電気は付いていなかった。グラウンドの中央でシャドーの練習をする。
先輩の右フックが思い出される。今日の試合のことではない。その前日の部室でのことだった。

「お前、勝ったらどうなるかわかってるよな」
その言葉とともに先輩の右フックが飛んできた。返事をためらっていると、もう一発喰らった。
「わかりました…もう止めてください」
「おう、話のわかる後輩でよかったぜ。完膚なきまでに叩きのめされろよ」
0277名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/26(木) 23:50:32.11ID:F1AekV800
Boxer and Fixer (2)

試合の翌日の月曜日、全く疲れは残っていなかった。顔にはアザ一つ出来ていなかった。
クラスは文化祭の準備で浮かれていた。出し物の味見をする女子や、バンドの音合わせをする男子、それぞれが充実した時を過ごしている。

でも、これだけの人数だと、必ず仲間外れっぽい生徒が一人や二人はいる。高校生にもなると、自らそういった選択をするやつの方が多い。
俺もその一人だった。斜め前にいる女の子も、俺に似た感じだった。同じく自ら仲間外れになっているその子の後ろ姿を見つめた。
彼女の足元に何かが落ちていた。立ち上がって拾うと、それは白い封筒だった。宛名は不明だ。しかし、差出人は彼女の名だった。

「ラブレターにしては、味気ないな」
その宛名の人物の机の上に、封筒を置いた。
「ありがとう。でもラブレターじゃないけどね」
普段のテンションからは考えられない声の高さが、彼女のトレードマークだ。一度喋り始めると、スイッチが入ったように明るくなる。

「ラブレターなら、もうちょっと可愛い字書けばいいのに」
「だから、ラブレターじゃないって。ほら」
彼女は、封筒から手紙を抜き取った。
0278名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/26(木) 23:51:00.11ID:F1AekV800
Boxer and Fixer (3)

午後の授業が終わった。彼女が席を立つのを待つ。しかし、なかなか動かなかった。
教室には数人しか残っていない。やがて、彼女はゆっくりと立ち上がり、出ていった。
俺も数秒遅れて教室を出た。彼女は階段の曲がり角に差し掛かっていた。

階段を降りている途中、上の方で扉の閉まる音がした。てっきり、彼女は下に降りていったものだと思っていたから、驚いて上を見た。
俺は階段を昇っていった。上へ近づくに連れて、足音を小さくして歩いた。
そっとドアノブに手をかけた。ここを出たら屋上だ。

屋上には誰も見当たらなかった。中央まで歩いた。やはり誰もいない。もう彼女は帰ったのだろうか。
しばらくその場で佇んだ。俺は何を追いかけているのだろう。なぜ。好きでもなく、友達ですらない女に気が留まるのだろう。
考えているうちに目眩が襲ってきた。太陽で温まったアスファルトに寝転がる。身体的な疲れとは異なる、精神的で嫌な疲れが燻りだした。
そう言えば昨日リングに倒れた時もこんな体勢だった。ずいぶん前の記憶だ。
俺は大きく息を吐いた。

彼女が拳銃を構えていた。
「八百長、いけないよ」
ブロンドの短髪が風に揺れていた。太陽にも似た白さで目が眩む。
「昨日の試合見てたよ。先輩たちと賭けてね」
「賭け?ああ、”グループ”の話か。勝った先輩も入ってたっけ」
「ボクシング部の男子はほとんど入ってるよ」
「だから脅迫してきたのか、あの先輩」
0279名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/26(木) 23:51:23.07ID:F1AekV800
Boxer and Fixer (4)

「で、負けたのはあなたと私だけ」
彼女が拳銃を下ろした。落胆の表情を浮かべている。俺は寝転がったまま疑念の目を向けた。
「負けた?じゃあ、俺に賭けたのか?」
「そう、もしかしたら八百長を呑まないんじゃないかと思ってね。でも、失望したよ」
「あのな、正義なんて簡単に死ぬんだよ」
「そうね、期待した私がバカだった」

俺は立った。シャドーの真似事をした。
「でも、俺はまだ死んだわけじゃない。上の連中が卒業すれば”グループ”はお前だけになる。やっとまともにボクシングができる」
「そう、私は一人になる。だからもう何もかも辞めようって思ってる」
「そりゃいいね。でも、辞める必要のないことだってある」
「心配ないよ。あの手紙なら、もう投げ捨てたから」
「なら、よかった」

彼女は屋上を降りた。その後、どこへ行ったかは知らない。
0280名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/26(木) 23:52:30.43ID:F1AekV800
以上です
0281名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/27(金) 00:02:38.31ID:SHkJ+LLya
>>279
主役が分からない・・・

しばらくぶりに四角いリングで相手と向かい合った時に感じる怖さを思い出しました

痛みや死ぬとかに対するリアルな怖さじゃなくて
自分の中に築き上げた何かが崩れ去るかもしれない怖さってやつですね
0282名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/27(金) 07:52:52.89ID:WRXY0yMM0
>>281
誰とは言いませんが、お騒がせ中の人です
辞めるか辞めないかに関わらず、このままズルズル落ちていって欲しくはないです

ボクサーは凄いですよね
ボクシングしたことないので、その怖さとやらがわかりません
ロッキーなんかで減量する姿を見てるだけでも、吐きそうになりますよ
因みに、僕の親父はロッキーを真似て、生卵5つを丸呑みして蕁麻疹が発生して救急車で運ばれて行きましたw
0283hidamari(18) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/27(金) 09:00:53.62ID:BIXz0umG0
私はしばらく黙ってあいつに抱きついていた。あいつは少し困惑しながらも、私の背中に手を回してきた。
それが堪らなく擽ったかたった。
私はどれくらいそうしていいのかわからなずにただ、黙っていた。
すると、あいつは突然私に顔を近づけてきた。私は少しだけ頷く。
するとあいつの唇がゆっくりと近づいてきた。小さく遠慮がちに唇の音が聞こえる。
するとあいつは唇を離してから「ごめん。」と呟いた。
「謝らないで。私も...」
私は黙ってあいつの唇に今朝、リップを塗りたくった唇を重ねた。
そして私はゆっくりとあいつにベットへと倒される。
あいつは私をベットに寝かせながら、微かに手が震えていた。
私はその手を見てたら堪らず、笑いがこみ上げてきた。
あいつはきょとんとした顔で私を見た。
「ごめん。」あいつは私から離れる。
「そんなんじゃ。」私は小さく呟く。
駄目というわけではなかった。この後に及んでもかわらないあいつにたまらず笑いがこみ上げただけなのだ。
あいつは起き上がって部屋のドアノブを握った。
私は飛び起きて、あいつの手を引いて、あいつを抱きしめた。そしてベットに押し倒した。あいつは鳩が豆鉄砲くらったような顔をした。
私はあいつの口の中に私の舌を這わせた。
0284名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
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2018/04/27(金) 12:24:27.08ID:iuGf6oqCK
>>279
『彼女』が誰がモデルかは髪色も含めた雰囲気で分かりました。
手紙の内容の示唆も流石だと思います。

ふとした時に見つめられるとドキッとしてしまう相手って、いますよね。
恋とかそういうのとは別で、その眼差しで自分の何かを見通されているように感じさせる人。
自分のイメージでは、彼女もそういう眼差しを持った人なんです。別の言い方だと、何かいろんなことが『見えてしまっている』人。
だから、この作品での彼女の描かれかたがスッと入ってきたのかも知れません。

いろいろ見えてしまうと、普段隠されてる汚い部分や嫌な部分の大きさに落胆して厭世的になるんでしょうが
それはそのことに衝撃を受けて自分でフィルターをかけてしまっているからであって
実はもっとよく見れば、それと同じくらいに、素敵なことや温かいことも世の中にはあるんだよって気付けるはず

だといいなあ

>>283
官能的ではあっても決して単なるエロにはなってないところが千葉県先生の筆力と品格のなせる業なんでしょうね
0285名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/27(金) 13:20:04.27ID:vYws8QVya
>>282
志田ちゃんと知って読み返すと深い話ですね

彼女自身に欅坂のメンバーでいることへのモチベーションが無い気がしますよね
欅坂のメンバーとして何か目的が持てればわき見しなくなるんでしょうけど

あんな写真と記事が出ちゃったら運営が目的持てるようなチャンスくれないんじゃないかな
せめて加入前だったらダメージ少なかったと思うんですけど

オタ仲間として志田ちゃん推してたオタの皆さんが可哀想でなりません


>>283
官能小説も行けますねw

俺みたいに同じ文体しか書けない身としては作品ごとに文体書き分けれる千葉県さんが羨ましいです
0286名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/27(金) 13:22:21.12ID:vYws8QVya
>>284
チワンさんの解説読んで初めて大阪府さんの作品の深さを知りましたm(__)m

それにしても最近のチワンさんの解説はすでに作品の域ですね
0287コント「Starduckscoffee」(catv?)
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2018/04/27(金) 14:51:17.06ID:eXUPE2SO0
オダナナ「一番興奮するのは喫茶店入った時だね」
なーこ「間違いないね」
オダナナ「へぇー、ここ昨日はなかったのに今日喫茶店できたのか。しかもなんだスターダックスコーヒーって。いいのかよ、まぁいいか。興奮してきたな入ってみよう。ウィーン。」
なーこ「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、こちらはスターダックスコーヒーでございます」
オダナナ「選挙カーのウグイス嬢かお前」
なーこ「ところで何の用ですか?」
オダナナ「コーヒー飲みに来る以外に用があるのか。」
なーこ「邦画しかありませんね」
オダナナ「洋画ある?じゃねーよしかも邦画あるのかよ」
なーこ「えぇ、八つ墓村、犬神家の一族、悪魔の手毬唄...」
オダナナ「邦画の趣味偏りすぎだろどんな店なんだここは」
なーこ「こんな店でございます」
オダナナ「うるせぇよ。」
なーこ「ところで入れ墨の入っている方の入店はお断りしているんですが」
オダナナ「プールかここは。しかも入れ墨なんか、ねーし。」
なーこ「注文何にしましょう?」
オダナナ「なんで寿司屋の恰好してんだよ」
なーこ「なにをいってるのかよく分からない」
オダナナ「なんでなにを言ってるのかよく分からないんだよ」
なーこ「今、このアイスティーしかないけどいいかな?」
オダナナ「どんなネタぶっこんでんだよ。しかも、なんだ値段が810円て」
なーこ「わかる人にしか分からない笑」
オダナナ「誰が飲むか!あとなんだ屋上で日焼けできますって」
なーこ「もしかしたら...」
オダナナ「やんねーよ」
なーこ「じゃーなにしますか」
オダナナ「露骨にテンションダウンしてんじゃねーよ、じゃーそのアイスコーヒーでいいや。」
なーこ「サイズはどうしましょう。SMRあるんですけど」
オダナナ「SMLじゃねーのかよ」
なーこ「Sony Music Recordsですよ(手を揉む)」
オダナナ「どこで宣伝してんだよ。あと今野さんの方見なくていいから。」
今野「(ニヤニヤ)」
なーこ「(ニヤニヤ)」
オダナナ「もう、いいよ!」
なーこオダナナ「どうもありがとうございました」
0288名無しって、書けない?(catv?)
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2018/04/27(金) 14:51:55.27ID:eXUPE2SO0
名前変わりましたが千葉県です
0289 ◆pZLaUoYPXc (catv?)
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2018/04/27(金) 14:56:31.45ID:eXUPE2SO0
>>285
当初官能のつもりは、なかったんですがいつの間にか...。
文体が書き分けられているかは本人的に今でも不安です
0290名無しって、書けない?(catv?)
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2018/04/27(金) 14:57:35.11ID:eXUPE2SO0
>>284
品格...筆力...
畏れ多いです
0291hidamari(19) ◆pZLaUoYPXc (catv?)
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2018/04/27(金) 14:59:28.50ID:eXUPE2SO0
二人は今、何をしてるんだろう。
私はふいに気になって立ち上がる。
椅子が不快な音を立て、フローリングの床に細かな線が走る。
茜ちゃんは私の顔をじっと見ながら小声で「そっとしておいた方が。」言った。
しばらく前から部屋の喋り声が聞こえなくなっていた。
だから妙に落ち着かなくなって立ち上がった。
「もしかしたら...」茜ちゃんは黙り込む。
「早くない?」私は目を細める。
「まぁ、そんなもんですって。」茜ちゃんは飄々と言う。
「あの子がまさか。」なぜこんなに心配になるかはわからなかった。何をしてるの?そんなふうに訪ねたい衝動にかられた。
2階からはかすかに擦れるような物音が聞こえる。
「そっとしとこか。」私は誤魔化すように笑った。
0292hidamari(20) ◆pZLaUoYPXc (catv?)
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2018/04/27(金) 15:09:10.54ID:eXUPE2SO0
生ぬるい、いくちゃんの舌を口の中で受け止めてから、立場をいれかえた。ベットに寝たいくちゃんは標本箱に留められた蝶のようだった。
そんないくちゃんは青いスカートをめくる。黒いストッキングの奥にはいくちゃんの水色のパンツが見えた。僕はいくちゃんのストッキングに手をかけてパンツごとずらす。
いくちゃんは顔を紅くさせて、荒く息をする。そして手で顔を隠した。
僕はズボンを脱いで布団を被っていくちゃんに覆いかぶさる。

下半身が感じたことの無い熱い液体のあるいくちゃんの中へ入る。
いくちゃんは右手で口を抑え左手はシーツを掴んでいる。額は汗で白くなる。
「痛...。」荒く息をしながらいくちゃんは呟く。
僕は「痛い?」ときき返す。
いくちゃんは首をふる。
僕はゆっくりと奥に入る。
その部分といくちゃんの素肌は布団に覆われて見えない。
下には姉と守屋がいる。その為の防衛策だった。姉たちに突撃されたら一巻の終わりだ。

僕はおずおずと腰を動かすと小さく悲鳴のようないくちゃんの声が聞こえ僕はその声を聞きながら速度を早めるとその悲鳴は徐々に細かないくちゃんの相槌に似た声になってゆく。

液体の絡む音が僕の部屋に響いている。
0293hidamari(20-1) ◆pZLaUoYPXc (catv?)
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2018/04/27(金) 15:10:00.94ID:eXUPE2SO0
中がじわじわと熱くなる。そして僕は「あっ。」と呟き、腰を落とす。
何かがいくちゃんの中に流れ込む。
いくちゃんは黙って僕の背中に手を回し、
「大好き。」そういってまたキスをした。
0294名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
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2018/04/27(金) 16:05:27.39ID:iuGf6oqCK
>>287
昔、自分がここで漫才やコントを書いていた時に一番大切にしていたのが、実はネタでも構成でもなくて『テンポ』だったことを思い出させてくれました
だって今は欅坂の話題にかなり疎くなったせいなのかアイスティーも810円も何のことかさっぱりなのに、こんなに面白く感じるんですもの(笑)

>>293
あ…ということは…つけてなかったのね…
いや、もとい、そうじゃなくて(笑)、文字数制限発動しましたか
0295名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/27(金) 16:31:17.95ID:BIXz0umG0
>>294
メモに書いた時はありました。
しかし文字数的にアウトかなと削除したのですがやっぱりいるかなと思ったのです。
でも誤解を招くような切り方をしなければよかった。
0296名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/27(金) 16:32:26.50ID:BIXz0umG0
>>294
よかったです。
テンポは...サンドイッチマンさんに感謝です
0297名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/27(金) 18:47:07.72ID:WRXY0yMM0
>>284
深すぎる批評、ありがとうございました
たまたま比喩になっただけで、そんな深いもんでもないんすけどね

これ実は、騒動前に書き上げてて、「彼女」のところに名前を当て嵌めていたのですが、
名指ししてしまうと非難しているようにしか見えないので、隠しました

>>285
もはや欅坂の場合、グループとして売れることが目的にならないですからね
スポーツ選手に2年目のジンクスという言葉がありますが、それに似た感じを受けます(実際には3年目ですけどね)
ブレイクしたルーキーが世間から注目され過ぎ、感覚が狂い、二度と輝けないことなんて、別に珍しいことじゃないですからね

でも、まだ3年目、いつでも軌道修正できはず
0298名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/27(金) 19:10:01.55ID:WRXY0yMM0
最後ミスってた
できるはず
0299名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/04/27(金) 20:12:06.34ID:OiPVGPRxa
>>293
いくちゃんが妊娠してしまう!Σ( ̄□ ̄;)
0300名無しって、書けない?(千葉県)
垢版 |
2018/04/27(金) 22:21:43.60ID:BIXz0umG0
>>299
ああ、妊娠するというのもいいかも...
0301悲しみのない場所 第1話 ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
垢版 |
2018/04/27(金) 22:45:36.20ID:BIXz0umG0
そのイタリア料理店は僕の街に古くからある店だった。名前は インヴェルノ。
どういう意味かはわからなかった。
駅から歩いて5分。
赤い屋根にレンガ造りの店だった。
はじめていった日は正直覚えていない。
母によるとものすごく小さい頃だと聞いた。
そのとき、
僕ははしゃいで
店のソファーから落ちて泣いたそうだ。
まあそんなことはどうでもいい。
いま僕がこの店の前にたち、
こんなことを逡巡したりしているのはもっと別の訳がある。
まずはそれからだ。
店の扉を開けると、
カランと扉の左隅に
置かれたベルのようなものがなる。
入るといつもカウンターの奥にいるシェフと店員さんと目がある。
今日は違う。店はすこし暗く、シェフはおらず、
カウンターで頬杖をつく店員さんしかいなかった。
「すいませんいまは...」
店員さんはいきなり立ち上がりそんなことを言った。
どうやらお客さんが森のなかで迷った小動物が入ってきたと錯覚したらしい。
「あ...なんだ。」
その店員さんは「なんだお前か」という顔をして、また頬杖をついた。
「そんな顔しないでくださいよ。」
僕は幽かに笑を浮かべる。
0302悲しみのない場所 第2話 ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/27(金) 22:46:36.34ID:BIXz0umG0
「で、なんのよう?」
琥珀色のテーブルに、
水滴のついたグラスが置かれる。
中身は透明で鼻を近づけると僅かにグレープの香りがする。この店は不思議でただの水のはずが、
鼻を近づけると何かしらの果実が香るのだ。
「いや実は、告白されまして。」
店員さんはそれを聞くとニヤつきながら「ふーん。」とだけ言い柱時計を見つめた。
時計は午後三時を指す。
この店は午後二時から午後五時までブレイクスルーの時間がある。
「どんな子なの。その子。」
その店員さんはなおもニヤつきながら尋ねる。
僕はそういう展開になると予想はつきながらもやはりすこし躊躇いを覚えた。
しかしそんなことでは
一向に話が進まないので僕はその不思議な水で喉を潤してから口を開いた。
0303悲しみのない場所 第3話 ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
垢版 |
2018/04/27(金) 22:47:58.74ID:BIXz0umG0
「僕は近所の古本屋でバイトをしてるんですけど、そこによく来る子で、
背が高くて髪は茶色のウェーブが
かかってて頬にはピンク色の
チークが遠慮がちに塗ってあり、いつも少しだけ恥ずかしそうにしている。
子猫のような女の子で、
名前を渡辺梨加というんですが。
その子に恋をしまして...。
で告白をしたんですが、見事に...」
「...振られた?」
その店員さんは茶色のロングヘアを束ねながらシニカルに笑った。
「いやそれがOKされまして。」
「へぇー。あんたが。」
「あんたはないでしょ、奈々未さん。」
「うるさい。それで。」
「それでこんどデートをする約束をしたんですがどーしようかな。と。」
「自分で考えなさいよ。」
「そんな無体な。19年間女性と手さえ繋いだことの無い人間には無理です!」
僕は悲鳴に似た声をあげる。
すると、奈々未さんは手を叩いて爆笑すると「わかった、わかった。」と言った。
0304名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/27(金) 23:51:08.82ID:WRXY0yMM0
>>303
奈々未さんのドS口調たまんねぇです
0305名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/27(金) 23:51:52.38ID:WRXY0yMM0
『ヒール』

緑濃き五月の空は清々しい。春の穏やかなベールが取り払われ、太陽を遮るものは何もない。
梅雨までのつかの間、夏への余力を残しながら、太陽は燃えている。憂鬱な六月、その気配はない。
時刻は六時である。僕は噴水の淵に腰掛け、西の空を見た。初夏は知らぬ間に日が暮れる。
何時までも日中の余韻を残しながら静かに暮れてゆく。こちらの方が、赤い夕焼けよりも綺麗だ。

足を組み替えた。長い影が、背後の噴水へ伸びている。すでに、水の底は暗かった。
コツコツ、地面を叩く音が近付いて来る。近づくに連れて、何故か小さくなる。
驚かすつもりの彼女の足音は、やはり僕の側で止まった。「待ったかな?」と、彼女の顔が覗いた。
暗さが輪郭を引き立たせている。先鋭な眼が光っている。美人だ。

「何でヒール履いてくるんだよ」
立ち上がると、彼女と身長が変わらなかった。土生の身長は170センチある。
「武器は活かさなきゃね」
語尾にハートマークを付けるように言った。傾けた顔が僕に向く。白い歯が浮き彫りになる。

午後に見たアニメ映画は、面白くなかった。噴水で座っている方が楽しい。土生は暇そうに周りを見ている。
「帰ってもいいぞ」つい、命令口調で話してしまう。
「何よそれ」土生が見上げた。彼女のほうが脚が長いぶん、座ると僕よりも低い位置に頭がくる。
また、土生が周りを見回した。「ねえ、こっち向いて」
僕が向くと、スッと土生が動いて、キスをした。
「ほら、立ってるとこんな風にできないでしょ」
柔らかな弧を描いた唇が、からかうように、もう一度唇を撫でた。


千葉県さんのエロさを真似したけどやっぱムズいな
0306名無しって、書けない?(千葉県)
垢版 |
2018/04/28(土) 01:30:37.05ID:DB+YwHmm0
>>305
いやいや。素敵です。
柔らかな孤を描いた唇という単語はさすがにでてきません。
0307名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/28(土) 08:01:51.46ID:fZMUIUsQ0
>>306
ありがとうございます
千葉県さんは、何を語るにしても力みが無く、描写も気取ってないので、いい意味で「馴れ」みたいなものを感じます
0308名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/28(土) 09:54:12.20ID:fZMUIUsQ0
『バラ色の想像図』

アスファルトの両脇では、木々がざわめき止んでいた。誰もいない市街地は、眠りに就いている。
何かに追われている時のように頻りに後ろを振り返りながら、早歩きで道を進んだ。

公園の隅に、友梨奈の姿を見つけた。バスケットボールを地面にバウンドさせている。
黒いパーカーのフードが重く揺れていた。長い首がリングの方を向いた。
僕はゆっくり走り始めた。友梨奈の右手はボールを掴み、リングへ向かって上がっている。
レブロン・ジェームズは相手を殴るようにシュートをブロックする。チェイスダウンブロック、直前まで相手に気づかれない。

ボールを叩こうとした瞬間、目の前から消えた。
「残念でしたー」友梨奈が顎を突き出し、高い声で笑った。肩が上下に揺れている。
からかわれた気分だが、嬉しかった。友梨奈が笑うのは珍しい。

「汗かいてるじゃん」友梨奈が言った。
僕は自分の頬を触った。少し濡れていた。
友梨奈は手首を裾で隠した。顔へ腕が伸びてくる。僕は後ろへ下がった。
「走ってきてくれたんでしょ」
そう、走ってきた。心配で走ってきた。そう言えれば良かったが、僕は夜が怖くて走っていただけだ。
「ありがとう」友梨奈のありがとうは、他の子と違う。少し子供っぽい言い方だ。だが、誰よりも上手い言い方だった。

友梨奈はジャンプをして、飛び込んできた。肩に体重がかかった。黒い毛先が僕の汗を掬っていく。
支えきれなくなって、倒れた。胸が密着した。呼吸の音だけが聞こえる。
「前から思ってたんだけどさ、友梨奈って胸ないよね」
「お兄ちゃん、そういうのセクハラって言うんだよ」
目が合った。そんなこと言うなんて信じられない、と言いたげな顔をしている。
空が明るくなってきた。
「帰ろっか」僕は言った。

 夜を駆けていく 今は撃たないで
 遠くの灯りの方へ 駆けていく
 --スピッツ『夜を駆ける』--
0309名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
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2018/04/28(土) 09:56:05.82ID:Scx6uPXIK
>>303
そう言われれば、元祖奈々未さんは今はロングヘアですもんね

相談に来た主人公に「大丈夫やで。大丈夫やで。」って言うのかと思ってしまった(笑)

>>305
前にも書きましたが、大阪府先生の作品は周辺の情景を描写しながら次第に主人公にフォーカスしていくという、映画的な感じの手法が際立っている印象があるので
今回もそれが遺憾なく発揮されてると思うんですが
その風景の描写に比べるとキス自体の描写が比較的あっさりしてると思うんです

そこが、キスとそれ以降の描写を丹念に綴っている千葉県先生との大きな違いで、それが結果的に官能性の差になってくるのかも知れません

…って思ってたんですが(笑)

思い起こせば、前の『群青日和のゆいぽん』なんてキスはおろか手もろくにつないでないのにめちゃくちゃ官能的に感じてしまったのですから
結局は作者のパーソナリティ(エロさ)次第なのかもって思ってきた(笑)
0310名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/28(土) 10:18:40.35ID:mkiufAt6a
>>309
エロい場面は絶対に自分の性癖が出るからなかなか書けないですよね

ドン引きされたら恥ずかしいしw
0311名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/28(土) 10:30:58.26ID:fZMUIUsQ0
>>309
俺も最初米さんってこんなドSだっけ?って違和感がありましたw
個人的には、元祖奈々未さんはショートヘア、米さんはロングヘア方が好きです

指摘されたそばから、あっさりした描写になっちゃってますな
恋愛ものを書くと、何故か童貞っぽさが出てしまいますw

>>310
もう充分ドン引きしてますけどねw
0312悲しみのない場所 第4話 ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/28(土) 11:59:13.32ID:DB+YwHmm0
「でもさ、あんたデートしたことなかったっけ。」
奈々未さんは
グラスに水を注ぎながら聞いた。
「いや...ありますけど。」
あれは、できれば、忘れていただきたかった。
「ほら、なんだっけ。志田ちゃんだっけ。その子に、花火大会だか花見だかに誘われて行ったら。
それが罠で志田ちゃんの
後ろにいた怖い人たちに、
お金をとられたってやつ。」

橋本さんはニヤニヤしながら言う。
基本的にこの人は不幸話が大好きだ。
僕は顔を顰める。
思い出したくもない。

「まぁでもあとで奈々未さんに、
取り返してもらいましたから。」
僕は頭をかく。
0313悲しみのない場所 第5話 ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/28(土) 12:00:09.87ID:DB+YwHmm0
あれは2年前の春、
桜が咲く有名な公園でのことだ。
僕はクラスメートの志田愛佳に突然、桜を見に行かないかと誘われたのだ。
女性と手さえ繋いだことの無い、
初な(いや、哀れだ)男は
志田の罠にまんまと引っ掛かった。
約束の場所に行くと、そこには志田とおかしな色の髪、
(あんな髪に染めたら
後後ダメージをうけて、
禿げるに違いない。いや禿げる。)
をした男がおり、結果的に虎の子の2000円を取られた。
かなり端折ったが、つまり、
そんな出来事があり、
ショックでそのことを誰かに話したくて、
その日にインヴェルノへ
行って奈々未さんに話したのだ。

奈々未さんは、話を聞くとすぐにエプロン
を脱いで立ち上がり、
「行くよ。 」といった。
0314悲しみのない場所 第6話 ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/28(土) 12:01:04.73ID:DB+YwHmm0
その公園には未だ志田と仲間たち
が僕から奪った虎の子を使って
遊びまくっていた。
「あれ?」奈々未さんは猫目の
ショートヘアの志田を指さした。
僕は黙って頷く。
「ちょっと向こう行ってな。」
奈々未さんは軽く笑んだ。
僕はうなづいて、公園の外にある川で
水面に映る哀れな顔と桜の花びらを眺めた。

「こえーなあの女。」
川面を眺めることに飽きて、屋台でソーダを飲んでいるとどこかで不意にそんな声がした。
僕は無性に気になって奈々未さんと別れたあの場所へ向かった。
そこには奈々未さんが居た。たった一人。
志田と仲間達はいない。

「奈々未さん・・・」
「ああ。なんだあんたか。」
「あいつらは。」
「消えたよ。」
ほら。そう言って奈々未さんは僕の手のひらに大量の小銭を呉れた。
おそらく2000円以上はあるだろう。
そしてなぜこうなったのか、僕は聞こうとしたが奈々未さんが幾らか、
血の滲んだ右手を見せて
「帰ろうか」と言ったので聞きそびれた。

あれから志田は見かけなかった。
なぜだかは分からない。
そして僕はあれから女性と関わっていない。
0315名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/28(土) 12:02:18.98ID:DB+YwHmm0
>>309
パーソナリティの部分が、つまり根の部分が猥褻なんですかね僕はw
0316名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/28(土) 12:03:35.16ID:DB+YwHmm0
>>308
スピッツの世界観と平手ちゃんが絶妙なバランスで混じりあって素敵です
0317名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/28(土) 12:05:19.26ID:DB+YwHmm0
ここらへんのエピソードはバチバチにごくせん要素が混ざってます...
0318Girl(千葉県)
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2018/04/28(土) 12:16:11.63ID:DB+YwHmm0
「ほら、急いで、遅い!」
守屋茜は僕に鋭い眼差しを呉れる。
僕はリュックを背負い直すと茜の元へ走っていった。
「なんであんたはあんな足が遅いの。」
各駅停車の千葉行き八両編成。人は疎らでエアコンが虚しく唸るなかを茜の声が響く。
僕は人差し指を唇の前に置く。
茜は途端に小声で「ごめん。」と呟いた。
「あそこ座ろ。」
茜は沈黙した後に、斜向かいにある2人がけのシートを指さした。
二人でそのシートに座り、それぞれでスマホを弄ったりしていた。

どれくらい経っただろう?不意に右肩が重くなった。
いくら僕が年寄り風情だと、
言われていてもそれが体にも
影響が及ぶとは思えなかった。
僕はどうせリュックが
重いせいだろうと
手に抱えたリュックに視線を向けた
のち右肩を見た。
右肩には寝息を立てて、
眠る茜の頭があった。
僕はそれをみて胸騒ぎがしてきた。
右肩には柑橘系の香水と日焼け止めが混ざったいつもの茜の香りがする。
今日はそれがいつも香っているときよりもより濃く香る。
身動きが取れなくなった僕はポケットに突っ込んでおいた文庫本を取り出して読む事にした。
0319桜の季節(千葉県)
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2018/04/28(土) 12:54:11.18ID:DB+YwHmm0
「ほんとうに遠くの街にゆくのかい?」
僕はすっかり髪が短くなった平手友梨奈に問いかける。その黒髪が平手の凝固した
意思の反証の如く艶やかに光る。

「...うん。」
「そっか。」
この街は桜の季節になると。
多くの観光客が来る。
しかし季節がすぎると観光客は
潮が引いたようにいなくなる。
それがやるせない。
桜の季節だけ、この街は息を吹き返す。

夜の川べりをなんの当てもなく歩く。
川面の歌うようなせせらぎが
曖昧な境界線に居る二人の耳を撫ぜる。
高校はまもなく卒業を迎える。
習慣になっていたこの夜の散歩も
彼女が遠くの街に行けば、もう2度と
こんなことをする機会もないだろう。
「君はどこにいくの?」
灰色のパーカーのフードを脱いで
平手は尋ねる。
僕は平手の方を振り向いて
「東京の音大。作曲家になりたい。」
そう告げた。
親にすら告げていない夢を
どうして平手の前で告げたのか
いまの僕にはわからなかった。
しかし、いづれわかるような気がする。
0320桜の季節 完(千葉県)
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2018/04/28(土) 12:55:25.82ID:DB+YwHmm0
「しかしサンフランシスコは遠いぞ!」
いつの間にか僕の遥か前を歩き
猫のように気まぐれな平手にきく。
「知ってるよ」
平手は振り向いて叫ぶ。
僕は真上の月を見る。
弓張月はヴェールがかかったように
ぼんやりとしかし慥かにそこで
夜の道を照らし続ける。
川沿いのコンクリートは
いくつかの蛍光灯に照らされて
ほんとうの暗闇はもうどこにもない。
何処も照らされている。
しかし僕には、もしかしたら平手にとってもこの暗闇のない道になってしまった
この川べりは似つかわしくない気もする。

「結局。彼女なしか」
草むらに寝っ転がり平手はつぶやく。
「なんだよ。」
僕は平手の細い腕を小突く。
「私も同じだけどね。」
平手はなぜか僕を憐れむように見た。
「あーあ。キスとか恋とか、できると思ったのなぁー。」
この期に及んで諦めの悪い僕は
黒く畝る水面に叫ぶ。
水面はその声を吸い込んで
はるか、遠くの海まで運ぶ。
そんな時だった。
頬が柔らかな感触を捉えた。
平手は幽かに笑って、
「今からでも遅くはないよ。」
そう言った。
僕はただ黙って平手を躰中で感じていた。

平手はその翌日。
卒業式を無断欠席して機上の人になった。
あれから12年たつが平手の消息は誰も知らない。
しかし案外彼女は飄々と何処かで
暮らしてしているのでは
ないかと思っている。
0321名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/28(土) 15:31:14.53ID:fZMUIUsQ0
>>316
眠れない時は、スピッツの歌詞を考察するようにしています
意味不明過ぎて、気付けば幻想の夢でストレイシープです

>>315
エロと猥褻は少し違いますね
千葉県さんのはしっかり女性と向き合っていて、いい意味で軟派ですね
僕は恋に関しては硬派で奥手なので、尊敬してます

それにしても、奈々未さん懐かしいなぁ
0322名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
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2018/04/28(土) 16:47:18.95ID:Scx6uPXIK
>>311
『童貞っぽさ』と『童貞であること』は全く別のものですしね(笑)

少なくともこのスレでは大阪府先生にしか書けない貴重な世界だと思います

>>312
せっかく表現をぼかしたのに(笑)
…というのは冗談です(笑)

要するにこういう世界への親和性に個人差があるんだろうなっていうだけの話で…
長くなりそうなので割愛(笑)

>>318
千葉行き8両編成で人がまばらということは総武本線のほうかなとか余計なこと考えてしまってすいません(笑)
人がまばらなのにボックス席じゃなくてわざわざ2人シートを指差す段階から茜ちゃんの乙女心にぐっと来ますね

>>320
こういう未来への旅立ち系の話へのてちこさんのハマリ具合は異常ですね
0323名無しって、書けない?(茸)
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2018/04/28(土) 17:16:33.28ID:a1u4WJYcd
>>322
暈していたのに思いっきりさらけてしまって申し訳ありません
千葉行きの八両編成にはたしかにボックスシートがあります。ですが軍曹はそれを選んでいません。チワンさんのご賢察通りです笑
そして平手ちゃんはなぜか見ているとどこか孤独の影を感じさせたので同じ気配のフジファブリック、桜の季節と混ぜて書いてみました
0324名無しって、書けない?(茸)
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2018/04/28(土) 17:17:57.19ID:a1u4WJYcd
>>321
わけが分からない世界だからよけい惹かれたりします。
女性と向き合っている...
実際はいつも目をそらし続けています笑
0325名無しって、書けない?(空)
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2018/04/28(土) 17:23:55.46ID:19X/hImgM
『A phantom of delight』

大学二年の葉桜の夜、僕は小池を初めて下宿に招待した。初めてできた恋人だ。
軽い食事を済ませ、ソファー代わりのベッドに二人並んで腰掛けた。
「結構綺麗にしてるんやね」
小池はキョロキョロしながら言う。
「そうかな。いつもこんなもんだよ」
僕は「今日のために綺麗にしたんだよ」だなんて言えなくて、妙に気取ったぎこちない微笑みを浮かべた。
「そうなんや」
そう応えた彼女は満足げに天井を打ち仰いだ。
彼女の胸にクッションを抱くその姿が可愛らしくて、僕はその様をじっと見つめてしまった。それに気が付いた小池は僕に眼差しを向ける。
白い肌に浮かんだガラス玉みたいな瞳は焦げ茶色の透明で、そのなかに僕の姿や八畳一間の僕の部屋を閉じ込めていた。ひょっとすると瞳のなかはもっと広くて、もう一つの世界、それも澄み切った透明な世界があって、それを見つめていると僕はそこに吸い込まれそうな気がした。
突如、その大きな眼球に瞼の幕が下りた。彼女は顔を傾けて、唇を少し突き出した。僕も眼を閉じて、それに応えた。打ち合わせた唇の柔らかさを通して、僕たちの高鳴る鼓動が共鳴する。
唇を離すと頬を赤く染めた彼女は恥ずかしそうに微笑んで、さっきと同じように僕に視線を注ぐ。
僕は強張る腕を不器用に彼女の肩に回した。
「どこでも触ってええよ」
彼女は小さな声で呟いた。
0326名無しって、書けない?(空)
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2018/04/28(土) 17:24:17.51ID:19X/hImgM
僕は彼女の両肩に手を添えて、そのまま覆い被さるように、マットレスに横になった。
僕たちは再び唇を重ねた。さっきよりも執拗に、上唇、下唇を味わった。
彼女の甘く潤んだ瞳には僕だけが映っている。僕の気持ちはいよいよ高鳴った。
彼女の黒地にカラフルな花柄のシャツの貝釦のひとつひとつを激しく脈打つ僕の指が外していく。露わになった生成のサテン地の肌着の光沢が僅かばかりに白い肌を透かしていた。
「脱いでよ」
僕は彼女の耳許で囁く。
彼女は照れた笑いを浮かべ、半身を起こして、その肌着を、そして、下着を脱ぎ払った。上半身が見事に僕の前に広がった。
「やっぱり恥ずかしいわ。暗くしてえや」
彼女は赤らめた頬を揺れ動かしてもじもじと言葉を発した。
僕は電灯の紐を乱暴に打ち引いた。窓から染み込む些かの夜の街の光、月の光は仄明るく室内を満たした。
彼女の艶やかな肌はその微々たる光を集めて白磁のように発光していて、表に上った血がそれに彩色された桜のように咲いていた。
部屋が暗さで色彩を欠くなか、彼女だけが持つ桜色がどこかしら不思議に魅力的だった。
乱暴に扱えば容易く壊れてしまいそうな、柔和さの張り切った美しい工芸品。
僕は欲望が膨らむのを感じた。

そうして夜は更けていった。

僕は朝の明るさで目を覚ました。
ベッドには僕ひとり。
ベランダの方に目をやると、ガラス戸の前でいかにも清潔な白いワンピースを身にまとった彼女がか細い両腕を掲げ身体を伸ばしている。朝陽に隈取られた華奢な身体の曲線が愛らしかった。
その向こう、彼女と開け放ったカーテンを越して見える春空は青く澄み渡っていた。彼女の瞳のようだと思った。どこまでも透明で、どこまでも続いていて。
その晴れ渡る空の色を、ワックスを塗り替えたばかりの板張りの床は、部屋一面に押し広げて、純白な彼女の姿をそこに漂う一片の雲のように映していた。
そのとき、僕の心は不安げに揺れ動いた。
その雲が春風に吹き流されて散り散りに、どこか遥か彼方へ消え去ってしまうんじゃないかって。
幻みたいに。
0327名無しって、書けない?(茸)
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2018/04/28(土) 18:38:37.33ID:a1u4WJYcd
>>326
すごい...良い雰囲気のある物語ですね...
0328Boys ◆pZLaUoYPXc (茸)
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2018/04/28(土) 18:49:22.71ID:a1u4WJYcd
蝉の騒がしい鳴き声が開け放たれた窓から響いてゆく。
僕は黒板に書かれた幾つもの英単語たちから目を逸らし、目の前にある光景に目を移す。
黒いショートヘアは黒板の方を向いたり、俯いたり騒がしい。
そしてワイシャツの白い背中には
薄ら水色の線が走っている。
昨日は見た鮮やかな黒を想起して
頭は靄がかかる。
また、今日も僕の部屋に
彼女は来るだろうか?
僕は水色を指先でそっとなぞった。
すると彼女は振り向いて静かに
「ねぇ、やめて。」と
睨みをきかせる。恐ろしい。
しかし心の内ではあまり
不快には思っていないのだろう。
もしも不快に思っていたとしたら
僕の前で透き通るあの肌を見せはしない。

鐘がなり生徒が疎らになる。
僕はいつの間にか、眠っていた。
「ねぇ、」指で背中を何回か突く。
「かえるよ。」
冷たい眼差しで僕を見る。
「あ、うん。」
僕は窓の外から空を見る。
群青色の奥には薄い黄色、そして橙色のグラデーションができている。
「早くして。」
あくまでも冷たい。
僕は2人以外誰もいない空間で
静かに息をつき、たちあがる。
そして恥ずかしそうに差し出された
白い手をそっと握って学校をあとにした。
0329名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/04/28(土) 19:17:57.77ID:laHAo0boa
仕事してる間に投稿祭りになっとる!Σ( ̄□ ̄;)
0330名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/28(土) 19:56:20.62ID:fZMUIUsQ0
>>326
タイトルはワーズワースですかね?違ったらすみません
『The Daffodils(水仙)』が自分の中では5本の指に入るくらい好きなものでね
弱強四歩格が綺麗で、湖を書かしたらこの人の右に出る人はいませんね

加えて、delightは喜びを表す単語ですが、light(とりこ)を語源に持つ単語でもあり、
ラストのみいちゃんを手放したくない感情にもぴったりですね

>>329
お疲れさんです
庭さんに同じく、千葉県さんの創作ペースが早い早い
0331名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/28(土) 20:04:38.70ID:DB+YwHmm0
>>330
ストックというか書き溜めたものがあったので...(すいません)
0332名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/28(土) 20:24:32.16ID:laHAo0boa
>>330
お疲れ様ですm(__)m

僕も昔は溢れるように理佐ちゃんとの恋愛妄想が涌いたんですけどね

何かに取り憑かれてたのかと思ったりもしますね

>>331
俺も保守用にストックしとこうかと思ったことあるんですがストックあると妄想が湧かなくなるんですよね

おそらく出身が理佐ちゃんの個スレに長文妄想を投稿してたからだと思うんですよ

あの頃は書き逃げしては、ほとぼり冷めるの待ってまた長文妄想投稿しての日々だったな〜

今でも個スレに長文妄想を投稿する人っているんですかね
0333名無しって、書けない?(空)
垢版 |
2018/04/29(日) 09:46:01.46ID:ywN3Tg7xM
>>330
ご明察です
すっげえ教養深いですね
英詩のリズムの良さって、ものすごく研究された上に成り立ってるんで、そりゃその延長にある洋楽が素晴らしいわけだって独りで膝を打っちゃいます
日本じゃこの詩は水仙ほどメジャーじゃないみたいなんですけど、いかにもロマン主義的な感情垂れ流しな感じが大好き
0334名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/29(日) 13:21:27.31ID:rXiK6R+z0NIKU
>>331
全く謝る必要ないっすよw
スレが賑わうのはいいことです

>>332
長文書き込んで嫌われないのはこのスレぐらいですね

>>333
韻の踏み方が違いますからね
英語は強弱、対して日本語は高低アクセントですからリズムには乗りにくいです
0335hidamari(21) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/29(日) 15:33:46.13ID:7jIKJdqI0NIKU
服を着ると私は窓を開け冬の風を浴びた。
後ろではあいつが服を着ながら下の様子を気にしている。
「聞こえなかったかな。」
あいつは小さくつぶやく。
「どーだろう。」私は伸びをしながら言う。正直、まったく気にしていなかった。しかし、よく考えると下にお姉さんと友達が居る中でとんでもないことをしたことに今更気づく。

私はシワの入ったスカートを叩いてから、あいつの方をむく。
「そろそろ帰ろっかな。」私の頬が暑く、なっている。
あいつは「うん。」と幽かに言った。

リビングに行くと守屋さんはもうおらず、お姉さんだけが居た。
「お邪魔しました。」そう言うと、
頬とシワの入ったスカートを見遣りながら
「また来てな。」と笑顔で言った。
私は恥ずかしくなり慌てて、家をあとにした。
0336hidamari(22) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/29(日) 15:35:09.72ID:7jIKJdqI0NIKU
「お邪魔しました。」そう言ったいくちゃんの頬は赤く、パリッとしたスカートはだらしなくシワがあった。いくちゃんはそれを手で簡単に直したつもりだろうが、シワは手で治るほどやわなものでは無い。
しかし...まぁ、そうか。
小さく息をしてから「また来てな」そう、告げた。いくちゃんは私の目に気づいたのか逃げるように帰った。
ドアが閉まる音を聞きながら、
弟に「あんた、いくちゃん、大切にしいや。あの子繊細なんやから。」
そう言った。
弟はぶっきらぼうにうなづいた。
私は突っ立っている弟の肩を叩きながら
「買い物行ってくるわ、」
そう言って玄関を見た。
弟は低い声で相槌をうった。
買い物に行く前ふと振り返って見た、テレビの時計は午後5時を指していた。
茜ちゃんは夜勤に間に合っただろうか。そんなことを考えた。茜ちゃんは今日夕方からシフトが入っていたのだ。
茜ちゃんはそれをすっかり忘れていた。
2階から漏れ聞こえた声と、物音を背に「そっとしておいてあげてくださいね。あの二人。」茜ちゃんがそう言って出ていったのはつい30分前。
誰も居なくなったリビングで弟がいつの間にか成長を遂げていることに微かな淋しさと安堵感を覚えてからしばらくしていくちゃんと弟が降りてきたのだった。
0337hidamari(23) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/29(日) 15:36:25.72ID:7jIKJdqI0NIKU
なんだか家に帰るのが恥ずかしい。
私はあいつの家から自分の家までの道をゆっくりと歩きながらそう思った。
家を出た今日の昼から今までの間でまったく別の人間に生まれ変わってしまったような気がする。まだ体の奥が熱く、スカートの中が濡れている。
散々拭いたはずなのに。
家に帰って、自分の部屋に入る。洋服のままで。
しかしまだ体の熱と寝た時に覚える足元の浮遊感は拭えない。
ニットのセーター越しの胸はこの前より大きくなっていた。そして背中が苦しい。
またブラを買い直さなければいけない。
ため息のあとで私はシワの入ったスカートを見た。するとそこには飛沫痕があった。
私はそれを指先で触る。
俄にベタついていた。
私は衝動的にスカートの中へ手を滑り込ませる。
中はまだ生々しく濡れ、透明な蜘蛛の糸が幾重にも指先に絡まっていた。
私は指をもっと奥まで侵入させた。
するとあいつの吐息が耳元で聞こえた気がして指先を中で動かす。
室内には液体の蠢く音が遠慮がちに聞こえ、そのあとで遅れて自分の喘ぐ声が小さく聞こえた。
軈て、さっき感じた痺れるような、感覚が訪れ、私は荒い息をしながら、光る指先をティッシュで拭って起き上がりスカートの皺を今度は丁寧に直した。
0338 ◆pZLaUoYPXc (茸)
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2018/04/29(日) 17:35:13.59ID:gc9h9W2sdNIKU
朝ドラ並みの長さになりそうでガクブル。
そして暫く刺激の強いシーンが多めかも。
0339 ◆pZLaUoYPXc (茸)
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2018/04/29(日) 17:37:27.15ID:gc9h9W2sdNIKU
まだ登場人物は増えそう。そして生々しいシーンがかなり多めかも...。どうかしら。
0340名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/29(日) 17:56:10.71ID:tiFOIAMCaNIKU
>>338
書いてるうちに愛着が湧いちゃって長編になっちゃいますよね
不思議とそういうのは妄想も次から次に出てくるから書くのも楽だし

>>339
R18指定ですねw
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