俺は40年間も整骨院を開業していた。
学生時代や修行の期間を合わせると、半世紀にもなる。
人生のほとんどが柔整だった。
死ぬまで「柔整」を語るしかないのだろう。

他の職人でも同じだろう。
陶器造りや織物などを50年もしていて、
老後だからキッパリと辞めて、忘れましたとはならない。