ペルシャ絨毯は販売数が極端に少ないので、1枚当たりに占める流通コスト
がどうしても大きくなってしまいます。特に、日本の場合は
@どの部屋にも絨毯を置く習慣のある欧米に比べると、桁違いに販売枚数が
少ない。
A流通にかかる人件費や店舗コスト、倉庫代などが著しく高い
B流通過程に関与する卸売業者などのルートが複雑
という理由から、1枚当たりで負担して頂く流通コストが著しく高くなる
という現象がおきています。
現地製造原価が50万円の絨毯でも、これに、輸送コスト、関税、在庫コスト、
販売に係るコストを加算すると日本での販売価格が300万円になるという
ようなことが当然起きます。
販売数の多い野菜でも、農家の出荷価格の数倍で市場に出回っています。
販売数の極めて少ない高級絨毯では、5〜6倍で流通するのは普通です。
それは、ボッタクリでも悪徳業者でも何でもありません。
それは、このような種類の商品では、必ず起きることです。
例えば、宝石、高級乗用車などでも同様の構造になっています。